JP2004318752A - 画像表示方法、プログラムおよび画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】フォルダの下位にフォルダが存在するような深いディレクトリ構成を有する画像データをフォルダの下位にファイルのみが存在するような階層構造として表示し、GUIの設計を容易とし、ユーザフレンドリーなインターフェースを有する画像表示装置を提供する。
【解決手段】画像表示用のアプリケーションの起動時に、上位のアルバム(フォルダ)F1からそのアルバムの下位に静止画が存在するか否かを判定する。静止画が存在するアルバムをGUIの画面上に表示する。画面上では、アルバムに対応したボタンが配置されたアルバム表示部と、選択されたアルバムに含まれる静止画に対応したボタンが配置された静止画表示部とが表示される。選択された静止画の画像が表示される。
【選択図】 図10
【解決手段】画像表示用のアプリケーションの起動時に、上位のアルバム(フォルダ)F1からそのアルバムの下位に静止画が存在するか否かを判定する。静止画が存在するアルバムをGUIの画面上に表示する。画面上では、アルバムに対応したボタンが配置されたアルバム表示部と、選択されたアルバムに含まれる静止画に対応したボタンが配置された静止画表示部とが表示される。選択された静止画の画像が表示される。
【選択図】 図10
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばリムーバブルなディジタル情報記録媒体に格納されている画像データを表示する画像表示方法、プログラムおよび画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD(Comp1ct Disc)やメモリカード等のディジタル情報記録媒体に格納されている画像データを読み込み、画面上に表示する、パーソナルコンピュータ、ディジタルカメラ等画像表示装置が知られている。ディジタル情報記録媒体例えばメモリスティック(Memory Stick:商品名)の静止画ファイルフォーマットでは、データ管理方法、データフォーマットが規定されており、静止画を扱う機器間の互換性が保証されている。メモリスティック(商品名)の場合では、静止画ファイルがカメラファイルシステム規格DCF(Design rule for Camera File system)にしたがってファイル配置、ファイルファイルとされている。
【0003】
下記の特許文献1には、階層化されたフォルダ内に存在する複数の画像から所望の画像を容易に探し出すことを可能とするために、下位階層にあるコンテンツの縮小画像を上位階層のコンテンツとして表示することが記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−109877
【0005】
例えばディジタルカメラで撮影した画像のファイル構造は、上述したDCF規格にしたがっているが、撮影した画像が格納されたディジタル情報記録媒体をパーソナルコンピュータに読み込み、パーソナルコンピュータで画像加工等の編集を行い、編集後の画像をディジタル情報記録媒体に書き込んだりすると、ディジタル情報記録媒体上でのディレクトリ構成が深いものとなる。深いとは、フォルダの下位にフォルダが存在するディレクトリ構成を意味している。また、階層数が3以上の場合も深いディレクトリ構成ということができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ディジタル情報記録媒体に格納されている画像データを読み込み、その画像一覧を画面上に表示すると、深いディレクトリ構成の階層の場合には、問題が生じる。第1に、ディレクトリ構成と対応した選択ボタンを画面上に配置しようとすると、階層数が固定されないので、表示装置の画面の横幅、GUI(Graphical User Interface)を設計することが面倒となる。
【0007】
第2に、深い階層のフォルダにたどり着くまでの、ユーザの操作手順が多くなり、また、手順が複雑化する。第3に、ソフトウェアの実装が難しくなる。すなわち、ハードディスク上の静止画のディレクトリ構成は、2階層とされている。これに対して、メモリカード或いはCDに関しては、3階層以上を表示するGUIとすると、メディアによってソフトウェアの実装を変更する必要が生じ、ソフトウェアの設計量が増える問題が生じる。
【0008】
第4に、深い階層構成の場合、親フォルダを削除した時に、子のフォルダ或いは子のファイルまでが削除されてしまう危険性がある。
【0009】
第5に、ハードディスク上の画像保持形式は、2階層の構成とし、ユーザに対するGUIも2階層のみの構成としている。一方、外部媒体の階層構成を媒体内のデータ保持形式通りに3階層以上に表示した場合では、媒体によってユーザの操作感覚が相違し、違和感を生じるおそれがある。さらに、ハードディスク(2階層)と外部媒体(3階層)間のデータ移動操作に対する、動作仕様定義が難しくなる。
【0010】
したがって、この発明の目的は、媒体上では、深い階層で保持されていても、フォルダの下位にファイルのみが存在するような2階層で全ての画像データのディレクトリ構成を表示し、ユーザフレンドリなユーザインターフェースが実現することができる画像表示方法、プログラムおよび画像表示装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、ディジタル情報記録媒体に格納され、フォルダの下位にフォルダが存在するディレクトリ構成の画像データによる画像を表示する画像表示方法において、
全てのフォルダ関して、画像ファイルが存在するか否かを判定するステップと、
画像ファイルが存在するフォルダを表示し、画像ファイルが存在しない場合に、フォルダを表示しない処理によって、フォルダの下位に画像ファイルのみが存在するような表示を行うフォルダ表示ステップと、
表示されているフォルダに対して選択操作を行った時に、選択されたフォルダに存在する全ての画像ファイルを選択可能に表示するファイル表示ステップと
からなる画像表示方法である。
【0012】
請求項6の発明は、ディジタル情報記録媒体に格納され、フォルダの下位にフォルダが存在するディレクトリ構成の画像データによる画像を表示する画像表示方法のプログラムにおいて、
全てのフォルダ関して、画像ファイルが存在するか否かを判定するステップと、
画像ファイルが存在するフォルダを表示し、画像ファイルが存在しない場合に、フォルダを表示しない処理によって、フォルダの下位に画像ファイルのみが存在するような表示を行うフォルダ表示ステップと、
表示されているフォルダに対して選択操作を行った時に、選択されたフォルダに存在する全ての画像ファイルを選択可能に表示するファイル表示ステップと
からなる画像表示方法をコンピュータに対して実行させるプログラムである。
【0013】
請求項7の発明は、ディジタル情報記録媒体に格納され、フォルダの下位にフォルダが存在するディレクトリ構成の画像データによる画像を表示する画像表示装置において、
リムーバブルディジタル情報記録媒体のインターフェース手段と、
GUIをユーザに提示する表示手段と、
ユーザの操作に応じた信号を発生する入力手段と、
インターフェース手段、表示手段および入力手段を制御する制御手段とからなり、
制御手段は、
インターフェース手段を介して読み込まれたディジタル情報記録媒体上の画像データの全てのフォルダ関して、画像ファイルが存在するか否かを判定し、画像ファイルが存在する場合に、フォルダを表示し、画像ファイルが存在しない場合に、フォルダを表示しない処理によって、フォルダの下位に画像ファイルのみが存在するような表示を行い、
表示されているフォルダに対して選択操作を行った時に、選択されたフォルダに存在する全ての画像ファイルを選択可能に表示する制御を行う画像表示装置である。
【0014】
この発明では、ディジタル情報記録媒体から読み込まれた画像データの全てのフォルダに対して画像ファイルが存在するか否かを判定する。画像ファイルが存在するフォルダのみが表示される。この処理によって、ディジタル情報記録媒体上では、3以上の階層のデータであっても、フォルダおよび画像ファイルの2階層の構成として画像データをユーザに見せることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、一実施形態による画像表示装置の構成を示す。参照符号1が装置全体を制御する制御手段としてのコントローラを示す。コントローラ1は、CPU(Central Processing Unit) から構成され、プログラム格納用のROM2および作業領域用のRAM(Randam Access Memory)3がコントローラ1に対して選択されている。
【0016】
参照符号4がバスを示し、バス4に対してキャッシュ用のSRAM(Static Randam Access Memory) 5、ハードディスク(HDD)6、ユーザの操作に応じた信号を発生する入力装置7、GUIをユーザに提示するディスプレイ8、メモリカードインターフェース9およびCD(Compact Disc)ドライブ10が接続されている。メモリカードインターフェース9は、例えばメモリカードドライブがUSBで接続された構成とされる。入力装置7は、例えばリモートコントローラを使用した構成とされている。勿論、キーボード、マウス等のポインティングデバイスを入力装置7として使用しても良い。
【0017】
図1に示す画像表示装置では、ハードディスク6、メモリカードインターフェース9に装着されたメモリスティック等のメモリカード、CDドライブ10に挿入されたCDのそれぞれに格納されている静止画像を表示することが可能とされている。ハードディスク6に格納されている静止画像のディレクトリ構成は、2階層である。一方、CDおよびメモリカードに格納されている画像のディレクトリ構成は、2階層に限定されず、3階層以上の場合もありうる。なお、規格DCFでは、JPEG(Joint Photographic Experts Group)以外の形式の静止画を扱うことができないが、メモリスティックでは、JPEG以外の形式を扱うことが可能とされている。例えばそのフォーマットがそれぞれの拡張子(BMP,GIF,TIFF等)毎に規定されている画像ファイルを扱うことができる。
【0018】
図2は、メモリカードに格納されている静止画データのディレクトリ構成の一例を示す。階層の起点がルートディレクトリであり、この例では、メモリカードMSがルートディレクトリF1である。ルートディレクトリF1に対してディレクトリまたは画像ファイルが存在する。以下の説明では、ディレクトリ(フォルダ)をアルバムと呼び、画像ファイルを静止画と呼ぶことにする。
【0019】
図2の例では、第1階層として静止画I1,アルバムF2,アルバムF5,アルバムF7が存在する。アルバムF2に対して第2階層として、静止画I2およびアルバムF3が存在する。アルバムF5に対して第2階層として、アルバムF6が存在する。アルバムF7に対して第2階層として、静止画I6およびI7が存在する。
【0020】
さらに、アルバムF3に対して第3階層として、静止画I3およびアルバムF4が存在し、アルバムF6に対して第3階層として、静止画I5が存在する。よりさらに、アルバムF4に対して第4階層として、静止画I4が存在する。ディレクトリ構成は、メモリカードのファイルシステムとして所定のエリアに記述されている。
【0021】
一実施形態では、上述したアルバムの下位にアルバムが存在するような4階層を有するディレクトリ構成の静止画を表示する場合に、図3に示すように、アルバムの下位に静止画のみが存在する2階層で表示するものである。4階層を2階層に表示する場合には、静止画が存在しないアルバムF5は、表示しない。したがって、第1階層には、アルバムF1,F2,F3,F4,F6,F7が存在し、第2階層には、図2に示す関係と同一の関係でもって各アルバムに対して静止画I1〜I7が存在する。2階層で表示する場合でも、全ての静止画を表示することができる。
【0022】
図4および図5は、一実施形態におけるディスプレイ8に表示されるGUIの画面を示し、簡単のために、2個のアルバムが存在する例を示している。画面の左端側にアルバム表示部11が表示される。アルバム表示部11では、存在するアルバム数のボタンが縦方向に整列して表示されており、ユーザは、入力装置7例えばリモートコントローラのコマンダの方向キーと決定キーを操作することによって所望のアルバムを選択する。図4の例では、下側のアルバムが選択されている状態を示し、選択されたアルバムに6個の静止画が含まれ、6個の静止画の先頭の静止画が表示されている。また、アルバム表示部11では、選択したことがボタンの色の変化等で表示される。
【0023】
アルバムの選択がなされると、図5に示すように、アルバムに含まれる6個の静止画と対応したボタンが縦方向に整列した静止画表示部12がアルバム表示部11と隣接して表示される。ユーザは、リモートコントローラのコマンダの方向キーと決定キーを操作することによって所望の静止画を選択する。図5の例では、先頭の静止画が選択されている状態を示す。静止画表示部12では、選択したことがボタンの色の変化等で表示される。
【0024】
図示しないが、メモリカード以外のCDおよびハードディスク6に格納されている静止画を表示する場合も、上述したのと同様のアルバム表示部11と静止画表示部12とからなる2階層の構成のGUIがディスプレイ8の画面上に提示される。さらに、一実施形態では、これらのメモリカード、CDおよびハードディスク6の間で、画像データを自由にコピーすることが可能とされている。
【0025】
このように、メモリカード上で深い階層構造で格納されている画像データを2階層として表示することによって、下記のような利点が得られる。
【0026】
第1に、常に階層数が2個であるので、GUIを設計することが容易となる。第2に、どの静止画を表示する場合でも、ユーザの操作手順が少なく、また、簡単とできる。第3に、メディアの種類にかかわらず、常に2階層とできるので、メディアによってソフトウェアの実装を変更する必要がない。第4に、深い階層構成の場合のように、親フォルダを削除した時に、子供のフォルダ或いは子供のファイルまでが削除されてしまう危険性がない。第5に、メディアの種類にかかわらず、常に2階層とできるので、メディアよってユーザの操作感覚が相違し、違和感を生じるおそれがない。
【0027】
さらに、この発明の一実施形態について説明する。メモリカード上の階層と異なり、GUI上では、2階層に見せているために、編集操作、特に、削除操作に関しては、アルバムまたは静止画が意図に反して削除することがないような考慮を払う必要がある。すなわち、物理的に子供のアルバムがいる親アルバムは、削除の動作があっても残しておくようになされる。
【0028】
図2および図3に示すディレクトリ構成の場合の削除動作について説明する。図6は、静止画I1を削除する処理を示す。なお、図6に示すフローチャートおよび図7〜図12にそれぞれ示されるフローチャートで表した処理は、コントローラ1が主として行う処理である。
【0029】
ステップS1において、ユーザが静止画I1の削除を実行する操作を行う。実行操作は、入力装置7を通じてなされる。静止画I1のアルバムF1には、子供のアルバムが存在していないので、静止画I1の削除の処理なされる(ステップS2)。
【0030】
なお、以下においても同様であるが、削除以外の編集処理も可能とされ、編集結果は、メモリカードインターフェース9を介して挿入されているメモリカードに対してアクセスして反映される。一方、メモリカードから読み出されたデータがSRAM5上に格納され、SRAM5上のデータが表示に使用される。この場合、メモリカードからサムネール画像をSRAM5に読み込み、サムネール画像またはこれを加工した画像が表示される。また、編集処理の結果は、メモリカードを更新することによって反映される。メモリカードの更新を編集の度に行わないで、メモリカードを取り外したり、アプリケーションを終了したりする段階において、行っても良い。
【0031】
図7は、静止画I6およびI7を削除する処理を示す。ステップS11において、ユーザが静止画I6およびI7の削除を実行する操作を行う。ステップS12において、静止画I6が削除され、ステップS13において、静止画I7が削除される。削除の結果、アルバムF7は、静止画が存在しない空のアルバムとなる。空のアルバムも、GUI上(図4および図5に示すディスプレイの画面を意味する。以下同様)で表示されている。このように、静止画の削除は、単純に静止画を削除するのみである。たとえアルバムに静止画が全く存在しなくなっても、画像の削除操作では、アルバムを削除することがなく、空のフォルダがGUI上に表示されている。
【0032】
図8は、アルバムF3を削除する処理を示す。ステップS21において、ユーザがアルバムF3の削除を実行する操作を行う。アルバムF3の子供の静止画I3がステップS22において削除される。そして、ステップS23において、アルバムF3に対して子供のアルバムが物理的に存在するか否かが判定される。物理的に存在するとは、メディア例えばメモリカード上、またはSRAM上に格納されている画像データのファイル構造において存在することを意味する。
【0033】
図2から分かるように、アルバムF3に対して子供のアルバムF4が存在するので、ステップS24では、アルバムF3を残す処理がされる。ユーザは、アルバムF3を削除する操作を行う場合、アルバムF3と静止画I3が削除されることを期待しているのであって、アルバムF3の子供としてのアルバムF4および静止画I4までが削除されることを望んでいるわけではない。したがって、アルバムF3の削除がなされない。そして、静止画I3が削除されたので、静止画が存在しなくなったアルバムF3がGUI上では表示しないようになされる(ステップS25)。
【0034】
若し、ステップS23において、アルバムF3に子供のアルバムがいないと判定されると、アルバムF3がステップS26において削除される。アルバムF3がなくなったので、ステップS27においてGUI上にアルバムF3を表示しないようになされる。
【0035】
図9は、アルバムF3およびF4を削除する処理を示す。ステップS31において、ユーザがアルバムF3およびF4を選択して削除を実行する操作を行う。アルバムF3の子供の静止画I3がステップS32において削除される。そして、ステップS33において、アルバムF3に対して子供のアルバムが物理的に存在するか否かが判定される。
【0036】
図2から分かるように、アルバムF3に対して子供のアルバムF4が存在するので、ステップS34では、アルバムF3を残す処理がされる。静止画I3が削除されたので、静止画が存在しなくなったアルバムF3がGUI上では表示しないようになされる(ステップS35)。以上の処理S31〜S35は、図8におけるステップS21〜S25と同様である。
【0037】
次のステップS36では、アルバムF4の子供の静止画I4が削除される。ステップS37において、アルバムF4に子供のアルバムが存在するか否かがステップS37において判定される。アルバムF4には、子供のアルバムが存在しないので、ステップS38において、親のアルバムF3に移動し、アルバムF4を削除する。アルバムF4がなくなったので、ステップS39において、GUI上にアルバムF4を表示しないようになされる。
【0038】
ステップS40において、現在のアルバムF3に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。ステップS38においてアルバムF4が削除されたので、子供のアルバムが存在しないと判定される。次のステップS41において、現在のアルバムF3に子供の静止画が存在するか否かが判定される。静止画I3およびI4がステップS32およびS36のそれぞれにおいて削除されたので、存在しないと判定される。このように、アルバムF3に対しては、アルバムおよび静止画の両方が存在しなと判定されると、ステップS42において、アルバムF3の親のアルバムF2に移動し、アルバムF3を削除する。アルバムF3が削除されたので、ステップS43において、GUI上にアルバムF3を表示しないようになされる。
【0039】
アルバムがF3からF2へ移ったので、ステップS44では、現在のアルバムF2に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。アルバムF3およびF4が削除されているので、子供のアルバムが存在しないと判定される。ステップS45において、現在のアルバムF2に静止画が存在するか否かが判定される。静止画I2が存在するので、ステップS46において、アルバムF2をGUI上に表示させたままで処理が終了する。
【0040】
図10を参照して画像表示アプリケーション(以下、ピクチャアプリケーションと適宜称する)の起動時の処理について説明する。起動時には、アルバムをGUI上に表示するかどうかの判断がなされる。
【0041】
ユーザが入力装置7における操作を行うことによって、ステップS50においてアプリケーションが起動されると、ステップS51において、アルバム(ルート)F1に静止画が存在するか否かが判定される。図2の例では、静止画I1が存在するので、ステップS52において、アルバムF1が表示される。
【0042】
次に、ステップS53において、アルバムF2に静止画が存在するか否かが判定される。図2の例では、静止画I2が存在するので、ステップS54において、アルバムF2が表示される。同様の処理がアルバムF3およびF4に対して行われ、アルバムF3およびF4をGUI上に表示すると判断される(ステップS55)。
【0043】
次に、ステップS56において、アルバムF5に静止画が存在するか否かが判定される。図2の例では、静止画が存在しないので、ステップS57において、アルバムF5が表示されない。同様の処理がアルバムF6およびF7に対して行われ、アルバムF6およびF7をGUI上に表示すると判断される(ステップS58)。以上で全てのアルバムに対する判断がなされ、起動処理が終了する(ステップS59)。
【0044】
上述したように、起動時に静止画が一つも存在しないアルバムは、GUI上には表示しないようにしている。上述した図8の処理の例のように、アルバムF3に子供のアルバムF4が存在する場合に、アルバムF3は、物理的には削除しないで残し、GUI上では表示しないようにしている。ユーザは、このような処理によってGUI上では、アルバムF3および静止画I3が削除したことを確認できる。
【0045】
例えば、メモリカードを装置のインターフェース9から抜き出して、再度インターフェース9に装着すると、アルバムF3が物理的に(すなわち、メモリカード上に)残っているので、削除したはずのアルバムF3がGUI上に表示されてしまう問題がある。しかしながら、一実施形態では、起動時に静止画が一つも存在しないアルバムは、GUI上には表示しないようにしているので、かかる問題を回避することができる。
【0046】
図11および図12は、メモリカードを取り外した場合、またはピクチャアプリケーション終了時に空のアルバムを削除する処理を説明するフローチャートである。本来は、一連の処理であるが、作図スペースの制約上、2枚の図面としてフローチャートが記載されている。ここには、図2の例において、静止画I5がなくなり、アルバムF5おいてF6が空のアルバムとなった場合の処理が示されている。
【0047】
ユーザが入力装置7における操作を行うことによって、ステップS61においてアプリケーションの終了処理が実行されると、ステップS62において、アルバム(ルート)F1に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。図2の例では、アルバムが存在するので、ステップS63において、アルバムF2へ移動する。
【0048】
ステップS64において、アルバムF2に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。図2の例では、アルバムF3が存在するので、ステップS65において、アルバムF3へ移動する。ステップS66において、アルバムF3に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。図2の例では、アルバムF4が存在するので、ステップS67において、アルバムF4へ移動する。
【0049】
ステップS68において、アルバムF4に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。図2の例では、アルバムが存在しないので、ステップS69において、アルバムF4に静止画が存在するか否かが判定される。静止画I4が存在するので、アルバムF4に静止画が存在すると判定される。
【0050】
ここまでの処理によって、アルバムF1に対してアルバムF2が子供として存在し、アルバムF2に対してアルバムF3が子供として存在し、アルバムF3に対してアルバムF4が子供として存在する階層構成をコントローラが理解する。したがって、ステップS70において、アルバムF1,F2,F3およびF4を削除しないことを決定し、アルバムF1へ移動する。
【0051】
ステップS71において、アルバムF1の位置で先にチェックしたアルバムF2以外の子供のアルバムが存在するか否かが判定される。図2の例では、アルバムF1に対して、アルバムF5およびF7が子供のアルバムとして存在する。ステップS72において、アルバムF5を発見し、アルバムF5へ移動する。
【0052】
ステップS73において、アルバムF5に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。アルバムF5に対して子供のアルバムF6が存在するので、ステップS74において、アルバムF6へ移動する。
【0053】
ステップS75において、アルバムF6に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。アルバムF6に対して子供のアルバムが存在しないので、ステップS76において、アルバムF6に子供の静止画が存在するか否かが判定される。ここでは、静止画I5が削除されている例であるので、アルバムF6に子供の静止画が存在しない。この場合では、親アルバムF5に移動し、アルバムF6を削除する(ステップS77)。
【0054】
ステップS78において、アルバムF5にアルバムF6以外の子供のアルバムが存在するか否かが判定される。図2の例では、そのようなアルバムが存在しないので、ステップS79において、アルバムF5に子供の静止画が存在するか否かが判定される。アルバムF5に子供の静止画が存在しないので、親アルバムF1に移動し、アルバムF5を削除する(ステップS80)。
【0055】
ステップS81において、アルバムF1の位置で先にチェックしたアルバムF2、削除したアルバムF5以外の子供のアルバムが存在するか否かが判定される。図2の例では、アルバムF1に対して、アルバムF7も子供のアルバムとして存在する。ステップS82において、アルバムF7を発見し、アルバムF7へ移動する。
【0056】
ステップS83において、アルバムF7に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。アルバムF7に対して子供のアルバムが存在しないので、ステップS84において、アルバムF7に子供の静止画が存在するか否かが判定される。ここでは、静止画I6およびI7が存在している例であるので、ステップS85において、アルバムF7を削除しないと決定し、親アルバムF1に移動する(ステップS85)。
【0057】
ステップS86において、アルバムF1の位置で先にチェックしたアルバムF2、削除したアルバムF5、削除しないアルバムF7以外の子供のアルバムが存在するか否かが判定される。図2の例では、これら以外にアルバムが存在しないので、ステップS87において、削除の判断が完了したものとされ、ステップS88において、ピクチャアプリケーションを終了する。
【0058】
メモリカードに格納されている画像データをハードディスク6へコピーすることが可能とされている。ハードディスク上では、2階層のディレクトリ構成であり、GUIの画面でユーザが見ている階層構成がハードディスク上の物理的な階層構成として構築される。
【0059】
さらに、プロテクト動作について説明する。階層が深い時に、親のアルバムにプロテクトをかけると、一般のUNIX(登録商標)のシステムでは、その属性がそのまま下位のアルバムに反映される。この発明の一実施形態では、アルバムの下位に静止画のみが存在する2階層に見せているので、そのアルバムと下位の静止画のみにプロテクトをかけるようになされる。すなわち、アルバムに対する親階層が存在しても、親階層の属性は気にしないで良く、属性を判断する処理は、単純となる。
【0060】
この発明は、上述したこの発明の一実施形態等に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えばメモリカード以外のCDのようなディジタル情報記録媒体に格納されている画像データを表示する場合に対してもこの発明を適用することができる。また、処理の対象とする画像データは、ディジタルカメラで撮影した画像に限定されるものではなく、ナビゲーションシステムから取り込んでメディアに記録されている地図データ等の種々の画像データであっても良い。さらに、削除以外に移動のような編集に対してもこの発明を同様に適用することが可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、メディア上の画像データがフォルダの下位にフォルダが存在するような深い階層構成であっても、全てフォルダの下位にはファイルのみが存在する2階層に見せることができ、それによって下記のような利点を有するユーザフレンドリなユーザインターフェースを構成することができる。
【0062】
第1に、常に階層数が2個であるので、GUIを設計することが容易となる。第2に、どの静止画を表示する場合でも、ユーザの操作手順が少なく、また、簡単とできる。第3に、メディアの種類にかかわらず、常に2階層とできるので、メディアによってソフトウェアの実装を変更する必要がない。第4に、深い階層構成の場合のように、親フォルダを削除した時に、子供のフォルダ或いは子供のファイルまでが削除されてしまう危険性がない。第5に、メディアの種類にかかわらず、常に2階層とできるので、メディアよってユーザの操作感覚が相違し、違和感を生じるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明が適用可能なディレクトリ構成の一例を示す略線図である。
【図3】この発明の一実施形態により2階層で画像が見えることを説明するための略線図である。
【図4】この発明の一実施形態において、アルバム表示部を含むGUI画面の一例を示す略線図である。
【図5】この発明の一実施形態において、アルバム表示部および静止画表示部を含むGUI画面の一例を示す略線図である。
【図6】静止画I2を削除する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】静止画I6およびI7を削除する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】アルバムF3を削除する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】アルバムF3およびF4を選択して削除する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】アプリケーション起動時の処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】アプリケーション終了時の処理の流れの一部を示すフローチャートである。
【図12】アプリケーション終了時の処理の流れの他の一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・コントローラ、5・・・SRAM、6・・・ハードディスク、7・・・入力装置、8・・・ディスプレイ、9・・・メモリカードインターフェース、10・・・CDドライブ
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばリムーバブルなディジタル情報記録媒体に格納されている画像データを表示する画像表示方法、プログラムおよび画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CD(Comp1ct Disc)やメモリカード等のディジタル情報記録媒体に格納されている画像データを読み込み、画面上に表示する、パーソナルコンピュータ、ディジタルカメラ等画像表示装置が知られている。ディジタル情報記録媒体例えばメモリスティック(Memory Stick:商品名)の静止画ファイルフォーマットでは、データ管理方法、データフォーマットが規定されており、静止画を扱う機器間の互換性が保証されている。メモリスティック(商品名)の場合では、静止画ファイルがカメラファイルシステム規格DCF(Design rule for Camera File system)にしたがってファイル配置、ファイルファイルとされている。
【0003】
下記の特許文献1には、階層化されたフォルダ内に存在する複数の画像から所望の画像を容易に探し出すことを可能とするために、下位階層にあるコンテンツの縮小画像を上位階層のコンテンツとして表示することが記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−109877
【0005】
例えばディジタルカメラで撮影した画像のファイル構造は、上述したDCF規格にしたがっているが、撮影した画像が格納されたディジタル情報記録媒体をパーソナルコンピュータに読み込み、パーソナルコンピュータで画像加工等の編集を行い、編集後の画像をディジタル情報記録媒体に書き込んだりすると、ディジタル情報記録媒体上でのディレクトリ構成が深いものとなる。深いとは、フォルダの下位にフォルダが存在するディレクトリ構成を意味している。また、階層数が3以上の場合も深いディレクトリ構成ということができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ディジタル情報記録媒体に格納されている画像データを読み込み、その画像一覧を画面上に表示すると、深いディレクトリ構成の階層の場合には、問題が生じる。第1に、ディレクトリ構成と対応した選択ボタンを画面上に配置しようとすると、階層数が固定されないので、表示装置の画面の横幅、GUI(Graphical User Interface)を設計することが面倒となる。
【0007】
第2に、深い階層のフォルダにたどり着くまでの、ユーザの操作手順が多くなり、また、手順が複雑化する。第3に、ソフトウェアの実装が難しくなる。すなわち、ハードディスク上の静止画のディレクトリ構成は、2階層とされている。これに対して、メモリカード或いはCDに関しては、3階層以上を表示するGUIとすると、メディアによってソフトウェアの実装を変更する必要が生じ、ソフトウェアの設計量が増える問題が生じる。
【0008】
第4に、深い階層構成の場合、親フォルダを削除した時に、子のフォルダ或いは子のファイルまでが削除されてしまう危険性がある。
【0009】
第5に、ハードディスク上の画像保持形式は、2階層の構成とし、ユーザに対するGUIも2階層のみの構成としている。一方、外部媒体の階層構成を媒体内のデータ保持形式通りに3階層以上に表示した場合では、媒体によってユーザの操作感覚が相違し、違和感を生じるおそれがある。さらに、ハードディスク(2階層)と外部媒体(3階層)間のデータ移動操作に対する、動作仕様定義が難しくなる。
【0010】
したがって、この発明の目的は、媒体上では、深い階層で保持されていても、フォルダの下位にファイルのみが存在するような2階層で全ての画像データのディレクトリ構成を表示し、ユーザフレンドリなユーザインターフェースが実現することができる画像表示方法、プログラムおよび画像表示装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、ディジタル情報記録媒体に格納され、フォルダの下位にフォルダが存在するディレクトリ構成の画像データによる画像を表示する画像表示方法において、
全てのフォルダ関して、画像ファイルが存在するか否かを判定するステップと、
画像ファイルが存在するフォルダを表示し、画像ファイルが存在しない場合に、フォルダを表示しない処理によって、フォルダの下位に画像ファイルのみが存在するような表示を行うフォルダ表示ステップと、
表示されているフォルダに対して選択操作を行った時に、選択されたフォルダに存在する全ての画像ファイルを選択可能に表示するファイル表示ステップと
からなる画像表示方法である。
【0012】
請求項6の発明は、ディジタル情報記録媒体に格納され、フォルダの下位にフォルダが存在するディレクトリ構成の画像データによる画像を表示する画像表示方法のプログラムにおいて、
全てのフォルダ関して、画像ファイルが存在するか否かを判定するステップと、
画像ファイルが存在するフォルダを表示し、画像ファイルが存在しない場合に、フォルダを表示しない処理によって、フォルダの下位に画像ファイルのみが存在するような表示を行うフォルダ表示ステップと、
表示されているフォルダに対して選択操作を行った時に、選択されたフォルダに存在する全ての画像ファイルを選択可能に表示するファイル表示ステップと
からなる画像表示方法をコンピュータに対して実行させるプログラムである。
【0013】
請求項7の発明は、ディジタル情報記録媒体に格納され、フォルダの下位にフォルダが存在するディレクトリ構成の画像データによる画像を表示する画像表示装置において、
リムーバブルディジタル情報記録媒体のインターフェース手段と、
GUIをユーザに提示する表示手段と、
ユーザの操作に応じた信号を発生する入力手段と、
インターフェース手段、表示手段および入力手段を制御する制御手段とからなり、
制御手段は、
インターフェース手段を介して読み込まれたディジタル情報記録媒体上の画像データの全てのフォルダ関して、画像ファイルが存在するか否かを判定し、画像ファイルが存在する場合に、フォルダを表示し、画像ファイルが存在しない場合に、フォルダを表示しない処理によって、フォルダの下位に画像ファイルのみが存在するような表示を行い、
表示されているフォルダに対して選択操作を行った時に、選択されたフォルダに存在する全ての画像ファイルを選択可能に表示する制御を行う画像表示装置である。
【0014】
この発明では、ディジタル情報記録媒体から読み込まれた画像データの全てのフォルダに対して画像ファイルが存在するか否かを判定する。画像ファイルが存在するフォルダのみが表示される。この処理によって、ディジタル情報記録媒体上では、3以上の階層のデータであっても、フォルダおよび画像ファイルの2階層の構成として画像データをユーザに見せることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、一実施形態による画像表示装置の構成を示す。参照符号1が装置全体を制御する制御手段としてのコントローラを示す。コントローラ1は、CPU(Central Processing Unit) から構成され、プログラム格納用のROM2および作業領域用のRAM(Randam Access Memory)3がコントローラ1に対して選択されている。
【0016】
参照符号4がバスを示し、バス4に対してキャッシュ用のSRAM(Static Randam Access Memory) 5、ハードディスク(HDD)6、ユーザの操作に応じた信号を発生する入力装置7、GUIをユーザに提示するディスプレイ8、メモリカードインターフェース9およびCD(Compact Disc)ドライブ10が接続されている。メモリカードインターフェース9は、例えばメモリカードドライブがUSBで接続された構成とされる。入力装置7は、例えばリモートコントローラを使用した構成とされている。勿論、キーボード、マウス等のポインティングデバイスを入力装置7として使用しても良い。
【0017】
図1に示す画像表示装置では、ハードディスク6、メモリカードインターフェース9に装着されたメモリスティック等のメモリカード、CDドライブ10に挿入されたCDのそれぞれに格納されている静止画像を表示することが可能とされている。ハードディスク6に格納されている静止画像のディレクトリ構成は、2階層である。一方、CDおよびメモリカードに格納されている画像のディレクトリ構成は、2階層に限定されず、3階層以上の場合もありうる。なお、規格DCFでは、JPEG(Joint Photographic Experts Group)以外の形式の静止画を扱うことができないが、メモリスティックでは、JPEG以外の形式を扱うことが可能とされている。例えばそのフォーマットがそれぞれの拡張子(BMP,GIF,TIFF等)毎に規定されている画像ファイルを扱うことができる。
【0018】
図2は、メモリカードに格納されている静止画データのディレクトリ構成の一例を示す。階層の起点がルートディレクトリであり、この例では、メモリカードMSがルートディレクトリF1である。ルートディレクトリF1に対してディレクトリまたは画像ファイルが存在する。以下の説明では、ディレクトリ(フォルダ)をアルバムと呼び、画像ファイルを静止画と呼ぶことにする。
【0019】
図2の例では、第1階層として静止画I1,アルバムF2,アルバムF5,アルバムF7が存在する。アルバムF2に対して第2階層として、静止画I2およびアルバムF3が存在する。アルバムF5に対して第2階層として、アルバムF6が存在する。アルバムF7に対して第2階層として、静止画I6およびI7が存在する。
【0020】
さらに、アルバムF3に対して第3階層として、静止画I3およびアルバムF4が存在し、アルバムF6に対して第3階層として、静止画I5が存在する。よりさらに、アルバムF4に対して第4階層として、静止画I4が存在する。ディレクトリ構成は、メモリカードのファイルシステムとして所定のエリアに記述されている。
【0021】
一実施形態では、上述したアルバムの下位にアルバムが存在するような4階層を有するディレクトリ構成の静止画を表示する場合に、図3に示すように、アルバムの下位に静止画のみが存在する2階層で表示するものである。4階層を2階層に表示する場合には、静止画が存在しないアルバムF5は、表示しない。したがって、第1階層には、アルバムF1,F2,F3,F4,F6,F7が存在し、第2階層には、図2に示す関係と同一の関係でもって各アルバムに対して静止画I1〜I7が存在する。2階層で表示する場合でも、全ての静止画を表示することができる。
【0022】
図4および図5は、一実施形態におけるディスプレイ8に表示されるGUIの画面を示し、簡単のために、2個のアルバムが存在する例を示している。画面の左端側にアルバム表示部11が表示される。アルバム表示部11では、存在するアルバム数のボタンが縦方向に整列して表示されており、ユーザは、入力装置7例えばリモートコントローラのコマンダの方向キーと決定キーを操作することによって所望のアルバムを選択する。図4の例では、下側のアルバムが選択されている状態を示し、選択されたアルバムに6個の静止画が含まれ、6個の静止画の先頭の静止画が表示されている。また、アルバム表示部11では、選択したことがボタンの色の変化等で表示される。
【0023】
アルバムの選択がなされると、図5に示すように、アルバムに含まれる6個の静止画と対応したボタンが縦方向に整列した静止画表示部12がアルバム表示部11と隣接して表示される。ユーザは、リモートコントローラのコマンダの方向キーと決定キーを操作することによって所望の静止画を選択する。図5の例では、先頭の静止画が選択されている状態を示す。静止画表示部12では、選択したことがボタンの色の変化等で表示される。
【0024】
図示しないが、メモリカード以外のCDおよびハードディスク6に格納されている静止画を表示する場合も、上述したのと同様のアルバム表示部11と静止画表示部12とからなる2階層の構成のGUIがディスプレイ8の画面上に提示される。さらに、一実施形態では、これらのメモリカード、CDおよびハードディスク6の間で、画像データを自由にコピーすることが可能とされている。
【0025】
このように、メモリカード上で深い階層構造で格納されている画像データを2階層として表示することによって、下記のような利点が得られる。
【0026】
第1に、常に階層数が2個であるので、GUIを設計することが容易となる。第2に、どの静止画を表示する場合でも、ユーザの操作手順が少なく、また、簡単とできる。第3に、メディアの種類にかかわらず、常に2階層とできるので、メディアによってソフトウェアの実装を変更する必要がない。第4に、深い階層構成の場合のように、親フォルダを削除した時に、子供のフォルダ或いは子供のファイルまでが削除されてしまう危険性がない。第5に、メディアの種類にかかわらず、常に2階層とできるので、メディアよってユーザの操作感覚が相違し、違和感を生じるおそれがない。
【0027】
さらに、この発明の一実施形態について説明する。メモリカード上の階層と異なり、GUI上では、2階層に見せているために、編集操作、特に、削除操作に関しては、アルバムまたは静止画が意図に反して削除することがないような考慮を払う必要がある。すなわち、物理的に子供のアルバムがいる親アルバムは、削除の動作があっても残しておくようになされる。
【0028】
図2および図3に示すディレクトリ構成の場合の削除動作について説明する。図6は、静止画I1を削除する処理を示す。なお、図6に示すフローチャートおよび図7〜図12にそれぞれ示されるフローチャートで表した処理は、コントローラ1が主として行う処理である。
【0029】
ステップS1において、ユーザが静止画I1の削除を実行する操作を行う。実行操作は、入力装置7を通じてなされる。静止画I1のアルバムF1には、子供のアルバムが存在していないので、静止画I1の削除の処理なされる(ステップS2)。
【0030】
なお、以下においても同様であるが、削除以外の編集処理も可能とされ、編集結果は、メモリカードインターフェース9を介して挿入されているメモリカードに対してアクセスして反映される。一方、メモリカードから読み出されたデータがSRAM5上に格納され、SRAM5上のデータが表示に使用される。この場合、メモリカードからサムネール画像をSRAM5に読み込み、サムネール画像またはこれを加工した画像が表示される。また、編集処理の結果は、メモリカードを更新することによって反映される。メモリカードの更新を編集の度に行わないで、メモリカードを取り外したり、アプリケーションを終了したりする段階において、行っても良い。
【0031】
図7は、静止画I6およびI7を削除する処理を示す。ステップS11において、ユーザが静止画I6およびI7の削除を実行する操作を行う。ステップS12において、静止画I6が削除され、ステップS13において、静止画I7が削除される。削除の結果、アルバムF7は、静止画が存在しない空のアルバムとなる。空のアルバムも、GUI上(図4および図5に示すディスプレイの画面を意味する。以下同様)で表示されている。このように、静止画の削除は、単純に静止画を削除するのみである。たとえアルバムに静止画が全く存在しなくなっても、画像の削除操作では、アルバムを削除することがなく、空のフォルダがGUI上に表示されている。
【0032】
図8は、アルバムF3を削除する処理を示す。ステップS21において、ユーザがアルバムF3の削除を実行する操作を行う。アルバムF3の子供の静止画I3がステップS22において削除される。そして、ステップS23において、アルバムF3に対して子供のアルバムが物理的に存在するか否かが判定される。物理的に存在するとは、メディア例えばメモリカード上、またはSRAM上に格納されている画像データのファイル構造において存在することを意味する。
【0033】
図2から分かるように、アルバムF3に対して子供のアルバムF4が存在するので、ステップS24では、アルバムF3を残す処理がされる。ユーザは、アルバムF3を削除する操作を行う場合、アルバムF3と静止画I3が削除されることを期待しているのであって、アルバムF3の子供としてのアルバムF4および静止画I4までが削除されることを望んでいるわけではない。したがって、アルバムF3の削除がなされない。そして、静止画I3が削除されたので、静止画が存在しなくなったアルバムF3がGUI上では表示しないようになされる(ステップS25)。
【0034】
若し、ステップS23において、アルバムF3に子供のアルバムがいないと判定されると、アルバムF3がステップS26において削除される。アルバムF3がなくなったので、ステップS27においてGUI上にアルバムF3を表示しないようになされる。
【0035】
図9は、アルバムF3およびF4を削除する処理を示す。ステップS31において、ユーザがアルバムF3およびF4を選択して削除を実行する操作を行う。アルバムF3の子供の静止画I3がステップS32において削除される。そして、ステップS33において、アルバムF3に対して子供のアルバムが物理的に存在するか否かが判定される。
【0036】
図2から分かるように、アルバムF3に対して子供のアルバムF4が存在するので、ステップS34では、アルバムF3を残す処理がされる。静止画I3が削除されたので、静止画が存在しなくなったアルバムF3がGUI上では表示しないようになされる(ステップS35)。以上の処理S31〜S35は、図8におけるステップS21〜S25と同様である。
【0037】
次のステップS36では、アルバムF4の子供の静止画I4が削除される。ステップS37において、アルバムF4に子供のアルバムが存在するか否かがステップS37において判定される。アルバムF4には、子供のアルバムが存在しないので、ステップS38において、親のアルバムF3に移動し、アルバムF4を削除する。アルバムF4がなくなったので、ステップS39において、GUI上にアルバムF4を表示しないようになされる。
【0038】
ステップS40において、現在のアルバムF3に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。ステップS38においてアルバムF4が削除されたので、子供のアルバムが存在しないと判定される。次のステップS41において、現在のアルバムF3に子供の静止画が存在するか否かが判定される。静止画I3およびI4がステップS32およびS36のそれぞれにおいて削除されたので、存在しないと判定される。このように、アルバムF3に対しては、アルバムおよび静止画の両方が存在しなと判定されると、ステップS42において、アルバムF3の親のアルバムF2に移動し、アルバムF3を削除する。アルバムF3が削除されたので、ステップS43において、GUI上にアルバムF3を表示しないようになされる。
【0039】
アルバムがF3からF2へ移ったので、ステップS44では、現在のアルバムF2に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。アルバムF3およびF4が削除されているので、子供のアルバムが存在しないと判定される。ステップS45において、現在のアルバムF2に静止画が存在するか否かが判定される。静止画I2が存在するので、ステップS46において、アルバムF2をGUI上に表示させたままで処理が終了する。
【0040】
図10を参照して画像表示アプリケーション(以下、ピクチャアプリケーションと適宜称する)の起動時の処理について説明する。起動時には、アルバムをGUI上に表示するかどうかの判断がなされる。
【0041】
ユーザが入力装置7における操作を行うことによって、ステップS50においてアプリケーションが起動されると、ステップS51において、アルバム(ルート)F1に静止画が存在するか否かが判定される。図2の例では、静止画I1が存在するので、ステップS52において、アルバムF1が表示される。
【0042】
次に、ステップS53において、アルバムF2に静止画が存在するか否かが判定される。図2の例では、静止画I2が存在するので、ステップS54において、アルバムF2が表示される。同様の処理がアルバムF3およびF4に対して行われ、アルバムF3およびF4をGUI上に表示すると判断される(ステップS55)。
【0043】
次に、ステップS56において、アルバムF5に静止画が存在するか否かが判定される。図2の例では、静止画が存在しないので、ステップS57において、アルバムF5が表示されない。同様の処理がアルバムF6およびF7に対して行われ、アルバムF6およびF7をGUI上に表示すると判断される(ステップS58)。以上で全てのアルバムに対する判断がなされ、起動処理が終了する(ステップS59)。
【0044】
上述したように、起動時に静止画が一つも存在しないアルバムは、GUI上には表示しないようにしている。上述した図8の処理の例のように、アルバムF3に子供のアルバムF4が存在する場合に、アルバムF3は、物理的には削除しないで残し、GUI上では表示しないようにしている。ユーザは、このような処理によってGUI上では、アルバムF3および静止画I3が削除したことを確認できる。
【0045】
例えば、メモリカードを装置のインターフェース9から抜き出して、再度インターフェース9に装着すると、アルバムF3が物理的に(すなわち、メモリカード上に)残っているので、削除したはずのアルバムF3がGUI上に表示されてしまう問題がある。しかしながら、一実施形態では、起動時に静止画が一つも存在しないアルバムは、GUI上には表示しないようにしているので、かかる問題を回避することができる。
【0046】
図11および図12は、メモリカードを取り外した場合、またはピクチャアプリケーション終了時に空のアルバムを削除する処理を説明するフローチャートである。本来は、一連の処理であるが、作図スペースの制約上、2枚の図面としてフローチャートが記載されている。ここには、図2の例において、静止画I5がなくなり、アルバムF5おいてF6が空のアルバムとなった場合の処理が示されている。
【0047】
ユーザが入力装置7における操作を行うことによって、ステップS61においてアプリケーションの終了処理が実行されると、ステップS62において、アルバム(ルート)F1に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。図2の例では、アルバムが存在するので、ステップS63において、アルバムF2へ移動する。
【0048】
ステップS64において、アルバムF2に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。図2の例では、アルバムF3が存在するので、ステップS65において、アルバムF3へ移動する。ステップS66において、アルバムF3に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。図2の例では、アルバムF4が存在するので、ステップS67において、アルバムF4へ移動する。
【0049】
ステップS68において、アルバムF4に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。図2の例では、アルバムが存在しないので、ステップS69において、アルバムF4に静止画が存在するか否かが判定される。静止画I4が存在するので、アルバムF4に静止画が存在すると判定される。
【0050】
ここまでの処理によって、アルバムF1に対してアルバムF2が子供として存在し、アルバムF2に対してアルバムF3が子供として存在し、アルバムF3に対してアルバムF4が子供として存在する階層構成をコントローラが理解する。したがって、ステップS70において、アルバムF1,F2,F3およびF4を削除しないことを決定し、アルバムF1へ移動する。
【0051】
ステップS71において、アルバムF1の位置で先にチェックしたアルバムF2以外の子供のアルバムが存在するか否かが判定される。図2の例では、アルバムF1に対して、アルバムF5およびF7が子供のアルバムとして存在する。ステップS72において、アルバムF5を発見し、アルバムF5へ移動する。
【0052】
ステップS73において、アルバムF5に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。アルバムF5に対して子供のアルバムF6が存在するので、ステップS74において、アルバムF6へ移動する。
【0053】
ステップS75において、アルバムF6に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。アルバムF6に対して子供のアルバムが存在しないので、ステップS76において、アルバムF6に子供の静止画が存在するか否かが判定される。ここでは、静止画I5が削除されている例であるので、アルバムF6に子供の静止画が存在しない。この場合では、親アルバムF5に移動し、アルバムF6を削除する(ステップS77)。
【0054】
ステップS78において、アルバムF5にアルバムF6以外の子供のアルバムが存在するか否かが判定される。図2の例では、そのようなアルバムが存在しないので、ステップS79において、アルバムF5に子供の静止画が存在するか否かが判定される。アルバムF5に子供の静止画が存在しないので、親アルバムF1に移動し、アルバムF5を削除する(ステップS80)。
【0055】
ステップS81において、アルバムF1の位置で先にチェックしたアルバムF2、削除したアルバムF5以外の子供のアルバムが存在するか否かが判定される。図2の例では、アルバムF1に対して、アルバムF7も子供のアルバムとして存在する。ステップS82において、アルバムF7を発見し、アルバムF7へ移動する。
【0056】
ステップS83において、アルバムF7に子供のアルバムが存在するか否かが判定される。アルバムF7に対して子供のアルバムが存在しないので、ステップS84において、アルバムF7に子供の静止画が存在するか否かが判定される。ここでは、静止画I6およびI7が存在している例であるので、ステップS85において、アルバムF7を削除しないと決定し、親アルバムF1に移動する(ステップS85)。
【0057】
ステップS86において、アルバムF1の位置で先にチェックしたアルバムF2、削除したアルバムF5、削除しないアルバムF7以外の子供のアルバムが存在するか否かが判定される。図2の例では、これら以外にアルバムが存在しないので、ステップS87において、削除の判断が完了したものとされ、ステップS88において、ピクチャアプリケーションを終了する。
【0058】
メモリカードに格納されている画像データをハードディスク6へコピーすることが可能とされている。ハードディスク上では、2階層のディレクトリ構成であり、GUIの画面でユーザが見ている階層構成がハードディスク上の物理的な階層構成として構築される。
【0059】
さらに、プロテクト動作について説明する。階層が深い時に、親のアルバムにプロテクトをかけると、一般のUNIX(登録商標)のシステムでは、その属性がそのまま下位のアルバムに反映される。この発明の一実施形態では、アルバムの下位に静止画のみが存在する2階層に見せているので、そのアルバムと下位の静止画のみにプロテクトをかけるようになされる。すなわち、アルバムに対する親階層が存在しても、親階層の属性は気にしないで良く、属性を判断する処理は、単純となる。
【0060】
この発明は、上述したこの発明の一実施形態等に限定されるものでは無く、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。例えばメモリカード以外のCDのようなディジタル情報記録媒体に格納されている画像データを表示する場合に対してもこの発明を適用することができる。また、処理の対象とする画像データは、ディジタルカメラで撮影した画像に限定されるものではなく、ナビゲーションシステムから取り込んでメディアに記録されている地図データ等の種々の画像データであっても良い。さらに、削除以外に移動のような編集に対してもこの発明を同様に適用することが可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明によれば、メディア上の画像データがフォルダの下位にフォルダが存在するような深い階層構成であっても、全てフォルダの下位にはファイルのみが存在する2階層に見せることができ、それによって下記のような利点を有するユーザフレンドリなユーザインターフェースを構成することができる。
【0062】
第1に、常に階層数が2個であるので、GUIを設計することが容易となる。第2に、どの静止画を表示する場合でも、ユーザの操作手順が少なく、また、簡単とできる。第3に、メディアの種類にかかわらず、常に2階層とできるので、メディアによってソフトウェアの実装を変更する必要がない。第4に、深い階層構成の場合のように、親フォルダを削除した時に、子供のフォルダ或いは子供のファイルまでが削除されてしまう危険性がない。第5に、メディアの種類にかかわらず、常に2階層とできるので、メディアよってユーザの操作感覚が相違し、違和感を生じるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明が適用可能なディレクトリ構成の一例を示す略線図である。
【図3】この発明の一実施形態により2階層で画像が見えることを説明するための略線図である。
【図4】この発明の一実施形態において、アルバム表示部を含むGUI画面の一例を示す略線図である。
【図5】この発明の一実施形態において、アルバム表示部および静止画表示部を含むGUI画面の一例を示す略線図である。
【図6】静止画I2を削除する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】静止画I6およびI7を削除する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】アルバムF3を削除する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】アルバムF3およびF4を選択して削除する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】アプリケーション起動時の処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】アプリケーション終了時の処理の流れの一部を示すフローチャートである。
【図12】アプリケーション終了時の処理の流れの他の一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・コントローラ、5・・・SRAM、6・・・ハードディスク、7・・・入力装置、8・・・ディスプレイ、9・・・メモリカードインターフェース、10・・・CDドライブ
Claims (11)
- ディジタル情報記録媒体に格納され、フォルダの下位にフォルダが存在するディレクトリ構成の画像データによる画像を表示する画像表示方法において、
全てのフォルダ関して、画像ファイルが存在するか否かを判定するステップと、
上記画像ファイルが存在する上記フォルダを表示し、上記画像ファイルが存在しない場合に、上記フォルダを表示しない処理によって、フォルダの下位に画像ファイルのみが存在するような表示を行うフォルダ表示ステップと、
表示されている上記フォルダに対して選択操作を行った時に、選択されたフォルダに存在する全ての画像ファイルを選択可能に表示するファイル表示ステップと
からなる画像表示方法。 - 請求項1において、
さらに、上記フォルダを削除する時に、削除対象のフォルダに対して子供のフォルダの存在の有無を判定する判定ステップと、
子供のフォルダが存在する場合にフォルダを残すが、削除によって画像ファイルが存在しなくなったフォルダを表示しないようになし、
子供のフォルダが存在しない場合にフォルダを削除して表示しないようにするフォルダ削除ステップとを有する画像表示方法。 - 請求項1において、
上記ディジタル情報記録媒体がリムーバブルなメモリカードである画像表示方法。 - 請求項1において、
上記ディジタル情報記録媒体からハードディスクへデータをコピーした場合に、表示されている階層構成がハードディスク上の物理的な階層構成として構築される画像表示方法。 - 請求項1において、
あるフォルダに対してプロテクトをかける処理を行った場合に、上記フォルダの下位の画像ファイルに対してのみプロテクトがかかる画像表示方法。 - ディジタル情報記録媒体に格納され、フォルダの下位にフォルダが存在するディレクトリ構成の画像データによる画像を表示する画像表示方法のプログラムにおいて、
全てのフォルダ関して、画像ファイルが存在するか否かを判定するステップと、
上記画像ファイルが存在する上記フォルダを表示し、上記画像ファイルが存在しない場合に、上記フォルダを表示しない処理によって、フォルダの下位に画像ファイルのみが存在するような表示を行うフォルダ表示ステップと、
表示されている上記フォルダに対して選択操作を行った時に、選択されたフォルダに存在する全ての画像ファイルを選択可能に表示するファイル表示ステップと
からなる画像表示方法をコンピュータに対して実行させるプログラム。 - ディジタル情報記録媒体に格納され、フォルダの下位にフォルダが存在するディレクトリ構成の画像データによる画像を表示する画像表示装置において、
リムーバブルディジタル情報記録媒体のインターフェース手段と、
GUIをユーザに提示する表示手段と、
ユーザの操作に応じた信号を発生する入力手段と、
上記インターフェース手段、表示手段および入力手段を制御する制御手段とからなり、
上記制御手段は、
上記インターフェース手段を介して読み込まれた上記ディジタル情報記録媒体上の画像データの全てのフォルダ関して、画像ファイルが存在するか否かを判定し、上記画像ファイルが存在する場合に、上記フォルダを表示し、上記画像ファイルが存在しない場合に、上記フォルダを表示しない処理によって、フォルダの下位に画像ファイルのみが存在するような表示を行い、
表示されている上記フォルダに対して選択操作を行った時に、選択されたフォルダに存在する全ての画像ファイルを選択可能に表示する制御を行う画像表示装置。 - 請求項7において、
さらに、上記制御手段は、
上記フォルダを削除する時に、削除対象のフォルダに対して子供のフォルダの存在の有無を判定し、
子供のフォルダが存在する場合にフォルダを残すが、削除によって画像ファイルが存在しなくなったフォルダを表示しないようになし、
子供のフォルダが存在しない場合にフォルダを削除して表示しないように制御する画像表示装置。 - 請求項7において、
上記ディジタル情報記録媒体がリムーバブルなメモリカードである画像表示装置。 - 請求項7において、
ハードディスクをさらに有し、
上記ディジタル情報記録媒体から上記ハードディスクへデータをコピーした場合に、表示されている階層構成がハードディスク上の物理的な階層構成として構築される画像表示装置。 - 請求項7において、
あるフォルダに対してプロテクトをかける処理を行った場合に、上記フォルダの下位の画像ファイルに対してのみプロテクトがかかる画像表示装置。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011107855A (ja) * | 2009-11-14 | 2011-06-02 | Alpine Electronics Inc | オーディオ装置 |
JP2011138381A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Sharp Corp | ファイル表示装置、ファイル表示方法、ファイル表示プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JP2012254618A (ja) * | 2011-05-16 | 2012-12-27 | Canon Marketing Japan Inc | 画像形成装置、画像形成システム、制御方法、画像形成方法およびプログラム。 |
JP2013175035A (ja) * | 2012-02-24 | 2013-09-05 | Canon Inc | 情報処理装置及びプログラム、制御方法 |
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2003
- 2003-04-21 JP JP2003115284A patent/JP2004318752A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011107855A (ja) * | 2009-11-14 | 2011-06-02 | Alpine Electronics Inc | オーディオ装置 |
US8726162B2 (en) | 2009-11-14 | 2014-05-13 | Alpine Electronics, Inc. | Audio apparatus media folders and files organization |
JP2011138381A (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-14 | Sharp Corp | ファイル表示装置、ファイル表示方法、ファイル表示プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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