JP6013556B1 - 乗客コンベア - Google Patents

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【課題】小径の駆動プーリを使用できるという利点を生かした、二重ベルト構造の移動手摺の駆動機構として最適な構造で、しかも補助ブレーキを必要としない乗客コンベアを提供する。【解決手段】無端状に連結された複数の踏み段と、その両側方に設けられた欄干に巻き掛けられた手摺ベルト及び駆動ベルトとを循環移動させる駆動機構が、モータ31の回転軸33と連結する減速機32を有する。この減速機32はモータ31の回転速度を歯車機構37により所定の回転速度に減速する。この減速機32により減速された出力軸38の両端部には踏み段の駆動輪9a設けられ、前記出力軸38より高速回転する入力側歯車の回転軸39の両端部に駆動ベルト用の駆動プーリ20が設けられている。【選択図】図5

Description

本発明の実施形態は、エスカレータやオートロード等のように移動手摺を有する乗客コンベアに関する。
エスカレータやオートロード等の乗客コンベアは、無端状に連結された複数の踏み段を所定方向に循環移動させて移動路を形成している。この移動路の両側方には欄干を設け、この欄干に移動手摺を巻き掛け、この移動手摺を、移動路を構成する踏み段の移動に連動して所定方向に循環移動させている。この場合、移動手摺を構成する手摺ベルトは駆動プーリに巻き掛けられ、この駆動プーリとの摩擦により、その回転力を手摺ベルトに伝達して移動手摺を所定方向に駆動している。
このような構成では、手摺ベルト自体の曲げ許容半径に制約があるため、手摺ベルトが巻き掛けられる駆動プーリの径は600mmもある大径のものを使用しなければならなかった。
そこで、手摺ベルト自体を駆動プーリに巻き掛けるのではなく、手摺ベルトの内側に、曲げ許容半径の小さな駆動ベルトを設けて二重ベルト構造としたものがある。この場合、曲げ許容半径の小さな駆動ベルトの一部を手摺ベルトから分離して、この分離部分を駆動プーリに巻き掛けて駆動する。手摺ベルトは駆動ベルトとの摩擦力により、駆動ベルトと共に循環移動する(例えば、特許文献1,2,3参照)。
このような構成の場合、駆動ベルトとして、曲げ許容半径が小さい平ベルトを用いると、駆動プーリを、前述した大径の駆動プーリに対して1/10程度の小径にすることができる。
乗客コンベアでは、移動手摺と踏み段とは、同じ方向に同じ速度で移動させる必要があり、踏み段の駆動輪と移動手摺の駆動プーリとは、タイミングベルトやチェーンなどで互いに連結している。また、踏み段の駆動輪は駆動モータと減速機を介してやはりタイミングベルトやチェーンなどで連結されている。
これらタイミングベルトやチェーンなどを用いて駆動系を構成することは、従来からの駆動機構と変わりないものであり、小径の駆動プーリを使用できるという利点を生かした、二重ベルト構造の移動手摺の駆動機構として最適なものとは言えなかった。また、駆動系の中にタイミングベルトやチェーンなどが介在する場合、滑りや破断が生じる可能性があることから、本来のブレーキ装置のほかに補助ブレーキを設置することが要求されるようになってきた。
特開2004−269155号公報 特開2007−182273号公報 特開2014−139101号公報
本発明は、小径の駆動プーリを使用できるという利点を生かした、二重ベルト構造の移動手摺の駆動機構として最適な構造で、しかも補助ブレーキを必要としない乗客コンベアを提供することにある。
本発明の実施の形態に係る乗客コンベアは、無端状に連結されて循環移動する複数の踏み段と、前記踏み段の両側方に設けられた欄干に巻き掛けられて、所定の循環経路内を循環移動する手摺ベルトと、この手摺ベルトの内側に設けられてこの手摺ベルトより曲げ許容半径が小さく、この手摺ベルトと一体的に循環移動する駆動ベルトと、モータの回転軸と連結し、このモータの回転速度を歯車機構により所定の回転速度に減速する減速機と、この減速機により減速された回転速度の出力軸の両端部に設けられた前記踏み段の駆動輪と、前記減速機の前記歯車機構の前記出力軸より高速回転する入力側歯車の回転軸の両端部に設けられ、前記駆動ベルトの曲げ許容半径に対応して前記踏み段の駆動輪より小径で、前記駆動ベルトをその長さ方向に駆動する駆動プーリとを備えている
上記構成によると、小径の駆動プーリを使用できるという利点を生かした、二重ベルト構造の移動手摺に最適な駆動機構を有し、しかも補助ブレーキを必要としない。
本発明の一実施形態に係る乗客コンベアの全体構成を示す図である。 本発明の一実施形態に用いる手摺ベルトと駆動ベルトとを個々に示す断面図である。 本発明の一実施形態に用いる手摺ベルトと駆動ベルトとの組み合わせ状態を示す断面図である。 図1におけるA部の拡大図である。 本発明の一実施形態の要部である駆動機構部分を示す平面図である。 図4で示したA部の他の構成例を示す図である。 図4で示したA部のさらに他の構成例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
始めに、この実施の形態に係る乗客コンベアの全体構造を、図1を用いて概略説明する。この乗客コンベア(エスカレータとする)は、図1に示すように、建物の下階と上階との間に亘って据え付けられたトラス1に構成される。このエスカレータは、無端状に連結されて循環移動する複数の踏み段2を有する。この無端状に連結された踏み段2の両側方には左右一対の欄干4が設けられ、この欄干4には移動手摺を構成する手摺ベルト5が巻き掛けられ、所定の循環経路内を循環移動する。この手摺ベルト5の内側5bには、この内側と接触して手摺ベルト5と一体的に循環移動する駆動ベルト6が設けられている。すなわち移動手摺は手摺ベルト5及び駆動ベルト6からなる二重ベルト構造である。
複数の踏み段2は、踏み段チェーン8に取付けられることにより、前述のように、無端状に連結されている。この踏み段チェーン8は、上階の乗降口の乗降板の下方に配置された踏み段スプロケット9aと、下階の乗降口の乗降板の下方に配置された踏み段スプロケット9bとに掛け渡されている。このうち上階の踏み段スプロケット9aは、後述する駆動用のモータにより減速機を介して回転駆動される。踏み段スプロケット9aが回転駆動されることにより踏み段チェーン8が循環移動し、踏み段チェーン8に取付けられている踏み段2も循環移動する。したがって上階の踏み段スプロケット9aは、踏み段2の駆動輪として機能する。
一対の欄干4は、トラス1上に立設されて平行に対向し、前述のように、循環移動する踏み段2の両側に配置されている。欄干4の周縁部には、循環移動する駆動ベルト6と手摺ベルト5とをガイドするためのガイドレール18とガイドローラ19とが設けられている。ガイドローラ19は、上階側と下階側とにおいて循環移動する駆動ベルト6と手摺ベルト5とが折り返す位置に設けられている。
手摺ベルト5は、図2(a)で示すように、断面形状C字形に形成されたベルトであり、欄干4に設けられたガイドレール18に沿って配置されている。手摺ベルト5の外面5aはエスカレータ利用者が手をかける部分である。この手摺ベルト5は、前述のように、踏み段2と同期して同じ速度で循環移動する。
駆動ベルト6は、図2(b)で示すように、例えば市販の平ベルトを用いる。この駆動ベルトは、図3で示すように、ガイドレール18と手摺ベルト5との間に配置され、一方の面である外面(図示上面)6aを手摺ベルト5の内面5bに接触させ、他方の面である内面6bをガイドレール18及びガイドローラ19に接触させている。また、この駆動ベルト6の内部には複数本のスティールコード7が平行に埋設されている。
なお、駆動ベルト6と手摺ベルト5とは、手摺ベルト5の長手方向の全ての領域で接触するのではなく、少なくともエスカレータ利用者が手摺ベルト5に手を掛ける領域で接触していればよい。また、手摺ベルト5と駆動ベルト6との間には、図1において符号Aで示すように、駆動ベルト6を駆動するための駆動プーリ20を設けるために、手摺ベルト5から分離され非接触となる部分を設ける。この非接触部Aは、トラス1内における外部から見えない領域に設けられている。
駆動ベルト6は、駆動プーリ20により駆動されて循環移動し、手摺ベルト5の内面5bと接触する領域において手摺ベルト5に駆動力を伝達する(以下、これを内面駆動と呼ぶ)。このため、駆動ベルト6と手摺ベルト5とは同期して同じ速度で循環移動する。したがって、駆動ベルト6における手摺ベルト5に接触する面(駆動ベルト6の外面6a)、及び、手摺ベルト5における駆動ベルト6に接触する面(手摺ベルト5の内面5b)は、ともに摩擦係数を大きく設定された面とする。例えば、帆布が施されている。これに対し、駆動ベルト6の内面6b、すなわち、ガイドレール18及びガイドローラ19に接触する面は、低摩擦樹脂などが施されている。
駆動プーリ20は、図4で示すように、前述した手摺ベルト5との非接触部Aにおいて、その外周面を駆動ベルト6における手摺ベルト5との接触面6aに接触させて回転駆動する駆動輪体である。ここで、駆動プーリ20は、駆動ベルト6として曲げ許容半径が小さい例えば市販の平ベルト等を用いていることから、小径とすることができる。このため、駆動ベルト6は、図示のように、折り返しプーリ22、及びガイドプーリ23により、手摺ベルト5との接触面6aが駆動プーリ20の外周面と接するように巻き掛けられる。また、駆動プーリ20に巻き掛けられた駆動ベルト6の内面6b、すなわち、ガイドレール18及びガイドローラ19に接触する面には、加圧プーリ21がバネ21aのバネ力により圧接している。したがっては、駆動ベルト6は駆動プーリ20と加圧プーリ21とにより挟圧されることとなり、駆動プーリ20の回転は駆動ベルト6に確実に伝達され、駆動ベルト6をその長さ方向に駆動する。
このように、加圧プーリ21により駆動ベルト6を駆動プーリに圧接させ、駆動力を伝達させるように構成したので、駆動ベルト6に大きなテンションか加わることはなく、駆動ベルト6の走行抵抗を減らすことができる。
また、駆動ベルト6の、駆動プーリ20と接触する外面6aは、手摺ベルト5の内面5bと接触する面であり、前述のように、摩擦係数が大きく設定されている。このことからも、駆動プーリ20から駆動ベルト6への駆動力の伝達を良好に行わせることができる。一方、駆動ベルト6の、加圧プーリ21と接触する内面6bは、ガイドレール18やガイドローラ19に接触する面であり、表面が滑らかであって駆動プーリ20と接触する外周面6aに比べて摩擦力が小さい面とされている。
次に、踏み段2の駆動輪(前述した踏み段スプロケット)9a及び駆動ベルト6用の駆動プーリ20を回転駆動する駆動機構について図5により説明する。
この駆動機構は、駆動用のモータ31と減速機32とを有する。モータ31の回転軸33は、軸方向中間部にカップリング33a及びブレーキ34が設けられており、その図示左端部は減速機32と連結している。また、この回転軸33の反対側端部(図示右端)にはフライホール35が設けられている。
減速機32は、モータ31の回転速度を歯車機構37により所定の回転速度に減速する。 この減速機32は、踏み段2の駆動輪(上階側のスプロケット)9aを両端部に設けた出力軸38と、駆動ベルト6の駆動プーリ20を両端部に設けた回転軸39とを有する。この回転軸39には、カップリング39a及びブレーキ40が設けられている。
歯車機構37は、モータ31との連結用の歯車371,372と、減速用の歯車373,374,375,376,377とを有する。歯車機構37は、連結用の歯車371,372を介して入力されるモータ31の回転速度を減速用の歯車373,374,375,376,377により順次減速する。前述した踏み段2の駆動輪9aを両端部に設けた出力軸38は、最終段の歯車377の回転軸であり、所定速度に減速された回転速度で駆動輪9aを回転駆動する。また、駆動ベルト6の駆動プーリ20を両端部に設けた回転軸39は、上述した出力軸38より高速回転する入力側の歯車373の回転軸であり、小径の駆動プーリ20を高速回転させる。
また、踏み段2の駆動輪用の出力軸38と、駆動プーリ20用の回転軸39とは、図示のように歯車機構37を介して互いに平行に配置されている。これら出力軸38及び回転軸39の両端部は、それぞれ対応する軸受43,44を介して、図1で示したトラス1に取り付けられている。すなわち、これら出力軸38及び回転軸39は、無端状に連結されたステップ2及び移動手摺(手摺ベルト5及び駆動ベルト6からなる)の移動方向と直交する方向に配置され、トラス1内に構成されている。
また、モータ31及びその回転軸33は、上述したステップ2及び移動手摺の移動方向に沿って配置されている。すなわち、出力軸38及び駆動プーリ用の回転軸39とは直角を成すように配置されており、これらの軸を駆動する減速用の歯車373,374,375,376,377と噛み合うため、連結用の歯車371,372として、傘歯車の組み合わせによる直角方向の変向歯車を用いている。
このように構成したことから、モータ31、その回転軸33、及び減速機32を、ステップ2及び移動手摺の移動方向に沿って直線状に配置できる。このため、一人幅用の幅狭のエスカレータ装置であっても、モータ31及び減速機32を含む駆動機構を、トラス1内に収容することができる。
上記構成において、移動手摺として、手摺ベルト5の内側に、曲げ許容半径の小さな駆動ベルト6を設けて二重ベルト構造とし、駆動ベルト6の一部を駆動プーリ20に巻き掛けて駆動している。このため、駆動ベルト6として、曲げ許容半径が小さい平ベルトを使用できるので、駆動プーリ20を小径にすることができる。この場合、駆動ベルト6を含む移動手摺の移動速度は、踏み段2の移動速度と同じにする必要がある。踏み段2の駆動輪9aは大径のスプロケットであるため、小径の駆動プーリ20は、大径の駆動輪9aより高速回転させる必要がある。
この実施の形態では、モータ31の回転速度を所定の回転速度まで減速する減速機32を歯車機構37で構成し、モータ31からの入力側となる高速回転する歯車373により回転軸39を介して駆動プーリ20を高速回転させ、最終段の低速回転する歯車377により出力軸38を介して駆動輪9aを所定の回転速度で回転させるように構成した。
このように減速機32を構成する歯車機構37の歯車により、駆動輪9aや駆動プーリ20を直接的に駆動するので、従来からのタイミングベルトやチェーンなどを用いた駆動系とは異なり、小径の駆動プーリを使用できるという利点を生かした、二重ベルト構造の移動手摺の駆動機構として最適な構成となる。また、駆動系の中にタイミングベルトやチェーンなどが介在しないので、これらに起因する滑りや破断が生じることはない。したがって、本来のブレーキ装置のほかに補助ブレーキの設置を要求されることはなく、構成を簡素化できる。
また、移動手摺を手摺ベルト5と駆動ベルト6との二重ベルト構造としたため、従来のように手摺ベルト自体に多数のスチールコードを埋め込んだりする必要はなく、安価な化粧ゴムやウレタンゴムなどを使用できる。また、手摺ベルト5を柔らかくするなど、質感(乗客が触れた時の感触や外観など)の設計が可能となる。また、手摺ベルト5を透明、半透明にすることも可能で、欄干4にLEDを付けてベルトを温かく光らせる等、意匠性が向上する。さらに、駆動ベルト6の色を、乗り口、降り口近傍と中間勾配部とで異なる色にすることでも意匠性が向上する。
駆動ベルト6は、手摺ベルト5の内面5bと接触することで手摺ベルト5に駆動力を伝達する内面駆動とし、これら接触面に帆布を施すなどして摩擦係数を大きくする一方、ガイドレール18及びガイドローラ19に接触する面6bには、低摩擦樹脂などが施している。すなわち、摩擦係数の大きな面がガイドレール18及びガイドローラ19に接触しないので、ガイドローラ19が壊れなくなり、寿命が延びることで保守への負担が減る。また、内面駆動としたことにより、ガイドレール18の繋ぎ部分やガイドローラ19との接触による帆布音がなくなり、静粛になる。すなわち、従来構造では、手摺ベルト帆布の網目周期による音が欄干に響いてかなりの騒音を発生したが、これらがなくなることにより静寂性が大幅に向上する。
また、駆動ベルト6には市販の平ベルトが使用でき、手摺ベルト5は鋼線、鋼帯、帆布なしにすることで従来品より安く押さえることができる。このため、駆動ベルト6と手摺ベルト5との形に分けても、コストが上がることはない。また、市販の平ベルトはそれに付随する安価な装置(ベルト接続装置、テンショナ、つば付きローラ、つばなし太鼓型ローラ)も使用でき、使用形態の幅が拡大する。さらに、駆動ベルト6と手摺ベルト5とを別々に交換でき、リニューアル・保守性が格段に向上する。
上述した実施の形態では、図5で示したように、モータ31、その回転軸33、及び減速機32を、ステップ2及び移動手摺の移動方向に沿って直線状に配置したが、本発明はこのような配置形態に限定されず、例えば、駆動用のモータの回転軸を、駆動輪9a用の出力軸38及び駆動プーリ20用の回転軸39と平行を成すように配置し、平行な歯車により歯車機構37と連結してもよい。
さらに、駆動用のモータとして、軸方向両端から回転軸が導出される両軸モータを用い、この回転軸を駆動プーリ20用の回転軸29に直結させ、モータにより直接駆動してもよい。
また、上述した実施の形態では、駆動プーリに巻き掛けられた駆動ベルト6に対して、図4で示したように、加圧プーリ21を圧接させていたが、このような構成に限定されず、例えば、図6で示すように、ガイドプーリを兼ねるテンションプーリ211及び折り返しプーリ221と、2つのガイドプーリ231とを用いて駆動ベルト6を駆動プーリ20に巻き掛ける4軸3段構成としてもよい。この場合、テンションプーリ211のバネ211aによるバネ力により駆動ベルト6にテンションを加え、駆動プーリ20との接触圧力を高めて、駆動プーリ20から駆動ベルト6への伝達力を確保している。
さらには、図7で示すように、ガイドプーリを兼ねるテンションプーリ221及び2つのガイドプーリ231を用いて駆動ベルト6を駆動プーリ20に巻き掛ける3軸2段構成としてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…トラス
2…踏み段
4…欄干
5…手摺ベルト
6…駆動ベルト
9a…駆動輪
18…ガイドレール
19…ガイドローラ
20…駆動プーリ
21…加圧プーリ
31…駆動用のモータ
32…減速機
33…モータの回転軸
37…歯車機構
371,372…変向歯車
373,374,375,376,377…減速用の歯車
38…駆動輪用の出力軸
39…駆動プーリ用の回転軸

Claims (6)

  1. 無端状に連結されて循環移動する複数の踏み段と、
    前記踏み段の両側方に設けられた欄干に巻き掛けられて、所定の循環経路内を循環移動する手摺ベルトと、
    この手摺ベルトの内側に設けられてこの手摺ベルトより曲げ許容半径が小さく、この手摺ベルトと一体的に循環移動する駆動ベルトと、
    モータの回転軸と連結し、このモータの回転速度を歯車機構により所定の回転速度に減速する減速機と、
    この減速機により減速された回転速度の出力軸の両端部に設けられた前記踏み段の駆動輪と、
    前記減速機の前記歯車機構の前記出力軸より高速回転する入力側歯車の回転軸の両端部に設けられ、前記駆動ベルトの曲げ許容半径に対応して前記踏み段の駆動輪より小径で、前記駆動ベルトをその長さ方向に駆動する駆動プーリと、
    を備えた乗客コンベア。
  2. 前記減速機の前記踏み段の駆動輪用の出力軸と、前記駆動プーリ用の回転軸とは前記歯車機構を介して互いに平行に配置され、かつ前記歯車機構の歯車比により前記駆動プーリ用の回転軸の方が前記踏み段の駆動輪用の出力軸より高速回転し、前記モータの回転軸は、前記駆動輪用の出力軸及び前記駆動プーリ用の回転軸とは直角を成すように変向歯車を介して前記歯車機構と連結していることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。
  3. 前記減速機の前記踏み段の駆動輪用の出力軸と、前記駆動プーリ用の回転軸とは前記歯車機構を介して互いに平行に配置され、かつ前記歯車機構の歯車比により前記駆動プーリ用の回転軸の方が前記踏み段の駆動輪用の出力軸より高速回転し、前記モータの回転軸も、前記駆動輪用の出力軸及び前記駆動プーリ用の回転軸と平行を成すように前記歯車機構と連結していることを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。
  4. 前記モータとして、軸方向両端から回転軸が導出される両軸モータを用い、この回転軸を、前記駆動プーリ用の回転軸に直結させたことを特徴とする請求項3に記載の乗客コンベア。
  5. 前記駆動ベルトは、前記駆動プーリに巻き掛けられ、この駆動プーリとこの駆動プーリの外周に圧接する加圧ローラとで挟圧されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の乗客コンベア。
  6. 前記駆動ベルトは、ガイドプーリに案内されて前記駆動プーリに巻き掛けられ、このガイドプーリから前記駆動ベルトに加わるテンションにより駆動プーリの外周に圧接していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の乗客コンベア。
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