JP4193921B2 - 弾球遊技機設置島 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機や雀球遊技機などの弾球遊技機を並べて設置する弾球遊技機設置島に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の弾球遊技機設置島、例えばパチンコ遊技機を設置した設置島においては、内部下方に球回収樋を設置島の長手方向に沿って配設し、この球回収樋の下り傾斜下端に球揚送装置を設置し、設置島の上部には、球揚送装置により研磨しながら揚送した球を貯留する上部タンクを設けるとともに、この上部タンクから各パチンコ遊技機に球を補給する球補給樋を設置島の長手方向に沿って設けてある。
【0003】
この様な構成からなる設置島においては、パチンコ遊技機から排出されるアウト球やセーフ球を球回収樋により回収して球揚送装置に集め、この球揚送装置により揚送した球を上部タンク内に一旦貯留しておき、球補給樋を介して各パチンコ遊技機に分配できるように待機させている。そして、パチンコ遊技機からの賞球排出が度重なって、当該パチンコ遊技機の裏側上部に設けてある球タンク内の球数が不足すると、球補給樋からパチンコ遊技機の球タンクに球を補給する。すなわち、設置島ではパチンコ遊技機から排出された球を回収して球揚送装置により揚送し、この球を再度パチンコ遊技機に補給することにより、球を循環使用している。
【0004】
ところで、近年のパチンコ遊技機は、いわゆる「大当り」になると短時間で多数の賞球排出が行われるので、当該設置島に設置してあるパチンコ遊技機が次々に「大当り」を発生すると、各パチンコ遊技機に補給する球が不足し勝ちになる。この様な、球不足が発生すると賞球が払い出されなくなって打球発射を行えなくなるので、このような遊技者への迷惑が及ぶことは是非とも回避しなければならない。
【0005】
このため、球揚送装置の上部タンクの他に、設置島の端部に隣接させて球貯留タンクを設けたり(例えば、特開平5−161753号公報)、或は設置島の内部下方に複数の球貯留タンクを長手方向に並べて配置し、これらの球貯留タンク内に多数の球を貯留するようにしたパチンコ島が提案されている(例えば、特開平9−38312号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した特開平5−161753号公報記載のものは、設置島の端部に設けた球貯留タンクが邪魔になってしまうし、店内床面の有効利用に反する。
【0007】
また、特開平9−38312号公報に記載の設置島は、複数の球貯留タンクを設置島の長手方向に設けることにより貯留量を増加させているので、隣り合う球貯留タンク同士の間に球の移送手段を設け、上流側の球貯留タンク内の球を下流側の球貯留タンクに移送し、これを順次行って球を球揚送装置まで移送することが必要になり、構成が複雑化するばかりでなく、複数の移送手段を設けるスペースが必要になって、肝心な球貯留タンクの容量を十分に大きくすることが困難である。
【0008】
そして、単に球貯留タンクを大型化することを目的として、設置島の長手方向に沿った長尺なタンクを設置しただけでは、球貯留タンク内に貯留していた球を取り出して球揚送装置に送る場合に不都合が生じる。例えば、球貯留タンクの一端部から球を取り出して球揚送装置に供給するように構成すると、球貯留タンクの他端部から一端部まで底面を大きく傾斜しなければならないので、この底面の大きな傾斜によって、大型化した割に容量を大きくすることが困難になってしまうし、球貯留タンク内の球の減少の仕方に偏りが発生してしまう。また、長尺な球貯留タンク内に球を均して貯留することも困難になり、大型化しても、実際には満杯にすることができなかったり、一旦満杯にすると、球を取り出す際に全部を取り出せないで一部の球が残ってしまうなどの不都合が生じてしまう。さらには、大型球貯留タンクでは大量の球を貯留するので、球出口から流出しようとしている球に、その上方に貯留されている球の重みが作用するので、この球の重みに起因して球詰まりが発生することがある。特に、球貯留タンクの底部から下方に抜き出す場合よりも、横方向に抜き出す場合に上記球詰まりが顕著である。
【0009】
また、上記した従来の設置島は、各パチンコ遊技機から排出された使用済みの球を各球貯留タンク内に受け入れるので、この使用済み球が球揚送装置に送られるまでに長時間を要する。したがって、使用済みの汚れた球がいつまでも研磨されない事態が発生し、これにより球に汚れたが染みついたり、他の球が汚染されたり、球に錆が発生し易いなどの不都合も生じる。さらに、汚れた球を球貯留タンク内に受け入れると、球貯留タンク自体が汚れてしまい、球貯留タンクを清掃するには貯留中のすべての球を抜き出して行わなければならず、清掃作業の多大の労力を要する。
【0010】
本発明は上記した従来の設置島の不都合に鑑み提案されたもので、その目的は、球を大量に貯留することができ、また、貯留していた球を合理的に取り出すことができ、さらには球を均して貯留することができる球貯留タンクを備えた弾球遊技機設置島を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたもので、請求項1に記載のものは、長手方向に複数の弾球遊技機が並設され、これら弾球遊技機から排出される使用済みの球を所定方向に誘導して回収する球回収樋と、該球回収樋と接続して回収した球を研磨しながら揚送する球揚送装置と、該球揚送装置により揚送された球を流下させて各弾球遊技機に補給する球補給樋とを備えた弾球遊技機設置島において、
上記球補給樋が満杯となってオーバーフローする球を設置島端部まで流下させるオーバーフロー樋と、
上記オーバーフロー樋の流下端部と連通して当該オーバーフロー樋の球を設置島の下部に流下させる球貯留用流路と、
上記球回収樋よりも低い位置に配設され、設置島の長手方向に沿って延在して前記球貯留用流路から流下した球を貯留する上面が開放した箱状の球貯留タンクと、
上記球補給樋に供給する球が不足した場合に、当該弾球遊技機設置島における球量の制御を行う制御装置から送信される補給指令に基づいて上記球貯留タンクに開設される球出口から流出する球を揚送して上記球回収樋に流し込むリフト装置と、を備え、
上記球貯留タンクは、底面が長手方向の端部から当該長手方向中央側に向けて下り傾斜するとともに、傾斜下端部分であって当該球貯留タンクの一方の側壁面の下部に上記球出口が開設されてなり、
上記球貯留用流路から流入してきた球を当該球貯留タンク内に均して貯留させる貯留均等化手段と、
上記球出口を開設した側壁面に臨む位置に設置され上記リフト装置を収納するためのリフト収納室と、
当該球貯留タンクに貯留されている球の球圧が上記球出口から流出する球に作用することを低減する球圧受け部材と、を有し、
上記貯留均等化手段は、
上記球貯留タンクの底面との間に球貯留空間を空けた状態で配置され、上記球貯留用流路の出口側から球貯留タンクの長手方向に沿って延在する下り傾斜の球転動部材により構成し、球貯留タンクより幅狭に形成されることで上面の側縁から球が落下可能とし、
上記リフト収納室は、
上記リフト装置が当該弾球遊技機設置島から突出しないで収納されるように、当該球貯留タンクの両側の側壁同士の間隔である幅員について、上記リフト装置を設置する部分の幅員を当該球貯留タンクの他の部分の幅員よりも狭めることで形成した凹室により構成され、
上記球圧受け部材は、
上記球貯留タンクの底面との間に球が通過できる上下間隔を空けた状態で上記球出口に対して上方から臨むように設けられ、球貯留タンク内に貯留されていた球が当該球圧受け部材の下を通過して上記球出口まで転動するよう構成したことを特徴とする弾球遊技機設置島である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、代表的な弾球遊技機であるパチンコ遊技機1を設置した設置島2の概略構成図、図2は設置島2のほぼ中央に設置した球揚送装置3の概略構成図である。
【0016】
この設置島2は、一面に2台、相対向する両面で4台のパチンコ遊技機1を背向状態にして設置できる大きさの開口部を形成した金属製フレーム(図示せず)を1モジュールとし、このフレームを所定数連結することにより床面積に応じた長さにできるように構成されており、長手方向のほぼ中央部分には球揚送装置3用フレームを配置するとともに、このフレーム内に球揚送装置3を配設する。各フレームの所定高さには設置用棚部(図示せず)が形成されているので、この設置用棚部上にパチンコ遊技機1を設置するとともに、台間球貸機等の設備を設置する。
【0017】
そして、この様に構成した設置島2の上部には、球揚送装置3から各パチンコ遊技機1に球を補給する第1球補給樋5aと第2球補給樋5bを設置島2の各端部に向けてそれぞれ僅かに下り傾斜した状態で架設するとともに、球揚送装置3からオーバーフローした球を流下する第1オーバーフロー樋6aと第2オーバーフロー樋6bを同様に下り傾斜した状態でそれぞれ架設する。第1,第2球補給樋5a,5bには、各パチンコ遊技機1ごとに枝樋7を分岐し、枝樋7の出口をパチンコ遊技機1の球タンク上部に臨ませる。したがって、パチンコ遊技機1の球タンク内の球が不足した場合には、枝樋7に設けた球補給装置の作動により当該パチンコ遊技機1の球タンク内に、球補給樋5内の球を補給することができる。
【0018】
一方、設置島2内の下部、具体的にはパチンコ遊技機1よりも少し低い位置には、各パチンコ遊技機1から排出される使用済みの球(アウト球とセーフ球)を回収する第1球回収樋9aと第2球回収樋9bを設置島2の各端部からそれぞれ球揚送装置3に向けて僅かに下り傾斜した状態で設ける。なお、本実施形態では、パチンコ遊技機1から排出された使用済みの球を一旦パルスタンク10に受け入れ、ここで計数してから球回収樋9に流下するように構成してある。また、第1,第2球回収樋9a,9bは、両側のパチンコ遊技機1から排出された使用済みの球を途中で落下させることなく球揚送装置3まで流下させるために、両側縁に落下防止部材として壁を立設してある。
【0019】
本実施形態においては、各パチンコ遊技機1から排出された使用済みの球をすべて球回収樋9により回収して球揚送装置3によって揚送研磨するので、汚れた使用済みの球が、後述する球貯留タンク11内にそのまま貯留されることはない。同様に、設置島2の端部や途中に球計数装置12を設けた場合、この球計数装置12から排出される計数済みの球も球回収樋9に流し込んで回収するので、この点においても、汚れた球をそのまま球貯留タンク11で貯留することはない。
【0020】
また、上記第1球回収樋9aよりも低い設置島2内に第1球貯留タンク11aを、第2球回収樋9bよりも低い設置島2内に第2球貯留タンク11bをそれぞれ設置島2の長手方向に沿って配設する。そして、設置島2の端部に位置する第1,第2オーバーフロー樋6a,6bの傾斜下端から第1,第2球貯留用流路13a,13bを延設し、第1球貯留用流路13aの下端を第1球貯留タンク11aに接続し、第2球貯留用流路13bの下端を第2球貯留タンク11bに接続する。したがって、球揚送装置3が揚送した球が第1,第2オーバーフロー樋6a,6bにオーバーフローすると、これらの球が設置島2の上部を通って設置島2の端部まで流下し、その後は第1,第2球貯留用流路13a,13bを介して設置島2下部に配設された第1,第2球貯留タンク11a,11b内に流入して貯留される。なお、球貯留タンク11については、後で詳述する。
【0021】
球揚送装置3は、図2に示すように、下部ユニット3a内に、球回収樋9により回収した球を集合する球集合槽、球よりも小さいペレット等の研磨材を球集合槽内に供給する研磨材供給機構等(いずれも図示せず)を有し、上記球集合槽から揚送パイプ15を立設するとともに、該揚送パイプ15内に螺旋体を遊嵌状態で装入し、揚送パイプ15の上端部分には上部タンク16を設けるとともに、上記螺旋体を回転駆動する駆動モータ17を設けてある。また、上部ユニット3bには、上部タンク16の上部に球分離機構としての簀の子18を揚送パイプ15の出口に連通させた状態で設け、簀の子18の流下下端を上部タンク16内に接続し、簀の子18から落下した研磨材を受け止めて回収する研磨材回収ホッパの出口に研磨材回収パイプ19の上端を接続し、この研磨材回収パイプ19の下端を前記研磨材供給機構に接続する。
【0022】
したがって、駆動モータ17により螺旋体を回転すると、球回収樋9から流下した球集合槽内の球を揚送しながら研磨材により研磨することができる。そして、球と研磨材との混合物が出口から排出されると、簀の子18上を流下する途中で球と研磨材とを選別することができ、球よりも小さな研磨材は簀の子18の隙間から研磨材回収ホッパ内に落下し、この研磨材は研磨材回収パイプ19内を流下して研磨材供給機構に戻される。一方、簀の子18上を流下した球は、上部タンク16内に一旦流れ込んでから各球補給樋5内に分配され、球補給樋5が球で満杯になると、上部タンク16内で待機する。この様にして、球揚送装置3の作動によって球が順次揚送されると、上部タンク16内の球の貯留量が増加して所定量に達し、この所定量を越えると、上部タンク16から延設したオーバーフロー樋6を介して外部に流出する。そして、本実施形態では、このオーバーフロー樋6に流出した球を設置島2の端部まで流下させ、ここから球貯留用流路13を介して設置島2の下部に流下させて球貯留タンク11に貯留する。
【0023】
上部タンク16には、内部の球のレベル(量)を検知する検出器20が設けてあり、貯留した球の量に応じて駆動モータ17の作動を制御し、これにより貯留量を制御している。すなわち、上部タンク16内の球が不足すると、検出器20からの信号に基づいて駆動モータ17が作動して球を揚送し、所定量を越えるとオーバーフローした球がオーバーフロー樋6から球貯留タンク11に送られ、オーバーフロー樋6内にも球が滞留して更に球のレベルが上昇すると検出器20が満杯を検出して駆動モータ17の作動を停止して球の揚送を中断する。なお、検出器20がトラブル等によって上部タンク16内が満杯になっても駆動モータ17の作動を停止しなかった場合には、予備オーバーフロー樋21から余剰球を球揚送装置3の下部ユニット3aに戻すように構成し、上部タンク16から球がこぼれ落ちないようにしてある。
【0024】
また、オーバーフロー樋6に流出する球が不足すると、前記検出器20がこの球不足状態を検出し、この検出信号に基づいて制御装置(図示せず)が駆動モータ17を始動して揚送を再開して球を補給する。そして、球補給樋5に補給する球が不足する程に貯留量が減少した場合、例えば当該設置島2のパチンコ遊技機1で次々と「大当り」が発生して賞球排出数が急増し、球回収樋9により回収して揚送する球の数量よりも賞球として遊技者側に排出される球の数量が多くなり、このため球揚送装置3により揚送した球数だけでは不足して上部タンク16内の球レベルが球補給樋5への供給口近傍まで低下した場合、前記検出器20がこの球不足状態を検出し、この検出信号に基づいて制御装置が補給信号を、球貯留タンク11の球リフト装置22に送って作動させ、この球リフト装置22の作動により球貯留タンク11内の球を球回収樋9に流し込み、この球を球揚送装置3により揚送して上部タンク16内に補充するように制御する。
【0025】
次に、球貯留タンク11について説明する。なお、第1球貯留タンク11aと第2球貯留タンク11bとは長さが異なるが構成が同様であるため、第1球貯留タンク11aについて詳述する。
【0026】
第1球貯留タンク11aは、設置島2の長手方向に沿って形成した長尺な箱状の上面開放タイプのタンクであり、具体的には設置島2の一端から球揚送装置3の手前までの長さを有する。この第1球貯留タンク11aの一方の側面の長手方向ほぼ中央に、後述する第1球リフト装置22aを収納する凹室状のリフト収納室23を形成してある。したがって、このリフト収納室23を形成した部分だけは幅が狭くなっている。また、この第1球貯留タンク11aの底面25は、両端側から長手方向のほぼ中央に向かって緩やかに下り傾斜して、傾斜下端近傍においてはリフト収納室23を形成した一方の側面側に向かって下り傾斜しており、この底面25の傾斜下端に対応する側面、即ちリフト収納室23の壁面の下部に球出口26を開設してある。
【0027】
さらに、本実施形態においては、球貯留タンク11の底面25の傾斜下端近傍において、傾斜下端近傍に貯留されている球の重みが、球出口26から流出しようとしている球に作用しないように構成してある。具体的には、底面25の傾斜下端近傍の上方に、球が通過できる上下間隔を空けて、上面が球貯留タンク11の長手方向端部に向かって下り傾斜した屋根状の球圧受け部材27を球出口26に対して上方から臨む状態で設け、球出口26に向かって流れる球は、球圧受け部材27の傾斜下端の下方を通って底面25の傾斜下端まで転動するように構成してある。したがって、この球圧受け部材27が、積み重なった球の圧力を受け、球出口26から流出しようとしている球に対して大きな球荷重が作用することはない。このため、球貯留タンク11内に貯留していた球は、球詰まりすることなく球出口26から球リフト装置22に向かって円滑に流出することができる。
【0028】
第1球貯留タンク11aの幅は、第1球回収樋9aよりも十分に幅広であり、本実施形態では第1球回収樋9aの約2倍の幅員を有する。そして、この第1球貯留タンク11aには、設置島2の端部側に配置した第1球貯留用流路13aから流入する球を全長に亘って均して貯留させる貯留均等化手段を備えるとともに、長手方向のほぼ中央であって前記球出口26を開設した側面に臨む位置に第1球リフト装置22を備え、この第1球リフト装置22aを設置する部分には、前記したように幅員を他の部分よりも狭めたリフト収納室23として成形されている。
【0029】
貯留均等化手段は、球貯留タンク11の底面25との間に球貯留空間を空けた状態で球貯留タンク11の長手方向に沿って延在する球転動部材30により構成する。この球転動部材30は、図5及び図6に示すように、ゴム等の弾性材を敷設した上面が球貯留タンク11より幅狭(本実施形態では約半分)な平坦な板材であり、この上面が球貯留用流路13の出口側(すなわち、設置島2の端部側)から球貯留タンク11の長手方向に沿ってその端部に向けて下り傾斜している。
【0030】
したがって、球貯留用流路13の出口から流出した球が球転動部材30上に載ると、この球は上面の下り傾斜によって球貯留タンク11の球揚送装置3側端部に向かって転動して移動し始める。そして、この上面の側縁には落下を規制する壁等がないので、球は球貯留用流路13の出口から流出した時の流出方向のいかんによって、或は流下途中で他の球との衝突によって弾かれた方向のいかんによって側縁から球が自由に落下でき、傾斜下端まで転動する球もあれば途中で落下する球もある。このため、球転動部材30上から落下する球の位置が集中することはなく分散されて、球貯留タンク11内に貯留される球の均一化を図ることができる。
【0031】
なお、図5から図10に球の貯留状態を示すが、これらの図中、黒塗りの球は流下中の球を、白抜きの球は停止している球を示す。
【0032】
前記した球貯留用流路13の出口の上流側に、流路を屈曲させたりして球の流下勢を減衰させる流下勢減衰部(図示せず)を設けると、出口から流出する球の勢いを弱めることができ、これにより球転動部材30上に流出して跳ね返った際の勢いで球が球転動部材30の傾斜上端近傍で集中して落下することを防止することができる。したがって、球貯留用流路13の出口付近に球が集中して貯留されることを一層確実に防止することができる。
【0033】
また、本実施形態では、球貯留タンク11内への球の貯留のさらなる均一化を図るために、補助球転動部材31を設けてある。
この補助球転動部材31は、前記球転動部材30よりも低い位置であって、前記リフト収納室23とは反対側の内面に、球貯留タンク11の長手方向に沿って設けた棚板状の部材であって、球貯留用流路13の出口側から球貯留タンク11の長手方向一端(球揚送装置3側)に向かって下り傾斜している。なお、この補助球転動部材31の幅は、図6に示すように、前記球転動部材30の側縁と球貯留タンク11の内面との間の間隙の幅よりも少し幅狭に設定することが望ましい。
なお、補助球転動部材31の側端縁に起立部31′を形成すると、この起立部31′が球の落下を規制するので、全長に亘って形成すると傾斜下端部分まで球を落下することなく転動し易く、適宜間隔で形成すると、途中途切れた部分での落下を許容しながら転動させることができる。また、前記した球転動部材の側端縁にも、同様の起立部を形成すると、球の落下を適宜に規制することができる。
【0034】
上記した構成からなる補助球転動部材31を備えた球貯留タンク11においては、前記球転動部材30の上面の側縁から落下した球が直接補助球転動部材31上に載り、この球が補助球転動部材31上を転動してさらに球揚送装置3側に移動したり、或は球転動部材30の上面から落下した球がある位置で他よりも多くなって山積し、この山積部分にさらに落下してきて山が崩れた場合、落下してきた球や山から崩れ落ちた球などが補助球転動部材31上に載り、同様にして補助球転動部材31上を球揚送装置3側に向かって転動する。したがって、補助球転動部材31は、前記球転動部材30による球の均一化をさらに確実ならしめることができる。
【0035】
この様に、本実施形態における球貯留タンク11においては、球貯留用流路13の出口から流出した球を球転動部材30によって球貯留タンク11の長手方向に分散させて貯留するばかりでなく、補助球転動部材31によっても球を球貯留タンク11の長手方向に分散させるので、球貯留タンク11内に貯留される球のレベルがいずれの位置においても同じ様な高さにすることができる。
【0036】
そして、球貯留タンク11には、貯留している球のレベル、すなわち球の量を検出する検出器32a,32bを備えており、これらの検出器32a,32bからの信号に基づいて、当該球貯留タンク11内への球の流入を制御する。例えば、球貯留タンク11内に球が十分に貯留されて球のレベルが所定位置まで上昇すると、上記検出器32aが上昇した球のレベルを検出し、この検出器32aからの満杯信号(例えば「H」信号)に基づいて、制御装置が球揚送装置3の作動を停止する。したがって、球貯留タンク11から球が溢れ出すことはない。
【0037】
また、球貯留タンク11内の球の量が所定レベルまで到達していない場合には、上記検出器32aからの球貯留可能信号(例えば「L」信号)に基づいて制御装置が球揚送装置3の作動を継続し、上部タンク16からオーバーフローした球を球貯留タンク11内に流入させ続ける。そして、球貯留タンク11内の球のレベルが所定位置まで上昇して満杯になると、前記したように、検出器32aからの満杯信号に基づいて、制御装置が球揚送装置3の作動を停止する。
【0038】
なお、球貯留タンク11内の球が不足した場合には、検出器32bが異常球不足信号を送出し、この信号に基づく警告などにより係員が球を外部から投入したり、隣りの設置島2の上部タンク16から球渡し樋33を介して当該設置島2の上部タンク16内に球の補給を受けるように構成する。
【0039】
次に、球リフト装置22について説明する。
この球リフト装置22は、制御装置からの補給指令に基づいて球貯留タンク11内の球を揚送して球回収樋9に流し込む装置であり、球貯留タンク11の長手方向の側面、本実施形態では図12に示すように、側面に形成したリフト収納室23に着脱可能に設置されており、ここに設置すると、球流出口35が前記球回収樋9内に側面上方から臨む。
【0040】
図面に示す球リフト装置22は、筺体36の一方の側面の下部に球流入路40と球流入口41を、上部に球流出口35を設け、この筺体36内に2本のローラ42を水平方向に向けた状態で上下に軸支し、両ローラ42,42に無端ベルト43を掛け渡すとともにテンションローラ44により無端ベルト43に適度の張力を与え、無端ベルト43の上下及び一方の面の外側に球接触面材45を、球を弾性的に挟持し得る間隔を配して設け、球接触面材45の下端を下段のローラ42の下方を通して球流入口41に接続するとともに、球流入口41に向かって僅かに下り傾斜した樋状の球流入路40を突設し、球接触面材45の上端を球流出口35に連通させ、下段のローラ42の軸に駆動モータ46を接続したものであり、これらの各部材はスライドベース47上に取り付けられており、このスライドベース47と球貯留タンク11側との間に設けたスライド支持ユニット48とによって、球貯留タンク11に対して前後動可能である。
【0041】
そして、球貯留タンク11の球出口26には球こぼれ防止機構を備え、球リフト装置22の着脱の際に、球出口26から球がこぼれ出ない様に構成してある。
球こぼれ防止機構は、図16から図19に示すように、球貯留タンク11の側面から突出した横長筒状の球出口26の開口下縁に、下側シャッター部材50を上下方向に回動可能な状態で軸着するとともに、スプリング51により該下側シャッター部材50を上方(球出口26を閉じる方向)に付勢し、下側シャッター部材50の軸着腕部52の軸53よりも後方から下方に回動腕部54を延設し、両側の回動腕部54の間に当接棒材55を固定し、球出口26の開口上縁には上側シャッター部材56を固定する。下側シャッター部材50および上側シャッター部材56の相対向する辺には、球間への突入を容易にする三角爪片(歯)を長手方向に複数形成する。そして、図16および図18に示すように、下側シャッター部材50がスプリング51の付勢力により上昇した状態では、下側シャッター部材50と上側シャッター部材56との間を球が通過しないように、一方、下側シャッター部材50が下方に回動した状態では、下側シャッター部材50が球出口26から下方に外れて、球出口26から球が流出し得るように、両シャッター部材50,56の各部の大きさや停止位置を設定する。
【0042】
したがって、球出口26から球リフト装置22を取り外すなどして、当接棒材55に外部からの力が作用していない状態では、スプリング51の付勢力により下側シャッター部材50が上昇した位置で停止して球出口26を塞ぎ、これにより球貯留タンク11内の球が球出口26から流出することを防止することができる。
【0043】
一方、球リフト装置22のスライドベース47の側端面にスライド支持ユニット48の一部を構成するレール材を固定し、球タンク側にスライド支持ユニット48の他の一部を構成するガイド材を固定し、上記レール材をガイド材に嵌合した状態で球リフト装置22をリフト収納室23内に押し入れると、突出している球リフト装置22のスライドベース47の先端が球こぼれ防止機構の当接棒材55に当接し、更に前進させると、スライドベース47が当接棒材55を押圧して球流入路40が球出口26の下側に重なり、この押圧により当接棒材55が軸53を中心に回動する。したがって、下側シャッター部材50が軸53を中心に下降して球出口26を開放し、これにより球出口26が球流入路40と連通する。このため、球貯留タンク11内の球が球出口26から流出して球流入路40内に流れ込める状態に切り換わるとともに、球リフト装置22の球流出口35が球回収樋9に臨んで、揚送した球を球回収樋9内に流し込める状態に切り換わる。
【0044】
この様にして、球リフト装置22を球貯留タンク11の側面に装着したならば、スライドベース47とスライドレール48との間を下部ロック部材57によりロックし、球流入路40が球出口26から外れないようにするとともに、上部ロック部材(図示せず)により球流出口35が球回収樋9への所定位置からずれないようにする。
なお、球リフト装置22を球貯留タンク11から取り外すには、上記した操作とは逆の操作を行うと、簡単に取り外すことができる。
また、球貯留タンク11の側面に凹室状のリフト収納室23を形成し、このリフト収納室23内に球リフト装置22を収納した状態で装着すると、設置島2から球リフト装置22が突出することもないので、邪魔になることがないし、床スペースの有効利用を図り易い。
【0045】
この球リフト装置22は、常態においては作動を停止している。したがって、球貯留タンク11の球出口26から球流入路40内に球が充満した状態で待機している。
【0046】
そして、前記したように、例えば設置島2のパチンコ遊技機1で次々と「大当り」が発生するなどして上部タンク16内の球が不足して補給指令が送出されると、球リフト装置22の駆動モータ46が始動し、無端ベルト43を回転する。無端ベルト43が回転すると、球接触面材45側の無端ベルト43が上昇するので、図15に示すように、下段のローラ42に掛かっている無端ベルト43の表面と球接触面材45との間に流下してきた球が無端ベルト43と球接触面材45との間に弾性的に挟み付けられ、この状態で無端ベルト43が上昇するので、挟み付けられた球は両者の間で図15中時計方向に回転しながら次第に上昇していく。球流入口41には球貯留タンク11内の球が次々と流れ込んでくるので、無端ベルト43と球接触面材45との間には球が連続して挟み込まれて順次上昇する。
【0047】
この様にして、無端ベルト43の回転により上昇した球は球流出口35から流出され、球回収樋9内に流れ込む。球回収樋9内に流れ込んだ球は、球揚送装置3により揚送され、上部タンク16に供給される。したがって、各パチンコ遊技機1から排出される使用済みの球の数量よりも賞球として遊技者側に排出される球の数量が遥かに多くなって上部タンク16内の球が不足したとしても、球貯留タンク11内に貯留していた球を揚送して上部タンク16内に補給することで、上部タンク16の球不足が次第に解消される。このため、設置島2に設置してあるパチンコ遊技機1が次々と「大当り」を発生して、賞球として排出する球が急増しても、球不足が発生することを確実に防止することができる。
【0048】
球貯留タンク11内に貯留していた球を球リフト装置22により球回収樋9に流し込むと、球貯留タンク11内の球が次第に減少するが、本実施形態においては、球貯留タンク11の底面25が、長手方向の両方の端部からほぼ中央に向けて下り傾斜しており、球リフト装置22で球回収樋9に流し込む球は、この底面25のほぼ中央から球出口26を介して流出した球であるので、球貯留タンク11の球のレベルは全域に亘ってほぼ均等に減少する。したがって、特定の場所に貯留していた球が常に残ってしまう不都合を防止することができ、時期的に早く貯留した、換言すれば貯留期間の長い球から順次抜き出すことができる。
【0049】
また、球貯留タンク11の底面25の傾斜下端近傍においては、傾斜下端近傍に貯留されている球の重みが球圧受け部材27に作用して、球出口26から流出しようとしている球に作用しない。したがって、球貯留タンク11内に貯留していた球は、球詰まりすることなく球出口26から円滑に流出して球リフト装置22内に流入し、この球リフト装置22により揚送されて球回収樋9内に流れ込む。なお、本実施形態では、球圧受け部材27の下方の側面に覗き窓60を設け、底面25の傾斜下端近傍の球の状態を外部から観察できるとともに、万一、球詰まりが発生した場合には、この覗き窓60から手を入れて解消できるようにしてある。
【0050】
なお、これまでは第1球貯留タンク11a側について説明したが、第1球貯留タンク11aよりも少し短い第2球貯留タンク11b側の構成も同様である。そして、第2球貯留タンク11bに設ける第2球リフト装置などの附属装置も、第1球貯留タンク11aに設けた装置と同様の構成である。
【0051】
また、第1球貯留タンク11aにおいては、図1に示すように、第1オーバーフロー樋6aの途中から補助球貯留用流路61を分岐し、この補助球貯留用流路61からも第1球貯留タンク11a内に球を流入させるように構成してもよい。この様に構成すると、一層均一に球を貯留することができる。
【0052】
なお、本発明における球揚送装置3は、前記した螺旋体の回転により球を揚送研磨するものに限定されるものではなく、球を揚送する機能を備えていればどのような構成でも良く、例えば、複数の球受バケット等をチェーン等の回転により移動するタイプなどでもよい。そして、球揚送装置自体が球の研磨等清浄化機能を備えていない場合には、球揚送装置とは別個に球清浄化装置を設けて、球補給樋から各弾球遊技機に補給する球および球貯留タンク11に貯留する球にあっては、清浄化した球を用いることが望ましい。
【0053】
また、球リフト装置22は、前記した無端ベルト43の回転により揚送するものに限定されるものではなく、球を揚送できればどのような構成でもよい。例えば、螺旋体を回転して揚送したり、複数のバケットを回転昇降するものであってもよい。
【0054】
さらにまた、球揚送装置3により揚送した球を球貯留タンク11内に流入させる流路は、前記オーバーフロー樋6に限定されるものではなく、揚送した球が球貯留用流路13を介して流入できるものであればよい。例えば、上部タンク16の球補給樋5の入口よりも高い位置から延設した流路を別個に設けて、この流路を球貯留用流路13に接続してもよい。また、球補給樋5の傾斜下端に球貯留用流路13を接続して、両流路の接続部分に開閉弁を設け、球補給樋5内に球が満杯の状態で開閉弁を開いて、球補給樋5内の球を球貯留用流路13から球貯留タンク11内に流入させて貯留してもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1の発明では、上記球補給樋が満杯となってオーバーフローする球を設置島端部まで流下させるオーバーフロー樋と、上記オーバーフロー樋の流下端部と連通して当該オーバーフロー樋の球を設置島の下部に流下させる球貯留用流路と、上記球回収樋よりも低い位置に配設され、設置島の長手方向に沿って延在して前記球貯留用流路から流下した球を貯留する球貯留タンクと、補給指令に基づいて上記球貯留タンクに開設される球出口から流出する球を揚送して上記球回収樋に流し込むリフト装置と、を備えたので、使用済みの球をすべて球回収樋により回収することができ、球貯留タンク内には使用済みの球が貯留されない。したがって、球貯留タンク内が汚れた球の汚れで汚染される虞れがなく、メンテナンスの省力化を期待することができる。そして、汚れた球が流下する球回収樋については、清掃作業を行う場合に、球貯留タンクが邪魔になることもないので、容易に行うことができる。
そして、球貯留タンクは、貯留均等化手段が上記球貯留タンクの底面との間に球貯留空間を空けた状態で配置され、上記球貯留用流路の出口側から球貯留タンクの長手方向に沿って延在する下り傾斜の球転動部材により構成し、球貯留タンクより幅狭に形成されることで上面の側縁から球が落下可能としたので、球貯留用流路の出口から流出した球を球貯留タンクの長手方向に分散させて落下させ、これにより特定の部分にだけ山積して貯留されるなどの集中貯留を防止でき、球貯留タンクに均一に貯留させることができる。したがって、球貯留タンクの容量一杯までも貯留することができる。
また、球貯留タンクの底面が長手方向の端部から中央側に向けて下り傾斜しており、傾斜下端位置に球リフト装置が配置されるので、球リフト装置により球貯留タンク内の球を取り出して球回収樋に流し込んだ場合に、球貯留タンクの端部から取り出す従来装置に比較して、球がタンクの全域に亘ってほぼ均一に取り出しやすくなる。したがって、球の減少が平均化され、貯留期間が長い球から先に取り出しやすく、錆等の発生を抑制する効果を奏する。
さらに、球貯留タンクが、球出口に対応する位置に形成されてリフト装置を収納するためのリフト収納室を有し、リフト収納室は、球貯留タンクのうちリフト装置を設置する部分の幅員を当該球貯留タンクの他の部分の幅員よりも狭めることで形成した凹室により構成されているので、リフト装置の収納状態では設置島からリフト装置が突出することもなくて邪魔になることがないし、床スペースの有効利用を図り易い。
加えて、球貯留タンクに、貯留されている球の球圧が球出口から流出する球に作用することを防止する球圧受け部材を設け、球圧受け部材は、球貯留タンクの底面との間に球が通過できる上下間隔を空けた状態で球出口に対して上方から臨むように設けられ、球貯留タンク内に貯留されていた球が当該球圧受け部材の下を通過して球出口まで転動するよう構成したので、球圧受け部材が、積み重なった球の圧力を受け、球出口から流出しようとしている球に対して大きな荷重が作用することを回避できる。したがって、球貯留タンク内に貯留していた球は、球詰まりすることなく球出口から球リフト装置に向かって円滑に流出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機を設置した設置島の概略構成図である。
【図2】球揚送装置の概略構成を示す正面図である。
【図3】球貯留タンクの一部欠截正面図である。
【図4】図3に示す球貯留タンクの内部を示す説明図である。
【図5】図3に示す球貯留タンクの平面図である。
【図6】図5に示す球貯留タンクのA方向の断面図である。
【図7】球リフト装置から揚送排出された球が球回収樋内を流下している状態を示す球貯留タンク内部の説明図である。
【図8】(a)は球貯留タンク内に球を貯留し始めた状態の球回収樋を欠截した平面図、(b)はその正面図である。
【図9】(a)は球貯留タンク内に球が貯留した状態の球回収樋を欠截した平面図、(b)はその正面図である。
【図10】(a)は球貯留タンク内に球が殆ど満杯になった状態の球回収樋を欠截した平面図、(b)はその正面図である。
【図11】球リフト装置の斜視図である。
【図12】リフト収納室内に押し入れて球貯留タンクに装着した状態における球リフト装置の斜視図である。
【図13】リフト収納室からリフト装置を引き出した状態の斜視図である。
【図14】球リフト装置の内部構造を示す側面図である。
【図15】球を揚送する状態を示す球リフト装置の側面図である。
【図16】球の流出を停止した状態を示す球こぼれ防止機構の斜視図である。
【図17】球が流出できる状態を示す球こぼれ防止機構の斜視図である。
【図18】球の流出を停止した状態を示す球こぼれ防止機構の側面図である。
【図19】球が流出できる状態を示す球こぼれ防止機構の側面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機
2 設置島
3 球揚送装置
5 球補給樋
6 オーバーフロー樋
7 枝樋
9 球回収樋
10 パルスタンク
11 球貯留タンク
12 球計数装置
13 球貯留用流路
15 揚送パイプ
16 上部タンク
17 駆動モータ
18 簀の子
19 研磨材回収パイプ
20 上部タンクの検出器
21 予備オーバーフロー樋
22 球リフト装置
23 リフト収納室
25 球貯留タンクの底面
26 球出口
27 球圧受け部材
30 球転動部材
31 補助球転動部材
32 球貯留タンクの検出器
33 球渡し樋
35 球流出口
36 筺体
40 球流入路
41 球流入口
42 ローラ
43 無端ベルト
44 テンションローラ
45 球接触面材
46 駆動モータ
47 スライドベース
48 スライド支持ユニット
50 下側シャッター部材
51 スプリング
52 軸着腕部
53 軸
54 回動腕部
55 当接棒材
56 上側シャッター部材
57 ロック部材
60 覗き窓
61 補助球貯留用流路

Claims (1)

  1. 長手方向に複数の弾球遊技機が並設され、これら弾球遊技機から排出される使用済みの球を所定方向に誘導して回収する球回収樋と、該球回収樋と接続して回収した球を研磨しながら揚送する球揚送装置と、該球揚送装置により揚送された球を流下させて各弾球遊技機に補給する球補給樋とを備えた弾球遊技機設置島において、
    上記球補給樋が満杯となってオーバーフローする球を設置島端部まで流下させるオーバーフロー樋と、
    上記オーバーフロー樋の流下端部と連通して当該オーバーフロー樋の球を設置島の下部に流下させる球貯留用流路と、
    上記球回収樋よりも低い位置に配設され、設置島の長手方向に沿って延在して前記球貯留用流路から流下した球を貯留する上面が開放した箱状の球貯留タンクと、
    上記球補給樋に供給する球が不足した場合に、当該弾球遊技機設置島における球量の制御を行う制御装置から送信される補給指令に基づいて上記球貯留タンクに開設される球出口から流出する球を揚送して上記球回収樋に流し込むリフト装置と、を備え、
    上記球貯留タンクは、底面が長手方向の端部から当該長手方向中央側に向けて下り傾斜するとともに、傾斜下端部分であって当該球貯留タンクの一方の側壁面の下部に上記球出口が開設されてなり、
    上記球貯留用流路から流入してきた球を当該球貯留タンク内に均して貯留させる貯留均等化手段と、
    上記球出口を開設した側壁面に臨む位置に設置され上記リフト装置を収納するためのリフト収納室と、
    当該球貯留タンクに貯留されている球の球圧が上記球出口から流出する球に作用することを低減する球圧受け部材と、を有し、
    上記貯留均等化手段は、
    上記球貯留タンクの底面との間に球貯留空間を空けた状態で配置され、上記球貯留用流路の出口側から球貯留タンクの長手方向に沿って延在する下り傾斜の球転動部材により構成し、球貯留タンクより幅狭に形成されることで上面の側縁から球が落下可能とし、
    上記リフト収納室は、
    上記リフト装置が当該弾球遊技機設置島から突出しないで収納されるように、当該球貯留タンクの両側の側壁同士の間隔である幅員について、上記リフト装置を設置する部分の幅員を当該球貯留タンクの他の部分の幅員よりも狭めることで形成した凹室により構成され、
    上記球圧受け部材は、
    上記球貯留タンクの底面との間に球が通過できる上下間隔を空けた状態で上記球出口に対して上方から臨むように設けられ、球貯留タンク内に貯留されていた球が当該球圧受け部材の下を通過して上記球出口まで転動するよう構成したことを特徴とする弾球遊技機設置島。
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