JP2004304258A - 画像処理装置 - Google Patents

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Nobuhiko Asano
信彦 浅野
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Abstract

【課題】原稿上の画像について、簡単な操作で画像処理の対象とする画像を特定でき、かつ、画像処理後の印刷時に必要な記録紙枚数を低減できるようにする。
【解決手段】スキャナ部で走査ライン毎に読み取られた画像から、マーク判定回路1202が所定のマーク成分を検出し、有効データセレクト回路1205によって、マーク成分が検出されなかった走査ラインのラインデータが選択されて画像メモリ1207に格納される。このとき有効データセレクト回路1205の選択によって書き込まれる各ラインデータは、その直前に画像データが書き込まれた行の直後の行のアドレスから書き込まれる。また、マーク成分が含まれる走査ラインのラインデータは文は有効データセレクト回路1205によっては選択されず、画像メモリ1207には書き込まれない。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像処理装置に関し、特に、原稿上から所定のマークを検出して、このマークに基づいて画像処理対象となる領域を特定し、該領域の画像を画像処理する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、原稿上に、ユーザによって付された所定のマークが存在するか否かを検出し、このマークが検出された場合に、このマークに基づいて画像処理対象となる領域を特定し、該領域の画像に対して予め設定された画像処理が行われる画像処理装置が知られている。このような画像処理装置としては、原稿上の特定エリアに記載されたマークの種別をイメージデータに基づいて識別し、マスク機能、文字修飾編集機能やカラー編集機能を含む画像編集処理の中からマーク種別に応じた画像編集処理を選択して実行することで編集画像データを生成し、この編集画像データに基づいて記録紙上に印刷を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−78389号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の画像処理装置の場合、上記特定エリア内の画像に対してマスク処理を行うことはできるが、マスク処理の対象となった領域は、空白の領域として残ったままで印刷される。そのため、マスク処理を行って原稿上の画像データを消去すると、マスク処理した画像は記録紙に印刷されないものの、印刷に必要な記録領域はマスク処理前と同様の領域が必要であり、印刷に消費する記録紙枚数を減らすことはできない。
【0005】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、原稿上の画像について、簡単な操作で画像処理の対象とする画像を特定することができ、かつ、画像処理後の印刷時に必要な記録紙枚数を低減することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、原稿上において所定のマークが付されている領域の画像を加工する画像処理装置であって、
原稿上の画像を走査ライン毎に読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段によって走査ライン毎に読み取られた画像から所定のマークを示す成分を検出するマーク検出手段と、
前記画像読取手段によって読み取られた画像から、前記マーク検出手段によって所定のマークを示す成分が検出された走査ラインの画像を削除し、該削除した走査ラインの領域を詰めて、後続の走査ラインの画像を配置して印刷データを生成する印刷データ生成手段と
を備えたものである。
【0007】
この構成によれば、画像読取手段によって走査ライン毎に読み取られた画像から、マーク検出手段によって走査ライン毎に所定のマークを示す成分が検出され、印刷データ生成手段によって、このマーク成分が検出された走査ラインの画像が削除され、削除した走査ラインの領域を詰めて、後続の走査ラインの画像を配置した印刷データが生成されるので、原稿上に所定のマークを付すという簡単な作業によって、削除したい画像を特定することができると共に、上記削除処理後の画像データの印刷に必要な記録領域を低減させて、印刷時に消費する記録紙枚数を減らすことができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、原稿上において所定のマークが付されている領域の画像を加工する画像処理装置であって、
原稿上の画像を走査ライン毎に読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段によって走査ライン毎に読み取られた画像から所定のマークを示す成分を検出するマーク検出手段と、
前記画像読取手段によって読み取られた画像から、前記マーク検出手段によって所定のマークを示す成分が検出された走査ラインの画像を抽出して他の走査ラインの画像を削除し、該抽出した走査ラインの画像を集約して印刷データを生成する印刷データ生成手段と
を備えたものである。
【0009】
この構成によれば、画像読取手段によって走査ライン毎に読み取られた画像から、マーク検出手段によって所定のマークを示す成分が検出され、印刷データ生成手段によって、このマーク成分が検出された走査ラインの画像が抽出され、他の走査ラインの画像を削除して、後続の走査ラインの画像を配置した印刷データが生成されるので、原稿上に所定のマークを付すという簡単な作業によって、抽出したい画像を特定することができると共に、上記抽出処理後の画像データの印刷に必要な記録領域を低減させて、印刷時に消費する記録紙枚数を減らすことができる。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置であって、外部操作によって画像処理に関する指示が入力される指示入力手段と、
前記指示入力手段に入力された指示に基づいて、前記所定のマークを示す成分が検出された走査ラインの画像に対して前記印刷データ生成手段に削除処理又は抽出処理のいずれを行わせるかを制御する制御手段と
を備えたものである。
【0011】
この構成によれば、指示入力手段に入力された指示に基づいて、上記マークが属する走査ラインの画像に対して削除処理又は抽出処理のいずれかが行われるので、操作者は操作指示手段から指示を入力することによって、所定マークを付した画像を削除して印刷するか、抽出して印刷するかを選択することができる。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、原稿上において所定のマークが付されている領域の画像を加工する画像処理装置であって、
原稿上の画像を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段によって読み取られた画像から文字行を構成する画像を抽出する文字行抽出手段と、
前記文字行抽出手段によって抽出された文字行を構成する画像から所定のマークを示す成分を検出するマーク検出手段と、
前記マーク検出手段によって所定のマークを示す成分が検出された文字行の画像を削除し、該削除した領域を詰めて後続の文字行の画像を配置して印刷データを生成する印刷データ生成手段と
を備えたものである。
【0013】
この構成によれば、画像読取手段によって読み取られた画像から文字行抽出手段によって文字行を構成する画像が抽出され、印刷データ生成手段が、マーク検出手段によって所定のマークを示す成分が検出された文字行の画像を削除し、該削除した領域を詰めて後続の文字行の画像を配置して印刷データを生成するので、原稿上に記載された画像に所定のマークを付すという簡単な作業によって、画像を削除する領域を特定できると共に、上記削除処理後の画像データの印刷に必要な記録領域を低減させて、印刷時に消費される記録紙枚数を減らすことができる。
【0014】
さらに、文字行を示す画像データ単位でマーク成分の有無を検出し、文字行毎に画像データを削除処理するので、ユーザが誤って原稿上に記載された文字行の途中までしかマークをしなかったとしても、文字行全体を正確に削除して印刷することができる。
【0015】
また、請求項5に記載の発明は、原稿上において所定のマークが付されている領域の画像を加工する画像処理装置であって、
原稿上の画像を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取手段によって読み取られた画像から文字行を構成する画像を抽出する文字行抽出手段と、
前記文字行抽出手段によって抽出された文字行を構成する画像から所定のマークを示す成分を検出するマーク検出手段と、
前記マーク検出手段によって所定のマークを示す成分が検出された文字行の画像を抽出して他の文字行の画像を削除し、該抽出した画像を集約して印刷データを生成する印刷データ生成手段と
を備えたものである。
【0016】
この構成によれば、画像読取手段によって読み取られた画像から文字行抽出手段によって文字行を構成する画像が抽出され、印刷データ生成手段が、マーク検出手段によって所定のマークを示す成分が検出された文字行の画像を抽出して他の文字行の画像を削除し、該抽出した画像を集約して印刷データを生成するので、原稿上に記載された画像に対して所定のマークを付すという簡単な作業によって、抽出して印刷したい画像を特定できると共に、上記抽出処理後の画像が集約されて印刷データが生成され、抽出されない領域の画像は印刷データとして生成されないことから、抽出処理後の印刷データの印刷に必要な記録領域を低減させて、印刷時に消費する記録紙枚数を減らすことができる。
【0017】
さらに、文字行を示す画像データ単位でマーク成分の有無を検出し、文字行毎に画像データを抽出処理するので、ユーザが誤って原稿上に記載された文字行の途中までしかマークをしなかったとしても、文字行全体を正確に抽出して印刷することができる。
【0018】
また、請求項6に記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載の画像処理装置であって、外部操作によって画像処理に関する指示が入力される指示入力手段と、
前記指示入力手段に入力された指示に基づいて、前記所定のマークを示す成分が検出された文字行の画像に対して前記印刷データ生成手段に削除処理又は抽出処理のいずれを行わせるかを制御する制御手段と
を備えたものである。
【0019】
この構成によれば、指示入力手段に入力された指示に基づいて、文字行の画像に対して削除処理又は抽出処理のいずれかが行われるので、操作者は操作指示手段から指示を入力することによって、所定マークを付した画像を削除して印刷するか、抽出して印刷するかを選択することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像処理装置の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像処理装置を備えた複合機の内部構成例を概略的に示す側面図である。複合機1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものである。この複合機1は、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6とを有している。
【0021】
また、複合機1のフロント部には、操作部47が設けられている。この操作部47には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー471と、印刷部数等を入力するためのテンキー472と、各種複写動作の操作ガイド情報等を表示し、これら各種設定入力用にタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等からなる表示部473と、表示部473で設定された設定内容等をリセットするリセットキー474と、実行中の印刷(画像形成)動作を停止させるためのストップキー475と、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を切り換えるための機能切換キー477が備えられている。
【0022】
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52及び原稿読取スリット53とを備える。スキャナ部51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取るときは、原稿台52に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを制御部100(図2)へ出力する。また、原稿給送部6により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを制御部100へ出力する。
【0023】
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラ及び搬送ローラ(図略)等からなる原稿搬送機構63を備える。原稿搬送機構63は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取スリット53と対向する位置へ再搬送する用紙反転機構(図略)を備え、原稿の両面の画像を原稿読取スリット53を介してスキャナ部51から読取可能にしている。
【0024】
また、原稿給送部6は、その前面側が上方に移動可能となるように本体部2に対して回動自在に設けられている。原稿給送部6の前面側を上方に移動させて原稿台52上面を開放することにより、原稿台52の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を操作者が載置できるようになっている。
【0025】
本体部2は、複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して記録部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬送されてきた記録紙に画像を形成する記録部40とを備える。
【0026】
記録部40は、感光体ドラム41と、露光装置42と、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色用の現像装置43Y,43M,43C,43Kと、中間転写体ローラ44と、転写部45と、定着部46とを備える。
【0027】
感光体ドラム41は、矢印方向に回転しながら帯電装置(図略)によって一様に帯電される。露光装置42は、原稿読取部5で読み取られた原稿の画像データに基づいて生成された変調信号をレーザ光に変換して出力し、感光体ドラム41に各色別に静電潜像を形成する。現像装置43Y,43M,43C,43Kは、各色の現像剤を感光体ドラム41に供給して各色毎にトナー画像を形成する。中間転写体ローラ44には、感光体ドラム41から各色のトナー画像が転写され、中間転写体ローラ44の表面上に各色のトナー像が重ね合わされたカラートナー画像が形成される。
【0028】
一方、給紙ローラ462は、記録紙が収納された給紙カセット461から記録紙を引き出して転写部45に給送する。転写部45は、搬送された記録紙に中間転写体ローラ44上のトナー像を転写させ、この後に定着部46によって、記録紙が加熱されてトナー像が記録紙に定着される。その後、記録紙は、搬送ローラ463,464によってスタックトレイ3又は排出トレイ48に排出される。
【0029】
また、記録紙の両面に画像を形成する場合は、記録部40で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出トレイ48側の搬送ローラ463にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ463を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路Lに送って記録部40の上流域に再度搬送し、記録部40により他方の面に画像を形成した後、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48に排出する。
【0030】
図2は複合機1の電気的構成の概略を示す機能ブロック図である。複合機1には、装置全体の動作制御を司る制御部100が備えられている。この制御部100には、露光ランプ511及びCCD512等からなる原稿画像の読み取りが可能なスキャナ部51と、用紙搬送部110,感光体ドラム41及び現像装置43Y,43M,43C,43K等からなる画像形成部111,転写部45,及び定着部46等で構成される記録部40とが接続されている。
【0031】
また、制御部100には、スキャナ部51によって読み取られた画像データ等を記憶するHDD113が接続されている。HDD113に記憶されている画像データは、複合機1内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部124を介してクライアントPC等の所定のフォルダへ転送したり、クライアントPC等から確認可能とされている。
【0032】
画像処理部120は、スキャナ部51によって読み取られた画像のデータや、HDD113から読み出した画像データに対して、必要に応じて加工処理等を行うものである。画像処理部120には、画像処理回路1201、マーク判定回路1202、ラインメモリ1203、有効データセレクト回路1205、画像メモリ1207及び画像加工回路1209が含まれる。
【0033】
画像処理部120による通常の画像処理(後述する原稿上のマークに基づく画像加工を行わない処理)を説明する。画像処理回路1201は、スキャナ部51によって原稿が読み取られると、スキャナ部51から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像に変換し、画質を向上させる画像処理を施した後、圧縮画像に変換する。この圧縮画像は画像メモリ1207に書き込まれる。制御部100は、画像メモリ1207に書き込まれた圧縮画像を、文書管理の対象となるファイルデータとしてHDD113に格納する。また、登録文書のプリントアウト時には、HDD113又はネットワーク上の各コンピュータから、プリントアウト対象のファイルデータ(圧縮画像)が画像メモリ1207に書き出され、画像処理回路1201は、当該圧縮されたファイルデータを伸張処理し、出力状態に応じた画像処理を施してレーザ信号(レーザ露光の場合)にアナログ変調する。このアナログ変調された信号に基づいて記録部40(画像形成部111)でプリントアウトが行われる。
【0034】
また、RAM126は制御部100の作業領域として使用されるメモリであり、ROM127は複合機1の動作プログラムが記憶され、必要に応じて他の動作制御プログラムが記憶されるものである。
【0035】
画像処理部120の各回路による、原稿上のマークに基づく画像加工処理については後述する。
【0036】
また、制御部100は、複合機1が実行可能な各機能を制御するスキャナコントローラ101,ファクシミリコントローラ102,プリンタコントローラ103,コピーコントローラ104及びネットワークコントローラ105として機能する。
【0037】
スキャナコントローラ101は、スキャナ部51の動作に必要な各部の動作制御を行うものである。ファクシミリコントローラ102は、ファクシミリ動作に必要な各部の動作制御を行うものであり、ファクシミリ通信に必要なデータの調整を行うファクシミリ通信部121を制御する。ファクシミリ通信部121には、データ送受信相手である相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)が備えられている。コピーコントローラ104は、コピー動作に必要な各部の動作制御を行うものである。
【0038】
プリンタコントローラ103は、プリンタ動作に必要な各部の動作制御を行うものである。このプリンタコントローラ103には、複数の信号線を用いて同時に数ビットまとめてデータを送るパラレル伝送で外部機器と接続するパラレルI/F部122と、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送で外部機器と接続するシリアルI/F部123とが接続されている。
【0039】
ネットワークコントローラ105は、本複合機1とネットワーク上のコンピュータ等との間で行われるデータ送受信を制御するものである。ネットワークコントローラ105は、ネットワークI/F部124を介して外部とデータを送受信させる。
【0040】
また、上述した操作部47も制御部100によって制御される。なお、操作キー部470は、スタートキー471、テンキー472、リセットキー474と、ストップキー475及び機能切換キー477等からなるものである。
【0041】
上記画像処理部120による、原稿上のマークに基づいた画像処理について説明する。図3は、原稿上のマークに基づいた画像処理時における画像処理部120内での画像データの流れを概念的に示す概略構成図、図4(a)はマーク部分を削除する処理前の原稿上の画像を示す図、(b)はマーク部分を削除する処理後に印刷される画像を示す図、図5(a)はマーク部分を抽出する処理前の原稿上の画像を示す図、(b)はマーク部分を抽出する処理後に印刷される画像を示す図である。
【0042】
複合機1の画像処理部120は、ユーザによって原稿上に書き込まれたマークm(図4(a),図5(a))がスキャナ部51によって読み取られた場合に、このマークmの横方向に位置する文字行(文字を示す画像の行単位の集合体)を削除して印刷データを生成する処理(図4(b))、又は抽出して印刷データを生成する処理を目的の1つとする(図5(b))。
【0043】
マーク判定回路1202は、スキャナ部51で読み取られた画像データの中にマークmを示すデータ成分(以下、マーク成分という)が含まれているかを、1つの走査ラインのデータ(以下、ラインデータという)毎に判定するものである。例えば、ラインデータの横方向にドットが規則性を持って頻繁に検出されたことをもって、このドットの集合体がマーク成分として認識される。
【0044】
ラインメモリ1203は、スキャナ部51で読み取られた画像データがラインデータ毎に格納されるものである。
【0045】
有効データセレクト回路1205は、マーク判定回路1202によるマーク成分有無の判定結果に基づいて、ラインメモリ1203から画像メモリ1207に書き出すラインデータを選択するものである。
【0046】
画像メモリ1207は、有効データセレクト回路1205によって選択されたラインデータが順に書き込まれるものであり、記録部40によって記録紙に画像形成される印刷データが蓄積されるものである。
【0047】
画像加工回路1209は、画像メモリ1207に格納されている印刷データを、記録部40に送出するために伸張処理及びアナログ変調処理等を行うものである。
【0048】
上記構成でなる画像処理部120において、スキャナ部51で読み取られた画像データがマーク判定回路1202に入力されると、画像データ中にマーク成分が含まれているかがラインデータ毎に判定される。マーク判定回路1202による判定後、ラインデータはラインメモリ1203に書き込まれ、マーク成分有無の判定結果がマーク判定回路1202から有効データセレクト回路1205に送出される。
【0049】
ラインメモリ1203に記憶されているラインデータは、有効データセレクト回路1205によって、画像メモリ1207に書き込むべきか否かが選択されるる。このとき、画像メモリ1207において順次行われるラインデータの書き込みでは、前回ラインデータを書き込んだ行の次の行のアドレスに、今回書き込むべきラインデータが続けて格納される。
【0050】
すなわち、有効データセレクト回路1205によって画像メモリ1207への書き込み対象として選択されなかったラインデータ分の領域は詰めて書き込まれる。このようにして書き込まれたラインデータ群で構成される画像メモリ1207内の画像データは、画像加工回路1209によって上記所定の画像処理が施された後、記録部40に送出される。
【0051】
原稿上でマークされた箇所の文字行を削除して印刷する場合における画像処理を説明する。図6は当該画像処理の流れを示すフローチャートである。スキャナ部51によって原稿上の画像が走査ライン毎に読み取られると(S1)、マーク判定回路1202によって各ラインデータにマーク成分が含まれるか否かが判定され(S2)、ラインメモリ1203にラインデータが書き込まれる(S3)。そして、マーク成分を含まないラインデータが有効データセレクト回路1205によって選択され(S4でNO)、画像メモリ1207に順次格納される(S5)。有効データセレクト回路1205によって選択されたラインデータは、上述したように、その直前にラインデータが書き込まれた行の直後の行のアドレスに書き込まれる。また、マーク成分が含まれているラインデータは有効データセレクト回路1205によっては選択されず、画像メモリ1207には書き込まれない(S6)。
【0052】
すなわち、スキャナ部51によって読み取られた画像データの内、マーク成分を含むラインデータは削除され、記録部40による印刷データとしては形成されず、記録紙に印刷されることはなくなる。これにより、原稿上に記載された画像のうち、マークが付されたラインデータにあたる部分は印刷されず、マークの付されていない後続の画像が詰めて印刷される(図4(b))。
【0053】
原稿上でマークされた箇所の文字行を抽出して印刷する場合における画像処理を説明する。図7はこの画像処理の流れを示すフローチャートである。スキャナ部51によって原稿上の画像が走査ライン毎に読み取られると(S11)、マーク判定回路1202によって各ラインデータにマーク成分を含まれるか否かが判定され(S12)、ラインメモリ1203にラインデータが書き込まれる(S13)。そして、マーク成分が含まれるラインデータが有効データセレクト回路1205によって選択され(S14でYES)、画像メモリ1207に順次格納される(S15)。このときの有効データセレクト回路1205の選択によって書き込まれる各ラインデータは、上記図6の処理と同様に、その直前にラインデータが書き込まれた行の直後の行のアドレスに書き込まれる。また、マーク成分が含まれていないラインデータは有効データセレクト回路1205によっては選択されず、画像メモリ1207には書き込まれない(S16)。
【0054】
すなわち、スキャナ部51によって読み取られた画像データの内、マーク成分を含ないラインデータは削除され、記録部40による印刷データとしては形成されず、記録紙に印刷されない。これにより、原稿上に記載された画像のうち、マークが付されたラインデータにあたる部分のみが抽出されて集約して印刷され、マークの付されていない画像は印刷されず、マークの付された後続の画像が詰めて印刷される(図5(b))。
【0055】
なお、上記各処理では特に示していないが、ラインデータに含まれるマーク成分は削除されて画像メモリ1207には書き込まれず、記録紙上に印刷されないようになっている。
【0056】
また、上記ラインデータの削除処理又は抽出処理のいずれを行うかの指示は、操作部47の操作キー部470、又は表示部473のタッチパネルからユーザによる外部操作で入力可能とされ、制御部100が操作部47から受け取る指示に基づいて、削除処理又は抽出処理のいずれを行うかを制御するようになっている。
【0057】
このように、本第1実施形態によれば、原稿上に所定のマークを付すという簡単な作業によって、画像を削除又は抽出する領域を特定できる。さらに、上記削除処理又は抽出処理後の画像データの印刷に必要な記録領域が低減するので、印刷時に消費する記録紙枚数を減らすことができる。
【0058】
次に、本発明に係る画像処理装置の第2実施形態を説明する。図8は第2実施形態に係る画像処理装置を備えた複合機1の電気的構成の概略を示す機能ブロック図、図9は原稿上のマークに基づいた画像加工処理を行う際における画像処理部120での画像データの流れを概念的に示す概略構成図である。第2実施形態に係る複合機1が備える画像処理部120には、画像処理回路1201、マーク判定回路1202、ラインメモリ1203、有効データセレクト回路1205、画像メモリ1207及び画像加工回路1209の他、更に、連結成分抽出回路1210、傾き検出回路1211及び文字行抽出回路1212が備えられている。
【0059】
第2実施形態に係る画像処理装置の画像処理部120は、スキャナ部51によって読み取られた画像データに基づいて、原稿上に記載されている文字行を判断し、原稿上のマークに基づく画像処理を当該文字行毎に行うものである。
【0060】
連結成分抽出回路1210は、スキャナ部51から送られてくるラインデータ群について、何ライン目から何ライン目までを1つの文字行として扱うかを判断するものである。連結成分抽出回路1210は、スキャナ部51から送られてくる各ラインデータに、モノクロ印刷の場合は黒成分、カラー印刷の場合は色成分(Y,M,C,K)を示すデータが含まれるか否かを検出し、これらの色成分データを含まないラインデータが、予め設定しておいた所定数だけ続くと、これら所定数のラインデータの直前に読み取られた、色成分データを含む連続して連なるラインデータ群を1つの文字行と判定する。
【0061】
傾き検出回路1211は、スキャナ部51によって読み取られた画像データの傾きを検出するものである。この傾き検出を行うのは、文字行に傾きが生じていると、文字行単位で画像データを削除の対象としても正確に画像データを消去できない原因となるからである。傾き検出回路1211による傾き検出は、例えば、スキャナ部51によって読み取られた画像データ中から線を示す画像データを抽出し、傾きがないものとして予め設定されている基準線に対する黒線の傾きnを求めて傾きnを補正するようにする。
【0062】
文字行抽出回路1212は、連結成分抽出回路1210による何ライン目から何ライン目までを1つの文字行として扱うかの判定と、傾き検出回路1211による傾き検出に基づいて、1つの文字行として扱う画像データを抽出するものである。文字行抽出回路1212による、1つの文字行を構成する画像データの情報はマーク判定回路1202に送られる。
【0063】
原稿上でマークされた箇所の文字行を削除して印刷する場合における画像処理を説明する。図10は当該画像処理の流れを示すフローチャートである。スキャナ部51によって原稿上の画像が走査ライン毎に読み取られると(S21)、連結成分抽出回路1210によって、何ライン目から何ライン目までを1つの文字行とするかが判定される(S22)。次に、傾き検出回路1211によって読み取られた画像データに基づいて、画像データの傾きが検出される(S23)。この傾きに基づいて、上記文字行を構成する画像データが補正され、文字行に該当する画像データが抽出される(S24)。
【0064】
この後、マーク判定回路1202に画像データが送られ、マーク判定回路1202によって当該文字行の画像データにマーク成分が含まれるか否かが判定された後(S25)、当該文字行の画像データがラインメモリ1203に書き込まれる(S26)。そして、マーク成分を含まない文字行の画像データが有効データセレクト回路1205によって選択され(S27でNO)、画像メモリ1207に順次格納される(S29)。このときの有効データセレクト回路1205の選択によって書き込まれる各画像データは、その直前に画像データが書き込まれた行の直後の行のアドレスから書き込まれる。また、マーク成分が含まれる文字行の画像データは有効データセレクト回路1205によっては選択されず(S27でYES)、画像メモリ1207には書き込まれない(S28)。
【0065】
すなわち、マーク成分を含むか否かが、文字行の画像データ毎に判定され、この文字行の画像データの中にマーク成分が検出されると、文字行を示す画像データの全てが画像メモリ1207に書き込まれず、最終的な印刷データからは削除されることになる。
【0066】
原稿上でマークされた箇所の文字行を抽出して印刷する場合における画像処理を説明する。図11は当該画像処理の流れを示すフローチャートである。なお、上記図10と同様の処理は説明を省略する。
スキャナ部51によって原稿上の画像が走査ライン毎に読み取られると(S31)、連結成分抽出回路1210によって、何ライン目から何ライン目までを1つの文字行とするかが判定される(S32)。次に、傾き検出回路1211によって読み取られた画像データに基づいて、画像データの傾きが検出される(S33)。この傾きに基づいて、上記文字行を構成する画像データが補正され、文字行に該当する画像データが抽出される(S34)。
【0067】
この後、マーク判定回路1202に画像データが送られ、マーク判定回路1202によって当該文字行の画像データにマーク成分が含まれるか否かが判定された後(S35)、当該文字行の画像データがラインメモリ1203に書き込まれる(S36)。そして、マーク成分を含む文字行の画像データが有効データセレクト回路1205によって選択され(S37でYES)、画像メモリ1207に順次格納される(S39)。このときの有効データセレクト回路1205の選択によって書き込まれる各画像データは、その直前に画像データが書き込まれた行の直後の行のアドレスから書き込まれる。また、マーク成分が含まれない文字行の画像データは有効データセレクト回路1205によっては選択されず(S37でNO)、画像メモリ1207には書き込まれない(S38)。
【0068】
すなわち、マーク成分を含むか否かが、文字行の画像データ毎に判定され、この文字行の画像データの中にマーク成分が検出されないと、文字行を示す画像データの全てが画像メモリ1207に書き込まれず、最終的な印刷データからは削除される。
【0069】
なお、ラインデータに含まれるマーク成分は記録紙上に印刷されない点、及び上記ラインデータの削除処理又は抽出処理のいずれを行うかを操作部47から受け取る指示に基づいて制御部100が制御する点は、第1実施形態と同様である。
【0070】
このように文字行を示す画像データ単位でマーク成分の有無を検出し、文字行毎に画像データを削除処理又は抽出処理を行う場合は、ユーザが誤って原稿上に記載された文字行の途中までしかマークをしなかったとしても、文字行全体を正確に削除又は抽出して印刷を行うことができる。例えば、上記第1実施形態の場合は、ラインデータ毎にマーク成分の有無を検出し、ラインデータ毎に削除又は抽出処理を行うため、図12(a)に示すように、原稿P上で文字行の途中までしかマークがされていないと、図12(b)に示すように、文字行の途中までしか削除又は抽出されないで印刷されるが、第2実施形態の場合は、図12(a)に示すように、原稿P上で文字行の途中までしかマークがされていなくても、図12(c)に示すように、マークが架かっている文字行は全て削除又は抽出されて印刷される。そのため、ユーザは画像処理対象部分を特定するためのマーク作業に精度が要求されず、マーク作業を簡単に行うことができる。
【0071】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、マーク成分の有無に基づくデータ削除又は抽出処理を画像処理部120の回路群によって行うものとしているが、複合機1のROM127等の記憶媒体に、本発明に係る偽造防止用ドットパターンの重畳処理を実行するためのプログラムを記憶させておき、上記回路群によって実現される機能をソフトウェア上で実現することも可能である。
【0072】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載の発明によれば、画像読取手段によって読み取られた走査ライン上からマーク検出手段によって所定のマークを示す成分が検出され、印刷データ生成手段によって、このマーク成分が検出された走査ラインの画像が削除され、削除した走査ラインの領域を詰めて、後続の走査ラインの画像を配置した印刷データが生成されるので、原稿上に所定のマークを付すという簡単な作業によって、削除したい画像を特定することができると共に、上記削除処理後の画像データの印刷に必要な記録領域を低減させて、印刷時に消費する記録紙枚数を減らすことができる。
【0073】
また、請求項2に記載の発明によれば、画像読取手段によって読み取られた走査ライン上からマーク検出手段によって所定のマークを示す成分が検出され、印刷データ生成手段によって、このマーク成分が検出された走査ラインの画像が抽出され、他の走査ラインの画像を削除して、後続の走査ラインの画像を配置した印刷データが生成されるので、原稿上に所定のマークを付すという簡単な作業によって、抽出したい画像を特定することができると共に、上記抽出処理後の画像データの印刷に必要な記録領域を低減させて、印刷時に消費する記録紙枚数を減らすことができる。
【0074】
また、請求項3に記載の発明によれば、指示入力手段に入力された指示に基づいて、上記マークが属する走査ラインの画像に対して削除処理又は抽出処理のいずれかが行われるので、操作者は操作指示手段から指示を入力することによって、所定マークを付した画像を削除して印刷するか、抽出して印刷するかを選択することができる。
【0075】
また、請求項4に記載の発明によれば、画像読取手段によって読み取られた画像から文字行抽出手段によって文字行を構成する画像が抽出され、印刷データ生成手段が、マーク検出手段によって所定のマークを示す成分が検出された文字行の画像を削除し、該削除した領域を詰めて後続の文字行の画像を配置して印刷データを生成するので、原稿上に記載された画像に所定のマークを付すという簡単な作業によって、画像を削除する領域を特定できると共に、上記削除処理後の画像データの印刷に必要な記録領域を低減させて、印刷時に消費される記録紙枚数を減らすことができる。
【0076】
さらに、文字行を示す画像データ単位でマーク成分の有無を検出し、文字行毎に画像データを削除処理するので、ユーザが誤って原稿上に記載された文字行の途中までしかマークをしなかったとしても、文字行全体を正確に削除して印刷することができる。
【0077】
また、請求項5に記載の発明によれば、画像読取手段によって読み取られた画像から文字行抽出手段によって文字行を構成する画像が抽出され、印刷データ生成手段が、マーク検出手段によって所定のマークを示す成分が検出された文字行の画像を抽出して他の文字行の画像を削除し、該抽出した画像を集約して印刷データを生成するので、原稿上に記載された画像に対して所定のマークを付すという簡単な作業によって、抽出して印刷したい画像を特定できると共に、上記抽出処理後の画像が集約されて印刷データが生成され、抽出されない領域の画像は印刷データとして生成されないことから、抽出処理後の印刷データの印刷に必要な記録領域を低減させて、印刷時に消費する記録紙枚数を減らすことができる。
【0078】
さらに、文字行を示す画像データ単位でマーク成分の有無を検出し、文字行毎に画像データを抽出処理するので、ユーザが誤って原稿上に記載された文字行の途中までしかマークをしなかったとしても、文字行全体を正確に抽出して印刷することができる。
【0079】
また、請求項6に記載の発明によれば、指示入力手段に入力された指示に基づいて、文字行の画像に対して削除処理又は抽出処理のいずれかが行われるので、操作者は操作指示手段から指示を入力することによって、所定マークを付した画像を削除して印刷するか、抽出して印刷するかを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像処理装置を備えた複合機の内部構成例を概略的に示す側面図である。
【図2】複合機の電気的構成の概略を示す機能ブロック図である。
【図3】原稿上のマークに基づいた画像処理時における画像処理部内での画像データの流れを概念的に示す概略構成図である。
【図4】(a)はマーク部分を削除する処理前の原稿上の画像を示す図、(b)はマーク部分を削除する処理後に印刷される画像を示す図
【図5】(a)はマーク部分を抽出する処理前の原稿上の画像を示す図、(b)はマーク部分を抽出する処理後に印刷される画像を示す図である。
【図6】原稿上でマークされた箇所の文字行を削除して印刷する場合における画像処理を示すフローチャートである。
【図7】原稿上でマークされた箇所の文字行を抽出して印刷する場合における画像処理を示すフローチャートである。
【図8】第2実施形態に係る画像処理装置を備えた複合機の電気的構成の概略を示す機能ブロック図である。
【図9】原稿上のマークに基づいた画像加工処理を行う際における画像処理部での画像データの流れを概念的に示す概略構成図である。
【図10】原稿上でマークされた箇所の文字行を削除して印刷する場合における画像処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】原稿上でマークされた箇所の文字行を抽出して印刷する場合における画像処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】(a)はマークが付された状態の原稿上の画像を示す図、(b)は文字の途中までしかマークが付されていない場合に、ラインデータ毎にマーク箇所を削除する処理を行った後に印刷される画像を示す図、(c)は文字の途中までしかマークが付されていない場合に、文字行毎にマーク箇所を削除する処理を行った後に印刷される画像を示す図である。
【符号の説明】
1 複合機
47 操作部(指示入力手段)
51 スキャナ部(画像読取手段)
100 制御部(制御手段)
120 画像処理部
1201 ラインデータ
1202 マーク判定回路(マーク検出手段)
1205 有効データセレクト回路(印刷データ生成手段)
1207 画像メモリ
1209 画像加工回路
1210 連結成分抽出回路(文字行抽出手段)
1211 傾き検出回路
1212 文字行抽出回路(文字行抽出手段)
m マーク

Claims (6)

  1. 原稿上において所定のマークが付されている領域の画像を加工する画像処理装置であって、
    原稿上の画像を走査ライン毎に読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段によって走査ライン毎に読み取られた画像から所定のマークを示す成分を検出するマーク検出手段と、
    前記画像読取手段によって読み取られた画像から、前記マーク検出手段によって所定のマークを示す成分が検出された走査ラインの画像を削除し、該削除した走査ラインの領域を詰めて、後続の走査ラインの画像を配置して印刷データを生成する印刷データ生成手段と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 原稿上において所定のマークが付されている領域の画像を加工する画像処理装置であって、
    原稿上の画像を走査ライン毎に読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段によって走査ライン毎に読み取られた画像から所定のマークを示す成分を検出するマーク検出手段と、
    前記画像読取手段によって読み取られた画像から、前記マーク検出手段によって所定のマークを示す成分が検出された走査ラインの画像を抽出して他の走査ラインの画像を削除し、該抽出した走査ラインの画像を集約して印刷データを生成する印刷データ生成手段と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  3. 外部操作によって画像処理に関する指示が入力される指示入力手段と、
    前記指示入力手段に入力された指示に基づいて、前記所定のマークを示す成分が検出された走査ラインの画像に対して前記印刷データ生成手段に削除処理又は抽出処理のいずれを行わせるかを制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 原稿上において所定のマークが付されている領域の画像を加工する画像処理装置であって、
    原稿上の画像を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段によって読み取られた画像から文字行を構成する画像を抽出する文字行抽出手段と、
    前記文字行抽出手段によって抽出された文字行を構成する画像から所定のマークを示す成分を検出するマーク検出手段と、
    前記マーク検出手段によって所定のマークを示す成分が検出された文字行の画像を削除し、該削除した領域を詰めて後続の文字行の画像を配置して印刷データを生成する印刷データ生成手段と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  5. 原稿上において所定のマークが付されている領域の画像を加工する画像処理装置であって、
    原稿上の画像を読み取る画像読取手段と、
    前記画像読取手段によって読み取られた画像から文字行を構成する画像を抽出する文字行抽出手段と、
    前記文字行抽出手段によって抽出された文字行を構成する画像から所定のマークを示す成分を検出するマーク検出手段と、
    前記マーク検出手段によって所定のマークを示す成分が検出された文字行の画像を抽出して他の文字行の画像を削除し、該抽出した画像を集約して印刷データを生成する印刷データ生成手段と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  6. 外部操作によって画像処理に関する指示が入力される指示入力手段と、
    前記指示入力手段に入力された指示に基づいて、前記所定のマークを示す成分が検出された文字行の画像に対して前記印刷データ生成手段に削除処理又は抽出処理のいずれを行わせるかを制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の画像処理装置。
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