JP2004322703A - 車両の安全装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートベルトの適正な装着状態を常に検出するようにして、車両の安全性を高めるようにした車両の安全装置を提供する。
【解決手段】シートバック6にサイドエアバック8を内蔵した車両において、シートベルト1の適正な装着状態を検出するバックルセンサ11及びシートベルトガイドセンサ12と、該バックルセンサ11及びシートベルトガイドセンサ12からの信号によりシートベルト1が適正に装着されていない状態を検出した時は前記サイドエアバック8を展開させないように制御する制御装置13とを設けた。
【選択図】 図2
【解決手段】シートバック6にサイドエアバック8を内蔵した車両において、シートベルト1の適正な装着状態を検出するバックルセンサ11及びシートベルトガイドセンサ12と、該バックルセンサ11及びシートベルトガイドセンサ12からの信号によりシートベルト1が適正に装着されていない状態を検出した時は前記サイドエアバック8を展開させないように制御する制御装置13とを設けた。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等車両の安全装置に係り、一層詳細には、シートバックにサイドエアバックを内蔵した車両の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オープンカー等にみられる、リトラクタがシート内蔵でなく、センタピラーやサイドルーフレールにアンカが設定できないシートベルト構造や乗用車のリヤシートにみられる、リトラクタがシート内蔵のシートベルト構造(非特許文献1参照)においては、フロアパネル又はシートクッション側に設けたバックルの対角線上に位置してシートバックにシートベルトガイドが設定されることは良く知られている。尚、オープンカーにあってはロールゲージに設定される場合もある。
【0003】
例えば、オープンカーにあっては、図5及び図6に示すように、シートベルト1のリトラクタ2がクォータパネル3に内蔵され、このリトラクタ2とフロアパネル又はシートクッション4側に設けられたバックル5との間のシートベルト1の中間部分が、前記バックル5の対角線上に位置してシートバック6の肩部に設けられたシートベルトガイド7を挿通している。また、前記シートバック6の外側部にはサイドエアバック8が内蔵されている。
【0004】
【非特許文献1】
青山元男著「カー・メカニズム・マニュアル[ボディ&装備編]株式会社ナツメ社、1994年2月15日、P118
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような車両にあっては、後席乗降性等からシートベルトガイド7を通さなくてもシートベルト1を装着することが可能である。ところが、小柄な乗員やチャイルドシートを装着している場合、シートベルト1が設計基準よりも低い位置を通ることになり(図5及び図6中の二点鎖線参照)、サイドエアバック8の展開を阻害することになって、適正な保護が行なわれないばかりでなく、加害性を持つ虞もある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、シートベルトの適正な装着状態を常に検出するようにして、車両の安全性を高めるようにした車両の安全装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に係る発明は、シートバックにサイドエアバックを内蔵した車両において、シートベルトの適正な装着状態を検出するシートベルト適正装着状態検出手段と、該シートベルト適正装着状態検出手段からの信号によりシートベルトが適正に装着されていない状態を検出した時は前記サイドエアバックを展開させないように制御する制御手段とを設けたので、サイドエアバックの不正な展開による加害性が低減される。
【0008】
また、請求項2に係る発明は、シートバックにサイドエアバックを内蔵した車両において、シートベルトの適正な装着状態を検出するシートベルト適正装着状態検出手段と、該シートベルト適正装着状態検出手段からの信号によりシートベルトが適正に装着されていない状態を検出した時は警報手段を介して警報を発するように制御する制御手段とを設けたので、シートベルトの適正な装着が促され、サイドエアバックの不正な展開が未然に回避される。
【0009】
また、請求項3に係る発明は、シートベルト適正装着状態検出手段は、シートベルトのバックルに設けられてシートベルトのタングの装着を検出するバックルセンサと、該シートベルトを肩位置に導くためのシートベルトガイドに設けられてシートベルトの挿通を検出するシートベルトガイドセンサとから成るので、既存のバックルセンサを効果的に利用してシートベルト適正装着状態を容易かつ確実に検出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車両の安全装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
【0011】
図1は本発明の一実施例を示すシートの正面図、図2は同じく安全装置の制御ブロック図、図3は同じくシートベルトガイドセンサの変形例を示すシート周りの正面図、図4は同じく安全装置の制御内容を示す図表である。尚、これらの図において、図5及び図6と同一部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0012】
図1に示すように、シートバック6の外側部にはサイドエアバック8が内蔵され、車両の側面衝突時等に図1中二点鎖線に示すように展開して、シート上の乗員をその側面部において保護し得るようになっている。
【0013】
また、バックル5と図示しないリトラクタとの間のシートベルト1の中間部分は、前記バックル5の対角線上に位置してシートバック6の肩部に設けられたシートベルトガイド7を挿通している。
【0014】
そして、前記シートベルト1の適正な装着状態(図1の状態)を検出するシートベルト適正装着状態検出手段として、前記バックル5にシートベルトのタングが装着されていることを検出するバックルセンサ11が内蔵されると共に、シートベルトガイド7にはシートベルトの挿通を検出するシートベルトガイドセンサ12が内蔵される。
【0015】
図2に示すように、前記バックルセンサ11とシートベルトガイドセンサ12は、ともに使用状態でON信号を制御装置(制御手段)13に出力するもので、光電式又は圧力式のものが用いられている。
【0016】
前記制御装置13は、マイクロコンピュータ(CPU)、メモリ及び入出力信号処理回路としてのインタフェイスとで構成され、車両の側面衝突時等を検出するためのGセンサ10からの信号も入力して、サイドエアバック8のインフレータ8aと警報装置(警報手段)14とを制御している。
【0017】
具体的には、図4に示すように、シートベルト1が適正に装着されて前記バックルセンサ11とシートベルトガイドセンサ12がともにONされた状態で、Gセンサ10からの信号により車両の側面衝突時等を検出した時は、インフレータ8aに作動(点火)信号が出力されてサイドエアバック8が展開される。また、前記シートベルト1がシートベルトガイド7に通されてシートベルトガイドセンサ12のみがONされてバックルセンサ11がOFFされた状態(シートベルト1の非装着状態の一種)で、Gセンサ10からの信号により車両の側面衝突時等を検出した時は、インフレータ8aに作動(点火)信号が出力されてサイドエアバック8が展開される。また、シートベルト1が装着されずに前記バックルセンサ11とシートベルトガイドセンサ12がともにOFFされた状態で、Gセンサ10からの信号により車両の側面衝突時等を検出した時は、インフレータ8aに作動(点火)信号が出力されてサイドエアバック8が展開される。
【0018】
一方、シートベルト1が適正に装着されずにバックルセンサ11のみがONされてシートベルトガイドセンサ12がOFFされた状態(図5の二点鎖線で示す装着状態参照)では、Gセンサ10からの信号により車両の側面衝突時等を検出した時でも、インフレータ8aに作動(点火)信号が出力されないでサイドエアバック8が展開しないようになっている。同時に、上記状態では、警報装置14に出力されて、音声や文字でシートベルト1の適正な装着が促されるようにもなっている。
【0019】
このようにして、本実施例では、シートベルト1が適正に装着されていない状態の時は、サイドエアバック8が展開されないので、サイドエアバック8の不正な展開による加害性が低減される。
【0020】
同時に、警報装置14により、シートベルト1の適正な装着が促されるので、サイドエアバック8の不正な展開が未然に回避される。
【0021】
また、シートベルト適正装着状態検出手段として、バックルセンサ11とシートベルトガイドセンサ12を用いるので、既存のバックルセンサ11を効果的に利用してシートベルト適正装着状態を容易かつ確実に検出することができる。
【0022】
尚、上記実施例において、シートベルトガイドセンサ12はシートベルトガイド7が、図3に示すように、オープンカーにおけるロールゲージ9に設定されている場合は当該シートベルトガイド7に内蔵するようにしても良い。
【0023】
また、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種変更が可能であることは言うまでもない。例えば、シートベルト適正装着状態検出手段として、バックルセンサ11とシートベルトガイドセンサ12以外の検出手段を用いても良い。また、制御装置13により、サイドエアバック8と警報装置14の何れか一方のみ制御するようにしても良い。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明によれば、シートベルトの適正な装着状態を検出するシートベルト適正装着状態検出手段と、該シートベルト適正装着状態検出手段からの信号によりシートベルトが適正に装着されていない状態を検出した時は前記サイドエアバックを展開させないように制御する制御手段とを設けたので、シートベルトの不適正な装着時のサイドエアバックの不正な展開による加害性が低減され、乗員の安全性が高まる。
【0025】
また、請求項2の発明によれば、シートバックにサイドエアバックを内蔵した車両において、シートベルトの適正な装着状態を検出するシートベルト適正装着状態検出手段と、該シートベルト適正装着状態検出手段からの信号によりシートベルトが適正に装着されていない状態を検出した時は警報手段を介して警報を発するように制御する制御手段とを設けたので、シートベルトの適正な装着が促され、サイドエアバックの不正な展開が未然に回避される。
【0026】
また、請求項3の発明によれば、シートベルト適正装着状態検出手段は、シートベルトのバックルに設けられてシートベルトのタングの装着を検出するバックルセンサと、該シートベルトを肩位置に導くためのシートベルトガイドに設けられてシートベルトの挿通を検出するシートベルトガイドセンサとから成ることを特徴とするので、既存のバックルセンサを効果的に利用してシートベルト適正装着状態を容易かつ確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシートの正面図である。
【図2】同じく安全装置の制御ブロック図である。
【図3】同じくシートベルトガイドセンサの変形例を示すシート周りの正面図である。
【図4】同じく安全装置の制御内容を示す図表である。
【図5】従来の不具合を説明するシートの正面図である。
【図6】同じくオープンカーの側面図である。
【符号の説明】
1 シートベルト
2 リトラクタ
3 クォータパネル
4 シートクッション
5 バックル
6 シートバック
7 シートベルトガイド
8 サイドエアバック
9 ロールゲージ
10 Gセンサ
11 バックルセンサ
12 シートベルトガイドセンサ
13 制御装置
14 警報装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等車両の安全装置に係り、一層詳細には、シートバックにサイドエアバックを内蔵した車両の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
オープンカー等にみられる、リトラクタがシート内蔵でなく、センタピラーやサイドルーフレールにアンカが設定できないシートベルト構造や乗用車のリヤシートにみられる、リトラクタがシート内蔵のシートベルト構造(非特許文献1参照)においては、フロアパネル又はシートクッション側に設けたバックルの対角線上に位置してシートバックにシートベルトガイドが設定されることは良く知られている。尚、オープンカーにあってはロールゲージに設定される場合もある。
【0003】
例えば、オープンカーにあっては、図5及び図6に示すように、シートベルト1のリトラクタ2がクォータパネル3に内蔵され、このリトラクタ2とフロアパネル又はシートクッション4側に設けられたバックル5との間のシートベルト1の中間部分が、前記バックル5の対角線上に位置してシートバック6の肩部に設けられたシートベルトガイド7を挿通している。また、前記シートバック6の外側部にはサイドエアバック8が内蔵されている。
【0004】
【非特許文献1】
青山元男著「カー・メカニズム・マニュアル[ボディ&装備編]株式会社ナツメ社、1994年2月15日、P118
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したような車両にあっては、後席乗降性等からシートベルトガイド7を通さなくてもシートベルト1を装着することが可能である。ところが、小柄な乗員やチャイルドシートを装着している場合、シートベルト1が設計基準よりも低い位置を通ることになり(図5及び図6中の二点鎖線参照)、サイドエアバック8の展開を阻害することになって、適正な保護が行なわれないばかりでなく、加害性を持つ虞もある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、シートベルトの適正な装着状態を常に検出するようにして、車両の安全性を高めるようにした車両の安全装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に係る発明は、シートバックにサイドエアバックを内蔵した車両において、シートベルトの適正な装着状態を検出するシートベルト適正装着状態検出手段と、該シートベルト適正装着状態検出手段からの信号によりシートベルトが適正に装着されていない状態を検出した時は前記サイドエアバックを展開させないように制御する制御手段とを設けたので、サイドエアバックの不正な展開による加害性が低減される。
【0008】
また、請求項2に係る発明は、シートバックにサイドエアバックを内蔵した車両において、シートベルトの適正な装着状態を検出するシートベルト適正装着状態検出手段と、該シートベルト適正装着状態検出手段からの信号によりシートベルトが適正に装着されていない状態を検出した時は警報手段を介して警報を発するように制御する制御手段とを設けたので、シートベルトの適正な装着が促され、サイドエアバックの不正な展開が未然に回避される。
【0009】
また、請求項3に係る発明は、シートベルト適正装着状態検出手段は、シートベルトのバックルに設けられてシートベルトのタングの装着を検出するバックルセンサと、該シートベルトを肩位置に導くためのシートベルトガイドに設けられてシートベルトの挿通を検出するシートベルトガイドセンサとから成るので、既存のバックルセンサを効果的に利用してシートベルト適正装着状態を容易かつ確実に検出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車両の安全装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
【0011】
図1は本発明の一実施例を示すシートの正面図、図2は同じく安全装置の制御ブロック図、図3は同じくシートベルトガイドセンサの変形例を示すシート周りの正面図、図4は同じく安全装置の制御内容を示す図表である。尚、これらの図において、図5及び図6と同一部材には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0012】
図1に示すように、シートバック6の外側部にはサイドエアバック8が内蔵され、車両の側面衝突時等に図1中二点鎖線に示すように展開して、シート上の乗員をその側面部において保護し得るようになっている。
【0013】
また、バックル5と図示しないリトラクタとの間のシートベルト1の中間部分は、前記バックル5の対角線上に位置してシートバック6の肩部に設けられたシートベルトガイド7を挿通している。
【0014】
そして、前記シートベルト1の適正な装着状態(図1の状態)を検出するシートベルト適正装着状態検出手段として、前記バックル5にシートベルトのタングが装着されていることを検出するバックルセンサ11が内蔵されると共に、シートベルトガイド7にはシートベルトの挿通を検出するシートベルトガイドセンサ12が内蔵される。
【0015】
図2に示すように、前記バックルセンサ11とシートベルトガイドセンサ12は、ともに使用状態でON信号を制御装置(制御手段)13に出力するもので、光電式又は圧力式のものが用いられている。
【0016】
前記制御装置13は、マイクロコンピュータ(CPU)、メモリ及び入出力信号処理回路としてのインタフェイスとで構成され、車両の側面衝突時等を検出するためのGセンサ10からの信号も入力して、サイドエアバック8のインフレータ8aと警報装置(警報手段)14とを制御している。
【0017】
具体的には、図4に示すように、シートベルト1が適正に装着されて前記バックルセンサ11とシートベルトガイドセンサ12がともにONされた状態で、Gセンサ10からの信号により車両の側面衝突時等を検出した時は、インフレータ8aに作動(点火)信号が出力されてサイドエアバック8が展開される。また、前記シートベルト1がシートベルトガイド7に通されてシートベルトガイドセンサ12のみがONされてバックルセンサ11がOFFされた状態(シートベルト1の非装着状態の一種)で、Gセンサ10からの信号により車両の側面衝突時等を検出した時は、インフレータ8aに作動(点火)信号が出力されてサイドエアバック8が展開される。また、シートベルト1が装着されずに前記バックルセンサ11とシートベルトガイドセンサ12がともにOFFされた状態で、Gセンサ10からの信号により車両の側面衝突時等を検出した時は、インフレータ8aに作動(点火)信号が出力されてサイドエアバック8が展開される。
【0018】
一方、シートベルト1が適正に装着されずにバックルセンサ11のみがONされてシートベルトガイドセンサ12がOFFされた状態(図5の二点鎖線で示す装着状態参照)では、Gセンサ10からの信号により車両の側面衝突時等を検出した時でも、インフレータ8aに作動(点火)信号が出力されないでサイドエアバック8が展開しないようになっている。同時に、上記状態では、警報装置14に出力されて、音声や文字でシートベルト1の適正な装着が促されるようにもなっている。
【0019】
このようにして、本実施例では、シートベルト1が適正に装着されていない状態の時は、サイドエアバック8が展開されないので、サイドエアバック8の不正な展開による加害性が低減される。
【0020】
同時に、警報装置14により、シートベルト1の適正な装着が促されるので、サイドエアバック8の不正な展開が未然に回避される。
【0021】
また、シートベルト適正装着状態検出手段として、バックルセンサ11とシートベルトガイドセンサ12を用いるので、既存のバックルセンサ11を効果的に利用してシートベルト適正装着状態を容易かつ確実に検出することができる。
【0022】
尚、上記実施例において、シートベルトガイドセンサ12はシートベルトガイド7が、図3に示すように、オープンカーにおけるロールゲージ9に設定されている場合は当該シートベルトガイド7に内蔵するようにしても良い。
【0023】
また、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種変更が可能であることは言うまでもない。例えば、シートベルト適正装着状態検出手段として、バックルセンサ11とシートベルトガイドセンサ12以外の検出手段を用いても良い。また、制御装置13により、サイドエアバック8と警報装置14の何れか一方のみ制御するようにしても良い。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明によれば、シートベルトの適正な装着状態を検出するシートベルト適正装着状態検出手段と、該シートベルト適正装着状態検出手段からの信号によりシートベルトが適正に装着されていない状態を検出した時は前記サイドエアバックを展開させないように制御する制御手段とを設けたので、シートベルトの不適正な装着時のサイドエアバックの不正な展開による加害性が低減され、乗員の安全性が高まる。
【0025】
また、請求項2の発明によれば、シートバックにサイドエアバックを内蔵した車両において、シートベルトの適正な装着状態を検出するシートベルト適正装着状態検出手段と、該シートベルト適正装着状態検出手段からの信号によりシートベルトが適正に装着されていない状態を検出した時は警報手段を介して警報を発するように制御する制御手段とを設けたので、シートベルトの適正な装着が促され、サイドエアバックの不正な展開が未然に回避される。
【0026】
また、請求項3の発明によれば、シートベルト適正装着状態検出手段は、シートベルトのバックルに設けられてシートベルトのタングの装着を検出するバックルセンサと、該シートベルトを肩位置に導くためのシートベルトガイドに設けられてシートベルトの挿通を検出するシートベルトガイドセンサとから成ることを特徴とするので、既存のバックルセンサを効果的に利用してシートベルト適正装着状態を容易かつ確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すシートの正面図である。
【図2】同じく安全装置の制御ブロック図である。
【図3】同じくシートベルトガイドセンサの変形例を示すシート周りの正面図である。
【図4】同じく安全装置の制御内容を示す図表である。
【図5】従来の不具合を説明するシートの正面図である。
【図6】同じくオープンカーの側面図である。
【符号の説明】
1 シートベルト
2 リトラクタ
3 クォータパネル
4 シートクッション
5 バックル
6 シートバック
7 シートベルトガイド
8 サイドエアバック
9 ロールゲージ
10 Gセンサ
11 バックルセンサ
12 シートベルトガイドセンサ
13 制御装置
14 警報装置
Claims (3)
- シートバックにサイドエアバックを内蔵した車両において、シートベルトの適正な装着状態を検出するシートベルト適正装着状態検出手段と、該シートベルト適正装着状態検出手段からの信号によりシートベルトが適正に装着されていない状態を検出した時は前記サイドエアバックを展開させないように制御する制御手段とを設けたことを特徴とする車両の安全装置。
- シートバックにサイドエアバックを内蔵した車両において、シートベルトの適正な装着状態を検出するシートベルト適正装着状態検出手段と、該シートベルト適正装着状態検出手段からの信号によりシートベルトが適正に装着されていない状態を検出した時は警報手段を介して警報を発するように制御する制御手段とを設けたことを特徴とする車両の安全装置。
- 請求項1又は2の車両の安全装置において、シートベルト適正装着状態検出手段は、シートベルトのバックルに設けられてシートベルトのタングの装着を検出するバックルセンサと、該シートベルトを肩位置に導くためのシートベルトガイドに設けられてシートベルトの挿通を検出するシートベルトガイドセンサとから成ることを特徴とする請求項1又は2記載の車両の安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003116492A JP2004322703A (ja) | 2003-04-22 | 2003-04-22 | 車両の安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003116492A JP2004322703A (ja) | 2003-04-22 | 2003-04-22 | 車両の安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004322703A true JP2004322703A (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=33496673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003116492A Withdrawn JP2004322703A (ja) | 2003-04-22 | 2003-04-22 | 車両の安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004322703A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015193312A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 富士重工業株式会社 | 車両用着座者拘束装置 |
-
2003
- 2003-04-22 JP JP2003116492A patent/JP2004322703A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015193312A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | 富士重工業株式会社 | 車両用着座者拘束装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050719 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061020 |