JP2004317897A - ブラックマトリックス作製用着色組成物及び感光性転写材料、ブラックマトリックス及びその製造方法、カラーフィルター、液晶表示素子並びにブラックマトリックス基板 - Google Patents

ブラックマトリックス作製用着色組成物及び感光性転写材料、ブラックマトリックス及びその製造方法、カラーフィルター、液晶表示素子並びにブラックマトリックス基板 Download PDF

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Abstract

【課題】無彩色に近い高品位のブラックマトリックスを提供すること。
【解決手段】金属微粒子及び顔料微粒子を含有するブラックマトリックス。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラックマトリックス作製用着色組成物及び感光性転写材料、ブラックマトリックス及びその製造方法、カラーフィルター、液晶表示素子並びにブラックマトリックス基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー液晶ディスプレー等に用いられるカラーフィルターは、透明基板上に着色画素層(R、G、B)が形成され、そして、R、G、B(赤、緑、青)の各着色画素の間隙には、表示コントラスト向上等の目的で、ブラックマトリックスが形成されている。特に薄膜トランジスター(TFT)を用いたアクティブマトリックス駆動方式の液晶表示素子においては、薄膜トランジスターの光による電流リークに伴う画質の低下を防ぐためにも、ブラックマトリックスには高い遮光性が要求される。
ブラックマトリックスの形成方法としては、例えば、クロム等の金属膜を遮光層とする場合には、金属薄膜を蒸着法やスパッタリング法により作製し、該金属薄膜の上にフォトレジストを塗布し、次いでブラックマトリックス用パターンをもつフォトマスクを用いてフォトレジスト層を露光現像し、その後露出した金属薄膜をエッチングし、最後に金属薄膜上のレジスト層を剥離することにより形成される(例えば以下の非特許文献1を参照)。
この方法は、金属薄膜を用いるため、膜厚が小さくても高い遮光効果が得られる反面、蒸着法やスパッタリング法という真空成膜工程やエッチング工程が必要となり、コストが高くなるとともに環境に対する負荷も無視できないという問題がある。また、金属膜であるため反射率が高く、強い外光の下では表示コントラストが低いという問題もある。これに対しては低反射クロム膜(金属クロムと酸化クロムの2層からなるもの等)を用いるという手段があるが、更にコストアップとなることは否めない。
【0003】
また、ブラックマトリックスの他の形成方法として、遮光性顔料例えばカーボンブラックを含有する感光性樹脂組成物を用いる方法も知られており、例えば、透明基板にR、G、B画素を形成した後、この画素の上にカーボンブラック含有感光性樹脂組成物を塗布し、透明基板のR、G、B画素非形成面側から全面に露光する、セルフアライメント方式のブラックマトリックス形成方法も知られている(例えば以下の特許文献1を参照)。
この方法は、前記金属膜のエッチングによる方法に比較して製造コストは低くなるものの、十分な遮光性を得るためには膜厚が厚くなるという問題があり、その結果、ブラックマトリックスとR、G、B画素との重なり(段差)が生じ、カラーフィルターの平坦性が悪くなって液晶表示素子のセルギャップムラが発生し、色ムラ等の表示不良につながることになる。
【0004】
一方、以下の特許文献2には、透明基板上に親水性樹脂を含有する感光性レジスト層を形成し、ブラックマトリックス用パターンを有するフォトマスクを介して露光・現像して透明基板上にレリーフを形成し、この透明基板を無電解メッキの触媒となる金属化合物の水溶液に接触させ、金属化合物をレリーフ中に含有させ乾燥した後、熱処理を施し、その後、前記透明基板上のレリーフを無電解メッキ液に接触させることにより、粒径0.01〜0.05μmの遮光用の金属粒子がその内部に均一に分散されたブラックマトリックスを作製する方法が記載されている。前記金属粒子としてはニッケル、コバルト、鉄、銅、クロムが記載され、具体例としては唯一ニッケルが示されている。
しかしながら、この方法は、露光現像工程を含むレリーフ形成−無電解メッキ触媒の付与−熱処理−無電解メッキという、水を扱う煩瑣な処理工程が多く、そのため、低コストでのブラックマトリックス製造は大きくは期待できない。
また、銀に関しては粒径及び表面に沈着する物質により粒子色が変化し、黒色が得られない。具体的には、非特許文献2に示すように、粒径0.01〜0.05μmの銀粒子は、黄色から赤色の着色が発生し、黒色が得られないという問題がある。
【0005】
【非特許文献1】
共立出版(株)発行「カラーTFT液晶ディスプレイ」第218〜220頁(1997年4月10日)
【非特許文献2】
大日本図書発行、「コロイド化学の基礎」 中垣正幸、福田清成著
日本化学会編、第57頁表4.1銀粒子の大きさと液の色
【特許文献1】
特開昭62−9301号公報
【特許文献2】
特許第3318353号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記のごとき問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、薄膜で遮光性能が高く、低コストで作製することができ、環境への影響が少なく、黒色(無彩色)のブラックマトリックスを作成できる着色組成物及び感光性転写材料を提供することにあり、また、前記着色組成物を用いて作製されるブラックマトリックス及びその製造方法、前記ブラックマトリックスが設けられたカラーフィルター及び液晶表示素子を提供し、さらに薄膜で遮光性能が高いブラックマトリックス基板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題は、以下のブラックマトリックス作製用着色組成物及び感光性転写材料、ブラックマトリックス及びその製造方法、カラーフィルター、液晶表示素子並びにブラックマトリックス基板を提供することにより解決される。
(1)金属微粒子及び顔料微粒子を含有するブラックマトリックス作製用着色組成物。
(2)顔料微粒子が、平均粒径1μm以下の微粒子であることを特徴とする前記(1)に記載のブラックマトリックス作製用着色組成物。
(3)金属微粒子が平均粒径60〜250nmの銀微粒子であることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のブラックマトリックス作製用着色組成物。
(4)感光性を有する前記(1)ないし(3)のいずれか1に記載のブラックマトリックス作製用着色組成物。
(5)支持体に少なくとも感光性遮光層を設けたブラックマトリックス作製用感光性転写材料において、前記感光性遮光層が前記(4)に記載のブラックマトリックス作製用着色組成物から形成されることを特徴とするブラックマトリックス作製用感光性転写材料。
【0008】
(6)前記(1)ないし(4)のいずれか1に記載のブラックマトリックス作製用着色組成物を用いて形成される遮光層を有するブラックマトリックス。
(7)前記(5)に記載のブラックマトリックス作製用感光性転写材料を用いて形成される遮光層を有するブラックマトリックス。
(8)光透過性基板の上に、着色層からなり、互いに異なる色を呈する2以上の画素群を有し、前記画素群を構成する各画素は互いにブラックマトリックスにより離画されているカラーフィルターにおいて、前記ブラックマトリックスが前記(6)又は(7)に記載のブラックマトリックスであることを特徴とするカラーフィルター。
【0009】
(9)少なくとも1つが光透過性の1対の基板の間にカラーフィルター、液晶層および液晶駆動手段を少なくとも備えた液晶表示素子において、前記カラーフィルターが、前記(8)に記載のカラーフィルターであることを特徴とする液晶表示素子。
(10)少なくとも1つが光透過性の1対の基板の間にカラーフィルター、液晶層および液晶駆動手段を少なくとも備えた液晶表示素子において、前記液晶駆動手段がアクティブ素子を有し、各アクティブ素子の間に前記(6)又は(7)に記載のブラックマトリックスが形成されていることを特徴とする液晶表示素子。
【0010】
(11)光透過性基板の上に、前記(4)に記載のブラックマトリックス作製用着色組成物からの層を形成する工程、及びブラックマトリックス用フォトマスクを介して前記層を露光した後現像する工程を有するブラックマトリックスの製造方法。
(12)光透過性基板の上に、支持体に少なくとも感光性遮光層を設けた前記(5)に記載のブラックマトリックス作製用感光性転写材料を、前記感光性遮光層が接するように積層する工程、前記感光性転写材料と光透過性基板との積層体から支持体を剥離する工程、及びブラックマトリックス用フォトマスクを介して前記感光性遮光層を露光した後現像する工程を有するブラックマトリックスの製造方法。
【0011】
(13)光透過性基板及び該基板の上に設けられた遮光層を有するブラックマトリックス基板であって、前記遮光層が平均粒径が60〜250nmの銀微粒子及び平均粒径が1μm以下の顔料微粒子を分散させた層であるブラックマトリックス基板。
また、(13)に記載のブラックマトリックス基板を用いるカラーフィルター、該カラーフィルターを備える液晶表示素子も本発明の範囲内に含まれる。
【0012】
【発明の実施の形態】
[ブラックマトリックス作製用着色組成物]
本発明のブラックマトリックス作製用着色組成物は、金属微粒子及び顔料微粒子を含有し、さらにバインダーとなるポリマー、溶媒等を含有してもよい。
【0013】
本発明で用いられる金属微粒子は特に限定されず、いかなるものを用いてもよい。例えば、金属微粒子が、元素周期表の第4周期、第5周期、及び第6周期からなる群から選ばれる金属を主成分として含むことが好ましく、また、第8族、第9族、第10族、第11族、及び第12族からなる群から選ばれる金属を主成分として含むことが好ましい。これらの金属のうち、第4周期、第5周期、又は第6周期の金属であって、第10族、第11族、又は第12族の金属がさらに好ましく、金、銀、銅、白金、又はパラジウムが最も好ましい。その中でも金、銀、銅が好ましく、とりわけ銀が好ましい。銀としてはコロイド銀が最も好ましい。金属微粒子の製造には、上記金属を2種以上組み合わせて用いてもよく、合金として用いることも可能である。
【0014】
金属微粒子は市販のものを用いることができる他、金属イオンの化学的還元法、無電解メッキ法、金属の蒸発法等により調製することが可能である。
例えば、銀微粒子(コロイド銀)の場合は、従来から知られている方法、例えば米国特許第2,688,601号明細書に開示されているゼラチン水溶液中で可溶性銀塩をハイドロキノンによって還元する方法、ドイツ特許第1,096,193号明細書に記載されている難溶性銀塩をヒドラジンによって還元する方法、米国特許第2,921,914号明細書に記載されているタンニン酸により銀に還元する方法のごとく銀イオンを溶液中で化学的に還元する方法や、特開平5−134358号公報に記載されている無電解メッキによって銀粒子を形成する方法、バルク金属をヘリウムなどの不活性ガス中で蒸発させ、溶媒でコールドトラップするガス中蒸発法等の方法を用いることが可能である。また、Wiley & Sons, New York, 1933年発行、Weiser著の Colloidal Elements に記載されたCarey Leのデキストリン還元法による黄色コロイド銀の調製方法を用いてもよい。
【0015】
また、本発明の着色組成物を用いて遮光層を形成した場合、遮光層の膜厚1μmあたりの光学濃度が1以上となることが好ましく、また、カラーフィルター作製の際、加熱工程時、金属微粒子が融着するのを防止することを考慮すると、前記着色組成物における金属微粒子の含有量は、形成される遮光層に含まれる金属微粒子の含有量が10〜90質量%、好ましくは10〜80質量%程度になるように調節することが好ましい。
(なお、後述の実施例が示すように、遮光層における金属微粒子の含有量が同じであっても、金属微粒子の平均粒径が異なると、得られる光学濃度も異なる。)また、後述の感光性を有する着色組成物における金属微粒子の含有量も同様である。
【0016】
本発明の着色組成物に用いる金属微粒子の平均粒径は、1〜500nm、特に60〜250nmであることが、遮光層の光学濃度(O.D.)の観点から好ましい。より好ましくは70〜200nmである。
【0017】
本発明においては、金属微粒子は、分散されていることが望ましい。存在状態は特に限定されないが、金属微粒子が安定な分散状態で存在していることが好ましく、例えば、コロイド状態であることがより好ましい。コロイド状態の場合には、例えば、金属微粒子が実質的に球形の微粒子状態で分散されていることが好ましい。
ここでは、分散剤として、チオール基含有化合物、アミノ酸またはその誘導体、ペプチド化合物、多糖類及び多糖類由来の天然高分子、合成高分子及びこれらに由来するゲルなどを用いることができる。
ここで用いるチオール基含有化合物の種類は特に限定されず、1個又は2個以上のチオール基を有する化合物であればいかなるものでもよい。チオール基含有化合物としては、例えば、アルキルチオール類(例えば、メチルメルカプタン、エチルメルカプタンなど)、アリールチオール類(例えば、チオフェノール、チオナフトール、ベンジルメルカプタンなど)、アミノ酸又はその誘導体(例えば、システイン、グルタチオンなど)、ペプチド化合物(例えば、システイン残基を含むジペプチド化合物、トリペプチド化合物、テトラペプチド化合物、5以上のアミノ酸残基を含むオリゴペプチド化合物など)、又は蛋白質(例えば、メタロチオネインやシステイン残基が表面に配置された球状蛋白質など)などを挙げることができるが、これらに限定されることはない。
【0018】
また、分散液には、親水性高分子、界面活性剤、防腐剤、安定化剤などを適宜配合してもよい。親水性高分子としては、水に溶解でき、希薄状態において実質的に溶液状態を維持できるものであればいかなるものを用いてもよい。例えば、ゼラチン、コラーゲン、カゼイン、フィブロネクチン、ラミニン、エラスチンなどのタンパク質及びタンパク質由来の物質;セルロース、デンプン、アガロース、カラギーナン、デキストラン、デキストリン、キチン、キトサン、ペクチン、マンナンなどの多糖類及び多糖類由来の物質などの天然高分子;ポバール、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、ポリスチレンスルホン酸、ポリアリルアミンなどの合成高分子;又はこれらに由来するゲルなどを用いることができる。ゼラチンを用いる場合には、ゼラチンの種類は特に限定されず、例えば、牛骨アルカリ処理ゼラチン、豚皮膚アルカリ処理ゼラチン、牛骨酸処理ゼラチン、牛骨フタル化処理ゼラチン、豚皮膚酸処理ゼラチンなどを用いることができる。
【0019】
本発明のブラックマトリックスには、顔料微粒子を含有せしめることにより、無彩色の黒を得ることができる。
顔料は一般に有機顔料と無機顔料とに大別されるが、本発明においては有機顔料が好ましい。好適に使用される顔料の例としては、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、アントラキノン系顔料、ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、ニトロ系顔料を挙げることができる。該有機顔料の色相は、例えば黄色顔料、オレンジ顔料、赤色顔料、バイオレット顔料、青色顔料、緑色顔料、ブラウン顔料、黒色顔料等が好ましい。感光性樹脂層に用いられる顔料を、色相別に分けて、以下に列挙するが、これらに限定されるものではない。
【0020】
1)レッド顔料
C.I.ピグメントレッド9、C.I.ピグメントレッド97、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド149、C.I.ピグメントレッド168、C.I.ピグメントレッド177、C.I.ピグメントレッド180、C.I.ピグメントレッド192、C.I.ピグメントレッド215、C.I.ピグメントレッド216、C.I.ピグメントレッド217、C.I.ピグメントレッド220、C.I.ピグメントレッド223、C.I.ピグメントレッド224、C.I.ピグメントレッド226、C.I.ピグメントレッド227、C.I.ピグメントレッド228、C.I.ピグメントレッド240、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド209、C.I.ピグメントレッド146、C.I.ピグメントレッド11、C.I.ピグメントレッド81、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド213、C.I.ピグメントレッド272、C.I.ピグメントレッド270、C.I.ピグメントレッド255、C.I.ピグメントレッド264、C.I.ピグメントレッド254、C.I.No.12085、C.I.No.12120、C.I.No.12140、C.I.No.12315等の有機顔料
2)グリーン顔料
C.I.ピグメント・グリーン7、C.I.ピグメント・グリーン36、C.I.No.42053、C.I.No.42085、C.I.No.42095等の有機顔料
3)ブルー顔料
C.I.ピグメント・ブルー15、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.I.ピグメント・ブルー15:4、C.I.ピグメント・ブルー15:6、C.I.ピグメント・ブルー22、C.I.ピグメント・ブルー60、C.I.ピグメント・ブルー64、C.I.No.42052、C.I.No.42090等の有機顔料
【0021】
4)イエロー顔料
Pigment Yellow(ピグメントイエロー) 12(C.I.No.21090)
例)Permanent Yellow(パーマネントイエロー) DHG(クラリアントジャパン(株)製)、Lionol Yellow(リオノールイエロー) 1212B(東洋インキ製造(株)製)、Irgalite Yellow(イルガライトイエロー) LCT(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ(株)製)、Symuler Fast Yellow(シムラーファーストイエロー) GTF 219(大日本インキ化学工業(株)製)
Pigment Yellow(ピグメントイエロー) 13(C.I.No.21100)
例)Permanent Yellow(パーマネントイエロー) GR(クラリアントジャパン(株)製)、Lionol Yellow(リオノールイエロー) 1313(東洋インキ製造(株)製)
Pigment Yellow(ピグメントイエロー) 14(C.I.No.21095)
例)Permanent Yellow(パーマネントイエロー) G(クラリアントジャパン(株)製)、Lionol Yellow(リオノールイエロー) 1401−G(東洋インキ製造(株)製)、Seika Fast Yellow(セイカファーストイエロー) 2270(大日精化工業(株)製)、Symuler Fast Yellow(シムラーファーストイエロー) 4400(大日本インキ化学工業(株)製)
Pigment Yellow(ピグメントイエロー) 17(C.I.No.21105)
例)Permanent Yellow(パーマネントイエロー) GG02(クラリアントジャパン(株)製)、Symuler Fast Yellow(シムラーファーストイエロー) 8GF(大日本インキ化学工業(株)製)
Pigment Yellow(ピグメントイエロー) 155
例)Graphtol Yellow(グラフトールイエロー) 3GP(クラリアントジャパン(株)製)
Pigment Yellow(ピグメントイエロー) 180(C.I.No.21290)
例)Novoperm Yellow(ノボパームイエロー) P−HG(クラリアントジャパン(株)製)、PV Fast Yellow(ファーストイエロー) HG(クラリアントジャパン(株)製)
Pigment Yellow(ピグメントイエロー) 139(C.I.No.56298)
例)Novoperm Yellow(ノボパームイエロー) M2R 70(クラリアントジャパン(株)製)
【0022】
C.I.ピグメントイエロー20、C.I.ピグメントイエロー24、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメントイエロー86、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー109、C.I.ピグメントイエロー110、C.I.ピグメントイエロー117、C.I.ピグメントイエロー125、C.I.ピグメントイエロー137、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピグメントイエロー147、C.I.ピグメントイエロー148、C.I.ピグメントイエロー153、C.I.ピグメントイエロー154、C.I.ピグメントイエロー166、C.I.ピグメントイエロー168、C.I.ピグメントイエロー185
【0023】
5)マゼンタ顔料
Pigment Red(ピグメントレッド) 57:1(C.I.No.15850:1)
例)Graphtol Rubine(グラフトールルビン) L6B(クラリアントジャパン(株)製)、Lionol Red(リオノールレッド) 6B−4290G(東洋インキ製造(株)製)、Irgalite Rubine(イルガライトルビン) 4BL(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ(株)製)、Symuler Brilliant Carmine(シムラーブリリアントカーミン) 6B−229(大日本インキ化学工業(株)製)
Pigment Red(ピグメントレッド) 122(C.I.No.73915)
例)Hosterperm Pink(ホスターパームピンク) E(クラリアントジャパン(株)製)、Lionogen Magenta(リオノゲンマゼンタ) 5790(東洋インキ製造(株)製)、Fastogen Super Magenta(ファストゲンスーパーマゼンタ) RH(大日本インキ化学工業(株)製)
Pigment Red(ピグメントレッド) 53:1(C.I.No.15585:1)
例)Permanent Lake Red(パーマネントレイクレッド) LCY(クラリアントジャパン(株)製)、Symuler Lake Red(シムラーレイクレッド) C conc(大日本インキ化学工業(株)製)
Pigment Red(ピグメントレッド) 48:1(C.I.No.15865:1)
例)Lionol Red(リオノールレッド) 2B 3300(東洋インキ製造(株)製)、Symuler Red(シムラーレッド) NRY(大日本インキ化学工業(株)製)
Pigment Red(ピグメントレッド) 48:2(C.I.No.15865:2)
例)Permanent Red(パーマネントレッド) W2T(クラリアントジャパン(株)製)、Lionol Red(リオノールレッド) LX235(東洋インキ製造(株)製)、Symuler Red(シムラーレッド)
3012(大日本インキ化学工業(株)製)
Pigment Red(ピグメントレッド) 48:3(C.I.No.15865:3)
例)Permanent Red(パーマネントレッド) 3RL(クラリアントジャパン(株)製)、Symuler Red(シムラーレッド) 2BS(大日本インキ化学工業(株)製)
Pigment Red(ピグメントレッド) 177(C.I.No.65300)
例)Cromophtal Red(クロモフタルレッド) A2B(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ(株)製)
【0024】
6)シアン顔料
Pigment Blue(ピグメントブルー) 15(C.I.No.74160)
例)Lionol Blue(リオノールブルー) 7027(東洋インキ製造(株)製)、Fastogen Blue(ファストゲンブルー) BB(大日本インキ化学工業(株)製)
Pigment Blue(ピグメントブルー) 15:1(C.I.No.74160)
例)Hosterperm Blue(ホスターパームブルー) A2R(クラリアントジャパン(株)製)、Fastogen Blue(ファストゲンブルー) 5050(大日本インキ化学工業(株)製)
Pigment Blue(ピグメントブルー) 15:2(C.I.No.74160)
例)Hosterperm Blue(ホスターパームブルー) AFL(クラリアントジャパン(株)製)、Irgalite Blue(イルガライトブルー) BSP(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ(株)製)、Fastogen Blue(ファストゲンブルー) GP(大日本インキ化学工業(株)製)
Pigment Blue(ピグメントブルー) 15:3(C.I.No.74160)
例)Hosterperm Blue(ホスターパームブルー) B2G(クラリアントジャパン(株)製)、Lionol Blue(リオノールブルー)FG7330(東洋インキ製造(株)製)、Cromophtal Blue(クロモフタルブルー) 4GNP(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ(株)製)、Fastogen Blue(ファストゲンブルー) FGF(大日本インキ化学工業(株)製)
Pigment Blue(ピグメントブルー) 15:4(C.I.No.74160)
例)Hosterperm Blue(ホスターパームブルー) BFL(クラリアントジャパン(株)製)、Cyanine Blue(シアニンブルー)700−10FG(東洋インキ製造(株)製)、Irgalite Blue(イルガライトブルー) GLNF(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ(株)製)、Fastogen Blue(ファストゲンブルー) FGS(大日本インキ化学工業(株)製)
Pigment Blue(ピグメントブルー) 15:6(C.I.No.74160)
例)Lionol Blue(リオノールブルー) ES(東洋インキ製造(株)製)
Pigment Blue(ピグメントブルー) 60(C.I.No.69800)
例)Hosterperm Blue(ホスターパームブルー) RL01(クラリアントジャパン(株)製)、Lionogen Blue(リオノゲンブルー) 6501(東洋インキ製造(株)製)
【0025】
7)ブラウン、ブラック顔料
C.I.ピグメントブラウン23、C.I.ピグメントブラウン25、C.I.ピグメントブラウン26、 Pigment Black(ピグメントブラック) 7(カーボンブラック C.I.No.77266)
例)三菱カーボンブラック MA100(三菱化学(株)製)、三菱カーボンブラック #5(三菱化学(株)製)、Black Pearls(ブラックパールズ) 430(Cabot Co.(キャボット社)製)
8)オレンジ顔料
C.I.ピグメントオレンジ36、C.I.ピグメントオレンジ43、C.I.ピグメントオレンジ51、C.I.ピグメントオレンジ55、C.I.ピグメントオレンジ59、C.I.ピグメントオレンジ61、C.I.ピグメントオレンジ
【0026】
9)バイオレット顔料
C.I.ピグメントバイオレット19、C.I.ピグメントバイオレット23、C.I.ピグメントバイオレット29、C.I.ピグメントバイオレット30、C.I.ピグメントバイオレット37、C.I.ピグメントバイオレット40、C.I.ピグメントバイオレット50
また、本発明で用いることのできる顔料としては、「顔料便覧、日本顔料技術協会編、誠文堂新光社、1989」、「COLOUR INDEX、THE SOCIETY OF DYES & COLOURIST、THIRD EDITION、1987」などを参照して適宜商品を選択できる。
【0027】
これら顔料は、1種でも2種以上を併用してもよい。
本発明においては、前記顔料の中でも、フタロシアニン系顔料が好ましく、例えば、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピグメントイエロー83等の酸性基を有する顔料が好ましい。特に好ましいものとしては、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピグメントイエロー185、C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメントレッド254、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントブルー15、カーボンブラック等が挙げられる。
【0028】
顔料は、銀微粒子の色相と補色関係にあるものを用いることが望ましい。また、顔料は1種でも2種以上を組み合せて用いてもよく、好ましい顔料の組合わせとしては、赤色系と青色系の互いに補色関係にある顔料混合物と黄色系と紫色系の互いに補色関係にある顔料混合物との組合せや上記の混合物に更に黒色の顔料を加えた組み合わせや青色系と紫色系と黒色系の顔料の組合せを挙げることができる。遮光層の顔料の含有量は、1〜70重量%の範囲が好ましく、1〜40重量%の範囲、更に1〜20重量%の範囲が好ましい。
【0029】
顔料は、ブラックマトリックス作製用着色組成物中に均一に分散されていることが好ましい。顔料の平均粒径は、5μm以下が好ましく、特に1μm以下が好ましく、更にカラーフィルター用としては0.5μm以下が好ましい。
【0030】
本発明における金属微粒子及び顔料微粒子の平均粒径は、透過型電子顕微鏡(TEM)による観察により、50個の粒径を測定し、その平均値を算出したものである。
【0031】
(感光性を有するブラックマトリックス作製用着色組成物)
本発明におけるブラックマトリックス作製用着色組成物は感光性を有することが好ましい。感光性を付与するためには、前記着色組成物に感光性樹脂組成物が添加される。感光性樹脂組成物は、アルカリ可溶性バインダーポリマー、エチレン性不飽和二重結合を有する光の照射によって付加重合するモノマー、光重合開始剤等を含有する。
【0032】
感光性樹脂組成物は、アルカリ水溶液現像可能なものと、有機溶剤で現像可能なものがあるが、安全性と現像液のコストの点で、アルカリ水溶液現像可能なものが好ましい。
感光性樹脂は、光、電子線などの放射線を受容する部分が硬化するネガ型でも放射線未受容部が硬化するポジ型でもよい。
【0033】
ポジ型感光性樹脂にはノボラック系の樹脂が挙げられる。例えば、特開平7−43899号公報記載のアルカリ可溶性ノボラック樹脂系を使用する事ができる。また、特開平6−148888号公報記載の、ポジ型感光性樹脂層、即ち、該公報記載のアルカリ可溶性樹脂と感光剤として1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステルと該公報記載の熱硬化剤の混合物を含む感光性樹脂層を用いる事ができる。また特開平5−262850号公報記載の組成物も活用可能である。
【0034】
ネガ型感光性樹脂としては、ネガ型ジアゾ樹脂とバインダーからなる感光性樹脂、光重合性組成物、アジド化合物とバインダーとからなる感光性樹脂組成物、桂皮酸型感光性樹脂組成物等が挙げられる。その中でも特に好ましいのは光重合開始剤、光重合性モノマーおよびバインダーを基本構成要素として含む感光性樹脂である。該感光性樹脂層には、特開平11−133600号公報記載の「重合性化合物B」「重合開始剤C」「界面活性剤」「接着助剤」や、その他の組成物が利用できる。
例えば、ネガ型感光性樹脂で、アルカリ水溶液現像可能な感光性樹脂は、主成分としてカルボン酸基含有のバインダー(前述のアルカリ可溶な熱可塑性樹脂等)と光の照射によって付加重合することのできるエチレン性不飽和二重結合含有モナマーと光重合開始剤を含んでいる。
【0035】
アルカリ可溶なバインダーとしては、側鎖にカルボン酸基を有するポリマー、例えば、特開昭59−44615号公報、特公昭54−34327号公報、特公昭58−12577号公報、特公昭54−25957号公報、特開昭59−53836号公報、及び特開昭59−71048号公報に記載されているようなメタクリル酸共重合体、アクリル酸共重合体、イタコン酸共重合体、クロトン酸共重合体、マレイン酸共重合体、部分エステル化マレイン酸共重合体などを挙げることができる。また側鎖にカルボン酸基を有するセルロース誘導体も挙げることができる。この他にも水酸基を有するポリマーに環状酸無水物を付加したものも好ましく使用することができる。特に、米国特許第4139391号明細書に記載のベンジル(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル酸の共重合体やベンジル(メタ)アクリレートと(メタ)アクリル酸と他のモノマーとの多元共重合体も挙げることができる。
【0036】
感光性樹脂層に用いられるアルカリ可溶なバインダーは、30〜400mgKOH/gの範囲の酸価と1000〜300000の範囲の重量平均分子量を有するものを選択して使用される。以上の他に、種々の性能、例えば、硬化膜の強度を改良するために、現像性等に悪影響を与えない範囲で、アルカリ不溶性のポリマーを添加することができる。これらのポリマーとしては、アルコール可溶性ナイロンあるいはエポキシ樹脂を挙げることができる。
アルカリ可溶なバインダーは、感光性樹脂組成物の全固形分に対して通常、10〜95質量%、さらに20〜90質量%が好ましい。10〜95質量%の範囲では、感光性樹脂層の粘着性が高すぎることもなく、形成される層の強度及び光感度が劣ることもない。
【0037】
光重合開始剤としては、米国特許第2367660号明細書に開示されているビシナルポリケタルドニル化合物、米国特許第2448828号明細書に記載されているアシロインエーテル化合物、米国特許第2722512号明細書に記載のα−炭化水素で置換された芳香族アシロイン化合物、米国特許第3046127号及び同第2951758号の各明細書に記載の多核キノン化合物、米国特許第3549367号明細書に記載のトリアリールイミダゾール二量体とp−アミノケトンの組合せ、特公昭51−48516号公報に記載のベンゾチアゾール化合物とトリハロメチル−s−トリアジン化合物、米国特許第4239850号明細書に記載されているトリハロメチル−s−トリアジン化合物、米国特許第4212976号明細書に記載されているトリハロメチルオキサジアゾール化合物等が挙げられる。特に好ましくはトリハロメチル−s−トリアジン、トリハロメチルオキサジアゾール、トリアリールイミダゾール二量体である。
感光性遮光層において、全固形分に対する光重合開始剤の含有量は、0.5〜20質量%が一般的で、1〜15質量%が好ましい。0.5質量%未満では光感度や画像の強度が低く、20質量%を超えて添加しても性能向上への効果が認められない。
【0038】
光の照射によって付加重合することのできるエチレン性不飽和二重結合含有モナマーとしては、沸点が常圧で100℃以上の化合物を挙げることができる。例えば、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート及びフェノキシエチル(メタ)アクリレート等の単官能(メタ)アクリレート;ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパンジアクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(アクリロイルオキシプロピル)エーテル、トリ(アクリロイルオキシエチル)イソシアヌレート、トリ(アクリロイルオキシエチル)シアヌレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンもしくはグリセリン等の多官能アルコールにエチレンオキシドやプロピレンオキシドを付加反応させた後で(メタ)アクリレート化したもの等の多官能(メタ)アクリレートを挙げることができる。
【0039】
さらに、特公昭48−41708号、同50−6034号、特開昭51−37193号の各公報に開示されているウレタンアクリレート類、特開昭48−64183号、特公昭49−43191号、同52−30490号の各公報に開示されているポリエステルアクリレート類、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸の反応生成物であるエポキシアクリレート類等の多官能アクリレートやメタクリレートを挙げることができる。これらの中で、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレートが好ましい。これらモノマーは、単独でも2種類以上を混合して用いても良く、その感光性樹脂組成物の全固形分に対する含有量は、5〜50質量%が一般的で、10〜40質量%が好ましい。5〜50質量%の範囲では光感度や画像の強度も低下せず、感光性遮光層の粘着性が過剰になることもない。
【0040】
感光性樹脂組成物は、上記成分の他に更に熱重合防止剤を含むことが好ましい。熱重合防止剤の例としては、例えば、ハイドロキノン、p−メトキシフェノール、p−t−ブチルカテコール、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、β−ナフトール、ピロガロール等の芳香族ヒドロキシ化合物、ベンゾキノン、p−トルキノン等のキノン類、ナフチルアミン、ピリジン、p−トルイジン、フェノチアジン等のアミン類、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンのアルミニウム塩またはアンモニウム塩、クロラニール、ニトロベンゼン、4,4´−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2´−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2−メルカプトベンズイミダゾール等が挙げられる。
【0041】
感光性樹脂組成物は、更に必要に応じて公知の添加剤、例えば、可塑剤、本発明用界面活性剤以外の界面活性剤、密着促進剤、分散剤、可塑剤、垂れ防止剤、レベリング剤、消泡剤、難燃化剤、光沢剤、溶剤等を添加することができる。
密着促進剤としては、例えばアルキルフェノール/ホルムアルデヒドノボラック樹脂、ポロビニルエチルエーテル、ポリビニルイソブチルエーテル、ポリビニルブチラール、ポリイソブチレン、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、ブチルゴム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ゴム、アクリル樹脂系粘着剤、芳香族系、脂肪族系または脂環族系の石油樹脂、シランカップリング剤等が挙げられる。
【0042】
また、前記銀コロイドのように金属微粒子を水分散物として用いる場合には、前記感光性樹脂組成物としては水系のものが必要である。このような感光性樹脂組成物としては特開平8−271727号公報の段落0015ないし0023に記載のものの他、市販のものとしては例えば、東洋合成工業(株)製の「SPP−M20」等が挙げられる。
【0043】
本発明によるブラックマトリックス作製用着色組成物(感光性のものを含む)からは、薄膜でかつ光学濃度が高いブラックマトリックスを作製することができる。
【0044】
[ブラックマトリックス作製用感光性転写材料]
本発明においては、前記の感光性を有するブラックマトリックス作製用着色組成物を用いて、感光性転写材料を作製し、これを用いてブラックマトリックスを作製することができる。
前記感光性転写材料は、仮支持体に少なくとも前記の感光性を有するブラックマトリックス作製用着色組成物からの感光性遮光層を設けたものである。感光性遮光層の膜厚は0.2〜2μmの範囲が好ましく、特に0.2〜0.9μmの範囲が好ましい。
本発明の仮支持体としてはポリエステル、ポリスチレン等の公知の支持体を用いる事ができる。中でも2軸延伸したポリエチレンテレフタレートはコスト、耐熱性、寸法安定性の観点から好ましい。仮支持体の厚みは15から200μm程度、より好ましくは30から150μm程度が好ましい。厚みが15μm未満の場合はラミネーション工程時に熱によりトタン板状のしわが発生するという欠点がある。逆に厚みが200μmを超える場合はコスト上不利である。
また仮支持体には必要に応じて特開平11−149008に記載されている導電性層を設けてもよい。
【0045】
(熱可塑性樹脂層)
また、支持体と感光性遮光層、又は支持体と中間層の間に、アルカリ可溶性熱可塑性樹脂層を設けることが好ましい。
アルカリ可溶な熱可塑性樹脂層は、下地表面の凹凸(既に形成されている画像などによる凹凸等も含む)を吸収することができるようにクッション材としての役割を担うものであるため、当該凹凸に応じて変形しうる性質を有していることが好ましい。
【0046】
アルカリ可溶な熱可塑性樹脂層に含まれる樹脂としては、エチレンとアクリル酸エステル共重合体とのケン化物、スチレンと(メタ)アクリル酸エステル共重合体とのケン化物、ビニルトルエンと(メタ)アクリル酸エステル共重合体とのケン化物、ポリ(メタ)アクリル酸エステル、及び(メタ)アクリル酸ブチルと酢酸ビニル等との(メタ)アクリル酸エステル共重合体等のケン化物、等より選ばれる少なくとも1種であることが好ましいが、さらに「プラスチック性能便覧」(日本プラスチック工業連盟、全日本プラスチック成形工業連合会編著、工業調査会発行、1968年10月25日発行)による有機高分子のうちアルカリ水溶液に可溶なものを使用することもできる。また、これらの熱可塑性樹脂の内、軟化点が80℃以下のものが好ましい。尚、本願明細書において、「(メタ)アクリル酸」とは、アクリル酸及びメタクリル酸を総称し、その誘導体の場合も同様である。
【0047】
これらの樹脂の中で、重量平均分子量5万〜50万(Tg=0〜140℃)の範囲で、更に好ましくは重量平均分子量6万〜20万(Tg=30〜110℃)の範囲で選択して使用することができる。これらの樹脂の具体例としては、特公昭54−34327号、特公昭55−38961号、特公昭58−12577号、特公昭54−25957号、特開昭61−134756号、特公昭59一44615号、特開昭54−92723号、特開昭54−99418号、特開昭54−137085号、特開昭57−20732号、特開昭58−93046号、特開昭59−97135号、特開昭60−159743号、OLS3504254号、特開昭60−247638号、特開昭60−208748号、特開昭60−214354号、特開昭60−230135号、特開昭60−258539号、特開昭61−169829号、特開昭61−213213号、特開昭63−147159号、特開昭63−213837号、特開昭63−266448号、特開昭64−55551号、特開昭64一55550号、特開平2−191955号、特開平2−199403号、特開平2−199404号、特開平2−208602号、特願平4一39653号の各公報明細書に記載されているアルカリ水溶液に可溶な樹脂を挙げることができる。特に好ましいのは、特開昭63−147159号明細書に記載されたメタクリル酸/2一エチルヘキシルアクリレート/ベンジルメタクリレート/メチルメタクリレート共重合体である。
【0048】
また、上記した種々の樹脂の中から、好ましくは重量平均分子量3千〜3万(Tg=30〜170℃)の範囲で、更に好ましくは重量平均分子量4千〜2万(Tg=60〜140℃)の範囲で選択して使用することができる。好ましい具体例は、上記の特許明細書に記載されているものの中から選ぶことができるが、特に好ましくは、特公昭55−38961号、特開平5−241340号明細書の各公報に記載のスチレン/(メタ)アクリル酸共重合体が挙げられる。
また、これらの有機高分子物質中に支持体との接着力を調節するために、各種可塑剤、各種ポリマーや過冷却物質、密着改良剤あるいは界面活性剤、離型剤等を加えることが可能である。好ましい可塑剤の具体例としては、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ジオクチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジブチルフタレート、トリクレジルフォスフェート、クレジルジフェニルフォスフェート、ビフェニルジフェニルフォスフェート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、エポキシ樹脂とポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートとの付加反応生成物、有機ジイソシアナートとポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートとの付加反応生成物、有機ジイソシアナートとポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレートとの付加反応生成物、ビスフェノールAとポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートとの縮合反応生成物等を挙げることができる。アルカリ可溶な熱可塑性樹脂層中の可塑剤の量は、該熱可塑性樹脂に対して、200質量%以下が一般的で、好ましくは20〜100質量%である。アルカリ可溶な熱可塑性樹脂層の厚みは6μm以上が好ましい。熱可塑性樹脂の厚みが6μm以上であれば、下地表面の凹凸を完全に吸収することができる。また、上限については、現像性、製造適性から約100μm以下が一般的であり、好ましくは約50μm以下である。
【0049】
本発明において、熱可塑性樹脂層の溶媒としてはこの層を構成する樹脂を溶解するものであれば特に制限なく使用でき、例えばメチルエチルケトン、シクロヘキサノン、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、n−プロパノール、 i−プロパノール等が挙げられる。
【0050】
(中間層)
本発明の感光性転写材料は、仮支持体と感光性遮光層との間に中間層を設けてもよい。
中間層を構成する樹脂としてはアルカリ可溶であれば特に制限はない。樹脂の例としてポリビニルアルコール系樹脂、ポリビニルピロリドン系樹脂、セルロース系樹脂、アクリルアミド系樹脂、ポリエチレンオキサイド系樹脂、ゼラチン、ビニルエーテル系樹脂、ポリアミド樹脂、及びこれらの共重合体を挙げる事ができる。またポリエステルのように通常はアルカリ可溶性でない樹脂にカルボキシル基やスルホン酸基を持つモノマーを共重合した樹脂も用いる事ができる。
これらの中で好ましいものはポリビニルアルコールである。ポリビニルアルコールとしては鹸化度が80%以上のものが好ましく、83から98%のものがより好ましい。
中間層を構成する樹脂は2種類以上を混合して使用する事が好ましく、特にポリビニルアルコールとポリビニルピロリドンを混合して用いる事が特に好ましい。両者の重量比はポリビニルピロリドン/ポリビニルアルコール=1/99から75/25、より好ましくは10/90から50/50の範囲が好ましい。この比が1/99以下になると中間層の面状の悪化、上に塗設した感光性樹脂層との密着不良といった問題が生じる。逆に比が75/25を超えると中間層の酸素遮断性が低下して感度が低下する。
中間層には必要に応じて界面活性剤などの添加剤を添加してもよい。
中間層の厚みは0.1から5μm、より好ましくは0.5から3μmの範囲が好ましい。厚みが0.1μm以下の場合酸素遮断性の低下が、5μm以上の場合は現像時の中間層除去時間の増大するという問題が起こる。
中間層の塗布溶媒としては上記の樹脂が溶解すれば、特にその他の制限はないが、水が好ましい。水に前述の水混和性有機溶剤を混合した混合溶媒も好ましい。好ましい具体例としては次のようなものがある。水、水/メタノール=90/10、水/メタノール=70/30、水/メタノール=55/45、水/エタノール=70/30、水/1−プロパノール=70/30、水/アセトン=90/10、水/メチルエチルケトン=95/5(ただし比は重量比を表す。)。
【0051】
本発明の感光性転写材料を作製するには、支持体に、本発明の感光性を有するブラックマトリックス作製用着色組成物の溶液を、例えば、スピナー、ホワイラー、ローラーコーター、カーテンコーター、ナイフコーター、ワイヤーバーコーター、エクストルーダー等の塗布機を用いて塗布・乾燥させることにより形成することができる。アルカリ可溶性熱可塑性樹脂の層を設ける場合には同様にして形成される。
【0052】
本発明の感光性転写材料は、前記のごとき着色組成物からの感光性遮光層を設けているため、これからは、薄膜でかつ光学濃度が高い遮光層を備えたブラックマトリックスを作製することができる。
【0053】
[ブラックマトリックス及びその作製方法]
本発明のブラックマトリックスは、前記着色組成物又は感光性転写材料を用いて作製される遮光層を有する。前記遮光層の膜厚は0.2〜2.0μm程度、好ましくは0.9μm以下である。本発明のブラックマトリックスにおける遮光層は金属微粒子及び顔料微粒子を分散させたものであるため、前記のごとき薄膜でも十分な光学濃度(3以上)を有する。
感光性を有する着色組成物を用いてブラックマトリックスを作製する方法は、光透過性基板に、感光性を有し金属微粒子及び顔料微粒子を含有する着色組成物を塗布して形成される層に(塗布方法は前記感光性転写材料を作製する際の方法が同様に用いられる)、常法により、ブラックマトリックス用フォトマスクを介して露光し、その後現像することにより遮光層を形成する方法である。
また、着色組成物が感光性をもたない場合は、光透過性基板に、金属微粒子及び顔料微粒子を含有する着色組成物を塗布して形成した層の上に、現像可能な感光性樹脂組成物からの層を形成し、常法により、ブラックマトリックス用フォトマスクを介して露光し、次いで、現像、エッチングすることにより遮光層を形成することができる。
前記感光性転写材料を用いるブラックマトリックスの作製方法は、光透過性基板の上に、前記感光性転写材料を、感光性転写材料の感光性遮光層が接触するように配置して積層し、次に、感光性転写材料と光透過性基板との積層体から支持体を剥離し、その後、ブラックマトリックス用フォトマスクを介して前記層を露光した後現像してブラックマトリックスを形成する方法である。
本発明のブラックマトリックスの製造方法は、煩瑣な工程を行うことを必要とせず、低コストである。
【0054】
[カラーフィルター]
本発明のカラーフィルターは、光透過性基板の上に、着色層からなり、互いに異なる色を呈する2以上の画素群を有し、前記画素群を構成する各画素は互いにブラックマトリックスにより離画されている構成を有し、該ブラックマトリックスは、本発明の前記ブラックマトリックス作製用着色組成物又は感光性転写材料を用いて作製される。画素群は2つでも、3つでも4つ以上でもよい。例えば3つの場合は赤(R)、緑(G)及び青(B)の3つの色相が用いられる。赤、緑、青の3種の画素群を配置する場合は、モザイク型、トライアングル型等の配置が好ましく、4種以上の画素群を配置する場合ではどのような配置であってもよい。
前記光透過性基板としては、表面に酸化珪素皮膜を有するソーダガラス板、低膨張ガラス板、ノンアルカリガラス板、石英ガラス板等の公知のガラス板あるいはプラスチックフィルム等が用いられる。
カラーフィルターを作製するには、光透過性の基板に常法により2以上の画素群を形成した後、前記のようにしてブラックマトリックスを形成しても、或いは最初にブラックマトリックスを形成し、その後2以上の画素群を形成してもよい。
本発明のカラーフィルターは前記のごときブラックマトリックスを備えているため、表示コントラストが高くまた平坦性に優れている。
【0055】
[液晶表示素子]
本発明の液晶表示素子の1つは、少なくとも1つが光透過性の1対の基板の間にカラーフィルター、液晶層および液晶駆動手段(単純マトリックス駆動方式及びアクティブマトリックス駆動方式を含む)を少なくとも備えたもので、前記カラーフィルターとして、前記のごとき複数の画素群を有し、前記画素群を構成する各画素が、互いに本発明によるブラックマトリックスにより離画されているカラーフィルターを用いるものである。前記カラーフィルターは平坦性が高いため、このカラーフィルターを備える液晶表示素子は、カラーフィルターと基板との間にセルギャップムラが発生せず、色ムラ等の表示不良が発生することがない。
また、本発明の液晶表示素子の別の態様のものは、少なくとも1つが光透過性の1対の基板の間に、カラーフィルター、液晶層および液晶駆動手段を少なくとも備え、前記液晶駆動手段がアクティブ素子(例えばTFT)を有し、かつ各アクティブ素子の間に本発明のブラックマトリックス作製用着色組成物又は感光性転写材料を用いて作製されるブラックマトリックスが形成されているものである。
【0056】
[ブラックマトリックス基板]
本発明のブラックマトリックス基板は、光透過性基板の上に設けられた遮光層を有し、前記遮光層が銀微粒子及び顔料微粒子を分散させた層であることを特徴とする。銀微粒子は、特許第3318353号明細書に開示の粒径0.01〜0.05μm(10〜50nm)の場合、黄色から赤色の着色が発生し黒色が得られないが、顔料微粒子と併用することにより遮光層として十分な黒色が得られる。
また、本発明のブラックマトリックス基板は、カラーフィルターの作製のために用いることができる。
このブラックマトリックス基板における遮光層の膜厚は0.2〜2.0μmが好ましく、特に0.2〜0.9μmが好ましい。本発明のブラックマトリックス基板における遮光層は銀微粒子を分散させたものであるため、前記のごとき薄膜でも十分な光学濃度を有する。
【0057】
【実施例】
以下に実施例を示し本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
実施例1
[銀微粒子の作成]
(銀分散スラリーの製造)
ゼラチン112gに、蒸留水3,488gを添加し、そして得られた混合物を約47℃まで加熱してゼラチンを溶解した。これに、酢酸カルシウム4.0g及びホウ化水素カリウム2.0gを添加した。その直後に、蒸留水1.0Lに溶解した硝酸銀6.0gを、急速に攪拌しながら添加した。蒸留水を添加して、最終重量を5.0kgに調整した。次いで生成物をゲル化温度近くまで冷却し、そして小さな穴を通過させて冷却した水の中へ入れ、それにより非常に微細なヌードルを形成した。これらのヌードルを、現場で青色銀を生成するための増幅触媒として供給した。便宜上及びヌードルが溶融塊を形成するのを防ぐために、水を用いてヌードルを希釈して水1対ヌードル3にした。
ホウ化水素還元銀核650gに、蒸留水81gに溶解したモノスルホン酸ヒドロキノンカリウム6.5g及びKCl 0.29gを添加した。ヌードルスラリーを約6℃まで冷却した。別々の容器に、以下の2種の溶液A及びBを製造した。
【0058】
A 19.5g 亜硫酸ナトリウム(無水)
0.98g 重亜硫酸ナトリウム(無水)
122.0g 蒸留水
B 9.75g 硝酸銀122.0g 蒸留水溶液
【0059】
A及びBを混合して、攪拌を続けると消失する白色沈殿を形成させた。次いで直ちに、この混合物を短時間で(5分間以内)急速に攪拌しながらヌードルスラリーに添加した。温度を10℃に維持し、そしてすべての可溶性銀塩が核の上に還元されるまで、約80分間増幅を進行させた。得られた青色スラリー粒子を、ナイロンメッシュバック中でスラリーを介して水道水を通過させ、そして約30分間洗浄水がバックを通過するようにして洗浄したので、すべての塩を洗い流せた。ゲルスラリーに分散させた洗浄した青色銀を、溶融した場合に1.5重量%の濃度の銀を有する青色銀分散体を得るように、生成物の重量が412gになるまで水気を切った。
【0060】
(銀微粒子の作成)
上記の如くして得られた銀分散スラリー5000gに、分散剤(ラピゾールB−90、日本油脂(株)製)25gとパパイン5重量%水溶液1000gを添加し37℃で24時間保存した。この液を2000rpmで5分間遠心分離し、銀微粒子を沈降させた。上澄みを棄てた後蒸留水で洗浄して酵素で分解されたゼラチン分解物を除却した。次いで銀微粒子沈降物をメチルアルコールで洗浄してから乾燥させた。約85gの銀微粒子の凝集物が得られた。この凝集物73.5gとソルスパース20000(アビシア(株)製 分散剤)1.05gメチルエチルケトン16.4gを混合した。これをビーズ分散機(ジルコニアビーズ0.3mm)を用いて平均粒径60nmの銀微粒子分散液A−1を得た。
【0061】
[感光層塗布液の作成]
銀微粒子分散液A−1 (60nm) 36.0質量部
下記PB15:6微粒子分散液 35.2質量部
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 28.6質量部
メチルエチルケトン 37.6質量部
界面活性剤(F176PF(20%)) 0.2質量部
ヒドロキノンモノメチルエーテル 0.001質量部
ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体
(モル比=73/27、分子量30000) 2.1質量部
ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
金属粒子及び顔料微粒子の体積分率の和が0.126になるよう添加
ビス[4−[N−[4−(4、6−ビストリクロロメチル
−s−トリアジン−2−イル)フェニル]カルバモイル]フェニル]セバケート 0.1質量部
以上を混合し、感光層塗布液を得た。
【0062】
(PB15:6微粒子分散液の調製)
下記処方の分散液について、ディスパロンDA−725及びEFKA−6745を攪拌しながらMMPG−AC中に投入し、PB15:6顔料紛体、ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体を投入し攪拌した。この混合液を、ビーズ分散機(ジルコニアビーズ0.3mm)を用いて循環しながら4時間分散し顔料分散液を得た。
【0063】
PB15:6微粒子分散液処方:
・ディスパロンDA−725 (楠本化成(株)製)) 6.25部
・EFKA−6745(EFKA additives製) 5.0部
・MMPG−AC(プロピレングリコール
モノメチルエーテルアセテート 764部
・PB15:6(C.I.製) 100部
・ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 125部
(モル比=73/27、分子量3万)
【0064】
[保護層塗布液の作成]
ポリビニルアルコール(クラレ(株)製 PVA205) 3.0g
ポリビニルピロリドン(GAFコーポレーション(株)製 PVP−K30) 1.3g
蒸留水 50.7g
メチルアルコール 45.0g
以上を混合し、保護層塗布液を得た。
【0065】
[感光材料の作成]
ガラス基板にスピンコーターを用いて膜厚が0.6μmになるように感光層塗布液を塗布して100℃で5分間乾燥した。次いでこの上にスピンコーターを用いて保護層塗布液を乾燥膜厚が1.5μmになるように塗布して100℃で5分間乾燥した。
【0066】
[ブラックマトリックスの作成]
この試料の超高圧水銀灯を用いて塗布面側から70mJ/cmの露光を行った。次いで、現像処理液TCD(富士写真フイルム(株)製 アルカリ現像液)現像処理(33℃*20秒)してブラックマトリックスを得た。
【0067】
[膜厚測定]
膜厚は次の方法で測定した。感光層を塗布した試料に超高圧水銀灯を用いて塗布面側から70mJ/cmの露光を行い、この試料の膜厚を触針式表面粗さ計P−1(TENKOP社製)を用いて測定した。
[体積分率の測定]
まず下記の方法で銀微粒子の塗設量を測定した。
感光層を塗布した試料に超高圧水銀灯を用いて塗布面側から70mJ/cmの露光を行い、この試料の銀塗設量を蛍光X線装置3370E((株)理学製)を用いて測定した。
この値と、上で測定した膜厚を用いて、前述の方法で体積分率を計算した。
【0068】
[光学濃度(OD)の測定]
膜の光学濃度は以下の方法で測定した。ガラス基板上に塗設された微粒子含有層に超高圧水銀灯を用いて塗布面側から500mJ/cmの露光を行う。次いでこの光学濃度をマクベス濃度計(マクベス社製TD−904)を用いて測定する(OD)。別途ガラス基板の光学濃度を同様の方法で測定する(OD)。ODからODを差し引いた値を膜の光学濃度とする。
【0069】
[ブラックマトリックスの色相]
ブラックマトリックスを形成したガラス基板の色相を目視で評価した。
ほぼ完全に純黒と見なせるもの A
ごく僅かに色相のずれがあるもの B
僅かな色相のずれがあるが、実用上許容されるもの C
実用使用で障害になる程度に色相のずれがあるもの D
完全な色相のずれがあるもの E
この中で実用上許容されるのはA〜Cのものである。
以上の結果を表1に示す。
【0070】
実施例2
実施例1のPB15:6微粒子分散液35.2質量部の代わりにCFP−FF−949K(カーボンブラック分散液、富士フィルムオーリン製)23.5質量部を使用した以外は実施例1と同様に実施した。
【0071】
実施例3、4
実施例2の銀微粒子分散液A−1(60nm)の代わりに銀微粒子分散液A−2(100nm)又は銀微粒子分散液A−3(200nm)を使用した以外は実施例2と同様に実施した。
【0072】
実施例5
実施例3のCFP−FF−949K23.5質量部の代わりに、PR254微粒子分散液35.2質量部を使用した以外は実施例1と同様に実施した。
【0073】
PR254微粒子分散液1処方:
・下記顔料分散剤1 10部
・MMPG−AC(プロピレングリコール
モノメチルエーテルアセテート 790部
・PR254 100部
・ベンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 100部
(モル比=73/27、分子量3万)
【0074】
【化1】
Figure 2004317897
【0075】
実施例6
実施例5の感光層塗布液処方において、銀微粒子分散液A−1(60nm)の添加量の半分を、銀微粒子分散液A−2(100nm)に置き換えた以外は実施例5と同様に実施した。
【0076】
実施例7〜12
実施例1〜6において保護層をつけずに、かつ露光量を70mJ/cmから500mJ/cm変更した以外は実施例1〜6と同様に実施した。その結果、実施例1〜6と同じ結果を得た。
【0077】
実施例13〜18
[感光層塗布液処方]
実施例1〜6と共通。
[中間層塗布液処方]
実施例1〜6の保護層処方と共通。
【0078】
[熱可塑性樹脂層塗布液処方]
メチルメタクリレート/2−エチルヘキシルアクリレート/ベンジルメタクリレート/メタクリル酸=54/12/5/29の
共重合体(数平均分子量80000) 58部
スチレン/アクリル酸=70/30の共重合体(数平均分子量7000) 136部
BPE−500(新中村化学株製 多官能アクリレート) 90部
F176PF(大日本インキ化学工業(株)製 フッ素系界面活性剤) 1部
メチルエチルケトン 541部
1−メトキシ−2−プロパノール 63部
メチルアルコール 111部
【0079】
[転写材料の作成]
2軸延伸した75μm厚みのポリエチレンテレフタレート支持体にスライドコーターを用いて厚みが15μmになるように熱可塑性樹脂層塗布液を塗布して100℃で5分間乾燥した。次いで、この上に中間層塗布液を乾燥膜厚が1.5μmになるように塗布して100℃で5分間乾燥した。さらにこの上に感光層塗布液を膜厚0.6μmになるよう塗布して100℃で5分間乾燥した。
【0080】
[感光材料の作成]
ガラス基板と銀微粒子含有層が接触するようにガラス基板と転写材料を重ね合わせ、ラミネーター(大阪ラミネーター(株)製VP−II)を用いて両者を貼り合わせた。ラミネーション条件は圧力0.8Kg/cm、温度130℃である。その後ポリエチレンテレフタレート支持体を剥離した。
【0081】
[ブラックマトリックスの作成]
超高圧水銀灯を用いて塗布面側から70mJ/cmの露光を行った。次いで以下の現像処理を行い、ブラックマトリックスを得た。
現像処理液TPD(富士写真フイルム(株)製 アルカリ現像液)現像処理(30℃*40秒)
現像処理液TCD(富士写真フイルム(株)製 アルカリ現像液)現像処理(33℃*20秒)
現像処理液TSD(富士写真フイルム(株)製 アルカリ現像液)現像処理(33℃*20秒)
【0082】
この試料についても実施例1〜6と同様の評価を実施した。
結果を表に示す。
【0083】
比較例1
実施例1の感光層塗布液処方を下記の黒色レジスト塗布液に変えた以外は実施例1と同様にして比較例1を実施したが、ODが極端に低く、使用に耐えなかっ
黒色レジスト塗布液:
・CFP−FF−775B(C.I.PB15:6分散液
富士フイルムオーリン(株)製) 4.50部
・CFP−FF−293Y(C.I.PY139分散液
富士フイルムオーリン(株)製) 3.37部
・CFP−FF−802V(C.I.PV23分散液
富士フイルムオーリン(株)製) 4.16部
・CFP−FF−949K(カーボンブラック分散液
富士フイルムオーリン(株)製) 11.9 部
・MMPG−AC(プロピレングリコール
モノメチルエーテルアセテート) 18.9部
・メチルエチルケトン 52.0部
・ヒドロキノンモノメチルエーテル 0.0022部
・ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 4.85部
・ビス〔4−〔N−〔4−(4,6−ビストリクロロメチル
−s−トリアジン−2−イル)フェニル〕
カルバモイル〕フェニル〕セバケート 0.238部
・熱可塑性樹脂層処方Cu1に用いた本発明の共重合体
(メチルイソブチルケトン30重量%溶液) 0.065部
・下記の共重合体 (メチルイソブチルケトン30重量%溶液) 0.065部
【0084】
【化2】
Figure 2004317897
【0085】
比較例2
実施例1の感光層塗布液処方において、PB15:6分散液を除去し、銀微粒子分散液A−1の添加量を36質量部から40質量部に変更した以外は実施例1と同様にして比較例2を実施したが、色相が青く使用に耐えなかった。
【0086】
【表1】
Figure 2004317897
【0087】
【発明の効果】
以上のように本発明により、無彩色に近い高品位のブラックマトリックスを形成することができる。

Claims (13)

  1. 金属微粒子及び顔料微粒子を含有するブラックマトリックス作製用着色組成物。
  2. 顔料微粒子が、平均粒径1μm以下の微粒子であることを特徴とする請求項1記載のブラックマトリックス作製用着色組成物。
  3. 金属微粒子が平均粒径60〜250nmの銀微粒子であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のブラックマトリックス作製用着色組成物。
  4. 感光性を有する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のブラックマトリックス作製用着色組成物。
  5. 支持体に少なくとも感光性遮光層を設けたブラックマトリックス作製用感光性転写材料において、前記感光性遮光層が請求項4に記載のブラックマトリックス作製用着色組成物から形成されることを特徴とするブラックマトリックス作製用感光性転写材料。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のブラックマトリックス作製用着色組成物を用いて形成される遮光層を有するブラックマトリックス。
  7. 請求項5に記載のブラックマトリックス作製用感光性転写材料を用いて形成される遮光層を有するブラックマトリックス。
  8. 光透過性基板の上に、着色層からなり、互いに異なる色を呈する2以上の画素群を有し、前記画素群を構成する各画素は互いにブラックマトリックスにより離画されているカラーフィルターにおいて、前記ブラックマトリックスが請求項6又は請求項7に記載のブラックマトリックスであることを特徴とするカラーフィルター。
  9. 少なくとも1つが光透過性の1対の基板の間にカラーフィルター、液晶層および液晶駆動手段を少なくとも備えた液晶表示素子において、前記カラーフィルターが、請求項8に記載のカラーフィルターであることを特徴とする液晶表示素子。
  10. 少なくとも1つが光透過性の1対の基板の間にカラーフィルター、液晶層および液晶駆動手段を少なくとも備えた液晶表示素子において、前記液晶駆動手段がアクティブ素子を有し、各アクティブ素子の間に請求項6又は請求項7に記載のブラックマトリックスが形成されていることを特徴とする液晶表示素子。
  11. 光透過性基板の上に、請求項4に記載のブラックマトリックス作製用着色組成物からの層を形成する工程、及びブラックマトリックス用フォトマスクを介して前記層を露光した後現像する工程を有するブラックマトリックスの製造方法。
  12. 光透過性基板の上に、支持体に少なくとも感光性遮光層を設けた請求項5に記載のブラックマトリックス作製用感光性転写材料を、前記感光性遮光層が接するように積層する工程、前記感光性転写材料と光透過性基板との積層体から支持体を剥離する工程、及びブラックマトリックス用フォトマスクを介して前記感光性遮光層を露光した後現像する工程を有するブラックマトリックスの製造方法。
  13. 光透過性基板及び該基板の上に設けられた遮光層を有するブラックマトリックス基板であって、前記遮光層が平均粒径が60〜250nmの銀微粒子及び平均粒径が1μm以下の顔料微粒子を分散させた層であるブラックマトリックス基板。
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