JP2004314118A - 加圧装置 - Google Patents

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Yuji Takemoto
祐二 竹本
Ryoji Makino
良治 牧野
Tokuzo Sekiyama
篤藏 関山
Hiroshi Shibuya
浩 澁谷
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Kyoho Machine Works Ltd
Nisso Electric Co
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Kyoho Machine Works Ltd
Nisso Electric Co
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Abstract

【課題】コンパクト化及び高推力を実現することができる加圧装置を提供すること。
【解決手段】電動式加圧装置1は,ロータ31の内部に中空穴311を備えた中空モータ3と,一対の送りネジ41及びナット42と,送りネジ41の先端部に取り付けられた加圧部5と,送りネジ41の進退をガイドするガイド部6と,送りネジ41の軸方向に加わるスラスト荷重を受ける軸受部7とを有している。ナット42は,ロータ31の軸方向端面に結合されており,ロータ31の回転数と略同一の回転数で回転する。送りネジ41は,その一部がロータ31の中空穴311内に配設されており,ナット42の回転に伴って中空穴311内を利用して進退する。軸受部7は,ナット42の外周側に配設されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は,モータの回転力を送りネジの軸方向推力に変換して加圧を行う加圧装置に関する。
【0002】
【従来技術】
例えば,モータを使用して構成される電動プレスにおいては,高い減速比を得て,高い推力を出力するために,送りネジ及びこれに螺合するナットを使用している。また,上記電動プレスは,ギヤ又はプーリ等の減速機を介して,上記送りネジ又はナットをモータに接続してなり,送りネジ又はナットの先端部に設けた加圧部により加圧を行うことができる。このような電動プレスとしては,例えば,特許文献1〜3に示すものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−329690号公報
【特許文献2】
特開平5−329691号公報
【特許文献3】
特開平5−329692号公報
【0004】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来の電動プレスにおいては,上記モータと上記送りネジ又はナットとの間に,送りネジ又はナットに働くラジアル荷重を受けると共に,上記加圧部に加わるスラスト荷重を受けるためのベアリングが配設されている。
また,モータと送りネジ又はナットとの間には,上記減速機も配設されている。そのため,上記電動プレスの全長又は大きさが大きくなり,そのコンパクト化を妨げる要因になっている。このことは,上記電動プレスが出力する推力を大きくすればするほど,上記モータの容量を大きくする又は上記減速機の減速比を大きくする等の対策が必要になり,顕著になる。
【0005】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,コンパクト化及び高推力を実現することができる加圧装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】
本発明は,ロータの内部に中空穴を有する中空モータと,
めねじ部を有すると共に,上記ロータに結合され該ロータの回転数と略同一の回転数で回転するナットと,
上記めねじ部に螺合するおねじ部を有すると共に,上記ナットの回転に伴って上記中空穴内を利用して進退する送りネジと,
該送りネジの先端部に取り付けられた加圧部と,
上記送りネジの進退をガイドするガイド部と,
上記送りネジの軸方向に加わるスラスト荷重を受ける軸受部とを有しており,かつ上記軸受部は,上記ナットの外周側に配設されていることを特徴とする加圧装置にある(請求項1)。
【0007】
本発明の加圧装置は,上記中空モータの回転力を上記送りネジ及びナットにより軸方向への推力に変換して上記加圧部から加圧を行うことができる電動式加圧装置である。
そして,上記中空モータのロータを回転させたときには,このロータの回転と共に上記ナットが回転する。このとき,上記めねじ部とおねじ部との螺合により,上記ナットの回転力が上記送りネジが軸方向へ進退する推力に変換される。そして,上記送りネジが,上記ガイド部によってガイドされて回り止めが行われた状態で進退することにより,その先端部に取り付けられた加圧部により加圧を行うことができる。
【0008】
また,上記加圧部により加圧を行った際に生じる反力により上記送りネジの軸方向に加わるスラスト荷重は,上記軸受部によって受けることができる。そのため,上記加圧部による反力が上記ロータに直接加わってしまうことを防止することができる。
【0009】
上記のごとく上記中空モータのロータには中空穴が設けられており,上記加圧装置への送りネジの配設は,送りネジの一部を中空穴内に配置した状態で行うことができる。そして,送りネジは,この中空穴内のスペースを利用して上記軸方向に進退することができる。
そのため,上記加圧部に必要なストロークに合わせて,上記送りネジの長さを設定したときには,この送りネジの一部を上記中空穴内に配置し,上記加圧装置の軸方向の全長が大きくなることを抑制することができる。
【0010】
また,上記ナットは,ギヤ又はプーリ等の減速機を介すことなく上記ロータに結合されており,ロータの回転数と略同一の回転数で回転する。そのため,上記中空モータとナットとの間の減速機の配設スペースをなくすことができ,これによっても,上記加圧装置の軸方向の全長が大きくなることを抑制することができる。
【0011】
さらに,上記のごとく上記軸受部は上記ナットの外周側に配設されている。そのため,これによっても,上記加圧装置の軸方向の全長が大きくなることを抑制することができる。
それ故,本発明によれば,コンパクトな加圧装置を形成することができる。
また,後述するように,上記中空モータにロータの出力回転数が小さく出力トルクが大きいモータを使用することにより,装置のコンパクト化ができると共に高推力も実現することができる加圧装置を形成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
上記軸受部は,上記ナットの一部に設けた軸方向の面に接触する滑りスラスト軸受(スラストブッシュ)とすることができる。また,上記軸受部は,複数のボールによる転がりを利用して回転抵抗を減少させた転がりスラスト軸受(ボールスラストブッシュ)とすることもできる。
【0013】
また,上記軸受部は,上記スラスト荷重を受けると共に上記ナットの回転によるラジアル荷重を受ける転がり軸受とすることが好ましい(請求項2)。
この場合には,上記転がり軸受により,上記ナットの回転も保持することができ,かつナットの回転の際に生ずる回転抵抗を少なくすることができる。
なお,上記軸受部は,上記スラスト荷重及びラジアル荷重を受ける滑り軸受(ブッシュ)とすることもできる。
【0014】
また,上記転がり軸受としては,その横断面において,ボールと内輪及び外輪の接触面とを結ぶラインがラジアル方向に対して所定の接触角(例えば20〜40°の接触角)を有してなるアンギュラ玉軸受がある。また,この他にも,上記転がり軸受としては,上記ボールの代わりに円筒状又は円錐状のころを用いたころ軸受がある。また,上記軸受部は,複数の転がり軸受を並列配置して構成することができる。
【0015】
また,上記ロータの出力トルクは177[N・m]以上であると共に上記ロータの出力回転数は1200[rpm]以下であり,上記加圧部は100[kN]以上の推力を出力できるよう構成されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には,上記のように減速機を用いることなく177[N・m]以上の大きな出力トルクを出力できるだけでなく,出力回転数を1200[rpm]以下に維持することもできる中空モータを使用することにより,装置のコンパクト化ができると共に,上記100[kN]以上の高推力を出力することができる加圧装置を形成することができる。
【0016】
上記100[kN]以上の高推力を実現するためには,上記送りネジのおねじ部における送りピッチ(リード)は,例えば,10〜30[mm]とすることができる。また,送りネジの直径は,上記高推力を出力するためには,少なくとも50[mm]以上とすることが好ましい。
【0017】
また,上記ロータの出力トルクが177[N・m]未満の中空モータの場合には,上記高推力を出力することが困難になる。また,上記ロータの出力回転数が1200[rpm]を超える中空モータの場合には,その容量が大きくなり,上記加圧装置を大型化させてしまうおそれがある。
また,上記出力トルクの上限値は,上記加圧部に必要な推力に合わせて決定することができる。また,上記出力回転数の下限値は,加圧部を加圧部位まで移動させるときの移動速度を考慮すると100[rpm]以上であることが好ましいと考える。
【0018】
また,上記軸受部は,上記ロータの回転を保持する一方のロータ軸受も兼用していることが好ましい(請求項4)。
この場合には,上記軸受部に上記ロータの回転を保持する一方のロータ軸受の役割もさせることができ,部品点数を減らして上記加圧装置の全長を一層コンパクトにすることができる。
【0019】
【実施例】
以下に,図面を用いて本発明の加圧装置にかかる実施例につき説明する。
本例の加圧装置1は,図2に示すごとく,以下の中空モータ3,送りネジ41,ナット42,加圧部5,ガイド部6及び軸受部7を有する構造により,コンパクトであると共に高推力を実現することができる電動式加圧装置(電動式プレス)を形成している。
すなわち,図1に示すごとく,上記加圧装置1は,ロータ31の内部に中空穴311を備えた中空モータ3を有している。この中空モータ3は,ステータ32と,このステータ32に対して回転するロータ31と,ステータ32を囲むハウジング33とを備えている。
【0020】
また,図1に示すごとく,上記加圧装置1は,一対の送りネジ41及びナット42を用いて,上記中空モータ3による回転力を軸方向への推力に変換している。すなわち,上記ナット42は,貫通形成した内周面にめねじ部421を有するものであり,上記ロータ31の軸方向端面に結合されている。そして,このナット42は,ロータ31の回転数と略同一の回転数で回転する。また,上記送りネジ41は,外周面に上記めねじ部421に螺合するおねじ部411を有するものである。そして,送りネジ41は,その一部がロータ31の中空穴311内に配設されており,上記ナット42の回転に伴って上記中空穴311内を利用して進退する。
【0021】
また,図1に示すごとく,上記加圧装置1は,上記送りネジ41の先端部に取り付けられた加圧部5と,送りネジ41の進退をガイドするガイド部6と,送りネジ41の軸方向に加わるスラスト荷重を受ける軸受部7とを有している。また,軸受部7は,上記ナット42の外周側に配設されている。
【0022】
以下に,これを詳説する。
図1に示すごとく,本例の中空モータ3は,177[N・m]以上の高出力トルク及び1200[rpm]以下の低出力回転数を出力可能なものである。具体的には,上記ロータ31の出力トルクが約1050[N・m]であり,上記ロータ31の出力回転数が約600[rpm]である。なお,上記出力トルクは,中空モータの最大出力トルクである。
【0023】
また,本例の一対の送りネジ41及びナット42は,送りネジ41のおねじ部411とナット42のめねじ部421との間に複数のボールを配置して,この複数のボールを介して送りネジ41とナット42とが螺合するボールネジ4を用いて構成されている。本例のボールネジ4の送りピッチ(リード)は20[mm]とし,送りネジ41の直径は100[mm]とした。
【0024】
そして,上記中空モータ3及びボールネジ4を用いることにより,上記加圧部5は約300[kN]の推力を出力することができる。このように,本例の加圧装置1は,低出力回転数及び高出力トルクを実現する上記中空モータ3を利用して,100[kN]以上の高推力を出力することができる。
【0025】
また,本例では,中空モータ3は,上記加圧部5の位置制御を行うことができるサーボモータとした。そして,加圧部5を加圧を行う部位まで移動させるとき(エアカット時)においては,中空モータ3を600[rpm]で回転させて,加圧部5を約200[mm/s]で移動させた。また,加圧部5により加圧を行うとき(加圧時)には,中空モータ3を約15〜45[rpm]で低速回転させて,加圧部5を約5〜15[mm/s]で移動させながら加圧を行った。
【0026】
表1に,上記加圧装置1が100[kN]以上の推力Fを出力するために,中空モータ3の出力トルクT及び出力回転数Nとボールネジ4の送りピッチpを選定した具体例1〜3について示す。ここで,推力Fは,F=2・π・T・η/p(η=0.9:機械効率)として求めた。
具体例1は,100[kN]の推力Fを出力すためには,出力トルクTは177[N・m]以上,出力回転数Nは1200[rpm]以下,送りピッチpは10[mm]以下とすることが好ましい旨を示すものである。また,この場合には,加圧部5は,約200[mm/s]の送り速度vで移動することができる。
【0027】
また,具体例2は,本実施例における各値を示し,本実施例では約300[kN]の推力Fを出力できる旨を示すものである。また,この場合には,加圧部5は,約200[mm/s]の送り速度vで移動することができる。
なお,参考として,具体例3は,出力トルクTを約2200[N・m]とし,出力回転数Nを約480[rpm]とし,送りピッチpを25[mm]とした場合には,加圧部5は,約500[kN]の推力を出力でき,約200[mm/s]の送り速度vで移動することができる旨を示すものである。
【0028】
【表1】
Figure 2004314118
【0029】
上記軸受部7は,上記スラスト荷重を受けると共に上記ナット42の回転によるラジアル荷重を受ける転がり軸受としてのアンギュラ玉軸受71である。このアンギュラ玉軸受71は,内輪部712とその外周側に配設した外輪部711と,これらの間に複数配設されたボール713とにより構成されている。そして,軸受部7は,上記アンギュラ玉軸受71を複数個(本例では3個)並列配置して構成されている。
また,本例の軸受部7は,上記ロータ31の一方(下側)の第1ロータ軸受の役割も兼ねている。また,上記ロータ31の他方(上側)の端部と上記ハウジング33との間には,第2ロータ軸受34が配設されている。
【0030】
また,図2,図3に示すごとく,上記加圧装置1は,上記中空モータ3のハウジング33及び上記軸受部7を,架台2に配設してなり,この架台2に対して上記ロータ31及びナット42が回転し上記送りネジ41が進退する。また,上記架台2は,加圧成形を行うワークを供給する供給テーブル21と,この供給テーブル21の上方に対向配設され上記中空モータ3を固定するための上ベース22と,この上ベース22と上記供給テーブル21とを連結する複数のガイドシャフト61とを有している。
【0031】
また,上記供給テーブル21と上ベース22との間には,加圧ベース23が配設されており,上記送りネジ41の先端部は加圧ベース23に連結されている。また,本例の加圧部5は,上記加圧ベース23の下面に取り付けてある。
そして,加圧ベース23は,送りネジ41の推力を受けて上下に移動し(進退し),下方に移動するときに加圧部5から加圧を行うことができる。
また,本例のガイド部6は,上記各ガイドシャフト61と,上記加圧ベース23に配設すると共に各ガイドシャフト61にスライド可能に係合する各ブッシュ62(本例ではボールブッシュ62)とからなる。
なお,本例における送りネジ41及び加圧部5の進退とは,上下方向への移動のことをいう。
【0032】
また,図1に示すごとく,上記上ベース22には,外ブラケット24が設けてあり,この外ブラケット24の上部には上記中空モータ3のハウジング33が固定されている。また,上記ナット42の外周側には,内ブラケット25が設けてあり,上記中空モータ3のロータ31と,内ブラケット25とナット42とはビスにより固定して一体化されている。このように,本例のロータ31とナット42とは一体化されている。
また,上記軸受部7は,その外輪部711を上記外ブラケット24の内周面に圧入すると共に,その内輪部712を上記内ブラケット25の外周面に圧入して,外ブラケット24と内ブラケット25との間に配設されている。
【0033】
本例の加圧装置1は,上記中空モータ3の回転力を上記送りネジ41及びナット42により軸方向への推力に変換して上記加圧部5から加圧を行うことができる電動式加圧装置である。
そして,上記中空モータ3のロータ31を回転させたときには,このロータ31の回転と共に上記ナット42が回転する。このとき,上記めねじ部421とおねじ部411との螺合により,上記ナット42の回転力が上記送りネジ41が軸方向へ進退する推力に変換される。
そして,図2,図3に示すごとく,上記送りネジ41が,上記ガイド部6によってガイドされて回り止めが行われた状態で進退することにより,その先端部に取り付けられた加圧部5により加圧を行うことができる。
【0034】
また,上記加圧部5により加圧を行った際に生じる反力により上記送りネジ41の軸方向に加わるスラスト荷重は,上記軸受部7によって受けることができる。そのため,上記加圧部5による反力が上記ロータ31に直接加わってしまうことを防止することができる。
【0035】
また,図1に示すごとく,上記中空モータ3のロータ31には中空穴311が設けられており,上記加圧装置1への送りネジ41の配設は,送りネジ41の一部を中空穴311内に配置した状態で行うことができる。そして,送りネジ41は,この中空穴311内のスペースを利用して上記軸方向に進退することができる。
そのため,上記加圧部5に必要なストロークに合わせて,上記送りネジ41の長さを設定したときに,この送りネジ41の一部を上記中空穴311内に配置し,上記加圧装置1の軸方向の全長が大きくなることを抑制することができる。
【0036】
また,図1に示すごとく,上記ナット42は,ギヤ又はプーリ等の減速機を介すことなく上記ロータ31に一体的に結合されており,ロータ31の回転数と略同一の回転数で回転する。そのため,上記中空モータ3とナット42との間の減速機の配設スペースをなくすことができ,これによっても,上記加圧装置1の軸方向の全長が大きくなることを抑制することができる。
【0037】
さらに,上記軸受部7は上記ナット42の外周側に配設されている。そのため,これによっても,上記加圧装置1の軸方向の全長が大きくなることを抑制することができる。
また,本例の加圧装置1においては,上記軸受部7は,上記中空モータ3のロータ31の回転を保持する一方のロータ軸受の役割も兼ねている。そのため,上記ロータ31と上記ナット42とを一体化した構造により,部品点数を減らして上記加圧装置1の全長を短くすることができる。
それ故,本例の加圧装置1は,コンパクトであると共に高推力を出力することができる。
【0038】
また,本例においては,上記ロータ31に設けた中空穴311は貫通した穴ではなかったが,図4に示すごとく,中空穴311はロータ31を貫通して形成されていてもよい。この場合には,一層長い送りネジ41を使用することができ,上記加圧部5のストロークを容易に大きくすることができる。
【0039】
また,上記加圧装置1は,図5に示すごとく,上記加圧部5としての上パンチ51と,上記供給テーブル21に配設した下パンチ52とにより,種々のワークに加圧成形を行うことができる。この場合には,上記供給テーブル21にダイス53を配設し,このダイス53の内周側に上記下パンチ52を移動可能に配設し,上記上パンチ51と下パンチ52とにより,上記ダイス53内において筒状ワーク81に加圧成形を行うことができる。
【0040】
また,上記加圧装置1は,図6に示すごとく,上記下パンチ52を環状断面形状に形成すると共にこの下パンチ52の内周側にコア54を配設し,上記上パンチ51の先端部を環状断面形状に形成して,上記環状ワーク82の加圧成形を行うこともできる。この場合には,上記環状ワーク82の中空穴821に上記コア54を配置すると共に上記ダイス53内に環状ワーク82を配置した状態で上パンチ51及び下パンチ52により加圧成形を行うことができる。
また,上記加圧装置1は,上記高推力を生かして,粉末成形を行った粉末成形体に加圧して,この粉末成形体を規定寸法に成形するサイジング装置として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における,電動式加圧装置を示す部分拡大説明図。
【図2】実施例における,加圧部が後退位置にある電動式加圧装置を示す説明図。
【図3】実施例における,加圧部が前進位置にある電動式加圧装置を示す説明図。
【図4】実施例における,中空穴を貫通形成したロータを有する電動式加圧装置を示す部分拡大説明図。
【図5】実施例における,筒状ワークに加圧を行う加圧装置の上パンチ,下パンチ及びダイスを示す説明図。
【図6】実施例における,環状ワークに加圧を行う加圧装置の上パンチ,下パンチ,ダイス及びコアを示す説明図。
【符号の説明】
1...加圧装置,
2...架台,
3...中空モータ,
31...ロータ,
311...中空穴,
32...ステータ,
4...ボールネジ,
41...送りネジ,
411...おねじ部,
42...ナット,
421...めねじ部,
5...加圧部,
6...ガイド部,
7...軸受部,

Claims (4)

  1. ロータの内部に中空穴を有する中空モータと,
    めねじ部を有すると共に,上記ロータに結合され該ロータの回転数と略同一の回転数で回転するナットと,
    上記めねじ部に螺合するおねじ部を有すると共に,上記ナットの回転に伴って上記中空穴内を利用して進退する送りネジと,
    該送りネジの先端部に取り付けられた加圧部と,
    上記送りネジの進退をガイドするガイド部と,
    上記送りネジの軸方向に加わるスラスト荷重を受ける軸受部とを有しており,かつ上記軸受部は,上記ナットの外周側に配設されていることを特徴とする加圧装置。
  2. 請求項1において,上記軸受部は,上記スラスト荷重を受けると共に上記ナットの回転によるラジアル荷重を受ける転がり軸受であることを特徴とする加圧装置。
  3. 請求項1又は2において,上記ロータの出力トルクは177[N・m]以上であると共に上記ロータの出力回転数は1200[rpm]以下であり,上記加圧部は100[kN]以上の推力を出力できるよう構成されていることを特徴とする加圧装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において,上記軸受部は,上記ロータの回転を保持するロータ軸受も兼用していることを特徴とする加圧装置。
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