JP2004315930A - Cvd装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板上にエピタキシャル膜を均一な厚さで形成できるようにする。
【解決手段】成長容器1内に、カーボンからなる上面側サセプタ4および下面側サセプタ5を備える。上面側サセプタ4に基板7を保持するホルダー4cを設けると共に、ホルダー4cを回転させるための回転軸4dを有する回転機構を備える。そして、ホルダー4cに基板7を配置したのち、RFコイル6にて下面側サセプタ5を加熱することで基板7を加熱し、さらに、結晶の原料ガスを基板7の表面と略平行な方向に流動させる。このとき、回転軸4dにより基板の表面と垂直な方向を軸として基板7を回転させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サセプタに配した基板上に均一な膜厚のエピタキシャル膜を製造できるCVD装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来用いられているホットウォールCVD装置を図7に示す。ホットウォールCVD装置では、成長容器J1内に断熱材J2を介してサセプタJ3を配置すると共に、そのサセプタJ3の表面に基板J4を配置し、RFコイルJ5によってサセプタJ3を加熱しながら成長容器J1内に成長ガスを導入することで、基板J4の表面にエピタキシャル膜を成長させていた。また、図8に示すように、回転軸J6を中心として基板J4を回転させることも考えられていた(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
【非特許文献1】
「Highly Uniform Epitaxial SiC−Layers Grown in a Hot−wall CVD Reactor with Mechanical Rotation」Trans Tech出版(スイス)、Materials Science Forum Vols.389−393、2002年、P.187−190
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の図7に示したホットウォールCVD装置では、サセプタJ3の周辺に断熱材J2とRFコイルJ5が存在しているため、基板J4はサセプタJ3の上に置くだけの構成となっている。このため、成長するエピタキシャル膜の厚さに、ガス上流では厚く、下流では薄くなるという分布が生じ、基板面内において均一にならないという問題があった。さらに、基板J4の表面を上にして配置しているため、基板J4の表面にパーティクルが付着するという問題もあった。
【0005】
また、図8に示したホットウォールCVD装置では、基板J4を回転させるため、基板上にエピタキシャル膜を均一な厚さで形成できるが、回転軸自身も高周波で加熱されてしまい、回転機構が複雑になる問題があった。さらに、基板J4の表面を上にして配置しているため、基板J4の表面にパーティクルが付着するという問題もあった。
【0006】
本発明は上記点に鑑みて、基板上にエピタキシャル膜を均一な厚さで形成できるようにし、かつ基板上に形成されるエピタキシャル膜にパーティクルが付着することを防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1乃至8に記載の発明では、基板(7)が配置され基板の表面に結晶を成長させる成長容器(1)と、成長容器内に収容され、成長容器の下面側に配置されたカーボンからなる下面側サセプタ(5)と、下面側サセプタと対向するように配置され、基板を保持するホルダー(4c)と、ホルダーを回転させるための回転軸(4d)を有する回転機構と、サセプタを加熱する加熱手段(6)とを備え、ホルダーに基板を配置したのち、加熱手段にてサセプタを加熱することで基板を加熱し、さらに、結晶の原料ガスを基板の表面と略平行な方向に流動させることで結晶を成長させられるように構成されており、回転軸により基板の表面と垂直な方向を軸として基板を回転させられるように構成されていることを特徴としている。
【0008】
このような構成とすれば、結晶をエピタキシャル成長させる際に、回転軸を中心としてホルダーを回転させることができる。このようにすることで、回転させられた基板の表面に均一の膜厚でエピタキシャル成長膜を形成させることが可能となり、かつ基板上に形成されるエピタキシャル膜にパーティクルが付着することを防止するも可能となる。
【0009】
例えば、請求項2に示すように、加熱手段として、高周波での誘導加熱により下面側サセプタを加熱する誘導加熱手段を採用できる。この誘導加熱手段は、成長容器の外部のうち下面側サセプタが配置された場所と対向する箇所に配置される。
【0010】
請求項4に記載の発明では、下面側サセプタの厚みは、誘導加熱手段による高周波が上面側サセプタに透過する程度に設定されていることを特徴としている。このような構成とすれば、誘導加熱手段により上面側サセプタも直接加熱できるため、より上面側サセプタと下面側サセプタとの間の温度分布を少なくすることができる。
【0011】
請求項5に記載の発明では、上面側サセプタと下面側サセプタとの間の間隙は、基板に成長させる結晶の原料ガスが通過する通路となっており、この間隙は、原料ガスの上流側よりも下流側の方が狭くされていることを特徴としている。このような構成とすれば、原料ガスの流動方向に沿って原料ガスの流速の低下を抑えることができる。これにより、より原料ガスの下流側において基板の表面に原料ガスを供給することができ、より基板の表面に均一の膜厚でエピタキシャル膜を成長させることが可能となる。
【0012】
請求項6に記載の発明では、上面側サセプタには、ホルダーおよび回転軸が複数配置されており、ホルダーのそれぞれに基板が配置され、基板のそれぞれの表面に結晶を成長させられるようになっていることを特徴としている。このように、ホルダーおよび回転軸を複数設けることも可能である。このようにすれば、複数の基板に同時に結晶を成長させることができる。
【0013】
請求項7に記載の発明では、上面側サセプタに、結晶の原料ガスが流入される原料ガス流入孔が形成されていることを特徴としている。また、請求項8に記載の発明では、下面サセプタに、結晶の原料ガスが流入される原料ガス流入孔が形成されていることを特徴としている。このように、上面側サセプタ又は下面側サセプタにガス流入孔を設けることができる。そして、上面側サセプタにガス流入孔を設けた場合、上面側サセプタに形成されるガス導入部が誘導加熱される下面側サセプタの支持に使用されないため、流入される原料ガスの温度上昇を低減でき、エピタキシャル成長膜の成長速度を増加することができる。
【0014】
請求項9に記載の発明では、サセプタを加熱する誘導加熱手段の周波数が10kHz以下であることを特徴としている。このようにすれば、断熱材での誘導加熱を極力減らし、効率よくサセプタだけを誘導加熱することができる。
【0015】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1に、ホットウォールCVD装置の概略断面図を示す。図1に示すように、筒状の成長容器1内の上面および底面に断熱材2、3が配置され、さらにその断熱材2、3の内側において、成長容器1の上面側に位置する断熱材2と隣接するようにカーボンで構成された上面側サセプタ4が配置され、下面側に位置する断熱材3と隣接するようにカーボンで構成された下面側サセプタ5が配置されている。これら上面側サセプタ4および下面側サセプタ5は、互いに所定間隔離間、例えば室温において10mm〜40mm離れるように配置され、これによって形成される間隙が原料ガスの流通経路になる。
【0017】
上面側サセプタ4は、その中間位置がザグリ(凹部)4aとされ、ザグリ4aの中央部において貫通孔4bが形成された構成となっている。そして、ザグリ4a内に、円盤状のホルダー4cが配置され、貫通孔4bを通じてホルダー4cの中心に回転軸4dが接続された構成となっている。これにより、図示しない回転機構にて回転軸4dが回転され、回転軸4dを中心としてホルダー4cが回転させられるようになっている。
【0018】
また、成長容器1の外壁面の近傍には、下面側サセプタ5が配置される部位と対向する部位において、高周波での加熱を可能とする加熱手段(誘導加熱手段)としてのRFコイル6が備えられている。このRFコイル6への通電により、下面側サセプタ5を高周波加熱できるようになっている。
【0019】
なお、成長容器1の長手方向の両端面には、原料ガスの供給用および排出用の孔が形成され、それらの孔を通じて原料ガスとなるC、SiHおよびH等が図中矢印に示されるように基板7の表面に略平行な方向に流動し、上面側サセプタ4と下面側サセプタ5の間に供給されるようになっている。
【0020】
このような構成のホットウォールCVD装置を用いて、SiCエピタキシャル膜を成長させる。具体的には、まず、上面側サセプタ4のホルダー4cの内壁面にSiC単結晶で構成された基板7を配置する。これにより、基板7の表面が下方向を向けられた状態となる。そして、Hを上面側サセプタ4と下面側サセプタ5の間に供給し、RFコイル6に対して10kHz以下、例えば8kHz程度の周波数で通電を行い、下面側サセプタ5を高温となるように加熱することで、上面側サセプタ4および基板7の表面が1500℃以上となるように加熱する。
【0021】
この後、原料ガスを供給するパイプ(図示せず)の流路を開き、原料ガスとなるCおよびSiHを適宜導入する。これにより、原料ガスが成長容器1の孔と上面側サセプタ4および下面側サセプタ5の原料ガス流通経路を通じて、図中矢印で示されるように基板7に向けて供給される。そして、下面側サセプタ5の輻射熱によって基板7および上面側サセプタ4が十分に加熱されるため、原料ガスが十分に熱分解され、基板7の表面にSiC単結晶がエピタキシャル成長していく。
【0022】
このとき、上面側サセプタ4のホルダー4cを回転軸4dを中心として回転させる。このようにすることで、回転させられた基板7の表面(エピタキシャル成長膜の表面)に均一の膜厚でエピタキシャル成長膜を形成させることが可能となる。
【0023】
すなわち、成長するエピタキシャル膜の厚さは、原料ガス上流では厚く、逆に下流では薄くなるが、基板7を基板7の表面と垂直な方向を軸として回転させているため、基板7のうち原料ガス上流に位置する部位が順次入れ替わる。このため、エピタキシャル膜の厚みが平均化される。従って、エピタキシャル膜の厚さが基板面内において均一にならないという問題を解消できる。また、基板7の表面を下方向に向けて配置しているため、基板7の表面にパーティクルが付着することも抑制することができる。
【0024】
(第2実施形態)
図2に、本発明の第2実施形態におけるホットウォールCVD装置の断面構成を示す。本実施形態におけるホットウォールCVD装置は、第1実施形態に対して下面側サセプタ5の厚みを薄くしたものである。具体的には、RFコイル6の高周波が上面側サセプタ4に直接伝わり、上面側サセプタ4が加熱できる程度に下面側サセプタ5の厚みが設定されている。
【0025】
このような構成とすれば、RFコイル6により上面側サセプタ4も直接加熱できるため、より上面側サセプタ4と下面側サセプタ5との間の温度分布を少なくすることができる。
【0026】
(第3実施形態)
図3に、本発明の第3実施形態におけるホットウォールCVD装置の断面構成を示す。本実施形態におけるホットウォールCVD装置は、第1実施形態に対して複数枚数の基板7に同時にエピタキシャル成長膜を形成できるようにしたものである。
【0027】
図3に示される成長容器1は、円筒形状を成している。この円筒形状を成す成長容器1の底面の中央位置に原料ガスの供給用の孔が形成され、側面の複数箇所に原料ガスの排出用の孔が形成されている。
【0028】
上面側サセプタ4は、円盤形状を成し、その中心部に上面側サセプタ4全体を回転させるための回転軸4eが設けられ、回転軸4eの周囲の複数箇所にザグリ4a、貫通孔4b、ホルダー4cおよび回転軸4dが備えられた構成となっている。このような上面側サセプタ4が下面側サセプタ5と対向するように配置され、回転軸4eを中心として成長容器1の軸と同軸を成して、上面側サセプタ4と同時に成長容器1の上部が回転させられるようになっている。
【0029】
また、下面側サセプタ5は、円盤形状を成し、その中央部にガス流入孔5aが備えられていると共に、ガス流入孔5aから成長容器1の底面に形成された孔に向けて延設された円筒部5bを備えて構成されている。
【0030】
断熱材2、3は、共に略円盤形状を成して構成され、上面側サセプタ4および下面側サセプタ5に対向するように配置されている。また、RFコイル6は、断熱材3を挟んで下面側サセプタ5の反対側に配置され、断熱材3を介して下面側サセプタ5を加熱できるようになっている。
【0031】
このように構成されるホットウォールCVD装置においては、成長容器1の底面から供給された原料ガスは、成長容器1の軸方向に移動したのち、上面側サセプタ4の中央部で進路を変えて成長容器1の径方向に移動し、成長容器1の周囲に形成された孔を通じて排出されるようになっている。
【0032】
このようなホットウォールCVD装置を用いて、第1実施形態と同様の製造手順により、ホルダー4cの表面に配置された基板7の表面にエピタキシャル膜を成長させる。このような場合においても、各回転軸4bを中心としてホルダー4cを回転させることにより、回転させられた基板7の表面(エピタキシャル成長膜の表面)に均一の膜厚でエピタキシャル成長膜を形成させることが可能となる。
【0033】
これにより、同時に複数の基板7の表面に膜厚の均一なエピタキシャル膜を形成させることが可能となる。
【0034】
なお、このような構成の場合、回転軸4eがない上面側サセプタでもよい。
【0035】
(第4実施形態)
図4に、本発明の第4実施形態におけるホットウォールCVD装置の断面構成を示す。本実施形態におけるホットウォールCVD装置は、第3実施形態に対して下面側サセプタ5の厚みを原料ガスの流れ方向に対して傾斜させ、原料ガス通路が徐々に狭まるようにしたものである。
【0036】
このような構成とすれば、原料ガスが成長容器1の径方向に進行するに連れて、原料ガスの流速の低下をおさえることができる。これにより、より原料ガスの下流側において基板7の表面に原料ガスを供給することができ、基板7の表面(エピタキシャル成長膜の表面)により均一の膜厚でエピタキシャル成長膜を形成させることが可能となる。
【0037】
(第5実施形態)
図5に、本発明の第5実施形態におけるホットウォールCVD装置の断面構成を示す。本実施形態におけるホットウォールCVD装置は、第3実施形態に対して原料ガスの供給用の孔が成長容器1の上面側に形成され構成となっている。そして、上面側サセプタ4の中央部にガス流入孔40が設けられていると共に、ガス流入孔40から成長容器1の上面に形成された孔に向けて延設された円筒部41を備えて構成されている。このような構成としても、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0038】
また、ガス導入部となる円筒部41が第3、第4実施形態における円筒部5bのように誘導加熱される下面側サセプタ5の支持に使用されないため、円筒部41内で原料ガスの温度上昇を低減でき、エピタキシャル成長膜の成長速度を増加することができる。
【0039】
(第6実施形態)
図6に、本発明の第6実施形態におけるホットウォールCVD装置の断面構成を示す。本実施形態におけるホットウォールCVD装置は、第3実施形態と第5実施形態とを組み合わせ、成長容器1の上面および底面から共に原料ガスを供給できるようにしたものである。このような構成としても、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0040】
また、上面側サセプタ4もしくは下面側サセプタ5の中央部におけるSiCの付着を少なくでき、エピタキシャル成長膜の成長速度を増加することが可能となる。
【0041】
なお、このような構成の場合、片方の孔から原料ガスを供給し他方の孔からはたとえば水素ガスを供給しても良いし、原料ガスの種類毎に共有する孔の場所を変えるようにしても良い。
【0042】
(他の実施形態)
上記各実施形態では、基板7としてSiC単結晶で構成されたものを用い、基板7の上にSiC単結晶をエピタキシャル成長させる例を挙げて説明しているが、他の結晶成長に本発明のCVD装置を使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態におけるCVD装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態におけるCVD装置の概略構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第3実施形態におけるCVD装置の概略構成を示す断面図である。
【図4】本発明の第4実施形態におけるCVD装置の概略構成を示す断面図である。
【図5】本発明の第5実施形態におけるCVD装置の概略構成を示す断面図である。
【図6】本発明の第6実施形態におけるCVD装置の概略構成を示す断面図である。
【図7】従来のホットウォールCVD装置の概略構成を示す断面図である。
【図8】従来のホットウォールCVD装置の概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1…成長容器、2、3…断熱材、4…上面側サセプタ、4a…ザグリ、
4b…貫通孔、4c…ホルダー、4d、4e…回転軸、5…下面側サセプタ、
5a…ガス流入孔、5b…円筒部、6…RFコイル、7…基板、
40…ガス流入孔、41…円筒部。

Claims (9)

  1. 基板(7)が配置され、該基板の表面に結晶を成長させる成長容器(1)と、
    前記成長容器内に収容され、前記成長容器の下面側に配置されたカーボンからなる下面側サセプタ(5)と、
    前記下面側サセプタと対向するように配置され、前記基板を保持するホルダー(4c)と、
    前記ホルダーを回転させるための回転軸(4d)を有する回転機構と、
    前記サセプタを加熱する加熱手段(6)とを備え、前記ホルダーに前記基板を配置したのち、前記加熱手段にて前記サセプタを加熱することで前記基板を加熱し、さらに、前記結晶の原料ガスを前記基板の表面と略平行な方向に流動させることで前記結晶を成長させられるように構成されており、
    前記回転軸により前記基板の表面と垂直な方向を軸として前記基板を回転させられるように構成されていることを特徴とするCVD装置。
  2. 前記加熱手段は高周波での誘導加熱により前記下面側サセプタを加熱する誘導加熱手段であり、この誘導加熱手段は、前記成長容器の外部のうち前記下面側サセプタが配置された場所と対向する箇所に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のCVD装置。
  3. 基板(7)が配置され、該基板の表面に結晶を成長させる成長容器(1)と、
    前記成長容器内に収容され、前記成長容器の上面側および下面側それぞれに配置された上面側サセプタ(4)および下面側サセプタ(5)と、
    前記下面側サセプタを高周波での誘導加熱により加熱する誘導加熱手段(6)とを備え、
    前記上面側サセプタに前記基板を配置したのち、前記加熱手段にて前記下面側サセプタを加熱することで前記基板を加熱し、さらに、前記結晶の原料ガスを前記基板の表面と略平行な方向に流動させることで前記結晶を成長させられるように構成されており、
    さらに、前記上面側サセプタの一部として備えられた、前記基板を保持するためのホルダー(4c)と、
    前記ホルダーを回転させるための回転軸(4d)を有する回転機構とを有し、
    前記回転軸により前記基板の表面と垂直な方向を軸として前記基板を回転させられるように構成されていることを特徴とするCVD装置。
  4. 前記下面側サセプタの厚みは、前記誘導加熱手段による高周波が前記上面側サセプタに透過する程度に設定されていることを特徴とする請求項3に記載のCVD装置。
  5. 前記上面側サセプタと前記下面側サセプタとの間の間隙は、前記基板に成長させる前記結晶の原料ガスが通過する通路となっており、この間隙は、前記原料ガスの上流側よりも下流側の方が狭くされていることを特徴とする請求項3又は4に記載のCVD装置。
  6. 前記上面側サセプタには、前記ホルダーおよび前記回転軸が複数配置されており、前記ホルダーのそれぞれに前記基板が配置され、前記基板のそれぞれの表面に前記結晶を成長させられるようになっていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1つに記載のCVD装置。
  7. 前記上面サセプタには、前記結晶の原料ガスが流入される原料ガス流入孔が形成されていることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1つに記載のCVD装置。
  8. 前記下面サセプタには、前記結晶の原料ガスが流入される原料ガス流入孔が形成されていることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1つに記載のCVD装置。
  9. 前記誘導加熱手段は、10kHz以下の周波数で駆動されるようになっていることを特徴とする請求項2乃至8のいずれか1つに記載のCVD装置。
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