JP2004303962A - 高周波回路基板及びその製造方法 - Google Patents

高周波回路基板及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高周波電流の損失を低減し、高周波信号の伝達速度の向上を図ることができる高周波回路基板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】絶縁基板301上の配線経路に沿って配置した金属導体601の表面にカーボンナノチューブやフェラーレン等のカーボン分子を含む印刷用インクを塗布して乾燥させ、カーボン分子を金属導体601の表面に配置し、高周波電流を周知の表皮効果によってカーボン分子間に発生する容量結合を介して伝達させる。これにより、配線の電気抵抗における純抵抗成分が低減され、該純抵抗成分による高周波電流の損失が低減される。さらに、信号伝達を担う電子の移動速度が通常の金属導体よりも高速となるため、配線における電気信号の伝達速度が向上する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高周波回路基板及びその製造方法に関し、特に回路基板上の配線 における高周波電流の損失を低減し伝達速度の向上を図ることができる高周波回路基板及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子機器においては機器の小型化に伴って印刷回路基板に配線を形成し、この基板上に電子部品を実装することがほとんどである。この様な印刷回路基板としては、例えば、特開2001−308548号公報に開示されるような樹脂基板を用いるものや、特開2001−267725号公報に開示されるようなセラミック基板を用いるもの、或いは、特開2002−26474号公報に開示されるようなプラスチックフィルムを基板として用いるものなど様々な回路基板が存在する。また、回路基板に形成される配線としては、ほとんどの場合、銅などの金属導体が用いられている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−308548号公報
【特許文献2】
特開2001−267725号公報
【特許文献3】
特開2002−26474号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記金属導体からなる配線に高周波信号(高周波電流)を流すと、配線の電気抵抗によって損失が生じたり、さらにはこの損失によって生じる信号の歪みよって信号の送れを生じたりもする。この損失を低減するために、高周波電流を通電する配線としてマイクロストリップ線路等を用いてインピーダンスの整合を図る方法がとられている。
【0005】
しかし、近年の電子機器においてはGHz帯の電波を用いた高周波通信を行う機器やGHz帯のクロック信号によって動作するCPUを用いた機器も多数開発されており、この様な電子機器ではマイクロストリップ線路等を用いたインピーダンスの整合を行っても上記損失の低減には限界が生じている。
【0006】
本発明の目的は上記の問題点に鑑み、高周波電流の損失を低減し、高周波信号の伝達速度の向上を図ることができる高周波回路基板及びその製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するために、絶縁基板上に高周波電流を通電する配線が形成されてなる高周波回路基板において、前記配線の経路に沿って所定の間隔で配置された複数の炭素分子を有する高周波回路基板を提案する。
【0008】
本発明の高周波回路基板によれば、高周波電流は周知の表皮効果によって前記炭素分子間に発生する容量結合を介して前記炭素分子間を伝達する。これにより、前記配線の電気抵抗における純抵抗成分が低減され、該純抵抗成分による前記高周波電流の損失が低減される。さらに、信号伝達を担う電子の移動速度が通常の金属導体よりも高速となるため、前記配線における電気信号の伝達速度が向上する。
【0009】
また、本発明は、上記構成の高周波回路基板において、前記配線の経路に沿って配置された複数の炭素分子及び該炭素分子を前記絶縁基板に接着する接着剤のみによって前記配線が形成されている高周波回路基板を提案する。
【0010】
本発明の高周波回路基板によれば、配線経路に沿って配置された複数の炭素分子のみによって配線が形成され、高周波電流は前記炭素分子間に発生する容量結合を介して前記炭素分子間を伝達する。これにより、前記配線の電気抵抗における純抵抗成分が低減され、該純抵抗成分による前記高周波電流の損失が低減される。さらに、信号伝達を担う電子の移動速度が通常の金属導体よりも高速となるため、前記配線における電気信号の伝達速度が向上する。
【0011】
また、本発明は、上記構成の高周波回路基板において、前記配線の経路に沿って配置された金属導体と、該金属導体の表面に配置された前記炭素分子とから前記配線が形成されている高周波回路基板を提案する。
【0012】
本発明の高周波回路基板によれば、配線経路に沿って配置された金属導体と、該金属導体の表面に配置された前記炭素分子とから前記配線が形成され、高周波電流は表皮効果によって前記金属導体の表面しか流れない。このため、高周波電流は、前記金属導体の表面に配置された炭素分子間に発生する容量結合を介して前記炭素分子間を伝達する。これにより、前記配線の電気抵抗における純抵抗成分が低減され、該純抵抗成分による前記高周波電流の損失が低減される。さらに、信号伝達を担う電子の移動速度が通常の金属導体よりも高速となるため、前記配線における電気信号の伝達速度が向上する。
【0013】
また、本発明は、上記構成の高周波回路基板において、前記複数の炭素分子がフェラーレンからなる高周波回路基板を提案する。
【0014】
本発明の高周波回路基板によれば、高周波電流は隣り合う前記フェラーレン間に発生する容量結合を介して前記フェラーレン間を前記配線経路に沿って伝達する。
【0015】
また、本発明は、上記構成の高周波回路基板において、前記複数の炭素分子がカーボンナノチューブからなる高周波回路基板を提案する。
【0016】
本発明の高周波回路基板によれば、高周波電流は隣り合う前記カーボンナノチューブ間に発生する容量結合を介して前記カーボンナノチューブ間を前記配線経路に沿って伝達する。
【0017】
また、本発明は、上記構成の高周波回路基板において、前記カーボンナノチューブが同一方向に整列している高周波回路基板を提案する。
【0018】
本発明の高周波回路基板によれば、カーボンナノチューブが同一方向に整列しているため、カーボンナノチューブの配置における密度が高められるので、隣り合うカーボンナノチューブ間における電子の移動効率が高められる。
【0019】
また、本発明は、上記構成の高周波回路基板において、前記配線がアンテナである高周波回路基板を提案する。
【0020】
本発明の高周波回路基板によれば、前記配線における複数の炭素分子によってアンテナが形成され、該アンテナを用いた電磁波の輻射および受波が可能になる。
【0021】
また、本発明は、上記構成の高周波回路基板において、前記絶縁基板がセラミックからなる高周波回路基板を提案する。
【0022】
本発明の高周波回路基板によれば、セラミックからなる絶縁基板上に前記配線経路に沿って所定の間隔で配置された複数の炭素分子を有する配線が形成されている。
【0023】
また、本発明は、上記構成の高周波回路基板において、前記絶縁基板が樹脂からなる高周波回路基板を提案する。
【0024】
本発明の高周波回路基板によれば、樹脂からなる絶縁基板上に前記配線経路に沿って所定の間隔で配置された複数の炭素分子を有する配線が形成されている。
【0025】
また、本発明は、上記構成の高周波回路基板において、前記絶縁基板がプラスチックフィルムからなる高周波回路基板を提案する。
【0026】
本発明の高周波回路基板によれば、プラスチックフィルムからなる絶縁基板上に前記配線経路に沿って所定の間隔で配置された複数の炭素分子を有する配線が形成されている。
【0027】
さらに、本発明は、上記高周波回路基板の製造方法として、絶縁基板上に高周波電流を通電する配線が形成されてなる高周波回路基板の製造方法において、炭素分子を液体状の接着剤に混合した混合物を生成するステップと、該混合物を前記配線の経路に沿って前記絶縁基板上に塗布するステップと、前記塗布した混合物の接着剤を固化して前記配線を形成するステップとを含む高周波回路基板の製造方法を提案する。
【0028】
本発明の高周波回路基板の製造方法によれば、炭素分子を液体状の接着剤に混合した混合物が絶縁基板上の配線の経路に沿って前記絶縁基板上に塗布され、前記塗布され混合物の接着剤が固化されて配線が形成される。
【0029】
この様にして形成された高周波回路基板では、上記のように、高周波電流は周知の表皮効果によって前記炭素分子間に発生する容量結合を介して前記炭素分子間を伝達する。これにより、前記配線の電気抵抗における純抵抗成分が低減され、該純抵抗成分による前記高周波電流の損失が低減される。さらに、信号伝達を担う電子の移動速度が通常の金属導体よりも高速となるため、前記配線における電気信号の伝達速度が向上する。
【0030】
また、本発明は、上記高周波回路基板の製造方法として、絶縁基板上に高周波電流を通電する配線が形成されてなる高周波回路基板の製造方法において、炭素分子を液体状の接着剤に混合した混合物を生成するステップと、前記絶縁基板上に前記配線の経路に沿って金属導体を配置するステップと、前記金属導体の表面に前記混合物を塗布するステップと、前記塗布した混合物の接着剤を固化して前記配線を形成するステップとを含む高周波回路基板の製造方法を提案する。
【0031】
本発明の高周波回路基板の製造方法では、炭素分子を液体状の接着剤に混合した混合物が生成されると共に、配線の経路に沿って絶縁基板上に金属導体が配置され、該金属導体の表面に前記混合物が塗布され、前記塗布された混合物の接着剤が固化されて配線が形成される。
【0032】
この様にして形成された高周波回路基板では、上記のように、配線経路に沿って配置された金属導体と、該金属導体の表面に配置された前記炭素分子とから前記配線が形成され、高周波電流は表皮効果によって前記金属導体の表面しか流れない。このため、高周波電流は、前記金属導体の表面に配置された炭素分子間に発生する容量結合を介して前記炭素分子間を伝達する。これにより、前記配線の電気抵抗における純抵抗成分が低減され、該純抵抗成分による前記高周波電流の損失が低減される。さらに、信号伝達を担う電子の移動速度が通常の金属導体よりも高速となるため、前記配線における電気信号の伝達速度が向上する。
【0033】
また、本発明は、上記高周波回路基板の製造方法において、前記炭素分子としてフェラーレンを用いる高周波回路基板の製造方法を提案する。
【0034】
本発明の高周波回路基板の製造方法では、フェラーレンを液体状の接着剤に混合した混合物が生成されると共に、配線の経路に沿って前記混合物が塗布され、前記塗布された混合物の接着剤が固化されて配線が形成される。
【0035】
また、本発明は、上記高周波回路基板の製造方法において、前記炭素分子としてカーボンナノチューブを用いる高周波回路基板の製造方法を提案する。
【0036】
本発明の高周波回路基板の製造方法では、カーボンナノチューブを液体状の接着剤に混合した混合物が生成されると共に、配線の経路に沿って前記混合物が塗布され、前記塗布された混合物の接着剤が固化されて配線が形成される。
【0037】
また、本発明は、上記高周波回路基板の製造方法において、前記金属導体の表面に前記混合物を塗布した後、前記接着剤を固化する前に、前記混合物に磁界を印加して前記カーボンナノチューブを所定方向に整列させるステップを含む高周波回路基板の製造方法を提案する。
【0038】
本発明の高周波回路基板の製造方法では、金属導体の表面に前記カーボンナノチューブと接着剤との混合物が塗布された後、前記接着剤が固化される前に、前記混合物に磁界が印加されて前記カーボンナノチューブが所定方向に整列される。このように、カーボンナノチューブが同一方向に整列しているため、カーボンナノチューブの配置における密度が高められるので、回路基板の使用時において、隣り合うカーボンナノチューブ間における電子の移動効率が高められる。
【0039】
また、本発明は、上記高周波回路基板の製造方法において、前記金属導体の表面に前記混合物を塗布した後、前記接着剤を固化する前に、前記混合物に電界を印加して前記カーボンナノチューブを所定方向に整列させるステップを含む高周波回路基板の製造方法を提案する。
【0040】
本発明の高周波回路基板の製造方法では、金属導体の表面に前記カーボンナノチューブと接着剤との混合物が塗布された後、前記接着剤が固化される前に、前記混合物に電界て印加されて前記カーボンナノチューブが所定方向に整列される。
【0041】
このように、カーボンナノチューブが同一方向に整列しているため、カーボンナノチューブの配置における密度が高められるので、回路基板の使用時において、隣り合うカーボンナノチューブ間における電子の移動効率が高められる。
【0042】
また、本発明は、上記高周波回路基板の製造方法において、前記電界の電気力線の方向が前記配線経路方向に一致するように前記電界を印加する高周波回路基板の製造方法を提案する。
【0043】
本発明の高周波回路基板の製造方法では、前記電界の電気力線の方向が前記配線経路方向に一致するように前記電界が印加されることによって、前記カーボンナノチューブの長手方向が前記配線経路方向に一致するように整列される。
【0044】
また、本発明は、上記高周波回路基板の製造方法において、前記絶縁基板としてセラミック基板を用いる高周波回路基板の製造方法を提案する。
【0045】
本発明の高周波回路基板の製造方法では、セラミックからなる絶縁基板上に記配線の経路に沿って所定の間隔で配置された複数の炭素分子を有する配線が形成されて高周波回路基板が製造される。
【0046】
また、本発明は、上記高周波回路基板の製造方法において、前記絶縁基板として樹脂基板を用いる高周波回路基板の製造方法を提案する。
【0047】
本発明の高周波回路基板の製造方法では、樹脂からなる絶縁基板上に記配線の経路に沿って所定の間隔で配置された複数の炭素分子を有する配線が形成されて高周波回路基板が製造される。
【0048】
また、本発明は、上記高周波回路基板の製造方法において、前記絶縁基板としてプラスチックフィルム基板を用いる高周波回路基板の製造方法を提案する。
【0049】
本発明の高周波回路基板の製造方法では、プラスチックフィルムからなる絶縁基板上に記配線の経路に沿って所定の間隔で配置された複数の炭素分子を有する配線が形成されて高周波回路基板が製造される。
【0050】
また、本発明は、上記高周波回路基板の製造方法において、前記接着剤として印刷用インクを用いる高周波回路基板の製造方法を提案する。
【0051】
本発明の高周波回路基板の製造方法では、炭素分子を液体状の印刷用インクに混合した混合物が絶縁基板上の配線の経路に沿って前記絶縁基板上に塗布され、前記塗布され混合物の印刷用インクが固化されて配線が形成される。
【0052】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
【0053】
図1は本発明の第1実施形態における高周波回路基板を用いたタイヤ監視システムの全体を示す構成図、図2は本発明の第1実施形態における高周波回路基板を用いたタイヤ装着用センサ装置の本体を示す平面図、図3は図2におけるA−A線矢視方向断面図、図4は本発明の第1実施形態における高周波回路基板の配線を説明する図、図5は本発明の第1実施形態におけるタイヤ装着用センサ装置の電気系回路を示すブロック図である。
【0054】
図1において、1は車両であり、例えば4輪の普通乗用車で、4つの車輪2のそれぞれにはタイヤの状態を検知するタイヤ装着用センサ装置(以下、単にセンサ装置と称する)3が設けられている。
【0055】
また、運転席近傍にはコントローラ4aと表示パネル4bとを含むモニタ装置本体4が設置されている。さらに、モニタ装置本体4に接続されたアンテナ5が車両のほぼ中央部に設けられている。
【0056】
センサ装置3は、図2に示すように、例えばベースとなる基板がセラミックからなる印刷回路基板(高周波回路基板)301と、印刷回路基板301に実装されたIC(半導体集積回路)302〜304によって構成され、これらは図示せぬ絶縁性樹脂によって被覆されている。
【0057】
IC302,303は後述するアンテナ切替器32A,32bを構成するものであり、IC304は後述する整流回路33、中央処理部34、検波部35、発信部36、センサ部37を構成するものである。
【0058】
また、印刷回路基板301上には、後述する第1アンテナ31Aと第2アンテナ31Bが直線状のプリント配線によって形成されており、例えば単一型のアンテナであり、互いに直角をなすように配置されている。
【0059】
さらに、印刷回路基板301の表裏面には、第1及び第2アンテナ31A,31B及びIC302〜304の間を接続する配線401〜412,501〜504が形成されていると共に、表裏面の配線を所定位置にて接続するビアホール導体420(図中の黒点)が設けられている。配線404は後述する整流回路33及び検波部36とアンテナ切替器32Bとを接続し、配線405は高周波増幅回路363とアンテナ切替器32Bとを接続し、それぞれ高周波電流が通電される配線である。また、配線401〜403も同様に高周波電流を通電する配線である。
【0060】
配線409,501〜503は接地用配線であり、配線406,411,504はアンテナ切替器32A,32Bを駆動するための電力を供給する配線である。また、配線407,408はアンテナ切替器32A,32Bを切替制御するための信号電流を通電するため或いは信号電圧を印加するための配線である。
【0061】
また、これらの第1及び第2アンテナ31A,31Bと配線401〜412,501〜504は、例えば、図3に示すように印刷回路基板301上の配線経路に沿って設けられた金属導体601とその表面に所定間隔で配置された複数のカーボン分子(炭素分子)とから構成されている。これらのカーボン分子は、カーボン分子を含む印刷用インク602を金属導体601の表面に塗布して固化することにより金属導体601の表面に接着した状態で配置される。この様に印刷用インクを接着剤として用いることにより、非常に低コストでカーボン分子を配置することができる。
【0062】
これにより、複数のカーボン分子は分子レベルの間隔をあけて配置される。このカーボン分子として、本実施形態では周知のカーボンナノチューブを用いている。カーボンナノチューブは、炭素分子の一種であり、炭素原子が複数結合してできた直径が1nm、長さが1/100〜1/10mmの円筒形物質である。
【0063】
さらに、図4に示すように、本実施形態では金属導体601の表面において、各カーボンナノチューブ603はその長さ方向が通電方向、すなわち金属導体601の長さ方向に一致するように配置されている。このように各カーボンナノチューブ603を整列させるには、カーボンナノチューブ603を含む印刷用インク602を金属導体601の表面に塗布した後、これが乾燥して固化する前に、金属導体601の長さ方向に電界或いは磁界(例えば1000ガウス程度)を印加しこの状態で印刷用インクを乾燥させて固化すればよい。尚、図4においては理解し易いように金属導体601に対するカーボンナノチューブ603の寸法比を実際とは変えて描いてある。
【0064】
一方、センサ装置3の電気系回路は、図5に示すように、第1アンテナ31Aと、第2アンテナ31B、第1アンテナ切替器32A、第2アンテナ切替器32B、整流回路33、中央処理部34、検波部35、発信部36、センサ部37から構成されている。
【0065】
アンテナ31A,31Bは、アンテナ5との間で電磁波を用いて通信するためのもので、例えばGHz帯の所定の通信周波数に整合されている。
【0066】
アンテナ切替器32A、32Bは、例えば電子スイッチ等から構成され、中央処理部34の制御によってそれぞれ個別に切り替わり、アンテナ31或いはアンテナ32と整流回路33及び検波部35との接続とを切り替えるとともに、アンテナ31或いはアンテナ32と発信部36との接続とを切り替える。
【0067】
整流回路33は、ダイオード331,332と、コンデンサ333、抵抗器334から構成され、周知の全波整流回路を形成している。この整流回路33の入力側にはアンテナ切替器31A,32Bを介してアンテナ32が接続されている。整流回路33は、中継装置4から送信された情報要求信号によってアンテナ31に誘起した高周波電流を整流して直流電流に変換してコンデンサ333に蓄え、これを中央処理部34、検波部35、及び発信部36の駆動電源として出力するものである。コンデンサ333は平滑と蓄電の両作用をなすが、一時的な蓄電用にスーパーキャパシタや2次電池を設けても良い。
【0068】
中央処理部34は、周知のCPU341と、ディジタル/アナログ(以下、D/Aと称する)変換回路342、記憶部343から構成されている。CPU341は、記憶部343の半導体メモリに格納されているプログラムに基づいて動作し、電源が供給されて駆動すると、センサ部37に対して電源部38の電池381を接続してセンサ部37を駆動し、センサ検知データを中継装置4にワイヤレスで送信する。さらに、CPU341は、受信した信号の中に書き込み命令と共に書き込み対象情報が含まれているときには、この書き込み命令に従って記憶部341内の情報の書き換えや追加或いは削除を行う。
【0069】
また、CPU341のプログラムには、中継装置4から後述する自己の識別情報を指定した情報要求信号を受信したときに応答信号を送信するように設定されている。本実施形態では、情報要求信号には情報要求であることを示すヘッダ部を設け、応答信号には応答であることを表すヘッダ部を設けることによって、情報要求信号と応答信号とを区別できるようにしている。
【0070】
記憶部343は、CPU341を動作させるプログラムが記録されたROMと、例えばEEPROM(electrically erasable programmable read−only memory)等の電気的に書き換え可能な不揮発性の半導体メモリとからなり、個々の検知装置3に固有の識別情報が、製造時に記憶部343内の書き換え不可に指定された領域に予め記憶されている。
【0071】
検波部35は、ダイオード351とアナログ/ディジタル(以下、単にA/Dと称する)変換器352からなり、ダイオード351のアノードはアンテナ31に接続され、カソードはA/D変換器352を介して中央処理部34のCPU341に接続されている。これにより、受信した信号は検波部35によってディジタルデータに変換されてCPU341に入力される。
【0072】
発信部36は、発振回路361、変調回路362及び高周波増幅回路363から構成され、発振回路361によって発振された搬送波を、中央処理部34から入力した情報信号に基づいて変調回路362で変調し、これを高周波増幅回路363及びアンテナ切替器32A,32Bを介して第1アンテナ31Aまたは第2アンテナ31Bに供給する。
【0073】
センサ部37は、センサ371とA/D変換回路372から構成されている。センサ371としてはタイヤ2の状態を検知して電気信号に変換して出力するセンサが用いられ、例えば空気圧センサや温度センサ、圧力センサ、湿度センサ、振動センサなどである。本実施形態では、センサ371としてタイヤ内部の空気圧を検知して空気圧に対応した電圧を出力する空気圧センサを構成した。
【0074】
A/D変換回路372は、入力されたセンサ371の出力電圧をディジタル値に変換してCPU341に対して出力する。尚、センサ371の検知結果は正常と異常とを判別できるほかに要注意状態にあることを判別できるように3段階以上に表すことが好ましく、ディジタル値では2ビット以上のディジタル値に変換することが好ましい。本実施形態では8ビットのディジタル値に変換するA/D変換回路374を用いている。
【0075】
次に、前述の構成よりなる第1実施形態の動作について図6に示す処理フローチャート及び図7に示す応答信号送信タイミングチャートを参照して説明する。
【0076】
モニタ装置本体4は、各センサ装置3に対する情報要求信号を送信する。このときモニタ装置本体4は、個々のセンサ装置3毎にその識別情報を指定した情報要求信号を送信する。この後、モニタ装置本体4は、送信した情報要求信号に対する全てのセンサ装置3からの応答信号を受信したか否かを判定し、全ての応答信号を受信できたときは、受信した応答信号から識別情報と検知情報とを抽出する。さらに、抽出した検知情報から空気圧データを解析して、表示パネル4bの液晶表示器に各タイヤ22の空気圧を数字表示する。この後、モニタ装置本体4は、前述した処理を繰り返す。
【0077】
一方、センサ装置3は、モニタ装置本体4から送信された情報要求信号によって駆動エネルギーが供給されて動作を開始すると、自己の識別情報を指定した情報要求信号を受信したか否かを判定し(SA1)、自己の識別情報を含む情報要求信号を受信したときはセンサ部37が検知した空気圧のセンサデータを取り込み(SA2)、これらのデータと自己の識別情報を含む応答信号を生成する(SA3)。
【0078】
次に、センサ装置3は、第1アンテナ切替器32Aと第2アンテナ切替器32Bを操作して、第1アンテナ31Aからの送信を可能にし(SA4)、第1アンテナ31Aから応答信号を送信する(SA5)。この後、さらに第1アンテナ切替器32Aと第2アンテナ切替器32Bを操作して、第2アンテナ31Bからの送信を可能にし(SA6)、第2アンテナ31Bから応答信号を送信する(SA7)。
【0079】
本実施形態では、図7に示すように、センサ装置3は情報要求信号を受信した後に第1アンテナ31Aからt1秒の間に1回目の応答信号を送信し、この後、t2秒経過してから第2アンテナ31Bからt3秒の間に2回目の応答信号を送信する。尚、本実施形態では、t1,t2,t3のそれぞれを15msに設定している。
【0080】
前述したように第1実施形態のタイヤ監視システムでは、センサ装置3に2つのアンテナ31A,31Bを設けると共に、それぞれの指向性の方向が直角となるように各アンテナ31A,31Bを配置したので、タイヤ2内部の空気圧がセンサ装置3によって検出され、電波によってタイヤ2の外部に送信される際に、異なる位置に配置された2つのアンテナ31A,31Bのそれぞれから所定時間の送信期間内で順次検出結果が送信されるため、センサ装置3からは、それぞれ異なる位置に配置された2個以上のアンテナ31A,31Bのそれぞれから電波が送信されるので、モニタ装置本体4側ではこれらのアンテナ31A,31Bから送信された電波のうちの少なくとも電界強度が最大となる電波を受信することによってセンサ装置3からの信号を確実に受信することができる。従って、電波のマルチパスなどによる通信品質の劣化を低減することができる。
【0081】
また、本実施形態では、印刷回路基板301上の配線経路に沿って設けられた金属導体601の表面に所定間隔で複数のカーボンナノチューブ(炭素分子)603を配置したので、図8に示すように、高周波電流は周知の表皮効果によってカーボンナノチューブ603間に発生する静電容量Cpによる容量結合を介してカーボンナノチューブ603間を伝達する。これにより、配線の電気抵抗における純抵抗成分すなわち金属導体601の純抵抗成分が低減され、この純抵抗成分による高周波電流の損失が低減される。さらに、カーボンナノチューブ603間の容量結合によって信号伝達を担う電子の移動速度が通常の金属導体よりも高速となるため、配線における電気信号の伝達速度が向上する。
【0082】
尚、本実施形態では、カーボンナノチューブ603を整列させたが、図9に示すように、カーボンナノチューブ603を整列させない状態、すなわち各カーボンナノチューブ603の長手方向が任意の方向を向いていても、隣り合うカーボンナノチューブ603間には容量結合が生じるので、上記とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0083】
また、図10に示すように、カーボンナノチューブ603に代えてほぼ同等の大きさを有するカーボン分子の一種であるフェラーレン(C60,C70)604を用いても、同様の効果を得ることができる。カーボンナノチューブ603が円筒形状であるのに対して、フェラーレン(C60,C70)604は球形状である点だけが異なる。
【0084】
また、本実施形態では、印刷回路基板301のベース基板としてセラミック基板を用いたが、樹脂基板であっても良いし、プラスチックフィルム基板であっても良い。
【0085】
また、本実施形態では、金属導体601の表面にカーボンナノチューブ603を付着させるために、その接着剤として印刷用インクを用いたがこれに限定されることはなく、カーボンナノチューブ603を金属導体601に付着できる接着剤で有ればよいことは言うまでもない。
【0086】
次に、本発明の第2実施形態を説明する。
【0087】
第2実施形態では、高周波電流が流れる部分の配線において、金属導体を除去してカーボンナノチューブ603を含む印刷用インク602を塗布するのみで形成した。即ち、図11及び図12に示すように、直流電流を流す必要が無く、高周波で変化する電流が流れる配線においては、高周波電流は表皮効果によって表面のみを流れるので、必ずしも金属導体601を必要としない。従って、カーボン分子(カーボンナノチューブ603或いはフェラーレン604)を所定間隔で配置することで配線を形成することが可能である。
【0088】
図11は本発明の第2実施形態における高周波回路基板を用いたタイヤ装着用センサ装置の本体を示す平面図、図12は図11におけるB−B線矢視方向断面図である。
【0089】
第2実施形態では、図11,12に示すように、第1及び第2アンテナ31A,31B、配線401〜405をカーボンナノチューブ603を含む印刷用インク602を塗布するのみで形成した。
【0090】
尚、上記実施形態は本願発明の一具体例であり、本願発明が上記実施形態の構成のみに限定されることはない。例えば、上記実施形態では、高周波回路基板としてタイヤ装着用センサ装置3,3Bの印刷回路基板301を例として説明したが、アンテナに供給する高周波電流やCPUのクロック信号等の周波数の高い信号電流を流す配線を有する回路基板であれば、本発明を適用して、上記の効果を得ることができる。
【0091】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の高周波回路基板によれば、高周波電流は周知の表皮効果によって炭素分子間に発生する容量結合を介して炭素分子間を伝達するため、配線の電気抵抗における純抵抗成分が低減され、該純抵抗成分による高周波電流の損失が低減されると共に、信号伝達を担う電子の移動速度が通常の金属導体よりも高速となるため、配線における電気信号の伝達速度が向上するという非常に優れた効果を奏するものである。
【0092】
また、本発明の高周波回路基板の製造方法によれば、上記の高周波回路基板を低コストで容易に形成することができるという非常に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における高周波回路基板を用いたタイヤ監視システムの全体を示す構成図
【図2】本発明の第1実施形態における高周波回路基板を用いたタイヤ装着用センサ装置の本体を示す平面図
【図3】図2におけるA−A線矢視方向断面図
【図4】本発明の第1実施形態における高周波回路基板の配線を説明する図
【図5】本発明の第1実施形態におけるタイヤ装着用センサ装置の電気系回路を示すブロック図
【図6】本発明の第1実施形態におけるタイヤ装着用センサ装置の動作を説明するフローチャート
【図7】本発明の第1実施形態におけるタイヤ装着用センサ装置の応答信号送信タイミングチャート
【図8】本発明の第1実施形態における高周波回路基板でのカーボン分子間の通電状態を説明する図
【図9】本発明の第1実施形態における高周波回路基板の他の配線例を説明する図
【図10】本発明の第1実施形態における高周波回路基板の他の配線例を説明する図
【図11】本発明の第2実施形態における高周波回路基板を用いたタイヤ装着用センサ装置の本体を示す平面図
【図12】図11におけるB−B線矢視方向断面図
【符号の説明】
1…車両、2…タイヤ、3,3A,3B…センサ装置、4…モニタ装置本体、4a…コントローラ、4b…表示パネル、5…アンテナ、31A,31B…アンテナ、32A,32B…アンテナ切替器、33…整流回路、34…中央処理部、35…検波部、36…発信部、37…センサ部、301…配線回路基板、302〜304…IC(半導体集積回路)、331,332…ダイオード、333…コンデンサ、334…抵抗器、341…CPU、342…ディジタル/アナログ変換回路、343…記憶部、351…ダイオード、アナログ/ディジタル変換器、361…発振回路、362…変調回路、高周波増幅回路363,364、365…切替器、371…センサ、372…アナログ/ディジタル変換回路、401〜411…配線、420…ビアホール導体、501〜503…配線、601…金属導体、602…カーボン分子を含む印刷用インク、603…カーボンナノチューブ、604…フェラーレン。

Claims (21)

  1. 絶縁基板上に高周波電流を通電する配線が形成されてなる高周波回路基板において、
    前記配線の経路に沿って所定の間隔で配置された複数の炭素分子を有する
    ことを特徴とする高周波回路基板。
  2. 前記配線の経路に沿って配置された複数の炭素分子及び該炭素分子を前記絶縁基板に接着する接着剤のみによって前記配線が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の高周波回路基板。
  3. 前記配線の経路に沿って配置された金属導体と、該金属導体の表面に配置された前記炭素分子とから前記配線が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の高周波回路基板。
  4. 前記複数の炭素分子がフェラーレンからなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の高周波回路基板。
  5. 前記複数の炭素分子がカーボンナノチューブからなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の高周波回路基板。
  6. 前記カーボンナノチューブが同一方向に整列していることを特徴とする請求項5に記載の高周波回路基板。
  7. 前記配線がアンテナであることを特徴とする請求項1に記載の高周波回路基板。
  8. 前記絶縁基板がセラミックからなることを特徴とする請求項1に記載の高周波回路基板。
  9. 前記絶縁基板が樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の高周波回路基板。
  10. 前記絶縁基板がプラスチックフィルムからなることを特徴とする請求項1に記載の高周波回路基板。
  11. 絶縁基板上に高周波電流を通電する配線が形成されてなる高周波回路基板の製造方法において、
    炭素分子を液体状の接着剤に混合した混合物を生成するステップと、
    該混合物を前記配線の経路に沿って前記絶縁基板上に塗布するステップと、
    前記塗布した混合物の接着剤を固化して前記配線を形成するステップとを含む
    ことを特徴とする高周波回路基板の製造方法。
  12. 絶縁基板上に高周波電流を通電する配線が形成されてなる高周波回路基板の製造方法において、
    炭素分子を液体状の接着剤に混合した混合物を生成するステップと、
    前記絶縁基板上に前記配線の経路に沿って金属導体を配置するステップと、
    前記金属導体の表面に前記混合物を塗布するステップと、
    前記塗布した混合物の接着剤を固化して前記配線を形成するステップとを含む
    ことを特徴とする高周波回路基板の製造方法。
  13. 前記炭素分子としてフェラーレンを用いることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の高周波回路基板の製造方法。
  14. 前記炭素分子としてカーボンナノチューブを用いることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の高周波回路基板の製造方法。
  15. 前記金属導体の表面に前記混合物を塗布した後、前記接着剤を固化する前に、前記混合物に磁界を印加して前記カーボンナノチューブを所定方向に整列させるステップを含む
    ことを特徴とする請求項14に記載の高周波回路基板の製造方法。
  16. 前記金属導体の表面に前記混合物を塗布した後、前記接着剤を固化する前に、前記混合物に電界を印加して前記カーボンナノチューブを所定方向に整列させるステップを含む
    ことを特徴とする請求項14に記載の高周波回路基板の製造方法。
  17. 前記電界の電気力線の方向が前記配線経路方向に一致するように前記電界を印加する
    ことを特徴とする請求項16に記載の高周波回路基板の製造方法。
  18. 前記絶縁基板としてセラミック基板を用いることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の高周波回路基板の製造方法。
  19. 前記絶縁基板として樹脂基板を用いることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の高周波回路基板の製造方法。
  20. 前記絶縁基板としてプラスチックフィルム基板を用いることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の高周波回路基板の製造方法。
  21. 前記接着剤として印刷用インクを用いることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の高周波回路基板の製造方法。
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