JP2004312106A - 画像レイアウト装置およびプリント装置 - Google Patents

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Moeko Hagiwara
茂枝子 萩原
Tomoaki Tamura
知章 田村
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Abstract

【課題】複数のコマを有するレイアウトに複数種類の画像を割り付ける際に、レイアウトと画像の種類の数との関係を容易かつ適切に設定できる画像レイアウト装置を提供する。
【解決手段】画像の種類の数とレイアウトの種類とを対応付けて記憶した対応レイアウト記憶手段と、選択された画像の種類の数に応じて、これらの画像を割り付ける際に用いるレイアウトを、対応レイアウト記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて決定するレイアウト決定手段とを設ける。アイテム選択画面210で商品の種類を選択し画像選択画面220でプリントする画像を選択すると、これらに応じたレイアウトが自動選択されてレイアウト確認画面230に表示される。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1または複数種類の画像を、複数のコマを有するレイアウトに割り付ける画像レイアウト装置およびこの画像レイアウト装置の動作結果に従ってプリントを作成するプリント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタルカメラの普及に伴って、顧客のデジタル画像を素材に用いて作成されるシールプリントなどの商品の注文を、インターネットを通じて受け付け、作成した商品を郵送や最寄りの店舗を通じて顧客に引き渡す仕組みのプリント販売システムが登場している。このシステムでは、ネットワーク上に設けた画像データベースに、顧客のデジタル画像データをアップロードして登録しておき、この画像データベースに登録されている画像の中から顧客が指定したものをプリントするようになっている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−41632号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
1枚のシートの中に複数のコマを有するシールプリント等の商品を注文する場合には、素材となる1または複数種類の画像を指定し、さらに、これらの画像を1枚のシートに割り付けるためのレイアウトを指定することになる。このためプリント条件を設定するための操作が複雑になってしまう。特に、携帯電話からネットワークを通じて注文する場合には、携帯電話の表示能力や操作性がパーソナルコンピュータに比べて低いことから、顧客の満足できる注文条件を簡単に設定し得ることが望ましい。
【0006】
また複数人が持ち寄った画像を1枚のシートにまとめてプリントするような場合には、全員が同じコマ数でないと、切り分けた際に不公平が生じてしまう。このため、画像の種類毎のコマ数が均等になっていることが望ましい。さらに画像の種類毎に、容易に切り分けできると便利である。
【0007】
本発明は、このような点に着目してなされたもので、複数種類の画像を、複数のコマを有するレイアウトに割り付ける際に用いるレイアウトの種類と画像の種類数との関係を容易かつ適切に設定することのできる画像レイアウト装置およびこれを用いたプリント装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1に記載の発明は、1または複数種類の画像を、複数のコマを有するレイアウトに割り付ける画像レイアウト装置であって、画像の種類の数とレイアウトの種類とを対応付けて記憶した対応レイアウト記憶手段(32)と、選択された画像の種類の数に応じて、これらの画像を割り付ける際に用いるレイアウトを、前記対応レイアウト記憶手段(32)に記憶されている対応関係に基づいて決定するレイアウト決定手段(33)とを有することを特徴とするものである。
【0009】
上記発明によれば、画像の種類の数に応じてレイアウトが決定される。これにより、レイアウトを選択するための操作負担を軽減またはなくすることができる。なお、画像の種類の数毎に1つのレイアウトを対応付けるほか、複数種類用意されたレイアウトの中の2以上ものを対応付けるようにしてもよい。2以上のレイアウトを対応付ける場合においても、それらのレイアウトがその画像の種類の数に適したものであれば、全部の中から選択する場合に比べてレイアウトの選択が容易になる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、1または複数種類の画像を、複数のコマを有するレイアウトに割り付ける画像レイアウト装置であって、レイアウトの種類と画像の種類の数とを対応付けて記憶した対応画像数記憶手段(432)と、選択されたレイアウトに応じて、このレイアウトに含めることのできる画像の種類の最大数を、前記対応画像数記憶手段(432)に記憶されている対応関係に基づいて決定する最大画像数決定手段(433)とを有することを特徴とするものである。
【0011】
上記発明によれば、選択されたレイアウトに応じて、画像の種類の最大数が決定される。これにより、当該レイアウトに含める画像の種類が適切な数になり、各コマに画像をバランスの良く割り付けることが可能になる。なお、レイアウトの種類毎に1つの画像の種類の数を対応付けるほか、複数種類の数を対応付けるようにしてもよい。2種以上の数を対応付ける場合においても、それらがそのレイアウトに適した数であれば、すべての候補の中から画像の種類の数を選択する場合に比べてレイアウトに適した数を容易に選択することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像レイアウト装置であって、レイアウトの選択を受け付けるレイアウト選択受付手段(21)と、レイアウトに割り付ける画像の種類の選択を受け付ける画像選択受付手段(21)とを有し、前記最大画像数決定手段(433)は、前記レイアウト選択受付手段(21)を通じて選択されたレイアウトに応じた画像の種類の最大数を求め、前記画像選択受付手段(21)は、前記最大画像数決定手段(433)の求めた最大数の範囲において画像の種類の選択を受け付けることを特徴とするものである。
【0013】
上記発明によれば、最大画像数決定手段(433)の求めた最大数の範囲において画像の種類の選択を受け付けるので、最大数以上の画像を誤って選択することが防止される。最大数の範囲内であれば、最大数未満であってもかまわない。たとえば、最大数の画像が選択されたときには、画像の種類を選択する工程を強制終了し、最大数未満の状態では、利用者の終了操作によってこの工程を終了する等である。
【0014】
請求項4に記載の発明は、画像の種類毎のコマ数が均等になるように、レイアウト内のコマに画像を割り付けることを特徴とするものである。
【0015】
上記発明によれば、画像の種類毎のコマ数が均等になる。なお、均等であれば、画像の種類毎のコマ数は、当該レイアウトにおいて取り得る最大数でなくてもよい。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像レイアウト装置であって、n(nは正の整数)個のコマを有するレイアウトに、m(mは正の整数かつm≦n)種類の指定された画像を割り付けるとき、1種類の画像についてnをmで除して得た商が示す数のコマを割り当てるとともに、余りが出た場合には、それらのコマを空欄にするかもしくはそれらのコマに前記指定されたm種類の画像以外の画像を割り付けることを特徴とするものである。
【0017】
上記発明によれば、画像の種類毎のコマ数は、均等になる範囲で最大値になる。さらに、余りが出た場合には、それらのコマを空欄にするかもしくはそれらのコマに指定されたm種類の画像以外の画像を割り付けるので、余りのコマが出た場合にも、画像の種類同士の間に不公平が生じない。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項1、2、3、4または5に記載の画像レイアウト装置であって、レイアウトの反映される画像領域を、コマが分断されないようにして、1つの境界線または他の境界線に突き当たることのない複数の境界線で複数の部分領域に分割し、前記部分領域毎に1種類の画像を割り付けることを特徴とするものである。
【0019】
上記発明によれば、境界線で区切られた部分領域毎に1種類の画像を割り当てるので、このレイアウトで作成されたプリントを、画像の種類毎に切り分けることができる。特に各境界線が他の境界線に突き当たる(たとえばT字状に突き当たる)ことがないので、鋏を途中で止めることなく境界線に沿ってシートを端から端まで切ることができ、切り分け作業が簡単化される。なおこの発明は、「1または複数種類の画像を、複数のコマを有するレイアウトに割り付ける画像レイアウト装置であって、レイアウトの反映される画像領域を、コマが分断されないようにして、1つの境界線または他の境界線に突き当たることのない複数の境界線で複数の部分領域に分割し、前記部分領域毎に1種類の画像を割り付けることを特徴とする画像レイアウト装置。」として独立させてもよい。
【0020】
請求項7に記載の発明は、請求項1、2、3、4、5または6に記載の画像レイアウト装置であって、レイアウトの反映される画像領域をコマが分断されないようにして複数の部分領域に分割する境界線と、前記境界線に沿って前記画像領域を順に切り分ける際に、次に切る境界線が他の境界線に突き当たらないものとなるように切取順序を案内するガイド情報とを前記画像領域に表示することを特徴とするものである。
【0021】
上記発明によれば、境界線が他の境界線に、突き当たっている場合(たとえばT字状に突き当たっている場合)であっても、ガイド情報の示す順序で切り取ることによって、鋏を途中で止めることなく境界線に沿ってシートを端から端まで切り通すことができる。これにより、多様なレイアウトを実現しつつ、切り分けの容易性が確保される。なおこの発明は、「複数のコマを有するレイアウトに従って作成されたプリント物において、当該プリント物をコマが分断されないようにして複数の部分領域に分割する切取線と、前記切取線に沿って前記画像領域を順に切り分ける際に、次に切る切取線が他の切取線に突き当たらないものとなるように切取順序を案内するガイド情報とを有することを特徴とするプリント物。」としてもよい。また上記のプリント物を作成する方法、装置としてもよい。切取順序は、他の切取線に突き当たらない切取線を探して番号を振り、この切取線で切り分けた各断片において他の切取線に突き当たらない切取線を探して次番号を振るという作業を断片内に切取線が無くなるまで繰り返すことで、設定することができる。この手順を用いれば、たとえば、利用者が任意に設定した複数の切取線に対してその場で切取順序を設定してガイド表示することが可能になる。
【0022】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像レイアウト装置であって、前記部分領域毎に1種類の画像のコマを割り付けることを特徴とするものである。
【0023】
上記発明によれば、境界線で区切られた部分領域毎に1種類の画像を割り当てるので、このレイアウトよって作成されたプリントを画像の種類毎に切り分けることができる。
【0024】
請求項9に記載の発明は、請求項7または8に記載の画像レイアウト装置であって、前記切取順序を案内するガイド表示を、数字、文字、記号、図柄、色、模様のいずれかもしくはこれらの組み合わせによって表示することを特徴とするものである。
【0025】
上記発明によれば、ガイド表示をわかり易くしたり、表示スペースを少なくしたりすることができる。
【0026】
請求項10に記載の発明は、請求項6、7、8または9に記載の画像レイアウト装置であって、隣り合う部分領域同士の背景模様または背景色を相違させることで境界線を表示することを特徴とするものである。
【0027】
上記発明によれば、境界線を明確に認識することができる。また背景模様や背景色による境界は、点線などの線分で表示する場合に比べて、違和感が少なく、シートを切り取らない場合でも境界線が邪魔にならない。
【0028】
請求項11に記載の発明は、1または複数種類の画像を複数のコマに割り付けたプリントを作成するプリント装置であって、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10のいずれかに記載の画像レイアウト装置を備え、画像レイアウト装置の動作結果に従ってプリントを作成することを特徴とするものである。
【0029】
上記発明によれば、たとえば、ネットワークを通じて顧客の携帯電話からプリント注文を受け付けてプリント作成するシステム等に画像レイアウト装置が適用される。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。
図2は、本発明の第1の実施の形態にかかわる画像レイアウト装置を含むプリント装置としての機能を果すプリントサービスシステム1の概略構成を示している。プリントサービスシステム1は、顧客がデジタルカメラ等で撮影した画像を、ネットワーク2を通じてアップロードして保管しておき、その中から顧客の指定する画像をシールや印画紙にプリントして販売するシステムである。
【0031】
プリントサービスシステム1は、顧客からプリント注文を受け付ける注文受付装置10と、顧客の指定する画像をプリントする店舗やラボなどに設置されるプリントサーバ6〜8で構成される。これらはインターネットなどのネットワーク2を通じて互いに接続される。
【0032】
注文受付装置10は、プリントサービスシステム1におけるセンターサーバとしての機能を果たす。店舗のプリントサーバ6は、コンビニエンスストアなど各種の小売店に設置される。ラボのプリントサーバ7は、フィルムの現像所などに設置される。証明写真BOXのプリントサーバ8は、インスタント式の証明写真をセルフサービスで作成するために駅構内や街頭などに設置されている証明写真BOXに取り付けられる。
【0033】
顧客は、ネットワーク2に接続されたパーソナルコンピュータ3や、基地局4を含む移動電話網を介してネットワーク2に接続された携帯電話5などの端末装置(クライアント)から注文受付装置10にアクセスするようになっている。注文受付装置10は、画面データやプログラム、その他のデータを携帯電話5に送信することで、所定の画面を表示したり、その画面に伴う入力操作を受け付けて、この操作内容を示す情報を注文受付装置10へ送信したりするように携帯電話5を機能させる。そして注文受付装置10は、携帯電話5から送られてきた、データを受信することで、注文の受け付けなど各種の処理を実行するようになっている。
【0034】
図3は、注文受付装置10の概略構成を示している。注文受付装置10は、CPU(中央処理装置)、ROM(リード・オンリ・メモリ)、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)、ハードディスクなどの記憶装置を主要部とするサーバ・コンピュータで構成されている。注文受付装置10は、通信制御手段11とプリントサービス制御手段20としての機能を備えている。このうち通信制御手段11は、ネットワーク2を通じてプリントサーバ6〜8や顧客の端末装置3、5との間で各種の情報を送受信する機能を果たす。
【0035】
プリントサービス制御手段20は、注文受付装置10の動作を統括制御する機能を果たす。詳細には、会員の登録や登録内容変更、脱退など会員にかかわる情報の管理と、会員からアップロードされた画像の管理と、プリント注文の管理などを行なう。プリントサービス制御手段20には、会員データベース12と、画像データベース13と、注文データベース14と、店舗データベース15とが接続されている。このうち会員データベース12は、会員となった顧客の情報を記憶管理するデータベースであり、たとえば会員番号と関連付けることで、会員毎に、住所、氏名、電話番号、パスワードのほか、マイショップや標準の郵送先等が登録される。
【0036】
画像データベース13は、会員がアップロードしてきた画像を記憶管理するものであり、会員毎に、画像データとその画像のファイル名やタイトル名が登録される。注文データベース14は、注文内容や販売処理の進捗状況などを記憶管理するものである。店舗データベース15には、商品の引渡しが可能な店舗の名称や住所等からなる店舗情報や近隣の地図情報が登録されている。
【0037】
プリントサービス制御手段20は、注文受付手段21と、画像レイアウト装置30と、商品データ作成手段22の各機能を備えている。注文受付手段21は、プリントする画像の種類、作成されたシールプリントの受取方法などの注文条件を顧客に問い合わせて注文を受け付ける機能を果す。受取方法には、コンビニエンスストアで受け取る「コンビニ受取」と、「郵送受取」と、証明写真BOXで商品を受け取る「証明写真BOX受取」の3種類がある。ここでは、受取方法毎に1つの支払方法を対応付けてある。「コンビニ受取」には現金支払を、「郵送受取」にはクレジット支払を、「証明写真BOX受取」には現金支払をそれぞれ対応付けて記憶してある。受取方法を選択すると自動的に支払方法が決定されるようになっている。
【0038】
画像レイアウト装置30は、指定された1または複数種類の画像をプリントする際のレイアウトを決定する機能を果すものである。画像レイアウト装置30は、レイアウト記憶手段31と、対応レイアウト記憶手段32と、レイアウト決定手段33と、画像割当手段34の各機能を有する。レイアウト記憶手段31は、予め用意された複数種類のレイアウトを記憶する。対応レイアウト記憶手段32は、画像の種類の数とレイアウトの種類とを対応付けて記憶する。レイアウト決定手段33は、プリント注文において顧客が選択した画像の種類の数に応じて、これらの画像を割り付ける際に用いるレイアウトを、対応レイアウト記憶手段32に記憶されている対応関係に基づいて決定するものである。各レイアウトは複数のコマを有しており、画像割当手段34は、顧客が選択した画像をこれらのコマに割り当てる機能を果す。
【0039】
商品データ作成手段22は、注文の受付を完了したとき、注文されたプリントの作成をその注文内容に最適なプリントサーバ6〜8に依頼する機能を果たす。具体的には、指定された注文条件に従う注文データを作成し、これを注文条件で指定された受取方法および受取場所に応じたプリントサーバに送信する。たとえば、受取方法および受取場所として○○コンビニチェーンの日野店が指定された場合には、当該日野店を管轄する店舗のプリントサーバ6に注文データを送信するようになっている。
【0040】
図4から図12は、レイアウト記憶手段31に記憶されている各種のレイアウトを例示したものである。シールプリントには、サイズの異なるコマが混在するマルチタイプと、同一サイズのコマを4×5の行列状に配置した20面タイプが用意されている。図4から図7はマルチタイプのレイアウトを図8から図12は20面タイプのレイアウトを示している。
【0041】
図4に示す第1のマルチレイアウト40は、複数種類のサイズのコマを有し、1種類の画像をレイアウト内のすべてのコマに割り付けるのに適したレイアウトである。第1のマルチレイアウト40は、1個の大サイズコマ41と、1個の中サイズコマ42と、7個の小サイズコマ43を有している。
【0042】
図5に示す第2のマルチレイアウト50は、2種類の画像のプリントに適したレイアウトである。第2のマルチレイアウト50は、2個の中サイズコマ52と、16個の小サイズコマ53とを有している。このレイアウト40はその画面領域を部分領域Aと部分領域Bの2つに分けてある。各部分領域は中サイズコマ1個と小サイズコマ8個で構成される。1つの部分領域には同じ種類の画像が割り付けられる。部分領域同士の境界線である図中の点線55に沿って切り分けると、1枚のシートが画像の種類毎に分割されるようになっている。
【0043】
図6に示す第3のマルチレイアウト60は、3種類の画像のプリントに適したレイアウトである。第3のマルチレイアウト60は、3個の中サイズコマ62と、12個の小サイズコマ63とを有している。このレイアウト60では画面領域をAおよびB、Cの3つの部分領域に分けてある。各部分領域は、中サイズコマ1個と小サイズコマ4個で構成されている。1つの部分領域には同じ種類の画像が割り付けられる。部分領域同士の境界線である図中の点線65および点線66に沿って切り分けると、1枚のシートが画像の種類毎に分割される。
【0044】
図7に示す第4のマルチレイアウト70は、4種類の画像のプリントに適したレイアウトである。第4のマルチレイアウト70は、4個の中サイズコマ72と、8個の小サイズコマ73とを有している。このレイアウト70では画面領域をAおよびB、C、Dの4つの部分領域に分けてある。各部分領域は、中サイズコマ1個と小サイズコマ2個で構成される。1つの部分領域には同じ種類の画像が割り付けられる。部分領域同士の境界線である図中の点線75および点線76に沿って切り分けると、1枚のシートが画像の種類毎に分割される。
【0045】
図8に示す第1の20面レイアウト80は、すべてのコマに同一の画像を割りつけたものであり、1種類の画像のプリントに適している。 図9に示す第2の20面レイアウト90は、1枚のシートをAとBの2つの部分領域に分けたものである。部分領域Aは、上寄りの2行に配置された10個のコマで構成される。部分領域Bは、下寄りの2行に配置された10個のコマで構成される。このレイアウト90は2種類の画像のプリントに適している。1つの部分領域には同じ種類の画像が割り付けられる。部分領域同士の境界線である図中の点線95に沿って切り分けると1枚のシートが画像の種類毎に上下に分割される。
【0046】
図10に示す第3の20面レイアウト100は、1枚のシートをAおよびB、Cの3つの部分領域に分けたものである。部分領域Aは、上寄り2行の中の左寄り3列に配置された6個のコマで構成される。部分領域Bは、下寄り2行の中の左寄り3列に配置された6個のコマで構成される。部分領域Cは、右寄り2列に配置された8個のコマで構成される。このレイアウト100は3種類の画像のプリントに適している。1つの部分領域には同じ種類の画像が割り付けられる。
【0047】
ここでは、n(nは正の整数)個のコマを有するレイアウトに、m(mは正の整数かつm≦n)種類の指定された画像を割り付けるとき、1種類の画像についてnをmで除して得た商が示す数のコマを割り当てるとともに、余りが出た場合には、それらのコマを空欄にするかもしくはそれらのコマに指定されたm種類の画像以外の画像を割り付けるようになっている。画像の種類毎のコマ数を均等にするために、部分領域Cの中の下寄り1行に配置された2個のコマは、余りのコマ101として扱われる。これら余りのコマ101は空欄にされるか、もしくは顧客が指定した画像と異なる画像が割り付けられる。たとえば、販売業者が用意したキャラクタなどの画像がプリントされる。部分領域同士の境界線である図中の点線105および点線106に沿って切り分けると1枚のシートが部分領域毎(画像の種類毎)に分割される。
【0048】
図11に示す第4の20面レイアウト110は、4行5列に配置された20個のコマのうち、上寄りの3行だけを用いてAおよびB、Cの3つの部分領域を形成したものである。部分領域Aは、最も上の行に属する5個のコマで構成される。部分領域Bは、上から2番目の行に属する5個のコマで構成され、部分領域Cは、上から3番目の行に属する5個のコマで構成される。このレイアウトは3種類の画像のプリントに適している。最も下の行は、空欄になるか、もしくは顧客が指定した画像と異なる画像が割り付けられる。たとえば、販売業者が用意したキャラクタなどの画像がプリントされる。1つの部分領域には同じ種類の画像が割り付けられる。部分領域同士の境界線である図中の点線115および点線116に沿って切り分けると1枚のシートが画像の種類毎に分割される。
【0049】
図12に示す第5の20面レイアウト120は、横一行を単位として20個のコマを上から順にA〜Dの4つの部分領域に分けたものである。このレイアウト120は4種類の画像のプリントに適している。1つの部分領域には同じ種類の画像が割り付けられる。部分領域同士の境界線である図中の点線125および点線126、点線127に沿って切り分けると1枚のシートが画像の種類毎に分割される。
【0050】
上記のように、各レイアウトは、画像の種類毎に割り当てられるコマ数が均等に設定されている。また画像の種類毎に切り分け易いように配列されている。特に、第2のマルチレイアウト50、第4のマルチレイアウト70、第2の20面レイアウト90、第4の20面レイアウト110、第5の20面レイアウト120については、レイアウトの反映される画像領域(シート)を、コマが分断されないようにして、1つの境界線または他の境界線に突き当たることのない複数の境界線で複数の部分領域に分割している。これにより、途中で止まることなく点線55等に沿ってシートを端からは端まで切り通すことができ、鋏などで簡単に切り分けることができるようになっている。
【0051】
図8〜図12に示した点線55などは、切取線として実際にシートにプリントしてもよいし、しなくてもよい。また切取線をプリントするか否かを顧客が選択し得るように構成してもよい。特に切取線の要否を顧客毎に登録しておき、この登録内容に従って切取線のプリント要否が自動的に切り替えられるようにすれば便利である。
【0052】
図13は、対応レイアウト記憶手段32が記憶している画像の種類の数とレイアウトとの対応関係を表した対応レイアウト表150である。商品の種類がマルチタイプの場合には、画像の種類数「1」に第1のマルチレイアウト40を、「2」に第2のマルチレイアウト50を、「3」に第3のマルチレイアウト60を、「4」に第4のマルチレイアウト70を対応付けてある。商品の種類が20面タイプの場合には、画像の種類数「1」に第1の20面レイアウト80を、「2」に第2の20面レイアウト90を、「3」に第3の20面レイアウト100を、「4」に第5の20面レイアウト120を対応付けてある。なお、第3の20面レイアウト100に代えて第4の20面レイアウト110を画像の種類数「3」に対応付けて登録してもよい。
【0053】
次に、顧客の携帯電話5からプリントサービスシステム1を利用する際の流れについて説明する。プリントサービスシステム1を利用するには、まず会員登録を行なう。会員登録することによって、デジタルカメラなどで撮影した写真の画像データを携帯電話5やパーソナルコンピュータ3からネットワーク2を通じて注文受付装置10へアップロードして画像データベース13に登録することができる。アップロードした画像はその会員に関連付けて登録される。これらの画像は、本人が公開を許可しない限り、本人だけが利用でき、他人が見たり、他人がプリントの素材として利用したりすることはできい。
【0054】
図14は、携帯電話5からシールプリントを注文する際の手順を示している。会員登録後に顧客が携帯電話5からネットワーク2を通じて注文受付装置10のホームページにアクセスすると、携帯電話5の表示部に図示省略のメニュー画面が表示される。この画面の中にある「プリント注文」の欄を選択すると、図14に示すプリント注文処理が行なわれる。まず顧客の携帯電話5に図示省略の受取方法選択画面が表示される。顧客はこの画面を通じて商品の受取方法を選択する(ステップS201)。
【0055】
次に、顧客の携帯電話5に図1に示すアイテム選択画面210が表示される。顧客は、この画面210に表示された「[1]シールプリント20面」の欄211と「[2]シールプリントマルチ」の欄212のいずれかを選択して「決定」ボタン213でこの選択を確定することで、商品の種類を特定する(図14、ステップS203)。「[1]シールプリント20面」の欄211を選択すると商品の種類として、図4〜図7に示すようなマルチタイプのシールプリントが選択される。「[2]シールプリントマルチ」の欄212を選択すると商品の種類として、図8〜図12に示すような20面タイプのシールプリントが選択される。
【0056】
商品の種類を決定すると、図1に示す画像選択画面220が顧客の携帯電話5に表示される。顧客はこの画面220を通じて、シールプリントの素材として用いる画像を選択する(図14、ステップS203)。画像選択画面220には、当該会員が画像データベース13に登録している画像毎に、タイトル名とその画像の採否を選択するためのチェックボックスとが対応付けて一覧表示される。また、新規に画像を追加登録するための「新規画像登録」の欄221が表示される。「新規画像登録」の欄221を選択すると、画像登録処理が実行され、新たに画像データを画像データベース13に登録することができる。またタイトル名を選択すると、携帯電話5の表示部において、その画像を確認することができる。
【0057】
希望の画像に対応するチェックボックスをマークして「決定」ボタン222を操作すると、今回注文するシールプリントに用いる画像の種類が確定するとともに、選択された画像の種類の数に応じたレイアウトが自動的に決定される。図15は、画像の選択とレイアウトの決定にかかわる処理の流れを詳細に示したものである。選択された画像の種類の数を示す変数mを1に初期化し(ステップS301)、その後、顧客から1つの画像の選択を受け付ける(ステップS302)。mの値が、許容される最大画像数(ここでは「4」)より小さい場合には(ステップS303;Y)、顧客が画像の追加を希望したか否かを調べる(ステップS304)。画像の追加を希望している場合には(ステップS304;Y)、選択された画像の種類数を示す変数mを「+1」し(ステップS305)、ステップS302に戻って次の画像の選択を受け付ける。
【0058】
画像の種類の数を示す変数mが最大画像数以上になった場合(ステップS303;N)もしくはmが最大画像数未満であっても画像の追加を顧客が希望しなかった場合には(ステップS304;N)、レイアウト決定手段33が、先に選択された商品の種類とこのmの値とをキーとして対応レイアウト表150を参照して、今回のシールプリントに用いるレイアウトを決定する(ステップS306)。たとえば、商品の種類がマルチタイプで画像の種類数が「2」の場合には、第2のマルチレイアウト50を選択する。
【0059】
こうして自動選択したレイアウトのサンプルを示すレイアウト確認画面230(図1)を顧客の携帯電話5に表示して、このレイアウトで良いか否かの確認を顧客に求める(ステップS307)。このレイアウトを顧客が承認すると(ステップS307;Y)、画像の種類とレイアウトにかかわる注文情報の設定が完了する(ステップS308)。自動選択したレイアウトの採用を顧客が拒否した場合には(ステップS307;N)、今回の注文をキャンセルする等の処理が行われる(ステップS309)。
【0060】
このように、顧客が画像を選択すると、その画像の種類の数に応じたレイアウトが自動的に選択されるので、顧客自身が画像とレイアウトの双方を選択する場合に比べて操作負担が軽減される。また画像の種類の数に適したレイアウトが自動選択されるので、選択された1または複数の画像が適切にコマ割りされたプリントを得ることができる。
【0061】
画像およびレイアウトが決定すると(図14、ステップS203)、次に注文枚数の設定を受け付け(ステップS204)、さらに受取場所の特定操作を受け付ける(ステップS205)。たとえば、受取方法として「コンビニ受取」が選択されている場合には、商品を受け取る店舗が具体的に特定される。また「郵送受取」の場合には、送付先の住所等が入力される。
【0062】
このようにしてすべての注文条件の入力が終了すると、注文内容を確認する図示省略の画面が顧客の携帯電話5に表示される。この画面で注文内容を確認した顧客が、図示省略の「注文ボタン」を操作すると、注文の受付が完了する(ステップS206)。
【0063】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、画像の種類の数に応じてレイアウトを自動選択したが、第2の実施の形態では、顧客の選択したレイアウトに応じて、顧客が選択可能な画像の種類の最大数を制限するようになっている。
【0064】
図16は、第2の実施の形態にかかわる注文受付装置400の概略構成を示している。第1の実施の形態の注文受付装置10と同一部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。注文受付装置400は、プリントサービス制御手段420の有する画像レイアウト装置430が第1の実施の形態のものと相違している。画像レイアウト装置430は、対応レイアウト記憶手段32とレイアウト決定手段33に代えて対応画像数記憶手段432と最大画像数決定手段433を有している。なお、注文受付手段21は、画像レイアウト430の機能の一部である、レイアウトの選択を受け付けるレイアウト選択受付手段と、レイアウトに割り付ける画像の種類の選択を受け付ける画像選択受付手段としての機能も果すようになっている。
【0065】
対応画像数記憶手段432は、レイアウトの種類と画像の種類の数とを対応付けて記憶している。最大画像数決定手段433は、顧客が選択したレイアウトの種類に応じて、このレイアウトに含めることのできる画像の種類の最大数を、対応画像数記憶手段432を参照して決定する機能を果す。図17は、対応画像数記憶手段432に記憶されている対応画像数一覧表440を示している。
【0066】
第1のマルチレイアウト40には画像の種類の最大数「1」を、第2のマルチレイアウト50には「2」を、第3のマルチレイアウト60には「3」を、第4のマルチレイアウト70には「4」を対応付けてある。第1の20面レイアウト80には画像の種類の最大数「1」を、第2の20面レイアウト90には「2」を、第3の20面レイアウト100および第4の20面レイアウト110には「3」を、第5の20面レイアウト120には「4」を対応付けてある。
【0067】
次に、第2の実施の形態における注文受付装置400に顧客の携帯電話5からシールプリントを注文する際の手順を説明する。プリント注文の手順は、図14に示したものと同様であるが、画像を選択するステップS203に代えて、図18に示すレイアウト・画像選択処理が行なわれる。レイアウト・画像選択処理では、まず、顧客の携帯電話5にレイアウト選択画面を表示して、レイアウトの選択を受け付ける(ステップS451)。
【0068】
図19は、顧客の携帯電話5に表示されるレイアウト選択画面460の一例を示している。レイアウト選択画面460には、図1のアイテム選択画面210で選択された商品の種類に対応するレイアウトの候補が一覧表示される。すなわち、20面タイプが選択されている場合には、20面タイプのレイアウト名が一覧表示され、マルチタイプが選択されている場合には、マルチタイプのレイアウト名が一覧表示される。レイアウト選択画面460でレイアウト名を選択すると、そのレイアウトの概略を表したレイアウト確認画面470が表示される。なお、レイアウト選択画面460やレイアウト確認画面470において各レイアウトの最大画像数を表示するとよい。
【0069】
顧客がレイアウトを決定すると、最大画像数決定手段433が対応画像数一覧表440を参照してこのレイアウトに対応する画像の種類の最大数を求めて変数qにセットする(ステップS452)。顧客の選択した画像の数を示す変数mを「1」に初期化した後(ステップS453)、顧客から1つの画像の選択を受け付ける(ステップS454)。顧客の選択した画像の数を示す変数mの値が、当該レイアウトにおける最大画像数qより小さい場合には(ステップS455;Y)、顧客が画像の追加を希望したか否かを調べる(ステップS456)。画像の追加を希望している場合には(ステップS456;Y)、変数mの値を「+1」し(ステップS3457)、ステップS454に戻って次の画像の選択を受け付ける。
【0070】
画像の種類の数を示す変数mの値が最大画像数q以上になった場合(ステップS455;N)もしくはmが最大画像数q未満であっても画像の追加を顧客が希望しなかった場合には(ステップS456;N)、注文情報の設定が完了する(ステップS458)。その後は、図14のステップS204以降が実行される。
【0071】
なお、選択された画像の種類数が最大画像数qより少ない場合であっても、画像の種類毎のコマ数が均等になるように、各コマへの画像の割り付けを行なうようになっている。たとえば、第4のマルチレイアウト70に対して2種類の画像が選択された場合には、部分領域AとBの双方に属するコマに1つ目の画像を割り付け、部分領域CとDの双方に属するコマに2つ目の画像を割り付けるようになっている。また第3のマルチレイアウト60に対して2種類の画像が選択された場合には、部分領域Aと部分領域Bにそれぞれ1種類ずつ画像を割り付けるとともに、部分領域Cにある4つの小サイズコマ63を2つずつ各画像に割り付ける等が行われる。この場合、部分領域Cの中サイズコマ62aは、空欄になるもしくは顧客の選択した画像以外の画像が割り付けられる。
【0072】
次に本発明の第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態にかかわる画像レイアウト装置は、プリントを部分領域毎に分割するための境界線(切取線)を表示するとともに、これら境界線に沿って切り分ける際の切取順序を案内表示するようになっている。たとえば、図20は、第3の20面レイアウトに境界線と切取順序のガイド表示を施した切取順序案内付きシールプリント500を示している。この例では、境界線501、502に▲1▼、▲2▼の番号を付することで、切取順序をガイド表示している。ガイド表示の示す順序に従って切り分けることにより、鋏を途中で止めることなくシートを端から端まで切り通すことができ、逆の順序で切り取る場合に比べて、切り取り作業が簡単化される。
【0073】
図21は、切取順序を決定する切取順付与処理の流れを示している。この処理に入る前に、切取順序を示す変数Nに「1」を初期設定する。この切取順付与処理では、最初に他の境界線に突き当たることのない境界線を探す。そのような境界線が存在しなければ(ステップS601;N)処理を終了する(エンド)。他の境界線に突き当たることのない境界線がある場合には(ステップS601;Y)、その境界線に変数Nが示す切取順序を付与する(ステップS602)。その後、Nを「+1」し(ステップS603)、今回切取順序を付与した境界線で切断した場合に生じる2つの断片の一方の断片について、切取順付与処理を再帰呼出する(ステップS604)。次に他方の断片についても本処理を再帰呼出して(ステップS605)、処理を終了する。
【0074】
図22は、図21に示す処理によって切取順序を付与したものの一例を示している。このシート610には6つの境界線があり、7つの部分領域に分割されている。当初の状態では、他の境界線に突き当たらない境界線として第1境界線611と第2境界線612がある。この場合、切取順序として1番を割り振るのは、いずれの境界線であってもよい。この例では第1境界線611に1番を割り当てている。シート610を第1境界線611で切り分けると、第1断片613と第2断片614に分かれる。まず第1断片613について図21の切取順付与処理を再帰呼出すると、他の境界線に突き当たらない境界線として第2境界線615が検出されるので、これに2番を割り当てる。第1断片613を第2境界線615で切り分けると、第2断片616と第3断片617に分かれる。第2断片616について図21の切取順付与処理を再帰呼出すると、他の境界線に突き当たらない境界線が見つからないので処理を終了する。他方の第3断片617について図21の切取順付与処理を再帰呼出すると、これまた他の境界線に突き当たらない境界線が見つからないので処理を終了する。これにより第1断片613についての処理はすべて終了するので、次に第2断片614のついて図21の切取順付与処理を再帰呼出する。
【0075】
第2断片614では、他の境界線に突き当たらない境界線として第3境界線618が検出されるので、これに3番を割り当てる。第2断片614を第3境界線618で切り分けると、第4断片619と第5断片620に分かれる。そして、第4断片619について切取順付与処理を再帰呼出する。第4断片619には境界線がないので第4断片619についての処理は終了する。次に第5断片620について切取順付与処理を再帰呼出すると、他の境界線に突き当たらない境界線として第4境界線621が検出されるので、これに4番を割り当てる。以後、同様にして他の境界線に突き当たらない境界線がなくなるまで、各断片について処理を継続すると、図22に示すように切取順序が付与される。
【0076】
上述のようにして付与した切取順序に従って切り分けると、途中で鋏を止めることなくシートや各断片の端から端まで切り通す作業の繰り返しによって、すべての部分領域に切り分けることができる。なお、このようにして設定される切取順序を各レイアウトについて予め求めておき、その結果をレイアウト記憶手段31に登録しておくとよい。
【0077】
以上、本発明の各種実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれら実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、第1の実施の形態では、画像の種類数毎に1つのレイアウトを対応付けて記憶したが、2以上のレイアウトを1つの画像の種類に対応付けてもよい。このようにすることで、顧客が選択した画像の種類数に対応付けられているレイアウトの中から希望のレイアウトを選択することができ、すべてのレイアウトの中から選択する場合に比べて、顧客の負担が軽減される。また画像の種類の数に適合しないレイアウトを選択する可能性が低減する。
【0078】
また実施の形態では、携帯電話から注文する場合を例に説明したが、たとえば、パーソナルコンピュータから注文を受け付けてもよい。さらに必ずしもネットワークを通じて注文を受け付ける必要はなく、スタンドアロン型のプリント装置であってもよい。
【0079】
第3の実施の形態では、数字で切取順序をガイド表示したが、数字、文字、記号、図柄、色、模様、あるいはこれらの組み合わせによって切取順序を表示してもよい。またシートに点線などの線分を印刷して境界線を表示するほか、各部分領域の背景色や背景模様を隣り合うもの同士で相違させることによって、境界線を識別可能に表示してもよい。
【0080】
またレイアウトを顧客が自由に設定できるような場合には、設定されたレイアウトに対して図21に示した切取順付与処理を実施することで、どのようなレイアウトに対しても適切な切取順序をガイド表示することが可能になる。
【0081】
【発明の効果】
本発明にかかる画像レイアウト装置およびこれを用いたプリント装置によれば、画像の種類の数に応じてレイアウトが決定されるので、レイアウトを選択するための操作負担が軽減される。
【0082】
選択されたレイアウトに応じて、画像の種類の最大数を決定するものでは、当該レイアウトに含める画像の種類が適切な数に制限されて、画像を各コマにバランスの良く割り付けることが可能になる。またレイアウトに応じて決定された最大数の範囲において画像の種類の選択を受け付けることで、最大数以上の画像を誤って選択することが防止される。
【0083】
画像の種類毎のコマ数が均等になるように、レイアウト内のコマに画像を割り付けるものでは、画像の種類毎のコマ数にばらつきが出て、切り分けた際に不公平の生じることが防止される。
【0084】
画像の種類毎のコマ数を均等に割り当てた際に生じた余りのコマを空欄にするかもしくは指定された画像以外の画像を割り付けるものでは、余りのコマが出た場合にも、画像の種類同士の間に不公平が生じない。
【0085】
境界線で区切られた部分領域毎に1種類の画像を割り当てるものでは、このレイアウトよって作成されたプリントを画像の種類毎に切り分けることができる。
【0086】
次に切る境界線が他の境界線に突き当たらないものとなるように切取順序をガイド表示するものでは、当該切取順序に従うことで、鋏をシートの途中で止めることなく部分領域毎に切り分けることができる。これにより、多様なレイアウトを実現しつつ、切分けの容易性を確保することができる。
【0087】
切取順序を案内するガイド表示を、数字、文字、記号、図柄、色、模様のいずれかもしくはこれらの組み合わせによって表示するものでは、ガイド表示をわかり易くしたり、表示スペースを少なくしたりすることができる。
【0088】
隣り合う部分領域同士の背景模様または背景色を相違させることで境界線を表示するものでは、点線などで境界線を表示する場合に比べて違和感が少なく、シートを切り取らない場合にも境界線が邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像レイアウト装置を備えた注文受付装置が顧客から商品種類の選択と画像の選択とを受け付け、これらに基づいてレイアウトを自動決定し、その確認を顧客に求めるまでの流れを示す説明図である。
【図2】本発明の各実施の形態に係る画像レイアウト装置を備えたプリントサービスシステムの構成を示す説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像レイアウト装置を備えた注文受付装置の概略構成を示すブロック図である。
【図4】第1のマルチレイアウトを示す説明図である。
【図5】第2のマルチレイアウトを示す説明図である。
【図6】第3のマルチレイアウトを示す説明図である。
【図7】第4のマルチレイアウトを示す説明図である。
【図8】第1の20面レイアウトを示す説明図である。
【図9】第2の20面レイアウトを示す説明図である。
【図10】第3の20面レイアウトを示す説明図である。
【図11】第4の20面レイアウトを示す説明図である。
【図12】第5の20面レイアウトを示す説明図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態にかかわる画像レイアウト装置の対応レイアウト記憶手段が記憶している対応レイアウト表の一例を示す説明図である。
【図14】本発明の第1の実施の形態にかかわる注文受付装置がプリント注文を受け付ける際の手順を示す流れ図である。
【図15】本発明の第1の実施の形態にかかわる画像レイアウト装置が画像の選択を受け付けてレイアウトを決定する際の処理を示す流れ図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係る画像レイアウト装置を備えた注文受付装置の概略構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態にかかわる画像レイアウト装置の対応画像数記憶手段が記憶している対応画像数一覧表の一例を示す説明図である。
【図18】本発明の第2の実施の形態にかかわる画像レイアウト装置がレイアウトの選択と画像の選択を受け付ける際の処理を示す流れ図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態にかかわる画像レイアウト装置が顧客の携帯電話に表示するレイアウト選択画面およびレイアウト確認画面の一例を示す説明図である。
【図20】本発明の第3の実施の形態にかかわる画像レイアウト装置が境界線と切取順序を案内するガイド表示を施した切取順序案内付きシールプリントの一例を示す説明図である。
【図21】切取順序を決定する切取順付与処理を示す流れ図である。
【図22】図21の切取順付与処理によって切取順序が付与される様子を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1…プリントサービスシステム
2…ネットワーク
3…パーソナルコンピュータ
4…基地局
5…携帯電話
6…店舗のプリントサーバ
7…ラボのプリントサーバ
8…証明写真BOXのプリントサーバ
10…注文受付装置
11…通信制御手段
12…会員データベース
13…画像データベース
14…注文データベース
15…店舗データベース
20…プリントサービス制御手段
21…注文受付手段
22…商品データ作成手段
30…画像レイアウト装置
31…レイアウト記憶手段
32…対応レイアウト記憶手段
33…レイアウト決定手段
34…画像割当手段
40…第1のマルチレイアウト
41…大サイズコマ
42…中サイズコマ
43…小サイズコマ
50…第2のマルチレイアウト
52…中サイズコマ
53…小サイズコマ
60…第3のマルチレイアウト
62…中サイズコマ
63…小サイズコマ
70…第4のマルチレイアウト
72…中サイズコマ
73…小サイズコマ
80…第1の20面レイアウト
90…第2の20面レイアウト
100…第3の20面レイアウト
101…余りのコマ
110…第4の20面レイアウト
120…第5の20面レイアウト
150…対応レイアウト表
210…アイテム選択画面
211…「[1]シールプリント20面」の欄
212…「[2]シールプリントマルチ」の欄
213…「決定」ボタン
220…画像選択画面
221…「新規画像登録」の欄
230…レイアウト確認画面
400…注文受付装置
420…プリントサービス制御手段
430…画像レイアウト装置
432…対応画像数記憶手段
433…最大画像数決定手段
440…対応画像数一覧表
460…レイアウト選択画面
470…レイアウト確認画面
500…切取順序案内付きシールプリント
501、502…境界線
610…シート
611…第1境界線
612…第2境界線
613…第1断片
614…第2断片
615…第2境界線
616…第2断片
617…第3断片
618…第3境界線
619…第4断片
620…第5断片
621…第4境界線

Claims (11)

  1. 1または複数種類の画像を、複数のコマを有するレイアウトに割り付ける画像レイアウト装置であって、
    画像の種類の数とレイアウトの種類とを対応付けて記憶した対応レイアウト記憶手段と、
    選択された画像の種類の数に応じて、これらの画像を割り付ける際に用いるレイアウトを、前記対応レイアウト記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて決定するレイアウト決定手段と
    を有することを特徴とする画像レイアウト装置。
  2. 1または複数種類の画像を、複数のコマを有するレイアウトに割り付ける画像レイアウト装置であって、
    レイアウトの種類と画像の種類の数とを対応付けて記憶した対応画像数記憶手段と、
    選択されたレイアウトに応じて、このレイアウトに含めることのできる画像の種類の最大数を、前記対応画像数記憶手段に記憶されている対応関係に基づいて決定する最大画像数決定手段と
    を有することを特徴とする画像レイアウト装置。
  3. レイアウトの選択を受け付けるレイアウト選択受付手段と、
    レイアウトに割り付ける画像の種類の選択を受け付ける画像選択受付手段とを有し、
    前記最大画像数決定手段は、前記レイアウト選択受付手段を通じて選択されたレイアウトに応じた画像の種類の最大数を求め、
    前記画像選択受付手段は、前記最大画像数決定手段の求めた最大数の範囲において画像の種類の選択を受け付ける
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像レイアウト装置。
  4. 画像の種類毎のコマ数が均等になるように、レイアウト内のコマに画像を割り付ける
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の画像レイアウト装置。
  5. n(nは正の整数)個のコマを有するレイアウトに、m(mは正の整数かつm≦n)種類の指定された画像を割り付けるとき、1種類の画像についてnをmで除して得た商が示す数のコマを割り当てるとともに、余りが出た場合には、それらのコマを空欄にするかもしくはそれらのコマに前記指定されたm種類の画像以外の画像を割り付ける
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像レイアウト装置。
  6. レイアウトの反映される画像領域を、コマが分断されないようにして、1つの境界線または他の境界線に突き当たることのない複数の境界線で複数の部分領域に分割し、前記部分領域毎に1種類の画像を割り付ける
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5に記載の画像レイアウト装置。
  7. レイアウトの反映される画像領域を、コマが分断されないようにして複数の部分領域に分割する境界線と、前記境界線に沿って前記画像領域を順に切り分ける際に、次に切る境界線が他の境界線に突き当たらないものとなるように切取順序を案内するガイド情報とを前記画像領域に表示する
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6に記載の画像レイアウト装置。
  8. 前記部分領域毎に1種類の画像のコマを割り付ける
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像レイアウト装置。
  9. 前記切取順序を案内するガイド表示を、数字、文字、記号、図柄、色、模様のいずれかもしくはこれらの組み合わせによって表示する
    ことを特徴とする請求項7または8に記載の画像レイアウト装置。
  10. 隣り合う部分領域同士の背景模様または背景色を相違させることで境界線を表示する
    ことを特徴とする請求項6、7、8または9に記載の画像レイアウト装置。
  11. 1または複数種類の画像を複数のコマに割り付けたプリントを作成するプリント装置であって、
    請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10のいずれかに記載の画像レイアウト装置を備え、
    前記画像レイアウト装置の動作結果に従ってプリントを作成する
    ことを特徴とするプリント装置。
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