JP2004306270A - 液滴吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ノズル列21Bkとノズル列21Cの間、及びノズル列21Mとノズル列21Yとの間には、吸引部22が配置されている。吸引部22は、インクミストを捕集するためのフィルタ24を通して負圧発生装置に連結し、近傍の空気を吸引する構成になっている。またノズル列21Cとノズル列21Mとの間には、導入部23が配置されていて、ノズル周辺に空気を導入する。これら吸引部22と導入部23は、複数のノズル列のなかの所定位置のノズル列間に交互に配設されている。液滴吐出ヘッドのノズルの多列化また長尺化が図られても、効率的に湿気やインクミストをノズル面あるいは記録面から吸引排出することが可能になり、装置を大型化することなく、高画質・高信頼性を維持することができる。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液滴吐出装置、より詳細には、ノズルから液体を吐出する液滴吐出ヘッドを用いて記録媒体に記録するインクジェット記録装置に適用可能な液滴吐出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、記録装置に適用される様々な記録方式が開発されているが、なかでもインクジェット記録方式は、記録媒体に対して非接触であること、高密度記録が可能であること、カラー化が容易であること、及び装置の小型化が可能であることから広く用いられている。
【0003】
インクジェット記録方式としては、PZTなどの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するバブル素子、また温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、及び静電力を用いた静電アクチュエータ、などがインクを吐出するためのエネルギー発生手段として開発されている。
【0004】
上記のようなインクジェット記録方式を用いたインクジェット記録装置においては、近年高速記録の要求が高まっている。このような要求に対する解決方法の1つとして、インクを吐出するインクジェット記録ヘッドの幅を長くして、一回のインクジェットヘッド走査または記録媒体の搬送における記録量を多くすることにより、記録速度を高める方法が検討されている。このような方法は、捺染や印刷機などの産業分野においては広く使用され、オフィス用途としてもカード・ラベルプリンタのような比較的記録幅の狭いものに関しては製品化されている。
【0005】
さらに普通紙にプリントできる電子写真方式であるカラーレーザープリンタの低価格化が進んで普及するのに伴ない、インクジェット記録装置としても、A4,A3といったより幅の広い記録媒体を、一回もしくは数回のヘッド走査あるいは記録媒体搬送で記録できる長尺のライン型インクジェット記録ヘッドを搭載した記録装置の必要性が高くなっている。
【0006】
しかし、インクジェット記録装置の記録速度が速くなるに従って、単位時間内に吐出されるインク量が膨大になり、記録装置内に湿気が篭ってしまうという問題が生じる。また、記録媒体上のインクの定着を促進するためにヒータ等が備えられる場合もあり、その場合記録時と非記録時の温度変化により装置内に結露も発生しやすくなる。
【0007】
加えてインクジェット記録方式の別の課題として、本来画像形成には必要とされない極めて体積が小さなインクミストが記録時に発生するという問題がある。インクジェットヘッドのノズルからインクが吐出されると、画像を形成する主滴と同時に、極めて体積が小さなサテライトミストもノズルから放出される。これらのサテライトミストは、インクジェットヘッドのノズル面に付着して、インクの吐出方向を曲げてその着弾位置を不安定にさせたり、記録装置内を漂って汚染させたりする。
【0008】
サテライトミストは、吐出するインク滴の体積が小さくなるほど発生しやすくなるが、近年高画質化のため、数ピコリットルといった非常に小さなインク滴を吐出するようになっていて、サテライトミストの発生は無視できなくなっている。特に前述した静電アクチュエータやバブル素子を用いたインクジェット方式では、一つのノズルから複数の体積のインク滴を吐出することが難しいため、記録素子密度を高くするようにしたり複数の吐出で一つの画素を形成するようにしており、その吐出回数に比例してサテライトミスト数も増加するため、よりサテライトミストの問題は顕在化している。
【0009】
サテライトミストのほかに、紙上に形成されたインク滴が紙に定着する前に、別のインク滴が重ねて吐出される際に発生する跳ね返りミストがある。特にオフィス用途においては普通紙が用いられることが多く、コックリングによる色間の着弾ずれ、あるいはヘッドと記録媒体の接触を抑制するため、インクの紙への浸透が少ない状態でカラーインクを打ち込むことが望ましく、また紙の繊維に沿ってインクが滲むいわゆるフェザリングを抑制するため、普通紙への浸透速度が比較的遅いインクを用いることが多く、より跳ね返りミストが発生しやすい状況になっている。
【0010】
一方、前述のヒータによりインクの乾燥を促進する方法とは別の方法として、例えばカチオン基(陽性イオンを含む)を有する物質を含有するインクと、アニオン基を有する物質を含有するインクのように、互いに極性の異なるインクを記録紙上で反応させ、インク中の色材を不溶化させる方法が提案されている。ブラックインクとカラーインクのイオン極性やPHが異なるインクセットを採用したインクジェット記録装置、あるいは別個ブラックインクを不溶化するためのイオン極性やPHが異なる定着用インクを前後に吐出するインクジェット記録装置が製品化されていて、ブラックとカラー間のにじみを抑制するようにしている。
【0011】
しかし、前述のような反応性のインクセットを用いたインクジェット記録装置では、インクミストが混合してノズル面に固着し、インク滴の吐出方向を曲げる不具合が発生しやすく、ワイピングやインクのノズルからの強制排出等の回復動作頻度・時間が多くなってしまい、最悪の場合、回復不能によるヘッド交換が必要になる場合もあり、インクミストの記録面からの排出がより必要となる。
【0012】
そこで記録装置内の排気、またインクミスト対策として、ノズル・記録面近傍の雰囲気を吸引排出する方法が提案されている。図15は、特許文献1に開示されたインクジェット記録ヘッドの構成を説明する図である。特許文献1では、図15に示すように、複数のインクジェットヘッド20Bk,20C,20M,20Yの両端に矢印Aに示す気流を発生させて、各ノズル21Bk,21C,21M,21Y近傍で記録媒体1との間に発生したインクミストを除去する構成が開示されている。なお、図中Pは、記録媒体1の搬送方向である。
【0013】
また、図16は、特許文献2に記載されたインクジェット記録ヘッドの構成を説明する図である。特許文献2では、図16に示すように、複数のノズル列21Bk,21C,21M,21Yごとに、その近傍にインクミストを吸引するための吸引口61を設ける構成などが提案されている。吸引口61によって発生する気流は矢印Aによって示している。
【0014】
しかし、上述の図15に示したような構成では、実際のノズルと記録媒体間の距離は非常に小さいため、特に前述したようなより多列化したインクジェット記録ヘッド、あるいは長尺のライン型インクジェットヘッドにおいては、ノズル−記録媒体間に効果的に均一な気流を発生させるのは困難である。
【0015】
また複数のノズル列21Bk,21C,21M,21Yごとに吸引口61を設ける構成においても、図16のように間隔を置かないで、インクジェットヘッドを配置した場合(複数列のノズル21Bk,21C,21M,21Yが一体化して形成された場合)は、吸引する空気は主にヘッドユニットの外周から導入することとなり、ヘッドユニットの中心部では空気の流体抵抗が増加するため吸引力が弱くなり、十分にインクミストを吸引できなくなる。また、ノズル列間においても吸引する一方であるため、気流が停滞しやすい部分があり、特に跳ね返りミストが付着しやすくなる。
【0016】
また、図17のように間隔をおいて複数のインクジェットヘッド20Bk,20C,20M,20Yを配置した場合においても、各インクジェットヘッド間の空間62と吸引口61が隣り合う構成となるため、ノズル付近の雰囲気以外も吸引口から引き込む必要があり、吸引能力を大きくする必要があるため、装置の大型化、騒音、コスト増を招くこととなる。
【0017】
【特許文献1】
特開平7−25007号公報
【特許文献2】
特許第2801231号公報
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、インクジェット記録装置等の液滴吐出装置と、液滴を吐出する記録媒体等との間の排気を効率的に行い、湿気や液滴のミストを排出または捕集することができるようにした液滴吐出装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、液滴を吐出するためのノズル列を複数備える液滴吐出ヘッドユニット、または一列のノズル列を有する液滴吐出ヘッドを複数備える液滴吐出ヘッドユニットを有し、該液滴吐出ヘッドユニットは、前記複数のノズル列の配列方向において、ノズル列近傍の雰囲気(空気や揮発分による気体,ミスト状の気体、微細な固形分等を含む)を吸引するための吸引部と、ノズル近傍へ空気を導入するための導入部とが1また複数のノズル列ごとに交互に配設されていることを特徴としたものである。
【0020】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記液滴吐出ヘッドユニットが、1または複数の前記ノズル列ごとに、異なる種類の液滴を吐出するように構成され、少なくとも異なる種類の液滴を吐出する前記ノズル列間には、前記吸引部または前記導入部が配設されていることを特徴としたものである。
【0021】
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記液滴吐出ヘッドユニットが、互いに混合すると液体中の含有材料が不溶化または固化する第1の液体と第2の液体との組み合わせを少なくとも一つ使用し、少なくとも前記第1の液体を吐出するノズル列と前記第2の液体を吐出するノズル列との間には、前記吸引部または前記導入部が配設されていることを特徴としたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を適用可能な液滴吐出装置であるインクジェット記録装置の側面概略図である。本実施形態のインクジェット記録装置は、記録媒体としての紙の搬送方向に沿って配置された複数のノズル列より、インクを吐出して記録を行うものである。インクジェット記録装置は、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクを吐出する複数のノズル列21Bk、21C、21M、21Yが形成されているインクジェットヘッドユニット20を有していて、各ノズルに対応して配置している図示されていないインク吐出エネルギー発生手段によって、ノズルからインク滴を吐出する。
【0023】
記録媒体1は、搬送用モータによって駆動される一対のレジストローラ2の回転によって図中の矢印Pの方向に搬送され、一対のガイド板4により導かれて、先端のレジ合わせがおこなわれた後、搬送ベルト5によってインクジェットヘッド記録部の下に搬送される。エンドレスベルトである搬送ベルト5は、2個のローラ6,7により保持され、上面部の上下方向の変位はプラテン8によって規制されるようになっている。また搬送ベルト5上のインクや紙粉等を除去するためのクリーニング部材3が備えられている。記録が終了した記録媒体1は、排紙トレイ9に排紙される。
【0024】
また搬送部には、インクの定着・乾燥を促進するためのヒータ10が備えられ、記録媒体1の記録面の裏側から加熱する構成になっており、入力された記録データに応じてヒータ出力を制御するようになっている。
【0025】
図2は、インクジェット記録装置に備えられる維持回復装置の構成例を概略的に示す図である。上述のインクジェット記録装置には、図2に示すノズル面のワイピングブレード31、ノズル口の乾燥や異物が付着するのを防止するためのキャッピング部材32、増粘インクやノズルに詰まった異物やヘッド内に滞留している気泡を予備吐出あるいは強制排出するためのインク受け部材33が一体に形成された維持回復装置30が備えられている。
【0026】
図3は、1種類のインクのインク循環系統を説明するための図である。インクジェットヘッドユニット20は、インク供給部42、インク排出部43、複数のノズル21、及び各々のノズル21に連結する共通液室44を有している。
また、インクジェットヘッドユニット20に対するインクの供給及び回収を実行するインク供給システムは、前述したインク受け部材33、インクタンク41、サブインクタンク45、供給ポンプ46、回収ポンプ47、供給弁48、排出弁49、大気開放弁50、回収弁51、及びフィルタ52を有している。
【0027】
非吐出ノズル中の増粘インクやゴミ詰まり、また共通液室内に停留した気泡等、インク吐出不良の原因となるものの排除を目的とした予備吐出あるいは強制インク排出時には、まず図2に示した維持回復装置30によってノズル部をキャッピングする。強制インク排出においては、供給弁48、排出弁49を開いた状態で供給ポンプ46を動作させ、ポンプの脈動の影響を低減させるサブインクタンク45から供給弁48、及びインク供給部42を経て、インクジェットヘッドユニット20にインクが送液される。そしてインクジェットヘッド21の共通液室44のインク圧力が高まることで、一部のインクは、ノズル21から強制的にインク受け部材33へ排出され、他の一部のインクは、インク排出部43から排出弁49を経てインクタンク41へ戻される。
【0028】
インク受け部材33に排出されたインクは、回収ポンプ47によって吸引され、途中に配置されたフィルタ52でゴミ等をろ過した後、回収弁51を経てインクタンク41へ戻される。
【0029】
インクに含まれる色材は、ブラック、カラーいずれのインクも耐水性、耐光性、発色性がよい顔料インクであることがもっとも望ましいが、オフィス等の普通紙が主に使用され、また線画をプリントする割合が高い環境で使用される場合、カラーインクに普通紙への浸透速度の速い染料インクを用いて、ブラックインクにのみ文字画像に適している顔料インクを用いることもできる。ブラックインク、カラーインクのいずれにも染料インクを使用しても構わない。
【0030】
本発明の特徴は、一つまたは複数のノズル列ごとに、ノズル近傍の雰囲気を吸引するための吸引部と、ノズル近傍へ新たな空気を導入するための導入部を交互に配置するものである。図4は、複数のノズル列21Bk、21C、21M、21Yが一体に形成された場合のインクジェットヘッドユニット20のノズル近傍要部を説明するための側面概略図である。図中、矢印Aに発生する気流を示し、以下本発明の実施形態を説明する各図において、同様に矢印Aによって気流の状態を示す。
【0031】
図4に示すように、ノズル列21Bkとノズル列21Cの間、及びノズル列2Mとノズル列21Yとの間には、吸引部22が配置されている。この吸引部22は、インクミストを捕集するためのフィルタ24を通して図示されていない負圧発生装置に連結し、近傍の空気を吸引する構成になっている。またノズル列21Cとノズル列21Mとの間には、導入部23が配置されていて、吸引部22から吸引する空気を導入する構成になっている。また、このときにヘッド外周部からも空気が導入される。ここでは、吸引部22によって自然にノズル周囲の空気を吸引するようにしてもよいし、導入部23によって意図的に陽圧を発生させてもよい。
【0032】
上記のごとくの構成により、インクジェットヘッドが多列化・長尺化しても、気流を発生させるための空気を、その流体抵抗を増大させることなく各ノズル列に均一に導入でき、またノズル列近傍には一方向の気流が発生することになって空気が停滞しにくくなるため、記録中に発生した湿気またインクミストを効果的に吸引/排気することができる。本発明では、各色のインクミストによる混色を防止するため、各色ノズル毎に、吸引部22あるいは導入部23を交互に配置している。
【0033】
図5は、上述の吸引部22及び導入部23の構成例を説明するためのノズル面の概略図で、吸引部22及び導入部23の異なる構成例をそれぞれ図5(A)〜図5(D)に示すものである。図5(A)〜図5(D)に示す形状は、吸引部22及び導入部23のいずれに対しても適用される形状を示している。
【0034】
吸引部22及び導入部23は、図5(A)に示すように、大きな一つの開口として構成してもよいし、図5(B)に示すように、気流・圧力を均一化するために複数の空間に分割するようにしてもよい。さらに吸引部22及び導入部23は、図5(C)に示すように、開口部は一つで内部において複数に分割するようにしてもよいし、また吸引するための負圧の発生、あるいは吸引するための空気の導入が可能であれば、図5(D)に示すように、両端が開口した構成とすることもできる。
【0035】
図6及び図7は、上述したごとくの吸引部22及び導入部23を備えたインクジェットヘッドユニットの他の例を説明するための図で、ノズル近傍要部の側面概略図を図6に、ノズル面の平面概略図を図7に示すものである。導入部23は、インクジェットヘッドユニット20の上部方向に貫通させる必要はなく、空気の流体抵抗を小さくできるならば、ノズル列間に導入部23となる凹部を形成し、その凹部を通してインクジェットヘッドユニット20の外周から空気を導入するようにしてもよい。
【0036】
図8は、吸引部22及び導入部23を備えたインクジェットヘッドユニットの更に他の例を説明するためのノズル近傍要部の側面概略図である。吸引部22及び導入部23は、共にインクジェットヘッドユニット20の側面から吸引または導入が行われるように配設してもよい。
【0037】
図9は、吸引部22及び導入部23を備えたインクジェットヘッドユニットの更に他の例を説明するためのノズル近傍要部の側面概略図である。図4の構成では、ノズル列21Bkとノズル列21Cとの間、及びノズル列21Mとノズル列21Yとの間に吸引部22を配置したが、図9に示すように、ノズル列の両端及びのノズル列21Cとノズル列21Mとの間に吸引部22を配置するような構成でもよい。
【0038】
図10は、吸引部22及び導入部23を備えたインクジェットヘッドユニットの更に他の例を説明するためのノズル近傍要部の側面概略図である。図4及び図6の構成では、1色のノズル列ごとに吸引部22あるいは導入部23を配置するようにしたが、前述したインクミストの混色が問題にならない場合、図10に示すように、例えばノズル列21Cとノズル列21Mとの間のみに吸引部22を配置して、複数列ごとに空気の導入・吸引を行うようにすることもできる。
【0039】
図11及び図12は、吸引部22及び導入部23を備えたインクジェットヘッドユニットの更に他の例を説明するための図で、ノズル近傍要部の側面概略図を図11に、ノズル面の平面概略図を図12に示すものである。上述した図4ないし図10の実施形態においては、各色のヘッドが一体化あるいは組みつけられた構成を有しているが、本実施形態は、図11及び図12に示すように、それぞれノズル列21Bk、21C、21M、21Yを有する複数のインクジェットヘッド20Bk、20C、20M、20Yが、吸引部22または導入部23として機能する間隔を空けて独立して配置されている。この実施形態ではインクジェットヘッド20Bkと20Cとの間、及びインクジェットヘッド20Mと20Yとの間に吸引部22を配置し、インクジェットヘッドの両端外側と、インクジェットヘッド20Cと20Mとの間に導入部23を設けている。
【0040】
図13は、吸引部22及び導入部23を備えたインクジェットヘッドユニットの更に他の例を説明するためのノズル近傍要部の側面概略図で、ブラックインク(Bk)と、その他のシアン(C),マゼンタ(M),及びイエロー(Y)のカラーインクとの含有材料の極性が異なり、これらを混合/接触するとインク中の色材が不溶化するようなインクセットを有するインクジェットヘッドユニットのノズル近傍要部を説明するための図である。
【0041】
前述のように、不溶化・固化反応を示すインクミスト同士が混合してノズル面に固着すると、インク滴の吐出方向を曲げる等の不具合が発生しやすくなる。そこで本実施形態では、カラーインクのノズル列21C,21M,21Y間には、前述したごとくの吸引部22または導入部23を設けない一方、ブラックインクのノズル列21Bkとカラーインクのノズル列21C,21M,21Yとの間に吸引部22を配置して、反応性を示すインクミスト同士のノズル面での混合を抑制するようにしている。
【0042】
反応性がないインクどうしでも、ミストによる混色が問題になる場合には、隣り合う反応性を有数するインクのノズル列間でなく、前述のように全ての色のノズル列間に吸引部22また導入部23のいずれかを配置しても構わない。
【0043】
図14は、吸引部22及び導入部23を備えたインクジェットヘッドユニットの更に他の例を説明するためのノズル近傍要部の側面概略図である。発生したミストを同一の吸引部22から吸引することにより、捕集したインクミスト同士が混合して不溶化し、細孔フィルタが目詰まりして吸引能力が低下しやすくなる不具合がある場合は、図14に示すように、ブラックインクのノズル列21Bkと、カラーインクのノズル列21C,21M,21Yとの間に導入部23を配置するようにして、それぞれ別個の吸引部22から吸引してフィルタ24でインクミストを捕集するようにするのが好ましい。
【0044】
以上説明した実施形態では、Bk、C、M、Yの4色インクの場合で説明しているが、複数走査が難しいライン型インクジェット記録装置の階調性を高めるために、濃淡インクからなる多色インクセットを用いるようにした場合にも本発明を適用することができる。また有色インクだけでなく、それら有色インクの定着を促進させるための無色インク/処理液をインクセットに含んでいる場合にも同様に本発明の構成を適用できる。
【0045】
またインクジェットヘッドが固定され、記録媒体を走査するタイプのインクジェット記録装置を例として説明しているが、インクジェットヘッドを走査させるインクジェット記録装置においても本発明を適用することができる。
【0046】
また「インク」,「記録媒体」,「記録」とは、一般的に連想されるカラーインクでの紙や文字・画像プリントのみならず、例えば、捺染、電気・電子回路形成、電子放出素子形成、カラーフィルタ製造、フォトレジストパターニング、DNAチップ等の製造・加工・プロセスにも利用されるものを広く含んでいる。
【0047】
また、ノズルからオンデマンドでインクを吐出するエネルギー発生手段としては、PZTなどの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するバブル素子、また温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、もしくは静電力を用いた静電アクチュエータなど、いずれの方式も適用することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の液滴噴射装置によれば、ノズル列近傍の雰囲気を吸引するための吸引部と、ノズル近傍へ空気を導入するための導入部とがノズル列間で交互に配設されるようにしたことにより、液滴吐出ヘッドのノズルの多列化また長尺化が図られても、効率的に湿気やインクミストをノズル面あるいは記録面から吸引排出することが可能になり、装置を大型化することなく、高画質・高信頼性を維持することができる。
【0049】
さらに本発明によれば、少なくとも異なる種類の液滴を吐出するノズル列間には、吸引部または導入部が配設されるようにすることにより、ノズルへ異なる液体のミストが付着することを防止することができ、噴射液滴には異なる液体が混合することがない。そのためカラーインクジェット記録装置などでは、ノズルに異なる色のインクが付着して、出力画像の色合いが変わるといった不具合を防止することができる。
【0050】
さらに本発明によれば、互いに混合すると液体中の含有材料が不溶化または固化する第1の液体と第2の液体との組み合わせを少なくとも一つ使用し、少なくとも第1の液体を吐出するノズル列と第2の液体を吐出するノズル列との間には、吸引部または導入部を配設することにより、ノズルに付着した液体が混合して不溶化または固化することによるノズルの目詰まりなどの不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な液滴吐出装置であるインクジェット記録装置の側面概略図である。
【図2】インクジェット記録装置に備えられる維持回復装置の構成例を概略的に示す図である。
【図3】1種類のインクのインク循環系統を説明するための図である。
【図4】複数のノズル列が一体に形成された場合のインクジェットヘッドユニットのノズル近傍要部を説明するための側面概略図である。
【図5】吸引部及び導入部の構成例を説明するためのノズル面の概略図である。
【図6】吸引部及び導入部を備えたインクジェットヘッドユニットの他の例を説明するための図で、ノズル近傍要部の側面概略図である。
【図7】吸引部及び導入部を備えたインクジェットヘッドユニットの他の例を説明するための図で、ノズル面の平面概略図である。
【図8】吸引部及び導入部を備えたインクジェットヘッドユニットの更に他の例を説明するためのノズル近傍要部の側面概略図である。
【図9】吸引部及び導入部を備えたインクジェットヘッドユニットの更に他の例を説明するためのノズル近傍要部の側面概略図である。
【図10】吸引部及び導入部を備えたインクジェットヘッドユニットの更に他の例を説明するためのノズル近傍要部の側面概略図である。
【図11】吸引部及び導入部を備えたインクジェットヘッドユニットの更に他の例を説明するための図で、ノズル近傍要部の側面概略図である。
【図12】吸引部及び導入部を備えたインクジェットヘッドユニットの更に他の例を説明するための図で、ノズル面の平面概略図である。
【図13】吸引部及び導入部を備えたインクジェットヘッドユニットの更に他の例を説明するためのノズル近傍要部の側面概略図である。
【図14】吸引部及び導入部を備えたインクジェットヘッドユニットの更に他の例を説明するためのノズル近傍要部の側面概略図である。
【図15】特許文献1に開示されたインクジェット記録ヘッドの構成を説明する図である。
【図16】特許文献2に記載されたインクジェット記録ヘッドの構成を説明する図である。
【図17】従来のインクジェット記録ヘッドの他の構成例を説明する図である。
【符号の説明】
1…記録媒体、2…レジストローラ、3…クリーニング部材、4…ガイド板、5…搬送ベルト、6,7…ローラ、8…プラテン、9…排紙トレイ、10…ヒータ、20…インクジェットヘッドユニット、20Bk,20C,20M,20Y…インクジェットヘッド、21…インクジェットヘッド、21…ノズル、21Bk,21C,21M,21Y…ノズル列、22…吸引部、23…導入部、24…フィルタ、30…維持回復装置、31…ワイピングブレード、32…キャッピング部材、33…インク受け部材、41…インクタンク、42…インク供給部、43…インク排出部、44…共通液室、45…サブインクタンク、46…供給ポンプ、47…回収ポンプ、48…供給弁、49…排出弁、50…大気開放弁、51…回収弁、52…フィルタ、61…吸引口、62…空間。
Claims (3)
- 液滴を吐出するためのノズル列を複数備える液滴吐出ヘッドユニット、または一列のノズル列を有する液滴吐出ヘッドを複数備える液滴吐出ヘッドユニットを有し、該液滴吐出ヘッドユニットは、前記複数のノズル列の配列方向において、ノズル列近傍の雰囲気を吸引するための吸引部と、ノズル近傍へ空気を導入するための導入部とが1また複数のノズル列ごとに交互に配設されていることを特徴とする液滴吐出装置。
- 請求項1に記載の液滴吐出装置において、前記液滴吐出ヘッドユニットは、1または複数の前記ノズル列ごとに、異なる種類の液滴を吐出するように構成され、少なくとも異なる種類の液滴を吐出する前記ノズル列間には、前記吸引部または前記導入部が配設されていることを特徴とする液滴吐出装置。
- 請求項1または2に記載の液滴吐出装置において、前記液滴吐出ヘッドユニットは、互いに混合すると液体中の含有材料が不溶化または固化する第1の液体と第2の液体との組み合わせを少なくとも一つ使用し、少なくとも前記第1の液体を吐出するノズル列と前記第2の液体を吐出するノズル列との間には、前記吸引部または前記導入部が配設されていることを特徴とする液滴吐出装置。
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