JP2004324755A - ディスクブレーキ - Google Patents

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JP2004324755A JP2003119389A JP2003119389A JP2004324755A JP 2004324755 A JP2004324755 A JP 2004324755A JP 2003119389 A JP2003119389 A JP 2003119389A JP 2003119389 A JP2003119389 A JP 2003119389A JP 2004324755 A JP2004324755 A JP 2004324755A
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Hironobu Saka
寛延 坂
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Abstract

【課題】パッド裏金を少なくともロータ周方向に付勢する板ばねの小型・軽量化を図るとともに、板ばねのパッド裏金に対する付勢力を安定させること。
【解決手段】パッド裏金のロータ周方向端面部21a,21bとこれに対向するトルク受け部31a,32a間に少なくともロータ周方向にて弾性変形可能な板ばね50,50が介在していて、同板ばね50,50によってパッド裏金が少なくともロータ周方向に付勢されるようにしたディスクブレーキにおいて、パッド裏金のロータ周方向端面部21a,21bに端面側に開口Aを有する収容部21a1,21b1を形成して、この収容部21a1,21b1に板ばね50,50をその一部が開口Aから突出してトルク受け部31a,32aに弾撥的に係合するようにして収容固定した。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクブレーキに係り、特に、パッド裏金のロータ周方向端面部とこれに対向するトルク受け部間に少なくともロータ周方向にて弾性変形可能な板ばねが介在していて、同板ばねによって前記パッド裏金が少なくともロータ周方向に付勢されるようにしたディスクブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のディスクブレーキは、例えば、特開2001−32866号公報に示されていて、同公報に示されているディスクブレーキにおいては、ロータ周方向にて弾性変形可能な板ばね(円筒状の金属リング)がトルク受け部すなわちパッドをロータ軸方向に移動可能に支持する固定部材に配置固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、パッドの摩擦材が摩耗してパッド裏板がロータ軸方向に移動し得る範囲の全てにおいて板ばねをロータ軸方向に沿って配置する必要があり、板ばねのロータ軸方向寸法が長いものとなる。また、パッドの摩擦材が摩耗するのに伴って、パッド裏金の板ばねに対する係合位置(板ばねの作用点)がロータ軸方向にて移動するため、板ばねによるパッド裏金への付勢力が不安定となり、板ばねによる所期の作用効果が得られないおそれがある。
【0004】
【発明の概要】
本発明は、上記した課題を解決するために、パッド裏金のロータ周方向端面部とこれに対向するトルク受け部間に少なくともロータ周方向にて弾性変形可能な板ばねが介在していて、同板ばねによって前記パッド裏金が少なくともロータ周方向に付勢されるようにしたディスクブレーキにおいて、前記パッド裏金のロータ周方向端面部に端面側に開口を有する収容部を形成して、この収容部に前記板ばねをその一部が前記開口から突出して前記トルク受け部に弾撥的に係合するようにして収容固定したことに特徴がある。
【0005】
このようにすれば、板ばねをパッド裏金の板厚に合わせたロータ軸方向寸法とすることが可能であり、板ばねの小型・軽量化を図ることが可能である。また、板ばねの一部を除く残部をパッド裏金に形成した収容部に収容することができるため、当該ディスクブレーキをコンパクトに構成することが可能である。また、板ばねがパッド裏金に固定されていて、パッド裏金と一体的に移動するため、パッドの摩擦材が摩耗して、パッド裏金がロータ軸方向に移動しても、パッド裏金の板ばねに対する係合位置(板ばねの作用点)は移動しない。したがって、板ばねのパッド裏金に対する付勢力が安定し、板ばねによる所期の作用効果(走行時やブレーキ制動時のパッドのガタツキ防止)が得られる。
【0006】
また、本発明の実施に際して、板ばねは、断面が略円形または略C形の筒状板ばねであることが好ましく、その外周面にてトルク受け部に弾撥的に係合するようにすることが好ましい。この場合には、板ばねとトルク受け部をシンプルとして安価に実施することが可能である。また、本発明の実施に際しては、トルク受け部に板ばねをロータ周方向およびロータ径方向にて弾性変形させる受承面を形成することが好ましい。この場合には、板ばねによってパッド裏金がロータ周方向に付勢されるとともにロータ径方向に付勢される。このため、パッドのロータ周方向での振動を抑制することができるとともに、パッドのロータ径方向での振動を抑制することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。図1および図2は本発明を可動キャリパ型ディスクブレーキに実施した第1実施形態を示していて、この第1実施形態のディスクブレーキにおいては、図に仮想線にて示したロータ10(図示省略の車輪と一体的に回転する)を表裏両面(ロータ10の外側および内側)から挟持して制動する両パッド20が、マウンティング30の各アーム31,32に、ロータ軸方向へ摺動可能に組付けられている。なお、図1では、両パッド20が重合していて、ロータ10の外側に配置されるパッド20のみが現れている。
【0008】
両パッド20は、周知のように、マウンティング30にロータ軸方向へ摺動可能に組付けられる可動キャリパ40のリアクション部41と、可動キャリパ40のシリンダ部にロータ軸方向へ摺動可能に組付けられるピストン42によって、それぞれロータ10に向けて押動されるように構成されている。マウンティング30は、周知のように、ロータ10を跨ぐ形状に形成されていて、ロータ10の内側にて車体に組付けられるようになっている。
【0009】
また、この第1実施形態のディスクブレーキにおいては、各パッド20における裏金(以下、パッド裏金という)21の各ロータ周方向端面部21a,21bとこれに対向するマウンティング30の各トルク受け部31a,32a間に、板ばね50がそれぞれ介在している。各パッド裏金21のロータ周方向端面部21a,21bは、ロータ周方向に突出形成されていて、各トルク受け部31a,32aにロータ軸方向へ摺動可能に組付けられている。
【0010】
また、各パッド裏金21のロータ周方向端面部21a,21bには、図2にて拡大して示したように、板ばね50を収容する収容部21a1,21b1が形成されている。各収容部21a1,21b1は、各パッド裏金21のロータ周方向端面部21a,21bにロータ軸方向の貫通孔を形成することにより形成されていて、各パッド裏金21におけるロータ周方向端面部21a,21bの端面側に開口Aを有している。
【0011】
各トルク受け部31a,32aは、マウンティング30の各アーム31,32に形成されていて、その中間部には係合溝31a1,32a1が形成されている。各係合溝31a1,32a1は、ロータ軸方向に延びる断面V字状の溝であり、各板ばね50をロータ周方向およびロータ径方向にて弾性変形させる各受承面Bを有していて、各受承面Bには各板ばね50の一部が各パッド裏金21に形成した収容部21a1,21b1の開口Aから突出して弾撥的に係合している。
【0012】
各板ばね50は、断面が略円形で、外径が各収容部21a1,21b1の内径より僅かに小さく、ロータ軸方向寸法が各パッド裏金21の板厚に略一致した筒状板ばねであり、各パッド裏金21の表裏両面に係合する円弧状の係止片51を有していて、各パッド裏金21のロータ周方向端面部21a,21bに形成した収容部21a1,21b1にそれぞれ収容されて固定されている。また、各板ばね50は、その一部が各トルク受け部31a,32aの断面V字状の各係合溝31a1,32a1に弾撥的に係合していて、ロータ周方向およびロータ径方向にて弾性変形可能であり、各パッド20をロータ周方向およびロータ径方向に付勢可能である。
【0013】
上記のように構成した第1実施形態のディスクブレーキにおいては、各板ばね50を各パッド裏金21の板厚に合わせたロータ軸方向寸法とすることが可能であり、各板ばね50の小型・軽量化を図ることが可能である。また、各板ばね50の一部を除く残部を各パッド裏金21に形成した各収容部21a1,21b1に収容することができるため、当該ディスクブレーキをコンパクトに構成することが可能である。また、各板ばね50が各パッド裏金21に固定されていて、各パッド裏金21と一体的に移動するため、各パッド20の摩擦材が摩耗して、各パッド裏金21がロータ軸方向に移動しても、各パッド裏金21の各板ばね50に対する係合位置(板ばね50の作用点)は移動しない。したがって、各板ばね50の各パッド裏金21に対する付勢力が安定し、各板ばね50による所期の作用効果が得られる。
【0014】
また、この第1実施形態のディスクブレーキにおいては、各板ばね50が断面略円形の筒状板ばねであり、その外周面にて各トルク受け部31a,32aに弾撥的に係合している。このため、各板ばね50と各トルク受け部31a,32aをシンプルとして安価に実施することが可能である。また、各トルク受け部31a,32aに各板ばね50をロータ周方向およびロータ径方向にて弾性変形させる受承面Bを形成したため、各板ばね50によって各パッド裏金21がロータ周方向に付勢されるとともにロータ径方向に付勢される。このため、各板ばね50によって、各パッド20のロータ周方向での振動を抑制することができるとともに、各パッド20のロータ径方向での振動を抑制することができる。
【0015】
上記第1実施形態のディスクブレーキにおいては、マウンティング30の各アーム31,32に形成した各トルク受け部31a,32aに断面V字状の係合溝31a1,32a1を形成して実施したが、図3および図4に示した第2実施形態のディスクブレーキのように、各トルク受け部31a,32aに断面台形形状の係合溝31a1,32a1を形成して実施することも可能である。なお、図3および図4に示した第2実施形態の他の構成は、上記第1実施形態と同じであるため、同一符号を付して説明は省略する。
【0016】
また、上記各実施形態のディスクブレーキにおいては、各板ばね50として、断面が略円形の筒状板ばねを採用して実施したが、図5に示したように、各板ばね50として、断面が略楕円の筒状板ばねを採用して実施すること、または、図6に示したように、各板ばね50として、断面が略C形の筒状板ばねを採用して実施することも可能である。
【0017】
また、上記各実施形態では、本発明を可動キャリパ型ディスクブレーキに実施したが、本発明は固定キャリパ型ディスクブレーキにも同様に実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクブレーキの第1実施形態を示す側面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】本発明によるディスクブレーキの第2実施形態を示す側面図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】板ばねの第1変形実施形態を示す要部拡大図である。
【図6】板ばねの第2変形実施形態を示す要部拡大図である。
【符号の説明】
10…ロータ、20…パッド、21…パッド裏金、21a,21b…ロータ周方向端面部、21a1,21b1…収容部、30…マウンティング、31,32…アーム、31a,32a…トルク受け部、31a1,32a1…係合溝、40…可動キャリパ、41…リアクション部、50…板ばね、51…係止片、A…収容部の開口、B…受承面。

Claims (3)

  1. パッド裏金のロータ周方向端面部とこれに対向するトルク受け部間に少なくともロータ周方向にて弾性変形可能な板ばねが介在していて、同板ばねによって前記パッド裏金が少なくともロータ周方向に付勢されるようにしたディスクブレーキにおいて、前記パッド裏金のロータ周方向端面部に端面側に開口を有する収容部を形成して、この収容部に前記板ばねをその一部が前記開口から突出して前記トルク受け部に弾撥的に係合するようにして収容固定したことを特徴とするディスクブレーキ。
  2. 請求項1に記載のディスクブレーキにおいて、前記板ばねは断面が略円形または略C形の筒状板ばねであり、その外周面にて前記トルク受け部に弾撥的に係合するようにしたことを特徴とするディスクブレーキ。
  3. 請求項1または2に記載のディスクブレーキにおいて、前記トルク受け部に前記板ばねをロータ周方向およびロータ径方向にて弾性変形させる受承面を形成したことを特徴とするディスクブレーキ。
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