JP3694610B2 - マッサージ装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は仰臥した利用者の背面をマッサージするためのマッサージ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のマッサージ装置は、たとえば特公平2−23181号公報に示されるように矩形板状の基体を有し、この基体の上面には一対のガイドレールが平行に設けられている。このガイドレールの一端側には駆動装置が設けられている。この駆動装置は2つで対をなすとともに互いに逆方向に回転駆動される駆動プーリを有する。
【0003】
上記ガイドレールには通路が形成され、この通路には動力伝達条体としてのベルトが挿通されている。このベルトは、一端部と他端部とが上記一対の駆動プーリに巻回され、中途部は上記ガイドレールの他端部に回転自在に設けられた従動ローラに掛けられている。
【0004】
上記基体上には、回転自在に設けられたマッサージローラを有する保持体が上記ガイドレールに沿って走行自在に設けられている。この保持体は上記ベルトに連結されている。
【0005】
したがって、上記駆動装置の一対の駆動プーリが互いに逆方向に回転駆動されることで、上記ベルトの一端部が一方の駆動プーリに巻き取られ、他端部が他方の駆動プーリから繰り出されて上記ベルトが走行する。上記保持体は上記ベルトの走行に連動するから、保持体に設けられたマッサージローラによって利用者の背面がマッサージされることになる。
【0006】
ところで、このようなマッサージ装置においては、上述したごとく一方の駆動プーリによってベルトの一端部を巻き取り、他方の駆動プーリからベルトを繰り出すことで上記ベルトとともに保持体を走行させるようにしている。
【0007】
そのため、上記一対の駆動プーリは同じ速度で回転駆動されるから、上記保持体がガイドレールの一端側から他端側へ走行することで、巻き取り側の駆動プーリによるベルトの巻き取り量が多くなると、その外径寸法が次第に大きくなる。
【0008】
したがって、一方の駆動プーリが1回転することによって巻き取られるベルトの長さが長くなるものの、他方の駆動プーリが1回転することで繰り出されるベルトの長さは短くなってくる。その結果、巻き取りと繰り出しとの長さの差によってベルトに発生する張力が大きくなるから、その張力でベルトが早期に損傷しやすいということがあったり、上記従動ローラを介してガイドレールに大きな圧縮力(応力)が発生するということがあった。とくに、ガイドレールが基体に固定されていると、ガイドレールに発生する応力が増大し、変形する虞がある。
【0009】
また、一方の駆動プーリから繰り出されるベルトの長さが、他方の駆動プーリによって巻き取られる長さよりも長い場合には、ベルトにたるみができるため、マッサージローラを円滑に駆動することができなくなるということがある。
【0010】
上記ガイドレールが合成樹脂によって形成されていると、ガイドレールは長尺なため、温度の変化によってガイドレールの伸び縮みが大きくなることがある。ガイドレールが伸びると、ベルトの張力を増大させ、逆に縮むとベルとにゆるみが生じてベルトを円滑に走行させることができなくなるということがある。
【0011】
さらに、上記ベルトは長期の使用によって伸びが生じることがある。そのため、その場合もベルトにたるみが生じ、マッサージローラを円滑に駆動することができなくなるということがある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このように、動力伝達条体によってマッサージローラをガイドレールに沿って駆動する場合、上記動力伝達条体に発生する張力が変化することで、動力伝達条体やガイドレールに応力が発生し、その応力で動力伝達条体やガイドレールが早期に損傷するということがあったり、逆に動力伝達条体がたるみ、マッサージローラを円滑に駆動することができないなどのことがあった。
【0013】
この発明は、動力伝達条体に発生する張力の変化を調節できるようにしたマッサージ装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、基体と、
この基体にスライド可能に保持され上下面にそれぞれ通路が形成されたガイドレールと、
このガイドレールの一端部側に設けられた一対の駆動プーリを有する駆動手段と、
上記ガイドレールの他端部に回転自在に設けられた従動プーリと、
中途部を上記従動プーリに掛けて上記ガイドレールの上下面に形成された通路に挿通されて一端部と他端部とが上記一対の駆動プーリにそれぞれ巻回され上記駆動プーリが回転駆動されることで上記通路に沿って走行駆動される動力伝達条体と、
上記ガイドレールに走行可能に設けられ上記動力伝達条体の走行に連動するマッサージローラと、
上記ガイドレールの一端部に設けられこのガイドレールに加わる上記動力伝達条体の張力の変化に応じて上記ガイドレールを弾性的にスライド可能とした張力調整手段と
を具備したことを特徴とするマッサージ装置にある。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、上記張力調整手段は、上記ガイドレールの一端部側に配置された保持部材と、上記ガイドレールの一端部に設けられ上記保持部材にスライド自在に支持されたスライド部材と、このスライド部材と上記保持部材との間に設けられ上記ガイドレールに加わる上記動力伝達条体の張力の変化に応じて上記ガイドレールを上記スライド部材を介して弾性的にスライド可能とする弾性部材とから構成されていることを特徴とするマッサージ装置にある。
【0016】
請求項1と請求項2の発明によれば、動力伝達条体に加わる張力が変化すると、その変化に応じてガイドレールが基体上で弾性的にスライドしてその張力変化に対応するから、上記動力伝達条体に発生する張力が大きくなり過ぎて必要以上に応力が発生したり、逆に動力伝達条体がたるむなどのことを防止することができる。
【0017】
【実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0018】
図1乃至図10はこの発明の第1の実施の形態を示し、図1に示すマットレスタイプのマッサージ装置は矩形平板状の基体1を備えている。この基体1は折り曲げ可能なシート状の合成樹脂によって形成されていて、長手方向中途部から2つあるいは3つに折り曲げることが可能となっている。
【0019】
基体1は、たとえば1枚の合成樹脂シートあるいは硬さや強度の異なる複数の合成樹脂シートを積層して構成してもよい。さらに、基体1は1枚または積層された複数枚の合成樹脂シートに限られず、骨格構造等であってもよく、その構造や形態にはなんら限定されるものでない。
【0020】
上記基体1の上面の幅方向両端部には、ナイロン(商品名)やポリプロピレンなどの合成樹脂によって成形された一対のガイドレール4が平行に離間して敷設されている。このガイドレール4は図4と図6(a)〜(c)に示すように帯状の基部4aを有し、この基部4aの幅方向両端にはL字状の支持部4bが形成されている。上記基部4aの中途部の上下面にはそれぞれ一対のL字状片4cが対向して突設されている。それによって、上記基部4aの上下面にはそれぞれ通路4dが形成され、また上側の通路4dの側方は後述する車輪27の走行面4eとなっている。
【0021】
上記ガイドレール4は複数の保持具4fによって上記基体1の上面にスライド可能に保持されている。つまり、保持具4fは図4と図6(a)に示すようにほぼコ字状に形成されていて、中途部を基体1の下面に接合させるとともに、L字状に折曲された両端の係合部4gを上記基体1に形成された一対の通孔1aから基体1の上面側に突出させ、上記ガイドレール4の支持部4bに係合させている。それによって、上記ガイドレール4は上記基体1にスライド自在に保持されている。
【0022】
上記ガイドレール4の中途部の1か所あるいは2か所には、図6(b)、(c)に示すようにガイドレール4の基部4aを除く部分に所定の間隔で複数のスリット5が形成されている。そのため、ガイドレール4はそのスリット5の部分から上記基体1とともに折り曲げることができるようになっている。
【0023】
図1に示すように、上記基体1の長手方向一端側の上面、つまりガイドレール4の一端側には駆動装置10が設けられている。この駆動装置10は図2と図5に示すようにケース11を有する。このケース11内には減速機とモータとが一体化された駆動源12が設けられている。この駆動源12はケース11の両側に設けられた各一対の歯車13をそれぞれ逆方向に回転駆動するようになっている。各歯車13にはそれぞれ駆動プーリ14が一体的に設けられている。
【0024】
図2に示すように、各一対の駆動プーリ14にはステンレス鋼などの金属帯からなる動力伝達条体としてのベルト15の両端部がそれぞれ巻回されている。上記ベルト15の中途部は上記ガイドレール4の上側と下側の通路4dに挿通され、中途部は上記ガイドレール4の他端部に回転自在に設けられた従動ローラ16に掛けられている。
【0025】
上記駆動源12が作動して各一対の歯車13が逆方向に駆動されると、上記ベルト15は一方の歯車13の駆動プーリ14から繰り出され、他方の歯車13の駆動プーリ14に巻き取られる。それによって、上記ベルト15は上記通路4dに沿って走行駆動される。
【0026】
たとえば、図2において、一方の駆動プーリ14が矢印X方向、他方の駆動プーリ14がY方向に回転させられると、ベルト15の上側の通路4dに通された部分は矢印Zで示す方向に走行駆動されるようになっている。
【0027】
上記ケース11内には上記ベルト15を一定の走行範囲内で往復駆動させる走行範囲設定機構17が設けられている。この走行範囲設定機構17は、詳細は図示しないが、たとえばベルト15の走行距離を駆動プーリ14の回転数などで検出し、その検出信号で上記駆動源12による歯車13の回転方向を変換する。それいよって、上記ベルト15を一定の走行範囲内で往復駆動するようになっている。
【0028】
上記一対のガイドレール4間には、図1に示すように第1の保持体21aと第2の保持体21bとが設けられている。各保持体21a、21bは図3と図4に示すように支軸としての中空軸22を備えている。この中空軸22の両端部はサポート23に形成された取付孔24に着脱自在に嵌着されている。この中空軸22にはねじ軸25が挿通されている。このねじ軸25の両端部は上記サポート23の外面側に突出し、そこにはナット26が螺着されている。
【0029】
上記サポート23の下端部両側には図3と図4に示すように一対の上記車輪27が支軸27aによって回転自在に設けられている。この車輪27は上述したごとく上記ガイドレール4のガイド面4eを走行するようになっている。
【0030】
上記サポート23の上部外面にはワイヤ30の両端部がねじ31によって固定されている。このワイヤ30の中途部は図3に示すように上記サポート23の下部外面の幅方向中途部に設けられたガイド部材32の筒状の保持部33に通されている。この保持部33を潰すことでワイヤ30が固定されている。
【0031】
さらに、上記ワイヤ30の上記保持部33から導出された部分は上記ベルト15の上面に固着された取付板34に形成された筒部34aに通され、この筒部34aをかしめて連結固定されている。それによって、上記ワイヤ30は上記取付板34を介して上記各保持体21a、21bを上記ベルト15の走行に連動させるようになっている。
【0032】
上記保持体21a、21bの中空軸22には図4に示すように、複数のマッサージローラ35がカラー36を介して回転自在に保持されている。各マッサージローラ35の外周面には半球形状の複数の突起35aが周方向に所定間隔で突設されている。
【0033】
図1に示すように、一対のガイドレール4の上記駆動装置10側に位置する一端部にはベルト15の張力を制御する張力調整手段41が設けられている。この張力調整手段41は図7乃至図10に示すように板材を側面形状がほぼコ字状となるように折曲した保持部材42を有する。
【0034】
上記保持部材42はその背面壁を駆動装置10のケース11に接合固定して設けられている。この保持部材42の底部上面には案内体43が設けられている。この案内体43は帯板状の材料を両端部にガイド溝44を有する山形状に折曲してなり、その両端部下端を上記保持部材42の底部上面に固着して設けられている。なお、案内体43の中途部には凹状の切り欠き部45が形成されている。
【0035】
上記保持部材42にはスライド部材46がスライド自在に支持されている。つまり、スライド部材46は帯板状の材料を平面形状がほぼコ字状となるよう折曲してなり、その中間部の高さ寸法が上記案内体43の切り欠き部45が形成された中途部の高さ寸法よりも低くなるよう切り欠かれてなる。
【0036】
そして、スライド部材46はその両側辺が上記ガイド溝44にスライド自在に挿入されている。つまり、スライド部材46はガイド溝44にガイドされて保持部材42の底部上面に沿ってスライド可能となっている。
【0037】
スライド部材46の両側辺の末端はL字状に折曲された支持片47に形成されている。この支持片47と上記保持部材42の背面壁との間には弾性部材としてのばね48が設けられている。つまり、このばね48は一端が上記支持片47に設けられたピン49によって保持され、他端は上記保持部材42の背面壁に当接させるようになっている。
【0038】
上記保持部材42の背面壁及びこの背面壁が接合する駆動装置10のケース11には、図7と図9に示すようにそれぞれ対応する位置に通孔42a,11aが形成されている。そして、この通孔42a,11aに上記ベルト15が挿通されている。
【0039】
上記ガイドレール4の一端面は上記スライド部材46の中間部に当接している。その状態において、ガイドレール4には図1に矢印Aで示す方向にベルト15の張力が加わり、その張力によってガイドレール4は同矢印A方向にスライドし、上記ばね48を圧縮している。つまり、ガイドレール4は上記ばね48によって基体1に弾性的にスライド可能に保持されている。
【0040】
上記基体1の上面側および下面側は、図4に示すように伸縮性の布地からなるカバー49によって覆われている。このカバー49には張力が付与されている。それによって、カバー49は、各保持体21a、21bに設けられたマッサージローラ35に圧接している。
【0041】
このような構成のマッサージ装置において、マッサージを受ける場合、利用者がカバー54の上面に仰臥したならば、駆動装置10を作動させてベルト15を往復走行させ、そのベルト15によって第1の保持体21aと第2の保持体21bとを連動させる。
【0042】
上記第1の保持体21aは利用者の背中から腰の部分を往復走行し、第2の保持体21bは臀部から脚の部分を走行する。第1の保持体21aに設けられたマッサージローラ35は利用者の脊椎の両側から腰の部分をマッサージし、第2の保持体21bに設けられたマッサージローラ35は臀部から両脚の後側をマッサージする。
【0043】
一対の保持体21a、21bを走行させる場合、これら保持体が連結されたベルト15の一端部は一対の駆動プーリ14の一方に巻き取られ、他方の駆動プーリ14から繰り出される。一方の駆動プーリ14はベルト15を巻き取ることで、その外径寸法が次第に大きくなり、他方の駆動プーリ14は逆に小さくなる。そのため、一方の駆動プーリ14が一回転で巻き取るベルト15の長さが長くなるものの、他方の駆動プーリ14から繰り出されるベルト15の長さは短くなってくるため、それらの長さの差によってベルト15に発生する張力が増大する。
【0044】
ベルト15に発生する張力が張力調整手段41の圧縮状態にあるばね48の復元力以上になると、その張力が駆動プーリ16を介してガイドレール4に伝達されることで、ガイドレール4は上記ばね48をさらに圧縮しながら図1に矢印Aで示す方向へスライドする。つまり、ガイドレール4の一端部に設けられた張力調整手段41のスライド部材46がガイドレール4とともに保持部材42のガイド溝44に沿ってスライドする。
【0045】
スライド部材46が矢印A方向にスライドすると、ばね48が圧縮されるから、ガイドレール4はこのばね48の反発力と上記ベルト15の張力とが釣り合う状態となるまでスライドすることになる。
【0046】
それによって、上記ベルト15に発生した張力が緩和されることになるから、ベルト15やこのベルト15の張力が伝達されるガイドレール4に必要以上に大きな張力が加わるのを防止することができる。
【0047】
一方、上記ベルト15は長期の使用により伸びが発生してたるみ、マッサージローラ35が設けられた保持体21a,21bの走行にスリップが発生する虞がある。
【0048】
しかしながら、ベルト15に伸びが生じると、このベルト15に発生する張力が低下するから、圧縮状態にあるばね48が上記ベルト15の張力に釣り合う状態に復元する。それによって、ガイドレール4は上記ばね48の復元力によってスライド部材46を介して矢印Aと逆方向へスライドするから、ベルト15のたるみが除去される。そして、ばね48の復元力とベルト15の張力とが釣り合った状態で上記ガイドレール4が弾性的に保持されることになる。
【0049】
このように、ベルト15のたるみが除去されて一定の張力が与えられると、そのベルト15をスリップの発生を招くことなく円滑に走行させることができるから、ベルト15に連動するマッサージローラ35が設けられた保持体21a,21bが円滑に駆動されることになる。
【0050】
また、ガイドレール4が温度の変化によって伸縮し、それによってベルト15に加わる張力が増大したり、たるみが生じた場合などにも、上記張力調整手段41の作用によってベルト15に加わる張力を軽減したり、ベルト15に生じる撓みを除去することができる。
【0051】
図11はこの発明の第2の実施の形態を示す。この第2の実施の形態は駆動装置10Aの変形例で、この駆動装置10Aは上記第1の実施の形態のように、1つのベルト15を駆動するために逆方向に回転駆動される一対の駆動プーリ14を備えておらず、1つの駆動プーリ14と従動プーリ16との間に無端状をなしたベルト15が張設されている。
【0052】
図中51は上記駆動プーリ14の近傍に配置されたテンションローラで、このテンションローラ51によって駆動プーリ14と従動プーリ16との間に張設されたベルト15に所定の張力を与えている。
【0053】
なお、ガイドレール4の一端側に設けられる張力調整手段41は上記第1の実施の形態と同じ構成である。
【0054】
このような構成においては、室温の変化によってガイドレール4が伸びた場合、駆動プーリ14と従動プーリ16との間隔が大きくなってベルト15の張力が増大することがある。その場合、ガイドレール4が上記張力調整手段41のばね48を圧縮してスライドし、ベルト15に発生した張力を緩和することになるから、その張力が大きくなり過ぎるのを防止することができる。
【0055】
また、ガイドレール4が温度の変化によって伸縮し、それによってベルト15に加わる張力が増大したり、たるみが生じた場合などにも、上記張力調整手段41の作用によってベルト15に加わる張力を軽減したり、ベルト15に生じる撓みを除去することができる。
【0056】
また、長期の使用によってベルト15が伸びることがあり、そのような場合には、上記張力調整手段41のばね48の復元力によってガイドレール4がスライドし、そのベルト15の伸びが吸収されるから、ベルト15の駆動を円滑に行うことができる。
【0057】
図12はこの発明の第3の実施の形態を示す。この実施の形態も駆動装置10Bの変形例である。つまり、基体1にスライド自在に保持された一対のガイドレール4の一端部には張力調整手段41を介して上記駆動装置10Bが設けられている。ガイドレール4の他端部は杆状の連結部材52によって一体的に連結されている。この連結部材52の中途部には従動プーリ16aが軸線をお垂直にして設けられている。
【0058】
上記ガイドレール4の他端側には駆動装置10Bを構成する駆動源53が設けられている。この駆動源53の出力軸54には駆動プーリ55が軸線を垂直にして設けられ、この駆動プーリ55と上記従動プーリ16aとには動力伝達条体としてのワイヤ56が張設されている。
【0059】
一対のガイドレール4には、マッサージローラ35が回転自在に支持された保持体57が走行可能に設けられている。この保持体57は上記ワイヤ56に連結されている。したがって、上記駆動源53が作動して駆動プーリ55が回転駆動されることでワイヤ56が走行すると、その走行に保持体57が連動するようになっている。なお、保持体57の上面側は図示しない布製のカバーによって覆われている。
【0060】
このような構成においても、上記第2の実施の形態と同様、たとえばガイドレール4が室温の変化などによって伸びてワイヤ56に加わる張力が増大した場合には、ガイドレール4が弾性的にスライドしてその張力を緩和し、逆にガイドレール4が縮んだり、ワイヤ56が伸びるなどしてたるみが生じた場合には、そのたるみを除去する方向へ上記ガイドレール4が弾性的にスライドする。
【0061】
したがって、ガイドレール4やワイヤ56に大きな張力が加わり過ぎたり、ワイヤ56がたるむのを防止することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上のように請求項1と請求項2の発明によれば、動力伝達条体に加わる張力が変化すると、その変化に応じてガイドレールが基体上で弾性的にスライドしてその張力変化に対応する。
【0063】
そのため、動力伝達条体に発生する張力が大きくなり過ぎ、動力伝達条体やガイドレールに必要以上の応力が発生するのを防止でき、また逆に動力伝達条体が弛んでマッサージローラを円滑に駆動できなくなるということも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の全体構成を示すカバーを除いた基体の平面図。
【図2】同じく保持体の一部断面した側面図。
【図3】同じく保持体のサポートの部分の斜視図。
【図4】同じくローラ支持体の拡大断面図。
【図5】同じく駆動装置および一対のガイドレールを示す平面図。
【図6】(a)は同じく基体とガイドレールとの取付け構造を示す断面図、(b)は同じくガイドレールの平面図、(c)は同じく断面図。
【図7】同じく張力調整手段の分解斜視図。
【図8】同じく一部断面した平面図。
【図9】同じく図8のIX−IX線に沿う断面図。
【図10】同じく張力調整手段の保持部材の正面図。
【図11】この発明の第2の実施の形態を示す全体構成の側面図。
【図12】この発明の第3の実施の形態を示す全体構成の平面図。
【符号の説明】
1…基体
4…ガイドレール
10…駆動装置(駆動手段)
14…駆動プーリ
15…ベルト
16…従動プーリ
35…マッサージローラ
41…張力調整手段
42…保持部材
46…スライド部材
48…ばね(弾性部材)

Claims (2)

  1. 基体と、
    この基体にスライド可能に保持され上下面にそれぞれ通路が形成されたガイドレールと、
    このガイドレールの一端部側に設けられた一対の駆動プーリを有する駆動手段と、
    上記ガイドレールの他端部に回転自在に設けられた従動プーリと、
    中途部を上記従動プーリに掛けて上記ガイドレールの上下面に形成された通路に挿通されて一端部と他端部とが上記一対の駆動プーリにそれぞれ巻回され上記駆動プーリが回転駆動されることで上記通路に沿って走行駆動される動力伝達条体と、
    上記ガイドレールに走行可能に設けられ上記動力伝達条体の走行に連動するマッサージローラと、
    上記ガイドレールの一端部に設けられこのガイドレールに加わる上記動力伝達条体の張力の変化に応じて上記ガイドレールを弾性的にスライド可能とした張力調整手段と
    を具備したことを特徴とするマッサージ装置。
  2. 上記張力調整手段は、上記ガイドレールの一端部側に配置された保持部材と、上記ガイドレールの一端部に設けられ上記保持部材にスライド自在に支持されたスライド部材と、このスライド部材と上記保持部材との間に設けられ上記ガイドレールに加わる上記動力伝達条体の張力の変化に応じて上記ガイドレールを上記スライド部材を介して弾性的にスライド可能とする弾性部材とから構成されていることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。
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