JP2004326587A - データ通信装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ホームページのビジュアル的なオリジナル性を損なうことなく、また利便性を損なうことのなくリンクポイントの選択を容易にできるデータ通信装置およびそのプログラムを提供する。
【解決手段】制御部100は、モデムMODおよびネットワーク接続部101を通じて受信したホームページのデータを、画像/音声データ処理部107を制御してテレビジョン受像機TVに表示する際に、ホームページを表示したウィンドウ上に重ねて新たなウィンドウを入力補助表示として表示し、この新たなウィンドウでは上記ホームページが透過して見えるようにしつつ、上記ホームページのリンクポイントに対応づけた数字を表示する。そして、赤外線リモコンRTを通じてユーザが数字を入力したり、ポインタで選択した場合に、その数字に対応するリンクにアクセスするようにしたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】制御部100は、モデムMODおよびネットワーク接続部101を通じて受信したホームページのデータを、画像/音声データ処理部107を制御してテレビジョン受像機TVに表示する際に、ホームページを表示したウィンドウ上に重ねて新たなウィンドウを入力補助表示として表示し、この新たなウィンドウでは上記ホームページが透過して見えるようにしつつ、上記ホームページのリンクポイントに対応づけた数字を表示する。そして、赤外線リモコンRTを通じてユーザが数字を入力したり、ポインタで選択した場合に、その数字に対応するリンクにアクセスするようにしたものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばパーソナルコンピュータやセットトップボックス、家庭用ゲーム機など、インターネットなどのネットワークを通じた通信が可能なデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、従来の例えばセットトップボックスや家庭用ゲーム機などのデータ通信装置では、インターネットなどのネットワークを通じてホームページを閲覧する機能を備えており、赤外線リモコンなどによって指示を与えて操作するようになっている。
【0003】
ところが、赤外線リモコンには、アイコンポインタを移動させるための方向ボタンや操作スティックが備えられているが、ホームページ上に設けられたリンクポイント上に移動させるには慣れやコツを必要として操作性が悪かった。
【0004】
このため従来は、ホームページのHTMLファイルの一部を書き換えて、上記リンクポイントに数字やアルファベットを割り当てて表示し、これに対応するリモコン上のキーを操作することで、リンクポイントをクリックしたものと見なして動作するようにしている。
【0005】
しかしながら、上述したように、図3に示すようなホームページのHTMLファイルの一部を書き換えて、リンクポイントに数字やアルファベットを割り当てて表示するため、図7に示すように表示データの大きさが拡大して画面からはみ出し、スクロール操作が必要となったり、スクロール量が増えてしまい、利便性が低下するという問題があった(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−25114公報(第5−9頁、図1)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のデータ通信装置では、ホームページのHTMLファイルの一部を書き換えて、リンクポイントに数字やアルファベットを割り当てて表示するため、表示データの大きさが拡大して画面からはみ出し、スクロール操作が必要となったり、スクロール量が増えてしまい、利便性が低下するという問題があった。
【0008】
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、ホームページのビジュアル的なオリジナル性を損なうことなく、また利便性を損なうことのなくリンクポイントの選択を容易にできるデータ通信装置およびそのプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に係わる本発明は、ネットワークを通じて受信した情報を表示装置に表示させるデータ通信装置において、複数のキースイッチを備え、このキースイッチが操作されることによりユーザからの要求を受け付ける入力手段と、表示装置に第1のウィンドウを表示させ、この第1のウィンドウ内に、ネットワークを通じて受信した情報を表示する第1の表示制御手段と、第1のウィンドウ内に表示される情報のうち、ネットワーク上の位置情報が対応づけられたリンク情報が表示される位置を検出する位置検出手段と、第1のウィンドウ上に重ねて、この第1のウィンドウ内の表示内容が透過する第2のウィンドウを表示し、この第2のウィンドウ内には、位置検出手段が検出した位置に対応づけて、キースイッチを識別する識別情報を表示する第2の表示制御手段と、入力手段が要求を受け付けた場合に、この要求で操作されたキースイッチの識別情報に対応する第1のウィンドウ内のリンク情報に基づいて、ネットワークを通じて情報を受信する通信手段とを具備して構成するようにした。
【0010】
また、請求項5に係わる本発明は、ネットワークを通じて受信した情報を表示装置に表示させるデータ通信装置のプログラムであって、複数のキースイッチが選択的に操作されることによりユーザからの要求を受け付ける入力手段と、表示装置に第1のウィンドウを表示させ、この第1のウィンドウ内に、ネットワークを通じて受信した情報を表示する第1の表示制御手段と、第1のウィンドウ内に表示される情報のうち、ネットワーク上の位置情報が対応づけられたリンク情報が表示される位置を検出する位置検出手段と、第1のウィンドウ上に重ねて、この第1のウィンドウ内の表示内容が透過する第2のウィンドウを表示し、この第2のウィンドウ内には、位置検出手段が検出した位置に対応づけて、キースイッチを識別する識別情報を表示する第2の表示制御手段と、入力手段が要求を受け付けた場合に、この要求で操作されたキースイッチの識別情報に対応する第1のウィンドウ内のリンク情報に基づいて、ネットワークを通じて情報を受信する通信手段としてデータ通信装置を機能させるように構成した。
【0011】
上記構成のデータ通信装置およびプログラムでは、第1のウィンドウ内にネットワークを通じて受信した情報を表示するとともに、この第1のウィンドウ上に重ねて、第1のウィンドウ内の表示内容が透過する第2のウィンドウを表示し、この第2のウィンドウ内には、第1のウィンドウ内のリンク情報に対応づけてキースイッチを識別する識別情報を表示し、入力手段が要求を受け付けた場合に、この要求で操作されたキースイッチの識別情報に対応する第1のウィンドウ内のリンク情報に基づいて、ネットワークを通じて情報を受信するようにしている。
【0012】
したがって、上記構成のデータ通信装置によれば、第1のウィンドウに重ねて、リンク選択のガイドを行う第2のウィンドウを表示するようにしているので、例えばホームページなどの情報を第1のウィンドウに表示した場合に、そのビジュアル的なオリジナル性を損なうことなく、またスクロール量を増大させるなどの利便性を損なうことのなくリンクポイントの選択を容易に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
この発明に係わるデータ通信装置は、図1に示すように、制御部100、ネットワーク接続部101、赤外線受光部102、ROM103、ハードディスク104、フラッシュメモリ105、RAM106、画像/音声データ処理部107、ビデオ信号生成部108を備える。
【0014】
ネットワーク接続部101は、モデムMODを介してインターネットやイントラネットなどのネットワークNWを通じて、このネットワークを通じて通信可能なサーバ装置(図示しない)とデータ通信を行うものであって、後述する制御部100によって制御される。
【0015】
赤外線受光部102は、ユーザが操作する赤外線リモートコントローラ(以下、赤外線リモコンと略称する)RTから発せられる赤外線信号を受信し、ユーザからの指示や要求を受け付けて、これを制御部100に通知するものである。 なお、上記赤外線リモコンRTは、英数字が割り当てられた複数のキースイッチや、方向を指示するための方向キーなどを備える。
【0016】
ROM103は、制御部100の制御プログラム、ブラウザなどのアプリケーションソフトウェアや制御データを記憶する。
ハードディスク104は、アプリケーションソフトウェアや種々の情報を記憶するのに用いられる。
【0017】
フラッシュメモリ105は、主として、制御部100によって収集された情報を記憶するのに用いられる。
RAM106は、制御部100がデータ処理に用いる作業領域として用いられる。
【0018】
画像/音声データ処理部107は、制御部100から与えられる表示データや画像データ(静止画像・動画像)、音声データ、音楽データをデコードして画像信号および音声信号を生成し、上記画像信号をビデオ信号生成部108に出力するとともに、上記音声信号をスピーカSPより拡声出力する。
【0019】
ビデオ信号生成部108は、画像/音声データ処理部107から入力される画像信号に基づいてビデオ信号を生成し、テレビジョン受像機TVに出力してこれに画像を映示する。
【0020】
制御部100は、当該データ通信装置の各部を統括して制御するものであって、ROM103やハードディスク104に記録されるプログラムにしたがって、ネットワークNWを通じてデータ通信する制御機能や、この機能により受信した種々のデータファイルを再生したり、ホームページを閲覧する再生制御機能、時刻を計時するクロック機能などを備える他、新たな制御機能として、透過式の入力補助表示を行う制御機能を備える。
【0021】
次に、上記構成のデータ通信装置の動作について説明する。なお、以下の説明では、この発明にかかわるホームページデータの閲覧制御について説明する。この制御は、制御部100により、図2に示すフローチャートにしたがってなされる。
【0022】
電源が投入され、ホームページを閲覧するためのアプリケーションソフトウェアを起動すると、このソフトウェアのプログラムがROM103あるいはハードディスク104からRAM106に読み出されて実行される。
【0023】
まず、ステップ2aにおいて制御部100は、ユーザからの要求に応じて、初期設定を行う。ここでは、赤外線リモコンRTを操作するユーザから、入力補助表示を行うか否かなどが指定され、これを受け付けると、ステップ2bに移行する。
【0024】
ステップ2bにおいて制御部100は、ネットワーク接続部101およびモデムMODを制御して、ネットワークNWを通じてサーバ装置(図示しない)と通信し、赤外線受光部102を通じて赤外線リモコンRTを操作するユーザから指定されたURL(Uniform Resource Locator)のホームページのデータの読み込みを開始する。そして、読み込んだホームページデータは、RAM106に保存し、画像/音声データ処理部107およびビデオ信号生成部108を制御して、テレビジョン受像機TVにホームページの表示を開始し、ステップ2cに移行する。なお、この時、テレビジョン受像機TVの画面上において、ブラウザの表示領域Bに表示されるホームページの一例を図3に示す。
【0025】
ステップ2cにおいて制御部100は、ステップ2bで開始したホームページデータの読み込みとその表示が共に完了したか否かを判定する。ここで、ホームページデータの読み込みとその表示が共に完了した場合には、ステップ2dに移行し、一方、完了していない場合にはステップ2cで完了の監視を継続する。なお、ここでいう完了とは、すべてのホームページのデータを読み込んだ場合だけでなく、ユーザから読み込みの中止指示があった場合、その時点で読み込んだデータの表示か完了した場合も含むものとする。
【0026】
ステップ2dにおいて制御部100は、ステップ2aにて入力補助表示を行う設定がなされているかを判定するとともに、赤外線受光部102の受信状況を監視し、赤外線リモコンRTを操作するユーザから入力補助表示を行う指示が生じたか否かを判定する。ここで、ステップ2aにて入力補助表示を行う設定がなされているか、あるいは上記指示が生じた場合には、ステップ2hに移行し、一方、上記設定もなされず上記指示もない場合には、ステップ2eに移行する。
【0027】
ステップ2eにおいて制御部100は、赤外線受光部102の受信状況を監視し、赤外線リモコンRTを操作するユーザから、表示中のホームページデータをスクロールさせる要求がなされたか否かを判定する。ここで、スクロールさせる要求がなされた場合には、ステップ2fに移行し、一方、上記要求がなされない場合には、ステップ2gに移行する。
【0028】
ステップ2fにおいて制御部100は、赤外線リモコンRTを操作するユーザからのスクロール要求に応じて、必要なホームページデータをRAM106から読み込む。そして、この読み込んだホームページデータに基づいて、画像/音声データ処理部107およびビデオ信号生成部108を制御して、スクロールさせたホームページをテレビジョン受像機TVに表示させ、ステップ2gに移行する。
【0029】
ステップ2gにおいて制御部100は、赤外線受光部102にて受光した赤外線信号を監視し、赤外線リモコンRTを操作するユーザからリンク先への移動の要求が生じたか否かを判定する。ここで、リンク先への移動要求が発生した場合には、ステップ2bに移行し、上記リンクポイントに対応づけられたURL情報に基づいて、対応するサーバ装置にアクセスして、ホームページのデータなどの読み込みを開始する。一方、上記要求がなされない場合には、ステップ2dに移行する。なお、ここでの移動要求は、従来と同様の操作によりなされ、アイコンポインタをリンクポイントに一致させてこれを選択するボタン操作がなされることで、リンク先への移動の要求がなされる。
【0030】
一方、ステップ2hにおいて制御部100は、RAM106に読み込んだホームページデータを解析して、リンクポイントを検出してその表示位置を解析し、ステップ2iに移行する。
ステップ2iにおいて制御部100は、ステップ2hで解析したリンクポイントの位置情報に基づいて、入力補助表示を行うためのHTML(Hyper Text Markup Language)データを作成し、ステップ2jに移行する。この入力補助表示では、ステップ2bでRAM106に読み込んだホームページデータのリンクポイントの位置に対応するように、リンクポイントに割り当てた数字を配列して表示するものであって、この数字部分以外は透過した表示である。例えば図3に示すようなホームページに対しては、図4に示すような入力補助表示を行うHTMLデータを作成する。またこの数字には、表示上で重なるリンクポイントのURLを対応づけて設定しており、リンクポイントとして機能する。
【0031】
ステップ2jにおいて制御部100は、ステップ2bでRAM106に読み込んだホームページデータのうち、現在テレビジョン受像機TVに表示させている領域を検出した後、画像/音声データ処理部107およびビデオ信号生成部108を制御して、テレビジョン受像機TVに、ステップ2bで表示を開始したホームページのウィンドウ上に重ねて、別のウィンドウを新たに表示し、このウィンドウをアクティブにする。そしてこのウィンドウに、上記検出した領域に対応する部分の入力補助表示を行い、ステップ2kに移行する。この入力補助表示は、上記数字部分以外は透明であるため、下のウィンドウが透過して見えることになる。図5は、図3に示すウィンドウ上に図4に示すウィンドウを重ねて表示した場合を例示するものである。
【0032】
ステップ2kにおいて制御部100は、赤外線受光部102にて受光した赤外線信号を監視し、赤外線リモコンRTを操作するユーザから、入力補助表示を終了する要求が生じたか否かを判定する。ここで、入力補助表示を終了する要求が発生した場合には、ステップ2lに移行し、一方、上記要求がなされない場合には、ステップ2mに移行する。
ステップ2lにおいて制御部100は、画像/音声データ処理部107およびビデオ信号生成部108を制御して、テレビジョン受像機TVに表示している入力補助表示を終了し、ステップ2oに移行する。
【0033】
ステップ2mにおいて制御部100は、赤外線受光部102の受信状況を監視し、赤外線リモコンRTを操作するユーザから、表示中のホームページデータをスクロールさせる要求がなされたか否かを判定する。ここで、スクロールさせる要求がなされた場合には、ステップ2nに移行し、一方、上記要求がなされない場合には、ステップ2oに移行する。
【0034】
ステップ2nにおいて制御部100は、赤外線リモコンRTを操作するユーザからのスクロール要求に応じて、必要なホームページデータをRAM106から読み込む。そして、この読み込んだホームページデータに基づいて、画像/音声データ処理部107およびビデオ信号生成部108を制御して、スクロールさせたホームページをテレビジョン受像機TVに表示させ、ステップ2oに移行する。
【0035】
ステップ2oにおいて制御部100は、赤外線受光部102にて受光した赤外線信号を監視し、赤外線リモコンRTを操作するユーザからリンク先への移動の要求が生じたか否かを判定する。ここで、リンク先への移動要求が発生した場合には、ステップ2bに移行し、上記リンクポイントに対応づけられたURL情報に基づいて、対応するサーバ装置にアクセスして、ホームページのデータなどの読み込みを開始する。一方、上記要求がなされない場合には、ステップ2kに移行する。
【0036】
なお、ここでの移動要求は、アイコンポインタをリンクポイント上に一致させてこれを選択するボタン操作がなされる場合と、リンクポイントに割り当てられた赤外線リモコンRTのキースイッチが操作される場合とがある。
【0037】
赤外線リモコンRTのキースイッチが操作される場合には、制御部100は、赤外線受光部102にて受光した赤外線信号に基づいて、画像/音声データ処理部107を制御し、図6に示すようなウィンドウWを重ねて表示し、このウィンドウW上に、入力された英数字を順次表示する。そして、その後、赤外線リモコンRTに設けられた「確定」を示すキースイッチが押下されると、入力された英数字を受け付け、ウィンドウWを消去する。
【0038】
以上のように、上記構成のデータ通信装置では、ホームページを表示したウィンドウ上に重ねて新たなウィンドウを入力補助表示として表示し、この新たなウィンドウでは上記ホームページが透過して見えるようにしつつ、上記ホームページのリンクポイントに対応づけた数字を表示する。そして、赤外線リモコンRTを通じてユーザが数字を入力したり、ポインタで選択すると、その数字に対応するリンクにアクセスするようにしている。
したがって、上記構成のデータ通信装置によれば、ホームページのビジュアル的なオリジナル性を損なうことなく、また表示データの大きさが拡大して画面からはみ出したり、スクロール量が増えたりすることなく、リンクポイントにこれを選択するための数字を割り当てることができるので、利便性を損なうことなくリンクポイントの選択を容易できる。
【0039】
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明では、第1のウィンドウ内にネットワークを通じて受信した情報を表示するとともに、この第1のウィンドウ上に重ねて、第1のウィンドウ内の表示内容が透過する第2のウィンドウを表示し、この第2のウィンドウ内には、第1のウィンドウ内のリンク情報に対応づけてキースイッチを識別する識別情報を表示し、入力手段が要求を受け付けた場合に、この要求で操作されたキースイッチの識別情報に対応する第1のウィンドウ内のリンク情報に基づいて、ネットワークを通じて情報を受信するようにしている。
【0041】
したがって、この発明によれば、第1のウィンドウに重ねて、リンク選択のガイドを行う第2のウィンドウを表示するようにしているので、例えばホームページなどの情報を第1のウィンドウに表示した場合に、そのビジュアル的なオリジナル性を損なうことなく、またスクロール量を増大させるなどの利便性を損なうことのなくリンクポイントの選択を容易に行うことが可能なデータ通信装置およびプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるデータ通信装置の一実施の形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示したデータ通信装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図3】図1に示したデータ通信装置がネットワークより受信したホームページデータに基づいて表示を行った場合に表示例。
【図4】図1に示したデータ通信装置が図2に示した処理により表示する入力補助表示の一例を示す図。
【図5】図1に示したデータ通信装置が図2に示した処理により、図3に示した表示上に図4に示した表示を重ねて表示した様子を示す図。
【図6】ユーザが赤外線リモコンを通じて入力した英数字をガイド表示した一例を示す図。
【図7】従来のデータ通信装置によるホームページの表示例を示す図。
【符号の説明】
100…制御部、101…ネットワーク接続部、102…赤外線受光部、103…ROM、104…ハードディスク、105…フラッシュメモリ、106…RAM、107…画像/音声データ処理部、108…ビデオ信号生成部、赤外線リモートコントローラ、MOD…モデム、NW…ネットワーク、TV…テレビジョン受像機、SP…スピーカ。
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばパーソナルコンピュータやセットトップボックス、家庭用ゲーム機など、インターネットなどのネットワークを通じた通信が可能なデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、従来の例えばセットトップボックスや家庭用ゲーム機などのデータ通信装置では、インターネットなどのネットワークを通じてホームページを閲覧する機能を備えており、赤外線リモコンなどによって指示を与えて操作するようになっている。
【0003】
ところが、赤外線リモコンには、アイコンポインタを移動させるための方向ボタンや操作スティックが備えられているが、ホームページ上に設けられたリンクポイント上に移動させるには慣れやコツを必要として操作性が悪かった。
【0004】
このため従来は、ホームページのHTMLファイルの一部を書き換えて、上記リンクポイントに数字やアルファベットを割り当てて表示し、これに対応するリモコン上のキーを操作することで、リンクポイントをクリックしたものと見なして動作するようにしている。
【0005】
しかしながら、上述したように、図3に示すようなホームページのHTMLファイルの一部を書き換えて、リンクポイントに数字やアルファベットを割り当てて表示するため、図7に示すように表示データの大きさが拡大して画面からはみ出し、スクロール操作が必要となったり、スクロール量が増えてしまい、利便性が低下するという問題があった(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平11−25114公報(第5−9頁、図1)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のデータ通信装置では、ホームページのHTMLファイルの一部を書き換えて、リンクポイントに数字やアルファベットを割り当てて表示するため、表示データの大きさが拡大して画面からはみ出し、スクロール操作が必要となったり、スクロール量が増えてしまい、利便性が低下するという問題があった。
【0008】
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、ホームページのビジュアル的なオリジナル性を損なうことなく、また利便性を損なうことのなくリンクポイントの選択を容易にできるデータ通信装置およびそのプログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に係わる本発明は、ネットワークを通じて受信した情報を表示装置に表示させるデータ通信装置において、複数のキースイッチを備え、このキースイッチが操作されることによりユーザからの要求を受け付ける入力手段と、表示装置に第1のウィンドウを表示させ、この第1のウィンドウ内に、ネットワークを通じて受信した情報を表示する第1の表示制御手段と、第1のウィンドウ内に表示される情報のうち、ネットワーク上の位置情報が対応づけられたリンク情報が表示される位置を検出する位置検出手段と、第1のウィンドウ上に重ねて、この第1のウィンドウ内の表示内容が透過する第2のウィンドウを表示し、この第2のウィンドウ内には、位置検出手段が検出した位置に対応づけて、キースイッチを識別する識別情報を表示する第2の表示制御手段と、入力手段が要求を受け付けた場合に、この要求で操作されたキースイッチの識別情報に対応する第1のウィンドウ内のリンク情報に基づいて、ネットワークを通じて情報を受信する通信手段とを具備して構成するようにした。
【0010】
また、請求項5に係わる本発明は、ネットワークを通じて受信した情報を表示装置に表示させるデータ通信装置のプログラムであって、複数のキースイッチが選択的に操作されることによりユーザからの要求を受け付ける入力手段と、表示装置に第1のウィンドウを表示させ、この第1のウィンドウ内に、ネットワークを通じて受信した情報を表示する第1の表示制御手段と、第1のウィンドウ内に表示される情報のうち、ネットワーク上の位置情報が対応づけられたリンク情報が表示される位置を検出する位置検出手段と、第1のウィンドウ上に重ねて、この第1のウィンドウ内の表示内容が透過する第2のウィンドウを表示し、この第2のウィンドウ内には、位置検出手段が検出した位置に対応づけて、キースイッチを識別する識別情報を表示する第2の表示制御手段と、入力手段が要求を受け付けた場合に、この要求で操作されたキースイッチの識別情報に対応する第1のウィンドウ内のリンク情報に基づいて、ネットワークを通じて情報を受信する通信手段としてデータ通信装置を機能させるように構成した。
【0011】
上記構成のデータ通信装置およびプログラムでは、第1のウィンドウ内にネットワークを通じて受信した情報を表示するとともに、この第1のウィンドウ上に重ねて、第1のウィンドウ内の表示内容が透過する第2のウィンドウを表示し、この第2のウィンドウ内には、第1のウィンドウ内のリンク情報に対応づけてキースイッチを識別する識別情報を表示し、入力手段が要求を受け付けた場合に、この要求で操作されたキースイッチの識別情報に対応する第1のウィンドウ内のリンク情報に基づいて、ネットワークを通じて情報を受信するようにしている。
【0012】
したがって、上記構成のデータ通信装置によれば、第1のウィンドウに重ねて、リンク選択のガイドを行う第2のウィンドウを表示するようにしているので、例えばホームページなどの情報を第1のウィンドウに表示した場合に、そのビジュアル的なオリジナル性を損なうことなく、またスクロール量を増大させるなどの利便性を損なうことのなくリンクポイントの選択を容易に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。
この発明に係わるデータ通信装置は、図1に示すように、制御部100、ネットワーク接続部101、赤外線受光部102、ROM103、ハードディスク104、フラッシュメモリ105、RAM106、画像/音声データ処理部107、ビデオ信号生成部108を備える。
【0014】
ネットワーク接続部101は、モデムMODを介してインターネットやイントラネットなどのネットワークNWを通じて、このネットワークを通じて通信可能なサーバ装置(図示しない)とデータ通信を行うものであって、後述する制御部100によって制御される。
【0015】
赤外線受光部102は、ユーザが操作する赤外線リモートコントローラ(以下、赤外線リモコンと略称する)RTから発せられる赤外線信号を受信し、ユーザからの指示や要求を受け付けて、これを制御部100に通知するものである。 なお、上記赤外線リモコンRTは、英数字が割り当てられた複数のキースイッチや、方向を指示するための方向キーなどを備える。
【0016】
ROM103は、制御部100の制御プログラム、ブラウザなどのアプリケーションソフトウェアや制御データを記憶する。
ハードディスク104は、アプリケーションソフトウェアや種々の情報を記憶するのに用いられる。
【0017】
フラッシュメモリ105は、主として、制御部100によって収集された情報を記憶するのに用いられる。
RAM106は、制御部100がデータ処理に用いる作業領域として用いられる。
【0018】
画像/音声データ処理部107は、制御部100から与えられる表示データや画像データ(静止画像・動画像)、音声データ、音楽データをデコードして画像信号および音声信号を生成し、上記画像信号をビデオ信号生成部108に出力するとともに、上記音声信号をスピーカSPより拡声出力する。
【0019】
ビデオ信号生成部108は、画像/音声データ処理部107から入力される画像信号に基づいてビデオ信号を生成し、テレビジョン受像機TVに出力してこれに画像を映示する。
【0020】
制御部100は、当該データ通信装置の各部を統括して制御するものであって、ROM103やハードディスク104に記録されるプログラムにしたがって、ネットワークNWを通じてデータ通信する制御機能や、この機能により受信した種々のデータファイルを再生したり、ホームページを閲覧する再生制御機能、時刻を計時するクロック機能などを備える他、新たな制御機能として、透過式の入力補助表示を行う制御機能を備える。
【0021】
次に、上記構成のデータ通信装置の動作について説明する。なお、以下の説明では、この発明にかかわるホームページデータの閲覧制御について説明する。この制御は、制御部100により、図2に示すフローチャートにしたがってなされる。
【0022】
電源が投入され、ホームページを閲覧するためのアプリケーションソフトウェアを起動すると、このソフトウェアのプログラムがROM103あるいはハードディスク104からRAM106に読み出されて実行される。
【0023】
まず、ステップ2aにおいて制御部100は、ユーザからの要求に応じて、初期設定を行う。ここでは、赤外線リモコンRTを操作するユーザから、入力補助表示を行うか否かなどが指定され、これを受け付けると、ステップ2bに移行する。
【0024】
ステップ2bにおいて制御部100は、ネットワーク接続部101およびモデムMODを制御して、ネットワークNWを通じてサーバ装置(図示しない)と通信し、赤外線受光部102を通じて赤外線リモコンRTを操作するユーザから指定されたURL(Uniform Resource Locator)のホームページのデータの読み込みを開始する。そして、読み込んだホームページデータは、RAM106に保存し、画像/音声データ処理部107およびビデオ信号生成部108を制御して、テレビジョン受像機TVにホームページの表示を開始し、ステップ2cに移行する。なお、この時、テレビジョン受像機TVの画面上において、ブラウザの表示領域Bに表示されるホームページの一例を図3に示す。
【0025】
ステップ2cにおいて制御部100は、ステップ2bで開始したホームページデータの読み込みとその表示が共に完了したか否かを判定する。ここで、ホームページデータの読み込みとその表示が共に完了した場合には、ステップ2dに移行し、一方、完了していない場合にはステップ2cで完了の監視を継続する。なお、ここでいう完了とは、すべてのホームページのデータを読み込んだ場合だけでなく、ユーザから読み込みの中止指示があった場合、その時点で読み込んだデータの表示か完了した場合も含むものとする。
【0026】
ステップ2dにおいて制御部100は、ステップ2aにて入力補助表示を行う設定がなされているかを判定するとともに、赤外線受光部102の受信状況を監視し、赤外線リモコンRTを操作するユーザから入力補助表示を行う指示が生じたか否かを判定する。ここで、ステップ2aにて入力補助表示を行う設定がなされているか、あるいは上記指示が生じた場合には、ステップ2hに移行し、一方、上記設定もなされず上記指示もない場合には、ステップ2eに移行する。
【0027】
ステップ2eにおいて制御部100は、赤外線受光部102の受信状況を監視し、赤外線リモコンRTを操作するユーザから、表示中のホームページデータをスクロールさせる要求がなされたか否かを判定する。ここで、スクロールさせる要求がなされた場合には、ステップ2fに移行し、一方、上記要求がなされない場合には、ステップ2gに移行する。
【0028】
ステップ2fにおいて制御部100は、赤外線リモコンRTを操作するユーザからのスクロール要求に応じて、必要なホームページデータをRAM106から読み込む。そして、この読み込んだホームページデータに基づいて、画像/音声データ処理部107およびビデオ信号生成部108を制御して、スクロールさせたホームページをテレビジョン受像機TVに表示させ、ステップ2gに移行する。
【0029】
ステップ2gにおいて制御部100は、赤外線受光部102にて受光した赤外線信号を監視し、赤外線リモコンRTを操作するユーザからリンク先への移動の要求が生じたか否かを判定する。ここで、リンク先への移動要求が発生した場合には、ステップ2bに移行し、上記リンクポイントに対応づけられたURL情報に基づいて、対応するサーバ装置にアクセスして、ホームページのデータなどの読み込みを開始する。一方、上記要求がなされない場合には、ステップ2dに移行する。なお、ここでの移動要求は、従来と同様の操作によりなされ、アイコンポインタをリンクポイントに一致させてこれを選択するボタン操作がなされることで、リンク先への移動の要求がなされる。
【0030】
一方、ステップ2hにおいて制御部100は、RAM106に読み込んだホームページデータを解析して、リンクポイントを検出してその表示位置を解析し、ステップ2iに移行する。
ステップ2iにおいて制御部100は、ステップ2hで解析したリンクポイントの位置情報に基づいて、入力補助表示を行うためのHTML(Hyper Text Markup Language)データを作成し、ステップ2jに移行する。この入力補助表示では、ステップ2bでRAM106に読み込んだホームページデータのリンクポイントの位置に対応するように、リンクポイントに割り当てた数字を配列して表示するものであって、この数字部分以外は透過した表示である。例えば図3に示すようなホームページに対しては、図4に示すような入力補助表示を行うHTMLデータを作成する。またこの数字には、表示上で重なるリンクポイントのURLを対応づけて設定しており、リンクポイントとして機能する。
【0031】
ステップ2jにおいて制御部100は、ステップ2bでRAM106に読み込んだホームページデータのうち、現在テレビジョン受像機TVに表示させている領域を検出した後、画像/音声データ処理部107およびビデオ信号生成部108を制御して、テレビジョン受像機TVに、ステップ2bで表示を開始したホームページのウィンドウ上に重ねて、別のウィンドウを新たに表示し、このウィンドウをアクティブにする。そしてこのウィンドウに、上記検出した領域に対応する部分の入力補助表示を行い、ステップ2kに移行する。この入力補助表示は、上記数字部分以外は透明であるため、下のウィンドウが透過して見えることになる。図5は、図3に示すウィンドウ上に図4に示すウィンドウを重ねて表示した場合を例示するものである。
【0032】
ステップ2kにおいて制御部100は、赤外線受光部102にて受光した赤外線信号を監視し、赤外線リモコンRTを操作するユーザから、入力補助表示を終了する要求が生じたか否かを判定する。ここで、入力補助表示を終了する要求が発生した場合には、ステップ2lに移行し、一方、上記要求がなされない場合には、ステップ2mに移行する。
ステップ2lにおいて制御部100は、画像/音声データ処理部107およびビデオ信号生成部108を制御して、テレビジョン受像機TVに表示している入力補助表示を終了し、ステップ2oに移行する。
【0033】
ステップ2mにおいて制御部100は、赤外線受光部102の受信状況を監視し、赤外線リモコンRTを操作するユーザから、表示中のホームページデータをスクロールさせる要求がなされたか否かを判定する。ここで、スクロールさせる要求がなされた場合には、ステップ2nに移行し、一方、上記要求がなされない場合には、ステップ2oに移行する。
【0034】
ステップ2nにおいて制御部100は、赤外線リモコンRTを操作するユーザからのスクロール要求に応じて、必要なホームページデータをRAM106から読み込む。そして、この読み込んだホームページデータに基づいて、画像/音声データ処理部107およびビデオ信号生成部108を制御して、スクロールさせたホームページをテレビジョン受像機TVに表示させ、ステップ2oに移行する。
【0035】
ステップ2oにおいて制御部100は、赤外線受光部102にて受光した赤外線信号を監視し、赤外線リモコンRTを操作するユーザからリンク先への移動の要求が生じたか否かを判定する。ここで、リンク先への移動要求が発生した場合には、ステップ2bに移行し、上記リンクポイントに対応づけられたURL情報に基づいて、対応するサーバ装置にアクセスして、ホームページのデータなどの読み込みを開始する。一方、上記要求がなされない場合には、ステップ2kに移行する。
【0036】
なお、ここでの移動要求は、アイコンポインタをリンクポイント上に一致させてこれを選択するボタン操作がなされる場合と、リンクポイントに割り当てられた赤外線リモコンRTのキースイッチが操作される場合とがある。
【0037】
赤外線リモコンRTのキースイッチが操作される場合には、制御部100は、赤外線受光部102にて受光した赤外線信号に基づいて、画像/音声データ処理部107を制御し、図6に示すようなウィンドウWを重ねて表示し、このウィンドウW上に、入力された英数字を順次表示する。そして、その後、赤外線リモコンRTに設けられた「確定」を示すキースイッチが押下されると、入力された英数字を受け付け、ウィンドウWを消去する。
【0038】
以上のように、上記構成のデータ通信装置では、ホームページを表示したウィンドウ上に重ねて新たなウィンドウを入力補助表示として表示し、この新たなウィンドウでは上記ホームページが透過して見えるようにしつつ、上記ホームページのリンクポイントに対応づけた数字を表示する。そして、赤外線リモコンRTを通じてユーザが数字を入力したり、ポインタで選択すると、その数字に対応するリンクにアクセスするようにしている。
したがって、上記構成のデータ通信装置によれば、ホームページのビジュアル的なオリジナル性を損なうことなく、また表示データの大きさが拡大して画面からはみ出したり、スクロール量が増えたりすることなく、リンクポイントにこれを選択するための数字を割り当てることができるので、利便性を損なうことなくリンクポイントの選択を容易できる。
【0039】
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明では、第1のウィンドウ内にネットワークを通じて受信した情報を表示するとともに、この第1のウィンドウ上に重ねて、第1のウィンドウ内の表示内容が透過する第2のウィンドウを表示し、この第2のウィンドウ内には、第1のウィンドウ内のリンク情報に対応づけてキースイッチを識別する識別情報を表示し、入力手段が要求を受け付けた場合に、この要求で操作されたキースイッチの識別情報に対応する第1のウィンドウ内のリンク情報に基づいて、ネットワークを通じて情報を受信するようにしている。
【0041】
したがって、この発明によれば、第1のウィンドウに重ねて、リンク選択のガイドを行う第2のウィンドウを表示するようにしているので、例えばホームページなどの情報を第1のウィンドウに表示した場合に、そのビジュアル的なオリジナル性を損なうことなく、またスクロール量を増大させるなどの利便性を損なうことのなくリンクポイントの選択を容易に行うことが可能なデータ通信装置およびプログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるデータ通信装置の一実施の形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示したデータ通信装置の動作を説明するためのフローチャート。
【図3】図1に示したデータ通信装置がネットワークより受信したホームページデータに基づいて表示を行った場合に表示例。
【図4】図1に示したデータ通信装置が図2に示した処理により表示する入力補助表示の一例を示す図。
【図5】図1に示したデータ通信装置が図2に示した処理により、図3に示した表示上に図4に示した表示を重ねて表示した様子を示す図。
【図6】ユーザが赤外線リモコンを通じて入力した英数字をガイド表示した一例を示す図。
【図7】従来のデータ通信装置によるホームページの表示例を示す図。
【符号の説明】
100…制御部、101…ネットワーク接続部、102…赤外線受光部、103…ROM、104…ハードディスク、105…フラッシュメモリ、106…RAM、107…画像/音声データ処理部、108…ビデオ信号生成部、赤外線リモートコントローラ、MOD…モデム、NW…ネットワーク、TV…テレビジョン受像機、SP…スピーカ。
Claims (8)
- ネットワークを通じて受信した情報を表示装置に表示させるデータ通信装置において、
複数のキースイッチを備え、このキースイッチが操作されることによりユーザからの要求を受け付ける入力手段と、
前記表示装置に第1のウィンドウを表示させ、この第1のウィンドウ内に、ネットワークを通じて受信した情報を表示する第1の表示制御手段と、
前記第1のウィンドウ内に表示される情報のうち、ネットワーク上の位置情報が対応づけられたリンク情報が表示される位置を検出する位置検出手段と、
前記第1のウィンドウ上に重ねて、この第1のウィンドウ内の表示内容が透過する第2のウィンドウを表示し、この第2のウィンドウ内には、前記位置検出手段が検出した位置に対応づけて、前記キースイッチを識別する識別情報を表示する第2の表示制御手段と、
前記入力手段が要求を受け付けた場合に、この要求で操作されたキースイッチの識別情報に対応する前記第1のウィンドウ内のリンク情報に基づいて、前記ネットワークを通じて情報を受信する通信手段とを具備したことを特徴とするデータ通信装置。 - さらに、前記第2のウィンドウ内に表示するキースイッチの識別情報に、前記第1のウィンドウ内の対応するリンク情報を設定するリンク設定手段を備え、
前記通信手段は、前記入力手段が要求を受け付けた場合に、この要求で操作されたキースイッチの識別情報に、前記リンク設定手段が設定したリンク情報に基づいて、前記ネットワークを通じて情報を受信することを特徴とする請求項1に記載のデータ通信装置。 - 前記第2の表示制御手段は、前記入力手段を通じたユーザからの要求に応じて、前記第1のウィンドウ上に重ねて、この第1のウィンドウ内の表示内容が透過する第2のウィンドウを表示し、この第2のウィンドウ内には、前記位置検出手段が検出した位置に基づく位置に、前記キースイッチを識別する識別情報を表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデータ通信装置。
- 前記第2の表示制御手段は、前記入力手段を通じたユーザからの要求に応じて、前記第2のウィンドウを選択的に表示あるいは非表示することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のデータ通信装置。
- ネットワークを通じて受信した情報を表示装置に表示させるデータ通信装置のプログラムであって、
複数のキースイッチが選択的に操作されることによりユーザからの要求を受け付ける入力手段と、
前記表示装置に第1のウィンドウを表示させ、この第1のウィンドウ内に、ネットワークを通じて受信した情報を表示する第1の表示制御手段と、
前記第1のウィンドウ内に表示される情報のうち、ネットワーク上の位置情報が対応づけられたリンク情報が表示される位置を検出する位置検出手段と、
前記第1のウィンドウ上に重ねて、この第1のウィンドウ内の表示内容が透過する第2のウィンドウを表示し、この第2のウィンドウ内には、前記位置検出手段が検出した位置に対応づけて、前記キースイッチを識別する識別情報を表示する第2の表示制御手段と、
前記入力手段が要求を受け付けた場合に、この要求で操作されたキースイッチの識別情報に対応する前記第1のウィンドウ内のリンク情報に基づいて、前記ネットワークを通じて情報を受信する通信手段として前記データ通信装置を機能させるためのプログラム。 - さらに、前記第2のウィンドウ内に表示するキースイッチの識別情報に、前記第1のウィンドウ内の対応するリンク情報を設定するリンク設定手段を備え、
前記通信手段は、前記入力手段が要求を受け付けた場合に、この要求で操作されたキースイッチの識別情報に、前記リンク設定手段が設定したリンク情報に基づいて、前記ネットワークを通じて情報を受信することを特徴とする請求項5に記載のプログラム。 - 前記第2の表示制御手段は、前記入力手段を通じたユーザからの要求に応じて、前記第1のウィンドウ上に重ねて、この第1のウィンドウ内の表示内容が透過する第2のウィンドウを表示し、この第2のウィンドウ内には、前記位置検出手段が検出した位置に基づく位置に、前記キースイッチを識別する識別情報を表示することを特徴とする請求項5または請求項6に記載のプログラム。
- 前記第2の表示制御手段は、前記入力手段を通じたユーザからの要求に応じて、前記第2のウィンドウを選択的に表示あるいは非表示することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載のプログラム。
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-
2003
- 2003-04-25 JP JP2003122394A patent/JP2004326587A/ja active Pending
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