JP2004315166A - 画像形成装置及びそれに装着可能な反転搬送ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁クラッチなどの高価な部品を用いることなく装置本体内及び反転搬送部内の駆動源により用紙の排紙及び反転搬送を行うことができる画像形成装置及びそれに装着可能な反転搬送ユニットを提供することを目的とする。
【解決手段】第1の駆動源50を駆動し第2の駆動源55を停止することによって、第1の遊星ギア機構90を介して第1の駆動源50からの駆動力のみを排紙ローラ30に伝達可能として用紙を排紙する方向に排紙ローラ30を回転させ、第2の駆動源55を駆動し第1の駆動源50を停止することによって、第2の遊星ギア機構80を介して第2の駆動源55からの駆動力のみを排紙ローラ30に伝達可能として用紙を反転搬送する方向に排紙ローラ30を回転させる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ装置などの画像形成装置において、用紙の両面に画像形成を行うために用いられる反転搬送部を備えた画像形成装置及びその反転搬送部を着脱自在に構成した反転搬送ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置において、装置本体内に駆動源としてモータを設け、画像形成を行う感光体ドラム等を備える記録部、搬送ローラ等を備える用紙搬送部を駆動するようにしている。こうした画像形成装置において、用紙の両面に画像形成する場合に、用紙の一方の面に画像形成した後用紙を反転させるために排紙ローラを逆回転して反転搬送路に用紙を搬入することが行われている。とことが、画像形成動作中に、感光体ドラムを逆回転させることはできないので、一つのモータによって感光体ドラムと排紙ローラとを回転制御することはできない。
【0003】
こうした課題の解決方法として、例えば、特許文献1では、画像形成装置本体内及び両面搬送ユニット内にそれぞれモータを設け、用紙を排紙方向に搬送するときには装置本体内のモータで排紙ローラを排紙方向に回転駆動し、用紙を反転方向に搬送するときにはユニット内のモータで排紙ローラを逆転方向に回転駆動する点が記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−154727号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1では、画像形成装置本体内及び両面搬送ユニット内の2つのモータの駆動力のいずれかを排紙ローラに駆動伝達するために、電磁クラッチやスプリングクラッチ及び回転遅れ装置といった高価な部品を用いているため、コストアップになっている。
【0006】
そこで、本発明は、電磁クラッチなどの高価な部品を用いることなく装置本体内及び反転搬送部内の駆動源により用紙の排紙及び反転搬送を行うことができる画像形成装置及びそれに装着可能な反転搬送ユニットを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像形成装置は、給紙部から搬入された用紙を記録部に搬送して排紙トレイに搬出する用紙搬送部と、前記用紙搬送部の用紙搬送経路において前記記録部の下流側から搬入された用紙を前記記録部の上流側に搬出する反転搬送部とを備えた画像形成装置であって、前記用紙搬送部の第1の駆動源と前記用紙搬送部の排紙ローラとを、第1の駆動源の動作に連動する第1の遊星ギア機構を介して駆動伝達可能とし、前記反転搬送部の第2の駆動源と排紙ローラとを、第2の駆動源の駆動に連動して動作する第2の遊星ギア機構を介して駆動伝達可能としたことを特徴とする。さらに、排紙ローラを排紙方向に回転させるときは、第1の駆動源を駆動するとともに、第1の駆動源に連動する遊星ギア機構を排紙ローラへの駆動伝達機構から離反させ、排紙ローラを反転搬送方向に回転させるときは、第2の駆動源のみを駆動するとともに、第1の駆動源に連動する遊星ギア機構を排紙ローラへの駆動伝達機構から離反させることを特徴とする。さらに、前記第1の遊星ギア機構を第1の付勢手段によって前記排紙ローラへの駆動伝達機構から離反する方向に付勢し、前記第2の遊星ギア機構を第2の付勢手段によって前記排紙ローラへの駆動伝達機構から離反する方向に付勢することを特徴とする。
【0008】
本発明に係る反転搬送ユニットは、上述の画像形成装置における反転搬送部を着脱自在に構成した反転搬送ユニットであって、第2の遊星ギア機構を備えたことを特徴とする。さらに、前記第2の遊星ギア機構は画像形成装置本体内に挿入されて装着されることを特徴とする。
【0009】
排紙ローラを排紙方向に回転させる場合には、用紙搬送部の第1駆動源を駆動させ反転搬送部の第2の駆動源を停止させる。第2の駆動源を停止すると、第2の付勢手段から受ける付勢力によって、第2の遊星ギア機構は排紙ローラのギアから離反するので、第2の駆動源から排紙ローラギアに駆動力が伝達されない。第1駆動源からの駆動力を受けた第1の遊星ギア機構は、第1の付勢手段からの付勢力に抗って排紙ローラギアと当接する方向に変位し、やがて排紙ローラのギアに噛み合う。第1の遊星ギア機構と排紙ローラギアとが噛み合うと、第1の駆動源から排紙ローラギアへ駆動力が伝達されるようになり、排紙ローラが排紙方向に回転する。
【0010】
排紙ローラを反転搬送方向に回転させる場合には、第1の駆動源を停止させ第2の駆動源を駆動する。第1の駆動源を停止すると、第1の付勢手段から受ける付勢力によって、第1の遊星ギア機構は排紙ローラギアから離反するので、第1の駆動源から排紙ローラギアに駆動力が伝達されない。第2の駆動源からの駆動力を受けた第2の遊星ギア機構は、第2の付勢手段からの付勢力に抗って排紙ローラギアと当接する方向に変位し、やがて排紙ローラのギアに噛み合う。第2の遊星ギア機構と排紙ローラギアとが噛み合うと、第2の駆動源から排紙ローラギアへ駆動力が伝達されるようになり、排紙ローラは反転搬送方向に回転する。
【0011】
上記したように、第1の駆動源及び第2の駆動源の回転駆動を切り換えて用紙の排紙及び反転搬送に応じて排紙ローラを正逆回転することができ、一方の駆動源だけを駆動するので、装置全体として消費電力や騒音が低減される。
【0012】
本発明に係る反転搬送ユニットが、上述した画像形成装置における反転搬送部を着脱自在に構成し、第2の遊星ギア機構を備えることで、両面に画像形成が必要な場合に画像形成装置を簡単に構成変更でき、装置本体内に必要最小限の駆動伝達機構のみを備えておけばよくなり、装置のコンパクト化を図ることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。図1は本発明に係る画像形成装置全体の概略断面図である。画像形成装置1の上部には原稿読取部2が配置され、その下部には、底面から給紙部3、記録部4が配されている。
【0014】
原稿読取部2では、原稿カバー10が設けられた原稿トレイ11に載置された原稿が原稿搬送装置12により読取手段100に対向する位置に搬送されて原稿読取動作が行われ、原稿排紙トレイ13に排出される。書籍等を読み取る場合には、原稿カバー10を上方に回動してフラットベッドプラテン14に書籍等の被読取部分を配置し読取手段により読取動作が行われる。以上の構成は、いわゆるADF及びフラットベッドタイプと称される従来の原稿読取装置と同様のものである。
【0015】
給紙部3では、給紙カセット15が配置されており、フラッパ16に所定のサイズの用紙が複数枚積載されている。給紙カセット15の端部(図1の右端部)には、ピックアップローラ17が配置されている。そして、フラッパ16は、積載された用紙の上面がピックアップローラ17に圧接するように上方に付勢されている。この状態でピックアップローラ17が回転駆動すると、摩擦力により用紙が一枚ずつ用紙搬送路に給紙されるようになる。
【0016】
給紙された用紙は、まずフィードローラ18及びプレスローラ19により記録部4に搬送される。記録部4では、搬送された用紙に記録するために、トナー容器20、紙粉除去ブラシ21、コロナ帯電器22、感光体ドラム23、転写用のコロトロンワイヤ24、露光ヘッド25及び定着ローラ26が備えられている。まず、感光体ドラム23の表面を紙粉除去ブラシ21及びコロナ帯電器22を用いて一様に帯電させ、帯電された感光体ドラム23に露光ヘッド25で画像記録信号に応じて露光することで静電潜像を形成する。次に、トナー容器20内のトナーを供給ローラ27から現像ローラ28を介して感光体ドラム23に形成された静電潜像に転移させて可視像化し、コロトロンワイヤ24により感光体ドラム23表面に形成されたトナー像を用紙に転写する。そして、転写されたトナー像は、定着ローラ26及びプレスローラ29によって狭持されて加熱・プレスされ用紙に定着される。定着された用紙は、排紙ローラ30及びプレスローラ31の間に狭持されて用紙排出トレイ32に搬出される。
【0017】
上述したピックアップローラ17、フィードローラ18、紙粉除去ブラシ21、感光体ドラム23、定着ローラ26、プレスローラ29、現像ローラ28、供給ローラ27は、図2に示す装置本体1内に設けた第1モータ50の回転駆動力を受けて回転する。また、排紙ローラ30は第1モータ50からの回転駆動力を受けて用紙を排紙する方向に回転する。
【0018】
図1において、給紙部3から用紙排出トレイ32までを一点鎖線で示したのが、用紙搬送路である。そして、用紙搬送路に沿って配設された搬送ローラ及び用紙ガイドが用紙搬送部を構成している。
【0019】
また、装置本体1の側面には、反転搬送ユニット40が着脱自在に装着されており、その装着側面には、用紙搬出口41及び用紙搬入口42が形成されている。搬送ユニット40内には、フィードローラ43及びプレスローラ44、フィードローラ45及びプレスローラ46の2対の搬送ローラが上下に配設されている。そして、図1の二点鎖線で示すように反転搬送路が、排紙ローラ30と定着ローラ26との間の用紙搬送路から分岐して、2対の搬送ローラ43及び44、45及び46の間を通り、ローラ対18及び19とピックアップローラ17との間の用紙搬送路に合流するように形成される。そして、反転搬送路に沿って配設された搬送ローラ及び用紙ガイドが反転搬送ユニット40を構成している。
【0020】
上記したフィードローラ43、45は、反転搬送ユニット40に設けた第2モータ55の回転駆動力を受けて回転する。また、排紙ローラ30は第2モータ55からの回転駆動力を受けると用紙を反転搬送する方向に回転する。
【0021】
用紙搬送路には、排紙ローラ30と記録部4の定着ローラ26との間に用紙検知センサ35が配置されており、ローラ対18及び19とピックアップローラ17との間にも用紙検知センサ34が配置されている。
【0022】
図2及び図3は、排紙ローラ30の回転駆動を行うための駆動機構を排紙ローラ30の回転軸の軸方向からみた図であり、特に、図2は第1モータ50によって排紙ローラ30を排紙方向に回転させる場合を示しており、図3は第2モータ55によって排紙ローラ30を反転搬送方向に回転させる場合を示している。
【0023】
図2及び図3を参照して、排紙ローラ30に第1モータ50または第2モータ55の回転駆動力を伝達する機構について説明する。排紙ローラ30の軸52には排紙ローラギア65が固定されており、排紙ローラギア65に自軸まわりに回転自在な2つのアイドラギア53,64が噛合している。
【0024】
装置本体1内の第1モータ50の回転駆動力は、図示しない駆動伝達機構によってアイドラギア51に伝達される。このアイドラギア51に、第1の遊星ギア機構90の太陽ギア91が噛合し、さらに太陽ギア91には遊星ギア92が噛合している。太陽ギア91の軸と遊星ギア92の軸とをアーム部材93によって連結して、遊星ギア92が太陽ギア91の軸まわりに、アイドラギア53に噛合する位置と離反した位置とで公転するように構成している。
【0025】
そして、第1の付勢手段としての引張りコイルバネ94の一端部を遊星ギア92の支持軸に取り付け、このバネ94の他端部を装置本体1のフレーム102に取り付けて、遊星ギア92をアイドラギア53に対して離反する方向に常に引き寄せている。さらに、遊星ギア92とアーム部材93との間に図示しない皿バネなどの負荷部材を介在して、遊星ギア92が太陽ギア91から受けるトルクが所定トルク以上にならないと、遊星ギア92が自転しないように構成している。
【0026】
反転搬送ユニット40内の第2モータ55は、反転搬送ユニット40内に配設された取付基板54に取り付けており、そのモータ軸に取り付けたギア56が、取付基板54に回転自在に軸支された減速ギア57に噛合している。そして、この減速ギア57に、取付基板54に回転自在に軸支されたアイドラギア58,59がそれぞれ順番に噛合し、アイドラギア59がフィードローラ43の回転軸に固定されたギア61aに噛合している。一方、フィードローラ45の回転軸にはプーリ62bが固定されており、これらのプーリ61b,62b間に無端状のベルト63が張架されている。上記したような駆動伝達機構によって、第2モータ55の回転駆動力が各プーリ61b,62bに伝達されてフィードローラ43,45が回転する。
【0027】
さらに、第2モータ55からの回転駆動力が伝達される減速ギア57には、第2遊星ギア機構80の太陽ギア81が噛合し、さらに太陽ギア81には遊星ギア82が噛合している。これら太陽ギア81の軸と遊星ギア82の軸とをアーム部材83によって連結して、遊星ギア82が太陽ギア82の軸まわりにアイドラギア64に噛合する位置と離反した位置とで公転するように構成している。なお、第2遊星ギア機構80は、取付基板54に支持される。
【0028】
そして、第2の付勢手段としての圧縮コイルバネ84の一端部を遊星ギア82の支持軸に取り付け、このバネ84の他端部を取付基板54のブラケット101に取り付けて、遊星ギア82をアイドラギア64に対して離反する方向に常に引き寄せている。さらに、遊星ギア82とアーム部材83との間に図示しない板バネなどの負荷部材を介在して、遊星ギア82が太陽ギア81から受けるトルクが所定トルク以上にならないと、遊星ギア82が自転しないように構成している。
【0029】
次に、図2を参照して排紙ローラ30を排紙方向に回転させる動作について説明する。排紙ローラ30を排紙方向に回転させるときには、第2モータ55を停止して第1モータ50を回転駆動する。第2モータ55が停止すると、遊星ギア82がバネ84に引張られてアイドラギア64から離反する。
【0030】
第1モータ50の回転駆動が伝達されてアイドラギア51が図2の反時計方向に自転すると、太陽ギア91が図2の時計方向に自転する。このとき、上記した負荷部材によって遊星ギア92の自転が阻止されているので、遊星ギア92はアーム部材93とともに太陽ギア91の軸まわりに図2の時計方向に公転し、やがて排紙ローラ30の排紙ローラギア65に噛合しているアイドラギア53に噛合して公転動作が阻止される。
【0031】
このように遊星ギア92の公転動作が阻止されて、さらに太陽ギア91から回転駆動力が伝達されると、遊星ギア92はその当接位置で図2の反時計方向に自転するようになり、アイドラギア53が図2の時計方向に自転する。そして、このアイドラギア53に噛合している排紙ローラギア65が図2の反時計方向に回転して、排紙ローラ30が排紙方向に回転する。このようにして、定着ローラ26から搬出された、片面に画像が定着された用紙又は両面に画像が定着された用紙が排紙方向に搬送される。このとき、第2モータ55と排紙ローラギア65との駆動伝達経路が切断されているので、第2モータ55が負荷になることも無い。
【0032】
排紙ローラ30を排紙逆方向に搬送するときには、第1モータ50を停止して第2モータ55を回転駆動する。第1モータ50が停止すると遊星ギア92がバネ94に引張られてアイドラギア53から離反する。
【0033】
第2モータ55の回転駆動が伝達されて減速ギア57が図3の時計方向に自転すると、太陽ギア81が図3の反時計方向に回転する。このとき、上記した負荷部材によって遊星ギア82の自転が阻止されているので、遊星ギア82はアーム部材83とともに太陽ギア81の軸まわりに図3の反時計方向に公転し、やがて排紙ローラ30の排紙ローラギア65に噛合しているアイドラギア64に噛合して公転動作が阻止される。
【0034】
このように遊星ギア82の公転動作が阻止されて、されに太陽ギア81から回転駆動力が伝達されると、遊星ギア82はその当接位置で図3の時計方向に自転するようになり、アイドラギア64が図3の反時計方向に自転する。そして、このアイドラギア64に噛合している排紙ローラギア65が図3の時計方向に回転して、排紙ローラ30が反転搬送方向に回転する。このようにして、排紙ローラ30に狭持された用紙は反転搬送路に向けて搬送される。
【0035】
さらに、第2モータ55の回転駆動力は減速ギア57、2つのアイドラギア58,59を介してギア61aに伝達され、プーリ61bからベルト63を介してプーリ62bに伝達されるので、フィードローラ43、45はともに図3の反時計方向に回転する。従って、各フィードローラ43,45に狭持された用紙は反転搬送路を搬送される。
【0036】
用紙の反転搬送制御を行う場合には、片面に画像形成した用紙の先端を排紙ローラ30およびプレスローラ31で狭持した後、第1モータ50により排紙ローラ30を反時計回りに回転させて排出トレイ32に排出動作し、用紙検知センサ33が用紙の後端を検知してから所定時間経過後に第1モータ50の駆動を停止する。この時点で用紙の後端部は排紙ローラ30およびプレスローラ31に狭持された状態となっている。さらに、用紙の後端は用紙搬送路と反転搬送路との合流部よりも排紙ローラ30側に位置している。
【0037】
その後、反転搬送ユニット40内の第2モータ55を駆動開始して排紙ローラ30を時計まわりに回転して用紙の後端から用紙搬出口41に用紙を搬入し、反転搬送路に用紙を搬送する。フィードローラ43及びフィードローラ45がそれに連動して回転し、用紙は反転搬送路を搬送され、用紙搬入口42から搬入される。そして用紙検知センサ34が用紙の先端を検知してから所定時間後に、第2モータ55の駆動を停止し、用紙の先端はフィードローラ18に突き当てられた状態とされる。その後第1モータ50の駆動が開始し、用紙は、フィードローラ18から用紙搬送路を搬送されて、残りの面が記録部4により画像形成されて両面の画像形成制御が行われる。
【0038】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、第1の駆動源及び第2の駆動源の回転駆動を切り換えて用紙の排紙及び反転搬送に応じて排紙ローラを正逆回転することができ、一方の駆動源だけを駆動するので、装置全体として消費電力や騒音が低減される。
【0039】
また本発明によれば、反転搬送ユニットが、上述した画像形成装置における反転搬送部を着脱自在に構成し、第2の遊星ギア機構を備えることで、両面に画像形成が必要な場合に画像形成装置を簡単に構成変更でき、装置本体内に必要最小限の駆動伝達機構のみを備えておけばよくなり、装置のコンパクト化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態に関する画像形成装置全体の概略断面図である。
【図2】排紙ローラ30の排紙動作を説明するための図である。
【図3】排紙ローラ30の反転搬送動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 原稿読取部
3 給紙部
4 記録部
30 排紙ローラ
40 反転搬送ユニット
50 第1モータ
55 第2モータ
80 第2遊星ギア機構
90 第1遊星ギア機構

Claims (5)

  1. 給紙部から搬入された用紙を記録部に搬送して排紙トレイに搬出する用紙搬送部と、前記用紙搬送部の用紙搬送経路において前記記録部の下流側から搬入された用紙を前記記録部の上流側に搬出する反転搬送部とを備えた画像形成装置であって、
    前記用紙搬送部の第1の駆動源と前記用紙搬送部の排紙ローラとを、第1の駆動源の動作に連動する第1の遊星ギア機構を介して駆動伝達可能とし、
    前記反転搬送部の第2の駆動源と排紙ローラとを、第2の駆動源の駆動に連動して動作する第2の遊星ギア機構を介して駆動伝達可能としたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 排紙ローラを排紙方向に回転させるときは、第1の駆動源を駆動するとともに、第1の駆動源に連動する遊星ギア機構を排紙ローラへの駆動伝達機構から離反させ、
    排紙ローラを反転搬送方向に回転させるときは、第2の駆動源のみを駆動するとともに、第1の駆動源に連動する遊星ギア機構を排紙ローラへの駆動伝達機構から離反させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の遊星ギア機構を第1の付勢手段によって前記排紙ローラへの駆動伝達機構から離反する方向に付勢し、前記第2の遊星ギア機構を第2の付勢手段によって前記排紙ローラへの駆動伝達機構から離反する方向に付勢することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の画像形成部における反転搬送部を着脱自在に構成した反転搬送ユニットであって、前記第2の遊星ギア機構を備えたことを特徴とする反転搬送ユニット。
  5. 前記第2の遊星ギア機構は、画像形成装置本体内に挿入されて装着されることを特徴とする請求項4に記載の反転搬送ユニット。
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