JP2004316940A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷房運転時に、第二室内熱交換器の蒸発能力を高め、吸入外気に対して十分な冷却及び除湿を行い、室内機の吹出し付近での空気の温度ムラ及び結露を防ぐことができ、暖房運転時に、第二室内熱交換器の凝縮能力を高め、吸入の外気に対して十分な加熱を行い、吹出し温度の低下や圧力及び圧縮機の吐出温度の上昇を防ぐことができる空気調和機を提供する。
【解決手段】冷暖房運転時に、第二通風路に外気を導入し換気を行う場合、温度センサが夫々検出した第二通風路の外気吸込温度と、第一通風路の室内空気吸込温度との温度差に応じて、第一開閉弁11、第二開閉弁13、第三開閉弁17及び第四開閉弁18を全て開とし、第一室内熱交換器7aより第二室内熱交換器7bの方へ冷媒を多く流すようにする。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係わり、より詳しくは、1つの室内機に2つの室内熱交換器を設け、換気しながら冷暖房運転を行う室内機の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機には、例えば図6に示すように、本体の前面上部および上面に吸込口3と、吸込口3と前面下部に設けた吹出口4とを結ぶ第一の通風路5に熱交換器6と送風ファン7とを配設し、吸込口3に吸込口3を開閉する複数に分割されたフラップ2を設け、本体の背面壁の熱交換器6の上部に、連通口12と連通口12を開閉する開閉板10とを設け、一端が連通口10に接続され、他端が室外に導出されるとともに吸排気口24を有するダクト13からなる第二の通風路14を設け、フラップ2と開閉板10とを、運転モードや温度に応じて開閉し、吸排気口4から取入れた外気を、吸込口3から取入れた室内空気と混合し、または、吸込口3から取入れた室内空気を、吸排気口24から排出するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
しかし、上記従来の構成の場合、換気を行う際には屋外から流入してくる空気が室内を循環している空気を熱交換している熱交換器と同じ熱交換器を通過していた。そのため、暖房運転においては屋外から室内に流入してくる空気の温度が低く、かつ室内を循環している空気の温度が高い場合、室内を循環している空気の温度に適するように室内熱交換器の冷媒の温度を調節すると屋外から室内に流入してくる空気に対して室内熱交換器の冷媒の温度が低すぎるため、室内熱交換器を通過した空気を十分に暖めることができず室内機から吹出される空気の温度にムラができたり、屋外から室内に流入してくる空気の温度に適するように室内熱交換器の冷媒の温度を調節すると室内を循環している空気に対しては冷媒の温度が高すぎるため、室内熱交換器において十分に冷媒を凝縮することができず、圧力や圧縮機の吐出温度の上昇も招くという恐れがある。
【0004】
また、冷房運転においては屋外から室内に流入してくる空気の温度が高く、かつ室内を循環している空気の温度が低い場合、室内を循環している空気の温度に適するように室内熱交換器の冷媒の状態を調節すると、屋外から室内に流入してくる空気に対して熱交換が十分に行われないため、室内機の吹出し口付近で十分に熱交換された室内を循環している空気と混ざり合うことで結露が生じたり、屋外から室内に流入してくる空気の温度に適するように室内熱交換器の冷媒の温度を調節すると室内を循環している空気に対しては冷媒の温度が低すぎるため、室内熱交換器の一部が結氷することがある。
また、屋外から室内に流入してくる空気と室内を循環している空気の温度差が大きい場合でも室内熱交換器に温度ムラが生じないように、屋外から室内に流入してくる空気を減らすと十分な換気ができない。そのため、1つの熱交換器で十分な換気量を確保しながら屋外から室内に流入してくる空気と、室内を循環している空気を十分に空調するには限度がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−330296号公報(要約、第1図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、前記問題点に鑑み、冷房運転時に、第二室内熱交換器の蒸発能力を高め、吸入外気に対して十分な冷却及び除湿を行い、室内機の吹出し付近での空気の温度ムラ及び結露を防ぐことができ、暖房運転時に、第二室内熱交換器の凝縮能力を高め、吸入の外気に対して十分な加熱を行い、吹出し温度の低下や圧力及び圧縮機の吐出温度の上昇を防ぐことができる空気調和機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器と、膨張弁とを備えた室外機と、室内熱交換器を備えた室内機とから構成し、これらを冷媒配管により順次配管接続して冷媒回路を構成し、前記室内機と被空調室とを吸込ダクトと吹出ダクトにより接続してなる空気調和機において、
前記室内熱交換器を第一室内熱交換器と第二室内熱交換器の2系統で構成し、前記膨張弁と前記第一室内熱交換器および前記第二室内熱交換器とを、第一分岐管を介して接続するとともに、前記第一室内熱交換器および前記第二室内熱交換器と前記四方弁とを、第二分岐管を介して接続し、前記第一分岐管の一方と前記第一室内熱交換器間に第一開閉弁を、前記第一分岐管の他方と前記第二室内熱交換器間に第二開閉弁を夫々設け、前記膨張弁と前記第一分岐管の接続点と、前記第二開閉弁と前記第二室内熱交換器の接続点との間に第三開閉弁を設け、前記第二分岐管と前記第二室内熱交換器の接続点と、前記第二分岐管と前記四方弁の接続点との間に第四開閉弁を設け、
前記室内機内を仕切壁を介設して第一通風路、第二通風路及び第三通風路とに区画し、前記第一通風路の吸込口と吹出口に室内吸込ダクトと室内吹出ダクトを接続し、前記第二通風路の吸込口と吹出口に外気吸込ダクトと室内吹出ダクトを接続するとともに、前記第三通風路の吸込口に前記室内吸込ダクトに連通する吸込ダクトを、吹出口に屋外への排気を行う排気ダクトを夫々接続し、前記室内吸込ダクトと前記外気吸込ダクトとの間に、前記第二通風路に外気または室内空気のいずれかを選択的に導入する風路切換機構を設け、
前記第一通風路に室内空気を吸込み前記第一室内熱交換器に送る第一送風機を、前記第二通風路に外気または室内空気を吸込み前記第二室内熱交換器に送る第二送風機を、前記第三通風路に室内空気を屋外へ排気する第三送風機を夫々配置し、前記第一通風路と前記第二通風路の吸込口に、吸込空気の温度を検出する温度センサを夫々設け、
冷暖房運転時に、前記第二通風路に外気を導入し換気を行う場合、前記温度センサが夫々検出した前記第二通風路の外気吸込温度と、前記第一通風路の室内空気吸込温度との温度差に応じて、前記第一開閉弁、前記第二開閉弁、前記第三開閉弁及び前記第四開閉弁を全て開とし、前記第一室内熱交換器より前記第二室内熱交換器の方へ冷媒を多く流すようにしてなる構成となっている。
【0008】
また、冷房運転時に、前記外気吸込温度と前記室内空気吸込温度との温度差が所定値以上のとき、前記第二室内熱交換器の方へ冷媒を多く流すようにしてなる構成となっている。
【0009】
また、暖房運転時に、前記室内空気吸込温度と前記外気吸込温度との温度差が所定値以上のとき、前記第二室内熱交換器の方へ冷媒を多く流すようにしてなる構成となっている。
【0010】
また、冷暖房運転時に、前記第二通風路に外気を導入し換気を行う場合は、前記各送風機を全て運転し、換気を行わない場合は、前記第三送風機のみ停止させてなる構成となっている。
【0011】
また、前記第一室内熱交換器および前記第二室内熱交換器に、冷房運転時に結氷を検知する温度センサを夫々設け、換気の有無に関係なく、前記いずれか一方の温度センサが結氷を検知したとき、前記第三開閉弁及び前記第四開閉弁を閉じると共に、結氷した方の前記第一開閉弁もしくは第二開閉弁を閉じ、前記第一送風機及び前記第二送風機を運転する一方、前記室外熱交換器を送風する室外側送風機の回転数を所定数下げてなる構成となっている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明のダクト式空気調和機の概略構成図、図2は、本発明における換気を行わない場合の空気調和機の冷媒回路図である。図1と図2において、1は室外機、2は圧縮機、3は四方弁、4は室外熱交換器、5は膨張弁、6は室内機、7aは第一室内熱交換器、7bは第二室内熱交換器、9aは第一送風機、9bは第二送風機、9cは第一送風機、8aは第一通風路、8bは第二通風路、8cは第三通風路、10a は室内吸込ダクト、10b は外気吸込ダクト、10c は吸込ダクト、10d は第一室内吹出ダクト、10e は第二吹出ダクト、10f は排気ダクト、11は第一開閉弁、12は第一分岐管、13は第二開閉弁、14は第二分岐管、17は第三開閉弁、18は第四開閉弁、15は室外側送風機である。
【0013】
まず本発明の空気調和機の冷媒回路について説明すると、室外機1に収納された圧縮機2と、四方弁3と、室外熱交換器4と、膨張弁5と、室内機6に収納された第一室内熱交換器7a及び第二室内熱交換器7bとからなり、これらを順次配管接続して冷媒回路を構成している。
【0014】
前記膨張弁5と前記第一室内熱交換器7aおよび前記第二室内熱交換器7bの冷房時入口側とを、二股の第一分岐管12を介して接続し、前記第一室内熱交換器7aおよび前記第二室内熱交換器7bの冷房時出口側と前記四方弁3とを、同じく二股の第二分岐管14を介して接続する。前記第一分岐管12の一方を第一開閉弁11を介して前記第一室内熱交換器7aに接続し、前記第一分岐管12の他方を第二開閉弁13を介して前記第二室内熱交換器7bに接続する。
【0015】
また、前記膨張弁5と前記第一分岐管12の接続点と、前記第二開閉弁13と前記第二室内熱交換器7bの接続点との間に第三開閉弁17が設けられ、前記第二分岐管14と前記第二室内熱交換器7bの接続点と、前記第二分岐管14と前記四方弁3の接続点との間に第四開閉弁18が設けられている。
【0016】
前記室内機6は、仕切壁6a,6b を介設して3系統の第一通風路8a、第二通風路8b及び第三通風路8cとに区画されており、そして前記第一通風路8aの吸込口8a1 と吹出口8a2 に、室内吸込ダクト10a と第一室内吹出ダクト10d を接続し、前記第二通風路8bの吸込口8b1 と吹出口8b2 に、外気吸込ダクト10b と第二室内吹出ダクト10e を接続するとともに、前記第三通風路8cの吸込口8c1 に、前記室内吸込ダクト10a に連通する吸込ダクト10c を、吹出口8c2 に屋外への排気を行う排気ダクト10f を夫々接続し、前記室内吸込ダクト10a と前記外気吸込ダクト10b との間に、前記第二通風路8bに外気または室内空気のいずれかを選択的に導入する風路切換機構20が設けられている。
【0017】
また、前記第一通風路8aに室内空気を吸込み前記第一室内熱交換器7aに送るファンモータ9a1 を備えた第一送風機9aが、前記第二通風路8bに外気または室内空気を吸込み前記第二室内熱交換器7bに送るファンモータ9b1 を備えた第二送風機9bが、前記第三通風路8cに室内空気を屋外へ排気するファンモータ9c1 を備えた第三送風機9cが夫々配置されている。
そして、前記第一通風路8aの吸込口8a1 と前記第二通風路8bの吸込口8b1 に、吸込空気の温度を検出する温度センサ19a,19b が夫々設けられている。
【0018】
上記構成において、次に冷暖房運転時の換気の有無による動作について説明する。図2は換気を行わない場合の冷暖房運転時の冷媒の流れ方向を示したもので、まず前記第一開閉弁11と前記第二開閉弁13を開とし、前記第三開閉弁17と前記第四開閉弁18を閉とする。そして、前記第一送風機9aと前記第二送風機9bを運転し、図3に示す前記第三送風機9cを停止すると共に、前記風路切換機構20をa側にして前記第二通風路8bへの外気の導入を閉塞する。冷媒は前記四方弁3を切換えることにより、冷房運転時に実線矢印方向へ流し、暖房運転時に破線矢印方向へ流して、前記第一室内熱交換器7aと前記第二室内熱交換器7bにる冷暖房運転を行う。
【0019】
図3は換気を行う場合の一実施例による冷暖房運転時の冷媒の流れ方向を示したもので、前記風路切換機構20をb側にして前記第二通風路8bへ外気を導入し、前記第一室内熱交換器7aで室内空気を熱交換し、前記第二室内熱交換器7bで外気を熱交換し、前記各送風機9a,9b,9cを全て運転し換気を行いながら冷暖房運転をするものである。
【0020】
但し、冷房運転時に、前記温度センサ19b が検出した前記吸込口8b1 の外気吸込温度と、前記温度センサ19a が検出した前記吸込口8a1 の室内空気吸込温度との温度差が所定値T℃以下の場合、即ち外気と室内空気の温度差が小さい場合は、前記第一開閉弁11と前記第二開閉弁13を開とし、前記第三開閉弁17と前記第四開閉弁18を閉として、前記第一室内熱交換器7aと前記第二室内熱交換器7bに同量の冷媒を流し、同じ蒸発能力で運転し換気を行う。
【0021】
また、暖房運転時に、前記温度センサ19a が検出した前記吸込口8a1 の室内空気吸込温度と、前記温度センサ19b が検出した前記吸込口8b1 の外気吸込温度との温度差が所定値t℃以下の場合、即ち外気と室内空気の温度差が小さい場合は、上記と同様に同量の冷媒を流し、同じ凝縮能力で運転し換気を行う。
【0022】
図4は換気を行う場合の他実施例による冷暖房運転時の冷媒の流れ方向を示したもので、上記図3の実施例とは以下の点で異なる。
冷房運転時に、前記温度センサ19b が検出した前記吸込口8b1 の外気吸込温度と、前記温度センサ19a が検出した前記吸込口8a1 の室内空気吸込温度との温度差が所定値T℃以上の場合、即ち外気が室内空気より高く、その温度差が大きい場合は、前記第一開閉弁11、前記第二開閉弁13、前記第三開閉弁17及び前記第四開閉弁18を開として、前記第一室内熱交換器7aより前記第二室内熱交換器7bの方へ冷媒を多く流すようにする。
【0023】
これにより、前記第二室内熱交換器7bの蒸発能力が高まり、吸入の外気に対して十分な冷却及び除湿を行えるようになり、それによって室内機6の吹出し付近での空気の温度ムラ及び結露を防ぐことができる。
【0024】
また、暖房運転時に、前記温度センサ19a が検出した前記吸込口8a1 の室内空気吸込温度と、前記温度センサ19b が検出した前記吸込口8b1 の外気吸込温度との温度差が所定値t℃以上の場合、即ち外気が室内空気より低く、その温度差が大きい場合は、上記と同様に、前記第一室内熱交換器7aより前記第二室内熱交換器7bの方へ冷媒を多く流すようにする。
【0025】
これにより、前記第二室内熱交換器7bの凝縮能力が高まり、吸入の外気に対して十分な加熱を行えるようになり、それによって室内機6の吹出し温度の低下や圧力及び圧縮機の吐出温度の上昇を防ぐことができる。
【0026】
また、図5に示すように、前記第一室内熱交換器7aおよび前記第二室内熱交換器7bに、冷房運転時に結氷を検知する温度センサ16a,16b を夫々設け、換気の有無に関係なく、前記いずれか一方の温度センサが結氷を検知したとき、前記第三開閉17弁及び前記第四開閉弁18を閉じると共に、結氷した方の前記第一開閉弁11もしくは第二開閉弁13を閉じ、前記第一送風機9a及び前記第二送風機9bを運転する一方、前記室外熱交換器4を送風する室外側送風機15の回転数を所定数下げてなる構成とすることにより、結氷した方の室内熱交換器の氷を溶かす。
その際、室外熱交換器4の凝縮能力を下げることで、冷房運転中の室内熱交換器の方へ全ての冷媒が流れ込むことによる熱交換器の温度の低下を防ぐことが可能となる。
【0027】
以上説明したように、冷暖房運転時に、前記第二通風路8bに外気を導入し換気を行う場合、温度センサ19a,19b が夫々検出した前記第二通風路8bの外気吸込温度と、前記第一通風路8aの室内空気吸込温度との温度差に応じて、前記第一開閉弁11、前記第二開閉弁13、前記第三開閉弁17及び前記第四開閉弁18を全て開とし、前記第一室内熱交換器7aより前記第二室内熱交換器7bの方へ冷媒を多く流すようにしてなる構成とすることにより、冷房運転時に、前記第二室内熱交換器7bの蒸発能力が高まり、吸入の外気に対して十分な冷却及び除湿を行えるようになり、これにより室内機6の吹出し付近での空気の温度ムラ及び結露を防ぐことができ、暖房運転時に、前記第二室内熱交換器7bの凝縮能力が高まり、吸入の外気に対して十分な加熱を行えるようになり、これにより室内機6の吹出し温度の低下や圧力及び圧縮機の吐出温度の上昇を防ぐことができる空気調和機となる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、冷房運転時に、第二室内熱交換器の蒸発能力が高まり、吸入の外気に対して十分な冷却及び除湿を行えるようになり、これにより室内機の吹出し付近での空気の温度ムラ及び結露を防ぐことができ、暖房運転時に、第二室内熱交換器の凝縮能力が高まり、吸入の外気に対して十分な加熱を行えるようになり、これにより室内機の吹出し温度の低下や圧力及び圧縮機の吐出温度の上昇を防ぐことができる空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における空気調和機の室内機の概略構成図である。
【図2】本発明における空気調和機の換気を行わない場合の冷媒回路図である。
【図3】本発明における空気調和機の換気を行う場合で、外気吸込温度と室内空気吸込温度の差が小さい時の冷媒回路図である。
【図4】本発明における空気調和機の換気を行う場合で、外気吸込温度と室内空気吸込温度の差が大きい時の冷媒回路図である。
【図5】本発明における室内熱交換器が冷房運転時に結氷した場合、氷を溶かすときの冷媒回路図である。
【図6】従来例による空気調和機の、(A)は室内機断面で、(B)は室外機上面図である。
【符号の説明】
1 室外機
2 圧縮機
3 四方弁
4 室外熱交換器
5 膨張弁
6 室内機
7a 第一室内熱交換器
7b 第二室内熱交換器
8a 第一通風路
8b 第二通風路
8c 第三通風路
9a 第一送風機
9b 第二送風機
9c 第三送風機
10a 室内吸込ダクト
10b 外気吸込ダクト
10c 吸込ダクト10c
10d 第一室内吹出ダクト
10e 第二室内吹出ダクト
10f 排気ダクト
11 第一開閉弁
12 第一分岐管
13 第二開閉弁
14 第二分岐管
15 室外側送風機
16a,16b,19a,19b 温度センサ
17 第三開閉弁
18 第四開閉弁
20 風路切換機構

Claims (5)

  1. 圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器と、膨張弁とを備えた室外機と、室内熱交換器を備えた室内機とから構成し、これらを冷媒配管により順次配管接続して冷媒回路を構成し、前記室内機と被空調室とを吸込ダクトと吹出ダクトにより接続してなる空気調和機において、
    前記室内熱交換器を第一室内熱交換器と第二室内熱交換器の2系統で構成し、前記膨張弁と前記第一室内熱交換器および前記第二室内熱交換器とを、第一分岐管を介して接続するとともに、前記第一室内熱交換器および前記第二室内熱交換器と前記四方弁とを、第二分岐管を介して接続し、前記第一分岐管と前記第一室内熱交換器間に第一開閉弁を、前記第一分岐管と前記第二室内熱交換器間に第二開閉弁を夫々設け、前記膨張弁と前記第一分岐管の接続点と、前記第二開閉弁と前記第二室内熱交換器の接続点との間に第三開閉弁を設け、前記第二分岐管と前記第二室内熱交換器の接続点と、前記第二分岐管と前記四方弁の接続点との間に第四開閉弁を設け、
    前記室内機内を仕切壁を介設して第一通風路、第二通風路及び第三通風路とに区画し、前記第一通風路の吸込口と吹出口に室内吸込ダクトと室内吹出ダクトを接続し、前記第二通風路の吸込口と吹出口に外気吸込ダクトと室内吹出ダクトを接続するとともに、前記第三通風路の吸込口に前記室内吸込ダクトに連通する吸込ダクトを、吹出口に屋外への排気を行う排気ダクトを夫々接続し、前記室内吸込ダクトと前記外気吸込ダクトとの間に、前記第二通風路に外気または室内空気のいずれかを選択的に導入する風路切換機構を設け、
    前記第一通風路に室内空気を吸込み前記第一室内熱交換器に送る第一送風機を、前記第二通風路に外気または室内空気を吸込み前記第二室内熱交換器に送る第二送風機を、前記第三通風路に室内空気を屋外へ排気する第三送風機を夫々配置し、前記第一通風路と前記第二通風路の吸込口に、吸込空気の温度を検出する温度センサを夫々設け、
    冷暖房運転時に、前記第二通風路に外気を導入し換気を行う場合、前記温度センサが夫々検出した前記第二通風路の外気吸込温度と、前記第一通風路の室内空気吸込温度との温度差に応じて、前記第一開閉弁、前記第二開閉弁、前記第三開閉弁及び前記第四開閉弁を全て開とし、前記第一室内熱交換器より前記第二室内熱交換器の方へ冷媒を多く流すようにしてなることを特徴とする空気調和機。
  2. 冷房運転時に、前記外気吸込温度と前記室内空気吸込温度との温度差が所定値以上のとき、前記第二室内熱交換器の方へ冷媒を多く流すようにしてなることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 暖房運転時に、前記室内空気吸込温度と前記外気吸込温度との温度差が所定値以上のとき、前記第二室内熱交換器の方へ冷媒を多く流すようにしてなることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  4. 冷暖房運転時に、前記第二通風路に外気を導入し換気を行う場合は、前記各送風機を全て運転し、換気を行わない場合は、前記第三送風機のみ停止させてなることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  5. 前記第一室内熱交換器および前記第二室内熱交換器に、冷房運転時に結氷を検知する温度センサを夫々設け、換気の有無に関係なく、前記いずれか一方の温度センサが結氷を検知したとき、前記第三開閉弁及び前記第四開閉弁を閉じると共に、結氷した方の前記第一開閉弁もしくは第二開閉弁を閉じ、前記第一送風機及び前記第二送風機を運転する一方、前記室外熱交換器を送風する室外側送風機の回転数を所定数下げてなることを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
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