JP2004305356A - 遊技機設置島 - Google Patents

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Abstract

【課題】揚送した遊技媒体が流出口から流出されずに残留しても、揚送装置による揚送に悪影響を及ぼすことがない揚送装置を備える遊技機設置島を提供すること。
【解決手段】遊技媒体を収容可能なバケット333が長手方向に向けて複数取付けられた無端状の回動部材334を循環駆動することにより、バケット333に収容された遊技媒体を揚送する揚送装置325を備え、該揚送装置325は、遊技媒体がバケット333に流入する流入口337と、バケット333にて揚送された遊技媒体が該バケット333から流出する流出口338と、流出口338よりもバケット333の移動方向の下流側に設けられ、流出口338にて流出されずにバケット333に残留した遊技媒体を該バケット333から流出させるための補助流出口350と、を備える。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば遊技機としてのパチンコ機等が複数設置される遊技機設置島に関わり、特に、遊技機の遊技のために使用される遊技媒体を収容可能なバケットが長手方向に向けて複数取付けられた無端状の回動部材を循環駆動することにより、前記バケットに収容された遊技媒体を揚送する揚送装置を備える遊技機設置島に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の揚送装置の一例として、例えば揚送装置の上下に設けられたローラ間に掛け渡されたベルトの外周に、遊技媒体としてのパチンコ球を収容可能な揚送部材としてのバケットが複数取付けられ、前記ローラを回転駆動することによりベルトを回転してバケットを循環移動させることで、揚送装置の下部から流入した遊技媒体としてのパチンコ球を揚送して上部で流出するバケット式の揚送装置等がある(特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−734号公報(第4−5頁、第1、4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載したようなバケット式の揚送装置にあっては、バケットの底面が流出口に向けて下方に傾斜するように形成されており、バケットにて揚送された遊技媒体は揚送装置上部に設けられた流出口においてバケットの底面上を流下して流出口から流出するように構成されているため、例えば流出先の上部タンクが満杯状態でパチンコ球が流出出来ない状態であったり、バケットの移動速度が速すぎる等、何らかの要因で流出口から流出されずに残留して循環する恐れがあった。
【0005】
このように流出されずに残留したパチンコ球は、バケットが揚送装置の下部にて折返すときにバケットの周囲が開放することによって揚送装置の下部に落下して、揚送装置の下部に溜まってしまうことになり、さらにこれを放置しておくと、バケットが揚送装置の下部にて折返すときに下部に溜まっているパチンコ球と干渉する恐れがあった。このようになると、バケットを循環駆動させる駆動モータ等に負荷がかかって駆動モータが故障するなどして揚送に影響が及び、遊技機設置島内でのパチンコ球の循環が滞って遊技が出来なくなる恐れがあった。このような場合、当該遊技機設置島は閉鎖され、すなわち、設置された遊技機による遊技が不可能な状態となり、遊技機の稼働率が著しく低下することになるため、遊技場が多大な損害を被るといった問題を有していた。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、揚送した遊技媒体が流出口から流出されずに残留しても、揚送装置による揚送に悪影響を及ぼすことがない揚送装置を備える遊技機設置島を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の遊技機設置島は、複数の遊技機が設置され、前記遊技機の遊技のために使用される遊技媒体を収容可能なバケットが長手方向に向けて複数取付けられた無端状の回動部材を循環駆動することにより、前記バケットに収容された遊技媒体を揚送する揚送装置を備える遊技機設置島であって、
前記揚送装置は、該揚送装置の下部に設けられ、前記遊技媒体が前記バケットに流入する流入口と、
前記揚送装置の上部に設けられ、前記バケットにて揚送された遊技媒体が該バケットから流出する流出口と、
前記流出口よりも前記バケットの移動方向の下流側に設けられ、前記流出口にて流出されずに前記バケットに残留した遊技媒体を該バケットから流出させるための補助流出口と、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、揚送した遊技媒体が何らかの要因により流出口から流出されずにバケットに残留しても、流出口を通過したバケットが補助流出口に位置したときに、当該バケットに残留した遊技媒体が流出することになり、これによりバケットに残留した遊技媒体が揚送装置の本体内部に溜まること等が防止されるため、前記残留した遊技媒体により揚送に悪影響が及ぶことを効果的に防止出来る。
【0008】
本発明の遊技機設置島の前記補助流出口には、該補助流出口から流出した遊技媒体を再度前記流入口に向けて誘導する誘導部材が設けられていることが好ましい。
このようにすれば、補助流出口から流出した遊技媒体は、再度流入口に戻って循環することになるため、流出された遊技媒体を回収する等の手間がかかることがない。
【0009】
本発明の遊技機設置島の前記補助流出口は、前記揚送装置の本体を構成するとともに、前記バケットと離間するように立設される壁部に形成されており、
前記補助流出口には、前記バケットに残留した遊技媒体を前記補助流出口に向けて案内する案内片が、前記バケットに向けて突出するように設けられていることが好ましい。
このようにすれば、バケットから補助流出口に向けて流出する遊技媒体は、バケットと壁部との間に形成される隙間により流下が阻止されることなく、案内片により補助流出口に向けて案内され、スムーズに補助流出口から流出することになるため、残留した遊技媒体を補助流出口から確実に流出させることが出来る。
【0010】
本発明の遊技機設置島の前記案内片における少なくとも前記バケット側の先端部は軟質材にて構成されていることが好ましい。
このようにすれば、案内片とバケットとの間に遊技媒体が噛み込まれにくくなるとともに、案内片とバケットとが接触してもバケットが損傷することがないばかりか、接触によって駆動装置に負荷がかかることによる駆動装置の故障の発生を回避出来る。
【0011】
本発明の遊技機設置島は、前記遊技機設置島の下部に配設され、前記遊技媒体を貯留する下部貯留領域と、
前記遊技機設置島の上部に配設され、前記遊技媒体を貯留する上部貯留領域と、を備え、
前記揚送装置の前記流入口は前記下部貯留領域に連通され、前記流出口は前記上部貯留領域に連通されていることが好ましい。
このようにすれば、遊技機設置島全体の遊技媒体の循環が滞ることを効果的に回避することが出来るため、遊技場が多大な損害を被ることを回避することが出来る。
【0012】
本発明の遊技機設置島の前記補助流出口は、前記回動部材の循環駆動により前記バケットが下方に向けて下降する下降路側に設けられていることが好ましい。
このようにすれば、補助流出口が流出口よりも上方に設けられることがなく、流出口を揚送装置の最上部に設けることが出来、補助流出口を設けるために揚送装置を高くする必要がないため、揚送装置の高さを極力低くしてコンパクト化を図ることが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明すると、まず図1には、本発明の実施例としての遊技機設置島1の内部構造を示す断面図が示されており、該遊技機設置島1は、その前後面に遊技機であるパチンコ機2と、該パチンコ機2において遊技に使用するパチンコ球の貸出を実施させる球貸処理機(図示略)等と、が並設される通常の遊技機設置島である。
【0014】
遊技機設置島1の略中央上部には、遊技媒体であるパチンコ球が貯留される上部遊技媒体貯留部としての上部タンク3が設けられており、この上部タンク3内に貯留されたパチンコ球は、遊技機設置島1内の長手方向両端部に向かってそれぞれ下方に傾斜するように配設された供給樋4に流入するようになっている。
【0015】
これら供給樋4には、流下するパチンコ球を各パチンコ機2に供給するための支流樋5が、供給樋4における図中前後側の側板に、流下方向に向かって所定間隔おきに複数配設されており、これら支流樋5に供給されたパチンコ球は、各パチンコ機2の背面に設けられた球タンク6に供給されるようになっている。
【0016】
供給樋4の下流側端部には、例えばメンテナンス時等において供給樋4内のパチンコ球を後述する下部樋10L、10R内に流出させる球抜き管7が設けられている。なお、通常時においてはこの球抜き管7内にパチンコ球が流下しないようになっている。
【0017】
遊技機設置島1内の下部には、パチンコ機2より排出されたアウト球を一時貯留するアウト球タンク8が、パチンコ機2を載置する繕板13の上面に、各パチンコ機2に対応するように複数設けられている。
【0018】
また、上部タンク3内部に貯留されるパチンコ球が所定量以上となってオーバーフローしたパチンコ球を、遊技機設置島1の下部に設けられている下部遊技媒体貯留部としての下部タンク9R、9Lに導くオーバーフロー樋12及びオーバーフロー管18が配設されている。
【0019】
パチンコ機2を載置する繕板13の下方には、パチンコ球を貯留する下部タンク9R、9Lがそれぞれ設けられている。下部タンク9R、9L内には、図1〜図3に示されるように、球抜き管7及びオーバーフロー管18から排出されるパチンコ球が流入する下部樋10R、10Lが、それぞれ遊技機設置島1における長手方向中央に向かって下方に傾斜するように配設されている。下部樋10R、10L内を流下するパチンコ球は、流下方向に向かって左右側の側板に複数形成された開口11(図2参照)、及びその底板における下流側端部所定箇所に形成された開口14R、14L(図3参照)を介して、下部タンク9R、9L内にパチンコ球がほぼ均等に貯留されるように落下される。
【0020】
このように、下部タンク9R、9Lの内部に貯留するパチンコ球を誘導する下部樋10R、10Lは、遊技機設置島1における長手方向中央に配設された揚送装置325に向かって下方に傾斜するように配設されているとともに、下部タンク9R、9Lの内部にパチンコ球を落下させる開口11が下部樋10R、10Lの左右側面の長手方向に向かって複数設けられていることで、下部タンク9R、9Lの内部にパチンコ球を偏りなく均等に貯留することができ、これにより下部タンク9R、9Lのパチンコ球の貯留能力が増大するため、遊技機に供給するパチンコ球が不足するなどの事態の発生を効果的に回避することが出来る。
【0021】
図1中向かって左側の遊技機設置島1の島端には、遊技者が獲得したパチンコ球を計数するための計数装置15が配設されており、この計数装置15内に投入されたパチンコ球は、計数装置15に設けられている球投入口15aから連設された排出路16を介して下部樋10Lに流入し、下部タンク9L内に排出されて貯留される。
【0022】
下部タンク9R、9L内における下部樋10R、10Lの流下方向に向かって左右側には、図2、図3に示されるように、各アウト球タンク8から排出されるパチンコ球を回収する側部樋17R、17Lが並設されている。
【0023】
各下部タンク9R、9Lと揚送装置325との間には、図1〜図4に示されるように、上面が開口する有底箱状をなすとともに、底面が遊技機設置島1の中央方向に向かって下方に傾斜する貯留タンク200R、200Lが設けられている。
【0024】
側部樋17R、17Lの下流側端部は、前記貯留タンク200R、200L内まで延設されていて、側部樋17R、17L内に回収されたパチンコ球は、下部タンク9R、9L内に貯留されることなく、直接貯留タンク200R、200L内に自然流下するようになっている。なお、側部樋17R、17Lからパチンコ球が溢れたときには下部樋10R、10Lを介して下部タンク9R、9L内に貯留される。
【0025】
ここで、図1中の遊技機設置島1における揚送装置325の左側下部の内部構成及び配置された各部位の構造を説明すると、貯留タンク200Lの下流側側板には、遊技媒体清浄装置としての清浄装置50側へパチンコ球を誘導する中継樋24Lが接続されている。
【0026】
下部タンク9Lの揚送装置325側には、下部タンク9Lに貯留されているパチンコ球を貯留タンク200Lに揚送する第2の揚送装置としてのミニリフト210Lが、前後の側部樋17L、17L(下部樋10Lの両側に配設されている)に挟まれるようにして設けられているとともに、ミニリフト210Lのさらに揚送装置325側には、ミニリフト210Lから揚送されたパチンコ球を一時的に貯留する下部遊技媒体貯留部としての揚送タンク200aLが設けられている。
【0027】
ミニリフト210Lが駆動されることにより、下部タンク9Lにおけるミニリフト210側の側板下部に形成された流出口300Lから流出される下部タンク9L内のパチンコ球を揚送して、揚送装置の上部に設けられる排出口238(図4参照)から揚送タンク200aLに排出し、その後に貯留タンク200L内に流下するとともに、非駆動状態においては下部タンク9L内のパチンコ球を揚送して貯留タンク200Lに排出することはないので、ミニリフト210Lは下部タンク9Lからのパチンコ球の排出量を調節する役割を果たしている。
【0028】
揚送タンク200aLは、上流側の側板がミニリフト210Lと密着するようにして設けられているとともに、前後の側板には、揚送タンク200aL内のパチンコ球を貯留タンク200L内に流出させるための通孔201(図4参照)が設けられている。これにより、下部タンク9Lからミニリフト210Lにより揚送されたパチンコ球は揚送タンク200aLへ排出され、通孔201を通過して貯留タンク200L内に流出した後(図4参照)、貯留タンク200Lの底壁に設けられたガイド板211により下流側の側板に形成された連通口23Lに向けて案内され、連通口23Lから流出して案内樋28L、中継樋24Lを経由して清浄装置50内に案内されるようになっている。
【0029】
清浄装置50の清浄能力を超える量のパチンコ球が清浄装置50に向けて流出され、清浄装置50内にパチンコ球が流入しきれなくなった場合、案内樋28L、中継樋24L、貯留タンク200L内に滞留することになる。その状態でミニリフト210Lが駆動してパチンコ球が揚送タンク200aL内に排出されると、通孔201から揚送タンク200aL内へパチンコ球が流出することはないので、揚送タンク200aL内にパチンコ球が貯留されていく。
【0030】
揚送タンク200aL内には、遊技媒体検出手段としての揚送タンク満タン検出センサ202L、及び揚送タンク空検出センサ203Lが設けられており、揚送タンク200aL内にパチンコ球が揚送タンク満タン検出センサ202Lの位置まで貯留されるとミニリフト210Lの揚送が停止されるようになっている。また、パチンコ球の量が揚送タンク空検出センサ203Lに接触しない位置まで低減した場合には、ミニリフト210Lが駆動して下部タンク9Lからのパチンコ球の揚送を開始するようになっている。
【0031】
以上、遊技機設置島1内部における揚送装置325の図中左側に配設された貯留タンク200L、ミニリフト210L、揚送タンク200aLの構造及び構成について説明してきたが、遊技機設置島1内部における揚送装置325の図中右側に配設された貯留タンク200R、ミニリフト210R、揚送タンク200aRの構造は、前記貯留タンク200L、ミニリフト210L、揚送タンク200aLと同様のため、詳細な説明は省略するものとする。
【0032】
但し、貯留タンク200Rと揚送装置325との間には、後述する清浄装置50が配設されている点が、遊技機設置島1内部における揚送装置325の図中左側の配置構成とは異なっているが、下部タンク9R、9Lからミニリフト210R、210Lにより揚送された後、揚送タンク200aR、200aL、貯留タンク200R、200L及び中継樋24L、24R、案内樋28L、28Rを通って清浄装置50に流入するという点で、パチンコ球の循環経路は同一の構成であると言える。
【0033】
次に図5には、本実施例に適用された揚送装置325が示されている。揚送装置325の外形を構成する上下方向に延びる縦長の箱体330内には、特に図5(a)、(b)に示されるように、駆動歯車331が上部に回動自在に設けられているとともに、従動回転体332が下部に回動自在に設けられており、これら駆動歯車31と従動回転体332とには、特に図5(c)に示されるように、所定量のパチンコ球を収容可能な揚送部材としてのバケット333がリベット336を介して外面に複数取り付けられた無端状のタイミングベルト334が掛け渡されている。駆動歯車331、従動回転体332には、バケット333をタイミングベルト334に止めるリベット336との接触を回避するための環状の溝部Mがそれぞれ2箇所ずつ形成されている。
【0034】
本実施例における揚送装置325は、図5(a)に示されるように、後述する駆動モータ335の駆動により駆動歯車331が図中反時計回りに回転することにより、駆動歯車331と従動回転体332とに掛け渡されたタイミングベルト334が反時計回りに回転(循環)するようになっており、駆動歯車331と従動回転体332との間でバケット333が上昇する側(図中右側)がバケットの上昇路となっており、駆動歯車331と従動回転体332との間でバケット333が下降する側(図中左側)がバケットの下降路となっている。
【0035】
バケット333は、合成樹脂材により形成されており、特に図5(c)、(d)に示されるように、タイミングベルト334の外周面に取付けるための取付板333aと、取付板333aの下端から外方に向けて連設される底面板333bと、取付板333a及び底面板333bの両側面に取付けられる側面板333cと、を有し、これら取付板333a、底面板333b、側面板333cに囲まれた収容部内には、適宜数量のパチンコ球を収容することが出来るように構成されている。
【0036】
図5(c)に示されるバケット333は、前記上昇路側のバケット333であり、該バケット333の底面板333bは、取付板333a側から外方に向けて上方に傾斜するように形成されており、該底面板333bの先端は上方に向けて屈曲されており、揚送するパチンコ球の先端部からの落下が防止されている。
【0037】
また、側板333cの下端辺部は、底面板333bの下面となる傾斜面333dよりも若干(例えば約2mm程度)下方に延出するように形成されている。これは、後述するように当該バケット333よりも下方、すなわち、バケット333の移動方向下流側のバケット333から流出されたパチンコ球の傾斜面333dの左右側からの落下を防止するためのものである。このように構成されるバケット333は、無端状のタイミングベルト334の長手方向に向けて所定間隔おきに複数取付けられている。
【0038】
図5(c)に示されるように、タイミングベルト334の内面は駆動歯車331の刃部に噛合するように凹凸状に形成されており、箱体330の上部外方に固設される駆動モータ335が駆動して駆動歯車331が回転することにより、その回転力がタイミングベルト334に伝達され、タイミングベルト334が図5(a)に示されるように回転し、箱体330の下部に形成されるパチンコ球の流入口337から流入するパチンコ球が回転してきた空のバケット333内に所定量ずつ収容されて揚送され、箱体330の上部に形成される流出口338から上部タンク3(図1参照)内に流出するようになっている。また、流出口338の下方には、該流出口338から流出されなかったパチンコ球を流出させるための補助流出口350が形成されている。
【0039】
なお、本実施例における流入口337は、詳しくは箱体330における前記上昇路側のバケット333の先端側と対向する上昇路側壁部330a(壁部)の下部に形成されているとともに、流出口338は、箱体330における前記下降路側のバケット333の先端側と対向する下降路側壁部330bの上部に形成されており、補助流出口350は、箱体330における前記下降路側のバケット333の先端側と対向する下降路側壁部330b(壁部)の略中間位置、すなわち、前記流出口338よりも下方に形成されている。
【0040】
また、箱体330は、無端状に掛け渡されたタイミングベルト334の外周に取付けられた複数のバケット333を四方から囲むように立設された壁部にて構成されており、各バケット333における左右の側板333c及び底面板333bの先端部と箱体330の四方の壁部内面との間には、1個のパチンコ球の直径よりも小寸の隙間が設けられ、バケット333と壁部とが干渉しないようになっているとともに、この隙間からのパチンコ球の落下が防止されている。
【0041】
流入口337には、後述する清浄装置50の排出樋26の下流側端部が接続されており、下部タンク9L、9Rや貯留タンク200L、200Rから清浄装置50に流入し、該清浄装置50にて清浄された後に排出されたパチンコ球が流入するようになっている。流出口338は、上部タンク3内に設けられており、流出したパチンコ球、すなわち、揚送装置325にて揚送されたパチンコ球は上部タンク3内に貯留されるようになっている。
【0042】
補助流出口350からは、該補助流出口350から流出するパチンコ球が前記貯留タンク200L内に落下して貯留されるように誘導する誘導樋351が外方に向けて延設されており、流出したパチンコ球がそのまま循環経路の一部となる貯留タンク200Lに返還されるようになっている。
【0043】
また、補助流出口350には、図5及び図9に示されるように、下降してきたバケット333の傾斜面333d上にあるパチンコ球を補助流出口350に向けて案内する案内片352が、下降路側壁部330b内面からバケット333に向けて突出するように設けられている。
【0044】
従動回転体332は、箱体330内下部に昇降自在に設けられた移動体339の下端に回転自在に設けられており、外方から操作可能に設けられたレバー340を介して移動体339を上昇させることによりタイミングベルト334を取外し出来るようになっている。
【0045】
詳しくは、移動体339は、その所定箇所に固定されたネジ342が箱体330所定箇所に形成された上下方向を向く長孔341内に摺動自在に挿通されていることにより上下方向に移動自在に案内されているとともに、一端が箱体330内所定箇所に係止された引張りバネ343の他端が係止されて常時上方に付勢されている。移動体339の上方には、レバー340が回転軸344を中心に回動自在に設けられており、図5(b)に示されるようにレバー340を上下方向を向く位置に保持した際に、レバー340の下端に形成されたローラ345により移動体339の上端が下方に押圧されて下降して下限位置に保持され、レバー340を手前側に回動させた際には、ローラ345による押圧状態が解除されて移動体339が引張りバネ343の作用により上昇する。
【0046】
このように、レバー340の操作により従動回転体332を昇降させて箱体330の側板の一部を取り外すことにより、タイミングベルト334を容易に取り外すことが出来るように構成されているため、バケット333の破損やタイミングベルト334の交換等、種々のメンテナンスを容易に行うことが出来る。
【0047】
このように構成される揚送装置325によって、後述する清浄装置50により清浄されたパチンコ球を遊技機設置島1の上部の上部タンク3まで揚送する場合、清浄されたパチンコ球はバケット333内に収容された状態で揚送されるので、例えばスクリューコンベア式やスプロケット式等の他の揚送装置のように、揚送されるパチンコ球が揚送中に他の部材等に接触することがない。よって、清浄されたパチンコ球を汚すことなく、また、接触により帯電させることなく揚送出来る。
【0048】
なお、このように構成された揚送装置325による揚送状況等に関する詳細は後述することとする。
【0049】
また、図6に示すように、前記下部タンク9R、9Lの下端側に設けられているミニリフト210R、210Lは、長さや幅等の規模は異なるものの、上記揚送装置325とほぼ同様に構成されているため、内部の詳細な部位には揚送装置325の部位を示す符号から100を減算した符号を付すことにより、ここでの詳細な説明は省略するものとする。
【0050】
このように、前記ミニリフト210R、210Lの排出口238から排出されたパチンコ球を貯留する下部遊技媒体貯留部としての揚送タンク200aR、200aLが、ミニリフト210R、210Lの排出口238と清浄装置50の案内樋28R、28Lとの間に配設されるとともに、清浄装置50へパチンコ球を流出させる通孔201を有することで、ミニリフト210R、210Lによるパチンコ球の揚送状態に影響されることなく、清浄装置50に安定的にパチンコ球が供給されるようになる。
【0051】
案内樋28R、28L内に流入したパチンコ球は、後述する遊技媒体清浄装置としての清浄装置50内に流入して清浄された後に排出樋26から流出し、遊技機設置島1内の略中央部に設けられた揚送装置325を介して揚送され、再び上部タンク3内に貯留される。このようにして遊技機設置島1内のパチンコ球は循環するようになっている。
【0052】
このように、遊技機設置島1内に配設される供給樋4、支流樋5、下部樋10R、10L、オーバーフロー樋12、オーバーフロー管18、側部樋17R、17L、貯留タンク200R、200L、中継樋24R、24L、案内樋28R、28L、排出樋26や、上部タンク3、下部タンク9L、9R、貯留タンク200L、200R、及びパチンコ機2や後述する清浄装置50、そして揚送装置235等は、遊技機設置島1内においてパチンコ機2に補給するパチンコ球を循環させるための循環経路を構成している。
【0053】
また、遊技機設置島1内には、揚送装置325及びミニリフト210R、210Lを制御する揚送装置制御手段としての制御装置(図示略)が設けられている。この制御装置には、揚送装置325、ミニリフト210L、210Rが接続されているとともに、前記上部タンク3、下部タンク9R、9L、揚送タンク200aR、200aL内に設けられた各種のセンサが接続されており、各種センサからの検出状況に基づいてパチンコ球の貯留状況を把握し、これに基づいて揚送装置325やミニリフト210L、210Rの駆動制御を行うようになっている。
【0054】
詳しくは図1に示されるように、上部タンク内には、上部タンク3の満タンを検出する上部タンク満タン検出センサ204と、上部タンク3の空状態を検出する上部タンク空検出センサ205とが設けられている。左側の下部タンク9Lには、下部タンク9Lの満タンを検出する左下部タンク満タン検出センサ206と、下部タンク9Lの空状態を検出する左下部タンク空検出センサ207とが設けられている。右側の下部タンク9Rには、下部タンク9Rの満タンを検出する右下部タンク満タン検出センサ208と、下部タンク9Lの空状態を検出する右下部タンク空検出センサ209とが設けられている。左側の貯留タンク200L内に設けられている揚送タンク200aL内には、左揚送タンク200aLの満タンを検出する左揚送タンク満タン検出センサ202Lと、左揚送タンク200aLの空状態を検出する左揚送タンク空検出センサ203Lとが設けられている。右側の貯留タンク200R内に設けられている揚送タンク200aR内には、右揚送タンク200aRの満タンを検出する右揚送タンク満タン検出センサ202Rと、右揚送タンク200aRの空状態を検出する右揚送タンク空検出センサ203Rとが設けられている。
【0055】
前記制御装置には、遊技機設置島1内に設けられている各揚送装置、各タンク内に設けられている前記各種センサが接続されていて、各タンク内におけるパチンコ球の貯留状況に応じて前述したミニリフト210R、210Lや揚送装置325やミニリフト210R、210Lの駆動を制御してパチンコ球を揚送し、循環させるようになっているとともに、通信ユニットを介してホールコンピュータなどの管理装置等に接続されるようになっていて、例えば、揚送装置325やミニリフト210R、210L等が停止した場合に停止した旨を前記管理装置等に送信するようになっている。
【0056】
また、側部樋17R、17Lに回収されるパチンコ球が下部タンク9R、9L内に貯留されているパチンコ球よりも優先して清浄装置50内に流入して清浄された後に揚送装置325により揚送されるようになっている。すなわち、パチンコ機2にて遊技に使用されて排出されたパチンコ球が優先的に清浄されるのである。そして、上部タンク3内におけるパチンコ球の貯留量が少なくなった場合等においてミニリフト210R、210L等を駆動してパチンコ球が貯留されている下部タンク9R、9Lからパチンコ球を上部タンク3内に揚送する。
【0057】
なお、本実施例における遊技機設置島1は、上部タンク3や下部タンク9R、9L内部に貯留されたパチンコ球のみを制御により循環して使用するいわゆる独立式の遊技機設置島台であるが、例えば遊技場内に並設される他の遊技機設置島台と上部タンク同士を適宜連結樋等により連結して、他の遊技機設置島台間でパチンコ球の貯留量の調整を行えるようにしても良い。また、遊技者が獲得したパチンコ球を計数する計数装置が各パチンコ機2に対応して設けられ、各遊技機設置島台内においてパチンコ球を循環使用することが可能に構成されたユニット式の遊技機設置島台であってもよい。
【0058】
次に、図7に基づいて、本発明実施例としての遊技媒体を清浄する清浄装置としての清浄装置50の構成及び作用を簡単に説明する。
【0059】
本実施例における清浄装置50は、清浄装置本体の上部に水平方向に設けられるとともに、上面に清浄シートSが交換可能に敷設された揺動板52を、揺動モータ59により水平方向に揺動(偏心回転)させることにより、清浄シートS上に載置されたパチンコ球と清浄シートSとを摺接させて、パチンコ球の表面に付着した汚れを清浄するように構成されている。
【0060】
具体的には、前記揺動板52は、清浄装置本体内部に設けられた揺動モータ59の駆動軸60に偏心して固着された偏心部材64に、ベアリング66を介して摺動自在に連係されており、駆動軸60が回転することで、偏心部材64が駆動軸60周りに偏心回転し、この偏心回転作用により揺動板52全体が、水平方向に偏心回転するようになっている。この揺動板52の偏心回転により、その上面に敷設された清浄シートSと、その上部に載置されるパチンコ球とが摺接して清浄されることになる。
【0061】
この揺動板52上には、前記中継樋28L、28Rが設けられており、これら中継樋28L、28R間に形成された落下口80からパチンコ球が落下して清浄シートS上に流入するようになっている。また、特に図示しないが、揺動板52の周囲はパチンコ球の落下を防止する落下防止部材が設けられており、この落下防止部材にて囲まれた領域が清浄領域とされているとともに、落下防止部材の一部は切り欠かれており、清浄されたパチンコ球を排出樋26に排出するための排出部が形成されている。
【0062】
このように中継樋28L、28Rを流下して落下口80から落下して、清浄領域の略中心位置に流入したパチンコ球は、揺動板52が水平方向に高速で偏心回転することにより、シート部材S上のパチンコ球が自転してその表面がシート部材Sに擦りつけられて清浄されることになるとともに、パチンコ球は清浄されながら清浄領域内を周回しながら外周方向に移動し、前記排出部から排出樋26に排出されるようになっている。
【0063】
なお、上記清浄シートSは、図中に示される巻取モータ104が定期的に駆動することにより、適宜新規な清浄シートSに交換されるようになっている。
【0064】
なお、清浄部材としてのシート部材Sは、パチンコ球の表面に付着された汚れを除去し得るものであれば材質は上記のような布製の不織布に限定されるものではなく、例えば織布や、紙等の他の素材からなるシート部材を使用することも可能である。
【0065】
さらに、本実施例における清浄装置50は、清浄シートSが敷設された揺動板52が偏心回転することで、その偏心回転作用にてパチンコ球の表面に付着された汚れが清浄されるように構成されていたが、本発明においては、このような清浄装置50に限定されるものではなく、いわゆる従来公知の清浄装置、例えば、パチンコ球を移送しながら清浄シートに擦り付けて清浄する清浄装置や、粒状のペレットを混入してペレットとパチンコ球とを摺接させることで清浄する清浄装置等、種々の清浄装置を適用可能である。
【0066】
次に、前述した揚送装置325の使用状況を、図5及び図8、図9に基づいて説明する。
【0067】
図5(a)に示されるように、清浄装置50により清浄され、排出樋26を流下してきたパチンコ球は、流入口337を介して箱体330(揚送装置本体)内部に進入し、前記上昇路を移動するバケット333内に収容されて揚送されることになる。
【0068】
上昇路を移動中のバケット333は、特に図8に示されるように、底面板333bの先端が上昇路側壁部330aに向けて上方に傾斜する状態となっているため、内部に収容されたパチンコ球はタイミングベルト334側寄りに収容されるとともに、底面板333bの先端部に形成された上向き片により落下が防止されることになる。
【0069】
このように上昇路を上昇してきたバケット333は、駆動歯車331に到達してから、駆動歯車331の周面に沿うように円弧状に移動して、該駆動歯車331を挟んで上昇路の反対側に位置する下降路まで折返される。このとき、例えばバケット333の内部に収容されていたパチンコ球は、バケット333の移動による慣性力により流出口338側に向けて投げ出されて流出口338から流出することになるか、あるいはバケット333の移動方向に向けて上流側に隣接するバケット333の底面板333bの傾斜面333d上に投げ出され、該傾斜面333d上を流下して流出口338から流出することになる。このように折返し部から下降路に移動したバケット333は下降路を下降していくことになる。
【0070】
流入口337から流入してバケット333にて揚送されたパチンコ球は、基本的にはバケット333内に収容されて上昇路を上昇した後、駆動歯車331を介して折返されて下降路に移動する間にバケット流出口338から箱体330外部に流出し、上部タンク3内に貯留されることになるが、例えば流出先となるこの上部タンク3に何らかの故障が発生し、内部にパチンコ球が充満して流出口338付近までパチンコ球が貯留されて流出口338が塞がれていたり、あるいは、前述したようにバケット333が折返すことによりパチンコ球が投げ出されたパチンコ球が、下降側壁部333b内面に当接してバケット333側に跳ね返るなどしてしまい、バケット333が流出口338を下方に向けて移動する間に流出口338から流出されず、図8(b)に示されるパチンコ球Tのように、上下のバケット333間に保持されて、下降路における流出口338よりも下流側に移動してしまうことがある。
【0071】
図9(a)には、このように流出口338にて流出されなかったパチンコ球Tが示されており、このようにパチンコ球Tは、所定のバケット333の傾斜面333dの先端部において、下降路側壁部330bの内面に当接された状態で下降路を下降することになる。なお、図9(a)には1個のパチンコ球のみが残留された状態が示されているが、言うまでもなく複数のパチンコ球が残留した状態で下降することもある。
【0072】
こうして流出口338から流出されずに箱体330内に残留したパチンコ球は、下降路を下降する途中において補助流出口350に到達した時点で、バケット333の外方が開放することになり、これにより、図9(b)中点線で示されるように、下降路側壁部330bによる当接規制状態が解除された時点で傾斜面333d上から落下して誘導樋351上に流出されることになるため、揚送されたパチンコ球が、前述したような何らかの要因により流出口338から流出されずに残留しても、流出口338を通過したバケット333が補助流出口350に位置したときに、前記上下のバケット333間に保持されて箱体330内に残留したパチンコ球が箱体330外部に流出することになる。
【0073】
よって、バケット333がそのまま下降路を下降して箱体330(揚送装置の内部)の下部、すなわち、従動回転体332に到達し、従動回転体332の周面に沿うように移動し始めることにより、移動方向に向けて隣り合うバケット333間が開放するとともに、バケット333が壁部内面と離間することによって、バケット333間に保持されて下降してきたパチンコ球が箱体330の底面に落下して貯留されることが防止されるため、残留したパチンコ球と移動するバケット333とが接触するなどして、揚送に悪影響が及ぶことを効果的に防止出来る。
【0074】
また、図9に示されるように、本実施例における案内片352は、軟質のゴム材にて板状に形成されており、誘導樋351から流出口350の開口周縁にかけて敷設されるとともに、その先端部は、補助流出口350の開口下端辺から下降するバケット333の底面板333bの先端部に向けて突出して近接するように設けられている。
【0075】
このように案内片352が補助流出口350に設けられていることにより、バケット333の傾斜面333d上を補助流出口350に向けて流下するパチンコ球は、例えば図9(b)中2点鎖線で示されるように、下降してきたバケット333の底面板333dが案内片352と並んだときに、底面板333bの先端部と下降路側壁部333b内面との間に形成される隙間により流下が阻止されることなく、案内片351により補助流出口350に向けて案内され、スムーズに補助流出口350から流出することになるため、残留したパチンコ球を補助流出口350から確実に流出させることが出来る。
【0076】
また、案内片352が、変形しても元の形状に復帰する弾性復帰力を有する材質(軟質のゴム材)にて構成されることで、例えばタイミングベルト334に撓みが生じるなどして、図9(a)に示されるように、下降するバケット333に接触することがあっても、バケット333が損傷することがないため、耐久性を維持出来る。
【0077】
なお、本実施例における案内片352は、その先端部がバケット333と当接しない程度に近接するように設けられていたが、このように案内片352の先端部が軟質材にて構成されることで、案内片352の先端部を例えばバケット333の内方に入り込むように設けることが可能となり、例えば図9(b)中2点鎖線で示されるように、バケット333と下降路側壁部330bとの間に大きな隙間が形成されたときでも、パチンコ球を補助流出口350よりも下流側に落下させることなく、補助流出口350の外部に導いて流出させることが出来る。また、特に案内片352は先端部に向けて上方に傾斜する傾斜面状に設けられているため、先端部側に落下したパチンコ球は箱体330外部に向けて流出されやすくなる。
【0078】
さらに案内片352は、本実施例においては誘導樋351と別体に構成されていたが、例えば誘導樋351の一部を補助流入口350から内部のバケット333に向けて突出させてバケット333に近接するように設けてもよい。すなわち、補助流出口350から流出したパチンコ球を再度流入口337に向けて誘導する誘導部材としての誘導樋351と、バケット333に残留したパチンコ球を補助流出口350に向けて案内する案内片352と、を同一の部材にて構成してもよい。
【0079】
補助流出口350から箱体330の外部に流出したパチンコ球は、前記誘導樋351を介して、図10に示される遊技機設置島1内のパチンコ球の循環経路の一部を構成する貯留タンク200L内に流出することになるため、再び清浄装置50を介して揚送装置325にて上部タンク3まで揚送されることになる。このように補助流出口338から流出したパチンコ球を誘導部材としての誘導樋351を介して循環経路の一部に返還されることで、流出したパチンコ球を店員等が回収する等の手間をかけずに返還することが出来る。
【0080】
なお、本実施例においては、補助流出口338から流出したパチンコ球を誘導部材としての誘導樋351を介して循環経路の一部に返還していたが、本発明にあっては、例えば補助流出口338から流出したパチンコ球を循環経路の一部に返還することなく、例えば図11に示されるように、箱体330の外部に着脱自在に設けられた貯留ボックス360等に貯留されるようにし、店員等が定期的に該貯留ボックス360を回収して貯留されたパチンコ球を循環経路に返還するようにしてもよい。
【0081】
本実施例における案内片352は、軟質のゴム材にて構成されていたが、変形しても元の形状に復帰する弾性復帰力を有するとともに、接触時における衝撃を吸収しうる素材にて構成されていれば、その材質は限定されるものではなく、種々に変形可能である。
【0082】
本実施例における補助流出口350は、下降路における上下方向略中央位置に1箇所のみに形成されていたが、複数箇所に形成されていてもよい。
【0083】
さらに、流出口338と補助流出口350との間を所定距離離間して設けることにより、流出口338から補助流出口350までバケット333が移動する間に、パチンコ球が傾斜面333dにおける傾斜下流側端部まで流下する時間をもたせることが出来るため、補助流出口350にて確実に流出させることが出来る。
【0084】
また、補助流出口350は、流出口338から、下降路の下部まで下降してきたバケット333が従動回転体332の周面に沿うように移動して折返す折返し部までの間の下降路の所定箇所に設けられることで、折返し部にて各バケット333が下降路側壁部330bの内面と離間して、各バケット333、333間が開放する前の段階で箱体330の外部に流出することになるため、流出口338にて流出されずに残留したパチンコ球が箱体330内部に落下して貯留されることを回避出来る。
【0085】
また、流出口338や補助流出口350の上下開口幅、すなわち、バケット333の移動方向の長さを、複数のバケット333を同時に外部に開放させることが可能な大きさに形成することで、パチンコ球を確実に流出させることが出来る。
【0086】
また、本実施例においては、補助流出口350から流出させたパチンコ球を下部貯留領域の一部である貯留タンク200Lに流出して循環経路に返還させるように誘導樋351が設けられていたが、循環経路であれば返還先は前記貯留タンク200Lに限定されるものではなく、例えば案内樋24Lや下部タンク9L等に流出して返還されるようにしてもよい。
【0087】
さらに、補助流出口350は返還先となる貯留タンク200Lの上方に設けられていたため、流出したパチンコ球を自然流下にて循環経路に返還することが出来るため、誘導樋351の構造を簡素化出来ることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば補助流出口350から流出したパチンコ球を、揚送装置325とは別個の揚送装置(図示略)にて揚送して例えば上部タンク3内に返還するようにしてもよい。
【0088】
また、本実施例における揚送装置325は、バケット333が上昇する上昇路において底面板333bの先端部が上方に向けて傾斜し、下降路において底面板333bの先端部が下方に向けて傾斜するように構成されているため、補助流出口350が流出口338よりも上方に設けられることがなく、流出口338を揚送装置325の最上部に設けることが出来、補助流出口350を設けるために揚送装置325を高くする必要がないため、揚送装置325の高さを極力低くしてコンパクト化を図ることが出来ることが好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、補助流出口350は、流出口338よりもバケット333の移動方向の下流側に設けられていれば、必ずしも流出口338よりも下方に設けられていなくてもよい。
【0089】
詳しくは、例えば、バケット333が上昇する上昇路において底面板333bの先端部が下方に向けて傾斜し、下降路において底面板333bの先端部が上方に向けて傾斜するように構成された揚送装置(例えば前記特許文献1に記載の従来公知の揚送装置等)の場合においては、バケットが上昇する上昇路側に流出口及び補助流出口を設けることになるとともに、補助流出口は流出口の上方位置に設けられることになり、このように構成された揚送装置も本発明に含まれることになる。
【0090】
また、ミニリフト210L、210Rにおいても、図6に示されるように、流入口237から流入して揚送されたパチンコ球を、箱体230の外部に流出するための流出口238とは別に、該流出口238にて流出されずに残留したパチンコ球を箱体230の外部に流出するための補助流出口250が設けられているため、前述してきた揚送装置325と同様の作用・効果が得られる。
【0091】
また、この補助流出口250には、流出したパチンコ球を貯留タンク200L、200Rに誘導する誘導樋251が設けられているため、流出したパチンコ球は、遊技機設置島1の循環経路に返還されることになる。
【0092】
前記各実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0093】
本発明の請求項1は、複数の遊技機(パチンコ機2)が設置され、前記遊技機の遊技のために使用される遊技媒体(パチンコ球)を収容可能なバケット(333)が長手方向に向けて複数取付けられた無端状の回動部材(タイミングベルト334)を循環駆動することにより、前記バケットに収容された遊技媒体を揚送する揚送装置(325)を備える遊技機設置島(1)であって、
前記揚送装置は、該揚送装置の下部に設けられ、前記遊技媒体が前記バケットに流入する流入口(337)と、
前記揚送装置の上部に設けられ、前記バケットにて揚送された遊技媒体が該バケットから流出する流出口(338)と、
前記流出口よりも前記バケットの移動方向の下流側(流出口338の下方)に設けられ、前記流出口にて流出されずに前記バケットに残留した遊技媒体を該バケットから流出させるための補助流出口(350)と、を備える。
【0094】
本発明の請求項2は、前記補助流出口(350)には、該補助流出口から流出した遊技媒体(パチンコ球)を再度前記流入口に向けて誘導する誘導部材(誘導樋351)が設けられている。
【0095】
本発明の請求項3は、前記補助流出口(350)は、前記揚送装置(325)の本体(箱体330)を構成するとともに、前記バケット(333)と離間するように立設される壁部(下降路側壁部330b)に形成されており、
前記補助流出口(350)には、前記バケットに残留した遊技媒体(パチンコ球)を前記補助流出口に向けて案内する案内片(352)が、前記バケットに向けて突出するように設けられている。
【0096】
本発明の請求項4は、前記案内片(352)における少なくとも前記バケット(333)側の先端部は軟質材(ゴム材)にて構成されている。
【0097】
本発明の請求項5は、前記遊技機設置島(1)の下部に配設され、前記遊技媒体(パチンコ球)を貯留する下部貯留領域(貯留タンク200L、200R、下部タンク9L、9R)と、
前記遊技機設置島の上部に配設され、前記遊技媒体を貯留する上部貯留領域(上部タンク3)と、を備え、
前記揚送装置の前記流入口(327)は前記下部貯留領域に連通され、前記流出口(338)は前記上部貯留領域に連通されている。
【0098】
本発明の請求項6は、前記補助流出口(350)は、前記回動部材(タイミングベルト334)の循環駆動により前記バケット(333)が下方に向けて下降する下降路側(下降路側壁部330b)に設けられている。
【0099】
以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0100】
例えば、上記実施例における清浄装置50は、揺動モータ59により揺動板52を揺動させて、揺動板52上のシート部材Sと、その上面に載置されるパチンコ球と、を摺接させることによりパチンコ球の表面を清浄する清浄装置であるが、清浄装置はこのように揺動板等の揺動作用によりパチンコ球を清浄部材に摺接させて清浄するものに限定されるものではなく、例えば揺動板等を用いることなく、洗浄液等を使用することによってパチンコ球の表面を清浄するような清浄装置等であってもよい。
【0101】
また、本発明請求項中に記載の「遊技媒体」は、上記実施例における球状のパチンコ球に対応しているが、特にこれに限定されるものではなく、例えば遊技機としてのスロットマシン等に使用されるメダル等であってもよい。
【0102】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0103】
(a)請求項1の発明によれば、揚送した遊技媒体が何らかの要因により流出口から流出されずにバケットに残留しても、流出口を通過したバケットが補助流出口に位置したときに、当該バケットに残留した遊技媒体が流出することになり、これによりバケットに残留した遊技媒体が揚送装置の本体内部に溜まること等が防止されるため、前記残留した遊技媒体により揚送に悪影響が及ぶことを効果的に防止出来る。
【0104】
(b)請求項2の発明によれば、補助流出口から流出した遊技媒体は、再度流入口に戻って循環することになるため、流出された遊技媒体を回収する等の手間がかかることがない。
【0105】
(c)請求項3の発明によれば、バケットから補助流出口に向けて流出する遊技媒体は、バケットと壁部との間に形成される隙間により流下が阻止されることなく、案内片により補助流出口に向けて案内され、スムーズに補助流出口から流出することになるため、残留した遊技媒体を補助流出口から確実に流出させることが出来る。
【0106】
(d)請求項4の発明によれば、案内片とバケットとの間に遊技媒体が噛み込まれにくくなるとともに、案内片とバケットとが接触してもバケットが損傷することがないばかりか、接触によって駆動装置に負荷がかかることによる駆動装置の故障の発生を回避出来る。
【0107】
(e)請求項5の発明によれば、遊技機設置島全体の遊技媒体の循環が滞ることを効果的に回避することが出来るため、遊技場が多大な損害を被ることを回避することが出来る。
【0108】
(f)請求項6の発明によれば、補助流出口が流出口よりも上方に設けられることがなく、流出口を揚送装置の最上部に設けることが出来、補助流出口を設けるために揚送装置を高くする必要がないため、揚送装置の高さを極力低くしてコンパクト化を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例としての遊技機設置島台の内部構造を示す断面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の遊技機設置島の要部の内部構造を示す平面図である。
【図4】貯留タンク、揚送タンク、ミニリフトの構成を示す斜視図である。
【図5】(a)揚送装置の内部構造を示す縦断面図であり、(b)は(a)のB−B断面図であり、(c)は(b)の要部を示す拡大図であり、(d)は(c)のC−C断面図である。
【図6】(a)ミニリフトの内部構造を示す縦断面図であり、(b)は(a)のD−D断面図であり、(c)は(b)の要部を示す拡大図であり、(d)は(c)のE−E断面図である。
【図7】図1の遊技機設置島に適用された清浄装置を示す断面図である。
【図8】(a)(b)は揚送装置の流出口からのパチンコ球の流出状況を示す拡大断面図である。
【図9】(a)(b)は揚送装置の補助流出口からのパチンコ球の流出状況を示す拡大断面図である。
【図10】図1の遊技機設置島内のパチンコ球の循環経路を示す概略図である。
【図11】揚送装置の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 遊技機設置島
2 パチンコ機
3 上部タンク
9L、9R 下部タンク
200L、200R 貯留タンク
325 揚送装置
331 駆動歯車
332 従動回転体
333 バケット
334 タイミングベルト
335 駆動モータ
337 流入口
338 排出口
350 補助流出口
351 誘導樋

Claims (6)

  1. 複数の遊技機が設置され、前記遊技機の遊技のために使用される遊技媒体を収容可能なバケットが長手方向に向けて複数取付けられた無端状の回動部材を循環駆動することにより、前記バケットに収容された遊技媒体を揚送する揚送装置を備える遊技機設置島であって、
    前記揚送装置は、該揚送装置の下部に設けられ、前記遊技媒体が前記バケットに流入する流入口と、
    前記揚送装置の上部に設けられ、前記バケットにて揚送された遊技媒体が該バケットから流出する流出口と、
    前記流出口よりも前記バケットの移動方向の下流側に設けられ、前記流出口にて流出されずに前記バケットに残留した遊技媒体を該バケットから流出させるための補助流出口と、を備えることを特徴とする遊技機設置島。
  2. 前記補助流出口には、該補助流出口から流出した遊技媒体を再度前記流入口に向けて誘導する誘導部材が設けられている請求項1に記載の遊技機設置島。
  3. 前記補助流出口は、前記揚送装置の本体を構成するとともに、前記バケットと離間するように立設される壁部に形成されており、
    前記補助流出口には、前記バケットに残留した遊技媒体を前記補助流出口に向けて案内する案内片が、前記バケットに向けて突出するように設けられている請求項1または2に記載の遊技機設置島。
  4. 前記案内片における少なくとも前記バケット側の先端部は軟質材にて構成されている請求項3に記載の遊技機設置島。
  5. 前記遊技機設置島の下部に配設され、前記遊技媒体を貯留する下部貯留領域と、
    前記遊技機設置島の上部に配設され、前記遊技媒体を貯留する上部貯留領域と、を備え、
    前記揚送装置の前記流入口は前記下部貯留領域に連通され、前記流出口は前記上部貯留領域に連通されている請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機設置島。
  6. 前記補助流出口は、前記回動部材の循環駆動により前記バケットが下方に向けて下降する下降路側に設けられている請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機設置島。
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