JP2004315034A - 充填包装機及び個別包装体の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】包装フィルムの材質によらず、正確に折り返し異常を検出することが出来る充填包装機を提供すること。
【解決手段】本発明にかかる充填包装機は連続移送している包装フィルムの中央部を折り返して端部を重ね合わせる誘導補助機構10と、誘導補助状態を調べる位置ずれ検出部100と、誘導補助された包装フィルムの縦並びに横を熱シールしながら内容物を充填する包装機構とを備えた充填包装機である。位置ずれ検出部100は誘導補助された包装フィルムの重ね合わせ位置に基づいて回転作動する可動部104と、可動部104の作動部位に基づいて位置ずれ発生を判定するセンサー部105とを備えている。
【選択図】 図3
【解決手段】本発明にかかる充填包装機は連続移送している包装フィルムの中央部を折り返して端部を重ね合わせる誘導補助機構10と、誘導補助状態を調べる位置ずれ検出部100と、誘導補助された包装フィルムの縦並びに横を熱シールしながら内容物を充填する包装機構とを備えた充填包装機である。位置ずれ検出部100は誘導補助された包装フィルムの重ね合わせ位置に基づいて回転作動する可動部104と、可動部104の作動部位に基づいて位置ずれ発生を判定するセンサー部105とを備えている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粒状物、粉状物、粘体、液体などの内容物が充填された多数の袋を連続的に製造する充填包装機及び内容物が個別に充填された個別包装体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、醤油やソース等の調味料を少量ごとに袋に充填する充填包装機が利用されている。この充填包装機では粉体、液体、粘体等の内容物を包装フィルムに充填し密封することで、内容物が個別に包装された個別包装体を自動的に製造される。
【0003】
この充填包装機の一例について図10を用いて説明する。図10は従来の充填包装機の構成を示す図である。縦方向(矢印方向)に連続移送されている包装フィルムFを誘導補助機構10に送り込む。誘導補助機構10は包装フィルムFの中央部を折り返して、端部を重ね合わせるように誘導補助している。これにより断面略U字型に折り返された包装フィルムF′が形成される。折り返された包装フィルムF′は次に縦シールロール2に送られる。縦シールロール2の内部に電熱体を備えるヒートシーラー13を設けている。縦シールロール2は回転軸11、12を中心に回転しており、ヒートシーラー13が移送された包装フィルムFの折返し端部を挟み込む。これにより縦シールされ、筒状の包装フィルムFAが形成される。
【0004】
筒状にされた包装フィルムFAの中に上から充填パイプ8を挿入し、内容物を充填する。縦シールロール2の下では横シールロール3が回転軸14、15を中心に回転している。横シールロール3には回転軸14、15に沿って電熱体を有するヒートシーラー16を設けている。横シールロール3に移送された包装フィルムFAは移送方向と直角方向に横シールされる(例えば、特許文献1、特許文献2)。このように、縦並びに横を熱シールしながら内容物を充填して個別包装体を製造する。
【0005】
しかし、このような充填包装機には以下に示す問題点があった。誘導補助機構10で折り返された包装フィルムFの重ね合わせ端の位置が大きくずれてしまうと重ね合わせ部分がヒートシーラー13に挟まれなくなり、シールすることができないといった問題点があった。あるいは、重ね合わせ端の位置が一定量以上ずれてしまうとシール幅が狭くなってしまい、内容物が漏れ出すといった問題点もあった。このように、折り返された包装フィルムに内容物を充填してシールする充填包装機ではシール不良を起こすという問題点が生じてしまっていた。このようなシール不良を解決するためにシール前に折り返し異常を検出する手段が開示されている(例えば、特許文献3)。
【0006】
この手段で開示されている充填包装機(自動充填機)では包装フィルムの折返端縁の内側に位置する導電性部材と包装フィルムの外側から包装フィルムの折返端縁を導電性部材によって柔圧する検出回路を設けている。具体的には、板バネによって包装フィルムの折返端縁を両側から導電性部材に押圧している。そして、包装フィルムの折返端縁がずれた場合は導電性部材と板バネが接触する。板バネは金属からなり電圧が印加されているため、この電気的接続を検出することによって、包装フィルムのずれを検出することができる。そして、ずれが検出されると機器の動作を停止する。この手段によれば、シール前に折り返し異常を検出することが可能になり不良品の発生を防ぐことができる。
【0007】
しかし、この手段には以下のような問題点があった。例えば、包装フィルムがアルミ箔のような導電性の材料からなる場合や、包装フィルムの表面に導電性の材料が蒸着等されている場合では、正常に動作していても導電性部材と板バネが電気的に接続されてしまうことがある。すなわち、正常時であっても誤って折り返し異常を検出して、機器の動作を停止してしまうことがある。また、板バネにより包装フィルムを押圧させているため、包装フィルムの流れに対して抵抗が発生してしまい包装フィルムのスムースな移送の妨げとなる。よって、包装フィルムのつまりが発生し、移送障害となってしまうこともある。さらには押圧によっては包装フィルムに損傷が生じることがあり、特に薄い包装フィルムや柔らかい包装フィルムを用いた場合、傷のついた個別包装体が生産されてしまう。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−114220号公報
【特許文献2】
特開2001−261011号公報
【特許文献3】
特開平6−99914号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の充填包装機では、包装フィルムのずれ検出器を設けた場合、包装フィルムの流れの妨げになり、また包装フィルムの材質によっては、誤って折り返し異常を検出してしまうという問題点があった。
【0010】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、包装フィルムの材質によらず、正確に折返し異常の検出を行うことが出来る充填包装機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる充填包装機は、連続移送している包装フィルムの中央部を折り返して端部を重ね合わせる誘導補助機構(例えば、本実施の形態における誘導補助機構10)と、前記誘導補助機構による重ね合わせ状態を調べる位置ずれ検出機構(例えば、本実施の形態における位置ずれ検出部100)と、前記位置ずれを調べた後、包装フィルムの縦並びに横を熱シールしながら内容物を充填する包装機構(例えば、本実施の形態における縦シールロール2、横シールロール3及び充填パイプ8)とを備えた充填包装機であって、前記位置ずれ検出機構が、前記誘導補助された包装フィルムの重ね合わせ位置を調べる可動部(例えば、本実施の形態における可動部104)と、前記可動部からの作動により位置ずれ発生を判定するセンサー部(例えば、本実施の形態におけるセンサー部105)とを有することを特徴とするものである。これにより、包装フィルムの材質によらず折り返し異常を検出することができる。
【0012】
本発明にかかる充填包装機は、連続移送している包装フィルムの中央部を折り返して端部を重ね合わせる誘導補助機構と、前記誘導補助機構による重ね合わせ状態を調べる位置ずれ検出機構と、前記位置ずれを調べた後、包装フィルムの縦並びに横を熱シールしながら内容物を充填する包装機構とを備えた充填包装機であって、前記位置ずれ検出機構が、前記誘導補助された包装フィルムの重ね合わせ位置に連動して動く可動片を有する可動部と、前記可動片の作動部位を検出して位置ずれ発生を判定するセンサー部とを有することを特徴とするものである。これにより、包装フィルムの材質によらず折り返し異常を検出することができる。
【0013】
上述の充填包装機の好適な実施の形態は前記光センサーが発光素子と、前記発光素子からの光を検出する光検出部とを備え、前記重ね合わせ位置に連動して前記可動片が前記発光素子及び前記光検出部との間を出入りすることにより位置ずれと判定することを特徴とするものである。
【0014】
上述の充填包装機の好適な実施の形態は前記センサー部が近接センサーを有するものである。
【0015】
上述の充填包装機において、前記可動片をプラスチック又はテフロン(登録商標)で構成することが望ましい。これにより、包装フィルムに損傷を与えるのを防ぐことができる。
【0016】
上述の充填包装機において、前記可動部及び前記センサー部を前記重ね合わされた包装フィルムの両側に設けることも可能である。これにより、いずれの方向に包装フィルムがずれた場合であっても、折り返し異常を検出することができる。
【0017】
上述の充填包装機において前記包装フィルムの両側に設けられた可動片の位置を前記包装フィルムの重ね合わせ端から略同一の距離に設けるようにしてもよい。これにより、両側の折り返し異常を正確に検出することができる。
【0018】
本発明にかかる個別包装体の製造方法は、連続移送している包装フィルムを誘導補助して、前記包装フィルムの中央部を折り返して、端部を重ね合わせるステップと、前記折り返された包装フィルムの重ね合わせ位置を調べるステップと、前記位置ずれを調べた後、包装フィルムの縦並びに横を熱シールしながら内容物を充填するステップとを備える個別包装体の製造方法であって、前記重ね合わせ位置を調べるステップでは、前記包装フィルムの重ね合わせ位置を調べる可動部の作動をセンサー部により検出して、位置ずれ発生を判定している。これにより、包装フィルムの材質によらず、折り返し異常を検出することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.
本発明の実施の形態ついて以下に図面を参照して説明する。以下の説明は、本発明の好適な実施の形態を示すものであって、本発明の範囲が以下の実施の形態に限定されるものではない。以下の説明において、同一の符号が付されたものを実質的に同様の内容を示している。
【0020】
本発明に係る充填包装機の実施の形態を図面と共に説明する。図1は本実施の形態にかかる充填包装機1の構成を説明した正面図である。図1に示した充填包装機1は、例えば特開平8−133240号公報等にみられる極めて一般的なものである。2は熱により包装フィルムを縦方向にシールする縦シールロール、3は充填材のシゴキと本シールを兼ねる第1段目の横シールロール、4は冷却用の第2段目の横シールロールである。各シールロールは対を成し、包装フィルムFの一部を挟み込むように回転している。5はカッター装置、6は充填物(被包装材料)を収めたタンクで、6Aはその供給パイプ、7はこの供給パイプ6Aの途中に設けた供給量制御装置、8は充填パイプを示す。
【0021】
また、9A,9B,9C,9Dは巻取ロールから引出された包装フイルムFをガイドするガイドロールである。これ等のガイドロール9A〜9Dを経て送られて来る包装フイルムFは、誘導補助機構10の間隔に送り込まれてガイド10Tに案内されながら断面略U字型FHに折り返される。誘導補助機構10では包装フィルムの中央部を折り返して、端部を重ね合わせるよう誘導補助(フォーミング)する。その後、上記の縦シールロール2を用いて折り返された端部を縦シールFAすることにより全体を筒状にシール形成する。タンク6から供給パイプ6Aを介して供給量制御装置7に充填物を供給する。供給量充填装置7は一定量の充填物を計量して、充填パイプ8に供給する。充填パイプ8の先端部8Pから充填物を定量供給した後に各横シールロール3、4で上下に間隔をあけて横シールFBを行い、充填物を密封シールする。最後に横シールFBの中間部をカッター装置5で上下に両断することにより、包装製品FSを自動的に連続してシール成形できるように構成されている。このようにして個別包装体が製造される。
【0022】
次に縦シールロール周辺の構成を図2に示す。図2は縦シールロール周辺の構成を示す正面図である。本実施の形態では誘導補助機構10と縦シールロール2の間に位置ずれ検出部100を設けている。この位置ずれ検出部100の一部を折り返されている包装フィルムF′の間に挿入する。この位置ずれ検出部100は包装フィルムの誘導補助状態を調べて、折り返し異常が発生した場合にアラームを発生する。すなわち、包装フィルムFの端部の位置が設定値以上ずれている場合、位置ずれ検出部10は即座にアラームを発生し操作者に報知させるとともに、シールロール、ガイドロール等の動作を停止する。位置ずれ検出部10は縦シールロール2の上にあるため、縦シール前に折り返し異常を検出することができる。これにより、シール不良の発生を防ぐとともに修復時間を短縮することができる。
縦方向(矢印方向)に連続移送されている包装フィルムFを誘導補助機構10に送り込む。誘導補助機構10は包装フィルムFの中央部を折り返して、端部を重ね合わせるように誘導補助(フォーミング)している。これにより断面略U字型に折り返された包装フィルムF′が形成される。包装フィルムF′が正常に折り返された状態では位置ずれ検出部100をそのまま通過して、縦シールロール3に送り込まれる。縦シールロール2には電熱体を有するヒートシーラー13を設けている。縦シールロール2は回転軸11、12を中心に回転しており、ヒートシーラー13が包装フィルムFの重ね合わせ端部を挟み込む。これにより、縦シールされ筒状の包装フィルムFAが形成される。筒状にされた包装フィルムFAの中に充填パイプ8の先端部8Pを挿入し、内容物を充填する。縦シールロール2の下では横シールロール3が回転軸14、15を中心に回転している。横シールロール3には回転軸に沿って電熱体を有するヒートシーラー16を設けている。横シールロール3に移送された包装フィルムFAは移送方向と垂直に横シールされ、密封される。この後、上述の横シールロール4及びカッター装置5により冷却及び切断を行う。このように、縦並びに横を熱シールしながら内容物を充填して個別包装体を製造する。
【0023】
この位置ずれ検出部100の構成について図3を用いて説明する。図3は位置ずれ検出部の構成を示す斜視図である。101はベース、102は仕切り板、103は穴部、104は可動部、105はセンサー部、106は支柱、108は下ストッパー、109は上ストッパーである。可動部104、センサー部105、支柱106、下ストッパー108、上ストッパー109を仕切り板102の左右両側にそれぞれ設けている。仕切り板102の左側に設けられている構成要素には符号の後ろにaを、右側に設けられている構成要素には符号の後ろにbを付している。
【0024】
ベース101の中央付近にベース101と直角の方向に仕切り板102を取り付けている。U字状に折り返された包装フィルムが仕切り板102を挟み込みながら移送するように、この位置ずれ検出部100を取り付ける。折り返された包装フィルムはその間に仕切り板102を挟むようにして矢印の方向に通過する。従って、折り返された包装フィルムは仕切り板102の左右両側をそれぞれ通過していく。ベース101側の包装フィルムの端部が重なり合わされた状態で移送され、上述の縦シールロール2によって縦シールされる。
【0025】
仕切り板102には貫通している穴部103を設けている。さらに仕切り板102の横には可動部104をそれぞれ設けている。可動部104は例えば金属の薄片からなり、その中央付近を支柱106によって支持されている。可動部104は支柱106を中心として回転可能に取り付けられており、所定の角度で可動部104の一方の先端が穴部103の内側に入り込むようになっている。そして、この位置で停止するように可動部104の重さを調整している。可動部104の反対側の先端付近にはセンサー部105を取り付けている。このセンサー部105は可動部104の位置に基づいて位置ずれが発生しているか否かを判定する。センサー部105の一部には凹部が設けられており、可動部104の回転を妨げないようになっている。さらに、可動部104が所定の角度以上回転するのを防ぐために上ストッパー109及び下ストッパー108を設けている。可動部4が一定角度以上回転しようとした場合は、この上ストッパー109及び下ストッパー108と衝突して停止する。
【0026】
このセンサー部105について図4を用いて説明する。図4はセンサー部105の構成及び動作を示す上面図である。図4(a)は可動部104が回転して、センサーの凹部から外れている状態、図4(b)は可動部104が凹部の間に配置されている状態を示す。センサー部105は凹部の間の光を検出する光センサーを備えている。センサー部105の凹部110の内面側に発光素子111を設けている。この発光素子111の対向する面には光検出部112を設けている。可動部104を回転させて凹部110の中から外すと、図4(a)に示す様に光検出部112は光を検出する。一方、可動部104が凹部110にあると、可動部104の端部が発光素子111と光検出部112の間に配置される。この時、光が可動部104の端部によって遮蔽されるため、光検出部112は光を検出することができない。可動部104の回転角度に基づいてセンサー部105がON/OFFする。すなわち、センサー部のON/OFFによって、可動部104の作動部位を検出することが可能になる。
【0027】
この位置ずれ検出部100に包装フィルムFを移送している状態を図5に示す。図5は包装フィルムと位置ずれ検出部10の位置関係を示す図であり、位置ずれ検出部100を左側から見た図である。f1は折り返された片側の包装フィルムを示している。説明のため、センサー部105、下ストッパー108、上ストッパー109及び右側の可動部104等は省略して図示している。包装フィルムは図5の斜線部を仕切り板102に沿って、Y方向に移動する。ベース101付近の包装フィルムの端部を重ね合わせて、上述の縦シールロールにより縦シールする。ベース101と反対側の包装フィルムの端部は折り返されている。包装フィルムは可動部104と仕切り板102並びに穴部103との間を通過することとなる。仕切り板102を挟んだ反対側(仕切り板102の右側)の構成についても同様である。従って、包装フィルムが正常に移送されている状態では、穴部103の両側は包装フィルムに覆われている。そして包装フィルムがX方向に可動部104の位置よりもずれた時、可動部104が回転作動する。この回転作動に基づいて折り返し異常を検出する。
【0028】
包装フィルムが移送されている状態について図6、図7を用いて説明する。図6は包装フィルムが正常に移送されている状態を示す正面図である。図7は包装フィルムの位置ずれが発生した状態を示す正面図である。f2は折り返された片側の包装フィルムと反対側の包装フィルムである。折り返された包装フィルムf1、f2は仕切り板102を挟むように重ねられ、仕切り板102の両側を通過している。正常時には穴部103が包装フィルムf1、f2に覆われているため、可動部104は穴部103から外れるように回転する。可動部104の仕切り板102側の端部は包装フィルムが無い場合に比べて、下方向に回転した状態で静止する。すなわち、可動部104は穴部103に入り込んでいる時より垂直に近い状態で静止する。これにより図6に示す構成となる。従って、可動部104のセンサー側の端部はセンサー部105の位置から上にずれることになる。この状態では可動部104によってセンサー部105の光が遮られていないため、センサー部105は光を検出する。
【0029】
一方、包装フィルムf1に位置ずれが発生し可動部104の位置から包装フィルムがずれると、図7に示すように可動部104の穴部103側の端部が上方向に回転して穴部103に入り込むようになる。可動部104は端部がセンサー部105の凹部の位置となるように左右の重さを調節しているため、自重によって回転作動してセンサー部105の凹部の位置で停止する。従って、可動部104の端部はセンサー部105の光を遮るようになる。センサー部105は光を検出できないとアラームを発生して操作者に包装フィルムの位置ずれが生じたことを知らせるとともに、ガイドローラ、シールロール、供給量制御装置、カッター装置等の動作を停止させる。これにより包装フィルムの位置ずれを検出することができるようになる。包装フィルムf1側だけでなく、包装フィルムf2側も同様に位置ずれが生じた場合、可動部104が回転してセンサー部105の光を遮る。このように可動部104は重ね合わせ位置に連動して動いているため、センサー部105は重ね合わせ位置を調べることができる。可動部104の作動部位によって、センサー部105のON/OFFが変化する。これにより、センサー部105は可動部104からの作動に基づいて位置ずれが発生しているか否かを判定する。
【0030】
可動部104の回転方向には下ストッパー108及び上ストッパー109を設けている。可動部104がある一定角度以上回転しようとした場合、可動部104はこの下ストッパー108又は上ストッパー109に衝突する。これにより、可動部104が勢い良く回転した場合であっても、可動部104の回転を途中で止めることができる。
【0031】
本実施の形態では左右両側の支柱106a、106bの長さを同じ長さとしているため、包装フィルムの重ね合わせ端からの略同一の距離に可動部104a、104bが配置されている。従って、包装フィルムf1と包装フィルムf2で検出可能な位置ずれ量を同じずれ量とすることができ、いずれか一方にシール不良が発生する分の位置ずれが生じた場合でも折返し異常を検出することができる。これにより、正確な位置ずれ量の検出を行うことができる。さらに左右の可動部104aと可動部104bを包装フィルムの移送方向(Y方向)に対して異なる位置にずらして配置している。すなわち、左右の可動部104aと可動部104bを互い違いに配置しているため、可動部104aと可動部104bの端部が穴部103の異なる箇所に入り込み、可動部104aと可動部104bがぶつかることがない。よって、支柱106を同じ高さとした場合でも、左右の可動部104が衝突することなく回転する。これにより、容易に可動部の位置を調整することができ、両端の位置ずれを正確に検出することができる。ベース101から可動部104a並びに可動部104bの長さをシール不良が発生する位置ずれ量とすることで、左右いずれでも位置ずれを正確に検出することができ、シール不良の発生を防止することができる。もちろん左右で可動部104の高さを変えることも可能である。また、支柱106a、106bの長さを調整することにより、検出可能な位置ずれ量を容易に変えることができる。
【0032】
包装フィルムが無い時に可動部104a、104bの仕切り板102側の端部が下に傾いた状態で略V字状に静止するように可動部104a、104bの左右の重さを調整している。これにより、センサー部105、可動部104及び穴部103の位置調整が容易になるとともに、包装フィルムの流れを邪魔することがなく、包装フィルムをスムースに移送することができる。板バネ等により押圧していないため、包装フィルムの流れに対して抵抗となることがなく、移送障害となることがない。さらに、本実施の形態にかかる位置ずれ検出部100では、薄い包装フィルムや柔らかい包装フィルムであっても包装フィルムを傷付けることなく、折り返し異常を検出することができる。包装フィルムと接触する可動部104に電圧を印加していないため、包装フィルムの材質に関係なく位置ずれを検出することができ、導電性の包装フィルムであっても使用することができる。もちろん、可動部104の作動部位を検出することができるセンサーであれば光センサー以外にも近接センサー(例えば、電磁センサーや超音波センサー)などを用いて包装フィルムが重なっている位置を調べることができる。
【0033】
その他の実施の形態.
本発明は上述した実施の形態だけに限られず、様々な変更が可能である。例えば、上述の実施の形態において、穴部103は貫通穴で図示したが、仕切り板102を貫通していない穴部103でもよい。さらに両側の可動部104に対して別々に穴部103を設けても良い。また、仕切り板102には穴部103を設けなくても、可動部104が仕切り板102の厚み方向の内側に移動するように設けられていれば同様の効果を得ることが出来る。例えば、図8、図9に示すように仕切り板102の一部を切り欠いて、仕切り板102をコの字型、L字型として、その空間部分に可動部104を移動させるようにしても良い。また、仕切り板102の上に可動部104を設けても良い。このように包装フィルムがずれた時に可動部104が仕切り板102の厚み方向の内側に移動するような構成とすることで、包装フィルムの重ね合わせ端の位置ずれの有無で可動部104が異なる位置に移動する。さらに仕切り板102を設けなくてもよく、折り返された包装フィルムの内側に可動部104が作動するようにすることにより同様の効果を得ることができる。この可動部104の動作に基づいてセンサー部105の光信号がON/OFFされ、位置ずれが発生しているか否かを判定する。これにより、折り返し異常の早期発見が可能になる。
【0034】
上述の実施の形態では正常時に可動部104がセンサー部105の位置から外れるようにしたが、反対に正常時には可動部104がセンサー部105の位置に配置され、位置ずれ発生時には可動部104がセンサー部105の位置から外れるように配置されてもよい。このような配置はセンサー部105又は可動部104を任意の位置に配置することにより可能になる。これにより、包装フィルムの端部をシールする前に包装フィルムの折返し異常の検出が可能になり、シール不良を防ぐことができる。不良品の発生を防ぐことができ、個別包装体の生産性を向上することができる。
【0035】
可動部104は包装フィルムに移送に影響を与えることが無いように重量の軽い可動片にすることが望ましい。金属以外にもプラスチック又はテフロン(登録商標)等の柔らかい材質で可動片を構成することも可能である。これにより、可動片が包装フィルムに接触した場合でも、包装フィルムに損傷を与えることがなくなる。
【0036】
上述の実施の形態ではストッパーを設けて、可動部の回転を防止したが、可動部の一部にバネを取り付けて回転を防止してもよい。本発明は上述の実施の形態で図示した充填包装機に限られるものではなく、包装フィルムを折り返してシールする構成を持つ充填包装機に対して利用することができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、包装フィルムの材質に関係なく、位置ずれを検出することができる充填包装機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる充填包装機の構成を示す正面図である。
【図2】本発明にかかる充填包装機の位置ずれ検出部の周辺の構成を示す図である。
【図3】本発明にかかる充填包装機の位置ずれ検出部の構成を示す斜視図である。
【図4】本発明にかかる充填包装機の用いられるセンサーの構成を示す図である。
【図5】本発明にかかる充填包装機の位置ずれ検出部の構成を示す側面図である。
【図6】本発明にかかる充填包装機の位置ずれ検出部の動作を示す正面図である。
【図7】本発明にかかる充填包装機の位置ずれ検出部の動作を示す正面図である。
【図8】本発明にかかる充填包装機の位置ずれ検出部の別の構成を示す図である。
【図9】本発明にかかる充填包装機の位置ずれ検出部の別の構成を示す図である。
【図10】従来の充填包装機の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 充填包装機、2 縦シールロール、3 横シールロール、
4 横シールロール、5 カッター装置、6 タンク、6A 供給パイプ、
7 供給量制御装置、8 充填パイプ、9 ガイドロール、
10 誘導補助機構、11、12 回転軸、13 ヒートシーラー
14、15 回転軸、16 ヒートシーラー
101 ベース部、102 仕切り版、103は穴部、104 可動部、
105 光センサ、106 支柱、108 下ストッパー、
109 上ストッパー、110 凹部、111 発光素子、112 光検出部
【発明の属する技術分野】
本発明は、粒状物、粉状物、粘体、液体などの内容物が充填された多数の袋を連続的に製造する充填包装機及び内容物が個別に充填された個別包装体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、醤油やソース等の調味料を少量ごとに袋に充填する充填包装機が利用されている。この充填包装機では粉体、液体、粘体等の内容物を包装フィルムに充填し密封することで、内容物が個別に包装された個別包装体を自動的に製造される。
【0003】
この充填包装機の一例について図10を用いて説明する。図10は従来の充填包装機の構成を示す図である。縦方向(矢印方向)に連続移送されている包装フィルムFを誘導補助機構10に送り込む。誘導補助機構10は包装フィルムFの中央部を折り返して、端部を重ね合わせるように誘導補助している。これにより断面略U字型に折り返された包装フィルムF′が形成される。折り返された包装フィルムF′は次に縦シールロール2に送られる。縦シールロール2の内部に電熱体を備えるヒートシーラー13を設けている。縦シールロール2は回転軸11、12を中心に回転しており、ヒートシーラー13が移送された包装フィルムFの折返し端部を挟み込む。これにより縦シールされ、筒状の包装フィルムFAが形成される。
【0004】
筒状にされた包装フィルムFAの中に上から充填パイプ8を挿入し、内容物を充填する。縦シールロール2の下では横シールロール3が回転軸14、15を中心に回転している。横シールロール3には回転軸14、15に沿って電熱体を有するヒートシーラー16を設けている。横シールロール3に移送された包装フィルムFAは移送方向と直角方向に横シールされる(例えば、特許文献1、特許文献2)。このように、縦並びに横を熱シールしながら内容物を充填して個別包装体を製造する。
【0005】
しかし、このような充填包装機には以下に示す問題点があった。誘導補助機構10で折り返された包装フィルムFの重ね合わせ端の位置が大きくずれてしまうと重ね合わせ部分がヒートシーラー13に挟まれなくなり、シールすることができないといった問題点があった。あるいは、重ね合わせ端の位置が一定量以上ずれてしまうとシール幅が狭くなってしまい、内容物が漏れ出すといった問題点もあった。このように、折り返された包装フィルムに内容物を充填してシールする充填包装機ではシール不良を起こすという問題点が生じてしまっていた。このようなシール不良を解決するためにシール前に折り返し異常を検出する手段が開示されている(例えば、特許文献3)。
【0006】
この手段で開示されている充填包装機(自動充填機)では包装フィルムの折返端縁の内側に位置する導電性部材と包装フィルムの外側から包装フィルムの折返端縁を導電性部材によって柔圧する検出回路を設けている。具体的には、板バネによって包装フィルムの折返端縁を両側から導電性部材に押圧している。そして、包装フィルムの折返端縁がずれた場合は導電性部材と板バネが接触する。板バネは金属からなり電圧が印加されているため、この電気的接続を検出することによって、包装フィルムのずれを検出することができる。そして、ずれが検出されると機器の動作を停止する。この手段によれば、シール前に折り返し異常を検出することが可能になり不良品の発生を防ぐことができる。
【0007】
しかし、この手段には以下のような問題点があった。例えば、包装フィルムがアルミ箔のような導電性の材料からなる場合や、包装フィルムの表面に導電性の材料が蒸着等されている場合では、正常に動作していても導電性部材と板バネが電気的に接続されてしまうことがある。すなわち、正常時であっても誤って折り返し異常を検出して、機器の動作を停止してしまうことがある。また、板バネにより包装フィルムを押圧させているため、包装フィルムの流れに対して抵抗が発生してしまい包装フィルムのスムースな移送の妨げとなる。よって、包装フィルムのつまりが発生し、移送障害となってしまうこともある。さらには押圧によっては包装フィルムに損傷が生じることがあり、特に薄い包装フィルムや柔らかい包装フィルムを用いた場合、傷のついた個別包装体が生産されてしまう。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−114220号公報
【特許文献2】
特開2001−261011号公報
【特許文献3】
特開平6−99914号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の充填包装機では、包装フィルムのずれ検出器を設けた場合、包装フィルムの流れの妨げになり、また包装フィルムの材質によっては、誤って折り返し異常を検出してしまうという問題点があった。
【0010】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、包装フィルムの材質によらず、正確に折返し異常の検出を行うことが出来る充填包装機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる充填包装機は、連続移送している包装フィルムの中央部を折り返して端部を重ね合わせる誘導補助機構(例えば、本実施の形態における誘導補助機構10)と、前記誘導補助機構による重ね合わせ状態を調べる位置ずれ検出機構(例えば、本実施の形態における位置ずれ検出部100)と、前記位置ずれを調べた後、包装フィルムの縦並びに横を熱シールしながら内容物を充填する包装機構(例えば、本実施の形態における縦シールロール2、横シールロール3及び充填パイプ8)とを備えた充填包装機であって、前記位置ずれ検出機構が、前記誘導補助された包装フィルムの重ね合わせ位置を調べる可動部(例えば、本実施の形態における可動部104)と、前記可動部からの作動により位置ずれ発生を判定するセンサー部(例えば、本実施の形態におけるセンサー部105)とを有することを特徴とするものである。これにより、包装フィルムの材質によらず折り返し異常を検出することができる。
【0012】
本発明にかかる充填包装機は、連続移送している包装フィルムの中央部を折り返して端部を重ね合わせる誘導補助機構と、前記誘導補助機構による重ね合わせ状態を調べる位置ずれ検出機構と、前記位置ずれを調べた後、包装フィルムの縦並びに横を熱シールしながら内容物を充填する包装機構とを備えた充填包装機であって、前記位置ずれ検出機構が、前記誘導補助された包装フィルムの重ね合わせ位置に連動して動く可動片を有する可動部と、前記可動片の作動部位を検出して位置ずれ発生を判定するセンサー部とを有することを特徴とするものである。これにより、包装フィルムの材質によらず折り返し異常を検出することができる。
【0013】
上述の充填包装機の好適な実施の形態は前記光センサーが発光素子と、前記発光素子からの光を検出する光検出部とを備え、前記重ね合わせ位置に連動して前記可動片が前記発光素子及び前記光検出部との間を出入りすることにより位置ずれと判定することを特徴とするものである。
【0014】
上述の充填包装機の好適な実施の形態は前記センサー部が近接センサーを有するものである。
【0015】
上述の充填包装機において、前記可動片をプラスチック又はテフロン(登録商標)で構成することが望ましい。これにより、包装フィルムに損傷を与えるのを防ぐことができる。
【0016】
上述の充填包装機において、前記可動部及び前記センサー部を前記重ね合わされた包装フィルムの両側に設けることも可能である。これにより、いずれの方向に包装フィルムがずれた場合であっても、折り返し異常を検出することができる。
【0017】
上述の充填包装機において前記包装フィルムの両側に設けられた可動片の位置を前記包装フィルムの重ね合わせ端から略同一の距離に設けるようにしてもよい。これにより、両側の折り返し異常を正確に検出することができる。
【0018】
本発明にかかる個別包装体の製造方法は、連続移送している包装フィルムを誘導補助して、前記包装フィルムの中央部を折り返して、端部を重ね合わせるステップと、前記折り返された包装フィルムの重ね合わせ位置を調べるステップと、前記位置ずれを調べた後、包装フィルムの縦並びに横を熱シールしながら内容物を充填するステップとを備える個別包装体の製造方法であって、前記重ね合わせ位置を調べるステップでは、前記包装フィルムの重ね合わせ位置を調べる可動部の作動をセンサー部により検出して、位置ずれ発生を判定している。これにより、包装フィルムの材質によらず、折り返し異常を検出することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.
本発明の実施の形態ついて以下に図面を参照して説明する。以下の説明は、本発明の好適な実施の形態を示すものであって、本発明の範囲が以下の実施の形態に限定されるものではない。以下の説明において、同一の符号が付されたものを実質的に同様の内容を示している。
【0020】
本発明に係る充填包装機の実施の形態を図面と共に説明する。図1は本実施の形態にかかる充填包装機1の構成を説明した正面図である。図1に示した充填包装機1は、例えば特開平8−133240号公報等にみられる極めて一般的なものである。2は熱により包装フィルムを縦方向にシールする縦シールロール、3は充填材のシゴキと本シールを兼ねる第1段目の横シールロール、4は冷却用の第2段目の横シールロールである。各シールロールは対を成し、包装フィルムFの一部を挟み込むように回転している。5はカッター装置、6は充填物(被包装材料)を収めたタンクで、6Aはその供給パイプ、7はこの供給パイプ6Aの途中に設けた供給量制御装置、8は充填パイプを示す。
【0021】
また、9A,9B,9C,9Dは巻取ロールから引出された包装フイルムFをガイドするガイドロールである。これ等のガイドロール9A〜9Dを経て送られて来る包装フイルムFは、誘導補助機構10の間隔に送り込まれてガイド10Tに案内されながら断面略U字型FHに折り返される。誘導補助機構10では包装フィルムの中央部を折り返して、端部を重ね合わせるよう誘導補助(フォーミング)する。その後、上記の縦シールロール2を用いて折り返された端部を縦シールFAすることにより全体を筒状にシール形成する。タンク6から供給パイプ6Aを介して供給量制御装置7に充填物を供給する。供給量充填装置7は一定量の充填物を計量して、充填パイプ8に供給する。充填パイプ8の先端部8Pから充填物を定量供給した後に各横シールロール3、4で上下に間隔をあけて横シールFBを行い、充填物を密封シールする。最後に横シールFBの中間部をカッター装置5で上下に両断することにより、包装製品FSを自動的に連続してシール成形できるように構成されている。このようにして個別包装体が製造される。
【0022】
次に縦シールロール周辺の構成を図2に示す。図2は縦シールロール周辺の構成を示す正面図である。本実施の形態では誘導補助機構10と縦シールロール2の間に位置ずれ検出部100を設けている。この位置ずれ検出部100の一部を折り返されている包装フィルムF′の間に挿入する。この位置ずれ検出部100は包装フィルムの誘導補助状態を調べて、折り返し異常が発生した場合にアラームを発生する。すなわち、包装フィルムFの端部の位置が設定値以上ずれている場合、位置ずれ検出部10は即座にアラームを発生し操作者に報知させるとともに、シールロール、ガイドロール等の動作を停止する。位置ずれ検出部10は縦シールロール2の上にあるため、縦シール前に折り返し異常を検出することができる。これにより、シール不良の発生を防ぐとともに修復時間を短縮することができる。
縦方向(矢印方向)に連続移送されている包装フィルムFを誘導補助機構10に送り込む。誘導補助機構10は包装フィルムFの中央部を折り返して、端部を重ね合わせるように誘導補助(フォーミング)している。これにより断面略U字型に折り返された包装フィルムF′が形成される。包装フィルムF′が正常に折り返された状態では位置ずれ検出部100をそのまま通過して、縦シールロール3に送り込まれる。縦シールロール2には電熱体を有するヒートシーラー13を設けている。縦シールロール2は回転軸11、12を中心に回転しており、ヒートシーラー13が包装フィルムFの重ね合わせ端部を挟み込む。これにより、縦シールされ筒状の包装フィルムFAが形成される。筒状にされた包装フィルムFAの中に充填パイプ8の先端部8Pを挿入し、内容物を充填する。縦シールロール2の下では横シールロール3が回転軸14、15を中心に回転している。横シールロール3には回転軸に沿って電熱体を有するヒートシーラー16を設けている。横シールロール3に移送された包装フィルムFAは移送方向と垂直に横シールされ、密封される。この後、上述の横シールロール4及びカッター装置5により冷却及び切断を行う。このように、縦並びに横を熱シールしながら内容物を充填して個別包装体を製造する。
【0023】
この位置ずれ検出部100の構成について図3を用いて説明する。図3は位置ずれ検出部の構成を示す斜視図である。101はベース、102は仕切り板、103は穴部、104は可動部、105はセンサー部、106は支柱、108は下ストッパー、109は上ストッパーである。可動部104、センサー部105、支柱106、下ストッパー108、上ストッパー109を仕切り板102の左右両側にそれぞれ設けている。仕切り板102の左側に設けられている構成要素には符号の後ろにaを、右側に設けられている構成要素には符号の後ろにbを付している。
【0024】
ベース101の中央付近にベース101と直角の方向に仕切り板102を取り付けている。U字状に折り返された包装フィルムが仕切り板102を挟み込みながら移送するように、この位置ずれ検出部100を取り付ける。折り返された包装フィルムはその間に仕切り板102を挟むようにして矢印の方向に通過する。従って、折り返された包装フィルムは仕切り板102の左右両側をそれぞれ通過していく。ベース101側の包装フィルムの端部が重なり合わされた状態で移送され、上述の縦シールロール2によって縦シールされる。
【0025】
仕切り板102には貫通している穴部103を設けている。さらに仕切り板102の横には可動部104をそれぞれ設けている。可動部104は例えば金属の薄片からなり、その中央付近を支柱106によって支持されている。可動部104は支柱106を中心として回転可能に取り付けられており、所定の角度で可動部104の一方の先端が穴部103の内側に入り込むようになっている。そして、この位置で停止するように可動部104の重さを調整している。可動部104の反対側の先端付近にはセンサー部105を取り付けている。このセンサー部105は可動部104の位置に基づいて位置ずれが発生しているか否かを判定する。センサー部105の一部には凹部が設けられており、可動部104の回転を妨げないようになっている。さらに、可動部104が所定の角度以上回転するのを防ぐために上ストッパー109及び下ストッパー108を設けている。可動部4が一定角度以上回転しようとした場合は、この上ストッパー109及び下ストッパー108と衝突して停止する。
【0026】
このセンサー部105について図4を用いて説明する。図4はセンサー部105の構成及び動作を示す上面図である。図4(a)は可動部104が回転して、センサーの凹部から外れている状態、図4(b)は可動部104が凹部の間に配置されている状態を示す。センサー部105は凹部の間の光を検出する光センサーを備えている。センサー部105の凹部110の内面側に発光素子111を設けている。この発光素子111の対向する面には光検出部112を設けている。可動部104を回転させて凹部110の中から外すと、図4(a)に示す様に光検出部112は光を検出する。一方、可動部104が凹部110にあると、可動部104の端部が発光素子111と光検出部112の間に配置される。この時、光が可動部104の端部によって遮蔽されるため、光検出部112は光を検出することができない。可動部104の回転角度に基づいてセンサー部105がON/OFFする。すなわち、センサー部のON/OFFによって、可動部104の作動部位を検出することが可能になる。
【0027】
この位置ずれ検出部100に包装フィルムFを移送している状態を図5に示す。図5は包装フィルムと位置ずれ検出部10の位置関係を示す図であり、位置ずれ検出部100を左側から見た図である。f1は折り返された片側の包装フィルムを示している。説明のため、センサー部105、下ストッパー108、上ストッパー109及び右側の可動部104等は省略して図示している。包装フィルムは図5の斜線部を仕切り板102に沿って、Y方向に移動する。ベース101付近の包装フィルムの端部を重ね合わせて、上述の縦シールロールにより縦シールする。ベース101と反対側の包装フィルムの端部は折り返されている。包装フィルムは可動部104と仕切り板102並びに穴部103との間を通過することとなる。仕切り板102を挟んだ反対側(仕切り板102の右側)の構成についても同様である。従って、包装フィルムが正常に移送されている状態では、穴部103の両側は包装フィルムに覆われている。そして包装フィルムがX方向に可動部104の位置よりもずれた時、可動部104が回転作動する。この回転作動に基づいて折り返し異常を検出する。
【0028】
包装フィルムが移送されている状態について図6、図7を用いて説明する。図6は包装フィルムが正常に移送されている状態を示す正面図である。図7は包装フィルムの位置ずれが発生した状態を示す正面図である。f2は折り返された片側の包装フィルムと反対側の包装フィルムである。折り返された包装フィルムf1、f2は仕切り板102を挟むように重ねられ、仕切り板102の両側を通過している。正常時には穴部103が包装フィルムf1、f2に覆われているため、可動部104は穴部103から外れるように回転する。可動部104の仕切り板102側の端部は包装フィルムが無い場合に比べて、下方向に回転した状態で静止する。すなわち、可動部104は穴部103に入り込んでいる時より垂直に近い状態で静止する。これにより図6に示す構成となる。従って、可動部104のセンサー側の端部はセンサー部105の位置から上にずれることになる。この状態では可動部104によってセンサー部105の光が遮られていないため、センサー部105は光を検出する。
【0029】
一方、包装フィルムf1に位置ずれが発生し可動部104の位置から包装フィルムがずれると、図7に示すように可動部104の穴部103側の端部が上方向に回転して穴部103に入り込むようになる。可動部104は端部がセンサー部105の凹部の位置となるように左右の重さを調節しているため、自重によって回転作動してセンサー部105の凹部の位置で停止する。従って、可動部104の端部はセンサー部105の光を遮るようになる。センサー部105は光を検出できないとアラームを発生して操作者に包装フィルムの位置ずれが生じたことを知らせるとともに、ガイドローラ、シールロール、供給量制御装置、カッター装置等の動作を停止させる。これにより包装フィルムの位置ずれを検出することができるようになる。包装フィルムf1側だけでなく、包装フィルムf2側も同様に位置ずれが生じた場合、可動部104が回転してセンサー部105の光を遮る。このように可動部104は重ね合わせ位置に連動して動いているため、センサー部105は重ね合わせ位置を調べることができる。可動部104の作動部位によって、センサー部105のON/OFFが変化する。これにより、センサー部105は可動部104からの作動に基づいて位置ずれが発生しているか否かを判定する。
【0030】
可動部104の回転方向には下ストッパー108及び上ストッパー109を設けている。可動部104がある一定角度以上回転しようとした場合、可動部104はこの下ストッパー108又は上ストッパー109に衝突する。これにより、可動部104が勢い良く回転した場合であっても、可動部104の回転を途中で止めることができる。
【0031】
本実施の形態では左右両側の支柱106a、106bの長さを同じ長さとしているため、包装フィルムの重ね合わせ端からの略同一の距離に可動部104a、104bが配置されている。従って、包装フィルムf1と包装フィルムf2で検出可能な位置ずれ量を同じずれ量とすることができ、いずれか一方にシール不良が発生する分の位置ずれが生じた場合でも折返し異常を検出することができる。これにより、正確な位置ずれ量の検出を行うことができる。さらに左右の可動部104aと可動部104bを包装フィルムの移送方向(Y方向)に対して異なる位置にずらして配置している。すなわち、左右の可動部104aと可動部104bを互い違いに配置しているため、可動部104aと可動部104bの端部が穴部103の異なる箇所に入り込み、可動部104aと可動部104bがぶつかることがない。よって、支柱106を同じ高さとした場合でも、左右の可動部104が衝突することなく回転する。これにより、容易に可動部の位置を調整することができ、両端の位置ずれを正確に検出することができる。ベース101から可動部104a並びに可動部104bの長さをシール不良が発生する位置ずれ量とすることで、左右いずれでも位置ずれを正確に検出することができ、シール不良の発生を防止することができる。もちろん左右で可動部104の高さを変えることも可能である。また、支柱106a、106bの長さを調整することにより、検出可能な位置ずれ量を容易に変えることができる。
【0032】
包装フィルムが無い時に可動部104a、104bの仕切り板102側の端部が下に傾いた状態で略V字状に静止するように可動部104a、104bの左右の重さを調整している。これにより、センサー部105、可動部104及び穴部103の位置調整が容易になるとともに、包装フィルムの流れを邪魔することがなく、包装フィルムをスムースに移送することができる。板バネ等により押圧していないため、包装フィルムの流れに対して抵抗となることがなく、移送障害となることがない。さらに、本実施の形態にかかる位置ずれ検出部100では、薄い包装フィルムや柔らかい包装フィルムであっても包装フィルムを傷付けることなく、折り返し異常を検出することができる。包装フィルムと接触する可動部104に電圧を印加していないため、包装フィルムの材質に関係なく位置ずれを検出することができ、導電性の包装フィルムであっても使用することができる。もちろん、可動部104の作動部位を検出することができるセンサーであれば光センサー以外にも近接センサー(例えば、電磁センサーや超音波センサー)などを用いて包装フィルムが重なっている位置を調べることができる。
【0033】
その他の実施の形態.
本発明は上述した実施の形態だけに限られず、様々な変更が可能である。例えば、上述の実施の形態において、穴部103は貫通穴で図示したが、仕切り板102を貫通していない穴部103でもよい。さらに両側の可動部104に対して別々に穴部103を設けても良い。また、仕切り板102には穴部103を設けなくても、可動部104が仕切り板102の厚み方向の内側に移動するように設けられていれば同様の効果を得ることが出来る。例えば、図8、図9に示すように仕切り板102の一部を切り欠いて、仕切り板102をコの字型、L字型として、その空間部分に可動部104を移動させるようにしても良い。また、仕切り板102の上に可動部104を設けても良い。このように包装フィルムがずれた時に可動部104が仕切り板102の厚み方向の内側に移動するような構成とすることで、包装フィルムの重ね合わせ端の位置ずれの有無で可動部104が異なる位置に移動する。さらに仕切り板102を設けなくてもよく、折り返された包装フィルムの内側に可動部104が作動するようにすることにより同様の効果を得ることができる。この可動部104の動作に基づいてセンサー部105の光信号がON/OFFされ、位置ずれが発生しているか否かを判定する。これにより、折り返し異常の早期発見が可能になる。
【0034】
上述の実施の形態では正常時に可動部104がセンサー部105の位置から外れるようにしたが、反対に正常時には可動部104がセンサー部105の位置に配置され、位置ずれ発生時には可動部104がセンサー部105の位置から外れるように配置されてもよい。このような配置はセンサー部105又は可動部104を任意の位置に配置することにより可能になる。これにより、包装フィルムの端部をシールする前に包装フィルムの折返し異常の検出が可能になり、シール不良を防ぐことができる。不良品の発生を防ぐことができ、個別包装体の生産性を向上することができる。
【0035】
可動部104は包装フィルムに移送に影響を与えることが無いように重量の軽い可動片にすることが望ましい。金属以外にもプラスチック又はテフロン(登録商標)等の柔らかい材質で可動片を構成することも可能である。これにより、可動片が包装フィルムに接触した場合でも、包装フィルムに損傷を与えることがなくなる。
【0036】
上述の実施の形態ではストッパーを設けて、可動部の回転を防止したが、可動部の一部にバネを取り付けて回転を防止してもよい。本発明は上述の実施の形態で図示した充填包装機に限られるものではなく、包装フィルムを折り返してシールする構成を持つ充填包装機に対して利用することができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、包装フィルムの材質に関係なく、位置ずれを検出することができる充填包装機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる充填包装機の構成を示す正面図である。
【図2】本発明にかかる充填包装機の位置ずれ検出部の周辺の構成を示す図である。
【図3】本発明にかかる充填包装機の位置ずれ検出部の構成を示す斜視図である。
【図4】本発明にかかる充填包装機の用いられるセンサーの構成を示す図である。
【図5】本発明にかかる充填包装機の位置ずれ検出部の構成を示す側面図である。
【図6】本発明にかかる充填包装機の位置ずれ検出部の動作を示す正面図である。
【図7】本発明にかかる充填包装機の位置ずれ検出部の動作を示す正面図である。
【図8】本発明にかかる充填包装機の位置ずれ検出部の別の構成を示す図である。
【図9】本発明にかかる充填包装機の位置ずれ検出部の別の構成を示す図である。
【図10】従来の充填包装機の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 充填包装機、2 縦シールロール、3 横シールロール、
4 横シールロール、5 カッター装置、6 タンク、6A 供給パイプ、
7 供給量制御装置、8 充填パイプ、9 ガイドロール、
10 誘導補助機構、11、12 回転軸、13 ヒートシーラー
14、15 回転軸、16 ヒートシーラー
101 ベース部、102 仕切り版、103は穴部、104 可動部、
105 光センサ、106 支柱、108 下ストッパー、
109 上ストッパー、110 凹部、111 発光素子、112 光検出部
Claims (8)
- 連続移送している包装フィルムの中央部を折り返して端部を重ね合わせる誘導補助機構と、
前記誘導補助機構による重ね合わせ状態を調べる位置ずれ検出機構と、
前記位置ずれを調べた後、包装フィルムの縦並びに横を熱シールしながら内容物を充填する包装機構とを備えた充填包装機であって、
前記位置ずれ検出機構が、前記誘導補助された包装フィルムの重ね合わせ位置を調べる可動部と、
前記可動部からの作動により位置ずれ発生を判定するセンサー部とを有することを特徴する充填包装機。 - 連続移送している包装フィルムの中央部を折り返して端部を重ね合わせる誘導補助機構と、
前記誘導補助機構による重ね合わせ状態を調べる位置ずれ検出機構と、
前記位置ずれを調べた後、包装フィルムの縦並びに横を熱シールしながら内容物を充填する包装機構とを備えた充填包装機であって、
前記位置ずれ検出機構が、前記誘導補助された包装フィルムの重ね合わせ位置に連動して回転作動する可動片を有する可動部と、
前記可動片の作動部位を光により検出する光センサーによって位置ずれ発生を判定するセンサー部とを有することを特徴とする充填包装機。 - 前記光センサーは発光素子と、
前記発光素子からの光を検出する光検出部とを備え、
前記重ね合わせ位置に連動して前記可動片が前記発光素子と前記光検出部との間を出入りすることにより、位置ずれと判定することを特徴とする請求項2記載の
充填包装機。 - 前記センサー部が近接センサーを有することを特徴とする請求項1記載の充填包装機。
- 前記可動片をプラスチック又はテフロン(登録商標)で構成することを特徴とする請求項2乃至4いずれかに記載の充填包装機。
- 前記可動部及び前記センサー部を前記重ね合わされた包装フィルムの両側に設けることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の充填包装機。
- 前記包装フィルムの両側に設けられた可動片の位置を前記包装フィルムの重ね合わせ端から略同一の距離に設けることを特徴とする請求項6記載の充填包装機。
- 連続移送している包装フィルムを誘導補助して、前記包装フィルムの中央部を折り返して、端部を重ね合わせるステップと、
前記折り返された包装フィルムの重ね合わせ位置を調べるステップと、
前記位置ずれを調べた後、包装フィルムの縦並びに横を熱シールしながら内容物を充填するステップ
とを備える個別包装体の製造方法であって、
前記重ね合わせ位置を調べるステップでは、前記包装フィルムの重ね合わせ位置を調べる可動部の作動をセンサー部により検出して、位置ずれ発生を判定している個別包装体の製造方法。
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