JP2004083075A - 缶詰の集積包装手段 - Google Patents
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Abstract
【課題】大掛かり且つ高価な集積シュリンク包装装置等の包装装置が不要であり、しかも集積包装開封後のゴミが少ない缶詰の集積包装手段を提供する。
【解決手段】複数個の缶詰(11)をそのバーコード(13)の位置を揃えた状態で積み重ね、各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽し得るバーコード遮蔽用粘着テープ(15)により、各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽した状態でこれらの缶詰を一体的に固定するようにしてなる、缶詰の集積包装手段。前記バーコード遮蔽用粘着テープには当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコード(17)を備えさせる。
【選択図】 図1
【解決手段】複数個の缶詰(11)をそのバーコード(13)の位置を揃えた状態で積み重ね、各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽し得るバーコード遮蔽用粘着テープ(15)により、各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽した状態でこれらの缶詰を一体的に固定するようにしてなる、缶詰の集積包装手段。前記バーコード遮蔽用粘着テープには当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコード(17)を備えさせる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は缶詰の集積包装手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
缶詰の集積包装手段としては、図10に示す如きものが既に使用されている。同図に示す集積包装手段は、複数個の缶詰1、1・・・をそのバーコード3、3・・・の位置を揃えて積み重ねた状態で包装用フィルム5により包装し、該包装用フィルム5には各缶詰1のバーコード3を読み取り不能に遮蔽するバーコード遮蔽印刷7を備えさせると共に集積包装内の全缶詰1、1・・・に対応するバーコード9を備えさせてなるものである。
【0003】
即ち、店頭においては、バーコード読取装置は集積包装内の各缶詰1に付されている各々のバーコード3を読み取るのではなく、包装用フィルム5に表示されているバーコード9を読み取るのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記従来の缶詰の集積包装手段においては、次のような問題がある。
【0005】
(イ)複数個の缶詰を積み重ねた状態で包装用フィルムにより包装するための集積シュリンク包装装置等の包装装置が必要である。このような包装装置は大掛かりなものであり、高価である。
【0006】
(ロ)集積シュリンク包装装置の場合、複数個の缶詰をそのバーコードの位置を揃えた状態に整列させても、シュリンク装置本体に入る前のコンベヤ上で或いはシュリンク装置本体内で缶詰の整列が乱れるという問題がある。
【0007】
(ハ)複数個の缶詰を包装するための包装用フィルムも比較的高価である。
【0008】
(ニ)集積包装を開封した後は、包装用フィルムは比較的大きなゴミとなる。
【0009】
本発明は、上記従来の缶詰の集積包装手段における上述の如き問題を解決しようとしてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は下記の如き缶詰の集積包装手段を提供するものである。
【0011】
(1)複数個の缶詰をそのバーコードの位置を揃えた状態で積み重ね、各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽し得るバーコード遮蔽用粘着テープにより、各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽した状態でこれらの缶詰を一体的に固定するようにしてなる、缶詰の集積包装手段(請求項1)。
【0012】
(2)前記バーコード遮蔽用粘着テープには当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードを備えさせる(請求項2)。
【0013】
(3)前記バーコード遮蔽用粘着テープは積み重ねられた複数個の缶詰における最上の缶詰の上面から各缶詰の側面を経て最下の缶詰の下面に至るように該缶詰に取り付けられ、更に、該バーコード遮蔽用粘着テープとは別の補助粘着テープが当該複数個の缶詰における最上の缶詰の上面から各缶詰の側面を経て最下の缶詰の下面に至るように該缶詰に取り付けられる(請求項3)。
【0014】
(4)前記バーコード遮蔽用粘着テープは積み重ねられた複数個の缶詰における最上の缶詰の上面から各缶詰の側面を経て最下の缶詰の下面に至り、更に各缶詰の反対側の側面を経て再び最上の缶詰の上面に至るように当該複数個の缶詰に巻き付けられる(請求項4)。
【0015】
(5)複数個の缶詰をそのバーコードの位置を揃えた状態で積み重ね、各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽するバーコード遮蔽シートを介して該バーコート遮蔽シート上から粘着テープによりこれらの缶詰を一体的に固定するようにしてなる、缶詰の集積包装手段(請求項5)。
【0016】
(6)前記(5)の粘着テープには当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードを備えさせる(請求項6)。
【0017】
なお、特許請求の範囲を含む本明細書においては、複数個の缶詰が「積み重ね」られるものとされているが、これらの缶詰の集積包装作業時には作業上の便宜のために該缶詰はバーコードの位置を揃えると共に端面を相互に接触させて水平方向に整列させた状態でバーコード遮蔽用粘着テープ、補助粘着テープ又は粘着テープにより集積包装される場合が多い。即ち、このように集積包装作業時に缶詰を水平方向に並べた状態でバーコード遮蔽用粘着テープ、補助粘着テープ又は粘着テープにより集積包装する場合も本発明の範囲内に含まれるものである。
【0018】
【作用】
[請求項1の缶詰の集積包装手段]
バーコード遮蔽用粘着テープは、複数個の缶詰を一体的に固定する集積包装手段であると共に当該集積包装内の各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽する遮蔽手段でもある。当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードが缶詰における適宜の位置に表示される。店頭においては、バーコード読取装置は集積包装内の各缶詰に付されている各々のバーコードを読み取るのではなく、当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードを読み取るのである。
【0019】
[請求項2の缶詰の集積包装手段]
店頭においては、バーコード読取装置は集積包装内の各缶詰に付されている各々のバーコードを読み取るのではなく、バーコード遮蔽用粘着テープに備えさせた当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードを読み取るのである。
【0020】
[請求項3の缶詰の集積包装手段]
各缶詰のバーコードはバーコード遮蔽用粘着テープにより読み取り不能に遮蔽されるのであるが、複数個の缶詰はバーコード遮蔽用粘着テープと補助テープとにより集積包装される。補助テープは複数個の缶詰の固定を補助するものである。
【0021】
[請求項4の缶詰の集積包装手段]
バーコード遮蔽用粘着テープは各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽すると共にこれらの缶詰に上下方向に一周して巻き付けられることにより該缶詰を集積包装する。
【0022】
[請求項5の缶詰の集積包装手段]
各缶詰に付されているバーコードはバーコード遮蔽シートにより読み取り不能に遮蔽される。粘着テープはバーコード遮蔽シートの上から複数個の缶詰を一体的に固定する。当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードが缶詰における適宜の位置に表示される。店頭においては、バーコード読取装置は集積包装内の各缶詰に付されている各々のバーコードを読み取るのではなく、当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードを読み取るのである。
【0023】
[請求項6の缶詰の集積包装手段]
店頭においては、バーコード読取装置は集積包装内の各缶詰に付されている各々のバーコードを読み取るのではなく、粘着テープに備えさせた当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードを読み取るのである。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
【0025】
本発明による缶詰の集積包装手段は、複数個の缶詰11、11・・・をそのバーコード13、13・・・の位置を揃えた状態で積み重ね(図7参照)、各缶詰11のバーコード13を読み取り不能に遮蔽し得るバーコード遮蔽用粘着テープ15により、各缶詰11のバーコード13を読み取り不能に遮蔽した状態でこれらの缶詰11、11・・・を一体的に固定するようにしてなるものである。図1参照。
【0026】
バーコード遮蔽用粘着テープ15は、例えばカラーテープ等の不透明な粘着テープ或はバーコード遮蔽印刷を施した粘着テープとするが、各缶詰11のバーコード13を読み取り不能に遮蔽し得るものであればいかなる粘着テープであっても差し支えない。
【0027】
バーコード遮蔽用粘着テープ15には当該集積包装内の全缶詰11、11・・・に対応するバーコード17を備えさせることが望ましい。図2参照。
【0028】
図1、図2、図5に示す事例においては、前記バーコード遮蔽用粘着テープ15は積み重ねられた複数個の缶詰11、11・・・における最上の缶詰11の上面11aから各缶詰11の側面11bを経て最下の缶詰11の下面11cに至るように該缶詰11、11・・・に取り付けられ、更に、該バーコード遮蔽用粘着テープ15とは別の補助粘着テープ19が当該複数個の缶詰11、11・・・における最上の缶詰11の上面11aから各缶詰11の側面11bを経て最下の缶詰11の下面11cに至るように該缶詰11、11・・・に取り付けられている。補助粘着テープ19は単数であっても複数であっても差し支えない。補助粘着テープ19が単数の場合には、バーコード遮蔽用粘着テープ15と補助粘着テープ19とは相互に180度の角度間隔を置いて缶詰11、11・・・に取り付けることが望ましい。なお、バーコード遮蔽用粘着テープ15と補助粘着テープ19はいずれも缶詰11、11・・・の側面11b、11b・・・についてのみ取り付けても差し支えない。
【0029】
図3、図4、図6に示す事例においては、前記バーコード遮蔽用粘着テープ15は積み重ねられた複数個の缶詰11、11・・・における最上の缶詰11の上面11aから各缶詰11の側面11bを経て最下の缶詰11の下面11cに至り、更に各缶詰11の反対側の側面11bを経て再び最上の缶詰11の上面11aに至るように当該複数個の缶詰11、11・・・に巻き付けられている。
【0030】
図8に示す事例においては、複数個の缶詰11、11・・・をそのバーコード13の位置を揃えた状態で積み重ね、各缶詰11のバーコード13を読み取り不能に遮蔽するバーコード遮蔽シート21を介して該バーコート遮蔽シート21上から粘着テープ23によりこれらの缶詰11、11・・・を一体的に固定している。バーコート遮蔽シート21には例えば宣伝用の葉書が含まれる。また、粘着テープ23は単数本使用しても複数本使用しても差し支えない。更に、粘着テープ23は、図3、図4、図6に示す上記事例と同様に、積み重ねられた複数個の缶詰11、11・・・における最上の缶詰11の上面11aから各缶詰11の側面11bを経て最下の缶詰11の下面11cに至り、更に各缶詰11の反対側の側面11bを経て再び最上の缶詰11の上面11aに至るように当該複数個の缶詰11、11・・・に巻き付けてもよい。
【0031】
前記の粘着テープ23には当該集積包装内の全缶詰11、11・・・に対応するバーコード25を備えさせることが望ましい。図9参照。
【0032】
【発明の効果】
本発明は下記の如き優れた効果を発揮する。
【0033】
(1)本発明においては、大掛かり且つ高価な集積シュリンク包装装置等の包装装置が不要である。
【0034】
(2)本発明によれば、複数個の缶詰をそのバーコードの位置を揃えた状態でテープを取り付ければ、缶詰の整列が乱れるおそれはない。
【0035】
(3)バーコード遮蔽用粘着テープは包装用フィルムに比べて安価である。
【0036】
(4)バーコード遮蔽用粘着テープは、包装用フィルムに比べて使用量が極めて少ないため、集積包装を開封した後のゴミ処理の面でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による缶詰の集積包装手段の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明による缶詰の集積包装手段の別の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明による缶詰の集積包装手段の更に別の一例を示す斜視図である。
【図4】本発明による缶詰の集積包装手段の更に別の一例を示す斜視図である。
【図5】図1又は図2の缶詰の集積包装手段を示す側面図である。
【図6】図3又は図4の缶詰の集積包装手段を示す側面図である。
【図7】複数個の缶詰をそのバーコードの位置を揃えて積み重ねた状態を示す斜視図である。
【図8】本発明による缶詰の集積包装手段の更に別の一例を示す正面図である。
【図9】本発明による缶詰の集積包装手段の更に別の一例を示す正面図である。
【図10】従来の缶詰の集積包装手段を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 缶詰
3 バーコード
5 包装用フィルム
7 バーコード遮蔽印刷
9 バーコード
11 缶詰
11a 上面
11b 側面
11c 下面
13 バーコード
15 バーコード遮蔽用粘着テープ
17 バーコード
19 補助粘着テープ
21 バーコード遮蔽シート
23 粘着テープ
25 バーコード。
【発明の属する技術分野】
本発明は缶詰の集積包装手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
缶詰の集積包装手段としては、図10に示す如きものが既に使用されている。同図に示す集積包装手段は、複数個の缶詰1、1・・・をそのバーコード3、3・・・の位置を揃えて積み重ねた状態で包装用フィルム5により包装し、該包装用フィルム5には各缶詰1のバーコード3を読み取り不能に遮蔽するバーコード遮蔽印刷7を備えさせると共に集積包装内の全缶詰1、1・・・に対応するバーコード9を備えさせてなるものである。
【0003】
即ち、店頭においては、バーコード読取装置は集積包装内の各缶詰1に付されている各々のバーコード3を読み取るのではなく、包装用フィルム5に表示されているバーコード9を読み取るのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、上記従来の缶詰の集積包装手段においては、次のような問題がある。
【0005】
(イ)複数個の缶詰を積み重ねた状態で包装用フィルムにより包装するための集積シュリンク包装装置等の包装装置が必要である。このような包装装置は大掛かりなものであり、高価である。
【0006】
(ロ)集積シュリンク包装装置の場合、複数個の缶詰をそのバーコードの位置を揃えた状態に整列させても、シュリンク装置本体に入る前のコンベヤ上で或いはシュリンク装置本体内で缶詰の整列が乱れるという問題がある。
【0007】
(ハ)複数個の缶詰を包装するための包装用フィルムも比較的高価である。
【0008】
(ニ)集積包装を開封した後は、包装用フィルムは比較的大きなゴミとなる。
【0009】
本発明は、上記従来の缶詰の集積包装手段における上述の如き問題を解決しようとしてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は下記の如き缶詰の集積包装手段を提供するものである。
【0011】
(1)複数個の缶詰をそのバーコードの位置を揃えた状態で積み重ね、各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽し得るバーコード遮蔽用粘着テープにより、各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽した状態でこれらの缶詰を一体的に固定するようにしてなる、缶詰の集積包装手段(請求項1)。
【0012】
(2)前記バーコード遮蔽用粘着テープには当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードを備えさせる(請求項2)。
【0013】
(3)前記バーコード遮蔽用粘着テープは積み重ねられた複数個の缶詰における最上の缶詰の上面から各缶詰の側面を経て最下の缶詰の下面に至るように該缶詰に取り付けられ、更に、該バーコード遮蔽用粘着テープとは別の補助粘着テープが当該複数個の缶詰における最上の缶詰の上面から各缶詰の側面を経て最下の缶詰の下面に至るように該缶詰に取り付けられる(請求項3)。
【0014】
(4)前記バーコード遮蔽用粘着テープは積み重ねられた複数個の缶詰における最上の缶詰の上面から各缶詰の側面を経て最下の缶詰の下面に至り、更に各缶詰の反対側の側面を経て再び最上の缶詰の上面に至るように当該複数個の缶詰に巻き付けられる(請求項4)。
【0015】
(5)複数個の缶詰をそのバーコードの位置を揃えた状態で積み重ね、各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽するバーコード遮蔽シートを介して該バーコート遮蔽シート上から粘着テープによりこれらの缶詰を一体的に固定するようにしてなる、缶詰の集積包装手段(請求項5)。
【0016】
(6)前記(5)の粘着テープには当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードを備えさせる(請求項6)。
【0017】
なお、特許請求の範囲を含む本明細書においては、複数個の缶詰が「積み重ね」られるものとされているが、これらの缶詰の集積包装作業時には作業上の便宜のために該缶詰はバーコードの位置を揃えると共に端面を相互に接触させて水平方向に整列させた状態でバーコード遮蔽用粘着テープ、補助粘着テープ又は粘着テープにより集積包装される場合が多い。即ち、このように集積包装作業時に缶詰を水平方向に並べた状態でバーコード遮蔽用粘着テープ、補助粘着テープ又は粘着テープにより集積包装する場合も本発明の範囲内に含まれるものである。
【0018】
【作用】
[請求項1の缶詰の集積包装手段]
バーコード遮蔽用粘着テープは、複数個の缶詰を一体的に固定する集積包装手段であると共に当該集積包装内の各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽する遮蔽手段でもある。当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードが缶詰における適宜の位置に表示される。店頭においては、バーコード読取装置は集積包装内の各缶詰に付されている各々のバーコードを読み取るのではなく、当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードを読み取るのである。
【0019】
[請求項2の缶詰の集積包装手段]
店頭においては、バーコード読取装置は集積包装内の各缶詰に付されている各々のバーコードを読み取るのではなく、バーコード遮蔽用粘着テープに備えさせた当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードを読み取るのである。
【0020】
[請求項3の缶詰の集積包装手段]
各缶詰のバーコードはバーコード遮蔽用粘着テープにより読み取り不能に遮蔽されるのであるが、複数個の缶詰はバーコード遮蔽用粘着テープと補助テープとにより集積包装される。補助テープは複数個の缶詰の固定を補助するものである。
【0021】
[請求項4の缶詰の集積包装手段]
バーコード遮蔽用粘着テープは各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽すると共にこれらの缶詰に上下方向に一周して巻き付けられることにより該缶詰を集積包装する。
【0022】
[請求項5の缶詰の集積包装手段]
各缶詰に付されているバーコードはバーコード遮蔽シートにより読み取り不能に遮蔽される。粘着テープはバーコード遮蔽シートの上から複数個の缶詰を一体的に固定する。当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードが缶詰における適宜の位置に表示される。店頭においては、バーコード読取装置は集積包装内の各缶詰に付されている各々のバーコードを読み取るのではなく、当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードを読み取るのである。
【0023】
[請求項6の缶詰の集積包装手段]
店頭においては、バーコード読取装置は集積包装内の各缶詰に付されている各々のバーコードを読み取るのではなく、粘着テープに備えさせた当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードを読み取るのである。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
【0025】
本発明による缶詰の集積包装手段は、複数個の缶詰11、11・・・をそのバーコード13、13・・・の位置を揃えた状態で積み重ね(図7参照)、各缶詰11のバーコード13を読み取り不能に遮蔽し得るバーコード遮蔽用粘着テープ15により、各缶詰11のバーコード13を読み取り不能に遮蔽した状態でこれらの缶詰11、11・・・を一体的に固定するようにしてなるものである。図1参照。
【0026】
バーコード遮蔽用粘着テープ15は、例えばカラーテープ等の不透明な粘着テープ或はバーコード遮蔽印刷を施した粘着テープとするが、各缶詰11のバーコード13を読み取り不能に遮蔽し得るものであればいかなる粘着テープであっても差し支えない。
【0027】
バーコード遮蔽用粘着テープ15には当該集積包装内の全缶詰11、11・・・に対応するバーコード17を備えさせることが望ましい。図2参照。
【0028】
図1、図2、図5に示す事例においては、前記バーコード遮蔽用粘着テープ15は積み重ねられた複数個の缶詰11、11・・・における最上の缶詰11の上面11aから各缶詰11の側面11bを経て最下の缶詰11の下面11cに至るように該缶詰11、11・・・に取り付けられ、更に、該バーコード遮蔽用粘着テープ15とは別の補助粘着テープ19が当該複数個の缶詰11、11・・・における最上の缶詰11の上面11aから各缶詰11の側面11bを経て最下の缶詰11の下面11cに至るように該缶詰11、11・・・に取り付けられている。補助粘着テープ19は単数であっても複数であっても差し支えない。補助粘着テープ19が単数の場合には、バーコード遮蔽用粘着テープ15と補助粘着テープ19とは相互に180度の角度間隔を置いて缶詰11、11・・・に取り付けることが望ましい。なお、バーコード遮蔽用粘着テープ15と補助粘着テープ19はいずれも缶詰11、11・・・の側面11b、11b・・・についてのみ取り付けても差し支えない。
【0029】
図3、図4、図6に示す事例においては、前記バーコード遮蔽用粘着テープ15は積み重ねられた複数個の缶詰11、11・・・における最上の缶詰11の上面11aから各缶詰11の側面11bを経て最下の缶詰11の下面11cに至り、更に各缶詰11の反対側の側面11bを経て再び最上の缶詰11の上面11aに至るように当該複数個の缶詰11、11・・・に巻き付けられている。
【0030】
図8に示す事例においては、複数個の缶詰11、11・・・をそのバーコード13の位置を揃えた状態で積み重ね、各缶詰11のバーコード13を読み取り不能に遮蔽するバーコード遮蔽シート21を介して該バーコート遮蔽シート21上から粘着テープ23によりこれらの缶詰11、11・・・を一体的に固定している。バーコート遮蔽シート21には例えば宣伝用の葉書が含まれる。また、粘着テープ23は単数本使用しても複数本使用しても差し支えない。更に、粘着テープ23は、図3、図4、図6に示す上記事例と同様に、積み重ねられた複数個の缶詰11、11・・・における最上の缶詰11の上面11aから各缶詰11の側面11bを経て最下の缶詰11の下面11cに至り、更に各缶詰11の反対側の側面11bを経て再び最上の缶詰11の上面11aに至るように当該複数個の缶詰11、11・・・に巻き付けてもよい。
【0031】
前記の粘着テープ23には当該集積包装内の全缶詰11、11・・・に対応するバーコード25を備えさせることが望ましい。図9参照。
【0032】
【発明の効果】
本発明は下記の如き優れた効果を発揮する。
【0033】
(1)本発明においては、大掛かり且つ高価な集積シュリンク包装装置等の包装装置が不要である。
【0034】
(2)本発明によれば、複数個の缶詰をそのバーコードの位置を揃えた状態でテープを取り付ければ、缶詰の整列が乱れるおそれはない。
【0035】
(3)バーコード遮蔽用粘着テープは包装用フィルムに比べて安価である。
【0036】
(4)バーコード遮蔽用粘着テープは、包装用フィルムに比べて使用量が極めて少ないため、集積包装を開封した後のゴミ処理の面でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による缶詰の集積包装手段の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明による缶詰の集積包装手段の別の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明による缶詰の集積包装手段の更に別の一例を示す斜視図である。
【図4】本発明による缶詰の集積包装手段の更に別の一例を示す斜視図である。
【図5】図1又は図2の缶詰の集積包装手段を示す側面図である。
【図6】図3又は図4の缶詰の集積包装手段を示す側面図である。
【図7】複数個の缶詰をそのバーコードの位置を揃えて積み重ねた状態を示す斜視図である。
【図8】本発明による缶詰の集積包装手段の更に別の一例を示す正面図である。
【図9】本発明による缶詰の集積包装手段の更に別の一例を示す正面図である。
【図10】従来の缶詰の集積包装手段を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 缶詰
3 バーコード
5 包装用フィルム
7 バーコード遮蔽印刷
9 バーコード
11 缶詰
11a 上面
11b 側面
11c 下面
13 バーコード
15 バーコード遮蔽用粘着テープ
17 バーコード
19 補助粘着テープ
21 バーコード遮蔽シート
23 粘着テープ
25 バーコード。
Claims (6)
- 複数個の缶詰をそのバーコードの位置を揃えた状態で積み重ね、各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽し得るバーコード遮蔽用粘着テープにより、各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽した状態でこれらの缶詰を一体的に固定するようにしてなる、缶詰の集積包装手段。
- 前記バーコード遮蔽用粘着テープには当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードを備えさせたことを特徴とする請求項1の缶詰の集積包装手段。
- 前記バーコード遮蔽用粘着テープは積み重ねられた複数個の缶詰における最上の缶詰の上面から各缶詰の側面を経て最下の缶詰の下面に至るように該缶詰に取り付けられ、更に、該バーコード遮蔽用粘着テープとは別の補助粘着テープが当該複数個の缶詰における最上の缶詰の上面から各缶詰の側面を経て最下の缶詰の下面に至るように該缶詰に取り付けられたことを特徴とする請求項1又は2の缶詰の集積包装手段。
- 前記バーコード遮蔽用粘着テープは積み重ねられた複数個の缶詰における最上の缶詰の上面から各缶詰の側面を経て最下の缶詰の下面に至り、更に各缶詰の反対側の側面を経て再び最上の缶詰の上面に至るように当該複数個の缶詰に巻き付けられたことを特徴とする請求項1又は2の缶詰の集積包装手段。
- 複数個の缶詰をそのバーコードの位置を揃えた状態で積み重ね、各缶詰のバーコードを読み取り不能に遮蔽するバーコード遮蔽シートを介して該バーコート遮蔽シート上から粘着テープによりこれらの缶詰を一体的に固定するようにしてなる、缶詰の集積包装手段。
- 前記粘着テープには当該集積包装内の全缶詰に対応するバーコードを備えさせたことを特徴とする請求項5の缶詰の集積包装手段。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002246456A JP2004083075A (ja) | 2002-08-27 | 2002-08-27 | 缶詰の集積包装手段 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2002
- 2002-08-27 JP JP2002246456A patent/JP2004083075A/ja active Pending
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