JP2004325199A - 表示板 - Google Patents

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【課題】明るくて、真白な地を持った表示板を得る。
【解決手段】基板11の上面に、金属薄膜層12、白色蛍光塗膜層13、白色塗膜層14を積層して表示板10Aを形成する。白色塗膜層14の黄色味を帯びた色が、白色蛍光塗膜層13の蛍光剤が発光する青紫を帯びた色と混ざり合って真白な色が現れる。また、蛍光剤の発光で明るくなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は表示板に関するもので、特に、白色の地をなす表示板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、時計用表示板において、白色の地をなす表示板が非常に多く使われる。白色の地の上に、金属的な指標を設けたり、各種の模様や装飾を施したり、などして使用している。表示板に白色の地を使うのは、表示板自体が明るく見えて、更に、その上に設けた指標や模様、装飾などが非常に引き立って、鮮明に見えることによる。また、時計用表示板に限らず各種計器類の表示板や各種の銘板などにも白色の地をなす表示板が非常に多く使われている。そして、鮮明な表示を得ることは表示板全体に共通して望むことである。以下、時計用表示板を例にとって説明するが、他の表示板にも同じように適用できるものである。
【0003】
時計用表示板を白色の地に仕立てるのに、従来は図6に示す構成を取っていた。図6は白色の地を示す従来の時計用表示板の要部断面図を示している。金属基板51に銀メッキなどを施して金属メッキ層52を形成し、その上にメラミン白塗装を施して白色塗膜54を形成して、地が白色となる表示板50を形成していた。また、場合によっては、白色塗膜54の上にクリア塗膜を設けることも行われていた。金属メッキとしては銀メッキやロジウムメッキなどが選択されていた。銀メッキやロジウムメッキを施すのは白色系の色調を持っており、反射率が高いと云う理由によるものである。また、メラミン白塗装は、メラミン樹脂に酸化チタン(TiO )を主成分とした白色顔料を混ぜ合わせた塗料又はインクで塗装方法や印刷方法で形成するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
時計用の表示板は、白色表示板が大変好まれて非常に多く使用されている。その理由は上述した通りであるが、そのような状況下の中で、従来のメラミン白塗装は多少黄色味を帯びた色調をなしており、満足できる白さではなかった。また、明るさも不足して、高級品には不満足な白さとなっていた。時計用の表示板にとって、雪のように真白で、尚かつ明るさを持った白色文字板を作ることが非常に大きな課題となっていた。特に、光の透過性を要求されるソーラ時計用表示板には、真白で、明るさを持った白色文字板が強く要望されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題に鑑みて成されたもので、その目的とするところは、真白で、明るさを持った白色文字板を得ることにある。そして、この目的を達成する手段として、本発明の請求項1に記載の表示板は、基板の上面に、金属薄膜層、白色塗膜層、白色蛍光塗膜層を積層したことを特徴とするものである。
【0006】
また、本発明の請求項2に記載の表示板は、基板の上面に、金属薄膜層、白色塗膜層、白色蛍光塗膜層、クリヤー層を積層したことを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明の請求項3に記載の表示板は、基板の上面に、金属薄膜層、白色蛍光塗膜層、白色塗膜層を積層したことを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明の請求項4に記載の表示板は、基板の上面に、金属薄膜層、白色蛍光塗膜層、白色塗膜層、クリヤー層を積層したことを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明の請求項5に記載の表示板は、基板の上面に、金属薄膜層、白色顔料と白色蛍光剤の混ざり合った混合塗膜層、クリヤー層を積層したことを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明の請求項6に記載の表示板は、基板の下面に、白色蛍光塗膜層、白色塗膜層を積層したことを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明の請求項7に記載の表示板は、基板の下面に、白色塗膜層、白色蛍光塗膜層を積層したことを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明の請求項8に記載の表示板は、白色塗膜層が透過率が30〜90%であることを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明の請求項9に記載の表示板は、クリヤー層、又は白色塗膜層、又は白色蛍光塗膜層の少なくとも1種に紫外線吸収剤が分散していることを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明の請求項10に記載の表示板は、請求項1から請求項7のいずれかの表示板であって、該表示板の上面に、金属薄膜層、白色塗膜層、白色蛍光塗膜層、クリヤー層、白色顔料と白色蛍光剤の混ざり合った混合塗膜層の中の少なくとも1種を積層したことを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図をもって本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る表示板の要部断面図、図2は本発明の第2実施形態に係る表示板の要部断面図、図3は本発明の第3実施形態に係る表示板の要部断面図、図4は本発明の第4実施形態に係る表示板の要部断面図、図5は本発明の第5実施形態に係る表示板の要部断面図を示している。
【0016】
図1は本発明の第1実施形態に係る表示板を示している。本発明の表示板10Aは、基板11と、基板11の上面側に設けた金属薄膜層12と、白色蛍光塗膜層13と、白色塗膜層14とが順次積層した構成を取っている。基板11は金属板からなるもので、時計用表示板ではアルミ板、真鍮板、洋白板などが多く用いられるが、他の金属板でも良い。金属薄膜層12は光の反射率が高い金属の薄膜である。この金属薄膜層12は光反射を主目的にして設けるものであるが、他に基板11の防蝕役目も果たしている。従って、反射率の高い金属膜が用いられるが、湿式メッキや乾式メッキなどで形成した銀メッキ膜やロジウムメッキ膜などは最適に利用できる。この金属薄膜層12の膜厚は0.2〜2μm位に形成する。白色蛍光塗膜層13は白色蛍光剤が分散した塗膜の層である。白色蛍光剤には白色の蛍光染料が使われ、この白色蛍光染料を透明なエポキシ樹脂やアクリル樹脂などの樹脂に混ぜ合わせて塗料化、またはインク化し、塗装方法や印刷方法で形成する。この白色蛍光塗膜層13の膜厚は5〜20μm位に形成する。白色塗膜層14は白色顔料が分散した塗膜の層である。白色顔料を樹脂に混ぜ合わせて塗料化、またはインク化し、塗装方法や印刷方法で形成する。この白色塗膜層14は、従来例で述べた白色塗膜54と同じで、透明なメラミン樹脂に酸化チタン(TiO)を主成分とした白色顔料を混ぜ合わせた塗料またはインクで塗装方法または印刷方法で形成する。
【0017】
上記の白色塗膜層14と白色蛍光塗膜層13は光の透過性を有している。白色塗膜層14は光透過率が30〜90%の範囲に設定している。
【0018】
メラミン樹脂に酸化チタン(TiO)を主成分とした白色顔料を混ぜ合わせた白色塗膜は光が当たると黄色味を帯びた色調を呈する。また、白色蛍光剤を混ぜ合わせた白色蛍光塗膜に光が当たると青紫色を帯びた色調が現れる。白色塗膜と白色蛍光塗膜を積層して光を当てると白色の色調が現れてくる。これは、黄色と青紫色が補色関係にあるからと思われる。即ち、黄色と青紫色が混ざり合って白色が現れる。
【0019】
白色塗膜層14の透過率が90%を越えると、その下に設けてある白色蛍光塗膜層13が発する青紫色を帯びた色が強く現れてきて、純白さが欠けてくる。逆に、透過率が30%より少ないと、黄色味の色調が強く現れてきて、これも純白さにかけてくる。白色塗膜層14の光透過率が30〜90%の範囲が純白で真白い色が現れる範囲である。
【0020】
上記の構成を取る表示板10Aは、上面側から入射した光は、一部は白色塗膜層14から反射して外に放射され、一部は透過して白色蛍光塗膜層13に入射する。更に、白色蛍光塗膜層13に入射した光は、一部は白色蛍光塗膜層13から反射して白色塗膜層14を透過して外に放射され、一部は白色蛍光塗膜層13を透過して金属薄膜層12によって反射されて、再び白色蛍光塗膜層13と白色塗膜層14を透過して外に放射される。このとき、白色塗膜層14からの黄色味を帯びた光と白色蛍光塗膜層13からの青紫色を帯びた光が混ざり合って、真白な白色が現れてくる。
【0021】
また、白色蛍光塗膜層13の蛍光剤が明るく光を発するので、表示板全体が明るくなる。このように、上記の構成を取る表示板10Aは、明るくて真白な表示板となる。
【0022】
次に、図2に示すものは、本発明の第2実施形態に係る表示板を示している。この表示板10Bは、基板11と、基板11の上面側に設けた金属薄膜層12と、白色塗膜層14と、白色蛍光塗膜層23とが順次積層した構成を取っている。ここでの基板11、金属薄膜層12、白色塗膜層14は、図1で示した第1実施形態の表示板10Aのものと同じ仕様のものを使っている。
【0023】
上記の白色蛍光塗膜層23は、白色蛍光染料の外に紫外線吸収剤が分散した塗膜の層である。蛍光染料は紫外線によって劣化を起こす。この劣化防止のために紫外線吸収剤を混ぜ合わせる。紫外線吸収剤としては、2−(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、などが好適に選択できる。この紫外線吸収剤は、樹脂100重量部に対して0.5〜10重量部混ぜ合わせれば十分な紫外線効果を生む。
【0024】
また、この白色蛍光塗膜層23は光の透過性を有していて、白色塗膜層14と同じ位の透過率を持っている。
【0025】
上記の構成を取る表示板10Bは、上面側から入射した光は、一部は白色蛍光塗膜層23から反射して外に放射され、一部は透過して白色塗膜層14に入射する。更に、白色塗膜層14に入射した光は、一部は白色塗膜層14から反射して白色蛍光塗膜層23を透過して外に放射され、一部は白色塗膜層14を透過して金属薄膜層12によって反射されて、再び白色塗膜層14と白色蛍光塗膜層23を透過して外に放射される。このとき、白色蛍光塗膜層23からの青紫色を帯びた光と白色塗膜層14からの黄色味を帯びた光とが混ざり合って、真白な白色が現れてくる。
【0026】
また、白色蛍光塗膜層23の蛍光剤が明るく光を発するので、表示板全体が明るくなる。このように、上記の構成を取る表示板は、明るくて真白な表示板となる。また、表側に出た白色蛍光塗膜層23は紫外線に曝されるが、紫外線吸収剤によって蛍光剤が保護され、耐光性が継続的に維持される。
【0027】
次に、図3に示すものは、本発明の第3実施形態に係る表示板を示している。この表示板10Cは、基板11と、基板11の上面側に設けた金属薄膜層12と、白色塗膜層14と、白色蛍光塗膜層13と、クリヤー層15とが順次積層した構成を取っている。ここでの基板11、金属薄膜層12、白色塗膜層14、白色蛍光塗膜層13は、図1で示した第1実施形態の表示板10Aのものと同じ仕様のものを使っている。
【0028】
クリヤー層15は、透明なウレタン樹脂やアクリル樹脂などに紫外線吸収剤を混ぜ合わせて形成した透明な塗膜層である。紫外線吸収剤は前述した紫外線吸収剤が使われる。また、このクリヤー層15は、その表面は研磨によって平滑で光沢のある面に仕上げられている。光沢面になっていると表示板が非常に綺麗に見える。
【0029】
上記の構成を取る表示板10Cは、前述した第2実施形態の表示板10Bと同様に、明るくて真白な表示板となる。また、クリヤー層15に入れた紫外線吸収剤によって蛍光剤の劣化が防止されて耐光性の強い表示板となる。更にまた、光沢面を持った綺麗な表示板となる。
【0030】
尚、上記の表示板10Cは、基板11の上面に金属薄膜層12、白色塗膜層14、白色蛍光塗膜層13、クリヤー層15を順次積層した構成のものであるが、図1で示した第1実施形態の表示板10Aで説明したと同じように、基板11の上面に金属薄膜層12、白色蛍光塗膜層13、白色塗膜層14、クリヤー層15を順次積層した構成の表示板としても同じ効果を得ることができる。
【0031】
次に、図4に示すものは、本発明の第4実施形態に係る表示板を示している。この表示板10Dは、基板11と、基板11の上面側に設けた金属薄膜層12と、白色顔料と白色蛍光剤を混ざり合った混合塗膜層16と、クリヤー層15とが順次積層した構成を取っている。ここでの基板11、金属薄膜層12、クリヤー層15は、前述した第3実施形態のものと全く同じ仕様のものを使っている。
【0032】
上記の混合塗膜層16は、白色顔料と白色蛍光剤を樹脂に混ぜ合わせて塗料化又はインク化して、塗装方法または印刷方法で形成した塗膜層である。白色顔料は前述したものと同じで、酸化チタンを主成分としたものである。また、白色蛍光剤は白色蛍光染料を用いている。この白色顔料と白色蛍光染料を透明なエポキシ樹脂やアクリル樹脂などに混ぜ合わせて塗料化、或いはインク化して混合塗膜層16を形成する。
【0033】
上記の構成を取る表示板10Dでは、上面側から入射した光は、一部は混合塗膜層16から反射して外に放射され、一部は透過して金属薄膜層12によって反射されて、再び混合塗膜層16を透過して外に放射される。このとき、混合塗膜層16からの光は青紫色を帯びた光と黄色味を帯びた光との混ざり合った状態で放射されるので真白な白色が現れてくる。また、入射した光によって蛍光剤が発光するので明るくなる。従って、明るくて、真白な表示板が得られる。
【0034】
また、クリヤー層15に入れた紫外線吸収剤によって、混合塗膜層16の蛍光剤の劣化が防止されて耐光性の強い表示板となる。更にまた、光沢面を持った綺麗な表示板となる。
【0035】
次に、図5に示すものは、本発明の第5実施形態に係る表示板を示している。この表示板10Eは、基板11と、基板11の下面側に設けた白色蛍光塗膜層13と、白色塗膜層14とを積層した構成を取っている。ここでの白色蛍光塗膜層13と白色塗膜層14は前述した第1実施形態のものと全く同じ仕様のものを使っている。
【0036】
上記の基板11は、透明なポリカーボネイトからなるプラスチック板を用いていて、上面には凹凸のある装飾模様を設けている。また、白色蛍光塗膜層13及び白色塗膜層14も光透過性を有していて、表示板10E全体として20〜45%位の光透過率を持っている。この表示板10Eはソーラ時計用表示板として形成したものである。
【0037】
上記構成の表示板10Eも、白色蛍光塗膜層13と白色塗膜層14を設けているために、明るくて、真白な表示板が得られる。
【0038】
尚、上記構成の白色蛍光塗膜層13の中に紫外線吸収剤を分散させることも可能である。また、基板11の上面に紫外線吸収剤を分散させたクリヤー塗膜層を形成することも可能である。このようにすれば、白色蛍光塗膜層13の蛍光剤の劣化防止を施すことができる。
【0039】
また、上記表示板10Eは、基板11の下面に白色蛍光塗膜層13、白色塗膜層14とを順次積層した構成を取っているが、基板11の下面に白色塗膜層14、白色蛍光塗膜層13とを順次積層した構成を取った表示板であっても同じ効果を得る。
【0040】
また、上記構成の表示板10Eの最下面に、即ち、白色塗膜層14の下面に金属薄膜層を設けてソーラ時計用表示板にすることも可能である。この場合の金属薄膜層は透過性を有するもので、表示板全体として少なくとも20%の透過率を有していればソーラ時計用表示板として充分使用可能となる。金属薄膜層は、真空蒸着法によって白色塗膜層14の下面に所要の透過率が得られる銀蒸着膜を形成することによって形成することができる。銀蒸着膜は白色系を示していて金属感も現れることから、より白さも増して金属感の現れたソーラ時計用表示板が得られる。と同時に、ソーラセルの有する独特の濃紫色が見えなくなると云う効果も得られる。
【0041】
前述した第1実施形態〜第4実施形態の表示板10A〜10Dは、基板11に金属板を使用し、この金属板11の上面に反射率の高い金属薄膜層12を設けた構成のものになっている。この基板11は、金属板に代えて透明なプラスチック板やガラス板を使用することも可能である。表示板全体に透過性が必要ない場合には、プラスチック板やガラス板の上に銀蒸着などを厚く施して、金属薄膜層12にすることができる。このような構成を取っても同じ効果を得る。
【0042】
また、表示板全体に透過性を持たせて、ソーラ時計やエレクトロルミネッセンス時計の表示板として利用したい場合には、金属薄膜層12に光透過性を持たせれば良く、銀蒸着を薄く施して透過性を持たせ、全体的に少なくとも20%の透過率を確保すればソーラ時計用表示板、或いはエレクトロルミネッセンス時計用表示板として使用することが可能である。
【0043】
このような場合においても、真白さの度合いは多少薄くなるが、それでも金属板を用いたものと比較して、さほど遜色を感じられないものが得られる。蛍光剤の発光による明るさが大きく影響しているものと思われる。
【0044】
また、本実施形態では、金属薄膜層、白色塗膜層、白色蛍光塗膜層を順次積層した構成にしたが、これらの層の間に透明な層(塗膜層)を設けても同じ効果を生む。
【0045】
また、本実施形態では、クリヤー層に紫外線吸収剤を分散した構成のもの、白色蛍光塗膜層に紫外線吸収剤を分散した構成のものについて説明したが、それらの両方の層に紫外線吸収剤を分散した構成でも良い。また、白色塗膜層に紫外線吸収剤を分散することも可能である。白色蛍光塗膜層や、白色蛍光塗膜層の上部に設けられる層に紫外線吸収剤を分散すると、効果が良く現れる。
【0046】
以上詳細に説明したように、本発明の表示板は白色塗膜層と白色蛍光塗膜層の両方を設けているので、真白で明るい表示板が得られる。この真白さを地にして、その上に指標や模様などの装飾を施すと明るくて鮮明で綺麗な表示板が得られる。また、地が真白であるとそれにつれて高級感も現れてくる。
【0047】
本発明を説明するに当たって所々時計用表示板を挙げて説明したが、時計用表示板に限らず、各種計器類の表示板、各種の銘板などにも全く共通して適用できるものである。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、地が真白で明るい表示板が得られる。また、耐光性の面でも優れた表示板が得られる。また、真白いことによって高級感も現れてくる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る表示板の要部断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係る表示板の要部断面図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係る表示板の要部断面図である。
【図4】本発明の第4実施形態に係る表示板の要部断面図である。
【図5】本発明の第5実施形態に係る表示板の要部断面図である。
【図6】白色の地を示す従来の時計用表示板の要部断面図である。
【符号の説明】
10A、10B、10C、10D、10E 表示板
11 基板
12 金属薄膜層
13、23 白色蛍光塗膜層
14 白色塗膜層
15 クリヤー層
16 混合塗膜層

Claims (10)

  1. 基板の上面に、金属薄膜層、白色塗膜層、白色蛍光塗膜層を積層したことを特徴とする表示板。
  2. 基板の上面に、金属薄膜層、白色塗膜層、白色蛍光塗膜層、クリヤー層を積層したことを特徴とする表示板。
  3. 基板の上面に、金属薄膜層、白色蛍光塗膜層、白色塗膜層を積層したことを特徴とする表示板。
  4. 基板の上面に、金属薄膜層、白色蛍光塗膜層、白色塗膜層、クリヤー層を積層したことを特徴とする表示板。
  5. 基板の上面に、金属薄膜層、白色顔料と白色蛍光剤の混ざり合った混合塗膜層、クリヤー層を積層したことを特徴とする表示板。
  6. 基板の下面に、白色蛍光塗膜層、白色塗膜層を積層したことを特徴とする表示板。
  7. 基板の下面に、白色塗膜層、白色蛍光塗膜層を積層したことを特徴とする表示板。
  8. 前記白色塗膜層は透過率が30〜90%であることを特徴とする請求項1、2、3、4、6、7のいずれか1つに記載の表示板。
  9. 前記クリヤー層、又は白色塗膜層、又は白色蛍光塗膜層の少なくとも1種に紫外線吸収剤が分散していることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の表示板。
  10. 請求項1から請求項7のいずれかの表示板であって、該表示板の上面に、金属薄膜層、白色塗膜層、白色蛍光塗膜層、クリヤー層、白色顔料と白色蛍光剤の混ざり合った混合塗膜層の中の少なくとも1種を積層したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の表示板。
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