JP2004313663A - クリップの絡まない角ハンガー。 - Google Patents

Abstract

【課題】本発明において解決すべき課題は、角ハンガーの開閉時にクリップ同士、又はクリップを吊るすチエンとが絡み合うことを防止し、その場合に角ハンガーフレームの幅を広げることなしに、効果を挙げることである。
【解決手段】角ハンガーフレームのクリップ懸架部へガイド板を設置し、角ハンガー開閉時に、クリップ吊るし具の運動方向を規制し、且つクリップの運動方向も規制して互いの絡み合いを防ぐことによってクリップを整列させ解決する。
【選択図】図４

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、角ハンガーの折りたたみ時にクリップが絡み合わないためのクリップの吊るし具と、角ハンガーフレームに設置した懸架部の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来のこの種の角ハンガーにおいては、開閉時にクリップを吊るすチエンとクリップ自体が絡み合い、開閉に不自由なものが多かった。これは本申請人が特願平１１−１６５７４７によって特許申請を行っている方法で解決できるが、この方法は角ハンガーのフレームでクリップを受けることによってクリップの動きを規制している。この方法によると、角ハンガーのフレーム枠の幅が広がり原料の消費が大きくなることが考えられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明において解決すべき課題は、角ハンガーの開閉時にクリップ同士、又はクリップを吊るすチエンとが絡み合うことを防止する、その場合に角ハンガーフレームの幅を広げることなしに、効果を挙げることである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
この技術に関する本考案の要点は、懸架部へガイド板を設置し、角ハンガー開閉時に、クリップの吊るし具の運動方向を規制し、且つクリップの運動方向も規制して互いの絡み合いを防ぐことによって解決する。
【０００５】
【発明の実施の形態】
中央に特定の山形をしたバネを持ったクリップ、その山形と同じ角度を持ったクリップ吊り下げ部と、角ハンガー本体に付属する懸架部のクリップ吊り下げ受け部と同じ角度を持った吊り下げ部を持ったクリップ吊るし具、及び角ハンガーに付属し、対応するクリップ吊るし具の山形の角度を持ち、クリップ釣具の動きを規制するガイド板を持つ懸架部によって形成される。
【実施例】
図１は、本考案のクリップの平面図である。（１）はクリップ本体で、このクリップのバネ（２）は、中央が図のように角度を持った山形をしている。
【０００６】
図２は、クリップの吊るし具の平面図と側面図である。（３）は、吊るし具の角ハンガー本体に付属する懸架部に懸架するためのリング部、この内側の形状は、（４）に示すように角度を持った山形をしている。（５）は、クリップを吊るすリング部、この内側の形状は、（６）に示すように角度を持った山形をしている。（７）は、胴体部、（８）は、懸架部へ装着するためのスリットで、この隙間を広げながらクリップ吊り具を装着できる。
（９）は、クリップを装着するためのスリットで、この隙間を広げながらクリップのバネを通す。
【０００７】
図３は、吊り下げ具を装着する為の、角ハンガー本体に付属する懸架部の図である。見取り図のような形となっている。（１０）は、クリップ吊るし具を装着する為の受け部で（４）の山形と同じ角度で凹形となっている。（１１）は、足部で角ハンガー本体に付着している。（１２）は、クリップ吊るし具の動きを規制するガイド板である。
【０００８】
図４は、角ハンガー本体に付属するハング部にクリップ吊り下げ具を装着し、角ハンガーを折り畳んだ時の状態を示している。クリップ吊るし具の（４）の山形と同じ角度を持ったハンガー部の山形によって、クリップ吊るし具は懸架部の中心に吊り下げられる。この動作を助けるために（１２）のガイド板が作用する。ガイド板は、角ハンガーの開閉時に、クリップ吊るし具はガイド板によって動きを規制され、ハンガー部の山形の中心へ来る。
【０００９】
クリップ吊るし具のピンチ側（６）の山形によって、クリップはその中心が支点となる。以上によって折り畳み時にクリップは、同じ状態に１方向を向いて整列する。
【００１０】
角ハンガーの折り畳み方法は、２種の方法がある。
図５は、角ハンガーの折り畳み支点（１７）を上において折り畳んだ状態を示す。
（１６）は角ハンガー本体、（１３）は、角ハンガー本体に付着している懸架部、（１４）は、ピンチ吊り具、（１５）は、ピンチである。 折り畳むことによって、先ず、ピンチ吊り具は（１２）のガイド板によって動きを規制され、垂直に垂れる形となる。折り畳みが進行するとピンチがピンチ吊り具の下に１方向に整列される状態となる。
最終的に、各ピンチは角ハンガー本体の枠内に整列され、互いに絡み合うことはなくなる。
【００１１】
図６は、角ハンガーの折り畳み支点を下において折り畳んだ状態を示す。
この時も、角ハンガー体に付着している懸架部（１３）の位置が違うだけで動作は同じである。
【００１２】
【発明の効果】
今までの角ハンガーの開閉時にクリップ同士又はクリップを吊るすチエンとが絡み合うことが多く開閉時に不便であったがこれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】クリップの図
【図２】クリップ吊るし具の図
【図３】懸架部の図
【図４】クリップが正常に収納された状態の図
【図５】折り畳み支点を上において折り畳んだ状態の図
【図６】折り畳み支点を下において折り畳んだ状態の図
【符号の説明】
（１） クリップのバネ
（２） クリップの本体
（３） クリップ吊るし具の懸架部側のリング部
（４） 同上リング部の内側山形
（５） 同上リング部の内側山形のクリップ側のリング部
（６） 同上リング部の内側山形
（７） クリップ吊るし具の胴体部
（８） クリップ吊るし具の懸架部側の装着用スリット
（９） クリップ吊るし具のクリップ側の装着用スリット
（１０） 懸架部の吊り下げ受け部
（１１） 懸架部の脚部
（１２） 懸架部のガイド板
（１３） 懸架部
（１４） クリップ吊るし具
（１５） クリップ
（１６） 角ハンガーフレーム
（１７） 折り畳み支点

Claims (1)

1. 角ハンガーの開閉時に、フレームに設置した懸架部に付属するガイド板により、クリップの吊るし具の動きを規制し、クリップの絡み合いを防止する為の、クリップ、クリップ吊るし具及び懸架部の構造。

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