JP2004316933A - 車両用空調システム内のフロン再生処理装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】車両のエンジンを駆動させた状態で、空調システム50内のフロンを装置1内に導入して除水及び濾過して再生処理を行った後、その時の外気温、エンジン回転数に対する充填適正圧力に基づき、過不足を調整する循環再生工程と、車両のエンジンを駆動させない状態で、真空引きにより装置1内に導入し除水及び濾過して再生処理を行った後、規定充填量に基づき、過不足を調整する真空引き再生工程のうちいずれか一方の工程を選択可能とした車両用空調システム内のフロン再生処理装置。
【選択図】 図1
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、車両用空調システム内に充填されているフロンを濾過及び除水して再度空調システム内に戻すフロン再生処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の装置として、実公平1−5716に記載されているように、被回収体内の冷媒をフィルタにて濾過しながら真空ポンプにてタンク内に一旦回収し、回収した再生冷媒を連成計にて圧力を確認しながら、被回収体内に戻す装置や、特開平4−103975に記載されているように、被回収体内の冷媒をタンク内に一端回収し、計量して適正量を被回収体内に戻す装置などがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の装置ではフロンを真空引きにて一旦タンクに回収しており、その時の外気温やポンプの性能にもよるが、フロン回収作業に数十分の時間を要する。また充填に際しては、連成計での圧力測定のみに頼っており、外気温や車両のエンジン駆動状況により、適正圧力は変化するものであることから、作業者の勘や経験の違いにより、充填量にバラツキが生じやすい。
【0004】
後者の装置では、充填はフロンの計量によるものであるため、正確に行えるのであるが、充填量が明記されていない車もあり、その場合には対応できないものである。また、前者の装置と同様、真空引きにかなりの時間を要し、あまり時間的に余裕のない顧客には対応できないものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために本発明は、車両用空調システムに設けられた高圧・低圧各サービスバルブと接続する高圧・低圧各ホースと、車両用空調システムの高圧・低圧各圧力を検出する高圧・低圧各圧力センサと、フロンから水分及び不純物を除去するフィルタドライヤと、液化フロンを減圧気化するエバポレータと、コンプレッサと、気化フロンを凝縮液化するコンデンサと、液化フロンを貯蔵しておくタンクと、該タンクを計量する計量手段と、管路切換手段と、車両のエンジン回転数検出手段と、外気温センサと、空調システム内の規定フロン量をプリセットするプリセット手段と、前記各機器の駆動・停止・切換を行う制御手段とを備えた車両用空調システム内のフロン再生処理装置であって、車両のエンジン及び空調システムを作動させた状態にて、前記高圧サービスバルブから導入した空調システム内の液化フロンを前記フィルタドライヤにて濾過及び除水し、前記エバポレータにて減圧及び気化して前記低圧サービスバルブより空調システム内に戻すサイクルを所定時間継続した後、空調システム内の高圧側フロン圧力が所定エンジン回転数及び外気温に対応する規定圧力になるよう前記タンク内のフロンを低圧サービスバルブより空調システム内へ補充又は前記空調システム内のフロンを高圧サービスバルブより前記タンク内に回収する循環再生処理工程と、車両のエンジン及び空調システムを停止させた状態にて、空調システムの圧力が所定圧力以下になるまで前記コンプレッサを駆動して真空引きを行い、前記高圧・低圧各サービスバルブから導入した液化及び気化フロンを前記フィルタドライヤにて濾過及び除水し、前記エバポレータにて減圧及び気化して、コンプレッサの吸引側に吸引させ、吐出側より吐出された気化フロンを前記コンデンサにて凝縮液化して前記タンクに一旦貯蔵した後、前記タンク内の液化フロンを負圧となっている空調システム内へ戻す際、前記計量手段で計量される前記タンク内の液化フロンの減少量が前記プリセット手段にてプリセットされた値になった時点で充填終了とする真空引き再生処理工程、のうちいずれか1工程を選択実行可能とした車両用空調システム内のフロン再生処理装置を提供することを要旨とするものである。
【0006】
また、前記装置に、液化フロン入りサービス缶取付部を備え、前記循環再生処理工程中、前記タンク内の液化フロンが所定以下となった場合には、都度、工程を一旦中断し、前記取付部に取り付けられたサービス缶よりタンク内に液化フロンを補充し、又、前記真空引き再生処理工程において、真空引き終了時、プリセットされた値が前記タンク内に貯蔵されている液化フロン量より大きい場合には、真空引き終了後、前記取付部に取り付けられたサービス缶よりタンク内に液化フロンを補充するようにするとより好ましい態様となる。
【0007】
また、前記エンジン回転数検出手段の出力を受け、前記循環再生処理工程中、所定エンジン回転数に維持されているかを表示するインジケータを備えるとより好ましい態様となる。
【0008】
また、前記循環再生処理工程において、前記タンク内のフロンを低圧サービスバルブより空調システム内に補充する場合、該補充を間欠的に行うようにすればより好ましい態様となる。
【0009】
また、前記間欠的補充は、低圧側圧力が規定圧より高い第1所定圧になると補充を中断し、続いて、規定圧より高いが前記第1所定圧よりは低い第2所定圧になると補充を再開するというサイクルの繰り返しとすればより好ましい態様となる。
【0010】
また、前記循環再生処理工程及び真空引き再生処理工程終了後、フロン充填量の微調整を行う微調整手段を設けるとより好ましい態様となる。
【0011】
【作用】
作業者は、循環再生処理工程か真空引き再生処理工程のいずれか一方の工程を選択する。
再生を希望する顧客の車両の空調システムのフロン量が確認できない場合、もしくは顧客にあまり時間的余裕がない場合には、循環再生処理工程を選択する。この時、車両のエンジンを駆動しているので、空調システムのコンプレッサーの圧力により、空調システム内の液化フロンが高圧サービスバルブより装置内に導入され、導入された液化フロンはフィルタドライヤにより濾過及び除水されエバポレータにより気化され、低圧サービスバルブより空調システム内に引き込まれる。このサイクルが1分程度継続されることにより、空調システム内のフロン再生が終了する。この後、エンジンが所定回転数に保持されている状態で、空調システムのフロンの高圧側圧力が、外気温センサにより検出される外気温に対する規定圧力になるよう、装置内のタンクから補充またはタンク内へ回収される。
また、比較的顧客に時間があり、空調システム内のフロン規定量がわかる場合には、規定量をプリセットして真空引き再生処理工程を選択する。この時、車両のエンジンは停止されているので、装置のコンプレッサーにより低圧・高圧各サービスバルブより空調システム内のフロンが装置内に引き込まれ、フィルタドライヤにて濾過及び除水されエバポレータにより気化され、コンプレッサの吸込側に低圧で導入され、コンデンサにて液化されてタンク内一旦回収される。この真空引きが、空調システム内の圧力が所定圧力以下となるまで数十分行われた後、プリセットされていた規定量となるまで、タンク内のフロンが空調システム内へ充填される。
【0012】
【実施例】
以下、図面を用いて本発明の一実施例について説明する。図1は本発明の全体構成図であり、装置本体1外には、車両の空調システムに設けられた高圧・低圧各サービスバルブと嵌合するための逆止弁付のカプラ2、3が先端に取り付けられた所定長さの高圧・低圧各ホース4、5が延出してあり、高圧ホース4は本体1内の管路6に、低圧ホース5は管路7にそれぞれ接続されている。管路6には高圧用圧力センサ8、液化フロンから不純物や水分を除去するためのフィルタドライヤ9、液化フロンを減圧気化するためのエバポレータ10が配設され、また、管路7には低圧用圧力センサ11、液化フロン入りサービス缶12a取付部12、潤滑油入りサービス缶13a取付部13が配設されている。更に管路6、7の管路端には管路14が、管路6、7の途中には管路15接続されており、管路14にはコンプレッサー16、気化フロンを凝縮液化するためのコンデンサ17が配設され、管路15と合流して、液化フロンを貯留するためのタンク18が末端に配設されている。タンク18上部には安全弁19が取り付けられ、タンク18内の圧力が所定以上になると大気開放してタンク18上部の空気を逃がすようになっている。また、タンク18内に貯留される液化フロンの重量はタンク18に取り付けられたロードセル20により計量されるようになっている。それぞれの管路には管路切換用の電磁弁21乃至26と逆流防止用のチェック弁27乃至32が介装されている。
【0013】
図2は操作部で、上部には、液化フロン充填量を表示する充填量表示部33、高圧側の圧力を表示する高圧用圧力表示部34、車両のエンジン回転数が現在どのレベルにあるかを表示するインジケータ35、低圧側の圧力を表示する低圧用圧力表示部36が配されている。インジケータは縦に複数埋め込まれたLEDで構成されており、低い回転の範囲では黄色のLED群だけが、適正回転の範囲では黄色のLED群と緑色のLED群が、高い回転の範囲では黄色及び緑色のLED群と赤のLED群が点灯するようになっている。また下部には、循環再生コースを選択するための循環再生キー37、追加充填コースを選択するための追加充填キー38、真空引き再生コースを選択するための真空引き再生キー39、プリセット量を設定したり、充填量を微調整したりするための+キー40及び−キー41、オイル注入を行うためのオイル注入キー42、選択されたコースを開始させるスタートキー43、作業を一時中断させるためのストップキー44、全作業終了後、装置を初期状態に戻すための終了キー45が左から順に操作性を考慮して配されている。そして、現在作業状況や、次に行う作業や、メンテナンスの内容をなどを報知するため、表示部やキー部周辺に小丸で示すようにLEDがそれぞれ配置されている。
【0014】
図3はブロック図で、図で示すように、マイクロコンピュータなどから構成される制御手段46が、各キー類やセンサー類などから信号を受け取り、プログラムに基づき、装置の各機器を作動させるようになっている。図中47は車両のバッテリー端子に接続し、電圧変化を検出してエンジン回転数として拾い出すエンジン回転数検出手段、48は外気温を検出する外気温センサ、49は各種音声出力するためのスピーカである。
【0015】
次にフローチャート及び流体の移動図に基づき本装置の動作を説明する。
【0016】
図4は本発明の装置にて実行可能なコースを示すフローチャートであり、図に示すように、本装置では、循環再生コース、追加充填コース、真空引き再生コースの各コースが選択できるようになっている。
【0017】
初めに図5のフローチャートに基づき、循環再生コースについて説明する。ところでこのコースは、顧客の車両の空調システム内のフロン量が不明であった場合か、顧客に時間的余裕もあまりないような場合に選択するコースである。
【0018】
作業者はまず、図6に示すように、空調システム50の高圧・低圧各サービスバルブ51、52にカプラ2、3を接続すると共に、エンジン回転数を検出するため車両のバッテリー端子に回転数検出手段47であるケーブルを接続し、車両のエンジンを駆動させる。すると空調システム50内ではコンプレッサ53により圧縮された気化フロンがコンデンサ54により凝縮液化され、リキッドタンク55を通り、エキスパンションバルブ56により低圧開放され、エバポレータ57により、気化されるというサイクルが繰り返される。
【0019】
このようにした状態で、操作部では、循環再生キー37、追加充填キー38、真空引き再生キー39それぞれ近傍のLEDが点滅しているので、今回行う循環再生キー37を選択押下する。すると、循環再生キー37近傍のLEDが点灯し、その他のLED38、39は消灯して今回は循環再生を行うことを作業者に知らせる。次にスタートキー43を押下するよう促すため、スタートキー43近傍のLEDが点滅を始めるのであるが、その前に、再生したフロンにオイルを注入するかどうかを決め、オイル注入キー42により選択する(ステップ1)。今回はオイルを注入するとして、オイル注入キー42を押下する。すると、オイル注入キー42が選択されていることを知らせるため、オイル注入キー42近傍のLEDが点灯する。次にスタートキー43を押下すると(ステップ2)、スタートキー43近傍のLEDは点滅から点灯に切り替わり、循環再生が開始したことを知らせる。循環再生では先ず回転数検出手段47で検出された電圧変化が制御手段46に導入され、制御手段46ではエンジンが確実に駆動されているかが判断される(ステップ3)。また、圧力センサ8にはコンプレッサ53の吐出圧がかかっているため、制御手段46では圧力センサ8から出力された信号により空調システム50が駆動されているかを判断する(ステップ4)。前記判断を行う理由は、循環再生が空調システム50のコンプレッサ53の圧力を利用して行われるコースであるためである。
【0020】
それぞれの駆動が確認されると、エンジン・エアコンONのLEDが点灯し、電磁弁21、22が開となり(ステップ5)、空調システム50内のフロンは図6中の一点鎖線及び矢印で示すような流れとなり、再生のLEDが点灯する。車両側の液化フロンはフィルタドライヤ9にて濾過及び除水され、エバポレータ10にて減圧気化され、空調システム50に戻される。このサイクルが、制御手段46に含まれるタイマーにてカウントされる時間t1(t1は調整可能であるが、通常は1分程度に設定されている。)繰り返されることにより、空調システム50内のフロンは再生される。
【0021】
時間t1経過後(ステップ6)、電磁弁21が閉じられ、この後の工程で制御手段46が空調システム50の正確なフロン充填圧力を得られるようにするため、回転数維持のLEDが点灯すると共に「エンジンを適正回転数に維持して下さい。」と音声が出力される(ステップ7)。これにより作業者は車両の運転席に乗り込み、アクセルを操作して、インジケータ35を見ながらエンジンを一旦適正回転数に維持する。
【0022】
ところで、空調システム50は、車室内の温度が設定温度になるとオフとなり、設定温度を或る程度外れるとオンとなるというオン・オフ動作を繰り返すようになっている。このオン・オフ動作に対応して、エンジンの負荷率も変わり、空調システム50がオンの場合にはエンジン回転数が低下し、オフの場合には逆に上昇する。よって、前述の如く、作業者が一旦インジケータ35の適正回転数になるようアクセルペダルを所定量踏み込んで踏み込み量をほぼ一定にしていたとしても、空調システム50がオン・オフ動作を繰り返すたびに、適正回転数から外れてしまう。これに対応して作業者が都度ペダルの踏み込み量を変えるのも面倒であり、また、フロンの充填状態を判断するためには、空調システム50がオン状態の時の圧力のみを検出すればよいため、本装置では、仮に初めは空調システム50はオンであるとし、エンジンが適正回転数に保持された後、エンジン回転数が上昇すれば、実際には空調システム50がオンからオフになったとして、作業者にはペダルはそのままの状態で良いと、又、逆に下降すれば実際には空調システム50がオフからオンになったとして、作業者には再度適正回転数になるまでペダルを踏み込むようにと、取扱説明書に記載しておくか、後者の場合のみ「再度エンジンを適正回転数に維持して下さい。」と音声出力するようにしておく。
【0023】
このようにしておくことにより、制御手段46ではエンジン回転数が適正回転であり、圧力センサ8で検出される圧力が上昇傾向にある場合には空調システム50がオンであると判定し、その時の圧力値を高圧用圧力表示部34に表示させ、逆にエンジン回転数が上昇して圧力センサ8で検出される圧力が下降傾向にある場合には空調システム50がオフであると判定し、その時の圧力値を無視して高圧用圧力表示部34には空調システム50がオンであると判定した時の圧力値を保持させておく。この結果、作業者はアクセルペダルの踏み込み量を都度変化させる必要がなく、また計測、表示される圧力値も正確な値となるのである。
【0024】
以上のようにしてエンジン回転数が適正回転数に維持されると(ステップ8)、制御手段46ではオイル注入のLEDを点灯し、先般設定されていたオイル注入動作を行う。ここでオイルを注入することにより、空調システム50内へのフロン充填が過充填とならないよう、まず圧力センサ8で高圧側の圧力を検出する(ステップ9)。検出された圧力がp1(オイル注入後も空調システム50内が過充填とならないと見込んだ値)以下であれば、電磁弁24が開かれ(ステップ10)、図7に示すように、コンプレッサ53に引き込まれ、オイル缶13a内のオイルが空調システム50の低圧側より充填される。その後、所定時間内で圧力センサ11で検出される圧力に変化がなくなるとオイル缶13a内の全オイルが充填されたと判断し(ステップ11)、電磁弁22、24が閉じられ(ステップ12)、オイル注入動作が終了する。また、検出された圧力がp1より大きければ、過充填と判断して回収を行うため、電磁弁21、26を開くと共に、コンプレッサ16を駆動して(ステップ13)、図8に示すように、圧力センサ8で検出される圧力がp1以下となるまで、空調システム50内の液化フロンを高圧側より引き込み、エバポレータ10にて一旦減圧気化させ、コンプレッサ16で圧縮してコンデンサ17で再び液化してタンク18内に導入する(この時、コンプレッサ16手前で圧力が上がりすぎないよう、気化フロンの一部は空調システム50の低圧側に戻される。)。そして、圧力がp1となったところで(ステップ14)、電磁弁21、26を閉じると共に、コンプレッサ16を停止し(ステップ15)、前記オイル注入動作を開始する。
【0025】
このようにしてオイル注入動作が終了すると、充填量調整のLEDが点灯し、最終的な空調システム50内のフロン充填量の調整動作が行われる。まず圧力センサ8で検出される圧力が適正圧p0(エンジン回転数が適正回転数に維持された状態で、その時の外気温に対する空調システムの高圧側の圧力で、プラスマイナス数パーセントの範囲を持つ)未満だった場合には(ステップ16)、空調システム50内へ追加充填するため、電磁弁22、25が開かれる(ステップ17)。すると、タンク18内の液化フロンが高圧であることと、空調システム50のコンプレッサ53が駆動していることにより、図9に示すように、タンク18内の液化フロンがエバポレータ10により気化され空調システム50の低圧側より充填されていく。この途中タンク18内の液化フロンがA(タンク18内のフロンが液体として存在できる圧力を保つことが可能な最低限の量)未満となった場合には(ステップ18)、それを補充するため、電磁弁22、25が一旦閉じられ、電磁弁23が開かれると共に、コンプレッサ16が駆動され(ステップ19)、図10に示すように、サービス缶12a内の液化フロンがエバポレータ10により減圧気化され、コンプレッサ16により圧縮されてコンデンサ17により再び液化されてタンク18内に補充される。やがて、タンク18内のフロン量がB(Aより大きく、後述の真空引き再生の際、真空引きする余裕を残した量)に達すると(ステップ20)、タンク18への補充が完了したとして電磁弁23が閉じられ、電磁弁22、25が開かれると共にコンプレッサ16が停止して(ステップ21)、タンク18内の液化フロンが空調システム50内に充填されていく。やがて、圧力センサ8で検出される圧力がp2(適正圧p0より若干低い圧力)に達すると(ステップ22)、電磁弁22、25が閉じられ(ステップ23)、再度、圧力センサ8で検出される圧力が測定され、適正圧p0となっていたら、充填量調整動作は終了となる。
【0026】
また、前記オイル注入動作終了後、圧力センサ8で検出される圧力が適正圧p0以上だった場合には(ステップ24)、空調システム50内の過充填されたフロンを回収するため、電磁弁21、22、26が開かれると共に、コンプレッサ16が駆動される(ステップ25)。すると、図8に示したオイル注入前に行った前記過充填回収と同じように、空調システム50内の液化フロンを高圧側より引き込み、エバポレータ10にて一旦減圧気化させ、コンプレッサ16で圧縮してコンデンサ17で再び液化してタンク18内に導入する。そして、圧力センサ8で検出される圧力がp2となったところで(ステップ26)、電磁弁21、22、26を閉じると共に、コンプレッサ16を停止し(ステップ27)、再度、圧力センサ8で検出される圧力が測定され、適正圧p0となっていたら、充填量調整動作は終了となる。
【0027】
しかしながら、実際には、タンク18から空調システム50内への追加充填時、電磁弁22、25を開放し続けたまま充填を行っていると、空調システム50の高圧側圧力が適正圧p0に達した時には、空調システム50の低圧側には規定量以上のフロンが充填されていることになり、電磁弁22、25が閉じられてから空調システム50の高圧側圧力が安定した頃には適正圧p0を超過していることになっしまう。これは、タンク18内のフロンは高圧であり、その圧力によってフロンが空調システム50の低圧側に充填されていくためであり、そのフロンを空調システム50が低圧側から高圧側へ凝縮液化するまでに多少の時間がかかるためである。よって、この時間差を吸収するため、例えば空調システム50の低圧側の圧力が規定圧の4倍に達したら、フロンの充填を中断するため一旦電磁弁25を閉じ、凝縮液化が進むに連れ、低圧側圧力が規定圧の2倍まで下がったら、再度電磁弁25を開いてフロンの充填を再開するようにし、このサイクルを繰り返しながらやがて高圧側の圧力が適正圧p0に達した時点で電磁弁22、25を閉じて上記充填量調整動作を終了させるのが理想的である。
【0028】
いずれにしても最終的に圧力センサ8で検出される圧力が適正圧p0となっていたら、「再生が終了しました。カプラを外し、終了キーを押して下さい。」という音声が出力される(ステップ28)と共に終了キー45近傍以外のLEDが全て消灯し終了キー45近傍のLEDだけが点滅する。作業者は、この音声に従い、高圧・低圧各サービスバルブ51、52からカプラ2、3を外し、終了キー45を押す(ステップ29)。すると、装置の管路内に残留しているフロンを全てタンク18内に回収するため、電磁弁21、22、26が開かれると共に、コンプレッサー16が駆動される(ステップ30)。そして、図11に示すように、管路内が真空引きされ、タンク18内に液化フロンとして回収される。やがて、圧力センサ8又は11で検出される圧力がp3(負圧)以下となったら(ステップ31)、電磁弁21、22、26を閉じると共に、コンプレッサ16を停止し、装置管路内の真空引きを終了して、終了キー45近傍のLEDを消灯する。もし、前記のように追加充填動作を行っていたら、ロードセル20で計量された充填量を充填量表示部33に追加充填量として表示させて循環再生の全工程を終了とする(ステップ32)。ここで、最終的に真空引きを行う理由は、管路内にどのような状態でフロンが残留しているのかが不明であると、次回の再生処理において不都合が生じるためであり、また、最終的な充填量を正確に計量するためでもある。以上のような循環再生コースではフロンの濾過・除水、オイル注入、フロン量調整までに要する時間は数分程度である。
【0029】
しかしながら、実際には空調システム50のコンプレッサ53などが経年変化により、圧力が十分上がらなくなっていた場合には、過充填となり、また逆にコンデンサ54がエンジンの熱により温度がかなり上昇していた場合には、充填不足となってしまうことがある。よって、この場合、本来のフロン規定量にするため、充填量の微調整を行う必要が生じることがある。本装置ではそのような場合にも対応可能なように、終了キー45を押す前に、スタートキー43を押すと、一旦、微調整モードに入るようになっている。微調整モードでは+キー40、−キー41により、所定量単位で充填又は回収が行えるので、作業者は再びエンジン回転数を適正回転数に保ち、空調システム50に設けられたサイトグラスを確認し、状況によって、+キー40又は−キー41を必要回数操作して、適正充填量に微調整を行うことができる。
【0030】
以上はオイル注入を行う場合についての説明であるが、オイル注入を行わない場合の説明は(ステップ33乃至39、及びステップ16乃至32)、オイル注入工程以外全て同じ工程であるため省略する。
【0031】
次に図12のフローチャートに基づき、真空引き再生コースについて説明する。ところでこのコースは、顧客の車両の空調システム内の規定フロン量が、顧客の車両自体に明記、もしくは本装置の製造者が予め用意したデータにより判明している場合や顧客に比較的時間的余裕があるような場合に選択するコースである。
【0032】
作業者はまず、図6に示すように、空調システム50の高圧・低圧各サービスバルブ51、52にカプラ2、3を接続する。但しこの場合エンジンは駆動させない。ここで、循環再生コースと同様に、エンジン回転数検出手段47のケーブルを車両のバッテリー端子に接続しておくことにより、万一、真空引き再生コースでは必要のないエンジン駆動が行われた場合には、空調システム50の空運転等を防止するため、真空引き再生キー39が押下された段階で、装置の駆動を一次停止し、エンジンの駆動をやめるよう音声出力を行うようになっている。又、エンジン回転数検出手段47がバッテリーに接続されていない場合には、接続を促す音声が出力されるようにもなっている。
【0033】
このようにした状態で、操作部では、循環再生キー37、追加充填キー38、真空引き再生キー39それぞれ近傍のLEDが点滅しているので、今回行う真空引き再生キー39を選択押下する。すると、真空引き再生キー39近傍のLEDが点灯し、その他キー37、38近傍のLEDは消灯して、今回は真空引き再生を行うことを作業者に知らせると共に、空調システム50の規定フロン量Cのプリセット入力を促すために+キー40及び−キー41近傍のLEDが点滅し、予め装置側に記憶されている標準充填量Dが充填量表示部33に一旦表示される。ここで、規定フロン量Cが標準充填量Dと異なっている時には、作業者は充填量表示部33を見ながら+キー40もしくは−キー41を押下して充填量を規定フロン量Cに変更しておく。
【0034】
次にスタートキー43を押下するよう促すため、スタートキー43近傍のLEDが点滅を始めるのであるが、その前に、再生したフロンにオイルを注入するかどうかを決め、オイル注入キー42により選択する。今回はオイルを注入するとして、オイル注入キー42を押下する(ステップ40)。すると、オイル注入キー42が選択されていることを知らせるため、オイル注入キー42近傍のLEDが点灯する。次にスタートキー43を押下すると(ステップ41)、充填量表示部33の表示は一旦消灯し、スタートキー43近傍のLEDは点滅から点灯に切り替わり、真空引き再生が開始したことを知らせる。
【0035】
真空引き再生が開始されると、電磁弁21、22、24、26が開となり、コンプレッサ16が駆動して(ステップ42)、図13に示すように、空調システム内のフロンは高圧、低圧両側より引き込まれ、フィルタドライヤ9にて濾過及び除水され、コンデンサ17にて液化されてタンク18内に回収される。この時、オイル注入LEDが点灯しオイル缶13a内のオイルもタンク18内に引き込まれる。
【0036】
その後、圧力センサ8で検出される圧力がp3(負圧)以下となり(ステップ43)、空調システム50内のフロンが全量タンク18内に引き込まれたと判断されると、続いてタンク18内のフロン量がE(A+規定フロン量C)以上なのかどうか、つまり、この後、空調システム50内に規定フロン量Cを充填することが可能かどうかが判断される(ステップ44)。この時、タンク18内のフロン量が不足していると判断された場合には、電磁弁23が開き(ステップ45)、図10に示すように、サービス缶12a内のフロンが必要量タンク18内に引き込まれた後、タンク18内のフロン量がEに達すると(ステップ46)電磁弁23が閉じられる(ステップ47)。いずれにしろタンク18内のフロン量が十分であると判断されると、電磁弁22、24、26が閉じられ、コンプレッサ16が停止して真空引きを終了する(ステップ48)。
【0037】
真空引きが終了したら、充填LEDが点灯し、電磁弁25が開かれ、図14に示すように、真空引きされた空調システム50内にタンク18内の液化フロンが充填される。やがてタンク18内のフロン量が−C減少すると(ステップ49)規定フロン量が空調システム50内に充填されたとして電磁弁21、25が閉じられ、「再生が終了しました。カプラを外し、終了キーを押して下さい。」という音声が出力される(ステップ50)と共に終了キ45近傍以外のLEDが全て消灯し終了キー45近傍のLEDが点滅する。作業者は、この音声に従い、高圧・低圧各サービスバルブ51、52からカプラ2、3を外し、終了キー45を押す(ステップ51)。すると、装置の管路内に残留しているフロンを全てタンク18内に回収するため、電磁弁21、22、26が開かれると共に、コンプレッサー16が駆動される(ステップ52)。そして、図11に示すように、管路内が真空引きされ、タンク18内に液化フロンとして回収される。やがて、圧力センサ8又は11で検出される圧力がp3(負圧)以下となったら(ステップ53)、電磁弁21、22、26を閉じると共に、コンプレッサ16を停止し、真空引きを終了して、終了キー45近傍のLEDを消灯する。そして、もし空調システム50よりタンク18内に引き込まれたフロン量が、充填したフロン量より少なかった場合には充填量表示部33に追加充填量として表示させて真空引き再生の全工程を終了とする(ステップ54)。尚、オイルを注入しない場合は、真空引き開始時に電磁弁24を開かないだけであって、以降の動作は前記と同様である(ステップ55、56)。
【0038】
しかしながら、実際にはプリセット入力ミス等により、過充填となったり、充填不足となってしまうことがある。よって、この場合、前述の循環再生処理工程でも行ったように、本来のフロン規定量にするため、充填量の微調整を行う必要が生じることがある。本装置ではそのような場合にも対応可能なように、終了キー45を押す前に、スタートキー43を押すと、一旦、微調整モードに入るようになっている。微調整モードでは+キー40、−キー41により、所定量単位で充填又は回収が行えるので、作業者は再びエンジン回転数を適正回転数に保ち、高圧用圧力表示部34や低圧用圧力表示部36を確認し、状況によって、+キー40又は−キー41を必要回数操作して、適正充填量に微調整を行うことができる。
【0039】
その他本装置には、顧客が再生ではなくフロンの充填のみを希望した場合にも対応可能なように、追加充填のみを行う機能があり、追加充填キーを押せば、循環再生コースと同様にして圧力を計測しながら適正圧になるまで充填が行われるものである。この場合、循環再生コースの再生を省略した動作となるので、説明は前記循環再生コースの説明を参照願いたい。
【0040】
【発明の効果】
本発明の装置は以上のように構成されるので、フロンの規定充填量がわからない空調システムにおいては、エンジンを適正回転数に維持しておけば、その時の外気温に対応する規定圧に沿って再生及び充填が可能であり、また規定充填量がわかっている場合には、その充填量に基づいて再生及び充填が可能であるため、どのような車両にも対応できる装置である。
また、規定充填量にかかわらず、時間的にあまり余裕がない顧客にも対応可能である。
また、圧力、重量どちらで再生・充填を行う場合であっても、管路を共通に使用しているため、装置が小型化できると共に安価に製作できるものである。
また、エンジンの回転数を確認できるインジケータを備えているので、正確なフロン充填を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である装置の全体構成図である。
【図2】同装置の操作部説明図である。
【図3】同装置のブロック図である。
【図4】同装置が実行可能なコースを示すフローチャートである。
【図5】同装置の循環再生コースを説明するフローチャートである。
【図6】同装置の循環再生コースにおける再生時のフロンの流れを示す説明図である。
【図7】同装置の循環再生コースにおけるオイル注入の流れを示す説明図である。
【図8】同装置の循環再生コースにおける回収時のフロンの流れを示す説明図である。
【図9】同装置の循環再生コースにおける追加充填時のフロンの流れを示す説明図である。
【図10】同装置の循環再生コースにおける補充時のフロンの流れを示す説明図である。
【図11】同装置の管路内残留フロン回収時のフロンの流れを示す説明図である。
【図12】同装置の真空引き再生コースを説明するフローチャートである。
【図13】同装置の真空引き再生コースにおける真空引き再生時のフロンの流れを示す説明図である。
【図14】同装置の真空引き再生コースにおける充填時のフロンの流れを示す説明図である。
【符号の説明】
2、3 カプラ
4、5 ホース
8 高圧用圧力センサ
9 フィルタドライヤ
10 エバポレータ
11 低圧用圧力センサ
12 サービス缶取付部
16 コンプレッサ
17 コンデンサ
18 タンク
20 ロードセル
21乃至26 電磁弁
35 エンジン回転数インジケータ
37 循環再生キー
39 真空引き再生キー
40 +キー
41 −キー
46 制御手段
47 エンジン回転数検出手段
48 外気温センサ
50 空調システム
Claims (6)
- 車両用空調システムに設けられた高圧・低圧各サービスバルブと接続する高圧・低圧各ホースと、車両用空調システムの高圧・低圧各圧力を検出する高圧・低圧各圧力センサと、フロンから水分及び不純物を除去するフィルタドライヤと、液化フロンを減圧気化するエバポレータと、コンプレッサと、気化フロンを凝縮液化するコンデンサと、液化フロンを貯蔵しておくタンクと、該タンクを計量する計量手段と、管路切換手段と、車両のエンジン回転数検出手段と、外気温センサと、空調システム内の規定フロン量をプリセットするプリセット手段と、前記各機器の駆動・停止・切換を行う制御手段とを備えた車両用空調システム内のフロン再生処理装置であって、
車両のエンジン及び空調システムを作動させた状態にて、前記高圧サービスバルブから導入した空調システム内の液化フロンを前記フィルタドライヤにて濾過及び除水し、前記エバポレータにて減圧及び気化して前記低圧サービスバルブより空調システム内に戻すサイクルを所定時間継続した後、空調システム内の高圧側フロン圧力が所定エンジン回転数及び外気温に対応する規定圧力になるよう前記タンク内のフロンを低圧サービスバルブより空調システム内へ補充又は前記空調システム内のフロンを高圧サービスバルブより前記タンク内に回収する循環再生処理工程と、
車両のエンジン及び空調システムを停止させた状態にて、空調システムの圧力が所定圧力以下になるまで前記コンプレッサを駆動して真空引きを行い、前記高圧・低圧各サービスバルブから導入した液化及び気化フロンを前記フィルタドライヤにて濾過及び除水し、前記エバポレータにて減圧及び気化して、コンプレッサの吸引側に吸引させ、吐出側より吐出された気化フロンを前記コンデンサにて凝縮液化して前記タンクに一旦貯蔵した後、前記タンク内の液化フロンを負圧となっている空調システム内へ戻す際、前記計量手段で計量される前記タンク内の液化フロンの減少量が前記プリセット手段にてプリセットされた値になった時点で充填終了とする真空引き再生処理工程、
のうちいずれか1工程を選択実行可能としたことを特徴とする車両用空調システム内のフロン再生処理装置。 - 液化フロン入りサービス缶取付部を備え、前記循環再生処理工程中、前記タンク内の液化フロンが所定以下となった場合には、都度、工程を一旦中断し、前記取付部に取り付けられたサービス缶よりタンク内に液化フロンを補充し、又、前記真空引き再生処理工程において、真空引き終了時、プリセットされた値が前記タンク内に貯蔵されている液化フロン量より大きい場合には、真空引き終了後、前記取付部に取り付けられたサービス缶よりタンク内に液化フロンを補充することを特徴とする請求項1記載の車両用空調システム内のフロン再生処理装置。
- 前記エンジン回転数検出手段の出力を受け、前記循環再生処理工程中、所定エンジン回転数に維持されているかを表示するインジケータを備えた請求項1又は2のいずれかに記載の車両用空調システム内のフロン再生処理装置。
- 前記循環再生処理工程において、前記タンク内のフロンを低圧サービスバルブより空調システム内に補充する場合、該補充を間欠的に行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の車両用空調システム内のフロン再生処理装置。
- 前記間欠的補充は、低圧側圧力が規定圧より高い第1所定圧になると補充を中断し、続いて、規定圧より高いが前記第1所定圧よりは低い第2所定圧になると補充を再開するというサイクルの繰り返しであることを特徴とする請求項4記載の車両用空調システム内のフロン再生処理装置。
- 前記循環再生処理工程及び真空引き再生処理工程終了後、フロン充填量の微調整を行う微調整手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両用空調システム内のフロン再生処理装置。
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