JP2004312222A - スピーカ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明が解決しようとする課題としては、前述した従来技術において生じるリード線の断線防止のために部品点数が増加するという問題が一例として挙げられる。
【解決手段】コイルボビン13に取り付けられたボイスコイル14のリード部14bに、当該リード部14bに加わる応力に対して反復して復元する形状とされた余剰部30を設ける。ボイスコイル14に大きな駆動電流が供給され、巻線部14aに生じる引っ張り応力および圧縮応力等による影響によって、リード部14bに応力が生じた場合には、余剰部30を変形させることによってリード部14bにおける断線を防止する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から広く知られているスピーカ装置として、いわゆるムービングコイル方式のスピーカ装置を図1および図2に示す。
図1に示すように、スピーカ装置100は、磁性材料によって形成されたセンターポールを備えるヨーク101と、このヨーク101の外周部に配置された環状のマグネット102と、マグネット102の上部に配置された環状のプレート103とにより磁気回路104が構成されている。
【0003】
磁気回路104は、プレート103の内周面と、ヨーク101の中央部に設けられた突出部101aの外周面との間に形成された磁気ギャップ104aとを有している。
また、スピーカ装置100は、非磁性材料によって筒状に形成されたコイルボビン105と、このコイルボビン105に取り付けられたボイスコイル106とを備えている。
【0004】
コイルボビン105は、略円錐状に形成された振動板107における中央孔の外周部に一方の端部が接着固定されているとともに、他方の端部が磁気ギャップ104a内に配置されている。
ボイスコイル106は、コイルボビン105の外周面に導電線が巻回された巻線部106aと、この巻線部106aの両端における導電線をコイルボビン105の外周面に沿って一方向に引き出したリード部106bとを有している。リード部106bは、振動板107の主面まで引き出されて給電線108に接続されている。
【0005】
図2に示すように、ボイスコイル106のリード部106bは、ボイスコイル106における巻線部106aの両端の導電線をコイルボビン105の周面に沿って振動板107が取り付けられた方向に引き出されている。
また、リード部106bは、コイルボビン105に対して巻回された粘着テープ114によって、このコイルボビン105に対して固定されている。
【0006】
図1に戻って、振動板107には、中央孔を覆うキャップ109が取り付けられている。振動板107は、弾性を有する材料および形状で形成されたエッジ110およびダンパ111を介してフレーム112に取り付けられている。
フレーム112には、ボイスコイル106に対して電気信号を供給するための一対の入力端子113(図中においては一方のみ示す。)が取り付けられている。これら一対の入力端子113には、リード部106bに接続された給電線108の他端が接続されている。
【0007】
以上のようなスピーカ装置100においては、入力端子113を介してボイスコイル106に駆動電流が供給されると、このボイスコイル106が磁気回路104によって印加された磁界との間に生じる電磁力によってコイルボビン105の軸方向(図2中に示すY−Y線の方向)に振動する。
このとき、ボイスコイル106がコイルボビン105を介して振動板107に結合されていることから、ボイスコイル106に生じた振動に伴って振動板107も振動する。これにより、スピーカ装置100からは、入力した駆動電流に応じた音響エネルギ(音声)が出力される。
【0008】
ところで、スピーカ装置100によって大音量を出力する場合には、ボイスコイル106に大電流を供給し、振動板107を大きく振動させることが必要となる。しかしながら、ボイスコイル106に供給する電流を大きくすると、振動板107を駆動する駆動力が増大する一方で、ボイスコイル106の巻線部106aに加わる引っ張り応力および圧縮応力も増大してしまう。
このとき、巻線部106aに生じた応力によってコイルボビン105にも変形や振動等が生じ、この結果、コイルボビン105に固定されたリード部106bに予期しない応力が加わって断線してしまう虞れがある。
【0009】
そこで、リード部の断線を防止するための手法のひとつ(以下、第1手法と称する。)としては、表面に錫の鍍金層を設けたリボン線をコイルボビンに取り付け、ボイスコイルから引き出されたリード部をリボン線に対して溶接接合することが提案されている(特許文献1参照)。
【0010】
また、別の手法(以下、第2手法と称する。)としては、コイルボビンを支持するダンパ上に引き出されたリード部を発泡型ホットメルトのシール材で被覆することが提案されている(特許文献2参照)。
【0011】
さらに、別の手法(以下、第3の手法と称する。)としては、ボイスコイルから引き出したリード線を、かしめ金具を用いることによりコイルボビンの周面で錦糸線に接続することが提案されている(特許文献3参照)。
【0012】
【特許文献1】
特開平5−183993号公報
【特許文献2】
特開平7−015795号公報
【特許文献3】
特開2002−125294号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した第1〜第3の手法は、それぞれリボン線、シール材、かしめ金具および金糸線等の新たな部材を取り付ける必要がある。
このため、これらの部材に要するコストや、製造工程が複雑化することによる製造コスト等が増大し、高コスト化してしまうといった問題があった。
さらに、コイルボビンやダンパに新たな部材を取り付けていることから、振動板と共に振動する部分の重量が増加してしまうため、音質が劣化したり、入力した駆動電流に対する音声の出力効率が低下してしまう等の問題があった。
【0014】
また、大電流を供給したときに生じるリード部の断線は、前述したように、ボイスコイルの変形や振動に伴うコイルボビンの変形や振動が主な要因であるため、ボイスコイルの近傍位置で最も多く発生する。しかしながら、前述した第2および第3の手法は、いずれもボイスコイルから離間した位置で対策が図られているため、リード部の断線を完全に防止することが困難である。
【0015】
また、前述した第1手法は、ボイスコイルに対して比較的近い位置で対策が図られており、リード線とリボン線との接続強度や、リボン線自身の機械的強度は十分に得ることができると考えられる。
しかしながら、ボイスコイルにおける導電線の引き出し部(リード部)と、リード部およびリボン線の接続部との位置関係が固定されていることから、コイルボビンに生じる変形や振動に起因してリード部に加わる応力を解消するという観点からは、十分に有効な対策ではないことが明らかである。
【0016】
また、リード部の断線を防止するための第4の手法としては、例えば、ボイスコイルに用いる導電線の径を十分に太くすることにより、リード部における導電線の機械的強度を増大させることが考えられる。
しかしながら、太い径を有する導電線を用いることによりボイスコイルの重量が飛躍的に増加してしまうことから、振動する部分の重量が増加することによる音質の劣化や出力効率の低下が顕著となってしまう等の問題が生じる。また、導電線の径を太くすることによって、ボイスコイルの体積が増大し、スピーカ装置全体の大型化を招いてしまうといった問題が生じる。
【0017】
特に、例えば自動車等の車両に搭載して用いられる、いわゆる車載用のスピーカ装置の場合には、車両に搭載する機器の重量が増加するに伴って燃費が悪化してしまうという事情や、十分な室内空間を確保するためにスピーカ装置の大きさが制限されるという事情を考慮して、十分に軽量化および小型化を図ることが要求されている。
従って、前述した第4の手法を車載用のスピーカ装置に適用することは困難である。
【0018】
また、車載用のスピーカ装置のうちでも特に低音域の音声出力を担当するウーハー用あるいはサブウーハー用のスピーカ装置の場合、低音域で発生する車両の走行ノイズが重畳された場合でも十分に可聴可能とするため、通常のスピーカ装置と比較して、より大出力に対応することが要求されている。
このため、リード部に加わる応力も大きく、このリード部における断線の防止を図ることが一層重要となる。
【0019】
本発明が解決しようとする課題としては、前述した従来技術において生じるリード線の断線防止のために部品点数が増加するという問題が一例として挙げられる。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るスピーカ装置は、磁気ギャップを有する磁気回路と、前記磁気回路に印加する磁界を発生する磁界発生部と、前記磁気ギャップ内に配設された筒状のコイルボビンと、前記コイルボビンの周面に導電線が巻回されてなる巻線部と、前記巻線部の両端における前記導電線を前記コイルボビンの周面に沿って一方向に引き出してなるリード部とを有するボイスコイルと、前記コイルボビンの一方端部に連結され、前記コイルボビンの軸方向に振動自在とされた振動板とを備え、前記リード部には、当該リード部に加わる応力に対して反復して復元する形状とされた余剰部が設けられていることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、本発明の第1実施形態として、図1に示すスピーカ装置10について説明する。
【0022】
(第1実施形態)
図3に示すように、第1実施形態のスピーカ装置10は、磁気ギャップ11を有する磁気回路12と、磁気ギャップ11内に配設された筒状のコイルボビン13と、このコイルボビン13に取り付けられたボイスコイル14と、このボイスコイル14の一方端部に連結され、コイルボビン13の軸方向(図3中、X−X線で示す方向)に振動自在とされた振動板15と、各部を支える支持体としてのフレーム16とを備えている。
【0023】
磁気回路12は、熱伝導性に優れた軟鉄等の軟磁性材料によって円盤形状に形成された第1ヨーク20と、この第1ヨーク20上に同軸となるように配置された環状のマグネット21と、マグネット21の上部に配置された円環状の第2ヨーク22とを有している。
第1ヨーク20は、底部主面の中央部から立設された円柱形状のセンターポール20aを備えている。このセンターポール20aは、第1ヨーク20と一体に形成されていてもよいし、第1ヨーク20と同等の材料によって別体として形成されていてもよい。
【0024】
マグネット21は、例えばフェライト磁石やネオジウム系金属化合物,サマリウム系金属化合物等の材料からなる希土類磁石(永久磁石)によって所定の厚みで形成されており、第1ヨーク20の底部主面上に配置されている。このマグネット21は、磁気回路に印加する磁界を発生する磁界発生部としての機能を有しており、発生させた磁界を磁気回路12中に印加して磁束ループを形成する。
また、マグネット21は、磁気回路12に形成された磁気ギャップ11内の磁束密度が所望の値となるように、その材料、形状、大きさ等が設定されている。
【0025】
なお、第1実施形態においては、スピーカ装置10の環状のマグネット21を磁気回路12内に形成される磁束ループ内に配置した場合について例示しているが、例えば、スピーカ装置10の磁気回路を磁性材料からなるヨークのみによって構成し、磁気回路の外部に配置された永久磁石あるいは電磁石等によって磁気回路内に磁界を印加するとしてもよい。
具体的には、例えばヨークの周囲に配置されたコイルに電流を供給し、コイルから発生する磁界によって磁気回路内に磁束ループを形成するとしてもよい。
【0026】
第2ヨーク22は、第1ヨーク20と同一又は同等の材料によって円環平板状に形成されており、マグネット21における第1ヨーク20に接する側とは反対側の主面に配置されている。第2ヨーク22は、その内周面がセンターポール20aの外周面に対して所定の距離を隔てて対向するように内径が設定されている。磁気回路12は、第2ヨーク22の内周面とセンターポール20aとの間に形成された間隙において、磁束ループを外部に漏れ出す磁気ギャップ11が形成されている。
【0027】
一方、コイルボビン13は、例えば紙材等のような比較的軽量な非磁性材料によって、所定の剛性を有する円筒形状とされている。コイルボビン13は、一方の端部にボイスコイル14が取り付けられるとともに、他方の端部に振動板15が取り付けられている。
また、コイルボビン13は、ボイスコイル14が取り付けられた方の端部が、磁気ギャップ11内に挿入される位置に配置されており、軸方向(図3中、X−X線の方向)に振動自在とされている。
【0028】
図4は、ボイスコイル14が取り付けられたコイルボビン13を示す側面図である。
この図4に示すように、ボイスコイル14は、コイルボビン13の外周面に導電線が巻回されてなる巻線部14aと、巻線部14aの両端における導電線をコイルボビンの外周面に沿って振動板15が取り付けられた方向に引き出してなるリード部14bとを有している。
なお、第1実施形態においては、巻線部14aとリード部14bとがコイルボビン13の外周面に設けられた構造について説明しているが、これらのうちの少なくとも一方をコイルボビン13の内周面に設けるとしてもよい。
【0029】
また、リード部14bには、導電線が所定の角度だけ捩られることにより1回ループしてリング状に形成された余剰部30が設けられている。スピーカ装置10は、余剰部30が設けられていることにより、リード部14bに加わる応力を緩衝して、リード部14bにおける導電線の断線を防止する機能を有している。なお、この余剰部30についての詳細は後述する。
【0030】
また、余剰部30が設けられた位置には、例えば帯状に成形された紙部材からなる粘着テープ31が配設されている。粘着テープ31は、リード部14bを巻き込んでコイルボビン13の外周面に巻回されており、リード部14bをコイルボビン13に対して固定する機能を有している。
なお、図4においては、粘着テープ31を点線にて図示しているが、実際には、余剰部30が設けられた部位でリード部14bを巻き込んだ状態で粘着テープ31が巻回されているため、余剰部30は粘着テープ31の内側に位置することとなる。
【0031】
スピーカ装置10においては、リード部14bが粘着テープ31によってコイルボビン13に対して固定されていることから、音声を出力するに際して振動板15を振動させた場合であってもリード部14bに自由振動等が生じることを防止することができる。このため、リード部14bの振動に伴って生じる異音や、金属疲労等による劣化を防止することができる。
【0032】
なお、粘着テープ31を巻回する位置としては、図4に示すように余剰部30が設けられた部位に限定されるものではなく、例えば図5に示すように、余剰部30が設けられた部位よりも上方側、すなわち余剰部30よりも振動板15側でリード部14bを巻き込んで巻回されていてもよい。
【0033】
なお、第1実施形態におけるスピーカ装置10は、粘着テープ31によってリード部14bを固定するよう構成されているが、例えば巻線部14aから振動板15までの距離が十分に短い場合等のように、リード部14bをコイルボビン13に固定する必要がない場合には、粘着テープ31を不要とすることができる。
【0034】
また、第1実施形態では、粘着テープ31を巻回することによってリード部14bを固定する構成としているが、リード部14bをコイルボビン13に固定する部材あるいは手法については特に限定されるものではなく、例えばテープ状の紙材によって一対のリード部14bをそれぞれ別々に固定してもよいし、接着剤等を用いて固定してもよい。
【0035】
また、図3に示すように、リード部14bは、振動板15の主面まで引き出され、この引き出された位置で給電線17に対して電気的に接続されている。
給電線17は、ボイスコイル14を構成する導電線よりも太い径を有する導電部材によって形成されており、振動板15が振動した場合であっても劣化や断線が生じない程度の機械的特性を備えている。
【0036】
振動板15は、所定の剛性を有する材料によって略円錐形状に形成されている。また、振動板15は、コイルボビン13の径と同等な開口径とされた中央孔15aが中央部に形成されている。
さらに、振動板15には、この中央孔15aを覆うキャップ23が取り付けられているとともに、中央孔15aが形成された側の一端が、例えば接着剤等によってコイルボビン13の一方端部に接合されている。
【0037】
なお、振動板15は、所定の剛性を確保することができれば、形成する材料および形状については任意に選択することができ、例えば所望とする出力音量、出力音域、あるいは出力音質等に応じて、その口径や形状、あるいは形成する材料等を設定すればよい。
【0038】
フレーム16は、熱伝導性に優れた材料によって形成されており、磁気回路12を構成する第2ヨーク22の外方に臨む側の主面に取り付けられ、各部を支持する支持体としての機能を有している。
また、フレーム16には、ボイスコイル14に対して駆動電流を供給するための一対の入力端子26(図中においては一方のみ示す。)が取り付けられている。これら一対の入力端子26には、リード部14bに接続された給電線17の他端が接続されている。
【0039】
ここで、図3に示すように、コイルボビン14および振動板15は、エッジ24およびダンパ25を介してフレーム16に接続されており、これらエッジ24およびダンパ25によって弾性的に支持されている。これにより、スピーカ装置10においては、コイルボビン14と、振動板15と、コイルボビン14に取り付けられたボイスコイル14の巻線部14aとが一体となった状態でコイルボビン13の軸方向に振動自在とされている。
すなわち、第1実施の形態におけるスピーカ装置10は、ボイスコイル14の巻線部14aが振動板15とともに振動する構成とされており、いわゆるムービングコイル方式のスピーカ装置として構成されている。
【0040】
以上のように構成されたスピーカ装置10においては、入力端子26を介してボイスコイル14に駆動電流が供給されると、磁気回路12によって印加された磁界との間に生じる電磁力により、ボイスコイル14の巻線部14bがコイルボビン13の軸方向(図3に示すX−X線の方向)に振動する。このとき、巻線部14bの振動に伴って振動板15も振動し、供給した駆動電流に応じた音響エネルギ(音声)が出力される。
【0041】
ところで、スピーカ装置10においては、ボイスコイル14の巻線部14aに供給する駆動電流を増大させるに伴って、この巻線部14aに働くローレンツ力等の影響が顕著となり、巻線部14aに生じる引っ張り応力や圧縮応力が増大するという現象がみられる。
すると、巻線部14aに働く応力の影響によって、この巻線部14aが巻回された部位におけるコイルボビン13に径方向の変形や振動等が生じる。
【0042】
この結果、このコイルボビン13の変形や振動がコイルボビン13の外周面に沿って引き出されたリード部14bにも影響することとなる。しかしながら、スピーカ装置10は、リード部14bに余剰部30が設けられていることから、このリード部14bに加わる応力を緩衝することが可能とされている。
従って、スピーカ装置10は、ボイスコイル14に大きな駆動電流が供給された際に、ボイスコイル14の変形や振動に伴ってコイルボビン13の変形や振動等が生じた場合であっても、リード部14bに断線が生じてしまうことが防止されている。
【0043】
なお、余剰部30を設ける位置としては、巻線部14aから引き出された導電線(リード部14b)に設けられていれば特に限定されるものではないが、前述した理由から、巻線部14aが取り付けられた位置でコイルボビン13の変形や振動が最も顕著となることから、巻線部14aから導電線を引き出した直後の位置、すなわち巻線部14aの周縁部に対して十分に近接した位置に設けられていることが望ましい。
これにより、コイルボビン13の変形や振動に伴ってリード部14bに生じる応力を最も効果的に緩衝できる。
【0044】
また、前述の説明においては、リード部14bにおける導電線を所定の角度捩ることによって1回ループさせ、リング状に形成することにより余剰部30を設けるとしたが、余剰部30としては、導電線がリード部14bに加わる応力に対して反復して復元する形状とされていれば十分であり、特にその形状に限定されるものではない。
【0045】
具体的には、例えば、リード部14bにおける導電線を複数回ループさせて、いわばコイル状に形成することによって余剰部30を設けるとしてもよい。
また、例えば図4に示すように、リード部14bにおける導電線を2回逆方向に屈曲させて略S字形状とすることによって余剰部30を設けてもよい。
さらに、例えば図6に示す構成を発展させて、リード部14bにおける導電線を複数回逆方向に屈曲させることにより、この導電線を連続する正弦波形状に形成することによって余剰部30を設けてもよい。なお、図6においては、粘着テープ31の図示を省略している。
【0046】
前述のように、例えば、リング状、コイル状、S字形状、正弦波形状等のような規則的な形状に導電線を屈曲することによって余剰部30を設けているため、リード部14bに応力が加わった場合に、余剰部30の位置で変形してこの応力を緩衝することができるとともに、応力が取り除かれた際には元の形状に復元することが可能となる。
また、余剰部30を規則的な形状とすることによって、形状の変形および復元を繰り返し行うことが可能となり、リード部14bにおける断線の防止を長期間に渡って維持できる。
【0047】
なお、余剰部30の形状としては、前述のように特に限定されるものではないが、図4に示すように、リード部14bにおける導電線を所定の角度捩ることによって1回ループさせ、リング状に形成することが望ましい。これにより、余剰部30となる部位で導電線を成形する作業を簡略化することができ、余剰部30を形成する作業工程を最小限にできる。
以上で説明したように、スピーカ装置10は、リード部14bに余剰部30が設けられていることから、このリード部14bにおける断線を効果的に防止されており、高い信頼性を有している。
【0048】
従って、スピーカ装置10は、大きな駆動電流に対応して、安定して確実に音声出力することが可能な大出力の装置として用いることができる。
このため、スピーカ装置10は、例えば、中音域の再生を担当するスコーカ用途のスピーカ装置や、高音域の再生を担当するツイータ用途のスピーカ装置等と比較して大きな駆動電流が入力されるような、低音域再生用のウーハー又はサブウーハー用途に用いて好適である。
【0049】
また、スピーカ装置10は、リード部14bにおける導電線を所定の形状に成形することのみによって、リード部14bの断線を防止している。
このため、従来から提案されている断線防止のための手法とは異なり、例えば、リボン線、シール材、かしめ金具等の新たな部材を取り付ける必要がない。従って、これら部材に要するコストが不要であり、製造工程が複雑化することがないため、高コスト化してしまうことがない。
【0050】
また、スピーカ装置10は、リード部14bにおける断線の防止を図るに際して、新たな部材の取り付けが不要であることから、振動板15と共に振動する部分の重量が増加してしまうことがない。このため、音質の劣化や出力効率の低下等が生じることがなく、高音質で高能率なスピーカ装置にできる。
さらに、スピーカ装置10は、余剰部13によってリード部14bの断線を確実に防止することができることから、ボイスコイル14を構成する導電線の径を十分に細くすることができ、ボイスコイル14の体積および重量を低減して装置全体の小型化・軽量化に貢献できる。
【0051】
従って、スピーカ装置10は、取り付け場所が制限されるとともに、軽量化に対する要求が高く、しかも高出力が要求されるような用途、すなわち例えば車載用のウーハー又はサブウーハー用途等に用いる場合に極めて好適である。
【0052】
(第2実施形態)
つぎに、本発明の第2実施形態として、図7に示すスピーカ装置50について説明する。
スピーカ装置50は、磁気ギャップおよびボイスコイルをそれぞれ2つ備える構成とされている点の他は、第1実施形態として説明したスピーカ装置10と同一又は同等の構成とされている。
従って、以下の説明においては、第1実施の形態として説明したスピーカ装置10と相違する点のみについて説明し、このスピーカ装置10と同一又は同等の構成とされた部位については、図中において同一の符号を付すとともに以下での説明を省略する。
【0053】
スピーカ装置50は、図7に示すように、スピーカ装置10と同等の構成に加えて、スピーカ装置10の磁気回路12に相当する磁気回路51と、磁気回路51を支持する支持部52とを備えている。
支持部52は、非磁性材料によって磁気回路51を底部側から支持する形状に形成されており、一端にフレーム16が取り付けられている。なお、支持部52は、フレーム16と一体に形成されていてもよい。
【0054】
磁気回路51は、コイルボビン13の内部に形成された空間に配置された円筒形状の磁石60と、この磁石60の両主面側にそれぞれ配設された第1ヨーク61および第2ヨーク62と、コイルボビン13の外周に配置された第3ヨーク63とを有している。
【0055】
磁石60は、例えばフェライト磁石やネオジウム系金属化合物,サマリウム系金属化合物等の材料からなる希土類磁石(永久磁石)によって所定の厚みで円筒形状に形成されており、第1ヨーク61を介して支持部52の中央部に取り付けられている。磁石60は、磁気回路に印加する磁界を発生する磁界発生部としての機能を有しており、発生させた磁界を磁気回路51中に印加して磁束ループを形成する。
【0056】
第1ヨーク61および第2ヨーク62は、熱伝導性に優れた軟鉄等の軟磁性材料によって、磁石60と同等の径を有する円環平板形状に形成されている。また、第3ヨーク63は、第1ヨーク61および第2ヨーク62と同等の材料によって円筒形状に形成されている。磁気回路51においては、第2ヨーク62、磁石60、および第1ヨーク61が順に積層された状態で第3のヨーク63の内部に配設されるとともに、各部の中心軸を一致させた状態で支持部52によって支持されている。
【0057】
また、第3ヨーク63は、その内周面が第1ヨーク61および第2ヨーク62の外周面に対して所定の距離を隔てて対向するように内径が設定されている。磁気回路51は、第1ヨーク61の外周面と第3ヨーク63との間に形成された間隙において第1磁気ギャップ70が形成され、第2ヨーク62の外周面と第3ヨーク63との間に形成された間隙において第2磁気ギャップ71が形成されている。
【0058】
また、スピーカ装置50は、図8にも示すように、コイルボビン13の外周面に第1ボイスコイル80および第2ボイスコイル81が設けられている。
第1ボイスコイル80は、第1磁気ギャップ70内に配置される位置に設けられ、第2ボイスコイル81は、第2磁気ギャップ81内に配置される位置に設けられている。なお、図6は、第1ボイスコイル80および第2ボイスコイル81が取り付けられたコイルボビン13を示す側面図である。
【0059】
第1ボイスコイル80は、コイルボビン13の外周面に導電線が巻回されてなる第1巻線部80aと、第1巻線部80aの両端における導電線をコイルボビン13の外周面に沿って振動板15が取り付けられた方向に引き出してなる第1リード部80bとを有している。
第2ボイスコイル81は、コイルボビン13の外周面に導電線が巻回されてなる第2巻線部81aと、第2巻線部81aの両端における導電線をコイルボビン13の外周面に沿って第1ボイスコイル80が取り付けられた方向に引き出してなる第2リード部81bとを有している。この第2リード部81bは、第1ボイスコイル80における巻線部80aに接続されている。
【0060】
なお、スピーカ装置50においては、第1ボイスコイル80および第2ボイスコイル81をそれぞれ同一の連続した導電線を用いて形成してもよいし、それぞれ別々の導電線を用いて形成し、互いの導電線を接続するとしてもよい。
ただし、同一の導電線を用いて形成した場合には、互いの導電線を接続する作業工程を省略することができるため、低コスト化を図ることができる。
また、この場合、互いの導電線を接続した箇所で接続不良等が生じる虞れがなくなるため、製造上の歩留まりや製品としての信頼性等を向上させることができる。
【0061】
ここで、第1リード部80bおよび第2リード部81bには、第1実施形態で説明した余剰部30に相当する第1余剰部90および第2余剰部91がそれぞれ形成されている。
これら第1余剰部90および第2余剰部91は、余剰部30と同等の構成とされ、同等の機能および効果を有しているため、ここでの詳細な説明については省略する。
【0062】
また、第1リード部80bおよび第2リード部81bが引き出された位置には、第1実施の形態で説明した粘着テープ31に相当する第1粘着テープ92および第2粘着テープ93がそれぞれ配設されている。これら第1粘着テープ92および第2粘着テープ93は、粘着テープ31と同等の構成とされ、同等の機能および効果を有しているため、ここでの詳細な説明については省略する。
【0063】
なお、図8においては、第1粘着テープ92および第2粘着テープ93を点線にて図示しているが、実際にはこれらがそれぞれ第1リード部80bおよび第2リード部81bを巻き込んだ状態でコイルボビン13に巻回されているため、第1リード部80bおよび第2リード部81bの一部がそれぞれ第1粘着テープ92および第2粘着テープ93の内側に位置することとなる。
【0064】
以上のように構成されたスピーカ装置50は、第1磁気ギャップ70および第2磁気ギャップ71と、第1ボイスコイル80および第2ボイスコイル81とを備えており、2つの磁気ギャップに対してそれぞれボイスコイルを設けた構造とされている。
スピーカ装置50は、このような構造とされていることにより、振動板15の振幅バランスを均一化して、より一層の高音質化を図ることが可能とされている。
【0065】
ここで、スピーカ装置50は、第1実施形態における説明と同様な理由から、大きな駆動電流が供給された場合に、第1ボイスコイル80および第2ボイスコイル81が設けられた部位でコイルボビン13に径方向の変形や振動等が生じる。この結果、このコイルボビン13の変形や振動がコイルボビン13の外周面に沿って引き出された第1リード部80bおよび第2リード部81bにも影響することとなる。しかしながら、スピーカ装置50は、第1リード部80bおよび第2リード部81bのそれぞれに第1余剰部90および第2余剰部91が設けられていることから、これら第1リード部80bおよび第2リード部81bに加わる応力を緩衝することが可能とされている。
【0066】
すなわち、スピーカ装置50は、第1余剰部90を有していることにより、第1実施形態で説明したスピーカ装置10と同様にして、第1リード部80bにおいて断線を防止されている。
また、第2余剰部91を有していることにより、第1ボイスコイル80と第2ボイスコイル81との接続部である第2リード部81bにおいても断線が防止されている。
【0067】
従って、スピーカ装置50は、振動板15の振幅バランスを均一化して、より一層の高音質化を図ることが可能であるだけでなく、大出力に対応するとともに、小型化、軽量化を図ることが容易とされている。
また、第1リード部80bおよび第2リード部81bにおける断線を防止するに際して、新たな部材の取り付けが不要であることから、高コスト化してしまうことがない。
以上、本発明の第1実施形態および第2実施形態を例示して、本発明について図面を参照しながら説明したが、本発明の主旨に基づいて、当業者にとって明らかな範囲で各種の改変および変更を加えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスピーカ装置を示す概略断面図である。
【図2】従来のスピーカ装置に備えられるコイルボビンを示す正面図である。
【図3】本発明の第1実施形態のスピーカ装置を示す概略断面図である。
【図4】第1実施形態のスピーカ装置に備えられるコイルボビンにボイスコイルが取り付けられた状態を示す正面図である。
【図5】第1実施形態のスピーカ装置に備えられるコイルボビンを示し、このコイルボビンに巻回される粘着テープについて配設位置の別の一例について説明するための正面図である。
【図6】第1実施形態のスピーカ装置に備えられるコイルボビンを示し、余剰部についての変形例を示す正面図である。
【図7】本発明の第2実施形態のスピーカ装置を示す概略断面図である。
【図8】第2実施形態のスピーカ装置に備えられるコイルボビンに第1ボイスコイルおよび第2ボイスコイルが取り付けられた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 スピーカ装置
11 磁気ギャップ
12 磁気回路
13 コイルボビン
14 ボイスコイル
14a 巻線部
14b リード部
15 振動板
17 給電線
20 第1ヨーク
21 マグネット
22 第2ヨーク
30 余剰部
31 粘着テープ

Claims (6)

  1. 磁気ギャップを有する磁気回路と、前記磁気回路に印加する磁界を発生するマグネットと、前記磁気ギャップ内に配設されたボイスコイルと、前記ボイスコイルの一方端部に連結され、前記ボイスコイルの軸方向に振動自在とされた振動板とを備え、
    前記ボイスコイルが、筒状のコイルボビンと、前記コイルボビンの周面における周方向に沿って導電線が巻回された巻線部と、前記巻線部の両端における前記導電線を前記コイルボビンの周面における母線に沿って引き出されたリード部と、前記リード部に設けられた余剰部とを有し、
    前記余剰部が、前記振動板の振動に伴って前記リード部に加わる応力に対して変形し、かつ、反復して復元する形状であることを特徴とするスピーカ装置。
  2. 前記余剰部が、前記導電線を規則的な形状に形成することにより設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 前記余剰部が、前記導電線をリング状に形成することにより設けられていることを特徴とする請求項2に記載のスピーカ装置。
  4. 前記リード部を前記コイルボビンの周面に固定する固定部材を備えることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
  5. 前記固定部材が、前記コイルボビンに巻回された粘着テープであることを特徴とする請求項4に記載のスピーカ装置。
  6. 前記磁気回路は、第1磁気ギャップおよび第2磁気ギャップを有し、
    前記ボイスコイルは、前記第1磁気ギャップ内に配置され、
    前記第2磁気ギャップ内に配置されて前記コイルボビンの周面に第2導電線が巻回された第2巻線部と、前記第2巻線部の両端における前記第2導電線を前記コイルボビンの周面に沿って一方向に引き出して前記ボイスコイルの前記導電線に接続されたる第2リード部とを有する第2ボイスコイルとを備え、
    前記第2リード部には、当該第2リード部に加わる応力に対して反復して復元する形状とされた第2余剰部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装置。
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