JP2004300173A - 光硬化性・熱硬化性樹脂組成物及びそれを用いたプリント配線板 - Google Patents

光硬化性・熱硬化性樹脂組成物及びそれを用いたプリント配線板 Download PDF

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秀明 小島
Hidekazu Miyabe
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Abstract

【課題】露光時の深部硬化性が高く、高解像度が得られ、かつ優れた耐熱性、耐薬品性、電気特性、耐吸湿性、無電解めっき耐性を有する硬化物を与える光硬化性・熱硬化性樹脂組成物、及び急冷吸熱を繰り返す冷熱サイクル試験において、光重合開始剤の結晶成長することが少なく、クラック耐性に優れたプリント配線板を提供すること。
【解決手段】(A)1分子中に1個以上のカルボキシル基を有するカルボキシル基含有樹脂、(B)下記式(I)で示される光重合開始剤、(C)下記一般式(II)で示される光重合開始剤、(D)下記一般式(III)で示される増感剤、(E)反応性希釈剤、及び(F)1分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物を含有する光硬化性・熱硬化性樹脂組成物。
【化1】
Figure 2004300173

式(II)中、Xは酸素原子、硫黄原子又はカルボニル基を、R〜Rは1つ又は2つが水素原子、ハロゲン原子又はC〜Cのアルキル基を、残りが水素原子を示す。式(III)中、R,R10は、各々独立にC〜Cのアルキル基を、R11はC〜C13のアルキル基、又はC〜C13のアルコキシアルキル基を示す。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光硬化性・熱硬化性樹脂組成物、及びそれを用いてソルダーレジスト層及び/又は樹脂絶縁層を形成したプリント配線板に関し、さらに詳しくは、アルカリ水溶液により現像可能であり、露光時の塗膜深部の硬化性が高いため高解像度が得られ、優れた耐熱性、耐薬品性、電気特性、耐吸湿性、無電解めっき耐性を有する硬化物を与え、かつ、急冷急熱を繰り返す冷熱サイクルにおけるクラック耐性に優れた光硬化性・熱硬化性樹脂組成物と、それを用いて製造したソルダーレジスト層及び/又は樹脂絶縁層を形成したプリント配線板に関する。
【0002】
【従来の技術】
ソルダーレジストインキは、プリント配線板に部品をはんだ付けする際のはんだブリッジの防止及び回路の保護を目的とするものであり、そのため、密着性、耐薬品性、電気特性などの諸特性が要求されている。近年、プリント配線板製造業界においては、プリント配線板の軽量化、導体回路の高密度化が求められ、これに応じて写真現像法のソルダーレジスト組成物、特にアルカリ水溶液により現像可能な組成物が開発され用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
しかしながら、これまで用いられているソルダーレジスト組成物の場合、画像形成の際に、露光時の塗膜深部の光硬化が不充分であるため、現像時に塗膜が剥離する場合があり、高解像性の画像が得られない大きな要因となっている。そのため、露光時の深部硬化性に優れ、高解像度、高性能のソルダーレジスト組成物の開発に対する要望が高まっている。
【0004】
また、大型コンピュータなどの分野においては、電子機器も高密度化あるいは演算機能の高速度化に伴い、プリント配線板に対しても導体回路の高密度化が求められ、多層プリント配線板が主流になっている。多層プリント配線板の製造方法としては、従来から積層プレス法が知られているが、この方法では、生産設備が大掛かりとなり、コストが高くなる上、外層にスルーホールめっきが入るため銅厚が大きくなり、ファインパターンの形成が困難となる。このような問題点を克服するため、近年、導体層上に樹脂絶縁膜を交互にビルドアップしていく多層プリント配線板の開発が活発に進められている(ビルドアップ工法)。
【0005】
上記ビルドアップ工法においては、写真法によるバイアホールの形成、所謂フォトビア形成の方法として液状レジスト工法が開発され、普及しつつある。この方法は、まず、導体回路が形成された配線板の全面に、導体回路が埋まるように液状の感光性樹脂組成物をスクリーン印刷、カーテンコーティング、スプレーコーティングなどの任意の方法で塗布し、乾燥した後、乾燥塗膜に所定の露光パターンを有するネガフィルムを重ねて紫外線を照射して露光し、次いでネガフィルムを取り除いた後、現像処理して所定のパターンの硬化樹脂絶縁層を形成し、次いで粗化剤により粗面化処理を行った後、無電解めっき、電解めっきなどにより導体層を形成する。このような多層プリント配線板の製造工程において、用いられる感光性・熱硬化性樹脂組成物には、露光時の光硬化深度が充分であること、及び形成される層間樹脂絶縁層の導体層に対する密着性や電気絶縁性、耐熱性、耐薬品性などの特性が優れることが要求されている。
【0006】
さらに、このようなプリント配線板は、近年、自動車の電装部品としても使用され、エンジンルームに置かれる場合もある。このような温度差のある環境で使用されるプリント配線板は、急冷急熱を繰り返す冷熱サイクル試験に耐える高い信頼性が求められている。しかし、従来使用されてきたソルダーレジスト組成物に用いられている光重合開始剤は、常温では固体であり、又感光性樹脂に対する溶解性が悪いため、加熱により溶解又は溶融し、冷却工程時に再結晶化する。更に、このような冷熱サイクルを繰り返すことにより、光重合開始剤の結晶は大きくなり、クラック発生の原因となることが問題となっていた。
【0007】
【特許文献1】
特開平1−141904号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記したような事情のもとで、アルカリ水溶液により現像可能であり、露光時の深部硬化性が高く、高解像度が得られ、かつ優れた耐熱性、耐薬品性、電気特性,耐吸湿性、無電解めっき耐性を有する硬化物を与える光硬化性・熱硬化性樹脂組成物を提供することを目的としてなされたものである。
【0009】
更に、急冷吸熱を繰り返す冷熱サイクル試験において、光重合開始剤の結晶成長が起こりにくく、クラック耐性に優れたプリント配線板を提供することを目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明によれば、(A)1分子中に1個以上のカルボキシル基を有するカルボキシル基含有樹脂、(B)下記式(I)で示される光重合開始剤、
【化4】
Figure 2004300173
【0011】
(C)下記一般式(II)で示される光重合開始剤、
【化5】
Figure 2004300173
(式中、Xは、酸素原子、硫黄原子又はカルボニル基を示し、R,R,R,R,R,R,R,Rの1つ又は2つが、水素原子、ハロゲン原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、残りが水素原子を示す。)
(D)下記一般式(III)で示される増感剤、
【化6】
Figure 2004300173
(式中、R,R10は、各々独立に炭素数1〜3のアルキル基を示し、R11は、炭素数1〜13のアルキル基、又は炭素数2〜13のアルコキシアルキル基を示す。)
(E)反応性希釈剤、及び(F)1分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物を含有することを特徴とする光硬化性・熱硬化性樹脂組成物が提供される。
【0012】
本発明において、カルボキシル基含有樹脂(A)は、1分子中に感光性の不飽和二重結合を2個以上有するカルボキシル基含有感光性樹脂であることが好ましい。
【0013】
また、式(I)で示される光重合開始剤(B)の含有率は、カルボキシル基含有樹脂(A)100質量部に対し、1〜10質量部であることが好ましい。
【0014】
また、式(I)で示される光重合開始剤(B)、一般式(II)で示される光重合開始剤(C)及び一般式(III)で示される増感剤(D)の合計配合量が、前記カルボキシル基含有樹脂(A)100質量部に対し2〜30質量部であり、且つ該合計配合量に対して前記光重合開始剤(B)が20〜80質量%、前記光重合開始剤(C)が10〜50質量%、前記増感剤(D)が10〜70質量%の割合で配合されていることが好ましい。
【0015】
また、本発明により提供される光硬化性・熱硬化性樹脂組成物は、更に無機および/または有機フィラー(G)を含有することが好ましい。
【0016】
さらに本発明によれば、上記光硬化性・熱硬化性樹脂組成物を用いて製造されたソルダーレジスト層及び/又は樹脂絶縁層を有するプリント配線板が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明者らは、近年、プリント配線基板のソルダーレジスト層や樹脂絶縁層に要求されてきている特性を有するアルカリ現像型の光硬化性・熱硬化性樹脂組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、(A)1分子中に1個以上のカルボキシル基を有するカルボキシル基含有樹脂、(E)反応性希釈剤、及び(F)1分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物と組み合わせて、光重合開始剤として、前記式(I)で表わされる光重合開始剤(B)、前記一般式(II)で示される光重合開始剤(C)、及び前記一般式(III)で示される増感剤(D)を併せて含有する組成物が、露光の際に照射された活性エネルギー線に対して高感度に反応し、感光性成分(1分子中に感光性の不飽和二重結合を2個以上有するカルボキシル基含有樹脂及び反応性希釈剤)の光重合速度が大きくなり、解像性が向上すると共に、冷熱サイクルにおいてクラックが生じにくいことを見出した。
【0018】
即ち、本発明で用いる前記式(I)で表わされる光重合開始剤(B)、前記一般式(II)で示される光重合開始剤(C)、及び前記一般式(III)で示される増感剤(D)を併用した組成物は、感度が高く深部硬化性が高いために充分な解像性が得られ、また、加熱によって溶解・溶融した前記光重合開始剤等は再結晶化しにくく、冷熱サイクルにおけるクラックが生じにくい塗膜を形成することができる。
【0019】
以下、本発明のアルカリ現像型の光硬化性・熱硬化性樹脂組成物の各構成成分について詳細に説明する。
【0020】
まず、前記1分子中に1個以上のカルボキシル基を有するカルボキシル基含有樹脂(A)としては、カルボキシル基を有する樹脂、具体的にはそれ自体がエチレン性不飽和二重結合を有するカルボキシル基含有感光性樹脂及びエチレン性不飽和二重結合を有さないカルボキシル基含有樹脂のいずれも使用可能であり、特定のものに限定されるものではないが、特に以下に列挙するような樹脂(オリゴマー及びポリマーのいずれでもよい)を好適に使用できる。
【0021】
(1)(a)不飽和カルボン酸と(b)不飽和二重結合を有する化合物の共重合によって得られるカルボキシル基含有樹脂、
(2)(a)不飽和カルボン酸と(b)不飽和二重結合を有する化合物の共重合体にエチレン性不飽和基(b’)をペンダントとして付加させることによって得られるカルボキシル基含有感光性樹脂、
(3)(c)1分子中にエポキシ基と不飽和二重結合を有する化合物と(b)不飽和二重結合を有する化合物の共重合体に、(d)不飽和モノカルボン酸を反応させ、生成した第二級の水酸基に(e)飽和又は不飽和多塩基酸無水物を反応させて得られるカルボキシル基含有感光性樹脂、
(4)(f)不飽和二重結合を有する酸無水物と、それ以外の(b)不飽和二重結合を有する化合物の共重合体に、(g)1分子中に水酸基と不飽和二重結合を有する化合物を反応させて得られるカルボキシル基含有感光性樹脂、
(5)(h)多官能エポキシ化合物と(d)不飽和モノカルボン酸を反応させ、生成した水酸基に(e)飽和又は不飽和多塩基酸無水物を反応させて得られるカルボキシル基含有感光性樹脂、
(6)(i)水酸基含有ポリマーに(e)飽和又は不飽和多塩基酸無水物を反応させた後、生成したカルボン酸に(c)1分子中にエポキシ基と不飽和二重結合を有する化合物を反応させて得られる水酸基及びカルボキシル基含有感光性樹脂、
(7)(h)多官能エポキシ化合物と、(d)不飽和モノカルボン酸と、(j)1分子中に少なくとも1個のアルコール性水酸基と、エポキシ基と反応するアルコール性水酸基以外の1個の反応性基を有する化合物との反応生成物に、(e)飽和又は不飽和多塩基酸無水物を反応させて得られるカルボキシル基含有感光性樹脂、及び
(8)(k)1分子中に少なくとも2個のオキセタン環を有する多官能オキセタン化合物に(d)不飽和モノカルボン酸を反応させ、得られた変性オキセタン樹脂中の1級水酸基に対して(e)飽和又は不飽和多塩基酸無水物を反応させて得られるカルボキシル基含有感光性樹脂などが挙げられる。
【0022】
これらの中でも、1分子中に感光性の不飽和二重結合を2個以上有するカルボキシル基含有感光性樹脂、特に前記(5)のカルボキシル基含有感光性樹脂が好ましい。
【0023】
上記のようなカルボキシル基含有樹脂(A)は、バックボーン・ポリマーの側鎖に多数の遊離のカルボキシル基を有するため、希アルカリ水溶液による現像が可能になる。
【0024】
また、上記カルボキシル基含有樹脂(A)の酸価は、45〜200mgKOH/gの範囲にあることが好ましい。カルボキシル基含有樹脂の酸価が45mgKOH/g未満であるとアルカリ現像が困難となり、一方、200mgKOH/gを超えると現像液による露光部の溶解が進むために、必要以上にラインが痩せたり、場合によっては、露光部と未露光部の区別なく現像液で溶解剥離してしまい、正常なレジストパターンの描画が困難となるので好ましくない。
【0025】
前記(1)のカルボキシル基含有樹脂は、(a)不飽和カルボン酸と(b)不飽和二重結合を有する化合物の共重合によって得られるものであり、カルボキシル基を含有するためアルカリ水溶液に対して可溶性である。
【0026】
前記不飽和カルボン酸(a)の具体例としては、アクリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、又はこれらの酸無水物、さらには、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水ピロメリット酸などの酸無水物と2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類などの水酸基を有する不飽和化合物との反応生成物等が挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でもアクリル酸及び/又はメタアクリル酸が好ましい。なお、本明細書において(メタ)アクリレートとは、アクリレートとメタクリレートを総称する用語であり、他の類似の表現についても同様である。
【0027】
前記不飽和二重結合を有する化合物(b)の具体例としては、スチレン、クロロスチレン、α−メチルスチレン;置換基としてメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、アミル、2−エチルヘキシル、オクチル、カプリル、ノニル、ドデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、シクロヘキシル、イソボルニル、メトキシエチル、ブトキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル等を有する(メタ)アクリレート;ポリエチレングリコールのモノ(メタ)アクリレート又はポリプロピレングリコールのモノ(メタ)アクリレート;酢酸ビニル、酪酸ビニル、安息香酸ビニル;アクリルアミド、メタクリルアミド、N−ヒドロキシメチルアクリルアミド、N−ヒドロキシメチルメタクリルアミド、N−メトキシメチルアクリルアミド、N−エトキシメチルアクリルアミド、N−ブトキシメチルアクリルアミド、アクリロニトリル、ビニルエーテル類、もしくはイソブチレン等が挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。これらの化合物の中でも、好ましくは、スチレン、α−メチルスチレン、低級(好ましくは炭素数1〜8)アルキル(メタ)アクリレート、イソブチレンが用いられる。
【0028】
前記(2)のカルボキシル基含有感光性樹脂は、前記不飽和カルボン酸(a)と前記不飽和二重結合を有する化合物(b)の共重合体のカルボキシル基の一部に、エチレン性不飽和基(b’)をペンダントとして付加させ、感光性のエチレン性不飽和基(b’)を側鎖に導入した樹脂である。共重合体のカルボキシル基の一部は未反応のまま残存するため、得られるカルボキシル基含有感光性樹脂は、アルカリ水溶液に対して可溶性である。そのため、このような樹脂を含有する感光性樹脂組成物から形成した皮膜は、選択的露光後にアルカリ水溶液により安定した現像が可能となる。
【0029】
上記ペンダントとして付加するエチレン性不飽和基(b’)としては、ビニル基、アリル基、アクリロイル基、メタクリロイル基などがある。このようなエチレン性不飽和基を前記共重合体に付加させる方法は、共重合体のカルボキシル基に、エポキシ基を有するエチレン性不飽和化合物や(メタ)アクリル酸クロライドを付加反応させる方法などがある。
【0030】
ここでいうエポキシ基を有するエチレン性不飽和化合物や(メタ)アクリル酸クロライドとしては、グリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジルエーテル、β−メチルグリシジル(メタ)アクリレート、クロトン酸グリシジルエーテル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレートや、(メタ)アクリル酸クロライド、クロトン酸クロライドなどが挙げられる。これらの中でもグリシジル(メタ)アクリレートが好ましい。
【0031】
前記(3)のカルボキシル基含有感光性樹脂は、(c)1分子中にエポキシ基と不飽和二重結合を有する化合物と前記不飽和二重結合を有する化合物(b)の共重合体のエポキシ基に、充分な光硬化深度が得られる程度にまで光硬化性を向上させる割合で、(d)不飽和モノカルボン酸のカルボキシル基を反応させ、該不飽和モノカルボン酸の不飽和二重結合を側鎖に導入すると共に、上記付加反応で生成した第二級の水酸基に(e)飽和又は不飽和多塩基酸無水物を付加反応させ、側鎖にカルボキシル基を導入した樹脂である。
【0032】
上記1分子中にエポキシ基と不飽和二重結合を含有する化合物(c)の具体例としては、グリシジル(メタ)アクリレート、β−メチルグリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレートなどが挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0033】
前記不飽和モノカルボン酸(d)の具体例としては、アクリル酸、メタアクリル酸、クロトン酸、ケイ皮酸、α−シアノケイ皮酸等が挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
【0034】
一方、飽和又は不飽和多塩基酸無水物(e)の具体例としては、無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、無水イタコン酸、メチルエンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸等が挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
【0035】
前記(4)のカルボキシル基含有感光性樹脂は、(f)不飽和二重結合を有する酸無水物と該酸無水物(f)以外の前記不飽和二重結合を有する化合物(b)の共重合体の酸無水物基に、(g)1分子中に水酸基と不飽和二重結合を有する化合物の水酸基を反応させてハーフエステルとし、該化合物(g)の不飽和二重結合を側鎖に導入した樹脂である。
【0036】
前記不飽和二重結合を有する酸無水物(f)の具体的な例としては、無水マレイン酸、無水イタコン酸、さらには無水ピロメリット酸と2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類などの水酸基を有する不飽和化合物との部分反応生成物等が挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、ポリマーを安定して合成できる無水マレイン酸が好ましい。
【0037】
前記1分子中に水酸基と不飽和二重結合を有する化合物(g)の具体例としては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類;ラクトン変性ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらを単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
【0038】
前記したようなカルボキシル基含有感光性樹脂(2)〜(4)は、光硬化性に優れると共に、組成物の指触乾燥性に寄与する。
【0039】
前記(5)のカルボキシル基含有感光性樹脂は、(h)多官能エポキシ化合物のエポキシ基に、前記不飽和モノカルボン酸(d)のカルボキシル基を反応させ、エポキシアクリレートを生成させると共に、上記付加反応で生成した第二級の水酸基に、前記飽和又は不飽和多塩基酸無水物(e)を付加反応させ、側鎖にカルボキシル基を導入した樹脂である。
【0040】
前記多官能エポキシ化合物(h)としては、全てのエポキシ樹脂が使用できる。代表的な例としては、ビスフェノールA型、水添ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、ビスフェノールS型、フェノールノボラック型、クレゾールノボラック型、ビスフェノールAのノボラック型、ビフェノール型、ビキシレノール型、N−グリシジル型等の公知慣用のエポキシ化合物や、市販品として好適なものとしてはダイセル社製EHPE−3150等が挙げられる。さらに、固形のビスフェノール型エポキシ樹脂の水酸基に、エピクロルヒドリンなどのエピハロヒドリンを反応させ、多官能化した多官能ビスフェノール型エポキシ樹脂などが挙げられる。これらの中で、特にエポキシ基が多く固形であるフェノールノボラック型、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂や多官能ビスフェノール型エポキシ樹脂を用いることが好ましい。これら多官能エポキシ化合物(h)は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0041】
前記多官能エポキシ化合物(h)と不飽和モノカルボン酸(d)の反応割合は、[(エポキシ基の当量数)/(カルボキシル基の当量数)]が好ましくは0.8〜1.2、より好ましくは0.9〜1.05である。[(エポキシ基の当量数)/(カルボキシル基の当量数)]が0.8未満では、不飽和モノカルボン酸(d)が残るため臭気の問題があり、一方、上記当量数が1.2を超えた場合、エポキシ基が多く残るため、飽和又は不飽和多塩基酸無水物(e)を反応させる段階でゲル化し易くなるので好ましくない。また、生成した第二級の水酸基に対する飽和又は不飽和多塩基酸無水物(e)の反応比率は、最終的に得られる樹脂の酸価が好ましくは45〜160mgKOH/gの範囲内となるように調整する。一般的には、多官能エポキシ化合物(h)と不飽和モノカルボン酸(d)の反応で生成する水酸基1当量に対し、酸無水物基が0.3〜0.9当量、好ましくは0.5〜0.7当量である。
【0042】
前記(6)の水酸基及びカルボキシル基含有感光性樹脂は、(i)水酸基含有ポリマーに、前記飽和又は不飽和多塩基酸無水物(e)を反応させ、生成したカルボン酸の一部に、1分子中にエポキシ基と不飽和二重結合を有する化合物(c)を反応させ、感光基を導入した樹脂である。水酸基含有ポリマー(i)としてはポリビニルアセタールやセルロース等が用いられ、飽和又は不飽和多塩基酸無水物(e)の反応量を調整することにより、組成物の希釈剤に水を用いることができ、現像液は希アルカリ水溶液以外に水を使うことが可能である。
【0043】
前記(7)のカルボキシル基含有感光性樹脂の合成反応は、前記多官能エポキシ化合物(h)に前記不飽和モノカルボン酸(d)(又は1分子中に少なくとも1個のアルコール性水酸基と、エポキシ基と反応するアルコール性水酸基以外の1個の反応性基を有する化合物(j))を反応させ、次いで1分子中に少なくとも1個のアルコール性水酸基と、エポキシ基と反応するアルコール性水酸基以外の1個の反応性基を有する化合物(j)(又は不飽和モノカルボン酸(d))を反応させ、更に飽和又は不飽和多塩基酸無水物(e)を反応させる第一の方法と、多官能エポキシ化合物(h)と不飽和モノカルボン酸(d)と1分子中に少なくとも1個のアルコール性水酸基と、エポキシ基と反応するアルコール性水酸基以外の1個の反応性基を有する化合物(j)を同時に反応させ、更に飽和又は不飽和多塩基酸無水物(e)を反応させる第二の方法とがある。どちらの方法でもよいが、第二の方法が好ましい。
【0044】
前記1分子中に少なくとも1個の水酸基と、エポキシ基と反応するアルコール性水酸基以外の1個の反応性基(例えば、カルボキシル基、フェノール性水酸基、2級アミノ基等)を有する化合物(j)の具体例としては、グリコール酸、ジメチロールプロピオン酸、ジメチロール酢酸、ジメチロール酪酸、ジメチロール吉草酸、ジメチロールカプロン酸等のヒドロキシモノカルボン酸;(ビス)ヒドロキシメチルフェノール、(ビス)ヒドロキシメチルクレゾール、p−ヒドロキシフェニル−2−メタノール、p−ヒドロキシフェニル−3−プロパノール、p−ヒドロキシフェネチルアルコールなどのアメコール性水酸基含有フェノール類;ジエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン等のジアルカノールアミン類等が挙げられる。
【0045】
前記(8)のカルボキシル基含有感光性樹脂は、前記(5)のカルボキシル基含有感光性樹脂の出発原料である多官能エポキシ樹脂(h)に代えて、(k)多官能オキセタン化合物を用いた樹脂である。
【0046】
即ち、1分子中に少なくとも2個のオキセタン環を有する多官能オキセタン化合物(k)に不飽和モノカルボン酸(d)を反応させ、生成した主として第一級の水酸基に対してさらに飽和又は不飽和多塩基酸無水物(d)を反応させたカルボキシル基含有感光性樹脂である。このように第一級の水酸基と酸無水物との結合部位は、熱的に切断され難く、熱安定性に優れた樹脂としたものであり、このカルボキシル基含有感光性樹脂を用いることによって耐熱性、熱安定性に優れたアルカリ現像型の光硬化性・熱硬化性樹脂組成物を調製できる。
【0047】
次に、前記式(I)で示される光重合開始剤(B)の具体名は、1−[4−(4−ベンゾイルフェニルスルファニル)フェニル]−2−メチル−2−(4−メチルフェニルスルファニル)プロパン−1−オン、市販品としては、LAMBERTI社(イタリア)製のESACURE 1001が挙げられる。
【0048】
上記光重合開始剤(B)は、一般的な光重合開始剤に比べ、分子量が比較的大きく、線状構造をしていることから、感光性樹脂等に溶解した後、凝集・再結晶化しにくく、クラックが発生しにくいと推定される。
【0049】
前記一般式(II)で示される光重合開始剤(C)としては、式中のXが酸素原子であるキサントン、式中のXが硫黄原子であるチオキサントン、および式中のXがカルボニル基であるアントラキノンがあり、さらに、これら化合物の芳香族環に結合している水素原子の1つ又は2つが、ハロゲン原子又は炭素数1〜4のアルキル基に置換された化合物がある。具体例としては、キサントンなどのキサントン類;チオキサントン、2−メチルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、2−クロルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントンなどのチオキサントン類;2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−ターシャリィーブチルアントラキノン、1−クロルアントラキノンなどのアントラキノン類が挙げられる。これらは、単独又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
【0050】
本発明においては、増感剤(D)として前記一般式(III)で示されるジアルキルアミン安息香酸エステルを用いる。具体例としては、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、4−ジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、4−ジメチルアミノ安息香酸(n−ブトキシ)エチル、4−ジエチルアミノ安息香酸メチルなどを挙げることができる。
【0051】
上記光重合開始剤(B)の配合量は、前記カルボキシル基含有樹脂(A)100質量部に対し、1〜10質量部であることが好ましい。また、上記光重合開始剤(B)、(C)及び増感剤(D)の合計配合量は、前記カルボキシル基含有樹脂100質量部当たり、好ましくは2〜30質量部、より好ましくは3〜25質量部であり、該合計配合量に対して前記光重合開始剤(B)が20〜80質量%、前記光重合開始剤(C)が10〜50質量%、前記増感剤(D)が10〜70質量%の割合で配合されていることが好ましい。
【0052】
本発明の光硬化性・熱硬化性樹脂組成物に用いられる反応性希釈剤(E)は、該組成物の粘度を調整して作業性を向上させるとともに、架橋密度を上げ、密着性などを有する塗膜を得るために用いられる。このような反応性希釈剤(E)としては、1分子中に不飽和二重結合を有する化合物、例えば、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート類;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール等のアルキレンオキシド誘導体のモノ又はジ(メタ)アクリレート類;ヘキサンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジトリメチロールプロパン、ジペンタエリスリトール、トリスヒドロキシエチルイソシアヌレート等の多価アルコール又はこれらのエチレンオキシドあるいはプロピレンオキシド付加物の多価(メタ)アクリレート類;フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのポリエトキシジ(メタ)アクリレート等のフェノール類のエチレンオキシドあるいはプロピレンオキシド付加物の(メタ)アクリレート類;グリセリンジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、トリグリシジルイソシアヌレートなどのグリジジルエーテルの(メタ)アクリレート類;及びメラミン(メタ)アクリレート等を挙げることができる。これらの中で、室温で液状のものが、反応性・希釈性の面から好ましい。
【0053】
また、1分子中に不飽和二重結合を有し、更にカルボキシル基を有する化合物を反応性希釈剤(E)として、用いることもできる。このような化合物としては、飽和又は不飽和二塩基酸無水物と1分子中に1個の水酸基を有する(メタ)アクリレート類との反応物、例えば無水コハク酸、無水マレイン酸、無水フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタル酸、無水イタコン酸、メチルエンドメチレンテトラヒドロ無水フタル酸等の飽和又は不飽和二塩基酸無水物と、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、フェニルグリシジルエーテルの(メタ)アクリレート等の1分子中に1個の水酸基を有する(メタ)アクリレート類を等モル比で反応させて得られたハーフエステル類を使用することができる。
【0054】
これらの反応性希釈剤(E)は、単独で又は2種類以上を組み合わせて用いてもよい。また、その配合量は、前記カルボキシル基含有樹脂(A)100質量部当たり、2〜50質量部の範囲が好適である。反応性希釈剤(E)の配合量が上記範囲よりも少ない場合、塗膜の硬化不良、感度低下を招き、一方、上記範囲よりも多い場合には、指触乾燥性が低下し、又硬化塗膜が脆くなるので好ましくない。
【0055】
本発明の光硬化性・熱硬化性樹脂組成物では前記した反応性希釈剤(E)を用いているので有機溶剤を用いる必要はないが、組成物の粘度を調整するため、又は前記カルボキシル基含有樹脂を溶解しワニス化するために、有機溶剤を添加することができる。有機溶剤としては、乾燥が容易で毒性の少ない溶剤が選ばれる。例えば、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブタノール等のアルコール類;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、酢酸シクロヘキシル、アセト酢酸メチル、アジピン酸ジメチル、グルタミン酸ジメチル、琥珀酸ジメチル等のエステル類;シクロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、2−ブタノン、メチルイソブチルケトン、アセトン等のケトン類;エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル等のアルキレンオキサイド誘導体;及びトルエン、ミネラルスピリットなどを好適に用いることができる。これらの有機溶剤は、単独で又は2種以上を混合して使用することができる。
【0056】
前記1分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物(F)としては、従来公知の全ての多官能エポキシ化合物を用いることができ、例えば、ジャパンエポキシレジン(株)製のエピコート828、エピコート834、エピコート1001、エピコート1004、大日本インキ化学工業(株)製のエピクロン840、エピクロン850、エピクロン1050、エピクロン2055、東都化成(株)製のエポトートYD−011、YD−013、YD−127、YD−128、住友化学工業(株)製のスミ−エポキシESA−011、ESA−014、ELA−115、ELA−128(何れも商品名)等のビスフェノールA型エポキシ樹脂;ジャパンエポキシレジン(株)製のエピコートYL903、大日本インキ化学工業(株)製のエピクロン152、エピクロン165、東都化成(株)製のエポトートYDB−400、YDB−500、住友化学工業(株)製のスミ−エポキシESB−400、ESB−700(何れも商品名)等のブロム化エポキシ樹脂;ジャパンエポキシレジン(株)製のエピコート152、エピコート154、大日本インキ化学工業(株)製のエピクロンN−730、エピクロンN−770、エピクロンN−865、東都化成(株)製のエポトートYDCN−701、YDCN−704、日本化薬(株)製のEPPN−201、EOCN−1025、EOCN―1020,EOCN−104S、RE−306、住友化学工業(株)製のスミ−エポキシESCN−195X、ESCN−220(何れも商品名)等のノボラック型エポキシ樹脂;大日本インキ化学工業(株)製のエピクロン830、ジャパンエポキシレジン(株)製のエピコート807、東都化成(株)製のエポトートYDF−170、YDF−175、YDF−2004(何れも商品名)等のビスフェノールF型エポキシ樹脂;東都化成(株)製のエポトートST−2004、ST−2007、ST−3000(何れも商品名)等の水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂;ジャパンエポキシレジン(株)製のエピコート604、東都化成(株)製のエポトートYH−434、住友化学工業(株)製のスミ−エポキシELM−120(何れも商品名)等のグリシジルアミン型エポキシ樹脂;ダイセル化学工業(株)製のセロキサイド2021(商品名)等の脂環式エポキシ樹脂;ジャパンエポキシレジン(株)製のYL−933、日本化薬(株)製のEPPN−501、EPPN−502(何れも商品名)等のトリヒドロキシフェニルメタン型エポキシ樹脂;ジャパンエポキシレジン(株)製のYL−6056、YX−4000、YL−6121(何れも商品名)等のビキシレノール型もしくはビフェノール型エポキシ樹脂又はそれらの混合物;日本化薬(株)製のEBPS−200、旭電化工業(株)製のEPX−30、大日本インキ化学工業(株)製のEXA−1514(何れも商品名)等のビスフェノールS型エポキシ樹脂;ジャパンエポキシレジン(株)製のエピコート157S(商品名)等のビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂;ジャパンエポキシレジン(株)製のエピコートYL−931(商品名)等のテトラフェニロールエタン型エポキシ樹脂;日産化学(株)製のTEPIC(商品名)等の複素環式エポキシ樹脂;日本油脂(株)製のブレンマーDGT(商品名)等のジグリシジルフタレート樹脂;東都化成(株)製のZX−1063(商品名)等のテトラグリシジルキシレノイルエタン樹脂;新日鉄化学(株)製のESN−190、ESN−360、大日本インキ化学工業(株)製のHP−4032、EXA−4750、EXA−4700(何れも商品名)等のナフタレン基含有エポキシ樹脂;大日本インキ化学工業(株)製のHP−7200、HP−7200H(何れも商品名)等のジシクロペンタジエン骨格を有するエポキシ樹脂;日本油脂(株)製のCP−50S、CP−50M(何れも商品名)等のグリシジルメタアクリレート共重合系エポキシ樹脂;さらにシクロヘキシルマレイミドとグリシジルメタアクリレートの共重合エポキシ樹脂などの1分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物などが挙げられる。これらは、それぞれ単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。上記熱硬化性成分としての多官能エポキシ化合物(F)の配合量は、前記カルボキシル基含有樹脂(A)のカルボキシル基1当量に対して、エポキシ基が好ましくは0.6〜2.0当量、より好ましくは0.8〜1.6当量である。エポキシ基の配合量が0.6当量未満の場合、カルボキシル基が残存し、耐アルカリ性や電気絶縁性が低下するので好ましくない。一方、エポキシ基の配合量が2.0当量を超えた場合、過剰なエポキシ樹脂が可塑剤として働き、塗膜強度が低下するので好ましくない。
【0057】
また、これら多官能エポキシ化合物(F)と前記カルボキシル基含有樹脂の反応促進剤として、アミン類、ジシアンジアミド、尿素誘導体、メラミン、S−トリアジン化合物、グアナミン化合物、2−エチル−4−メチルイミダゾール等のイミダゾール化合物及びその誘導体等の公知のエポキシ硬化促進剤を併用することができる。これらを併用し熱硬化させることにより、硬化塗膜の耐熱性、耐薬品性、密着性、鉛筆硬度などの諸特性を向上させることができる。
【0058】
さらに本発明の光硬化性・熱硬化性樹脂組成物には、特性を向上させるために無機及び/又は有機フィラー(G)を添加することもできる。無機フィラーとしては硫酸バリウム、チタン酸バリウム、微粉状酸化ケイ素、無定形シリカ、結晶性シリカ、溶融シリカ、タルク、クレー、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、雲母粉等の公知慣用の無機充填剤が使用できる。その使用量は、本発明の組成物中に、0〜60質量%の割合で配合することが好ましく、特に好ましくは5〜40質量%である。
【0059】
有機フィラーとしては、エポキシ系、ゴム系、アクリル系、ウレタン系、ポリイミド系、ポリアミド系などの高分子化合物の微粒子が使用でき、粒径は10μm以下が好ましく、本発明の組成物中に、0〜30質量%の割合で配合することができる。
【0060】
本発明の光硬化性・熱硬化性樹脂組成物は、さらに必要に応じて、フタロシアニン・ブルー、フタロシアニン・グリーン、アイオジン・グリーン、ジスアゾイエロー、クリスタルバイオレット、酸化チタン、カーボンブラック、ナフタレンブラックなどの公知慣用の着色剤;ハイドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、tert−ブチルカテコール、ピロガロール、フェノチアジン等の公知慣用の重合禁止剤;アスベスト、オルベン、ベントン、モンモリロナイト等の公知慣用の増粘剤;シリコーン系、フッ素系、高分子系等の消泡剤及び/又はレベリング剤;イミダゾール系、チアゾール系、トリアゾール系、シランカップリング剤等の密着性付与剤のような公知慣用の添加剤類を配合することができる。
【0061】
以上のような成分組成を有する光硬化性・熱硬化性樹脂組成物を、以下のように用いて、ソルダーレジスト層及び/又は樹脂絶縁層を形成したプリント配線基板を提供することができる。
【0062】
本発明の光硬化性・熱硬化性樹脂組成物は、例えば、必要に応じて塗布方法に適した粘度に調整し、基材上に、ディップコート法、フローコート法、ロールコート法、バーコーター法、スクリーン印刷法、カーテンコート法等の方法により塗布し、約60〜100℃の温度で組成物中に含まれる有機溶剤を揮発乾燥(仮乾燥)させることにより、タックフリーの塗膜を形成できる。また、上記組成物をプラスチックフィルム上に塗布し、乾燥させてフィルムとして巻き取ったものを基材上に張り合わせることにより、樹脂絶縁層を形成できる。その後、接触式(又は非接触方式)により、パターンを形成したフォトマスクを通して選択的に活性光線により露光し、未露光部を希アルカリ水溶液(例えば0.3〜3%炭酸ソーダ水溶液)により現像してレジストパターンが形成される。さらに、例えば約140〜180℃の温度に加熱して熱硬化させることにより、前記カルボキシル基含有樹脂(A)のカルボキシル基と、1分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物(F)のエポキシ基が反応し、耐熱性、耐溶剤性、耐酸性、耐吸湿性、PCT耐性、密着性、電気特性などの諸特性に優れた硬化塗膜を形成することができる。
【0063】
ここで、塗膜を光硬化させるための照射光源としては、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセノンランプ又はメタルハライドランプが適当である。その他、レーザー光線なども露光用活性光源として利用し、直接描画することができる。
【0064】
また、上記現像に用いられる希アルカリ水溶液としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、アンモニア、アミン類などのアルカリ水溶液が使用でき、特に、炭酸ナトリウムが好ましい。
【0065】
【実施例】
以下に合成例、実施例及び比較例を示して本発明について具体的に説明するが、本発明が以下の実施例に限定されるものでないことは言うまでもない。なお、以下において「部」及び「%」とあるのは、特に断りのない限り全て「質量部」及び「質量%」を表わす。
【0066】
合成例1 (カルボキシル基含有感光性樹脂Aの合成)
温度計、撹拌機、滴下ロート、及び還流冷却器を備えた三口フラスコに、エポキシ当量が217で、かつ1分子中に平均して7個のフェノール核残基と、さらにエポキシ基とを併せて有するクレゾールノボラック型エポキシ樹脂217部(1.0当量)を、カルビトールアセテート204.8部に加熱溶解した。重合禁止剤としてハイドロキノン0.2部、触媒としてトリフェニルホスフィン1.0部を加え、アクリル酸72.0部(1.0当量)を徐々に加えながら、85〜105℃で16時間反応させた。更に、テトラヒドロ無水フタル酸91.2部(0.67当量)を付加反応させた。このようにして得られたワニスは、カルビトールアセテートを35部含んだ粘調な液体であり、混合物としての酸価が65mgKOH/gのカルボキシル基含有感光性樹脂であった。以下、このワニスをAワニスと称す。
【0067】
合成例2 (カルボキシル基含有感光性樹脂Bの合成)
温度計、撹拌機、滴下ロート、及び還流冷却器を備えたフラスコに、溶媒としてジプロピレングリコールモノメチルエーテル328.7部を110℃まで加熱し、メタクリル酸172.0部、ε−カプロラクトン変性メタクリル酸(平均分子量314)157.0部、メタクリル酸メチル100.0部、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル100.0部、及び重合触媒としてt−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート(日本油脂(株)製パーブチルO)12.0部の混合物を3時間かけて滴下し、更に110℃,3時間攪拌し重合触媒を失活させて、カルボキシル基含有共重合体を得た。
【0068】
この樹脂溶液を冷却後、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル200.0部、エポキシシクロヘキシルメチルアクリレート(ダイセル化学工業(株)製サイクロマーA200)309.0部、トリフェニルフォスフィン3.0部、及びハイドロキノンモノメチルエーテル1.3部を加え、100℃に昇温し、攪拌することによってエポキシの開環付加反応を行った。このようにして得られたカルボキシル基含有感光性樹脂は、重量平均分子量が15,000でかつ、不揮発分が54%、固形物の酸価が79.8mgKOH/gであった。以下、この反応溶液をBワニスと称す。
【0069】
実施例1〜6及び比較例1〜3
合成例1と合成例2で得られたカルボキシル基含有感光性樹脂ワニス(Aワニス、及びBワニス)を用いて、下記表1に示す配合割合で各成分を配合し、3本ロールミルを用いて混練し、光硬化性・熱硬化性樹脂組成物を調製した。
【0070】
【表1】
Figure 2004300173
【0071】
(1)感度
前記実施例1〜6及び比較例1〜3で得られた光硬化性・熱硬化性樹脂組成物を、ガラスエポキシ基板の全面にスクリーン印刷により塗布した。その後、熱風循環式乾燥機で乾燥した後、コダックNo.2のステップタブレットをのせて超高圧水銀灯の露光機を用いて300mJ/cm露光し、現像した後、ステップタブレットから得られた段数より感度を評価した。
【0072】
数字:得られた段数。
【0073】
(2)適正露光量
前記実施例1〜6及び比較例1〜3で得られた光硬化性・熱硬化性樹脂組成物を、各評価基板の全面にスクリーン印刷により塗布した。その後、熱風循環式乾燥機で乾燥した後の塗膜に50〜130μmのラインのネガパターンをのせて超高圧水銀灯の露光機を用いて任意の露光量の紫外線を照射させた後、1.0質量%炭酸ナトリウム水溶液で60秒間現像処理した。この時60μmの解像性が得られた最も少ない露光量を実施例1〜6及び比較例1〜3で得られた光硬化性・熱硬化性樹脂組成物の適正露光量とした。
【0074】
さらに熱風循環式乾燥機により150℃,60分間熱硬化させ、各評価基板を得た。各硬化塗膜の特性は、下記の方法により評価した。
【0075】
上記と同様にして、適正露光量で所望のパターンを形成し、さらに熱風循環式乾燥機により150℃,60分間熱硬化させ、各評価基板を得た。各硬化塗膜の特性は、下記の方法により評価した。
【0076】
(3)密着性
JISD−0202の試験方法に従って、テストピースの硬化塗膜に碁盤目状に100個のクロスカットを入れ、次いでセロハンテープによるピーリング試験後の剥がれた箇所を目視により判定した。
【0077】
(剥がれず、残った箇所)/100。
【0078】
(4)はんだ耐熱性
硬化塗膜をJISC−6481の試験方法に従って、260℃のはんだ槽に10秒浸漬後にセロハンテープによるピーリングを行う試験を1サイクルとした計3サイクルを行った後の塗膜状態を評価した。
【0079】
○:3サイクル後も塗膜に変化のないもの。
【0080】
×:3サイクル後に剥離を生じるもの。
【0081】
(5)無電解めっき耐性
市販の無電解ニッケルめっき浴及び無電解金めっき浴を用いて、ニッケル0.5μm、金0.03μmの条件でめっきを行い、テープピーリングにより、硬化塗膜の剥がれの有無やめっきのしみ込みの有無を評価した。
【0082】
○:全く剥がれがないもの
×:硬化塗膜に剥がれがあるもの
(6)冷熱サイクル耐性
130℃,10分と、−55℃,10分を1サイクルとし、交互に繰り返して100サイクル毎に光学顕微鏡を用いて塗膜の観察を行った。クラックの発生が確認されたサイクルで試験をストップし、クラックが確認されなかった最大サイクルを評価した。
【0083】
以上のようにして得られた塗膜特性の結果を、以下の表2に示した。
【0084】
【表2】
Figure 2004300173
【0085】
表1,2から明らかなように、プリント配線板に一般的に使用されている比較例1〜3の光重合開始剤組成に比べ、クラック発生までの冷熱サイクル数が増えていることが判る。
【0086】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る光硬化性・熱硬化性樹脂組成物は、光重合開始剤として、前記式(I)で示される光重合開始剤と前記一般式(II)で示される光重合開始剤、及び前記一般式(III)で示される増感剤を併用することにより、プリント配線板に要求される特性を低下させることなく、冷熱サイクル耐性のみを向上することができる。従って、自動車のエンジンルームなどのような温度差の激しい環境に使用されるプリント配線板などに、好適に使用することが可能となる。

Claims (6)

  1. (A)1分子中に1個以上のカルボキシル基を有するカルボキシル基含有樹脂、
    (B)下記式(I)で示される光重合開始剤、
    Figure 2004300173
    (C)下記一般式(II)で示される光重合開始剤、
    Figure 2004300173
    (式中、Xは、酸素原子、硫黄原子又はカルボニル基を示し、R,R,R,R,R,R,R,Rの1つ又は2つが、水素原子、ハロゲン原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、残りが水素原子を示す。)
    (D)下記一般式(III)で示される増感剤、
    Figure 2004300173
    (式中、R,R10は、各々独立に炭素数1〜3のアルキル基を示し、R11は、炭素数1〜13のアルキル基、又は炭素数2〜13のアルコキシアルキル基を示す。)
    (E)反応性希釈剤、及び
    (F)1分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化合物
    を含有することを特徴とする光硬化性・熱硬化性樹脂組成物。
  2. 前記カルボキシル基含有樹脂(A)が、1分子中に感光性の不飽和二重結合を2個以上有するカルボキシル基含有感光性樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の光硬化性・熱硬化性樹脂組成物。
  3. 前記式(I)で示される光重合開始剤(B)の含有率が、前記カルボキシル基含有樹脂(A)100質量部に対し、1〜10質量部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光硬化性・熱硬化性樹脂組成物。
  4. 前記式(I)で示される光重合開始剤(B)、前記一般式(II)で示される光重合開始剤(C)及び前記一般式(III)で示される増感剤(D)の合計配合量が、前記カルボキシル基含有樹脂(A)100質量部に対し、2〜30質量部であり、且つ該合計配合量に対して前記光重合開始剤(B)が20〜80質量%、前記光重合開始剤(C)が10〜50質量%、前記増感剤(D)が10〜70質量%の割合で配合されてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光硬化性・熱硬化性樹脂組成物。
  5. さらに無機及び/又は有機フィラー(G)を含有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光硬化性・熱硬化性樹脂組成物。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光硬化性・熱硬化性樹脂組成物を用いて製造されたソルダーレジスト層及び/又は樹脂絶縁層を有するプリント配線板。
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