JP2004301482A - 厨房等における排気洗浄システム - Google Patents
厨房等における排気洗浄システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004301482A JP2004301482A JP2003098422A JP2003098422A JP2004301482A JP 2004301482 A JP2004301482 A JP 2004301482A JP 2003098422 A JP2003098422 A JP 2003098422A JP 2003098422 A JP2003098422 A JP 2003098422A JP 2004301482 A JP2004301482 A JP 2004301482A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- exhaust
- exhaust gas
- cleaning system
- water pan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ventilation (AREA)
- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
- Gas Separation By Absorption (AREA)
- Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
Abstract
【課題】厨房器具などから発生する排気中に含まれる臭気成分の脱臭率を高めることのできる排気洗浄システムを提供する。
【解決手段】臭気成分を含む排気をウォーターパン12内の水Wに送り込んでバブリング洗浄させる洗浄脱臭装置5を備える排気洗浄システムにおいて、ウォーターパン12内の水の中に界面活性剤を溶解するとともに、ウォーターパン12と排気ダクト3の出口部との間には、液面から浮き上がる泡を吸い込んで破裂させるファン23やサイクロンによる破泡手段24を配置する。
【選択図】 図1
【解決手段】臭気成分を含む排気をウォーターパン12内の水Wに送り込んでバブリング洗浄させる洗浄脱臭装置5を備える排気洗浄システムにおいて、ウォーターパン12内の水の中に界面活性剤を溶解するとともに、ウォーターパン12と排気ダクト3の出口部との間には、液面から浮き上がる泡を吸い込んで破裂させるファン23やサイクロンによる破泡手段24を配置する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、厨房や食品加工工場等の排気ダクト系に設置される排気洗浄システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
厨房等の排気ダクト系に設置される排気洗浄システムとして、例えば、図6、図7に示すように、ガスレンジ等厨房器具1の上方のレンジフード2内に連通状に設けられた排気ダクト3の入口部4に、洗浄脱臭装置5と給排水装置6が取り付けられている。排気ダクト3の出口部7に排気ファン8が設けられており、厨房器具1から発生するオイルミストや臭気成分を含む排気を洗浄脱臭装置5により洗浄、脱臭して出口部7から屋外に排出する構成となっている(特許文献1参照。)。
【0003】
洗浄脱臭装置5は、排気を吸入する吸入口9と、洗浄、脱臭後の空気を排出する排出口10とが形成されたフィルター箱11、このフィルター箱11の底部に配置されて水Wを収容するウォーターパン12と、フィルター箱11の底側に取り付けられて吸入口9と排出口10とを遮蔽すると共に、下端縁13bがウォーターパン12内の水Wに所定量だけ浸漬して設けられた仕切板13と、を有する。一方、給排水装置6は、ウォーターパン12内の水Wが流入する流入口14を仕切板13の下端縁13bよりも高い位置に配置した排水系統15と、ウォーターパン12内に収容された水Wを入れ替える洗浄作業時に水Wをウォーターパン12内に供給する第1の給水系統16と、ウォーターパン12内の水位が排水系統15の流入口14の高さにより定まる第1の水位よりも低い第2の水位に維持するように水Wをウォーターパン12内に供給する第2の給水系統17と、を有してなる。
【0004】
しかるときは、仕切板13の下端縁13bがウォーターパン12に収容した水Wに浸漬しているので、その水面は、排出口10の水面と吸入口9側の水面とに仕切られている。このため、排気ファン8の駆動により排出口10から排気を吸引すると、排出口10側の空気圧が吸入口9側の空気圧よりも低くなり、排出口10側の水位は上昇し、吸入口9側の水位は下降する。そして、吸入口9側の水位が仕切板13の下端縁13bより僅かに低くなると、吸入口9から吸入されたオイルミストや臭気成分を含む排気は、吸入口9側の水位と仕切板13の下端縁13bとの間の隙間を通過し、水位が上昇した排出口10側の水面に気泡状となって浮上する、つまりバブリングする。このようにオイルミストや臭気成分を含む排気を水W中に吸引させてバブリングさせることにより、オイルミストや臭気成分は空気から分離されて水W中に捕捉される。なお、仕切板13の下流側には複数の通気孔を有する濾過体18を設けて、排気中に含まれる油脂など比較的比重の大きな分散粒子の再分離などを行うようにしてある。
【0005】
【特許文献1】
登録実用新案第3004734号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、オイルミストや臭気成分を含む排気をウォーターパン内の水に吸引してバブリングさせるだけの上記排気洗浄システムでは、オイルミストを十分に除去できても、臭気成分の捕捉は十分でなく、満足できる脱臭効果を得難いのであった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記のような、厨房器具などから発生するオイルミストや臭気成分を含む排気をウォーターパン内の水に送り込んでバブリングさせる洗浄脱臭装置を備えた排気洗浄システムにおいて、ウォーターパン内の水に界面活性剤を溶かしこの溶液で生じさせる気泡に排気中の臭気成分を吸収捕捉し、泡に捕捉された臭気成分は破泡により空気と分離させるという脱臭法を取り込むことにより脱臭率を高めることのできる厨房等における排気洗浄システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、排気ダクト系に、オイルミストや臭気成分を含む排気をウォーターパン内の水中に送り込んでバブリング洗浄する洗浄脱臭装置を備える排気洗浄システムにおいて、前記ウォーターパン内の水に界面活性剤を溶解するとともに、前記ウォーターパンと前記排気ダクトの出口部との間には、前記ウォーターパン内の液面から浮き上がる泡を破裂させる破泡手段を配置していることに特徴を有するものである。
【0009】
一つの好適な態様として、本発明による排気洗浄システムは、前記ウォーターパン内に複数枚の仕切板が破泡手段側方向に所定間隔置きに並べられ、かつ各仕切板の下端縁が液面に浸漬するか又は液面から浮上する状態に設置されて、相隣る仕切板間に泡立ち空間が形成されているものとすることができる。この場合、各泡立ち空間内には網を該泡立ち空間を仕切る状態に設置することができる。
また、前記破泡手段にはファンやサイクロンを使用することができる。前記界面活性剤には洗濯用洗剤を用いることができる。
【0010】
【作用】
上記構成の排気洗浄システムによれば、オイルミストや臭気成分を含む排気をウォーターパン内の水中に送り込んでバブリングさせる。その際、ウォーターパン内の水には界面活性剤を溶かしてあるので、発泡を促進させることができ、液面から気泡がぶくぶくと浮き上がる。この気泡に臭気成分を含む臭気物質が吸収されて捕捉される。非水溶性の臭気成分も界面活性剤と結び付いて乳化して回収することができる。
【0011】
臭気物質を捕捉して水中から浮き上がる気泡はファンやサイクロン等による破泡手段により破裂され、気泡に捕捉された臭気成分は空気と分離される。破裂された泡は液体となり、ウォーターパン内の水中に落下して戻り、リサイクルされる。
【0012】
ウォーターパン内に複数枚の仕切板が破泡手段側方向に所定間隔置きに並べられ、かつ各仕切板の下端縁が液面に浸漬するか又は液面から浮上する状態に設置されて、相隣る仕切板間に泡立ち空間が形成されているものとした場合は、バブリング洗浄が数回繰り返して行われるので、洗浄液と排気中の臭気物質との接触効率を上げることができる。この場合、各泡立ち空間内に網が該泡立ち空間を仕切る状態に設置されていると、バブリング洗浄過程で網を通すことにより洗浄液と排気中の臭気物質との接触性を更に増すことができて脱臭率を高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る排気洗浄システムを厨房に適用した場合の好適な実施形態を図面に基づき説明する。図1は本発明の一実施例を示す厨房等における排気洗浄システムの構成図、図2および図3はいずれも他の実施例の排気洗浄システムの構成図、図4は図3の排気洗浄システムに使用するファンの正面図、図5は更に他の実施例の排気洗浄システムの構成図である。
【0014】
(第1実施例)
図1に示すように、ガスレンジ等厨房器具1の上方に設けられ、排気ファン8を出口部7に備えた排気ダクト3の入口部4に、オイルミストや臭気成分を含む排気を水に吸引させてバブリングさせる洗浄脱臭装置5と給排水装置6が取り付けられている。これら洗浄脱臭装置5及び給排水装置6それ自体の基本的構造は前述した図6、図7に示す洗浄脱臭装置5と給排水装置6の構造とほぼ同一であるので、同一符号を付するをもってその詳細な説明を省略する。ただし、図7においては仕切板13の内側に複数の通気孔を有する濾過体18を設けて、排気中に含まれる油脂など比較的比重の大きな分散粒子の再分離などを行うようにしてあるのに対し、本発明の装置では断面漏斗形状のグリスフィルター20を仕切板13の外側に配置して、排気の脱臭の前段階において排気中に含まれる油脂等の捕捉除去を行うようにしてある。グリスフィルター20の底のグリス樋21はグリス回収容器22に連通させている。
【0015】
本発明では、上記洗浄脱臭装置5において、ウォーターパン12内の水Wに発泡に十分な濃度の洗濯用洗剤など界面活性剤を投入して溶解し、ウォーターパン12内の上方における仕切板13の上端と排気ダクト3の入口部4との間には、ファン23により構成される破泡手段24を配置することに特徴を有する。なお、ウォーターパン12内の液面上には、発泡が更に促進するように網(図示省略)を浮かせておいてもよい。
【0016】
このように構成された排気洗浄システムにおいて、排気ファン8の駆動により排出口10から排気を吸引すると、排出口10側の空気圧が吸入口9側の空気圧よりも低くなり、排出口10側の水位は上昇し、吸入口9側の水位は下降する。そして、吸入口9側の水位が仕切板13の下端縁13bより僅かに低くなると、オイルミストや臭気成分を含む排気はグリスフィルター20に吸入通過することで排気中に含まれる油脂等が捕捉除去されたうえで吸入口9に吸入され、この吸入口9から吸入される臭気成分を含む空気は、吸入口9側の水位と仕切板13の下端縁13bとの間の隙間を通過し、水位が上昇した排出口10側の液面に気泡状となって浮上し、バブリングする。その際、水Wの中に界面活性剤を溶かしてあるので、発泡が促進され、液面から気泡が多量に浮き上がる。液面に浮き上がった気泡は界面活性剤の作用で一定時間泡の形を維持する。気泡には悪臭成分を含む臭気物質が吸収され包み込まれる。非水溶性成分の臭気物質も界面活性剤と結び付いて乳化して捕捉することができる。
【0017】
液面から浮き上がった気泡は破泡手段24のファン23に吸い込まれ、ファン23の遠心力により破裂され、気泡に捕捉された臭気成分は空気と分離され、脱臭された空気は排気ファン8により排気ダクト3に吸引されて出口部7から屋外へ排出される。一方、臭気成分は界面活性剤に捕捉されたままウォーターパン12内に落下し、破裂された泡は液体となってウォーターパン12内に落下して戻り、リサイクルされる。
【0018】
(第2実施例)
図2は他の実施例を示す。この実施例では、レンジフード2内に、排気のバブリング洗浄の前段階において排気中に含まれる油脂等の捕捉除去を行うための断面漏斗形状のグリスフィルター20のみを設置し、発泡を促す界面活性剤を溶かしてある水(洗浄液)Wを収容するウォーターパン12と破泡手段24よりなる洗浄脱臭装置5はレンジフード2の外側に設置する。グリスフィルター20の底のグリス樋21はグリス回収容器22に連通させている。
【0019】
ウォーターパン12の内部は仕切板13によって排気導入空間26と泡立ち空間27とに仕切られ、泡立ち空間27に隣接して破泡手段収容空間28が区画壁29を介して形成される。仕切板13の下端縁13bはウォーターパン12内の水Wに浸漬してもよく、浮上させてもよい。ウォーターパン12内の水Wには発泡を促す界面活性剤を溶かしてあるので、仕切板13の下端縁13bが液面から浮上していても、排気が排気導入空間26内の液面に吹き込まれるか又は吸い込まれることにより泡立ち空間27の液面上で発泡させることができる。
【0020】
レンジフード2内のグリスフィルター20の上方部とウォーターパン12内の排気導入槽26の上部とは第1の排気ダクト3aで連通される。この排気ダクト3a内の中間部に送風ファン30を設置している。
破泡手段収容空間28内にはサイクロン25よりなる破泡手段24が設置される。サイクロン25は泡吸込み入口管31および出口管32を備え、泡吸込み入口管31は泡立ち空間27内の上方に臨ませ、出口管32は第2の排気ダクト3bの入口部に臨ませている。
【0021】
しかるときは、送風ファン30が作動すると、排気がグリスフィルター20を通過することにより排気中に含まれる油脂等が捕捉除去される。油脂等の捕捉除去された排気は排気導入空間26を通ってウォーターパン12内の洗浄液W中に吹き込まれてバブリングを起こし、泡立ち空間27内の液面から気泡が多量に浮き上がる。気泡には悪臭成分を含む臭気物質が捕捉される。液面から浮き上がった気泡は破泡手段24のサイクロン25の泡吸込み入口管31に吸い込まれ、サイクロン25内で遠心作用により破泡されて臭気成分は空気と分離され、脱臭後の空気は出口管32から第2の排気ダクト3bへ排出される。一方、臭気成分は界面活性剤に捕捉されたままサイクロン25の底からウォーターパン12内に落下し、破裂された泡は液体となってウォーターパン12内に落下してリサイクルされる。
【0022】
なお、この実施例では、第1の排気ダクト3aの中間部に送風ファン30を設け、この送風ファン30により排気をウォーターパン12内の洗浄液W中に吹き込むようにしているが、図1に示す実施例の場合と同様に第2の排気ダクト3bの出口部に排気ファン8を設け、この排気ファン8により排気をウォーターパン12内の洗浄液W中に吸い込ませることもできる。
【0023】
(第3実施例)
図3は更に他の実施例を示す。この実施例では、図2に示す実施例の場合と同様に、ウォーターパン12および破泡手段24よりなる洗浄脱臭装置5はレンジフード2の外側に設置するが、破泡手段24はウォーターパン12とは別体に構成した破泡槽33内に収容してウォーターパン12に隣接して配置する。そして、ウォーターパン12内は、その下端縁13bが液面に浸漬するか浮上する仕切板13により排気導入空間26と泡立ち空間27とに仕切られる。
【0024】
泡立ち空間27内には網34を泡立ち空間27を仕切る状態に配備してこの網34に常時洗浄液Wが舞い上がるようにしてある。この濡れ網34を通すことにより洗浄液Wと排気中の臭気物質との接触性を増す。また、濡れ網34の網目より細かな泡が生成されやすくなるため、泡による脱臭効率も上がる。
【0025】
破泡手段24は破泡槽33内の上方に設置される図4に示すごとき羽根を持つファン23により構成し、ファン23の上流側に泡吸込み管36を水平に架設し、この泡吸込み管36の入口部36aを泡立ち空間27内の上方に臨ませ、泡吸込み管36の出口部36bをファン23の正面側に近接対向させる。破泡槽33の上部には出口37を開口し、この出口37は第2の排気ダクト3bの入口部に連通させてファン23の羽根に付着した泡を遠心力で飛ばして破泡し、破泡により臭気物質が遠心分離された脱臭後の空気は排気ダクト3bを通じて屋外へ排出する。その他の、グリスフィルター20等の構成は、図2に示す実施例の場合と同様である。
【0026】
(第4実施例)
図3に示す実施例では、ウォーターパン12の内部が単一の仕切板13により排気導入空間26と泡立ち空間27とに仕切られ、単一の泡立ち空間27が形成されるが、これに代えて図5に示すようにウォーターパン12内に複数枚の仕切板13を破泡手段側方向に所定間隔置きに並べ、かつ各仕切板13の下端縁13bを液面に浸漬させるか又は液面から浮上させる状態に設置して、相隣る仕切板13,13間に泡立ち空間27を形成する。各泡立ち空間27内には網34を該泡立ち空間27を仕切る状態に設置する。
【0027】
この実施例の構成によれば、ウォーターパン12内に複数の泡立ち空間27を並列状に形成してバブリング洗浄を数回繰り返して行うようにしてあるので、洗浄液Wと排気中の臭気物質との接触効率を上げることができて脱臭率を高めることができる。その他の、グリスフィルター20や排気ダクト3a,3b、ファン23による破泡手段24等の構成は、図3に示す実施例の場合と同様である。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、排気ダクト系に、オイルミストや臭気成分を含む排気をウォーターパン内の水に送り込んでバブリング洗浄させる洗浄脱臭装置を備える排気洗浄システムにおいて、ウォーターパン内の水に界面活性剤を溶解し、ウォーターパンと排気ダクトの出口部との間に、ウォーターパン内の液面から浮き上がる泡を破裂させるファンやサイクロンによる破泡手段を配置した。したがって、厨房器具などから発生する排気中に含まれる水溶性、非水溶性の臭気成分の脱臭率を高めることができるという利点がある。洗濯用洗剤等の界面活性剤は、他の汚染洗浄薬液のような二次汚染の問題もなく、環境保全においても有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す厨房等における排気洗浄システムの構成図である。
【図2】他の実施例を示す排気洗浄システムの構成図である。
【図3】更に他の実施例を示す排気洗浄システムの構成図である。
【図4】図3の排気洗浄システムに使用するファンの正面図である。
【図5】更に又、他の実施例を示す排気洗浄システムの構成図である。
【図6】従来例の厨房に適用した排気洗浄システムの全体構成図である。
【図7】図6の排気洗浄システムのフィルター装置の断面図である。
【符号の説明】
3、3a,3b 排気ダクト
4 入口部
5 洗浄脱臭装置
7 出口部
8 排気ファン
12 ウォーターパン
13 仕切板
23 ファン
24 破泡手段
25 サイクロン
27 泡立ち空間
30 送風ファン
34 網
【発明の属する技術分野】
本発明は、厨房や食品加工工場等の排気ダクト系に設置される排気洗浄システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
厨房等の排気ダクト系に設置される排気洗浄システムとして、例えば、図6、図7に示すように、ガスレンジ等厨房器具1の上方のレンジフード2内に連通状に設けられた排気ダクト3の入口部4に、洗浄脱臭装置5と給排水装置6が取り付けられている。排気ダクト3の出口部7に排気ファン8が設けられており、厨房器具1から発生するオイルミストや臭気成分を含む排気を洗浄脱臭装置5により洗浄、脱臭して出口部7から屋外に排出する構成となっている(特許文献1参照。)。
【0003】
洗浄脱臭装置5は、排気を吸入する吸入口9と、洗浄、脱臭後の空気を排出する排出口10とが形成されたフィルター箱11、このフィルター箱11の底部に配置されて水Wを収容するウォーターパン12と、フィルター箱11の底側に取り付けられて吸入口9と排出口10とを遮蔽すると共に、下端縁13bがウォーターパン12内の水Wに所定量だけ浸漬して設けられた仕切板13と、を有する。一方、給排水装置6は、ウォーターパン12内の水Wが流入する流入口14を仕切板13の下端縁13bよりも高い位置に配置した排水系統15と、ウォーターパン12内に収容された水Wを入れ替える洗浄作業時に水Wをウォーターパン12内に供給する第1の給水系統16と、ウォーターパン12内の水位が排水系統15の流入口14の高さにより定まる第1の水位よりも低い第2の水位に維持するように水Wをウォーターパン12内に供給する第2の給水系統17と、を有してなる。
【0004】
しかるときは、仕切板13の下端縁13bがウォーターパン12に収容した水Wに浸漬しているので、その水面は、排出口10の水面と吸入口9側の水面とに仕切られている。このため、排気ファン8の駆動により排出口10から排気を吸引すると、排出口10側の空気圧が吸入口9側の空気圧よりも低くなり、排出口10側の水位は上昇し、吸入口9側の水位は下降する。そして、吸入口9側の水位が仕切板13の下端縁13bより僅かに低くなると、吸入口9から吸入されたオイルミストや臭気成分を含む排気は、吸入口9側の水位と仕切板13の下端縁13bとの間の隙間を通過し、水位が上昇した排出口10側の水面に気泡状となって浮上する、つまりバブリングする。このようにオイルミストや臭気成分を含む排気を水W中に吸引させてバブリングさせることにより、オイルミストや臭気成分は空気から分離されて水W中に捕捉される。なお、仕切板13の下流側には複数の通気孔を有する濾過体18を設けて、排気中に含まれる油脂など比較的比重の大きな分散粒子の再分離などを行うようにしてある。
【0005】
【特許文献1】
登録実用新案第3004734号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、オイルミストや臭気成分を含む排気をウォーターパン内の水に吸引してバブリングさせるだけの上記排気洗浄システムでは、オイルミストを十分に除去できても、臭気成分の捕捉は十分でなく、満足できる脱臭効果を得難いのであった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記のような、厨房器具などから発生するオイルミストや臭気成分を含む排気をウォーターパン内の水に送り込んでバブリングさせる洗浄脱臭装置を備えた排気洗浄システムにおいて、ウォーターパン内の水に界面活性剤を溶かしこの溶液で生じさせる気泡に排気中の臭気成分を吸収捕捉し、泡に捕捉された臭気成分は破泡により空気と分離させるという脱臭法を取り込むことにより脱臭率を高めることのできる厨房等における排気洗浄システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、排気ダクト系に、オイルミストや臭気成分を含む排気をウォーターパン内の水中に送り込んでバブリング洗浄する洗浄脱臭装置を備える排気洗浄システムにおいて、前記ウォーターパン内の水に界面活性剤を溶解するとともに、前記ウォーターパンと前記排気ダクトの出口部との間には、前記ウォーターパン内の液面から浮き上がる泡を破裂させる破泡手段を配置していることに特徴を有するものである。
【0009】
一つの好適な態様として、本発明による排気洗浄システムは、前記ウォーターパン内に複数枚の仕切板が破泡手段側方向に所定間隔置きに並べられ、かつ各仕切板の下端縁が液面に浸漬するか又は液面から浮上する状態に設置されて、相隣る仕切板間に泡立ち空間が形成されているものとすることができる。この場合、各泡立ち空間内には網を該泡立ち空間を仕切る状態に設置することができる。
また、前記破泡手段にはファンやサイクロンを使用することができる。前記界面活性剤には洗濯用洗剤を用いることができる。
【0010】
【作用】
上記構成の排気洗浄システムによれば、オイルミストや臭気成分を含む排気をウォーターパン内の水中に送り込んでバブリングさせる。その際、ウォーターパン内の水には界面活性剤を溶かしてあるので、発泡を促進させることができ、液面から気泡がぶくぶくと浮き上がる。この気泡に臭気成分を含む臭気物質が吸収されて捕捉される。非水溶性の臭気成分も界面活性剤と結び付いて乳化して回収することができる。
【0011】
臭気物質を捕捉して水中から浮き上がる気泡はファンやサイクロン等による破泡手段により破裂され、気泡に捕捉された臭気成分は空気と分離される。破裂された泡は液体となり、ウォーターパン内の水中に落下して戻り、リサイクルされる。
【0012】
ウォーターパン内に複数枚の仕切板が破泡手段側方向に所定間隔置きに並べられ、かつ各仕切板の下端縁が液面に浸漬するか又は液面から浮上する状態に設置されて、相隣る仕切板間に泡立ち空間が形成されているものとした場合は、バブリング洗浄が数回繰り返して行われるので、洗浄液と排気中の臭気物質との接触効率を上げることができる。この場合、各泡立ち空間内に網が該泡立ち空間を仕切る状態に設置されていると、バブリング洗浄過程で網を通すことにより洗浄液と排気中の臭気物質との接触性を更に増すことができて脱臭率を高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る排気洗浄システムを厨房に適用した場合の好適な実施形態を図面に基づき説明する。図1は本発明の一実施例を示す厨房等における排気洗浄システムの構成図、図2および図3はいずれも他の実施例の排気洗浄システムの構成図、図4は図3の排気洗浄システムに使用するファンの正面図、図5は更に他の実施例の排気洗浄システムの構成図である。
【0014】
(第1実施例)
図1に示すように、ガスレンジ等厨房器具1の上方に設けられ、排気ファン8を出口部7に備えた排気ダクト3の入口部4に、オイルミストや臭気成分を含む排気を水に吸引させてバブリングさせる洗浄脱臭装置5と給排水装置6が取り付けられている。これら洗浄脱臭装置5及び給排水装置6それ自体の基本的構造は前述した図6、図7に示す洗浄脱臭装置5と給排水装置6の構造とほぼ同一であるので、同一符号を付するをもってその詳細な説明を省略する。ただし、図7においては仕切板13の内側に複数の通気孔を有する濾過体18を設けて、排気中に含まれる油脂など比較的比重の大きな分散粒子の再分離などを行うようにしてあるのに対し、本発明の装置では断面漏斗形状のグリスフィルター20を仕切板13の外側に配置して、排気の脱臭の前段階において排気中に含まれる油脂等の捕捉除去を行うようにしてある。グリスフィルター20の底のグリス樋21はグリス回収容器22に連通させている。
【0015】
本発明では、上記洗浄脱臭装置5において、ウォーターパン12内の水Wに発泡に十分な濃度の洗濯用洗剤など界面活性剤を投入して溶解し、ウォーターパン12内の上方における仕切板13の上端と排気ダクト3の入口部4との間には、ファン23により構成される破泡手段24を配置することに特徴を有する。なお、ウォーターパン12内の液面上には、発泡が更に促進するように網(図示省略)を浮かせておいてもよい。
【0016】
このように構成された排気洗浄システムにおいて、排気ファン8の駆動により排出口10から排気を吸引すると、排出口10側の空気圧が吸入口9側の空気圧よりも低くなり、排出口10側の水位は上昇し、吸入口9側の水位は下降する。そして、吸入口9側の水位が仕切板13の下端縁13bより僅かに低くなると、オイルミストや臭気成分を含む排気はグリスフィルター20に吸入通過することで排気中に含まれる油脂等が捕捉除去されたうえで吸入口9に吸入され、この吸入口9から吸入される臭気成分を含む空気は、吸入口9側の水位と仕切板13の下端縁13bとの間の隙間を通過し、水位が上昇した排出口10側の液面に気泡状となって浮上し、バブリングする。その際、水Wの中に界面活性剤を溶かしてあるので、発泡が促進され、液面から気泡が多量に浮き上がる。液面に浮き上がった気泡は界面活性剤の作用で一定時間泡の形を維持する。気泡には悪臭成分を含む臭気物質が吸収され包み込まれる。非水溶性成分の臭気物質も界面活性剤と結び付いて乳化して捕捉することができる。
【0017】
液面から浮き上がった気泡は破泡手段24のファン23に吸い込まれ、ファン23の遠心力により破裂され、気泡に捕捉された臭気成分は空気と分離され、脱臭された空気は排気ファン8により排気ダクト3に吸引されて出口部7から屋外へ排出される。一方、臭気成分は界面活性剤に捕捉されたままウォーターパン12内に落下し、破裂された泡は液体となってウォーターパン12内に落下して戻り、リサイクルされる。
【0018】
(第2実施例)
図2は他の実施例を示す。この実施例では、レンジフード2内に、排気のバブリング洗浄の前段階において排気中に含まれる油脂等の捕捉除去を行うための断面漏斗形状のグリスフィルター20のみを設置し、発泡を促す界面活性剤を溶かしてある水(洗浄液)Wを収容するウォーターパン12と破泡手段24よりなる洗浄脱臭装置5はレンジフード2の外側に設置する。グリスフィルター20の底のグリス樋21はグリス回収容器22に連通させている。
【0019】
ウォーターパン12の内部は仕切板13によって排気導入空間26と泡立ち空間27とに仕切られ、泡立ち空間27に隣接して破泡手段収容空間28が区画壁29を介して形成される。仕切板13の下端縁13bはウォーターパン12内の水Wに浸漬してもよく、浮上させてもよい。ウォーターパン12内の水Wには発泡を促す界面活性剤を溶かしてあるので、仕切板13の下端縁13bが液面から浮上していても、排気が排気導入空間26内の液面に吹き込まれるか又は吸い込まれることにより泡立ち空間27の液面上で発泡させることができる。
【0020】
レンジフード2内のグリスフィルター20の上方部とウォーターパン12内の排気導入槽26の上部とは第1の排気ダクト3aで連通される。この排気ダクト3a内の中間部に送風ファン30を設置している。
破泡手段収容空間28内にはサイクロン25よりなる破泡手段24が設置される。サイクロン25は泡吸込み入口管31および出口管32を備え、泡吸込み入口管31は泡立ち空間27内の上方に臨ませ、出口管32は第2の排気ダクト3bの入口部に臨ませている。
【0021】
しかるときは、送風ファン30が作動すると、排気がグリスフィルター20を通過することにより排気中に含まれる油脂等が捕捉除去される。油脂等の捕捉除去された排気は排気導入空間26を通ってウォーターパン12内の洗浄液W中に吹き込まれてバブリングを起こし、泡立ち空間27内の液面から気泡が多量に浮き上がる。気泡には悪臭成分を含む臭気物質が捕捉される。液面から浮き上がった気泡は破泡手段24のサイクロン25の泡吸込み入口管31に吸い込まれ、サイクロン25内で遠心作用により破泡されて臭気成分は空気と分離され、脱臭後の空気は出口管32から第2の排気ダクト3bへ排出される。一方、臭気成分は界面活性剤に捕捉されたままサイクロン25の底からウォーターパン12内に落下し、破裂された泡は液体となってウォーターパン12内に落下してリサイクルされる。
【0022】
なお、この実施例では、第1の排気ダクト3aの中間部に送風ファン30を設け、この送風ファン30により排気をウォーターパン12内の洗浄液W中に吹き込むようにしているが、図1に示す実施例の場合と同様に第2の排気ダクト3bの出口部に排気ファン8を設け、この排気ファン8により排気をウォーターパン12内の洗浄液W中に吸い込ませることもできる。
【0023】
(第3実施例)
図3は更に他の実施例を示す。この実施例では、図2に示す実施例の場合と同様に、ウォーターパン12および破泡手段24よりなる洗浄脱臭装置5はレンジフード2の外側に設置するが、破泡手段24はウォーターパン12とは別体に構成した破泡槽33内に収容してウォーターパン12に隣接して配置する。そして、ウォーターパン12内は、その下端縁13bが液面に浸漬するか浮上する仕切板13により排気導入空間26と泡立ち空間27とに仕切られる。
【0024】
泡立ち空間27内には網34を泡立ち空間27を仕切る状態に配備してこの網34に常時洗浄液Wが舞い上がるようにしてある。この濡れ網34を通すことにより洗浄液Wと排気中の臭気物質との接触性を増す。また、濡れ網34の網目より細かな泡が生成されやすくなるため、泡による脱臭効率も上がる。
【0025】
破泡手段24は破泡槽33内の上方に設置される図4に示すごとき羽根を持つファン23により構成し、ファン23の上流側に泡吸込み管36を水平に架設し、この泡吸込み管36の入口部36aを泡立ち空間27内の上方に臨ませ、泡吸込み管36の出口部36bをファン23の正面側に近接対向させる。破泡槽33の上部には出口37を開口し、この出口37は第2の排気ダクト3bの入口部に連通させてファン23の羽根に付着した泡を遠心力で飛ばして破泡し、破泡により臭気物質が遠心分離された脱臭後の空気は排気ダクト3bを通じて屋外へ排出する。その他の、グリスフィルター20等の構成は、図2に示す実施例の場合と同様である。
【0026】
(第4実施例)
図3に示す実施例では、ウォーターパン12の内部が単一の仕切板13により排気導入空間26と泡立ち空間27とに仕切られ、単一の泡立ち空間27が形成されるが、これに代えて図5に示すようにウォーターパン12内に複数枚の仕切板13を破泡手段側方向に所定間隔置きに並べ、かつ各仕切板13の下端縁13bを液面に浸漬させるか又は液面から浮上させる状態に設置して、相隣る仕切板13,13間に泡立ち空間27を形成する。各泡立ち空間27内には網34を該泡立ち空間27を仕切る状態に設置する。
【0027】
この実施例の構成によれば、ウォーターパン12内に複数の泡立ち空間27を並列状に形成してバブリング洗浄を数回繰り返して行うようにしてあるので、洗浄液Wと排気中の臭気物質との接触効率を上げることができて脱臭率を高めることができる。その他の、グリスフィルター20や排気ダクト3a,3b、ファン23による破泡手段24等の構成は、図3に示す実施例の場合と同様である。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、排気ダクト系に、オイルミストや臭気成分を含む排気をウォーターパン内の水に送り込んでバブリング洗浄させる洗浄脱臭装置を備える排気洗浄システムにおいて、ウォーターパン内の水に界面活性剤を溶解し、ウォーターパンと排気ダクトの出口部との間に、ウォーターパン内の液面から浮き上がる泡を破裂させるファンやサイクロンによる破泡手段を配置した。したがって、厨房器具などから発生する排気中に含まれる水溶性、非水溶性の臭気成分の脱臭率を高めることができるという利点がある。洗濯用洗剤等の界面活性剤は、他の汚染洗浄薬液のような二次汚染の問題もなく、環境保全においても有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す厨房等における排気洗浄システムの構成図である。
【図2】他の実施例を示す排気洗浄システムの構成図である。
【図3】更に他の実施例を示す排気洗浄システムの構成図である。
【図4】図3の排気洗浄システムに使用するファンの正面図である。
【図5】更に又、他の実施例を示す排気洗浄システムの構成図である。
【図6】従来例の厨房に適用した排気洗浄システムの全体構成図である。
【図7】図6の排気洗浄システムのフィルター装置の断面図である。
【符号の説明】
3、3a,3b 排気ダクト
4 入口部
5 洗浄脱臭装置
7 出口部
8 排気ファン
12 ウォーターパン
13 仕切板
23 ファン
24 破泡手段
25 サイクロン
27 泡立ち空間
30 送風ファン
34 網
Claims (6)
- 排気ダクト系に、オイルミストや臭気成分を含む排気をウォーターパン内の水中に送り込んでバブリング洗浄する洗浄脱臭装置を備える排気洗浄システムにおいて、
前記ウォーターパン内の水に界面活性剤を溶解するとともに、前記ウォーターパンと前記排気ダクトの出口部との間には、前記ウォーターパン内の液面から浮き上がる泡を破裂させる破泡手段を配置していることを特徴とする、厨房等における排気洗浄システム。 - 前記ウォーターパン内に複数枚の仕切板が破泡手段側方向に所定間隔置きに並べられ、かつ各仕切板の下端縁が液面に浸漬するか又は液面から浮上する状態に設置されて、相隣る仕切板間に泡立ち空間が形成されている、請求項1記載の排気洗浄システム。
- 各泡立ち空間内に網が該泡立ち空間を仕切る状態に設置されている、請求項2記載の排気洗浄システム。
- 前記破泡手段がファンで構成されている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の厨房等における排気洗浄システム。
- 前記破泡手段がサイクロンで構成されている、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の厨房等における排気洗浄システム。
- 前記界面活性剤が洗濯用洗剤である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の厨房等における排気洗浄システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003098422A JP2004301482A (ja) | 2003-04-01 | 2003-04-01 | 厨房等における排気洗浄システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003098422A JP2004301482A (ja) | 2003-04-01 | 2003-04-01 | 厨房等における排気洗浄システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004301482A true JP2004301482A (ja) | 2004-10-28 |
Family
ID=33409950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003098422A Pending JP2004301482A (ja) | 2003-04-01 | 2003-04-01 | 厨房等における排気洗浄システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004301482A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112484209A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-03-12 | 广东匠著装饰设计工程有限公司 | 一种通风性良好的开放式厨房 |
KR102335149B1 (ko) * | 2020-05-29 | 2021-12-02 | 김통일 | 설치 및 관리가 용이한 로스터 시스템 |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01159015A (ja) * | 1987-09-17 | 1989-06-22 | Nippon S C Kk | フィルタ装置 |
JPH0674508A (ja) * | 1992-02-24 | 1994-03-15 | Matsushita Electric Works Ltd | 排煙処理フード装置 |
JPH077703U (ja) * | 1993-06-30 | 1995-02-03 | 株式会社シイエヌケイ | 発泡性液の処理装置 |
JPH07318131A (ja) * | 1994-05-26 | 1995-12-08 | Shimizu Corp | 排気設備 |
JPH09178237A (ja) * | 1995-12-26 | 1997-07-11 | Matsushita Electric Works Ltd | 消臭機能付きレンジフード |
JP2000189739A (ja) * | 1998-12-28 | 2000-07-11 | Misato Computer Insatsu Kk | 空気清浄器のろ過エレメント |
JP2000218120A (ja) * | 1999-01-29 | 2000-08-08 | Nissin Precision Machines Co Ltd | アクアフィルター使用の吸塵装置 |
JP2002219306A (ja) * | 2001-01-26 | 2002-08-06 | Nippon Fusso Kogyo Kk | 消泡方法及び装置 |
-
2003
- 2003-04-01 JP JP2003098422A patent/JP2004301482A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01159015A (ja) * | 1987-09-17 | 1989-06-22 | Nippon S C Kk | フィルタ装置 |
JPH0674508A (ja) * | 1992-02-24 | 1994-03-15 | Matsushita Electric Works Ltd | 排煙処理フード装置 |
JPH077703U (ja) * | 1993-06-30 | 1995-02-03 | 株式会社シイエヌケイ | 発泡性液の処理装置 |
JPH07318131A (ja) * | 1994-05-26 | 1995-12-08 | Shimizu Corp | 排気設備 |
JPH09178237A (ja) * | 1995-12-26 | 1997-07-11 | Matsushita Electric Works Ltd | 消臭機能付きレンジフード |
JP2000189739A (ja) * | 1998-12-28 | 2000-07-11 | Misato Computer Insatsu Kk | 空気清浄器のろ過エレメント |
JP2000218120A (ja) * | 1999-01-29 | 2000-08-08 | Nissin Precision Machines Co Ltd | アクアフィルター使用の吸塵装置 |
JP2002219306A (ja) * | 2001-01-26 | 2002-08-06 | Nippon Fusso Kogyo Kk | 消泡方法及び装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102335149B1 (ko) * | 2020-05-29 | 2021-12-02 | 김통일 | 설치 및 관리가 용이한 로스터 시스템 |
CN112484209A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-03-12 | 广东匠著装饰设计工程有限公司 | 一种通风性良好的开放式厨房 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101010908B1 (ko) | 필터를 포함한 건조 장치 | |
KR102069379B1 (ko) | 오염공기 탈취장치 | |
WO2010076853A1 (ja) | 汚染ガスの水洗式除塵浄化方法 | |
KR100644763B1 (ko) | 야채 세척기 | |
KR101296799B1 (ko) | 공기 정화장치용 습식 집진장치 | |
JP5950435B2 (ja) | ガス洗浄装置 | |
JP4925613B2 (ja) | 湿式集塵装置 | |
JP2009262066A (ja) | 排水処理装置 | |
JP2004301482A (ja) | 厨房等における排気洗浄システム | |
JP5587942B2 (ja) | 排水処理装置 | |
JP4821180B2 (ja) | 調理廃気浄化装置 | |
JP2854735B2 (ja) | 排煙処理フード | |
KR101119152B1 (ko) | 활어 수조용 정수기 | |
JP3612688B1 (ja) | 気泡洗浄脱臭装置 | |
CN217004583U (zh) | 一种分离过水式油烟处理清除装置 | |
KR101550293B1 (ko) | 거품누출방지용 수조 | |
CN211679087U (zh) | 一种用于汽车拆解的油水分离装置 | |
JP7373669B2 (ja) | 空気清浄機 | |
JP2002320813A (ja) | 粉塵除去方法およびその装置 | |
JP2815814B2 (ja) | 真空吸引車の逆流防止装置 | |
JP2854734B2 (ja) | 排煙処理フード | |
JPH09271622A (ja) | 水フィルタ式油分除去装置 | |
JP2004136250A (ja) | 厨房等における空気清浄システム | |
JPS58189021A (ja) | 洗浄式空気浄化装置 | |
JP4458831B2 (ja) | 洗浄機及び洗浄方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060214 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081010 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081021 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090310 |