JP2004324919A - 流体分配器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッド部分の厚みをできるだけ薄くし、かつ圧損を低下させた流体分配器を提供することである。
【解決手段】密閉筺体を隔離板101で隔離して流体分配空間131と流体返戻空間132を形成し、流体分配空間131に連通する分配ポート121a、122a、123a、124aと、流体返戻空間132に連通する返戻ポート121b、122b、123b、124bを設け、筺体の一端に前記分配空間131に連通する流体供給用ポート125aと、前記返戻空間132に連通する流体排出用ポート125bを設ける。そしてそれぞれの分配ポートと返戻ポートを適当な配管A、B、C、Dで接続し、温水などを流通させる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の技術分野】
この発明は、床暖房などの配管に温水を分配供給するのに用いる流体分配器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の分配器は、図4及び図5に示すように、板状体から成るヘッド3の端面に、温水の供給用ノズル1及び排出用ノズル2が設けられ、これらのノズル1及び2はそれぞれ供給用通路10及び返戻用通路20にそれぞれ連通している。前記供給通路10は、暖房配管の先端に接続するための分配ノズル11、12、13、14に連通し、返戻通路20は暖房配管の後端に接続するための返戻ノズル21、22、23、24に連通している。そして供給用ノズル1から供給された温水は、通路10を介してノズル11、12、13、14に分配され、ノズル11に接続された配管Aを通過してノズル21から通路20を介して排出用ノズル2へ戻り、ノズル12に接続された配管B、ノズル13に接続された配管C、ノズル14に接続された配管Dにも同様に温水が通過してそれぞれノズル22、23、24から通路20を介して排出用ノズル2に戻る。
【0003】
【発明の課題】
上記のような分配器のヘッド3は、通路10と20をノズル13と14及びノズル21と22にそれぞれ連通させるための分岐路12aと22a及び分岐路13aと21aがそれぞれ通路10と20に交差しかつそれぞれ上下に重なり合っているため、充分な厚さが必要となる。しかるに、床暖房などではフローリング(flooring)の下面に分配器などを配置するため、可能な限り薄くする必要がある。
【0004】
さらに、上述のごとく通路や分岐路を交差させたり重ね合せると、ヘッドを要求された厚みにするため、必然的に細い(狭い)通路にしなければならず流体の圧損が大きくなる問題が生じる。
【0005】
そこで、この発明の課題は、ヘッド部分の厚みをできるだけ薄くし、かつ圧損を低下させた流体分配器を提供することである。
【0006】
【課題の解決手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、密閉した中空筺体内を流体分配空間と流体返戻空間に隔離し、前記流体分配空間に連通する複数の分配ポートと前記流体返戻空間に連通する複数の返戻ポートを設け、適宜の配管の入口を前記分配ポートに、配管の出口を前記返戻ポートにそれぞれ接続し、前記分配空間に連通する流体供給用ポートから供給された流体を分配ポートから配管を通って返戻ポートに還流させ、前記返戻空間に連通する排出用ポートから排出するようにしたのである。
【0007】
前記中空筺体は両側壁及び両端壁と天板及び底板を有する平面がほぼ長方形の板状体より成り、前記流体分配空間と流体返戻空間が中空筺体を長さ方向にほぼ水平に隔離された空間より成っている。そして、分配ポート及び返戻ポートはそれぞれ両側壁に形成され、流体供給用ポートと排出用ポートは一方の端壁に形成されている。また、分配ポート及び供給用ポートは返戻空間まで延びているが隔離壁によって返戻空間から隔離され、返戻ポート及び排出用ポートは分配空間まで延びているが隔離壁によって分配空間から隔離されている。なお、これらの分配ポートと返戻ポートは交互に設けるのが好ましい。
【0008】
【実施の形態】
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1及び図2に分配器のヘッド部の基板を示す。図示のように、基板100は、長方形状隔離板101の上下周縁に側壁102a、102b及び端壁103a、103bを設けたものであって、この側壁102a、102bの内側方向に、端部が側壁102a、102bに連結しかつ底面が隔離板101に連結するコ字状のポート隔離壁111aと111b、112aと112b、113aと113b、114aと114bが設けられている。そして隣接するポート隔離壁は等間隔で上下互い違いに設けられている。これらのポート隔離壁に囲まれた部分には、流路隔離板101を貫通する貫通穴110が設けられている。なお、ポート隔離壁は、図示の4対(8個)に限らず、2対、3対或は5対以上でもよい。
【0009】
上記各ポート隔離壁に対応して、側壁102a、102bを貫通する分配ポート121aと返戻ポート121b、122aと122b、123aと123b、124aと124bが設けられている。分配ポート121a、122a、123a、124aは流体を供給するポートであり、返戻ポート121b、122b、123b、124bは流体を返戻するポートである。これらのポートには、適当な取付け金具によって、床暖房配管例えばブレキシブルホースの末端を接続するノズル(図4及び図5の符号11参照)が取付けられる。
【0010】
前記隔離板101の一端は、端壁103bによって閉鎖されているが、他端の端壁103aには、流体供給用ポート125aと流体排出用ポート125bが形成されている。流体供給用ポート125aは、隔離板101に設けられた貫通穴120aに連通し、この貫通穴120aの周縁は、隔離板101の裏面側に設けられた隔離壁126aによって囲まれ、流体排出用ポート125bは、隔離板101に設けられた貫通穴120bに連通し、この貫通穴120bの周縁は、隔離板101の表面側に設けられた隔離壁126bによって囲まれている。
【0011】
図3に示すように、基板100の上面及び下面を天板104及び底板105で密閉すると、隔離壁111b、112b、113b、114b、126bの外端面は天板104に密着し、隔離壁111a、112a、113a、114a、126aの外端面は底板105に密着する。従って、供給用ポート125a及び分配ポート121a、122a、123a、124aは隔離板101と天板104で形成される平板状分配空間131のみに連通し、排出用ポート125b及び返戻ポート121b、122b、123b、124bは、隔離板101と底板105で形成される平板状返戻空間132のみに連通する密閉中空筺体が出来上る。
【0012】
いま、分配ポート121aと返戻ポート121b、分配ポート122aと返戻ポート122b、分配ポート123aと返戻ポート123b、分配ポート124aと返戻ポート124bをそれぞれ適当な床暖房用配管A、B、C、Dの入口と出口に接続し、供給用ポート125aから温水を供給すると、分配器の分配空間131を通って分配ポート121a、122a、123a、124aから温水が配管A、B、C、Dにそれぞれ供給され、返戻ポート121b、122b、123b、124bに戻ってくる。返戻された温水は分配器の返戻空間132に集められ、排出用ポート125bから適当な温水供給装置に戻される。
【0013】
上記図3では、基板100と天板104及び底板105を別体としたが、ロストワックス法などを利用して一体の鋳造品とすることができる。また、筺体の平面形状は、図示の長方形に限らず、長円形、楕円形など任意の形状を採りうる。
【0014】
【発明の効果】
この発明によれば、以上のように、2個の比較的薄い空間を隔離するだけで多くの分配ポートと返戻ポートを形成可能にしたので、分配器の厚みを非常に薄くすることが可能となり、また広い空間で流体を分配できるので圧損が少なくなり、さらに精密な孔あけ加工を必要としないので、コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の分配器の基板の一例を示す平面図
【図2】同上の基板の斜視図
【図3】分配器の(イ) 縦断右側面図、(ロ) 縦断左側面図
【図4】従来の分配器を示す平面図
【図5】同上の平面断面図
【符号の説明】
1 供給用ノズル
2 排出用ノズル
3 ヘッド
10 供給通路
11、12、13、14 分配ノズル
20 返戻通路
21、22、23、24 返戻ノズル
12a、13a、21a、22a 分岐路
100 基板
101 隔離板
102a、102b 側壁
103a、103b 端壁
104 天板
105 底板
110 貫通穴
111a、112a、113a、114a ポート隔離壁
111b、112b、113b、114b ポート隔離壁
120a、120b 貫通穴
121a、122a、123a、124a 分配ポート
121b、122b、123b、124b 返戻ポート
125a 供給用ポート
125b 排出用ポート
126a、126b 隔離壁
131 分配空間
132 返戻空間
A、B、C、D 配管

Claims (4)

  1. 密閉した中空筺体内を流体分配空間と流体返戻空間に隔離し、前記流体分配空間に連通する複数の分配ポートと前記流体返戻空間に連通する複数の返戻ポートを設け、適宜の配管の入口を前記分配ポートに、配管の出口を前記返戻ポートにそれぞれ接続し、前記分配空間に連通する流体供給用ポートから供給された流体を分配ポートから配管を通って返戻ポートに還流させ、前記返戻空間に連通する排出用ポートから排出するようにした流体分配器。
  2. 前記中空筺体は両側壁及び両端壁と天板及び底板を有する平面ほぼ長方形の板状体より成り、前記流体分配空間と流体返戻空間が中空筺体を長さ方向にほぼ水平に隔離された空間より成る請求項1に記載の流体分配器。
  3. 前記分配ポート及び返戻ポートがそれぞれ両側壁に設けられ、前記供給用ポートと排出用ポートが一方の端壁に設けられ、前記分配ポート及び供給用ポートは返戻空間まで延びかつ隔離壁によって返戻空間から隔離され、前記返戻ポート及び排出用ポートは分配空間まで延びかつ隔離壁によって分配空間から隔離されていることを特徴とする請求項1または2に記載の流体分配器。
  4. 前記分配ポートと返戻ポートが交互に設けられた請求項1〜3のいずれかに記載の流体分配器。
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