JP2003292275A - パッセンジャーベルトコンベヤ - Google Patents

パッセンジャーベルトコンベヤ

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JP2003292275A JP2002096096A JP2002096096A JP2003292275A JP 2003292275 A JP2003292275 A JP 2003292275A JP 2002096096 A JP2002096096 A JP 2002096096A JP 2002096096 A JP2002096096 A JP 2002096096A JP 2003292275 A JP2003292275 A JP 2003292275A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大出力の駆動装置を用いなくても円滑に稼動
し、しかも利用者に不快感を与えない人員搬送用のパッ
センジャーベルトコンベヤを提供する。 【解決手段】 コンベヤベルト7のキャリア側の下側
に、コンベヤベルト7のキャリア側を支える支持構造9
を設ける。支持構造9を、幅方向に等間隔で3本設けた
フレーム状受け部11と、この3本のフレーム状受け部
11を連結して支持する支え部材13とから構成する。
コンベヤベルト7の裏面15に、フレーム状受け部11
に対応して低摩擦部19を構成する。フレーム状受け部
11が低摩擦部19に接触又は当接してコンベヤベルト
7のキャリア側を支えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば動く歩道を
構成する人員搬送用のパッセンジャーベルトコンベヤに
関する。
【0002】
【従来の技術】人員を所定位置まで搬送するための動く
歩道は、搬送方向に所定の間隔を設けて配置された駆動
プーリ及び従動プーリと、この駆動プーリ及び従動プー
リに掛け渡されたコンベヤベルトと、を有するパッセン
ジャーベルトコンベヤによって構成されていて、動く歩
道を利用する利用者は、コンベヤベルト上に乗っていれ
ば所定位置まで搬送されるし、コンベヤベルト上で歩行
すればすばやく所定位置まで到達することができる。コ
ンベヤベルトのキャリア側幅方向両端部は支持ローラ等
の支持部材によって支えられ、コンベヤベルトの長さ方
向に沿った撓みが防止されている。
【0003】ところで、動く歩道では、利用者がコンベ
ヤベルトに乗ったときに幅方向中間部が撓まないように
構成されていることが好ましい。乗ったときにコンベヤ
ベルトが撓めば使用感が著しく低下してしまう。コンベ
ヤベルトの幅が人員1人を乗せるだけの狭いものであれ
ば、コンベヤベルトのキャリア側幅方向両端部のみを支
持ローラ等の支持部材によって支えるという支持構造で
も、コンベヤベルトの十分な幅方向剛性を確保すること
ができる。しかしながら近時、動く歩道を構成する場合
には、人員を例えば2人並んで乗せることができるだけ
の歩道幅、すなわちコンベヤベルトの幅(例えば100
0mm以上)を備えることが要求される場合も多く、幅
広のコンベヤベルトを用いると、キャリア側幅方向両端
部を支持部材で支えるだけでは、利用者が乗ったときに
コンベヤベルトの幅方向中間部が撓んでしまうことを防
止できない。また、コンベヤベルトのキャリア側幅方向
両端部のみを支持部材によって支えるという支持構造で
コンベヤベルトを幅広に形成すると、コンベヤベルト上
で利用者が歩行すればコンベヤベルトが大きく振動する
ので、例えばコンベヤベルト上で停止している利用者の
横を他の利用者が通過する場合には、停止している利用
者に不快な振動が伝わってしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】幅広のコンベヤベルト
の幅方向中間部の撓みを防止し、コンベヤベルトが大き
く振動しないようにするためには、コンベヤベルトのキ
ャリア側幅方向中間部を支持ローラで支えることが考え
られる。しかしながら、このようなコンベヤベルトの支
持構造では、搬送方向に並んで配置された支持ローラ間
に溝あるいは凹み又は隙間が形成されているため、利用
者が乗ったときにコンベヤベルトを介して支持ローラの
凹凸態様が利用者に伝わってしまい、利用者に不快感を
与えることとなる。
【0005】このような利用者への不快感を防止するた
めには、コンベヤベルトのキャリア側幅方向中間部を、
搬送方向に全体的に又はほぼ全体的にプレート状の支持
部材で支えることが考えられる。しかしながら、このよ
うな支持構造を採用すると、コンベヤベルトの長さが短
く、幅が狭い場合には支障は生じないが、撓み防止対象
のコンベヤベルトは幅広であり、かつ例えば50m以上
の大きな長さを有しているので、コンベヤベルトがプレ
ート状の支持部材上をスライドするときの摺動抵抗が大
きくなって、パッセンジャーベルトコンベヤを稼動させ
る駆動装置に大出力のものを用いなければならなくな
る。
【0006】そこで本発明は、大出力の駆動装置を用い
なくても円滑に稼動させることが可能であり、しかも利
用者に不快感を与えない人員搬送用のパッセンジャーベ
ルトコンベヤの提供を目的とする。
【0007】この目的を達成するための本発明のパッセ
ンジャーベルトコンベヤは、搬送方向にあるいは搬送路
に沿って所定の間隔を設けて配置された一対のプーリ
と、この一対のプーリに掛け渡された無端状のコンベヤ
ベルトと、を備えた、人員搬送用のパッセンジャーベル
トコンベヤであって、前記コンベヤベルトのキャリア側
裏面と接触して前記コンベヤベルトのキャリア側を支え
る、搬送方向又は長さ方向に延びている受け部をさらに
有し、前記コンベヤベルトの裏面には、長さ方向に延び
る低摩擦部が幅方向中間部に形成されていて、前記受け
部は前記低摩擦部と接触することにより前記コンベヤベ
ルトのキャリア側の幅方向中間部を支え、前記低摩擦部
は、前記コンベヤベルトの全幅の5%乃至50%の幅を
有するように形成されているものである。受け部は1本
又は例えば幅方向に間隔を設けて複数本配置される。コ
ンベヤベルトの幅方向中間部は受け部に支えられている
ので、コンベヤベルトの幅方向中間部が大きく撓んでし
まうことが防止される。また、コンベヤベルト上で利用
者が歩行しても、コンベヤベルトが大きく振動すること
がない。
【0008】受け部は、コンベヤベルトの裏面に形成さ
れた低摩擦部、すなわち受け部との間の摩擦力を小さく
するための部分と接触又は当接して、あるいは低摩擦部
を載せてコンベヤベルトのキャリア側を支えている。し
たがって、コンベヤベルトと受け部との間の摺動抵抗が
過大となることはない。ところで、受け部は、コンベヤ
ベルトに対する十分な支持機能を有し、利用者等からの
荷重を分散して受けることができるような、そして、コ
ンベヤベルトに期待される十分な幅方向剛性を与えるよ
うな幅に形成されるが、低摩擦部の幅(低摩擦部が複数
本形成される場合には各低摩擦部の幅の総和)がコンベ
ヤベルトの全幅の5%を下回ると、受け部を余裕をもっ
て全体的に受け止めるだけの面積を確保することができ
なくなってしまう。また、低摩擦部の幅がコンベヤベル
トの全幅の50%を上回ると、コンベヤベルトの裏面本
体(低摩擦部以外の裏面)の全体面積が不足して駆動プ
ーリからの駆動力伝達ロスが生じるおそれがある。そこ
で、本発明では、低摩擦部の幅を、コンベヤベルトの全
幅の5%以上、50%以下の範囲内のものとしている。
【0009】また、低摩擦部は、コベヤベルトの裏面本
体から凹んで形成されるべきである。低摩擦部が裏面本
体から凹んでいないと、駆動プーリが単純な円筒状外周
面を有する場合には、駆動プーリとコンベヤベルトとの
間の十分な摩擦力を確保することができないので、駆動
プーリの外周面形状を変更しなければならない。しかし
ながら、低摩擦部が凹んでいれば、駆動プーリの単純な
円筒状外周面は低摩擦部と接触しないでコンベヤベルト
の裏面本体とのみ接触することとなる。そして、コンベ
ヤベルトの裏面本体は低摩擦材料で形成されていたり、
低摩擦態様で形成されているわけではないので、すなわ
ち、コンベヤベルトの裏面本体は、プーリとの間で十分
な摩擦力を発生させることが可能なようになっているの
で、プーリからコンベヤベルトへの駆動力の大きな伝達
ロスが生じるといったことはない。低摩擦部はコンベヤ
ベルトの全長にわたって、すなわちコンベヤベルトに沿
って環状に形成することができる。
【0010】コンベヤベルトをゴム製とし、低摩擦部
を、コンベヤベルトの裏面に低摩擦部材を加硫接着する
ことにより形成すれば、本発明に用いるコンベヤベルト
を容易に構成することができる。
【0011】本発明では、コンベヤベルトの幅方向両端
部を支持ローラで支持し、幅方向中間部を受け部で支え
るといった構成を採用することができる。しかしなが
ら、パッセンジャーベルトコンベヤの構造を簡単なもの
とするためには、コンベヤベルトの幅方向両端部の支持
構造も、幅方向中間部の支持構造と同一にすることが好
ましい。また、このように構成することにより、コンベ
ヤベルトの全幅にわたって利用者の使用感を向上できる
といった場合もある。したがって、本発明では次ぎの構
成を採用することができる。搬送方向に所定の間隔を設
けて配置された一対のプーリと、この一対のプーリに掛
け渡された無端状のコンベヤベルトと、を備えた、人員
搬送用のパッセンジャーベルトコンベヤであって、前記
コンベヤベルトのキャリア側裏面と接触して前記コンベ
ヤベルトのキャリア側を支える、搬送方向に延びている
受け部をさらに有し、前記受け部は、前記コンベヤベル
トの幅方向両端部及び中間部を支えるように、幅方向
に、例えば間隔を有して複数本配置されていて、前記コ
ンベヤベルトの裏面には、長さ方向に延びる低摩擦部が
前記受け部に対応して複数本形成され、それぞれの前記
受け部は対応する前記低摩擦部と接触することにより前
記コンベヤベルトのキャリア側を支えるものであり、前
記低摩擦部は、前記コンベヤベルトの全幅の5%乃至5
0%の幅を有するように形成されている、パッセンジャ
ーベルトコンベヤ。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0013】図1は本発明に係るパッセンジャーベルト
コンベヤを概略的に示す斜視図である。
【0014】動く歩道を構成するパッセンジャーベルト
コンベヤ1は、終了位置(降りる位置)に配置され、駆
動装置(図示せず)によって回転駆動される駆動プーリ
3と、開始位置(乗る位置)に回転可能に配置された従
動プーリ5と、駆動プーリ3及び従動プーリ5に掛け渡
されたゴム製のコンベヤベルト7と、コンベヤベルト7
のキャリア側の下側に設けられ、コンベヤベルト7のキ
ャリア側を支える支持構造9と、から構成されていて、
駆動プーリ3と従動プーリ5との間隔は約100mに設
定されている。支持構造9は、従動プーリ5に近接した
位置から駆動プーリ3に近接した位置まで搬送方向に連
続して直線状に延びる、幅方向に等間隔で3本設けられ
た鋼材製のフレーム状受け部11と、この3本のフレー
ム状受け部11を連結して支持する鋼材製の支え部材1
3とから構成され、このフレーム状受け部11がコンベ
ヤベルト7の裏面15のキャリア側と接触又は当接する
ことにより支持構造9はコンベヤベルト7のキャリア側
を支えている。両側のフレーム状受け部11はコンベヤ
ベルト7の幅方向両端部を支え、中央のフレーム状受け
部11はコンベヤベルト7の幅方向中央部(幅方向中間
部)を支えている。
【0015】図2はパッセンジャーベルトコンベヤ1の
構成を概略的に示す断面図である。
【0016】コンベヤベルト7の裏面15には、フレー
ム状受け部11に対応して幅方向両端部及び中央部にそ
れぞれ、コンベヤベルト7の全長にわたって延びて環状
に形成された凹部17が設けられ、幅方向等間隔に3本
設けられた凹部17のそれぞれの底部(あるいは天井
部)には低摩擦部材(例えばテフロンライナ:テフロン
は登録商標)が設けられて低摩擦部19が構成されてい
る。コンベヤベルト7の幅はほぼ1400mmであり、
それぞれの低摩擦部(低摩擦部材)19の幅はほぼ10
0mmであって、それぞれの低摩擦部19はコンベヤベ
ルト7の裏面本体21から0.5mm乃至1.5mm凹
んで設けられている。
【0017】それぞれのフレーム状受け部11は、平坦
な上端面が、対応する低摩擦部19に接触又は当接して
コンベヤベルト7のキャリア側を支えるが、フレーム状
受け部11又は上端面の幅はほぼ50mmであって、低
摩擦部19の幅はフレーム状受け部11又は上端面の幅
の2倍又はほぼ2倍に設定され、低摩擦部19が容易に
フレーム状受け部11からずれて外れないように構成さ
れている。
【0018】ここでは、低摩擦部19の幅の総和がコン
ベヤベルト7の幅全体のほぼ20%強に設定されてい
る。一般的には、低摩擦部の幅の総和はコンベヤベルト
の幅全体の5%乃至50%に設定されるが、10%乃至
30%に設定されるのが効果的である。低摩擦部の幅が
コンベヤベルトの全幅の10%を下回ると、狭い面積の
受け部から低摩擦部に加えられる単位面積あたりの荷重
反力が大きくなるため、例えば、低摩擦部材の耐久力を
低下させるおそれがある。また、低摩擦部の幅がコンベ
ヤベルトの全幅の30%を上回ると、周囲環境によって
は駆動プーリからの駆動力伝達ロスが生じる場合があ
る。
【0019】図3は別のパッセンジャーベルトコンベヤ
を概略的に示す斜視図である。
【0020】動く歩道を構成する別のパッセンジャーベ
ルトコンベヤ23は、パッセンジャーベルトコンベヤ1
と同様に、終了位置(降りる位置)に配置され、駆動装
置(図示せず)によって回転駆動される駆動プーリ25
と、開始位置(乗る位置)に回転可能に配置された従動
プーリ27と、駆動プーリ25及び従動プーリ27に掛
け渡されたゴム製のコンベヤベルト29と、コンベヤベ
ルト29のキャリア側の下側に設けられ、コンベヤベル
ト29のキャリア側を支える支持構造31と、から構成
されていて、駆動プーリ25と従動プーリ27との間隔
は約100mに設定されている。支持構造31は、従動
プーリ27に近接した位置から駆動プーリ25に近接し
た位置まで搬送方向に連続して直線状に延びる鋼材製の
フレーム状受け部33と、このフレーム状受け部33を
連結して支持する鋼材製の支え部材35とから構成さ
れ、このフレーム状受け部33がコンベヤベルト29の
裏面37のキャリア側と接触又は当接することにより支
持構造31はコンベヤベルト29のキャリア側を支えて
いるが、ここでは、パッセンジャーベルトコンベヤ1と
異なり、フレーム状受け部33は幅方向に等間隔で5本
設けられている。両端のフレーム状受け部33はコンベ
ヤベルト29の幅方向両端部を支え、中間の3本のフレ
ーム状受け部33はコンベヤベルト29の幅方向中間部
を支えている。
【0021】図4はパッセンジャーベルトコンベヤ23
の構成を概略的に示す断面図である。
【0022】コンベヤベルト29の裏面37には、フレ
ーム状受け部33に対応して幅方向両端部及び中間部
に、コンベヤベルト29の全長にわたって延びて環状に
形成された凹部39が設けられ、幅方向に等間隔で5本
設けられた凹部39の底部(あるいは天井部)には低摩
擦部材(例えばテフロンライナ:テフロンは登録商標)
が設けられて低摩擦部41が構成されている。コンベヤ
ベルト29の幅はほぼ1600mmであり、それぞれの
低摩擦部(低摩擦部材)41の幅はほぼ80mmであっ
て、それぞれの低摩擦部41はコンベヤベルト29の裏
面本体43から0.5mm乃至1.5mm凹んで設けら
れている。低摩擦部41はコンベヤベルト29のそれぞ
れの幅方向端部に1本づつ構成され、幅方向中間部に3
本構成されている。
【0023】それぞれのフレーム状受け部33は、平坦
な上端面が、対応する低摩擦部41に接触又は当接して
コンベヤベルト29のキャリア側を支えるが、フレーム
状受け部33又は上端面の幅はほぼ40mmであって、
低摩擦部41の幅はフレーム状受け部33又は上端面の
幅の2倍又はほぼ2倍に設定され、低摩擦部41が容易
にフレーム状受け部33からずれて外れないように構成
されている。
【0024】ここでは、低摩擦部41の幅の総和がコン
ベヤベルト29の幅全体のほぼ25%に設定され、フレ
ーム状受け部33又は上端面の幅の総和がコンベヤベル
ト29の全幅のほぼ13%に設定されている。
【0025】図5はパッセンジャーベルトコンベヤ1の
構成を変更した場合を概略的に示す斜視図である。
【0026】パッセンジャーベルトコンベヤ45は、パ
ッセンジャーベルトコンベヤ1の支持構造9を変更した
ものであり、ここでの支持構造47は、鋼材製の支持プ
レート49と、この支持プレート49の上面に固定さ
れ、従動プーリ5に近接した位置から駆動プーリ3に近
接した位置まで搬送方向に連続して直線状に延びる3本
の、断面正方形状又は断面長方形状の突条受け部51と
から構成されていて、幅方向等間隔で設けられたこの突
条受け部51の平坦な上端面がコンベヤベルト7の裏面
15と、より具体的には対応する低摩擦部19と接触又
は当接することにより支持構造47はコンベヤベルト7
のキャリア側を支えている(図2も参照)。両側の突条
受け部51はコンベヤベルト7の幅方向両端部を支え、
中央の突条受け部51はコンベヤベルト7の中央部を支
えている。突条受け部51又は上端面の幅はほぼ50m
mである。パッセンジャーベルトコンベヤ23の支持構
造31も同様に変更して構成することができる。
【0027】図6はコンベヤベルト7の製造方法の一例
を説明する図である。
【0028】まず、未加硫のゴム製ベルト成形体53を
準備し、このゴム製ベルト成形体53の上面の幅方向両
端部及び中央部に、ほぼ100mmの幅を有するフィル
ム状低摩擦部材19を長さ方向に沿って載置する
(a)。そして、ベルト成形体53をプレス加硫して低
摩擦部材19をベルト成形体53に加硫接着することに
よりコンベヤベルト7を製造する(b)。加硫時に、低
摩擦部材19がほぼ0.5mm乃至1.5mm凹んで接
着されるようにプレスを行う。コンベヤベルト29も同
様に製造することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパッセン
ジャーベルトコンベヤは、コンベヤベルトが長くかつ幅
広に形成されていても、良好な使用感を確保でき、しか
も駆動力をことさら大きくすることなく効率的に稼動さ
せることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパッセンジャーベルトコンベヤを
概略的に示す斜視図である。
【図2】パッセンジャーベルトコンベヤの構成を概略的
に示す断面図である。
【図3】別のパッセンジャーベルトコンベヤを概略的に
示す斜視図である。
【図4】パッセンジャーベルトコンベヤの構成を概略的
に示す断面図である。
【図5】パッセンジャーベルトコンベヤの構成を変更し
た場合を概略的に示す斜視図である。
【図6】コンベヤベルトの製造方法の一例を説明する図
である。
【符号の説明】
1、23、45 パッセンジャーベルト
コンベヤ 3、25 駆動プーリ 5、27 従動プーリ 7、29 コンベヤベルト 11、33 フレーム状受け部(受
け部) 15、37 裏面 19、41 低摩擦部 51 突状受け部(受け部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送方向に所定の間隔を設けて配置され
    た一対のプーリと、この一対のプーリに掛け渡された無
    端状のコンベヤベルトと、を備えた、人員搬送用のパッ
    センジャーベルトコンベヤであって、 前記コンベヤベルトのキャリア側裏面と接触して前記コ
    ンベヤベルトのキャリア側を支える、搬送方向に延びて
    いる受け部をさらに有し、 前記コンベヤベルトの裏面には、長さ方向に延びる低摩
    擦部が幅方向中間部に形成されていて、 前記受け部は、前記低摩擦部と接触することにより前記
    コンベヤベルトのキャリア側の幅方向中間部を支え、 前記低摩擦部は、前記コンベヤベルトの全幅の5%乃至
    50%の幅を有するように形成されている、ことを特徴
    とするパッセンジャーベルトコンベヤ。
  2. 【請求項2】 前記低摩擦部は凹状態で形成されてい
    る、ことを特徴とする請求項1記載のパッセンジャーベ
    ルトコンベヤ。
  3. 【請求項3】 前記コンベヤベルトはゴム製であり、前
    記低摩擦部は、前記コンベヤベルトの裏面に低摩擦部材
    を加硫接着することにより形成されている、ことを特徴
    とする請求項1又は2記載のパッセンジャーベルトコン
    ベヤ。
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