JP2004327228A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コネクタ40の電線カバー44の背面には、ブラケット10の挿入路47が形成される。ブラケット10は挿入路47内で上下に移動可能である。挿入路47の底面にはロック突部50が、ブラケット10にはロック突部50が嵌まるロック孔11が形成される。ロック孔11の右側縁が切り立った係止縁13であり、その上部に逃がし溝12が連設される。ロック突部50の右側の領域では、切り立った係止面53を持つ係止部52が上側に、テーパ面54が下側に形成される。常にはブラケット10が挿通路47内の上側の固定位置にあり、係止面53が係止縁13に対向してロックされている。コネクタ10を持ち上げると、ブラケット10が下側の引き抜き可能位置に移動し、テーパ面54のみが係止縁13と対向して、コネクタ10の引き抜きが可能となる。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラケット取付型のコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車においてインストルメントパネルなどのモジュールをボディに組み付ける場合、組付け工数を減らすために、モジュールの組付けに伴なってモジュールに設けた可動側コネクタを、ボディ側に装着した待受側コネクタに対して嵌合させる構造が採られる。
ここで、待受側コネクタはブラケットによりボディに取り付けられる。具体的には、ボディから板状をなすブラケットが突設される一方、コネクタハウジングの外面にはレール状をなす挿入路が形成され、挿入路がブラケットに挿入されて所定位置まで差し込まれると、挿入路に設けられたロック突部がブラケットに開口されたロック孔に嵌って係止されることで、待受側コネクタが抜け止め状態に取り付けられるようになっている。
なお、この種のブラケット取付型のコネクタは、特許文献1等に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
実開平1−130282号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところでメンテナンス等においては、待受側コネクタをボディから外す必要があり、従来では、ロック突部を押してブラケットや挿入路(レール)を撓ませつつロック孔から外し、ブラケットから引き抜くようにしていた。しかしながら、ブラケットの配設位置によっては、目視できなくて手探りの作業となったり、手を入れるスペースが狭くて取り外し作業がきわめてやり難い場合があり、その改良が切望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、コネクタをブラケットから外す作業を能率良く行うところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明のコネクタは、コネクタハウジングの一面にはブラケットが挿入される挿入路が形成され、この挿入路とブラケットとの対向面には互いに係止可能なロック部が設けられたものにおいて、前記ブラケットは、前記挿入路内において前記挿入方向と交差する方向に沿って固定位置と引き抜き可能位置との間で相対的に移動可能であるとともに、前記両ロック部のいずれか一方には、ほぼ切り立った係止面の側方にテーパ面が形成されており、前記固定位置では前記一方のロック部の係止面が相手のロック部と対向し、前記引き抜き可能位置では、前記テーパ面が相手のロック部と対向する設定となっているところに特徴を有する。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記挿入路は、電線の導出通路の形成等を図るべく前記コネクタハウジングに装着されたカバーに形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記ブラケットは、前記コネクタハウジングの自重によって常には前記固定位置に移動するようになっているところに特徴を有する。
【0007】
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記ブラケットが不用意に前記引き抜き位置に移動することを規制する規制手段が設けられているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記係止面とテーパ面とが並んで形成された前記ロック部において、前記係止面の幅が、前記ブラケットが前記引き抜き位置に正規に移動して初めて相手のロック部から外れる寸法を有しているところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
ブラケットが固定位置にある間は、一方のロック部の係止面が相手のロック部と対向してコネクタハウジングがブラケットに対して抜け止めされる。コネクタハウジングを外す場合は、コネクタハウジングを持ってブラケットを相対的に引き抜き可能位置に移動させると、ロック部のテーパ面が相手のロック部と対向する。そのため、続いてコネクタハウジングを挿入方向と反対方向に引っ張ると、ブラケットや挿入路を撓み変形させつつロック部がテーパ面に沿って相手のロック部を乗り越え、コネクタハウジングがブラケットから引き抜かれる。
コネクタハウジングを引き抜き可能位置に移動させたのち引っ張るだけで、ブラケットから簡単に外すことができる。
【0009】
<請求項2の発明>
コネクタハウジングとは別体のカバーに挿入路を形成するのであるから、挿入路を形成する際の自由度が大きい。
<請求項3の発明>
コネクタハウジングの自重により自ずから固定位置に移動するようになっているから、コネクタハウジングを固定位置に移動させることに格別の注意を払う必要がない。
【0010】
<請求項4の発明>
振動等を受けた場合にも、規制手段によりブラケットが不用意に引き抜き可能位置へ移動することが規制され、したがってブラケットから外れることも防止される。
<請求項5の発明>
ブラケットが正規に引き抜き可能位置まで移動しない限りは、係止面の一部が相手のロック部と対向した状態にあり、引き抜くことができない。同様にコネクタハウジングが不用意にブラケットから外れることが防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図9によって説明する。この実施形態では待ち受け型式のコネクタを例示しており、図1に示すように、自動車のインストルメントパネルなどのモジュールに可動側コネクタ20が装着される一方、ボディ側にブラケット10を介して待受側コネクタ40が設けられ、モジュールをボディに組み付けることに伴い、可動側コネクタ20が待受側コネクタ40に嵌合されるようになっている。
なお以下では、両コネクタ20,40について、嵌合面側を前方として説明する。
【0012】
先に可動側コネクタ20について説明する。可動側コネクタ20は雄側のコネクタであって、前方に開口する角型のフード部22を有する雄ハウジング21内に、雄端子(図示せず)が後方から挿入されて収容されるとともに、雄ハウジング21の後面には電線カバー23が装着されて、後面から引き出された電線群をまとめて所定方向(下方向)に導出案内するようになっている。フード部22の開口縁には、前方に向かってテーパ状に拡がる誘導部25が形成され、後記する待受側コネクタ40の雌ハウジング41をフード部22内に嵌合する際に、雌ハウジング41の前面の外周部を当接させることでいわゆる芯出しができるようになっている。
【0013】
雄ハウジング21の外周には、方形状をなすフレーム27が前後方向の移動可能に嵌装されているとともに、雄ハウジング21の左右の側面には、一対のレバー30が軸31を中心として回動可能に支持されている。両レバー30は左右で対称姿勢をなし、それぞれの前端側には、待受側コネクタ40のフォロワピン42と係合可能なカム溝32が形成されているとともに、後端側には補助フォロワピン(図示せず)が立てられて、フレーム27に形成された補助カム溝28と係合されている。ここで、レバー30の軸31から後端の補助フォロワピンまでの距離は、同軸31からカム溝32までの最大距離よりも大きく設定されているため、雄ハウジング21がフレーム27に対して前後方向に相対移動する際には、レバー30における後端側の補助フォロワピンとフレーム27の補助カム溝28との係合により、レバー30に対して軸31を中心とした大きなモーメントが発生し、このモーメントにより、レバー30のカム溝32に係合されている待受側コネクタ40のフォロアピン42に対して、嵌合方向に沿った大きな押し引き力が付与されるようになっている。
【0014】
フレーム27は、詳しくは図示しないがモジュールの取付開口に取り付けられており、フレーム27の左右の側面に形成されたガイド溝29に、取付開口の左右の側縁が嵌められることで、フレーム27並びに雄ハウジング21は、モジュールの取付開口内において、図1の上下方向の移動可能に支持されている。
なお、雄ハウジング21、電線カバー23、フレーム27及びレバー30は、いずれも合成樹脂製である。
【0015】
待受側コネクタ40は雌側のコネクタであって、図2にも示すように、上記した雄ハウジング21のフード部22内に嵌合可能なブロック状をなす合成樹脂製の雌ハウジング41を備え、この雌ハウジング41内に、雌端子(図示せず)が後方から挿入されて収容されるようになっている。雌ハウジング41の左右の側面には、上記した可動側コネクタ20のレバー30のカム溝32と係合可能なフォロワピン42が突設されている。
雌ハウジング41の後面には、同じく合成樹脂製の電線カバー44が被着されている。電線カバー44は、左右両面に合計4本設けられた弾性係止片45を、雌ハウジング41の左右の側面に設けられた係止突部46に弾性的に嵌めることで固定され、雌ハウジング41の後面から引き出された電線群をまとめて所定方向(下方向)に導出案内するように機能する。
【0016】
この待受側コネクタ40は、ブラケット10を介してボディに対して予め取り付け可能とされている。ブラケット10は合成樹脂板製であって、例えば細長いクランク状に形成され、その基端側がボディに固定されているとともに、先端側が、図2に示すように、ボディの表面から所定寸法浮いた状態で左右方向に延出して配されている。
一方、電線カバー44の背面には、ブラケット10が挿入される挿入路47を構成する一対のガイドレール48が形成されている。このガイドレール48は、鈎形断面をなして向かい合わせの姿勢で形成されており、その一端側(背面から見て右端側)にはブラケット10の先端を突き当てるストッパ部49が形成されている。また、ガイドレール48の対応間隔、すなわち挿入路47の幅は、ブラケット10の幅よりも所定寸法大きく形成され、したがってブラケット10は、挿入路47内において挿入方向と直交した上下方向に所定寸法移動可能となっている。
【0017】
電線カバー44に設けられた挿入路47の底面上にはロック突部50が、一方ブラケット10には、ロック突部50が嵌まるロック孔11がそれぞれ形成されている。
ロック突部50は、図3及び図4にも示すように、平面方形状をなし、背面から見た左側の領域(ブラケット10の挿入方向の手前側)では、端縁から中央に向けて上り勾配となったガイド面51が全幅に形成されている。一方、右側の領域では、さらに上下2領域に分けられ、上側の領域が係止部52となって端縁に切り立った係止面53が形成されているとともに、下側の領域は、端縁から中央に向けて上り勾配となったテーパ面54となっている。
【0018】
ロック孔11は、図4に示すように、全体としては、ロック突部50の左右方向の幅の約2倍の縦幅寸法と、ロック突部50の上下方向の幅の1.5倍強の横幅寸法を有している。このロック孔11における右側縁の上端部からは、逃がし溝12が右側に延出して連設されている。この逃がし溝12の幅は、係止部52の上下方向の幅よりも若干大きく形成されている。逃がし溝12の形成に伴い、ロック孔11における残った右側縁が、切り立った面の係止縁13となる。
【0019】
そしてブラケット10が、図4に示すように、挿入路47内において上側のガイドレール48に当たった上部位置にあるときには、ロック突部50がロック孔11内の下部側に位置することで係止面53が係止縁13と対向する。これが本発明に言う固定位置である。一方、図7に示すように、ブラケット10が、挿入路47内において下側のガイドレール48に当たった下部位置にあるときには、ロック突部50がロック孔11内の上部側に位置して、係止面53が逃がし溝12側に逃げ、係止縁13にはテーパ面54のみが対向するようになっている。これが本発明に言う引き抜き可能位置である。
なお上記したように、ロック孔11の縦幅寸法が、ロック突部50の左右方向の幅の約2倍に取られてクリアランスが設けられているから、ロック突部50がロック孔11に嵌まってロックされたのちも、電線カバー44すなわち雌ハウジング41は、クリアランスの分、左右方向に移動可能となっている。
【0020】
続いて、本実施形態の作用を説明する。
待受側コネクタ40は、雌ハウジング41の後面に電線カバー44が装着されたのち、図2の矢線に示すように、電線カバー44の挿入路47がブラケット10に対して差し込まれる。ブラケット10は、ロック突部50のガイド面51に沿って乗り上げつつ挿入路47に挿入され、所定量挿入されると、ロック孔11がロック突部50の位置に達してロック孔11にロック突部50が嵌合する。このときは、雌ハウジング41並びに電線カバー44が自重により下がって、図4に示すように、ブラケット10が挿入路47内の上部位置、すなわち固定位置にあり、ロック突部50の係止面53が係止縁13に係止することで、待受側コネクタ40がブラケット10に対して抜け止め状態に取り付けられる。
【0021】
一方の可動側コネクタ20は、図示しないモジュールに取り付けられる。モジュールがボディに組み付けられると、それに伴い可動側コネクタ20が対向した待受側コネクタ40と嵌合される。このとき、待受側コネクタ40に対して可動側コネクタ20が嵌合方向と交差する方向(上下左右方向)に位置ずれしていても、誘導部25のテーパ状の内面が雌ハウジング41の前面の外周縁に当接し、嵌合の進行に伴い、誘導部25の傾斜に従って、可動側コネクタ20が上下に、また待受側コネクタ40が左右に移動しつつ、いわゆる芯出しが行われる。
【0022】
雌ハウジング41が雄ハウジング21のフード部22内に嵌合されると、図6に示すように、フォロワピン42がレバー30のカム溝32の入口に嵌入する。その後、両コネクタ20,40の間で嵌合抵抗が発生して、フレーム27が可動側コネクタ20に対して相対的に前方に移動すると、フレーム27の補助カム溝28と補助フォロワピンとの係合によってレバー30が回動し、レバー30の回動に伴うカム溝32とフォロワピン42との係合によって、可動側コネクタ20が待受側コネクタ40に向かって引き込まれ、正規に嵌合される。
【0023】
メンテナンス等で待受側コネクタ40を取り外す必要が生じた場合は、以下のようにして行う。モジュールをボディから外すと、フレーム27が可動側コネクタ20に対して相対的に後方に移動し、これに伴いレバー30が嵌合時とは逆方向に回動し、同じくカム作用によって両コネクタ20,40が引き離され、モジュールともども可動側コネクタ20が待受側コネクタ40から外され、待受側コネクタ40の前方が開放された状態となる。
【0024】
そうしたら、待受側コネクタ40を掴んで上方に移動させ、図7に示すように、ブラケット10を下部位置(引き抜き可能位置)に移動させる。ここでは、係止面53が逃がし溝12側に逃げ、係止縁13にはテーパ面54のみが対向しているから、引き続いて、待受側コネクタ40を、ブラケット10に沿って挿入方向と反対方向に摺動させると、図8及び図9に示すように、係止縁13がテーパ面54に乗り上げて、ブラケット10が撓み変形しつつロック突部50の上方を通過し、挿入路47から抜け出る。すなわち待受側コネクタ40がブラケット10から引き抜かれる。
【0025】
このように本実施形態では、待受側コネクタ40をブラケット10から外す場合に、待受側コネクタ40を引き抜き可能位置に持ち上げた後、挿入方向と反対方向に引っ張るだけで良いから、目視できない場所であったり、スペースが狭い所でも簡単に取り外すことができる。
また本実施形態では、待受側コネクタ40をブラケット10に挿入した際、その自重により自動的に固定位置に持ち来されるから、待受側コネクタ40を固定位置に移動させることに格別の注意を払う必要がない。
【0026】
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態を図10によって説明する。この第2実施形態では、挿入路47を構成する一対のガイドレール48のうちの下側のガイドレール48Uについて、その内側の隅部に、円弧状またはテーパ状の埋め部60が形成されている。
このような構造であると、振動等を受けてブラケット10が相対的に下がろうとしても、その下縁が埋め部60に当たることで引き抜き可能位置までは至らず、ロック突部50の係止面53の一部が、未だロック孔11の係止縁13に係止した状態に留め置かれ、待受側コネクタ40がブラケット10から引き抜かれることが阻止される。
埋め部60を変形させるようにしてブラケット10を引き抜き可能位置まで移動させて初めて、待受側コネクタ40をブラケット10から引き抜くことが可能となる。
【0027】
<第3実施形態>
図11は、本発明の第3実施形態を示す。この第3実施形態では、ロック突部50Aにおける係止部52A(係止面53A)の幅Xが、ロック孔11の逃がし溝12の幅Yとほぼ等しく取られている。
仮に、係止部52A(係止面53A)の幅Xが、逃がし溝12の幅Yよりも小さいと、振動等を受けて待受側コネクタ40が上昇(ブラケット10が下降)した場合に、完全に引き抜き可能位置まで達していないにも拘わらず、係止面53Aが逃がし溝12内に逃げて、待受側コネクタ40の引き抜きが許容されるおそれがある。
その点この実施形態では、待受側コネクタ40が完全に引き抜き可能位置に移動して初めて、係止面53Aの全幅が逃がし溝12側に逃げて引き抜きが可能となるから、同じく不用意に待受側コネクタ40がブラケット10から外れることが防止される。
【0028】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)ロック突部がロック孔から抜け出るように案内するテーパ面は、ロック孔の係止縁側に形成してもよい。
(2)上記実施形態とは逆に、ブラケット側にロック突部を、挿入路側にロック孔を設けてもよい。
(3)コネクタの形状によっては、ブラケットの挿入路はコネクタハウジングに直接形成してもよい。
(4)本発明はレバー式コネクタに限らず、要はブラケット取付型のコネクタ全般に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る両コネクタの嵌合前の状態を示す斜視図
【図2】待受側コネクタの分解斜視図
【図3】ロック突部の拡大斜視図
【図4】待受側コネクタが固定位置にある状態の背面図
【図5】その一部切欠側面図
【図6】両コネクタの嵌合初期状態の斜視図
【図7】待受側コネクタを引き抜き可能位置に移動した状態の背面図
【図8】待受側コネクタの引き抜き途中状態を示す背面図
【図9】その一部切欠側面図
【図10】第2実施形態に係る待受側コネクタをブラケットに取り付けた状態の側面図
【図11】第3実施形態に係る待受側コネクタをブラケットに取り付けた状態の背面図
【符号の説明】
10…ブラケット
11…ロック孔(相手のロック部)
12…逃がし溝
13…係止縁
40…待受側コネクタ
41…雌ハウジング
44…電線カバー(カバー)
47…挿入路
48,48U…ガイドレール
50,50A…ロック突部(一方のロック部)
52…係止部
53…係止面
54…テーパ面
60…埋め部(規制手段)
Claims (5)
- コネクタハウジングの一面にはブラケットが挿入される挿入路が形成され、この挿入路とブラケットとの対向面には互いに係止可能なロック部が設けられたものにおいて、
前記ブラケットは、前記挿入路内において前記挿入方向と交差する方向に沿って固定位置と引き抜き可能位置との間で相対的に移動可能であるとともに、前記両ロック部のいずれか一方には、ほぼ切り立った係止面の側方にテーパ面が形成されており、前記固定位置では前記一方のロック部の係止面が相手のロック部と対向し、前記引き抜き可能位置では、前記テーパ面が相手のロック部と対向する設定となっていることを特徴とするコネクタ。 - 前記挿入路は、電線の導出通路の形成等を図るべく前記コネクタハウジングに装着されたカバーに形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
- 前記ブラケットは、前記コネクタハウジングの自重によって常には前記固定位置に移動するようになっていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコネクタ。
- 前記ブラケットが不用意に前記引き抜き位置に移動することを規制する規制手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
- 前記係止面とテーパ面とが並んで形成された前記ロック部において、前記係止面の幅が、前記ブラケットが前記引き抜き位置に正規に移動して初めて相手のロック部から外れる寸法を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
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