JP2004325679A - 接触帯電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高価な電位センサや格別の電源を用いることなく、電位ならし部材による表面電位の均一化が可能な接触帯電装置を提供する。
【解決手段】感光体ドラム1表面に接触して配置され且つ電源5により所定の電位が印加される接触帯電部材2と、ドラム1の移動方向に対して帯電部材2の下流側に、該ドラム1に接触して配置された電位ならし部材3とからなり、電位ならし部材3は、可変抵抗7を介して接地されている。
【選択図】 図1
【解決手段】感光体ドラム1表面に接触して配置され且つ電源5により所定の電位が印加される接触帯電部材2と、ドラム1の移動方向に対して帯電部材2の下流側に、該ドラム1に接触して配置された電位ならし部材3とからなり、電位ならし部材3は、可変抵抗7を介して接地されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、レーザプリンターなどの電子写真による画像形成装置に使用される感光体表面の接触帯電装置に関するものであり、より詳細には、感光体表面の電位が均一となるような電位ならし部材を備えた接触帯電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レーザプリンターなどに代表される電子写真法による画像形成装置においては、感光体を所定極性に一様に主帯電し、所定の画像情報に基づいての光照射により画像露光して静電潜像を形成し、この静電潜像を、磁気ブラシ現像法等の現像方法によって現像し、感光体表面に帯電トナー像を形成する。このようにして感光体表面に形成された帯電トナー像を、静電力を利用して転写紙に転写し、トナー像が転写した転写紙は、定着装置に導入され、熱、圧力により、トナー像を転写紙表面に定着することにより、画像形成が行われる。一方、転写終了後においては、感光体表面に残存するトナーがクリーニング装置によってクリーニングされ、さらに必要により除電が行われ、これにより、画像形成行程の1サイクルが完了し、次の画像形成が行われる。
【0003】
上記のような画像形成装置において、感光体表面の主帯電は、一般に、コロトロンやスコロトロンなどによるコロナ放電を利用しているが、コロナ放電によると、環境に悪影響を与えるオゾン等の放電生成物が発生するという問題がある。このため、オゾン等の放電生成物のほとんどない接触帯電装置が注目されている。
【0004】
接触帯電装置は、高電位に保持された帯電部材を感光体表面に接触させることにより感光体表面を所定の電位に帯電させるものであるが、オゾン等の放電生成物の発生がほとんどないという反面、帯電部材と感光体表面の接触状態が帯電に影響を与えるという欠点がある。即ち、帯電部材や感光体表面の摩耗、或いはこれらの表面粗さによって両者の接触状態が不均一となると、感光体表面の電位にムラ(帯電ムラ)が生じ、画像に縦筋が現れたり、更には画像ムラやカブリなどが発生することもある。
【0005】
このような接触帯電装置における帯電ムラを解消するために種々の手段が提案されており、例えば帯電部材による接触帯電後に、電位ならし部材を感光体表面に接触させるという接触帯電装置が提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−108067号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載されている接触帯電装置では、電位ならし部材には電源が接続されて電圧が印加され、電位センサにより接触帯電後の表面電位を測定し、測定電位に応じて電位ならし部材に印加する電圧調整を行うようになっているため、格別の電源や高価な電位センサが必要であり、コストが高くなったり、構造が複雑になる等の点で、改善の余地がある。
【0008】
従って、本発明の目的は、高価な電位センサや格別の電源を用いることなく、電位ならし部材による表面電位の均一化が可能な接触帯電装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、感光体表面に接触して配置され且つ所定の電位が印加される接触帯電部材と、感光体の移動方向に対して接触帯電部材の下流側に、該感光体に接触して配置された電位ならし部材とからなり、該電位ならし部材は、可変抵抗を介して接地されていることを特徴とする接触帯電装置が提供される。
【0010】
即ち、本発明の接触帯電装置は、電位ならし部材が可変抵抗を介して接地されているため、この可変抵抗値による抵抗調整により、容易に且つ簡単に感光体の表面電位の均一化を行うことができ、電位ならし部材に格別の電源を接続したり或いは電位の均一化のために高価な電位センサを用いる必要もない。
【0011】
本発明においては、
1.前記接触帯電部材による接触帯電によって感光体に流れ込む電流を検知する電流検知手段と、該電流検知手段により測定された測定電流に応じて前記可変抵抗を変化させる制御手段とを備え、接触帯電による感光体への流れ込み電流が一定となるように、前記可変抵抗が調整されること、
が好適である。
【0012】
【発明の実施形態】
本発明を、以下、添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。
本発明の接触帯電装置の概略構造を示す図1において、この接触帯電装置は、回転する感光体ドラム1に接触するように配置された帯電部材2と、帯電部材2と感光体ドラム1との接触部位に対して感光体ドラム1の回転方向下流側に配置され且つ該ドラム1と接触している電位ならし部材3とから構成されている。
【0013】
上記の帯電部材2は、直流電源5を介して接地されており、この直流電源5により帯電部材2に所定極性の高電圧を印加し、このような高電圧が印加された帯電部材2を回転する感光体ドラム1に接触させることにより、感光体ドラム1が帯電されるようになっている。
【0014】
一方、本発明において、電位ならし部材3は、可変抵抗7を介して設置されており、かかる電位ならし部材3を帯電部材2による接触帯電後に感光体ドラム1に接触させることにより、該ドラム1表面が適度に除電され(ならし除電)、その電位の均一化が行われるというものである。
【0015】
上記の帯電部材2及び電位ならし部材3は、何れも導電性のものであり、例えば金属ローラ、芯金上に導電性のゴム乃至スポンジ層或いは樹脂層が形成された弾性ローラ、或いは導電性のローラ上に導電性ブラシが植毛された導電性ブラシローラなどが使用されるが、一般的には、感光体ドラムに均一に密着し且つ十分な接触幅を確保し、さらには感光体ドラム1表面の感光層を傷めないという点で、導電性の弾性ローラが好適に使用され、これらを回転させながら回転する感光体ドラム1表面に接触させることにより、帯電及びならし除電が行われる。
【0016】
上記の電位ならし部材2による電位の均一化を図2及び図3に基づいて説明する。
【0017】
電位ならし部材2を使用せずに、帯電部材1のみで感光体ドラム1を接触帯電させる場合には、直流電源5によって所定の設定表面電位が得られるような電圧を帯電部材2に印加して接触帯電が行われる。この場合には、感光体ドラム1の表面電位は、図2に示すようなものとなる。即ち、その表面電位は、かなり不均一となっており、設定表面電位よりもかなり高い部分やかなり低い部分が混在しており、例えば反転現像においては、設定表面電位よりも低い部分ではカブリなどが発生し、高い部分では出力画像に白抜けなどが発生してしまう。
【0018】
しかるに電位ならし部材3を用いて接触帯電を行う場合には、図3(a)に示されているように、設定表面電位よりも高い電位に帯電されるように、直流電源5によって電圧を帯電部材2に印加して接触帯電が行われる。このときの感光体ドラム1の表面電位は、図2と同様、不均一となっているが、全体として、その電位は定表面電位よりも高い。この状態で、帯電された感光体ドラム1の表面が電位ならし部材3に接触すると、ならし除電によって、図3(b)に示すように、電位が設定表面電位まで降下して均一化されることとなる。
【0019】
即ち、本発明では、電位ならし部材3が可変抵抗7を介して接地されているため、この可変抵抗7の抵抗値の調整によって、容易に設定表面電位で電位の均一化を行うことができる。例えば、可変抵抗7の抵抗値が大きければ、ならし部材3によるならし除電での電位降下は小さく、可変抵抗の抵抗値が小さければ、ならし部材3によるならし除電での電位降下は大きくなる。従って、本発明では、帯電部材2に直流電源5によって印加する電圧調整によらず、可変抵抗7の抵抗値の増減によって容易に感光体ドラム1表面の電位を調整することができる。
【0020】
また、感光体ドラム1の表面電位は、流れ込み電流に依存するため、この流れ込み電流が一定となるように、可変抵抗7の抵抗値を調整することにより、常に一定の表面電位が確保されるように感光体ドラム1表面の接触帯電を行うことが可能となる。
【0021】
例えば、図1に示されているように、感光体ドラム1に電流計10及び帰還制御部12を接続し、電流計10によって測定された電流値に応じて、帰還制御部12からの可変抵抗7に増減信号が発せられ、一定の流れ込み電流が確保されるようにすることにより、感光体ドラム1の表面を一定の電位に均一に保持することが可能となる。
【0022】
一例として、流れ込み電流が15μAとなるように設定した場合には、電流計10による測定電流が15μAを越えたときには、帰還制御部12からの帰還信号により可変抵抗7の抵抗値を減少させ、電流計10による測定電流が15μAよりも低い場合には、帰還制御部12からの帰還信号により可変抵抗7の抵抗値を増大させればよい。
【0023】
【発明の効果】
このように、本発明の接触帯電装置によれば、電位ならし部材を可変抵抗を介して設置することによって、格別の電源を用いることなく、可変抵抗の抵抗値の増減によって、容易に感光体表面の電位を一定のレベルに均一化することができ、その構造も極めて簡単なものである。
また、感光体への流れ込み電流を可変抵抗の調整により、電位センサのような高価な部品を用いることなく、感光体の表面電位を一定のレベルに保持することができ、コストの点で有利であるばかりか、感光体ドラム1の周囲に電位センサの設置スペースを設けることが不要であるため、装置の大型化を回避することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接触帯電装置の概略構造を示す図。
【図2】電位ならし部材を用いずに接触帯電を行ったときの感光体表面電位の状態を示す図。
【図3】電位ならし部材を用いて接触帯電を行ったときの感光体表面電位の状態を示す図であり、(a)は接触帯電直後の表面電位の状態を示し、(b)は、接触帯電後に電位ならし部材によるならし除電を行ったときの表面電位の状態を示す。
【符号の説明】
1:感光体ドラム
2:帯電部材
3:電位ならし部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、レーザプリンターなどの電子写真による画像形成装置に使用される感光体表面の接触帯電装置に関するものであり、より詳細には、感光体表面の電位が均一となるような電位ならし部材を備えた接触帯電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レーザプリンターなどに代表される電子写真法による画像形成装置においては、感光体を所定極性に一様に主帯電し、所定の画像情報に基づいての光照射により画像露光して静電潜像を形成し、この静電潜像を、磁気ブラシ現像法等の現像方法によって現像し、感光体表面に帯電トナー像を形成する。このようにして感光体表面に形成された帯電トナー像を、静電力を利用して転写紙に転写し、トナー像が転写した転写紙は、定着装置に導入され、熱、圧力により、トナー像を転写紙表面に定着することにより、画像形成が行われる。一方、転写終了後においては、感光体表面に残存するトナーがクリーニング装置によってクリーニングされ、さらに必要により除電が行われ、これにより、画像形成行程の1サイクルが完了し、次の画像形成が行われる。
【0003】
上記のような画像形成装置において、感光体表面の主帯電は、一般に、コロトロンやスコロトロンなどによるコロナ放電を利用しているが、コロナ放電によると、環境に悪影響を与えるオゾン等の放電生成物が発生するという問題がある。このため、オゾン等の放電生成物のほとんどない接触帯電装置が注目されている。
【0004】
接触帯電装置は、高電位に保持された帯電部材を感光体表面に接触させることにより感光体表面を所定の電位に帯電させるものであるが、オゾン等の放電生成物の発生がほとんどないという反面、帯電部材と感光体表面の接触状態が帯電に影響を与えるという欠点がある。即ち、帯電部材や感光体表面の摩耗、或いはこれらの表面粗さによって両者の接触状態が不均一となると、感光体表面の電位にムラ(帯電ムラ)が生じ、画像に縦筋が現れたり、更には画像ムラやカブリなどが発生することもある。
【0005】
このような接触帯電装置における帯電ムラを解消するために種々の手段が提案されており、例えば帯電部材による接触帯電後に、電位ならし部材を感光体表面に接触させるという接触帯電装置が提案されている(特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−108067号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載されている接触帯電装置では、電位ならし部材には電源が接続されて電圧が印加され、電位センサにより接触帯電後の表面電位を測定し、測定電位に応じて電位ならし部材に印加する電圧調整を行うようになっているため、格別の電源や高価な電位センサが必要であり、コストが高くなったり、構造が複雑になる等の点で、改善の余地がある。
【0008】
従って、本発明の目的は、高価な電位センサや格別の電源を用いることなく、電位ならし部材による表面電位の均一化が可能な接触帯電装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、感光体表面に接触して配置され且つ所定の電位が印加される接触帯電部材と、感光体の移動方向に対して接触帯電部材の下流側に、該感光体に接触して配置された電位ならし部材とからなり、該電位ならし部材は、可変抵抗を介して接地されていることを特徴とする接触帯電装置が提供される。
【0010】
即ち、本発明の接触帯電装置は、電位ならし部材が可変抵抗を介して接地されているため、この可変抵抗値による抵抗調整により、容易に且つ簡単に感光体の表面電位の均一化を行うことができ、電位ならし部材に格別の電源を接続したり或いは電位の均一化のために高価な電位センサを用いる必要もない。
【0011】
本発明においては、
1.前記接触帯電部材による接触帯電によって感光体に流れ込む電流を検知する電流検知手段と、該電流検知手段により測定された測定電流に応じて前記可変抵抗を変化させる制御手段とを備え、接触帯電による感光体への流れ込み電流が一定となるように、前記可変抵抗が調整されること、
が好適である。
【0012】
【発明の実施形態】
本発明を、以下、添付図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。
本発明の接触帯電装置の概略構造を示す図1において、この接触帯電装置は、回転する感光体ドラム1に接触するように配置された帯電部材2と、帯電部材2と感光体ドラム1との接触部位に対して感光体ドラム1の回転方向下流側に配置され且つ該ドラム1と接触している電位ならし部材3とから構成されている。
【0013】
上記の帯電部材2は、直流電源5を介して接地されており、この直流電源5により帯電部材2に所定極性の高電圧を印加し、このような高電圧が印加された帯電部材2を回転する感光体ドラム1に接触させることにより、感光体ドラム1が帯電されるようになっている。
【0014】
一方、本発明において、電位ならし部材3は、可変抵抗7を介して設置されており、かかる電位ならし部材3を帯電部材2による接触帯電後に感光体ドラム1に接触させることにより、該ドラム1表面が適度に除電され(ならし除電)、その電位の均一化が行われるというものである。
【0015】
上記の帯電部材2及び電位ならし部材3は、何れも導電性のものであり、例えば金属ローラ、芯金上に導電性のゴム乃至スポンジ層或いは樹脂層が形成された弾性ローラ、或いは導電性のローラ上に導電性ブラシが植毛された導電性ブラシローラなどが使用されるが、一般的には、感光体ドラムに均一に密着し且つ十分な接触幅を確保し、さらには感光体ドラム1表面の感光層を傷めないという点で、導電性の弾性ローラが好適に使用され、これらを回転させながら回転する感光体ドラム1表面に接触させることにより、帯電及びならし除電が行われる。
【0016】
上記の電位ならし部材2による電位の均一化を図2及び図3に基づいて説明する。
【0017】
電位ならし部材2を使用せずに、帯電部材1のみで感光体ドラム1を接触帯電させる場合には、直流電源5によって所定の設定表面電位が得られるような電圧を帯電部材2に印加して接触帯電が行われる。この場合には、感光体ドラム1の表面電位は、図2に示すようなものとなる。即ち、その表面電位は、かなり不均一となっており、設定表面電位よりもかなり高い部分やかなり低い部分が混在しており、例えば反転現像においては、設定表面電位よりも低い部分ではカブリなどが発生し、高い部分では出力画像に白抜けなどが発生してしまう。
【0018】
しかるに電位ならし部材3を用いて接触帯電を行う場合には、図3(a)に示されているように、設定表面電位よりも高い電位に帯電されるように、直流電源5によって電圧を帯電部材2に印加して接触帯電が行われる。このときの感光体ドラム1の表面電位は、図2と同様、不均一となっているが、全体として、その電位は定表面電位よりも高い。この状態で、帯電された感光体ドラム1の表面が電位ならし部材3に接触すると、ならし除電によって、図3(b)に示すように、電位が設定表面電位まで降下して均一化されることとなる。
【0019】
即ち、本発明では、電位ならし部材3が可変抵抗7を介して接地されているため、この可変抵抗7の抵抗値の調整によって、容易に設定表面電位で電位の均一化を行うことができる。例えば、可変抵抗7の抵抗値が大きければ、ならし部材3によるならし除電での電位降下は小さく、可変抵抗の抵抗値が小さければ、ならし部材3によるならし除電での電位降下は大きくなる。従って、本発明では、帯電部材2に直流電源5によって印加する電圧調整によらず、可変抵抗7の抵抗値の増減によって容易に感光体ドラム1表面の電位を調整することができる。
【0020】
また、感光体ドラム1の表面電位は、流れ込み電流に依存するため、この流れ込み電流が一定となるように、可変抵抗7の抵抗値を調整することにより、常に一定の表面電位が確保されるように感光体ドラム1表面の接触帯電を行うことが可能となる。
【0021】
例えば、図1に示されているように、感光体ドラム1に電流計10及び帰還制御部12を接続し、電流計10によって測定された電流値に応じて、帰還制御部12からの可変抵抗7に増減信号が発せられ、一定の流れ込み電流が確保されるようにすることにより、感光体ドラム1の表面を一定の電位に均一に保持することが可能となる。
【0022】
一例として、流れ込み電流が15μAとなるように設定した場合には、電流計10による測定電流が15μAを越えたときには、帰還制御部12からの帰還信号により可変抵抗7の抵抗値を減少させ、電流計10による測定電流が15μAよりも低い場合には、帰還制御部12からの帰還信号により可変抵抗7の抵抗値を増大させればよい。
【0023】
【発明の効果】
このように、本発明の接触帯電装置によれば、電位ならし部材を可変抵抗を介して設置することによって、格別の電源を用いることなく、可変抵抗の抵抗値の増減によって、容易に感光体表面の電位を一定のレベルに均一化することができ、その構造も極めて簡単なものである。
また、感光体への流れ込み電流を可変抵抗の調整により、電位センサのような高価な部品を用いることなく、感光体の表面電位を一定のレベルに保持することができ、コストの点で有利であるばかりか、感光体ドラム1の周囲に電位センサの設置スペースを設けることが不要であるため、装置の大型化を回避することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接触帯電装置の概略構造を示す図。
【図2】電位ならし部材を用いずに接触帯電を行ったときの感光体表面電位の状態を示す図。
【図3】電位ならし部材を用いて接触帯電を行ったときの感光体表面電位の状態を示す図であり、(a)は接触帯電直後の表面電位の状態を示し、(b)は、接触帯電後に電位ならし部材によるならし除電を行ったときの表面電位の状態を示す。
【符号の説明】
1:感光体ドラム
2:帯電部材
3:電位ならし部材
Claims (2)
- 感光体表面に接触して配置され且つ所定の電位が印加される接触帯電部材と、感光体の移動方向に対して接触帯電部材の下流側に、該感光体に接触して配置された電位ならし部材とからなり、該電位ならし部材は、可変抵抗を介して接地されていることを特徴とする接触帯電装置。
- 前記接触帯電部材による接触帯電によって感光体に流れ込む電流を検知する電流検知手段と、該電流検知手段により測定された測定電流に応じて前記可変抵抗を変化させる制御手段とを備え、接触帯電による感光体への流れ込み電流が一定となるように、前記可変抵抗が調整される請求項1に記載の接触帯電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003118906A JP2004325679A (ja) | 2003-04-23 | 2003-04-23 | 接触帯電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003118906A JP2004325679A (ja) | 2003-04-23 | 2003-04-23 | 接触帯電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004325679A true JP2004325679A (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=33498314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003118906A Withdrawn JP2004325679A (ja) | 2003-04-23 | 2003-04-23 | 接触帯電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004325679A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007114418A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-05-10 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
-
2003
- 2003-04-23 JP JP2003118906A patent/JP2004325679A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007114418A (ja) * | 2005-10-19 | 2007-05-10 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060704 |