JP3476251B2 - 太陽電池装置 - Google Patents

太陽電池装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光をエネルギー源として
使用する太陽電池装置に関するものであり、特に時計用
の文字板に用いるのに適した太陽電池装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、単結晶シリコンや多結晶シリコン
およびアモルファスシリコンは太陽電池として時計、電
卓、ラジオなどのエネルギー源に使われている。従来太
陽電池をそのまま使用しているものがあるが、太陽電池
の暗青色系の色が表れ外観上好ましいものではなかっ
た。これに対し太陽電池の前面に干渉フィルターを挿入
することにより太陽電池が直接見えないようにした装置
が提案されているが、太陽電池への光エネルギー供給に
支障を来す問題がある。
【0003】このような問題を解消する太陽電池装置と
して、太陽電池の前面に可視域においてほぼ透明な高屈
折率材料層と白色拡散層を設けた装置が本出願人によっ
て提案されている。この白色拡散層は、ガラス板表面を
100番相当のSiC粉末でホーニング処理することに
より形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらホーニン
グで拡散層を形成すると、ガラス板にソリが発生し、時
計の文字板として使用が難しくなる。更に、ホーニング
加工では、拡散面にムラができ、この結果、色ムラとな
り外観品質が低下する。また、太陽電池と拡散層が一体
であると、生産性が極めて悪くなる。更に白色拡散層は
最上面に形成されているが、時計の文字板ではその上に
時字等の装飾部を取り付ける必要がある。しかしなが
ら、拡散層の表面に装飾部を形成すると、装飾部の外観
品質が悪くなる。特に印刷により装飾部を形成すると、
ホーニングによりできた凹凸のある表面にインキが入
り、印刷形状がくずれ、印刷品質が悪くなる。
【0005】本発明の目的は、上記の欠点を解消し、カ
ラフルでデザインの多様化が図れると共に、拡散層と干
渉フィルター層とを容易に形成することができる太陽電
池装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による太陽電池装
置は、太陽電池が形成された太陽電池基板と、透明体で
でき太陽電池基板上に設けられた下板と、同じく透明体
ででき下板上に設けられた上板と、前記下板の下面に付
着された第1の拡散層と、上面に形成された干渉フィル
ター層と、前記上板の下面に形成された第2の拡散層と
よりなることを特徴とする。
【0007】
【作用】干渉フィルター層は、高屈折率材料および低屈
折率材料の組み合わせおよび積層数により透過率程度を
任意の波長範囲で制御できる。また、高屈折率材料によ
る干渉フィルターは、高い透過率が得られる。太陽電池
に到達した光は、太陽電池部分ではそのほとんどが吸収
されるが太陽電池周辺部では一部反射して外部観察者に
戻っていく。これにより太陽電池の存在が認識されてし
まうことになる。第1の拡散層は上記反射光が外部観察
者に戻っていくのを防止する役目を担っており、この層
の導入により下に位置する太陽電池を目視上認識できな
くすることができる。第2の拡散層は干渉フィルター層
での反射光を外部観察者に一様に強調して見せるために
挿入される。干渉フィルター層単体では反射光に指向性
がありギラギラした見え方になり、さらに透過光の戻り
光も見えてしまうために反射色と透過色が混じり色の純
度が低下するが、この層を導入することにより任意の明
るい反射色を指向性無くやわらかく表現することが可能
となる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図を参照して説明する。
図1は本発明による太陽電池装置を用いた太陽電池時計
を模式的に示した断面模式図で、時計ケース1内にモジ
ュール2が裏蓋に固定された中子4及び中枠3を介して
取付けられ、その上に太陽電池装置5が取付けられてい
る。
【0009】図2は太陽電池装置を示す拡大断面図、図
3はその平面図である。本発明による太陽電池装置5は
太陽電池を有する太陽電池基板6と、その上に置かれた
下板7及び上板8とを有する。上下板はプラスチックよ
りなる透明板で、上板は厚さ0.125mm、下板は厚
さ0.250mmである。上下板8、7の下面には夫々
第1及び第2の着色拡散層9及び10が形成されてい
る。光拡散剤としては高純度の炭酸カルシウム又は燐酸
カルシウムに3−5種類の添加物を加えた特殊な結晶構
造を持った光拡散顔料と、バインダと、シンナーとより
なるインキ又は塗料で、スクリーン印刷法等の印刷又は
塗装によって形成される。
【0010】拡散剤の混合条件は表1の通りである。
【表1】 表中のメジュームはバインダであり、希釈剤はシンナー
である。バインダとしてアクリル樹脂、エポキシ樹脂等
があり、本実施例ではアクリル樹脂を使用した。また、
シンナーとしてトルエンやキシレン等を使用した。上記
顔料とメジュームと希釈剤とを混合し、良く混ぜインキ
を作った後、スクリーン印刷により、5μm〜30μm
厚の第1及び第2の着色拡散層9及び10を上下板8、
7に形成させる。着色拡散層9及び10の最適な厚さと
しては、着色拡散層9が15μmで、着色拡散層10が
10μmである。
【0011】下板7の上面には、高屈折率材料としてZ
nO2 を、低屈折率材料としてSiO2 を使用し、それ
ぞれ一層からなる干渉フィルター層11が形成されてい
る。上下板8、7には図3に示すように固定用突起12
が突出しており、この部分で上下板は接着されている。
上板8の上面にはローマ数字等よりなる時字13が印刷
等により形成され、文字板を構成している。
【0012】図1に示すように突起12の部分が中枠3
の上に乗り、ケース1の段部との間で保持されている。
【0013】以上の構成になる上下板は表2に示す透過
率を示した。この表2はIsc測定結果を示すものであ
る。尚、ここで言う透過率とは、太陽電池への発電特性
を表したもので、外光が入らないようにした装置で一定
の光源、一定の距離に置かれた太陽電池に光を当て、光
エネルギーから電気エネルギーに変換したときの電流値
を100%とし、太陽電池の上面に本発明のよる上下板
を乗せ、その時の光エネルギーから電気エネルギーに変
換した時の電流値をパーセントで表した。
【0014】
【表2】
【0015】上記表2の試料1を見た場合、太陽電池の
光エネルギーから電気エネルギーに変換した時の電流値
が、上下板の影響により51.9%になったことを表し
ている。即ち、上下板の影響により48.1%の発電特
性がダウンしたこととなった。
【0016】着色拡散層9及び10は、白色色調とし、
第1の着色拡散層9を第1の白色拡散層とし、第2の着
色拡散層10を第2の白色拡散層とした。干渉フィルタ
ー層11はZnO2 とSiO2 を使用し、グレー色外観
を呈する。この干渉フィルター層11の透過率は80%
であった。干渉フィルター層11を第2の白色拡散層と
組み合わせて用いると、界面での高反射率に起因する明
るい白色外観と、それ以外の光エネルギーはすべて透過
して太陽電池に到達することにより太陽電池の起電力特
性確保を両立させることができる。更に第2の白色拡散
層は、干渉フィルター層11からの反射光を散乱光とし
て観測者に戻すことにより外観色を認識させる機能を担
っている。
【0017】また、干渉フィルター層11を高屈折率材
料の一層で形成しても良く、その場合、材料としては屈
折率2.30のTiO2 で、カラー蒸着により54nm程
度成膜する。
【0018】この場合、高屈折率材料による干渉層11
は他の媒質との界面において、屈折率差に起因する反射
率を示し、屈折率が高いほど高い反射率を示す。従って
反射光強度が増し明るい反射光を得ることができる。こ
のため、可視域において吸収の無いほぼ透明な干渉フィ
ルター層を白色の拡散層9と組み合わせて用いると、界
面での高反射率に起因する明るい白色外観と、それ以外
の光エネルギーはすべて透過して太陽電池に到達するこ
とによる太陽電池の起電力特性確保を両立させることが
できる。更に拡散層はフィルター層と他の媒質との界面
からの反射光を外部観察者に散乱光として一様に光った
表面とすることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、上板及び下板に各層を
形成することにより塗装文字板と同じ様な外観が得られ
る。また下板にはカラー蒸着でフィルターを形成するこ
とにより各種カラー塗装と同様な色調ができる。更に拡
散層9、10を形成するには材料等の条件により制約を
受けるが、スクリーン印刷等の印刷や塗装で拡散層を設
けることにより容易に形成することができる。また拡散
材に色付けすることもできる。
【0020】ホーニングで拡散層を形成しないので、板
にソリが発生することがなく、時計の文字板として使用
できる。更に上板の上面には拡散層がないので上板の上
面に文字、数字、模様等を印刷又は別部材で高品質な装
飾部材を形成することができ、品質の高い文字板を作る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による太陽電池装置を用いた太陽電池時
計の模式的断面図である。
【図2】太陽電池装置を示す拡大断面図である。
【図3】その平面図である。
【符号の説明】
1 時計ケース 2 モジュール 3 中枠 4 中子 5 太陽電池装置 6 太陽電池基板 7 下板 8 上板 9、10 着色拡散層 11 干渉フィルター層 12 固定用突起 13 時字

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池が形成された太陽電池基板と、
    透明体ででき太陽電池基板上に設けられた下板と、同じ
    く透明体ででき下板上に設けられた上板と、前記下板の
    下面に付着された第1の拡散層と、上面に形成された干
    渉フィルター層と、前記上板の下面に形成された第2の
    拡散層とよりなることを特徴とする太陽電池装置。
  2. 【請求項2】 前記拡散層は、拡散顔料を配合したイン
    キ又は塗料で形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の太陽電池装置。
  3. 【請求項3】 上板の上に装飾部材が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の太陽電池装置。
  4. 【請求項4】 前記装飾部材は、文字、数字、模様等を
    印刷又は別部材で成形されていることを特徴とする請求
    項3記載の太陽電池装置。
  5. 【請求項5】 上板が表示板として構成されていること
    を特徴とする請求項4記載の太陽電池装置。
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