JP2000218120A - アクアフィルター使用の吸塵装置 - Google Patents

アクアフィルター使用の吸塵装置

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JP2000218120A
JP2000218120A JP11021757A JP2175799A JP2000218120A JP 2000218120 A JP2000218120 A JP 2000218120A JP 11021757 A JP11021757 A JP 11021757A JP 2175799 A JP2175799 A JP 2175799A JP 2000218120 A JP2000218120 A JP 2000218120A
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JP
Japan
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dust
water
suction device
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dust suction
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Pending
Application number
JP11021757A
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English (en)
Inventor
Senkichi Tachikawa
洗吉 太刀川
Katsuo Kurakake
勝雄 鞍掛
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NISSIN PREC MACHINES CO Ltd
NISSIN PRECISION MACHINES CO Ltd
Original Assignee
NISSIN PREC MACHINES CO Ltd
NISSIN PRECISION MACHINES CO Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集塵効果が高く、構造が簡単且つコンパクト
で安価な吸引装置を提供する。 【解決手段】 吸塵通路内に、貯水槽2と該貯水槽内を
二分するため所定の間隔を置いて該貯水槽内に対向して
設置されていて多数の微細スリット3a又は小穴3aを
穿設した一対の通気板3とから成るアクアフィルターを
配設して、吸塵通路内に吸引された粉塵を含む空気流を
前記アクアフィルターを介して流過せしめるようになっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクアフィルター
を使用した吸塵装置、特に研削盤等から発生する粉塵を
捕集するのに適する吸塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に研削盤等が使用される工場等にお
いては、研削粉をそのまま放置しておくと研削熱により
発火することもあり有害性粉塵が発生する場合には作業
者の健康保持にも配慮せねばならない等労働環境整備の
上から吸塵機の設置が必要とされる。
【0003】従来、この目的のための吸塵機としては、
バグフィルターを用いる濾過集塵方式が採用されてきた
が、これは濾布又は濾紙などの比較的薄い濾材を用いて
粉塵粒子を濾材の表面で捕集するものである。また、水
をフィルターとして用いる洗浄集塵方式のものも提案さ
れているが、これは粉塵を水その他の液滴,液膜,気泡
と衝突或いは接触させ、洗浄液中に粉塵を捕集して分離
するようにしたものである。従来この種洗浄方式で溜水
型のものとしては、S式インペラ形,ロータ形,ガス噴
出形,螺旋ガイドベーン形のものなどが知られていて、
洗浄液の微粒化部のガス速度が大きく、液滴,液膜,気
泡などの総表面積が大きいほど高集塵率が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来採用されてきたバ
グフィルターは時間の経過と共に粒子が濾布の表面に付
着し堆積することにより粉塵捕集能力は目づまりと共に
低下するという問題があり、また、前記した従来知られ
た溜水型集塵装置は装置が大型となり高価になるという
欠点があった。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、研削盤等の近傍の工場内の狹い場所でも設置す
ることが可能な、集塵効率が高く、構造が簡単且つコン
パクトで安価な吸塵装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による吸塵装置は、粉塵を吸引する吸塵通路
内に、貯水槽と該貯水槽内を二分するため所定の間隔を
置いて該貯水槽内に対向垂下されていて多数の微細スリ
ット又は小穴を穿設した一対の通気板とから成るアクア
フィルターを配設して、前記吸塵通路内に吸引された粉
塵を含む空気流を前記アクアフィルターを介して流過せ
しめるように構成されている。
【0007】本発明によれば、前記微細スリットは前記
一対の通気板を対向せしめたとき整合することのないよ
うに配設されている。
【0008】また、本発明によれば、前記小穴は前記一
対の通気板を対向せしめたとき整合することのないよう
に配設されている。
【0009】また、本発明によれば、前記貯水槽は透明
体で構成されていて着脱可能であり且つ前記一対の通気
板は交換可能に配設されている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
した実施例を参照して説明する。図1は本発明に係る吸
塵装置の斜視図、図2は図1に示した吸塵装置の要部を
破断した側面図、図3(a)及び(b)は通気板の異な
る例を示す正面図、図4は運転停止時の貯水槽内の状態
を示す要部拡大断面図、図5及び6は運転中の貯水槽内
の状態を示す要部拡大断面図である。
【0011】図1及び2において、1は吸気口1aと隔
壁1bと該隔壁1bを挾んで底壁に設けられた通気孔1
c,1dと、該通気孔1cから1dへの空気の流れを円
滑にするための案内板1eと、排気口1fとを有するダ
クト、2は透明なプラスチック等から形成されていて一
対の通気孔1c,1dと連通するようにダクト1の底壁
に着脱可能に取付けられた貯水槽、3は貯水槽2の内部
を通気孔1cと連通する部屋Aと通気孔1dと連通する
部屋Bとに二分するため貯水槽内に僅かな間隔を置いて
対向するように交換可能に取付けられていて常態(運転
停止時)において貯水槽内に貯溜される洗浄水の基準水
面(運転停止時の水位)より下になる部分に後述する多
数の微細スリット3a又は小穴3bを穿設した一対の通
気板、4は貯水槽2と共にダクト1を支持していて排気
口1fに接続されたホース5を介して吸気口1aより貯
水槽2内を経て流れる空気を吸引するためのファンブロ
ワーとその駆動装置を内蔵したキャスター付き吸引装置
である。この場合、貯水槽2と一対の通気板3と貯水槽
内の洗浄水はアクアフィルターを構成する。
【0012】通気板3に穿設される微細スリット3aは
図3(a)に示されるように斜めに平行且つ断続的に配
列され、また小穴3bは図3(b)に示されるように所
定ピッチで規則正しく配列されていて、一対の通気板3
として微細スリット3aの穿設されているものを用いる
場合は微細スリット3aが整合することのないように即
ち一線上に揃うことなく互いにずれるように配列された
ものが用いられ(図6参照)、また一対の通気板3とし
て小穴3bの穿設されているものを用いる場合は小穴3
bが整合することのないように穴ピッチの異なるもの又
は穴位置の位相の異なるものを組み合わせて用いられ
る。しかし、対向する微細スリットや小穴は整合しない
ようにさえなっていれば、微細スリットの形状や小穴の
配列は、図示のものに限定されるものではなく、種々の
形状及び配列のものを用いることができ、又、微細スリ
ット3aと小穴3bを設けたものを組み合わせて用いて
もよいし、更に微細スリットと小穴を混合配列したもの
を用いても良いことは云うまでもない。
【0013】本吸塵装置は上記のように構成されている
から、各貯水槽2内に所定量の洗浄水を注入した後、ダ
クト1の吸気口1aを研削盤等の近傍の研削盤等から発
する粉塵を捕捉し得る方向に向けて吸気装置4を駆動さ
せれば、各貯水槽2内の部屋AとBは通気板3と貯溜水
とにより遮断されているため(図4参照)、最初に図1
及び2の右側にある貯水槽2の部屋Bが吸気装置4内の
ファンブロワーの吸引により真空状態となり、貯水槽2
内の洗浄水は部屋B内で吸い上げられ、その表面部分は
激しく波立つ。これによって部屋A内の水位は下がり部
屋B内の水位は上昇して、部屋A内の空気や粉塵は通気
板3のスリット穴3a又は小穴3bを通って部屋B内の
水中へ吸い込まれる(図5及び6参照)。これに続いて
図1及び2の左側にある貯水槽2においても同様の現象
が発生する。
【0014】かくして、何れの貯水槽内においても、通
気板3を境にして部屋A側と部屋B側とでは圧力差によ
り顕著な水面の落差が生じ、部屋A側には殆ど水は無い
が、部屋B側では通気板3に沿って水の壁が形成され
(図5及び6参照)、この水の壁の側面に小穴が形成さ
れている状態となる。通気板3によるこの水の壁穴を介
して部屋Aから空気と共に部屋B内に入った粉塵は、水
中を通ることにより洗浄水の中に確実に捕集される。即
ち、対向する一対の通気板3に穿設されたスリット穴3
a及び/又は小穴3bは、粉塵を包み込んで通り抜けよ
うとする空気の流れを阻害させるように互いに位置がず
らされているから、一対の通気板3により画成される空
間内で洗浄水は激しく攪乱されて泡立ち空気の流れは減
速される(図6参照)。その結果部屋A側から部屋B内
へ入ろうとする空気や粉塵は、この空間内の水の乱流に
もまれ阻害されながら部屋B側にある通気板3のスリッ
ト穴3a又は小穴3bに吸い込まれる。この段階で空気
や粉塵を包んでいた泡は粉砕されて微泡化し、粉塵は脱
落する。粉砕された粉塵は、水中内に放出されて浮遊す
るか貯水槽2の底部へ沈む。このようにして、吸気口1
a内へ吸い込まれた含塵空気は、案内板1e,通気孔1
c,1dを介して矢印で示すように流過して洗浄され、
洗浄された空気は排気口1fよりホース5を介して吸引
装置4内に入り、図示されていない排気孔より大気中に
放出される。
【0015】上記実施例では、貯水槽2が二つ連接され
ている場合について説明したが、含塵空気の汚れ具合に
応じて一つ又は二つ以上設けられても良く、また用途は
研削盤に限らず、吸気口及びダクトの形態を工夫するこ
とによりエアクリーナーその他種々の用途に適用するこ
とができる。単一の貯水槽を用いての実験によれば、研
削盤等工作機械から発生する粉塵は多くは砥石粉や金属
粉であるため、比重の関係で一度水に浸ると水没するも
のが殆どであり、また水面に浮遊しているものも実験に
用いた真空ポンプの吸引力では吸い上げられず、総て貯
水槽内に溜まることが確認された。
【0016】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、多数の微
細スリット又は小穴を穿設した一対の通気板を用いた簡
単な構成でありながら集塵効率は極めて高く、湿式であ
るから研削盤等に用いても研削熱による研削粉の発火を
防止することができる。又、貯水槽は透明体で而も着脱
可能であり且つ通気板も交換可能であるから洗浄水の汚
れ(集塵度)を外部から知って適時に洗浄水を交換する
ことができると共に粉塵の種類や大きさに応じて最適の
通気板を使用するようにすることができる。更に、アク
アフィルターを使用するので微粉末まで捕集することが
でき而も装置全体をコンパクト且つ安価に提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸塵装置の一実施例の斜視図であ
る。
【図2】図1に示した吸塵装置の要部破断側面図であ
る。
【図3】(a)及び(b)は通気板の異なる例を示す正
面図である。
【図4】運転停止時の貯水槽内の状態を示す要部拡大断
面図である。
【図5】運転中の貯水槽内の状態を示す要部拡大断面図
である。
【図6】運転中の通気板付近の状態を示す拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ダクト 1a 吸気口 1b 隔壁 1c,1d 通気孔 1e 案内板 1f 排気口 2 貯水槽 3 通気板 3a 微細スリット 3b 小穴 4 吸引装置 5 ホース A,B 部屋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉塵を吸引する吸塵通路内に、貯水槽と
    該貯水槽内を二分するため所定の間隔を置いて該貯水槽
    内に対向して設置されていて多数の微細スリット又は小
    穴を穿設した一対の通気板とから成るアクアフィルター
    を配設して、前記吸塵通路内に吸引された粉塵を含む空
    気流を前記アクアフィルターを介して流過せしめるよう
    にした吸塵装置。
  2. 【請求項2】 前記微細スリットは前記一対の通気板を
    対向せしめたとき整合することのないように配設されて
    いる請求項1に記載の吸塵装置。
  3. 【請求項3】 前記小穴は前記一対の通気板を対向せし
    めたとき整合することのないように配設されている請求
    項1に記載の吸塵装置。
  4. 【請求項4】 前記貯水槽は透明体で構成されていて着
    脱可能であり且つ前記一対の通気板は交換可能である請
    求項1乃至3の何れかに記載の吸塵装置。
JP11021757A 1999-01-29 1999-01-29 アクアフィルター使用の吸塵装置 Pending JP2000218120A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004301482A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Yamatoyo Sangyo Kk 厨房等における排気洗浄システム
KR101603170B1 (ko) * 2015-11-11 2016-03-15 (주)에스에이테크 공기흡입을 이용한 선반 가공의 칩 제거 장치 및 그 방법
JP2017533083A (ja) * 2014-08-25 2017-11-09 天津市北方恵谷科技有限公司 液体還元剤を用いる空気清浄機器、及びその動作と応用方法

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