JP2004315143A - 乗客コンベアの駆動装置 - Google Patents

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JP2004315143A
JP2004315143A JP2003110591A JP2003110591A JP2004315143A JP 2004315143 A JP2004315143 A JP 2004315143A JP 2003110591 A JP2003110591 A JP 2003110591A JP 2003110591 A JP2003110591 A JP 2003110591A JP 2004315143 A JP2004315143 A JP 2004315143A
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Masamitsu Yamaki
正光 八巻
Takeyoshi Ando
武喜 安藤
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Abstract

【課題】簡単な構成で移動手摺に及ぶ圧力を減少させて、移動手摺の長寿命化を図ることができる乗客コンベアの駆動装置の提供。
【解決手段】隣り合う駆動ローラ4の間に移動手摺3の高さを変更する他のローラ9を設け、従動ローラ5の回転中心を駆動ローラ4の回転中心に対し移動手摺2の進行方向にずらして配置した。これにより、移動手摺3の軌跡が駆動ローラ4外周の一部分に沿うようになり、移動手摺3と駆動ロ一ラ4との接触面積が増加する。また駆動ローラ4の中心位置に対しずれて従動ローラ5が移動手摺3を押圧するので、移動手摺3と駆動ローラ4との接触位置の変化に追従できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エスカレータなどの乗客コンベアの駆動装置に係わり、特に、無端状の移動手摺を駆動ローラおよび従動ローラで挟み込んで駆動する乗客コンベアの駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に乗客コンベアにおいて、この乗客コンベアを利用する乗客が移動手摺を把握することにより乗客の安全を確保するため、移動手摺を把握している乗客の不意な体勢の変化の伴う負荷変動に対しても移動手摺は踏段と同期して移動する必要がある。したがって、このような安全上の機能が求められている移動手摺の駆動装置は、決してスリップすることが無いように大きな駆動力を発揮できる構造となっている。
【0003】
図4は一般的な乗客コンベアの全体構造を示す正面図、図5は従来の乗客コンベアの駆動装置を示す正面図、図6は図5のA−A線の沿う断面図、図7は図5の駆動装置の一部を拡大して示す正面図である。
【0004】
一般に乗客コンベアは、図4に示すように、連続して乗客を搬送する複数の踏段1と、これらの踏段1の側方に立設される欄干2と、この欄干2上を踏段1と同期して移動可能な無端状の移動手摺3とを有している。
【0005】
そして、移動手摺3を駆動する従来の駆動装置は、図5に示すように、移動手摺3の内側に接するようにそれぞれ配置され、駆動力を伝達する複数の駆動ローラ4と、これらの駆動ローラ4と対になり移動手摺3を挟み込む複数の従動ローラ5とを有している。これらの従動ローラ5は、それぞれピン部材7を中心として回動可能なアーム部材6により保持され、このアーム部材6を介してばね部材8で移動手摺3の方向に付勢されている。
【0006】
このように構成された従来の駆動装置では、ピン部材7にて回転支持されるアーム部材6の自由端をばね8で押上げることで、アーム部材6を介して従動ローラ5を移動手摺3の方向に付勢している。このようにして従動ローラ5と駆動ローラ4との間に移動手摺3を挟み込み、この状態で駆動ローラ4が他から駆動力を受けて回転することで、駆動ローラ4と移動手摺3との間に発生する摩擦力により移動手摺3を摩擦駆動するようになっている。このとき、従動ローラ5の押付力をf1とし、駆動ローラ4と移動手摺3との摩擦係数をμとすれば、移動手摺3の駆動力F1を次の式(1)で表せる。
【0007】
F1=μ×f1−−−−式(1)
このため、駆動ローラ4と移動手摺3との間で必要な摩擦力を発生させるために従動ローラ5の押付力f1を大きくするか、摩擦係数μを大きくする必要がある。しかしながら、移動手摺3は欄干2上を滑動する性質上、走行抵抗を増大させることは好ましくないので摩擦係数μを変更することはできない。そこで、従動ローラ5の押付力f1の値を増大させるためばね部材8を強くセットすると、その際に発生する接触部の圧力P1は、図6に示す駆動ローラ4の幅W1と図7に示す駆動ローラ4の接触長さL1により次の式(2)にて表せる。
【0008】
P1=(W1×L1)/f1−−−−式(2)
上記の接触部の圧力P1は移動手摺3に内部応力を発生させるため、移動手摺3の寿命の観点から極力小さくすることが望ましく、駆動ローラ4の幅W1や接触長さL1を大きくすることが望ましいが、機器配置の制約や移動手摺3の寸法の面より大きくすることができない。
【0009】
また、上述した従来技術の他にも、駆動ローラと従動ローラの変わりにベルトを用い、移動手摺との接触面積を増やし移動手摺の長寿命化を図るものもある。(例えば、特許文献1、2、3参照。)。
【0010】
【特許文献1】
特開昭51―81381号公報
(第5,6頁、第4図)
【0011】
【特許文献2】
特開昭52―31479号公報
(第3,4頁、第4図)
【0012】
【特許文献3】
特開平5−208789号公報
(段落番号0011、図2)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来技術にあって、複数の駆動ローラ4と従動ローラ5で移動手摺3を挟み込んで駆動するものでは、複数の駆動ローラ4と移動手摺3がほぼ線接触となるため接触面積が少なく、移動手摺3に過大な圧力が印加されるため、移動手摺3内部に発生する内部応力により移動手摺3の寿命が短くなり、交換インターバルの短縮に伴う保全費用が増大するとともに、廃棄する移動手摺3により環境を悪化させるという問題がある。
【0014】
また、上記した従来技術にあって、特開昭51―81381号公報、特開昭52―31479号公報および特開平5−208789号公報に提案されているものでも、上記の問題を解消するために提案されたが、機器の構成が複雑となるため実現にはいたっていないという問題がある。
【0015】
本発明は、上述した従来技術における実状を鑑みてなされたもので、簡単な構成で移動手摺に及ぶ圧力を減少させて、移動手摺の長寿命化を図ることのできる乗客コンベアの駆動装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の請求項1に係わる発明は、欄干上を移動可能な無端状の移動手摺の内側に接するようにそれぞれ配置され、駆動力を伝達する複数の駆動ローラと、これらの駆動ローラと対になり前記移動手摺を挟み込む複数の従動ローラとを有し、これらの駆動ローラおよび従動ローラによって前記移動手摺を駆動する乗客コンベアの駆動装置において、隣り合う前記複数の駆動ローラの間に、前記移動手摺の高さを変更する他のローラを設けた構成にした。
【0017】
このように構成した請求項1に係わる発明では、隣り合う複数の駆動ローラの間に設けた他のローラで移動手摺の高さを変更することにより、移動手摺と駆動ローラとの接触位置が変化し、移動手摺の軌跡が駆動ローラの外周の一部分に沿うようになるので、駆動ローラと移動手摺との接触長さが長くなって接触面積を増すことができ、今まで移動手摺に印加されていた過大な圧力を分散し低減できる。これにより、簡単な構成で移動手摺に及ぶ圧力を減少させて移動手摺の長寿命化を図ることができる。
【0018】
また本発明の請求項2に係わる発明は、請求項1に係わる発明において、前記従動ローラの回転中心を、前記駆動ロ一ラの回転中心に対して所定距離ずれた位置に配置した構成にし、さらに本発明の請求項3に係わる発明は、請求項1に係わる発明において、前記従動ローラの回転中心を、前記駆動ローラの回転中心に対して前記移動手摺の進行方向へ所定距離ずれた位置に配置した構成にした。
【0019】
このように構成した請求項2、3に係わる発明では、駆動ローラの中心位置に対して所定距離ずれた位置で従動ローラが移動手摺を押圧するため、移動手摺と駆動ローラとの接触位置の変化に追従でき、これにより、従動ローラが良好な状態で移動手摺を押圧できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の乗客コンベアの駆動装置の実施の形態を図に基づき説明する。
【0021】
図1は本発明の一実施形態に係わる乗客コンベアの駆動装置を示す正面図、図2は図1の駆動装置の一部を拡大して示す正面図、図3は本実施形態の駆動装置を備えた乗客コンベアを示す正面図である。なお、図1〜図3において前述した図4〜図7に示すものと同等のものには同一符号を付してある。
【0022】
図1〜図3に示す本実施形態の駆動装置は、前述した図4〜図7に示すものと比べて、隣り合う複数の駆動ローラ4の間に、移動手摺3の高さを変更する他のローラ9を設け、従動ローラ5の回転中心を駆動ローラ4の回転中心に対して移動手摺3の進行方向へ所定距離e1ずれた位置に配置したことが異なっており、その他の構成は基本的に同様である。
【0023】
この実施形態にあっては、隣り合う複数の駆動ローラ4の間に設けた他のローラ9で移動手摺3の高さを変更し、上方へ所定距離e2上昇させることにより、移動手摺3と駆動ローラ4との接触位置が変化し、移動手摺3の軌跡が駆動ローラ4の外周の一部分に沿うようになる。その結果、移動手摺3と駆動ロ一ラ4との接触長さL2が前述した図7の接触長さL1の約2倍に拡大し、駆動ローラ4と移動手摺3との接触が線接触から面接触になり接触面積が増加する。また、駆動ローラ4の中心位置に対して移動手摺3の進行方向へ所定距離e1ずれた位置で、従動ローラ5が移動手摺3を押圧している。
【0024】
このように構成した本実施形態では、駆動ローラ4と移動手摺3との接触面積が増加したので、今まで移動手摺3に印加されていた過大な圧力を分散して低減でき、簡単な構成で移動手摺3に及ぶ圧力を減少させて、移動手摺3の長寿命化を図ることができる。また、駆動ローラ4の中心位置に対して移動手摺3の進行方向にずれた位置で、従動ローラ5が移動手摺3を押圧するため、移動手摺3と駆動ローラ4との接触位置の変化に追従でき、従動ローラ5が良好な状態で移動手摺3を押圧できる。これにより、従来の従動ローラ5の押付力f1を変化させることなく、かつ移動手摺3の駆動力F1を損なうことなく従動ローラ5と駆動ローラ4にて移動手摺3を押付けることで発生する圧力を従来の場合と比べて約1/2とすることができ、その結果、移動手摺3内に発生する内部応力を低減させ、移動手摺3の寿命を大幅に拡大させることができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、簡単な構成で移動手摺に及ぶ押圧力を減少させて移動手摺の長寿命化を図ることができ、したがって、移動手摺の交換に費やされていた費用を低減できるとともに、移動手摺の交換に伴う産業廃棄物の発生を抑制できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる乗客コンベアの駆動装置を示す正面図である。
【図2】図1の駆動装置の一部を拡大して示す正面図である。
【図3】本実施形態の駆動装置を備えた乗客コンベアを示す正面図である。
【図4】一般的な乗客コンベアの全体構造を示す正面図である。
【図5】従来の乗客コンベアの駆動装置を示す正面図である。
【図6】図5のA−A線の沿う断面図である。
【図7】図5の駆動装置の一部を拡大して示す正面図である。
【符号の説明】
2 欄干
3 移動手摺
4 駆動ローラ
5 従動ローラ
6 アーム部材
7 ピン部材
8 ばね部材
9 他のローラ

Claims (3)

  1. 欄干上を移動可能な無端状の移動手摺の内側に接するようにそれぞれ配置され、駆動力を伝達する複数の駆動ローラと、これらの駆動ローラと対になり前記移動手摺を挟み込む複数の従動ローラとを有し、これらの駆動ローラおよび従動ローラによって前記移動手摺を駆動する乗客コンベアの駆動装置において、
    隣り合う前記複数の駆動ローラの間に、前記移動手摺の高さを変更する他のローラを設けたことを特徴とする乗客コンベアの駆動装置。
  2. 前記従動ローラの回転中心を、前記駆動ロ一ラの回転中心に対して所定距離ずれた位置に配置したことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの駆動装置。
  3. 前記従動ローラの回転中心を、前記駆動ローラの回転中心に対して前記移動手摺の進行方向へ所定距離ずれた位置に配置したことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの駆動装置。
JP2003110591A 2003-04-15 2003-04-15 乗客コンベアの駆動装置 Pending JP2004315143A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013220888A (ja) * 2012-04-16 2013-10-28 Mitsubishi Electric Corp 乗客コンベアの移動手摺駆動装置
JP6441439B1 (ja) * 2017-10-31 2018-12-19 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベア

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