JP2004323050A - 集積包装フィルム - Google Patents
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Abstract
【課題】集積包装フィルムのデザイン上の自由度を高め、以て見栄えのする集積包装フィルムを提供する。
【解決手段】各被包装物(11)のバーコード(13)の位置を上下方向に揃えた状態で該被包装物を集積包装する集積包装フィルム(15)には店頭におけるレジ係が該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるべきものと誤認しないように遮蔽する遮蔽印刷(17)を施すと共に該集積包装内の全被包装物についての単一のバーコード(19)を表示させ、当該単一のバーコードは、当該単一のバーコードをバーコード読取手段により読み取らせる際に該バーコード読取手段が該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードを読み取らないように、該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードから離れた位置に表示されていることを特徴とする集積包装フィルム。
【選択図】図1
【解決手段】各被包装物(11)のバーコード(13)の位置を上下方向に揃えた状態で該被包装物を集積包装する集積包装フィルム(15)には店頭におけるレジ係が該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるべきものと誤認しないように遮蔽する遮蔽印刷(17)を施すと共に該集積包装内の全被包装物についての単一のバーコード(19)を表示させ、当該単一のバーコードは、当該単一のバーコードをバーコード読取手段により読み取らせる際に該バーコード読取手段が該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードを読み取らないように、該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードから離れた位置に表示されていることを特徴とする集積包装フィルム。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積包装フィルムに関するものであり、更に詳しくは、集積状態で販売される缶詰、瓶詰、箱体等の被包装物を集積包装するための集積包装フィルムに係るものである。
【0002】
特許請求の範囲を含む本明細書においては、集積状態で販売される缶詰、瓶詰、箱体等を単に被包装物という。
【0003】
【従来の技術】
集積包装フィルムにより包装された被包装物の場合には、店頭にて各被包装物に付されているバーコードをそれぞれ読取装置に読み取らせることは面倒であるため、集積された各被包装物のバーコードの読み取りを妨げる遮蔽手段を備えさせると共に集積された全被包装物についての単一のバーコードを表示した集積包装フィルムが既に用いられている。
【0004】
このような集積包装フィルムとして、本発明者は下記のものを提案している。
【0005】
(イ)実公平7−1655号公報は、図5に示すように、透明なフィルム1には集積された各缶詰3のバーコード5の読み取りを妨げる遮蔽手段7を備えさせると共に該集積包装内の全缶詰3、3・・・についての単一のバーコード9を表示させ、該遮蔽手段7として当該フィルムのほぼ全面に各缶詰3のバーコード5におけるバー5‘とほぼ平行な遮蔽線(図5参照)又は該バー5’に対し傾斜した遮蔽線を多数形成したことを特徴とする集積包装フィルムを開示している。
【0006】
(ロ)実用新案登録第3008968号公報は、透明なフィルムには集積された各缶詰のバーコードの読み取りを妨げる遮蔽手段を備えさせると共に該集積包装内の全缶詰についての単一のバーコードを表示させ、集積された各缶詰のバーコードの位置を上下方向に揃え(図4参照)、該遮蔽手段として各缶詰のバーコードのバーと平行な遮蔽線を各缶詰のバーコードを遮蔽する位置にのみ形成したことを特徴とする集積包装フィルムを開示している。
【0007】
(ハ)実用新案登録第3018391号公報は、透明なフィルムには集積された各缶詰のバーコードの読み取りを妨げる遮蔽手段を備えさせると共に該集積包装内の全缶詰についての単一のバーコードを表示させ、集積された各缶詰のバーコードの読み取りを妨げる遮蔽手段を寒色系の色により形成したことを特徴とする集積包装フィルムを開示している。
【0008】
【特許文献1】
実公平7−1655号公報(請求項1、請求項2、図1〜図5)
【0009】
【特許文献2】
実用新案登録第3008968号公報(請求項1、図1)
【0010】
【特許文献3】
実用新案登録第3018391号公報(請求項2)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術(イ)(ロ)(ハ)は、集積された各缶詰のバーコードの読み取りを集積包装フィルムに形成した線状の遮蔽手段、特に寒色系の遮蔽手段により妨げさせると共に該遮蔽手段上に該集積包装内の全缶詰についての単一のバーコードを表示させるようにしている。因みに、集積された各缶詰のバーコードの読み取りを妨げるために集積包装フィルムに印刷される遮蔽手段はすべて寒色系のものであることが必要である。
【0012】
しかるに、上記従来技術(イ)(ロ)(ハ)においては、遮蔽手段を線または寒色系のものに限定しているため、集積包装フィルムのデザイン上の自由度がなく、集積包装フィルムの見栄えがしないという難点がある。
【0013】
本発明は上記従来技術(イ)(ロ)(ハ)におけるこのような問題を解決し、集積包装フィルムのデザイン上の自由度を高め、以て見栄えのする集積包装フィルムを提供しようとしてなされたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、下記の集積包装フィルムを提供するものである。
【0015】
(1)各被包装物のバーコードの位置を上下方向に揃えた状態で該被包装物を集積包装する集積包装フィルムには店頭におけるレジ係が該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるべきものと誤認しないように遮蔽する遮蔽印刷を施すと共に該集積包装内の全被包装物についての単一のバーコードを表示させ、当該単一のバーコードは、当該単一のバーコードをバーコード読取手段により読み取らせる際に該バーコード読取手段が該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードを読み取らないように、該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードから離れた位置に表示されていることを特徴とする集積包装フィルム(請求項1)。
【0016】
(2)前記単一のバーコードは、集積包装内の各被包装物に付されたバーコードと略反対側の位置に表示される(請求項2)。
【0017】
【作用】
[請求項1の発明]
集積包装フィルムに施された遮蔽印刷は、店頭におけるレジ係が集積包装内の各被包装物に付されたバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるべきものと誤認しないように遮蔽するものであれば足り、各被包装物のバーコードが全く目に見えなくなる程度まで遮蔽する必要はなく、また、各被包装物のバーコードがバーコード読取手段により読み取り不能になる程度に遮蔽する必要もない。
【0018】
即ち、遮蔽印刷は、店頭におけるレジ係が集積包装内の各被包装物に付されたバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるべきものと誤認しないように遮蔽するものである限り、いかなるデザインを有するものであっても、また、暖色系の色を含むいかなる色を備えたものであっても差し支えない。
【0019】
店頭におけるレジ係は集積包装内の各被包装物に付されたバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるべきものとは誤認しない結果、該レジ係は集積包装フィルムに表示される集積包装内の全被包装物についての単一のバーコードのみをバーコード読取手段により読み取らせることになる。
【0020】
しかして、当該単一のバーコードは、当該単一のバーコードをバーコード読取手段により読み取らせる際に該バーコード読取手段が該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードを読み取らないように、該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードから離れた位置に表示されている。従って、レジ係が当該単一のバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるときに、該バーコード読取手段が集積包装内の各被包装物に付されたバーコードを誤って読み取ることはない。
【0021】
[請求項2の発明]
集積包装内の全被包装物についての単一のバーコードは、集積包装内の各被包装物に付されたバーコードと略反対側の位置、即ち、各被包装物に付されたバーコードから最も離れた位置、に表示されるため、レジ係が当該単一のバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるときに、該バーコード読取手段が集積包装内の各被包装物に付されたバーコードを誤って読み取るおそれは完全に排除される。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
【0023】
符号11に示すものは集積状態で販売される缶詰、瓶詰、箱体等の被包装物である。被包装物11、11・・・は、図4に示すように、各被包装物11のバーコード13の位置を上下方向に揃えた状態で集積包装フィルム15により集積包装される。
【0024】
被包装物11、11・・・を集積包装する集積包装フィルム15には店頭におけるレジ係が該集積包装内の各被包装物11に付されたバーコード13をバーコード読取手段により読み取らせるべきものと誤認しないように遮蔽する遮蔽印刷17を施す。
【0025】
遮蔽印刷17のデザイン、色等は自在である。遮蔽印刷17は赤色等の暖色系の色により形成してもよい。図示の事例においては、遮蔽印刷17は白色により形成されており、図1に示すように、集積包装内の各被包装物11に付されたバーコード13が外部から微かに透けて見える。この遮蔽印刷17は、白色であるため、集積包装内の各被包装物11に付されたバーコード13のバーコード読取手段による読み取りを妨げることはできない。
【0026】
被包装物11、11・・・を集積包装する集積包装フィルム15には該集積包装内の全被包装物11、11・・・についての単一のバーコード19を表示させる。
【0027】
当該単一のバーコード19は、当該単一のバーコード19をバーコード読取手段により読み取らせる際に該バーコード読取手段が該集積包装内の各被包装物11に付されたバーコード13を読み取らないように、該集積包装内の各被包装物11に付されたバーコード13から離れた位置に表示する。
【0028】
前記単一のバーコード19は、集積包装内の各被包装物11に付されたバーコード13と略反対側の位置に表示することが望ましい。
【0029】
図3における符号21、23に示すものは集積包装フィルム15の切断線である。集積包装フィルム15は集積包装時に該切断線21、23にて切断され、図2に示すシーム線25にてシームされる。なお、図2における符号27に示すものは別のシーム線である。
【0030】
符号29に示すものは遮蔽印刷17とは別に形成された装飾的印刷である。この装飾的印刷29は装飾的効果を有すると共に前記単一のバーコード19を目立たせる働きをもなす。なお、図示の事例における装飾的印刷29は赤色である。符号31に示すものは集積包装フィルム15における透明部である。該透明部31を通して各被包装物11が外部から見える。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、集積包装フィルムに施された遮蔽印刷は、店頭におけるレジ係が集積包装内の各被包装物に付されたバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるべきものと誤認しないように遮蔽するものであれば足り、各被包装物のバーコードが全く目に見えなくなる程度まで遮蔽する必要はなく、また、各被包装物のバーコードがバーコード読取手段により読み取り不能になる程度に遮蔽する必要もない。
【0032】
従って、遮蔽印刷は、いかなるデザインを有するものであっても、また、暖色系の色を含むいかなる色を備えたものであっても差し支えない。
【0033】
また、集積包装内の全被包装物についての単一のバーコードは、当該単一のバーコードをバーコード読取手段により読み取らせる際に該バーコード読取手段が該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードを読み取らないように、該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードから離れた位置に表示されていればよい。
【0034】
その結果、集積包装フィルム全体のデザイン上の自由度が高まり、該集積包装フィルムの見栄えが向上する。また、例えば、集積包装フィルムを部分的に透明となし、該透明部を通して各被包装物が外部から見えるようにすることもできる。更に、集積包装フィルムの中央部に遮蔽印刷を施し、該集積包装フィルムのシーム線を背面側に位置させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による集積包装フィルムの使用状態を示す斜視図である。
【図2】同上の別の斜視図である。
【図3】同上集積包装フィルムの平面図である。
【図4】各被包装物のバーコードの位置を上下方向に揃えた状態を示す斜視図である。
【図5】従来の集積包装フィルムを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フィルム
3 缶詰
5 バーコード
5‘ バー
7 遮蔽手段
9 単一のバーコード
11 被包装物
13 バーコード
15 集積包装フィルム
17 遮蔽印刷
19 単一のバーコード
21 切断線
23 切断線
25 シーム線
27 シーム線
29 装飾的印刷
31 透明部
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積包装フィルムに関するものであり、更に詳しくは、集積状態で販売される缶詰、瓶詰、箱体等の被包装物を集積包装するための集積包装フィルムに係るものである。
【0002】
特許請求の範囲を含む本明細書においては、集積状態で販売される缶詰、瓶詰、箱体等を単に被包装物という。
【0003】
【従来の技術】
集積包装フィルムにより包装された被包装物の場合には、店頭にて各被包装物に付されているバーコードをそれぞれ読取装置に読み取らせることは面倒であるため、集積された各被包装物のバーコードの読み取りを妨げる遮蔽手段を備えさせると共に集積された全被包装物についての単一のバーコードを表示した集積包装フィルムが既に用いられている。
【0004】
このような集積包装フィルムとして、本発明者は下記のものを提案している。
【0005】
(イ)実公平7−1655号公報は、図5に示すように、透明なフィルム1には集積された各缶詰3のバーコード5の読み取りを妨げる遮蔽手段7を備えさせると共に該集積包装内の全缶詰3、3・・・についての単一のバーコード9を表示させ、該遮蔽手段7として当該フィルムのほぼ全面に各缶詰3のバーコード5におけるバー5‘とほぼ平行な遮蔽線(図5参照)又は該バー5’に対し傾斜した遮蔽線を多数形成したことを特徴とする集積包装フィルムを開示している。
【0006】
(ロ)実用新案登録第3008968号公報は、透明なフィルムには集積された各缶詰のバーコードの読み取りを妨げる遮蔽手段を備えさせると共に該集積包装内の全缶詰についての単一のバーコードを表示させ、集積された各缶詰のバーコードの位置を上下方向に揃え(図4参照)、該遮蔽手段として各缶詰のバーコードのバーと平行な遮蔽線を各缶詰のバーコードを遮蔽する位置にのみ形成したことを特徴とする集積包装フィルムを開示している。
【0007】
(ハ)実用新案登録第3018391号公報は、透明なフィルムには集積された各缶詰のバーコードの読み取りを妨げる遮蔽手段を備えさせると共に該集積包装内の全缶詰についての単一のバーコードを表示させ、集積された各缶詰のバーコードの読み取りを妨げる遮蔽手段を寒色系の色により形成したことを特徴とする集積包装フィルムを開示している。
【0008】
【特許文献1】
実公平7−1655号公報(請求項1、請求項2、図1〜図5)
【0009】
【特許文献2】
実用新案登録第3008968号公報(請求項1、図1)
【0010】
【特許文献3】
実用新案登録第3018391号公報(請求項2)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術(イ)(ロ)(ハ)は、集積された各缶詰のバーコードの読み取りを集積包装フィルムに形成した線状の遮蔽手段、特に寒色系の遮蔽手段により妨げさせると共に該遮蔽手段上に該集積包装内の全缶詰についての単一のバーコードを表示させるようにしている。因みに、集積された各缶詰のバーコードの読み取りを妨げるために集積包装フィルムに印刷される遮蔽手段はすべて寒色系のものであることが必要である。
【0012】
しかるに、上記従来技術(イ)(ロ)(ハ)においては、遮蔽手段を線または寒色系のものに限定しているため、集積包装フィルムのデザイン上の自由度がなく、集積包装フィルムの見栄えがしないという難点がある。
【0013】
本発明は上記従来技術(イ)(ロ)(ハ)におけるこのような問題を解決し、集積包装フィルムのデザイン上の自由度を高め、以て見栄えのする集積包装フィルムを提供しようとしてなされたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、下記の集積包装フィルムを提供するものである。
【0015】
(1)各被包装物のバーコードの位置を上下方向に揃えた状態で該被包装物を集積包装する集積包装フィルムには店頭におけるレジ係が該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるべきものと誤認しないように遮蔽する遮蔽印刷を施すと共に該集積包装内の全被包装物についての単一のバーコードを表示させ、当該単一のバーコードは、当該単一のバーコードをバーコード読取手段により読み取らせる際に該バーコード読取手段が該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードを読み取らないように、該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードから離れた位置に表示されていることを特徴とする集積包装フィルム(請求項1)。
【0016】
(2)前記単一のバーコードは、集積包装内の各被包装物に付されたバーコードと略反対側の位置に表示される(請求項2)。
【0017】
【作用】
[請求項1の発明]
集積包装フィルムに施された遮蔽印刷は、店頭におけるレジ係が集積包装内の各被包装物に付されたバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるべきものと誤認しないように遮蔽するものであれば足り、各被包装物のバーコードが全く目に見えなくなる程度まで遮蔽する必要はなく、また、各被包装物のバーコードがバーコード読取手段により読み取り不能になる程度に遮蔽する必要もない。
【0018】
即ち、遮蔽印刷は、店頭におけるレジ係が集積包装内の各被包装物に付されたバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるべきものと誤認しないように遮蔽するものである限り、いかなるデザインを有するものであっても、また、暖色系の色を含むいかなる色を備えたものであっても差し支えない。
【0019】
店頭におけるレジ係は集積包装内の各被包装物に付されたバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるべきものとは誤認しない結果、該レジ係は集積包装フィルムに表示される集積包装内の全被包装物についての単一のバーコードのみをバーコード読取手段により読み取らせることになる。
【0020】
しかして、当該単一のバーコードは、当該単一のバーコードをバーコード読取手段により読み取らせる際に該バーコード読取手段が該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードを読み取らないように、該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードから離れた位置に表示されている。従って、レジ係が当該単一のバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるときに、該バーコード読取手段が集積包装内の各被包装物に付されたバーコードを誤って読み取ることはない。
【0021】
[請求項2の発明]
集積包装内の全被包装物についての単一のバーコードは、集積包装内の各被包装物に付されたバーコードと略反対側の位置、即ち、各被包装物に付されたバーコードから最も離れた位置、に表示されるため、レジ係が当該単一のバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるときに、該バーコード読取手段が集積包装内の各被包装物に付されたバーコードを誤って読み取るおそれは完全に排除される。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
【0023】
符号11に示すものは集積状態で販売される缶詰、瓶詰、箱体等の被包装物である。被包装物11、11・・・は、図4に示すように、各被包装物11のバーコード13の位置を上下方向に揃えた状態で集積包装フィルム15により集積包装される。
【0024】
被包装物11、11・・・を集積包装する集積包装フィルム15には店頭におけるレジ係が該集積包装内の各被包装物11に付されたバーコード13をバーコード読取手段により読み取らせるべきものと誤認しないように遮蔽する遮蔽印刷17を施す。
【0025】
遮蔽印刷17のデザイン、色等は自在である。遮蔽印刷17は赤色等の暖色系の色により形成してもよい。図示の事例においては、遮蔽印刷17は白色により形成されており、図1に示すように、集積包装内の各被包装物11に付されたバーコード13が外部から微かに透けて見える。この遮蔽印刷17は、白色であるため、集積包装内の各被包装物11に付されたバーコード13のバーコード読取手段による読み取りを妨げることはできない。
【0026】
被包装物11、11・・・を集積包装する集積包装フィルム15には該集積包装内の全被包装物11、11・・・についての単一のバーコード19を表示させる。
【0027】
当該単一のバーコード19は、当該単一のバーコード19をバーコード読取手段により読み取らせる際に該バーコード読取手段が該集積包装内の各被包装物11に付されたバーコード13を読み取らないように、該集積包装内の各被包装物11に付されたバーコード13から離れた位置に表示する。
【0028】
前記単一のバーコード19は、集積包装内の各被包装物11に付されたバーコード13と略反対側の位置に表示することが望ましい。
【0029】
図3における符号21、23に示すものは集積包装フィルム15の切断線である。集積包装フィルム15は集積包装時に該切断線21、23にて切断され、図2に示すシーム線25にてシームされる。なお、図2における符号27に示すものは別のシーム線である。
【0030】
符号29に示すものは遮蔽印刷17とは別に形成された装飾的印刷である。この装飾的印刷29は装飾的効果を有すると共に前記単一のバーコード19を目立たせる働きをもなす。なお、図示の事例における装飾的印刷29は赤色である。符号31に示すものは集積包装フィルム15における透明部である。該透明部31を通して各被包装物11が外部から見える。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、集積包装フィルムに施された遮蔽印刷は、店頭におけるレジ係が集積包装内の各被包装物に付されたバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるべきものと誤認しないように遮蔽するものであれば足り、各被包装物のバーコードが全く目に見えなくなる程度まで遮蔽する必要はなく、また、各被包装物のバーコードがバーコード読取手段により読み取り不能になる程度に遮蔽する必要もない。
【0032】
従って、遮蔽印刷は、いかなるデザインを有するものであっても、また、暖色系の色を含むいかなる色を備えたものであっても差し支えない。
【0033】
また、集積包装内の全被包装物についての単一のバーコードは、当該単一のバーコードをバーコード読取手段により読み取らせる際に該バーコード読取手段が該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードを読み取らないように、該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードから離れた位置に表示されていればよい。
【0034】
その結果、集積包装フィルム全体のデザイン上の自由度が高まり、該集積包装フィルムの見栄えが向上する。また、例えば、集積包装フィルムを部分的に透明となし、該透明部を通して各被包装物が外部から見えるようにすることもできる。更に、集積包装フィルムの中央部に遮蔽印刷を施し、該集積包装フィルムのシーム線を背面側に位置させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による集積包装フィルムの使用状態を示す斜視図である。
【図2】同上の別の斜視図である。
【図3】同上集積包装フィルムの平面図である。
【図4】各被包装物のバーコードの位置を上下方向に揃えた状態を示す斜視図である。
【図5】従来の集積包装フィルムを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フィルム
3 缶詰
5 バーコード
5‘ バー
7 遮蔽手段
9 単一のバーコード
11 被包装物
13 バーコード
15 集積包装フィルム
17 遮蔽印刷
19 単一のバーコード
21 切断線
23 切断線
25 シーム線
27 シーム線
29 装飾的印刷
31 透明部
Claims (2)
- 各被包装物のバーコードの位置を上下方向に揃えた状態で該被包装物を集積包装する集積包装フィルムには店頭におけるレジ係が該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードをバーコード読取手段により読み取らせるべきものと誤認しないように遮蔽する遮蔽印刷を施すと共に該集積包装内の全被包装物についての単一のバーコードを表示させ、当該単一のバーコードは、当該単一のバーコードをバーコード読取手段により読み取らせる際に該バーコード読取手段が該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードを読み取らないように、該集積包装内の各被包装物に付されたバーコードから離れた位置に表示されていることを特徴とする集積包装フィルム。
- 前記単一のバーコードは、集積包装内の各被包装物に付されたバーコードと略反対側の位置に表示されることを特徴とする請求項1記載の集積包装フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003119408A JP2004323050A (ja) | 2003-04-24 | 2003-04-24 | 集積包装フィルム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003119408A JP2004323050A (ja) | 2003-04-24 | 2003-04-24 | 集積包装フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004323050A true JP2004323050A (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=33498633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003119408A Pending JP2004323050A (ja) | 2003-04-24 | 2003-04-24 | 集積包装フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004323050A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008143002A1 (ja) | 2007-05-14 | 2008-11-27 | B-Core Inc. | 遮蔽によるマーキング方法及び除去によるマーキング方法及び変色によるマーキング方法 |
JP2018052518A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 有限会社マルイ包装資材 | 集積包装フィルム |
-
2003
- 2003-04-24 JP JP2003119408A patent/JP2004323050A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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