JP2004319158A - 灯具のコネクタ取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタをランプボディに取り付ける作業を簡略化する一方で成形用の金型でのスライドを低減ないし不要にして低価格化を図ったコネクタ取付構造を提供する。
【解決手段】コネクタ9は係止プレート11の一端部を保持する係止プレート保持部94を備え、コネクタが収容支持されるコネクタ収容部10は係止プレート11の他端部が内挿される係止プレート内挿部102を備える。係止プレート11の一端部と他端部の少なくとも一方には係止プレート保持部94又は係止プレート内挿部102の内面に食い込んで噛合状態とする噛合片114を備える。コネクタ9の取付作業は単に係止プレート11をコネクタ9の係止プレート保持部94内に挿入した上でコネクタ9をコネクタ内挿部101に内挿するだけでよく、極めて簡単に行うことができる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はランプに給電を行うためにランプに付属されるコネクタに関し、特に当該コネクタをランプと一体的に保持するためのコネクタ取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両用のランプは、ランプボディを車両の一部に固定するとともに、当該ランプに給電を行うためのコネクタをランプボディから引き出して車載電源に接続する構成がとられている。このようなコネクタは車載電源側のコネクタに接続したときに自重によって垂れ下がり給電コードに負荷を与えることになったり、あるいは自動車の走行時に振動や衝撃を受けるため、通常ではコネクタをランプボディの一部に固定支持している。このようにコネクタをランプボディに固定支持する構成として、従来ではコネクタをランプボディにネジにより固定する手段がとれらているが、複数個のネジが必要であるために部品点数が多くなるとともに、これらのネジを締結するための作業が必要であり、コネクタの取付作業が煩雑なのものとなっている。
【0003】
このようなコネクタ取付作業の簡略化を図るために、特許文献1の技術では、ランプボディにコネクタに係合する楔状の係止片を一体に形成し、コネクタには当該係止片に係合する係止穴を一体に設けている。この構成では、コネクタをランプボディの所定位置に配設すれば、係止片が弾性変形して係止穴に係合してコネクタをランプボディに固定することができる。そのため、ネジで固定する場合に比較して構成部品点数を削減し、かつコネクタ取付作業を簡略化することができる。
【0004】
また、特許文献2の技術では、コネクタ等のユニットをランプボディ等の装着壁に固定する構造として、ユニット及びランプボディとは別体に設けたブラケットを用いてユニットをランプボディに固定する取付構造が提案されている。この構成では、ブラケットに設けた係止片をユニットに設けた係止穴に係合させて固定しており、固定したブラケットをネジにより支持壁に固定している。この構成では、ブラケットをユニットに固定する作業を容易に行うことができるという利点はある。
【0005】
【特許文献1】実開平2−54105号公報
【特許文献2】特開平7−233805号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1の技術は、ランプボディに設けた係止片の楔部分を成形するために金型にスライダを設けなければならず、金型が複雑で高価なものになる。また、コネクタには係止片に係合される係止穴を設ける必要があり、この係止穴を成形するための金型にもスライダが必要となり、金型が複雑で高価なものになる。結局、ランプボディとコネクタを成形するための2つの金型がそれぞれ複雑かつ高価なものとなり、全体としてコスト高になるという問題がある。
【0007】
また、特許文献2の技術は、ブラケットを金属板で形成することで金型が不要になり、かつその取付作業も簡略化できるが、ブラケット自体は装着壁にネジ等によって固定しなければならないため全体としての取付作業を軽減することはできない。また、ブラケットに係合される開口部を成形するためにユニットの金型には依然としてスライダが必要であり、金型が複雑かつ高価なものになるという問題がある。
【0008】
本発明の目的は取付作業を簡略化する一方で成形用の金型でのスライダを低減ないし不要にして低価格化を図ったコネクタ取付構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コネクタは係止プレートの一端部を保持する係止プレート保持部を備え、当該コネクタが収容支持されるコネクタ収容部は係止プレートの他端部が内挿される係止プレート内挿部を備えており、係止プレートの一端部と他端部の少なくとも一方には係止プレート保持部又は係止プレート内挿部の内面に食い込んで係止プレートを噛合状態に係止する噛合片を備えていることを特徴とする。
【0010】
本発明においては、係止プレートは一端部に係止片を備え、コネクタの係止プレート保持部に内挿されたときに当該係止片によって係止され、コネクタをコネクタ収容部に内挿したときに係止プレートの他端部に備えた噛合片が係止プレート内挿部の内面に噛合される構成とすることが好ましい。また、係止プレートは金属プレートで構成され、噛合片は当該金属プレートの一部を板厚方向に切り起こし、かつその先端を鋭利に形成した構成とすることが好ましい。
【0011】
本発明によれば、コネクタの取付作業は単に係止プレートをコネクタに挿入し、かつ係止プレートを取着したコネクタをランプボディのコネクタ収容部に内挿するだけでよく、極めて簡単に行うことができる。特に、コネクタに係止プレートをサブアッシーしておけば、ランプの組み立てに際しては単にコネクタをコネクタ収容部に挿入するだけの作業でよく、組み立て作業を極めて簡単に行うことができる。
【0012】
また、本発明によれば、コネクタをランプボディに固定させるための部品として1つの係止プレートが必要とされるのみであり、部品点数を最小限に抑えることができる。特に、係止プレートは金属板をプレス加工等によって形成できるため、製造は極めて容易である。また、コネクタやランプボディを成形するための金型のスライダを低減しあるいは不要にでき、低コスト化が実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明を自動車のヘッドランプHLに適用した実施形態の背面側の斜視図である。このヘッドランプはクリアランスランプを備える複合型ヘッドランプとして構成されており、比較的に剛性の高い樹脂によって成形されたランプボディ1の前面開口に樹脂製レンズ2が取着されて内部にランプ室が構成されている。前記ランプ室内には図には表れないリフレクタが内装されるとともに、前記ランプボディ1の背面にはヘッドランプの光源としてのバルブ3を装着したバルブソケット4が取着されている。このバルブソケット4はコネクタ端子4aが一体に設けられており、ランプボディ1の背面のソケット挿通開口内にゴムキャップ5により封止された状態で支持されている。また、前記ランプボディ1の背面の他の一部に開口されたソケット取付穴1aにはクリアランスランプの光源としてのバルブ6を装着したバルブソケット7が取着されており、当該バルブソケット7には給電コード8を介してコネクタ9が接続され、このコネクタ9は前記ランプボディ1の背面に一体に形成されたコネクタ収容部10に保持されるようになっている。
【0014】
図2に前記コネクタ9及びコネクタ収容部10の拡大斜視図を示すように、前記コネクタ9は、前記ランプボディ1よりも剛性の低い樹脂によって外形が矩形に近い形状に成形されたコネクタボディ91を有しており、角筒状に形成されたコネクタボディの先端部92にはコネクタ端子93が支持され、前記コネクタボディ91の基端部から内部に挿通されている前記給電コード8に電気接続されている。前記コネクタ端子93は図には表れない車載電源側のコネクタに嵌合して電気接続が行われる。また、前記コネクタボディ91の上面には上方向に突出して内部に偏平な凹溝94aを構成するように形成された係止プレート保持部94が形成されている。この係止プレート保持部94内には後述する係止プレート11が長さ方向に挿入可能とされている。また係止プレート保持部94の上面部には長さ方向に舌片状に切り欠かれてその下面がテーパ状をしたランス94bが形成されており、このランス94bは後述するように係止プレート11に設けられた係止片113に係止可能とされている。なお、前記コネクタボディ91の両側面にはそれぞれガイド条95が突出形成されており、また下側面にはストッパ96が突出形成されている。
【0015】
前記コネクタ9はランプボディ1の背面に形成された角筒状のコネクタ収容部10に内挿支持される。図2に示すように、前記コネクタ収容部10はランプボディ1の背面方向に向けて突出した角筒状のコネクタ内挿部101を有しており、このコネクタ内挿部101内にはランプボディ1の背面方向から前記コネクタ9が挿入可能とされている。また、前記コネクタ内挿部101の上側面には前記コネクタ9の係止プレート保持部94を受け入れることができるように幅寸法を若干小さくした領域を上方に膨らませた偏平な係止プレート内挿部102が形成されている。また、前記コネクタ内挿部101の一方の側面には前記コネクタ9に接続されている給電コード8を挿通可能なコード挿通溝103が切り欠かれている。さらに、前記コネクタ内挿部101の反対側の側面にはコネクタ9のガイド条95が嵌合されるガイド溝104が開口縁から所要の長さで切り欠かれている。
【0016】
前記コネクタ9の係止プレート保持部94内に挿入される係止プレート11は、図3(a),(b)に平面図とAA線断面図を併せて示すように、矩形の金属プレートで構成されており、その長さ方向の一端部111がコネクタの係止プレート保持部に内挿されるようになっている。この一端部111には係止プレート11の長さ方向に延びる矩形の係止穴112が開口されるとともに、前記係止穴112の一端側の領域には先端部をほぼ板相当程度だけ曲げ起こした矩形舌片状の係止片113が形成されている。また、前記係止穴112の他端部115の領域には一端部側に向けられた先端を鋭利に形成した三角形状の噛合片114が板厚方向に比較的に大きな角度で切り起こされている。
【0017】
そして、前記係止プレート11の一端部111がコネクタ9の係止プレート保持部94内に内挿されたときには、係止片113は板厚方向に弾性変形して当該係止プレート保持部94に形成されているランス94bを乗り越え、かつその上で当該ランス94bに係合し、係止プレート11の一端部111を係止プレート保持部94内に係合支持するようにされている。また、コネクタ9をコネクタ収容部10のコネクタ内挿部101に挿入したときには、前記係止プレート11の他端部115は同時に係止プレート内挿部102内に内挿され、噛合片114の鋭利な先端は係止プレート内挿部102の内面に当接した状態で内挿されて行き、内挿後に係止プレート11を引き出そうとしたときには当該噛合片114の先端部が係止プレート内挿部102の内面に食い込むようになっている。
【0018】
このような構成において、コネクタ9をランプボディ1のコネクタ収容部10に取り付ける手順を説明する。まず、図4(a)に示すように、係止プレート11の一端部をコネクタ9の係止プレート保持部94内に挿入する。挿入された係止プレート11の係止穴112にはコネクタ9の係止プレート保持部94に形成されているランス94bが嵌合され、同時に係止プレート11の係止片113とランス94bとが係合され、これにより係止プレート11は係止プレート保持部94内に係合支持され、係止プレート保持部94から容易には引き出すことができない状態でコネクタ9に保持される。これにより係止プレート11はコネクタ9の上面に沿って延在する状態で一体的に保持されることになり、この組立状態はコネクタ9に給電コード8を介して接続されているクリアランスランプのバルブソケット7やバルブ6をサブアッシーした構体として構成することになる。
【0019】
次いで、コネクタ9をコネクタ収容部10に収容するには、図4(b)に示すように、コネクタ9に接続されている給電コード8をコード挿通溝103を通しながらコネクタ9の基端部をコネクタ内挿部101に内挿する。このときコネクタ9のガイド条95をガイド溝104に嵌合させ、ストッパ96がコネクタ収容部10の開口縁に当接されるまで内挿を行う。この内挿により、図5に断面図を示すように、コネクタ9の基端部側に延在されている係止プレート11の他端部115はコネクタ収容部10の係止プレート内挿部102内に内挿されて行き、これに伴って係止プレート11に設けられた噛合片114の鋭利な先端はコネクタ内挿部102の内面に当接した状態で内挿される。
【0020】
このようにしてコネクタ9をコネクタ内挿部101に内挿した状態では、コネクタ9をコネクタ収容部10から引き出そうとしたときには、これと一体的に保持されている係止プレート11も係止プレート内挿部102から引き出されようとされるが、このとき噛合片114の先端部が係止プレート内挿部102の内面に食い込んで噛合状態となり、係止プレート11の引き出しが困難なものになる。特にランプボディ1、すなわちこれと一体のコネクタ収容部10は高剛性の樹脂で形成しているので、当該噛合によっても低剛性の樹脂のように表面が損傷されて噛合状態が損なわれることは少なく、高い係止効果が得られる。これにより、コネクタ9は容易にはコネクタ収容部10から引き出されなくなり、外力等がコネクタ9に加えられた場合でもコネクタ9がコネクタ収容部10から外れることがなく、ランプボディ1に対してコネクタ9を強固に固定支持することが可能になる。特に、図外の車載電源側のコネクタを当該コネクタ9に対して着脱する際にコネクタ9を手等で保持する必要がなくなり、着脱作業を容易に行うことが可能になる。
【0021】
このように本発明のコネクタ取付構造では、コネクタ9の取付作業は単に係止プレート11をコネクタ9に挿入し、その上で係止プレート11を取着したコネクタ9をランプボディ1のコネクタ収容部10に内挿するだけでよく、極めて簡単に行うことができる。特に、コネクタ9に係止プレート11をサブアッシーしておけば、ランプの組み立てに際しては単にコネクタ9をコネクタ収容部10に挿入するだけの作業でよく、組み立て作業を極めて簡単に行うことができる。また、コネクタ9をランプボディ1に固定させるための部品として1つの係止プレート11が必要とされるのみであり、部品点数を最小限に抑えることができる。特に、係止プレート11は金属板をプレス加工等によって形成できるため、製造は極めて容易である。また、このような係止プレート11を用いることにより、ランプボディ1、すなわちコネクタ収容部10にはランスが不要となり成形用の金型においてスライダが不要になり、低コスト化が実現できる。また、コネクタ収容部10にはコネクタ9との間に係止プレート11が内挿されるスペースを確保すればよいのでコネクタ回りのスペースは殆ど不要になり、小型化が可能になる。
【0022】
なお、コネクタ収容部10に取り付けたコネクタを取り外すために、コネクタ9と係止プレート内挿部102の隙間から治具を差し入れ、当該治具によってコネクタのランス94bを曲げ起こし、係止プレート11の係止片113との係止を解除すれば、係止プレート11を係止プレート内挿部102内において噛合させた状態のままコネクタ9のみをコネクタ収容部10から取り外すことができる。取り外したコネクタあるいは別のコネクタを再度コネクタ収容部10に取り付ける場合には、当該コネクタ9をコネクタ収容部10に挿入すれば、係止プレート内挿部102内に残されている係止プレート11の係止片113とランス94bとが係合し、再び取り付け状態とすることができる。また、この場合、例えばコネクタ収容部10の係止プレート内挿部102に一部にスリット等を形成しておき、このスリットを通して係止プレート内挿部102内のランス94bにまで治具を挿入する構成としてもよい。
【0023】
なお、前記実施形態においてコネクタは左右対称の形状に形成しているので、左右のヘッドランプのそれぞれに配設するコネクタ収容部に設けられるガイド条やコード挿通溝の配設位置が左右対称に配置された場合でも、同一のコネクタを左右の区別なくいずれのヘッドランプのコネクタ収容部に収容させることが可能であり、ヘッドランプ構成部品の規格化、共用化を図る上でも有利になる。
【0024】
前記実施形態では、コネクタ9の係止プレート保持部94は係止プレート11の係止片113及び係止穴112に係合するランス94bが必要とされているために、この部分で金型にスライダが必要になる。そこで、図6に示すように、係止プレート11の一端部111にも他端部115に設けた噛合片114と同様に鋭利な先端部が反対方向に向けられた噛合片114Aを形成した係止プレートとして構成としてもよい。このようにすることで、コネクタ9の係止プレート保持部94は単に内部に凹溝94aを形成した構成とするだけでよく、ランス94bを形成する必要がなくなる。すなわち、係止プレート11の一端部111をコネクタの係止プレート保持部94に内挿すると一端部111の噛合片114Aの先端部が係止プレート保持部94の内面に食い込んで噛合状態となり、係止プレート11とコネクタ9とが一体化されることになる。係止プレート11の他端部115の噛合片114がコネクタ収容部10の係止プレート内挿部102の内面に食い込んで噛合されることについては前記実施形態と同様である。
【0025】
この実施形態の場合には、係止プレート11はコネクタ9、コネクタ収容部10のいずれに対しても噛合片114A,114による噛合によって係止を行うことになるため、コネクタ収容部10を成形するための金型にスライダが不要になるとともに、コネクタ9を成形するための金型でもスライダが不要になり、金型構造の簡略化、低価格化が可能になる。
【0026】
また、コネクタ9は低剛性の樹脂で形成されているので、例えばコネクタ9を交換する場合には、コネクタ9をコネクタ収容部10から引き出せば、噛合片114Aと噛合しているコネクタ保持部94の一部が破損されながらも、コネクタ9をコネクタ収容部10から取り外すことが可能である。そして、このようにコネクタ9を取り外しても係止プレート11はそのままコネクタ収容部10の係止プレート内挿部102内に保持されているので、別のコネクタ9をコネクタ収容部10に内挿すれば、残されている係止プレート11の噛合片114Aが再度コネクタ9の係止プレート保持部94内において噛合されるため、コネクタ9を再度取着することが可能になる。
【0027】
なお、前記第1の実施形態の係止プレートとは反対に、係止プレートの一端部に噛合片を設けてコネクタの係止プレート保持部の内面に噛合させる一方、係止プレートの他端部に係止片を設けてランプボディのコネクタ収容部の内面に設けたランスに係合させるように構成してもよい。ただし、この場合にはコネクタ収容部は係止プレートを板厚方向に挟んだ状態で内挿する構造にする必要があるが、1つの係止プレートによってコネクタを固定支持することが可能であることは前記各実施形態と同様である。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、コネクタをランプボディに取り付ける作業は単に係止プレートをコネクタに挿入し、かつ係止プレートを取着したコネクタをランプボディのコネクタ収容部に内挿するだけでよく、極めて簡単に行うことができる。特に、コネクタに係止プレートをサブアッシーしておけば、ランプの組み立てに際しては単にコネクタをコネクタ収容部に挿入するだけの作業でよく、組み立て作業を極めて簡単に行うことができる。また、コネクタをランプボディに固定させるための部品として1つの係止プレートが必要とされるのみであり、部品点数を最小限に抑えることができる。特に、係止プレートは金属板をプレス加工等によって形成できるため、製造は極めて容易である。また、これにより、ランプボディやコネクタにはランスが不要となり成形用の金型においてスライダが不要になり、低コスト化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタ取付構造が施されたヘッドランプの概略構成の背面斜視図である。
【図2】コネクタ、係止プレート、コネクタ収容部の拡大斜視図である。
【図3】係止プレートの平面図とAA線断面図である。
【図4】コネクタをコネクタ収容部に取り付ける手順を示す斜視図である。
【図5】コネクタをコネクタ収容部に取り付けた状態の断面図である。
【図6】係止プレートの他の実施形態の斜視図である。
【符号の説明】
1 ランプボディ
6 バルブ
7 バルブソケット
8 給電コード
9 コネクタ
10 コネクタ収容部
11 係止プレート
94 係止プレート保持部
94b ランス
101 コネクタ内挿部
102 係止プレート内挿部
113 係止片
114 噛合片

Claims (3)

  1. コネクタをランプのランプボディに設けたコネクタ収容部に内挿した状態で支持するコネクタ取付構造であって、前記コネクタは係止プレートの一端部が内挿される係止プレート保持部を備え、前記コネクタ収容部は前記係止プレートの他端部が内挿される係止プレート内挿部を備え、前記係止プレートの一端部と他端部の少なくとも一方には前記係止プレート保持部又は前記係止プレート内挿部の内面に食い込んで係止プレートを噛合状態に係止する噛合片を備えていることを特徴とする灯具のコネクタ取付構造。
  2. 前記係止プレートは一端部に係止片を備え、前記コネクタの係止プレート保持部に内挿されたときに当該係止片によって係止され、前記コネクタを前記コネクタ収容部に内挿したときに前記係止プレートの他端部に備えた噛合片が前記係止プレート内挿部の内面に噛合されることを特徴とする請求項1に記載の灯具のコネクタ取付構造。
  3. 前記係止プレートは金属プレートで構成され、前記噛合片は当該金属プレートの一部を板厚方向に切り起こし、その先端を鋭利に形成した構成であることを特徴とする請求項1又は2に記載の灯具のコネクタ取付構造。
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