JP2004324688A - 吊下形リヤクーラーの仮保持構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1、第2鍵穴21,31は、第1フランジ部13aが第1係留孔部21aの端部に位置するとき第2フランジ部14aが第2挿入孔部31bに挿通可能となり、第2フランジ部14aを第2挿入孔部31bに挿通した後、第2フランジ部14aを第2係留孔部31aの端部まで移動させたとき、第1フランジ部13aが第1係留孔部21aに止まるよう構成されている。第1、第2取付板2,3に穿設した第1、第2鍵穴21,31と吊下形リヤクーラー1の上面11aに突設した第1、第2仮保持爪13,14との組合せによって吊下形リヤクーラー1を仮保持する。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、吊下形リヤクーラーの仮保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、重量物である吊下形リヤクーラーを車両の天井に取り付ける際、リヤクーラーをボデー側にボルトで固定するのに先立ってリヤクーラーをボデー側に仮保持する必要があり、そのため、図8に示すように、リヤクーラー1側の取付ブラケット50をボデー60側の他の取付ブラケット70で支持することによってリヤクーラー1を仮保持するようにしていた。なお、本発明者らの調査では、本発明に類似の先行技術文献は発見できなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来の仮保持構造は、取付ブラケット50,70によって重量物であるリヤクーラー1を支えることから、取付ブラケット50,70が大型化、厚肉化し、重量が大きくコスト高になるという問題があった。また、リヤクーラー1ではその商品性ゆえの意匠的な制約が多く、取付ブラケット50を設けるための十分なスペースの確保が困難であり、限られたスペース内での十分な仮保持構造の確立が困難であった。
【0004】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決し、取付ブラケットを廃止することができるとともに省スペース化を図ることができる吊下形リヤクーラーの仮保持構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る吊下形リヤクーラーの仮保持構造は、車両の天井側に設けられた前後一対の第1、第2取付板に吊下形リヤクーラーを仮保持させるための吊下形リヤクーラーの仮保持構造であって、前記吊下形リヤクーラーの上面に、先端に第1フランジ部及び第2フランジ部をそれぞれ有する第1仮保持爪及び第2仮保持爪を前後方向に間隔を置いて突設し、前記第1取付板に、前記第1仮保持爪の第1フランジ部を係留可能な第1係留孔部と該第1フランジ部を該第1係留孔部に導くために該第1フランジ部が挿通される第1挿入孔部とからなる前後方向に沿った第1鍵穴を穿設し、前記第2取付板に、前記第2仮保持爪の第2フランジ部を係留可能な第2係留孔部と該第2フランジ部を該第2係留孔部に導くために該第2フランジ部が挿通される第2挿入孔部とからなる前後方向に沿った第2鍵穴を前記第1鍵穴に対して前後逆向きに穿設し、前記第1、第2鍵穴は、前記第1フランジ部が前記第1係留孔部の端部に位置するとき前記第2フランジ部が前記第2挿入孔部に挿通可能となり、該第2フランジ部を該第2挿入孔部に挿通した後、該第2フランジ部を該第2係留孔部の端部まで移動させたとき、前記第1フランジ部が前記第1係留孔部に止まるよう構成されていることを特徴とする。
【0006】
請求項1に係る吊下形リヤクーラーの仮保持構造によると、第1、第2取付板に穿設した第1、第2鍵穴と吊下形リヤクーラーの上面に突設した第1、第2仮保持爪との組合せによって吊下形リヤクーラーを仮保持するようにしたため、重量が大きく高コストの取付ブラケットを廃止することができるとともに省スペース化を図ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0008】
図1は、本発明の一実施形態に係る吊下形リヤクーラーの仮保持構造の構成図を示す。
【0009】
図1において、1は吊下形リヤクーラー、2,3は前後一対の第1、第2取付板としてのルーフリーンフォースメントを表している。
【0010】
吊下形リヤクーラー1は、上下樹脂ケース11,12とケース11,12内に収容された熱交換器、ブロワモータ等とからなる。上ケース11の上面11aには、第1仮保持爪13及び第2仮保持爪14が前後方向に間隔を置いて一体成形により突設されている。第1仮保持爪13及び第2仮保持爪14は、図4(A)に平面図、図4(B)に正面図として示すように、それぞれ先端に第1フランジ部13a及び第2フランジ部14aを有している。
【0011】
第1取付板2には、前後方向に沿った第1鍵穴21が穿設されている。第1鍵穴21は、図2に平面図として示すように、第1係留孔部21aと第1挿入孔部21bとからなる。第1係留孔部21aは、その左右幅が第1仮保持爪13の第1フランジ部13aの左右幅よりも小さく設定され、第1フランジ部13aを係留可能に構成されている。また、第1挿入孔部21bは、その左右幅が第1フランジ部13aの左右幅よりも大きく設定されかつ前後幅が第1フランジ部13aの前後幅よりも大きく設定され、第1フランジ部13aを挿通可能に構成されている。
【0012】
第2取付板3には、前後方向に沿った第2鍵穴31が第1鍵穴21に対し前後逆向きに穿設されている。第2鍵穴31は、図3に平面図として示すように、第2係留孔部31aと第2挿入孔部31bとからなる。第2係留孔部31aは、その左右幅が第2仮保持爪14の第2フランジ部14aの左右幅よりも小さく設定され、第2フランジ部14aを係留可能に構成されている。また、第2挿入孔部31bは、その左右幅が第2フランジ部14aの左右幅よりも大きく設定されかつ前後幅が第2フランジ部14aの前後幅よりも大きく設定され、第2フランジ部14aを挿通可能に構成されている。
【0013】
第1鍵穴21の第1係留孔部21aの長さ寸法は、第2鍵穴31の第2係留孔部31aの長さ寸法よりも大きく設定されている。
【0014】
次に、吊下形リヤクーラーを第1、第2取付板に仮保持するための作業手順を図5〜図7に基づいて説明する。
【0015】
まず、図5に示すように、第1鍵穴21の第1挿入孔部21bの下方に第1仮保持爪13の第1フランジ部13aを位置合わせし、第1フランジ部13aを第1挿入孔部21bに挿通する。そして、図6に示すように、第1フランジ部13aを第1係留孔部21aの端部まで移動させる。これにより、第1仮保持爪13は第1鍵穴21に係留されることとなり、また、第2仮保持爪14の第2フランジ部14aは第2鍵穴31の第2挿入孔部31bの真下に位置するようになる。
【0016】
次に、図6に示すように、第2フランジ部14aを第2挿入孔部31bに挿通する。
【0017】
次に、図7に示すように、第2フランジ部14aを第2係留孔部31aの端部まで移動させる。これにより、第2仮保持爪14は第2鍵穴31に係留されることとなる。一方、第1仮保持爪13は、上記のような第2フランジ部14aの移動によって第1フランジ部13aが第1係留孔部21aの端部から第1挿入孔部21bに向かって移動するが、第2フランジ部14aが第2係留孔部31aの端部に達したとき第1フランジ部13aは依然として第1係留孔部21aと係合状態にあり、第1仮保持爪13は第1鍵穴21に係留されたままとなる。
【0018】
このような作業手順を経て、吊下形リヤクーラー1は第1、第2取付板2,3に仮保持される。
【0019】
以上説明したように、本実施形態に係る吊下形リヤクーラーの仮保持構造は、車両の天井側に設けられた前後一対の第1、第2取付板2,3に吊下形リヤクーラー1を仮保持させるための吊下形リヤクーラー1の仮保持構造であって、吊下形リヤクーラー1の上面11aに、先端に第1フランジ部13a及び第2フランジ部14aをそれぞれ有する第1仮保持爪13及び第2仮保持爪14を前後方向に間隔を置いて突設し、第1取付板2に、第1仮保持爪13の第1フランジ部13aを係留可能な第1係留孔部21aと第1フランジ部13aを第1係留孔部21aに導くために第1フランジ部13aが挿通される第1挿入孔部21bとからなる前後方向に沿った第1鍵穴21を穿設し、第2取付板3に、第2仮保持爪14の第2フランジ部14aを係留可能な第2係留孔部31aと第2フランジ部14aを第2係留孔部31aに導くために第2フランジ部14aが挿通される第2挿入孔部31bとからなる前後方向に沿った第2鍵穴31を第1鍵穴21に対して前後逆向きに穿設し、第1、第2鍵穴21,31は、第1フランジ部13aが第1係留孔部21aの端部に位置するとき第2フランジ部14aが第2挿入孔部31bに挿通可能となり、第2フランジ部14aを第2挿入孔部31bに挿通した後、第2フランジ部14aを第2係留孔部31aの端部まで移動させたとき、第1フランジ部13aが第1係留孔部21aに止まるよう構成されている。
【0020】
本実施形態に係る吊下形リヤクーラーの仮保持構造によると、第1、第2取付板2,3に穿設した第1、第2鍵穴21,31と吊下形リヤクーラー1の上面11aに突設した第1、第2仮保持爪13,14との組合せによって吊下形リヤクーラー1を仮保持するようにしたため、重量が大きく高コストの取付ブラケットを廃止することができるとともに省スペース化を図ることができる。
【0021】
【発明の効果】
本発明による吊下形リヤクーラーの仮保持構造によると、取付ブラケットを廃止することができるとともに省スペース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る吊下形リヤクーラーの仮保持構造の構成図である。
【図2】第1鍵穴の平面図である。
【図3】第2鍵穴の平面図である。
【図4】(A)は第1、第2仮保持爪の平面図、(B)は第1、第2仮保持爪の正面図である。
【図5】吊下形リヤクーラーを第1、第2取付板に仮保持させるための作業手順の説明図である。
【図6】同じく吊下形リヤクーラーを第1、第2取付板に仮保持させるための作業手順の説明図である。
【図7】同じく吊下形リヤクーラーを第1、第2取付板に仮保持させるための作業手順の説明図である。
【図8】従来の仮保持構造の構成図である。
【符号の説明】
1 吊下形リヤクーラー
11a 上面
13 第1仮保持爪
13a 第1フランジ部
14 第2仮保持爪
14a 第2フランジ部
2 第1取付板
21 第1鍵穴
21a 第1係留孔部
21b 第1挿入孔部
3 第2取付板
31 第2鍵穴
31a 第2係留孔部
31b 第2挿入孔部
Claims (1)
- 車両の天井側に設けられた前後一対の第1、第2取付板に吊下形リヤクーラーを仮保持させるための吊下形リヤクーラーの仮保持構造であって、
前記吊下形リヤクーラーの上面に、先端に第1フランジ部及び第2フランジ部をそれぞれ有する第1仮保持爪及び第2仮保持爪を前後方向に間隔を置いて突設し、
前記第1取付板に、前記第1仮保持爪の第1フランジ部を係留可能な第1係留孔部と該第1フランジ部を該第1係留孔部に導くために該第1フランジ部が挿通される第1挿入孔部とからなる前後方向に沿った第1鍵穴を穿設し、
前記第2取付板に、前記第2仮保持爪の第2フランジ部を係留可能な第2係留孔部と該第2フランジ部を該第2係留孔部に導くために該第2フランジ部が挿通される第2挿入孔部とからなる前後方向に沿った第2鍵穴を前記第1鍵穴に対して前後逆向きに穿設し、
前記第1、第2鍵穴は、前記第1フランジ部が前記第1係留孔部の端部に位置するとき前記第2フランジ部が前記第2挿入孔部に挿通可能となり、該第2フランジ部を該第2挿入孔部に挿通した後、該第2フランジ部を該第2係留孔部の端部まで移動させたとき、前記第1フランジ部が前記第1係留孔部に止まるよう構成されている
ことを特徴とする吊下形リヤクーラーの仮保持構造。
Priority Applications (1)
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DE102016210941A1 (de) * | 2016-06-20 | 2017-12-21 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Verdampfungseinrichtung, Tragsystem, Verfahren zur Herstellung eines Tragsystems und Fahrzeug |
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JP2013032031A (ja) * | 2011-07-30 | 2013-02-14 | Suzuki Motor Corp | リアクーリングユニットの仮保持構造 |
DE102016210941A1 (de) * | 2016-06-20 | 2017-12-21 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Verdampfungseinrichtung, Tragsystem, Verfahren zur Herstellung eines Tragsystems und Fahrzeug |
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