JP2004299780A - 容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】蓋2が着脱式又は開閉式である角型又は丸型の容器Aにおいて、容器本体1の鍔1aの下面部4に輪ゴム等の弾性材からなる係止用具5を掛けるための複数箇のテーパー筒状である係止突起3を周辺に沿って鍔1aを貫通して設け、これとは別に設けた輪ゴム等の弾性材からなる係止用具5を一組としたもので、係止突起3を容器Aの本体1の底面部に設けることもできる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】本発明は店頭で食品等を販売する際、食品を入れる器として提供されている透明で箱型の合成樹脂製容器の改良に関し、詳しくは容器本体1の鍔1aの下面部に係止突起を複数箇設けることによって輪ゴムが簡単に掛けられ、確実に蓋が保持されるとともに空の容器を出来る限り嵩張らずに積み重ねることが出来るように構成した容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、食品を入れる容器は各種提供され、古くは紙の袋から厚紙のものまで、食品の材質、形状に合わせた容器が提供されている。
近年、すぐに食卓に載せる食品として提供される生鮮魚介類、揚げ物、惣菜類等を店頭で販売する際に利用される容器として、蓋付きの合成樹脂製容器が安価に大量に提供されるようになり、食品以外にも合成樹脂製容器が広く利用されるようなった。
これらの容器には蓋が不可欠であるが、蓋には取り外し自在のものから容器と一体になった開閉自在のものまで各種提供されている。
又、容器本体の鍔と蓋の鍔の一部又は全体が嵌着されるような構造にし、輪ゴムや紐等の係止用具をを利用しないで蓋を取り付けることが出来る容器も提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、容器に内容物を入れて蓋をした場合、蓋が開かないようにしなければならないため、様々な工夫をしなければならず、そのため成型する際、容器と蓋の鍔が相互に嵌合するように形成したり、輪ゴムや紐等を利用して蓋が開かないようにしていた。
蓋と容器の鍔を嵌合させる手段は確実に蓋は閉められるが開けにくい欠点があり、特に老齢者や手の不自由な人は他人の手を煩わさなければならないが、内容物が確実に密封されるので容器入りの食品を売る場合はこの手段が広く採用されている。
蓋をした容器に輪ゴムを掛ける手段は簡単であるが、輪ゴムが容器の中心部に掛かっていないと蓋に隙間ができる場合があり、又取り外しにくいこともあって適切な手段とは云えなかった。
本発明は輪ゴム等の弾性材を利用して蓋を固定するため、容器本体の鍔の下面部に係止突起複数箇を対峙させて設け、輪ゴムを蓋の上から対峙する係止突起に掛けることによって適切な部位に輪ゴムが掛けられ、片方の係止突起から輪ゴムを外すことによって簡単に蓋を開けることができ、しかも係止突起をテーパー状の筒体にし、鍔に貫通させて設けることによって空の容器を積み重ねる際、嵩張らないようにした容器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明は、鍔1a付きの容器本体1と鍔2付きの蓋2が着脱式又は開閉式である角型又は丸型等の容器Aにおいて、容器本体1の鍔1aの下面部4に輪ゴム等の弾性材からなる係止用具5を掛けるための複数箇のテーパー状の筒体である係止突起3を、鍔を貫通させて設け、これとは別に設けた輪ゴム等の弾性材からなる係止用具5を一組としたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて説明する。
図1は蓋を開いた状態の本発明の容器の仰瞰図、図2は蓋を閉めた状態の本発明の側面図、図3は係止突起付近の拡大断面図、図4は丸型容器の実施例図、図5は従来の容器の例を示した図で図6は本発明の他の実施例を示した図で、図中の符号Aは容器を示す。
【0006】
1は容器本体で、この容器本体は長方形状の箱形で、殆んどが透明の合成樹脂の薄板からなり、容器本体1と蓋2には鍔1a、2aがそれぞれ設けられ、プレス成型によって成型される。
容器本体1は収納する内容物や用途によって様々な形状が考えられ、長方形状で箱形のものが最も多いが、弁当等の場合は特徴を出すために丸型、ハート型、楕円型等様々の形のものが提供されている。
【0007】
2は容器本体1と一対になっている鍔2付きの蓋で、この蓋2は容器本体1と別々に成型されているものと、一体に成型されたものがあって、容器本体1と一体に成型されている蓋2は本体1との境界線から折り曲げることによって蓋の役割を果たすようになっている。
【0008】
3は容器本体1の鍔1aの下面部4に設けられた係止突起で、この係止突起3は蓋をした際、輪ゴム等の係止用具5を掛けるためのもので、外周に沿って設けられた輪ゴムを引っ掛けるために設けられ、下方が細くなるテーパー状で鍔1aを貫通した筒体で、この係止突起3は容器本体1の両側に対峙するように設けられ、2箇の対峙する係止突起に係止用具5を掛けることによって蓋2が開くのを押えることができるが、内容物が多く嵩んだ場合には両側寄りの係止突起を利用して係止用具5を掛ける。
又、係止突起3は図6に示したように容器本体1の底面部に設けることも可能で、このように設けることによって簡単に輪ゴム状の係止用具5を掛けることができ、取り外しも容易にできる。
係止突起3は周側部に凹陥部(図示せず)を設ければ、掛けた係止用具が外れ難くなる効果がある。
【0009】
4は容器本体1の鍔1aの下面部で、この下面部4には複数箇の係止突起3が設けられているが、収納する内容物によって2箇の係止突起では確実に保持できない場合を考え、複数(偶数)箇の係止突起3を設けたものある。
【0010】
5は輪ゴム、伸縮性の紐、その他の紐からなる係止用具で特定のものではなく作業性、経済性を考慮した場合、輪ゴムが最も適している。
係止用具5を掛ける場合は図2に示すように、係止用具(輪ゴム)5の片部を容器本体1の鍔1aの下面部4の中央部に設けられた係止突起3dに掛け、蓋2を押さえるように他部を対峙する係止突起aに掛ける。
【0011】
容器Aは内容物が見えるように透明の合成樹脂の薄板でできているもので、特に食品等は買う人が目で確認し自由に選択できるようになっている。
【0012】
上記のように構成された本発明を実際に使用する場合は次のようになる。
図2に示したように蓋2をした後、容器本体1の鍔1aの下面部4に設けられた係止突起3a、3dに蓋2の上から係止用具(輪ゴム)5を掛ける。
このようにすると一本の輪ゴムが二本の輪ゴムと同じ弾力で蓋2は確実に押さえるが、更に確実に押さえる必要が有る場合は係止突起3と3c、3bと3eにそれぞれ係止用具を掛ける。
尚、布製、ビニール製の紐を利用しても蓋を押さえることはできるが、確実に蓋を押さえることは難しい。
係止用具(輪ゴム)5を3、3aと3c、3bに掛けることも可能で、このように掛けると、より確実に蓋を押さえることができる。
又、本発明は豆腐や、納豆、カップラーメン、麺類等の容器に利用することもできる。
【0013】
容器本体1の鍔1aの下面部に設けられた係止突起の場合も本体1の底面部に設けられた係止突起と使用方法は同様である。
【0014】
【発明の効果】
上記のように構成された本発明には次のような効果がある。
a.老齢者や手の不自由な人でも係止用具(輪ゴム)が簡単に掛けられ、取り外しも簡単にできる。
b.係止用具は対峙する係止突起に掛けるので係止用具自体は移動することがないので蓋は確実に押さえられる。
c.係止突起はプレス加工によって容易に形成されるので容器の価格に影響することはない。
d.係止突起はテーパー筒体に形成されているので容器を積み重ねた場合も嵩張ることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器の仰瞰図である。
【図2】蓋を閉めた状態の本発明の側面図である。
【図3】係止突起の拡大断面図である。
【図4】丸型容器の実施例である。
【図5】従来の容器の一例を示した図である。
【図6】本発明の他の実施例を示した図である。
【符号の説明】
1 容器本体
1a 鍔
2 蓋
2a 鍔
3 係止突起
4 下面部
5 係止用具
A 容器
Claims (1)
- 鍔1a付きの容器本体1と鍔2a付きの蓋2が着脱式又は開閉式である角型又は丸型等の容器Aにおいて、容器本体1の周辺に沿って設けられた鍔1aの下面部4に輪ゴム等の弾性材からなる係止具5を掛けるための複数箇のテーパー状の筒体である係止突起3を、鍔1aを貫通して設け、別途設けた輪ゴム等の弾性材からなる係止用具5を一組としたことを特徴とする容器。
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