JP2005053653A - 乗客コンベア - Google Patents
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Abstract
【課題】ハンドレールからの表示シートの剥離を防止することのできる乗客コンベアの提供。
【解決手段】無端状に連結される複数の踏段２と、平坦部３ａおよびこの平坦部３ａから延設される折れ曲がり部３ｂを備え踏段２と同期して回動するハンドレール３と、このハンドレール３の表面上に設けられる表示シート６とを備えた乗客コンベアにおいて、表示シート６は、ハンドレール３の平坦部３ａと折れ曲がり部３ｂとの間に位置する肩部３ｃまでを覆う構成にしてある。
【選択図】図２
Description
本発明は、エスカレータや電動道路などの乗客コンベアに関する。
近時、乗客コンベアを広告媒体とする案が多数提案されその一部が実用化されるようになっている。その一例としてハンドレールの表面に表示シートを設けたものがある（例えば特許文献１、特許文献２参照）。
特開平７−２０６３５２号公報（段落番号００１３〜００１９、図２）
特表２００２−５３７２００号公報（段落番号００５６〜００６１、図５、図７、図１２）
前記提案されたものでは、表示シートがハンドレール表面全体を覆うように設けられ、或いは、平坦部に設けられているため、ハンドレールが屈曲部を通過する時、共に屈曲され、剥離し易いという問題があった。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、ハンドレールからの表示シートの剥離を防止することのできる乗客コンベアを提供することにある。
この目的を達成するため本発明では、無端状に連結される複数の踏段と、平坦部およびこの平坦部から延設される折れ曲がり部を備え前記踏段と同期して回動するハンドレールと、このハンドレールの表面上に設けられる表示シートとを備えた乗客コンベアにおいて、前記表示シートは、前記ハンドレールの前記平坦部と前記折れ曲がり部との間に位置する肩部までを覆う構成にしてある。
本発明によれば、表示シートは、ハンドレールの平坦部と折れ曲がり部との間に位置する肩部までを覆うため、ハンドレールの屈曲部の通過時に表示シートに作用する屈曲力の影響を低減することができ、ひいてはハンドレールから表示シートが剥離することを防止できる。
以下、本発明の乗客コンベアの実施の形態を図に基づいて説明する。
図１は一般的な乗客コンベアであるエスカレータの全体構成を示す説明図、図２は本発明の一実施形態になる乗客コンベアに用いられるハンドレールの斜視図、図３は駆動ローラとハンドレールとの関係を示す図１のＡ−Ａ断面図である。
乗客コンベア１は図１に示すように、無端状に連結される複数の踏段２と、この踏段２と同期して回動するハンドレール３とが設けられている。そして、ハンドレール３の戻り側には、このハンドレール３を駆動する駆動プーリ４と、ハンドレール３を移動方向に沿って案内する多数の案内ローラ５とが設けられている。また、図３に示すように乗客コンベア１の構造体７に軸８を備えた支持体９が固設され、軸８にハンドレール３を挟持する駆動ローラ４ａ、４ｂが回転可能に軸支されている。
そして、本実施形態の乗客コンベア１は図２に示すように、ハンドレール３の表面上に設けられる表示シート６を備えているとともに、この表示シート６は、ハンドレール３の平坦部３ａと折れ曲がり部３ｂとの間に位置する肩部３ｃ、すなわち寸法Ｌで示す範囲までを覆うようになっている。
本実施形態の乗客コンベア１のハンドレール３は、図３に示すように駆動ローラ４ａ、４ｂによって挟持されて駆動力が付与され、踏段２と同期して移動する。このときハンドレール３の表面に設けられた表示シート６は駆動ローラ４ａに摺接しながら移動するとともに、表示シート６に付加された図示しない文字および絵により乗客コンベア１の利用者に対しての広告媒体として機能するようになっている。
本実施形態の乗客コンベア１によれば、表示シート６は、ハンドレール３の平坦部３ａと折れ曲がり部３ｂとの間に位置する肩部３ｃまでを覆うため、表示シートがハンドレール表面全体を覆う従来のものと比較し、ハンドレールの屈曲部の通過時に表示シートに作用する屈曲力の影響を低減することができ、ひいてはハンドレール３から表示シート６が剥離することを防止できる。
なお、平坦部３ａという表現は、若干の曲面の場合も含むものである。
１ 乗客コンベア
２ 踏段
３ ハンドレール
３ａ 平坦部
３ｂ 折り曲げ部
３ｃ 肩部
４ａ、４ｂ 駆動ローラ
５ 案内ローラ
６ 表示シート
２ 踏段
３ ハンドレール
３ａ 平坦部
３ｂ 折り曲げ部
３ｃ 肩部
４ａ、４ｂ 駆動ローラ
５ 案内ローラ
６ 表示シート
Claims (1)
- 無端状に連結される複数の踏段と、平坦部およびこの平坦部から延設される折れ曲がり部を備え前記踏段と同期して回動するハンドレールと、このハンドレールの表面上に設けられる表示シートとを備えた乗客コンベアにおいて、
前記表示シートは、前記ハンドレールの前記平坦部と前記折れ曲がり部との間に位置する肩部までを覆うことを特徴とする乗客コンベア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003286797A JP2005053653A (ja) | 2003-08-05 | 2003-08-05 | 乗客コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003286797A JP2005053653A (ja) | 2003-08-05 | 2003-08-05 | 乗客コンベア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005053653A true JP2005053653A (ja) | 2005-03-03 |
Family
ID=34365993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003286797A Pending JP2005053653A (ja) | 2003-08-05 | 2003-08-05 | 乗客コンベア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005053653A (ja) |
-
2003
- 2003-08-05 JP JP2003286797A patent/JP2005053653A/ja active Pending
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Legal Events
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| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060703 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090427 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090512 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090915 |