JP2004299194A - 印刷装置の損耗度の管理 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷装置の損耗度の管理を精度よく行う。
【解決手段】プリンタPRT1は、印刷ジョブごとに、ドット数およびページ数をカウントして、それぞれを累算して記憶する。そして、これらに基づいて、印刷密度などのパラメータ値を算出し、液晶パネルに表示する。また、算出したパラメータ値を管理者のパーソナルコンピュータに送信する。
【選択図】 図2
【解決手段】プリンタPRT1は、印刷ジョブごとに、ドット数およびページ数をカウントして、それぞれを累算して記憶する。そして、これらに基づいて、印刷密度などのパラメータ値を算出し、液晶パネルに表示する。また、算出したパラメータ値を管理者のパーソナルコンピュータに送信する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置の損耗度の管理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクジェットプリンタやページプリンタなど、印刷媒体上にドットを形成することによって印刷を行う印刷装置が普及している。このような印刷装置について、印刷機構の部品の交換などのメンテナンスは、印刷枚数に基づいて行われることが多かった。また、多数のユーザが複数のプリンタを使用する場合、全ての印刷装置の使用頻度が同一になるように、すなわち、印刷装置の損耗度合いが同じになるように、印刷枚数に基づいて、設置位置をローテーションする場合もあった。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−361981号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、印刷装置の損耗度合いは、必ずしも印刷枚数に依存するものではなく、印刷枚数は単なる目安でしかなかった。このため、印刷装置の損耗度合いを正確に管理することができなかった。
【0005】
印刷装置の稼動状況を管理する技術の1つとして、特許文献1には、投入されたジョブごとに用紙数および出力ドット数を検出して、消費コストを算出する印刷装置に関する技術が記載されている。
【0006】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、印刷装置の損耗度の管理を、精度よく行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では、以下の構成を採用した。
本発明の第1の印刷装置は、
印刷媒体上にドットを形成することによって印刷を行う印刷装置であって、
初期状態から、前記印刷に使用された累積ドット数をカウントする累積ドット数カウント部と、
前記累積ドット数に基づいて、前記印刷装置が備える部品の損耗度に関連する所定のパラメータ値を算出する算出部と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
例えば、印刷装置の紙送り機構の部品は、一般に、印刷枚数に依存して損耗するが、レーザプリンタの感光ドラムのように、ドット形成のための部品の損耗は、印刷枚数よりも印刷したドット数に依存する場合がある。このような場合、本発明によって、印刷装置の損耗度の管理を精度よく行うことができる。
【0009】
また、ドットの数は、印刷装置で印刷処理を開始する段階にならないと分からないため、印刷ジョブを出力したクライアントや印刷装置を管理する管理サーバでは、正確な管理を行うことはできない。本発明では、印刷装置が自立的にドット数をカウントして、パラメータ値を算出するため、管理サーバを不要としたり、管理サーバの負荷を軽減したりすることができる。
【0010】
なお、「初期状態から」とは、例えば、印刷装置の利用開始時からとすることができる。また、部品交換時などにカウンタ値をリセット可能とし、リセット時からとしてもよい。パラメータは、累積ドット数に基づいて、部品の損耗度を評価可能なものであれば、任意に設定可能である。累積ドット数自体をパラメータとして用いてもよい。
【0011】
上記印刷装置において、さらに、
初期状態から、前記印刷が行われた印刷媒体の累積枚数をカウントする累積枚数カウント部を備え、
前記算出部は、前記累積ドット数と前記累積枚数とに基づいて、前記パラメータ値を算出するようにしてもよい。
【0012】
印刷装置には、印刷したドット数に無関係に、印刷した枚数に応じて損耗が生じる部品や、ドット数に依存して損耗が生じる部品が混在する。本発明では、これらの双方について、損耗度の管理精度を向上させることができる。
【0013】
なお、上記印刷装置において、
前記パラメータ値は、例えば、前記印刷媒体における印刷領域の設定に関わらず、該印刷媒体のサイズに応じて定まる形成可能な最大ドット数に対する、形成されたドット数の割合を表す印刷密度であるものとすることができる。
【0014】
印刷密度によって、印刷装置の使用態様を推測し、部品の損耗度の管理を行うことができる。たとえば、印刷密度が高ければ、画像の印刷頻度が高いことを推測することができるし、印刷密度が低ければ、隙間の多い文章の印刷頻度が高いことを推測することができる。本発明は、印刷密度によって寿命が異なる部品の損耗度の評価に有効である。
【0015】
本発明の印刷装置において、さらに、
前記部品の寿命を表す所定の寿命値を記憶する寿命値記憶部を備え、
前記算出部は、前記寿命値と前記累積ドット数とに基づいて、前記パラメータ値を算出するようにすることができる。
【0016】
例えば、寿命値は、部品を交換するまでの期間や、部品を交換するまでの形成可能ドット数とすることができる。後者の場合、パラメータとして、(累積ドット数)/(形成可能ドット数)で定義される損耗率を用いたり、(形成可能ドット数)−(累積ドット数)で定義される残りドット数を用いたりすることができる。損耗率や残りドット数によって、部品交換までに印刷装置をどの程度使用できるかを推測することができる。本発明によっても、部品の損耗度の管理を行うことができる。
【0017】
なお、本発明の印刷装置において、累積枚数カウント部を備える場合には、算出部は、前記寿命値と前記累積ドット数と前記累積枚数とに基づいて、前記パラメータ値を算出するようにすることができる。
【0018】
また、本発明の印刷装置において、さらに、
前記パラメータ値を表示する表示部を備えるようにしてもよい。
【0019】
こうすることによって、部品の損耗度を容易に視認することができる。
【0020】
また、本発明の印刷装置において、さらに、
前記パラメータ値を、該印刷装置を管理するための所定の情報処理装置に送信する送信部を備えるようにしてもよい。
【0021】
こうすることによって、情報処理装置で、印刷装置の損耗度を管理することができる。このような態様は、情報処理装置が複数の印刷装置の損耗度を一元的に管理する場合に、特に有効である。情報処理装置を印刷装置として、印刷装置同士で通信を行い、他の印刷装置からパラメータ値を取得するようにしてもよい。
【0022】
本発明は、上述の印刷装置としての構成の他、印刷装置の制御方法の発明として構成することもできる。また、これらを実現するコンピュータプログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体、そのプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号など種々の態様で実現することが可能である。なお、それぞれの態様において、先に示した種々の付加的要素を適用することが可能である。
【0023】
本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、印刷装置の動作を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。また、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき以下の順序で説明する。A.印刷システムの構成:
B.プリンタ:
C.パラメータ値表示処理:
D.変形例:
【0025】
A.印刷システムの構成:
図1は、本発明の印刷装置を適用した一実施例としての印刷システムの概略構成を示す説明図である。この印刷システムは、2台のネットワークプリンタ(以下、単にプリンタと呼ぶ)PRT1,PRT2と、パーソナルコンピュータPC1〜PC5とを備えている。これらは、ローカル・エリア・ネットワークLANを介して接続されている。本実施例では、2台のプリンタPRT1,PRT2、および5台のパーソナルコンピュータPC1〜PC5を示したが、各装置の台数は、これに限られない。
【0026】
各パーソナルコンピュータPC1〜PC5には、文書作成プログラム等のアプリケーションプログラムや、プリンタPRT1,PRT2の動作を制御するためのプリンタドライバなどがインストールされている。パーソナルコンピュータPC1は、プリンタPRT1,PRT2の管理者が利用するものであり、このパーソナルコンピュータPC1には、プリンタPRT1,PRT2の故障などを管理するためのアプリケーションプログラムもインストールされている。図中に破線で示したように、本実施例では、パーソナルコンピュータPC1,PC2の印刷ジョブは、プリンタPRT1に出力され、パーソナルコンピュータPC3,PC4,PC5の印刷ジョブは、プリンタPRT2に出力されるものとした。
【0027】
プリンタPRT1,PRT2は、後述するように、印刷の実行ごとに、プリンタPRT1,PRT2の損耗度に関連するパラメータ値を算出する。さらに、プリンタPRT1,PRT2は、図中に一点鎖線で示したように、管理者のパーソナルコンピュータPC1に、パラメータ値を送信する。また、プリンタPRT1,PRT2は、それぞれ液晶パネルLCD1,LCD2を備えており、パラメータ値を表示する機能も有している。管理者や他のユーザは、このパラメータ値によって、プリンタPRT1,PRT2の損耗度を判断して、部品の交換を行ったり、それぞれの損耗度に基づいて、プリンタPRT1とプリンタPRT2との設置場所の入れ替えを行ったりすることができる。また、管理者のパーソナルコンピュータPC1で、2台のプリンタPRT1,PRT2の損耗度を一元的に管理することができる。
【0028】
B.プリンタ:
本実施例では、2台のプリンタPRT1,PRT2は、同じものとした。プリンタPRT1は、CPU、RAM、ROMなどを備えるコンピュータや、パラメータ値などを記憶するためのハードディスクや、印刷用紙の供給および排出を行う紙送り機構や、印刷用紙上にドットを形成して印刷を実行する印刷機構などを備えている。
【0029】
図2は、プリンタPRT1の概略構成を示す説明図である。プリンタPRT1は、図示した各機能ブロックを備えている。これらは、ソフトウェア的に構成されている。
【0030】
入力部10は、パーソナルコンピュータPC1,PC2から印刷ジョブを入力する。この印刷ジョブには、印刷ジョブを出力したパーソナルコンピュータの名前や、印刷用紙のサイズや、両面印刷、片面印刷などの印刷モードの設定などの情報が含まれており、印刷処理部20は、印刷ジョブの内容を解析し、印刷処理を実行する。
【0031】
ドット数カウント部22は、印刷ジョブごとに、印刷用紙上に形成したドット数をカウントする。総ドット数記憶部23は、初期状態から印刷用紙上に形成したドットの総数を累算して記憶する。総ドット数記憶部23が記憶するドットの総数は、印刷機構の部品交換時などにリセット可能である。ドット数カウント部22と、総ドット数記憶部とは、本発明の累積ドット数カウント部に相当する。
【0032】
ページ数カウント部24は、印刷ジョブごとに、印刷を実行した印刷用紙の枚数をカウントする。本実施例では、ページ数カウント部24は、A4サイズを基準として、印刷用紙の枚数をカウントするものとした。すなわち、ページ数カウント部24は、印刷用紙のサイズがA4サイズであれば、1枚の印刷を行うごとに、1枚とカウントし、A3サイズであれば、1枚の印刷を行うごとに、2枚とカウントする。このように印刷用紙のカウントを行うのは、後に全体的な印刷密度の算出を行うためである。印刷密度とは、印刷用紙に形成可能な最大ドット数に対する、形成されたドット数の割合を示す値である。印刷用紙に形成可能な最大ドット数は、印刷用紙のサイズによって異なる。総ページ数記憶部25は、初期状態から印刷を実行した印刷用紙の総数を累算して記憶する。総ページ数記憶部25が記憶する印刷用紙の総数は、リセット可能である。ページ数カウント部24と、総ページ数記憶部25とは、本発明の累積枚数カウント部に相当する。
【0033】
印刷密度の算出方法は、以下の通りである。ここでは、説明を簡単にするために、A3サイズの印刷用紙に形成可能な最大ドット数は、A4サイズの印刷用紙に形成可能な最大ドット数の2倍であるものとする。印刷用紙の総数をA、印刷用紙1枚に形成可能な最大ドット数をB、形成された総ドット数をCとすると、印刷密度Dは、D=C/(A・B)×100(%)で表される。この印刷密度によって、プリンタPRT1の使用態様を推測することができる。たとえば、印刷密度が高ければ、画像の印刷頻度が高いことを推測することができるし、印刷密度が低ければ、隙間の多い文章の印刷頻度が高いことを推測することができる。
【0034】
寿命値記憶部26は、プリンタPRT1の部品の損耗率を算出するために用いられ、部品の寿命を表す寿命値を記憶する。本実施例では、寿命値として、初期状態から印刷機構の部品交換までの形成可能ドット数を記憶するものとした。また、本実施例では、寿命値は、初期状態から一定値であるものとした。ここで、形成された総ドット数をC、形成可能ドット数をNとするとき、損耗率Lは、L=C/N×100(%)と定義する。この損耗率によって、部品交換までに、プリンタPRT1を後どの程度使用できるかを推測することができる。
【0035】
なお、本実施例では、寿命値は、初期状態から一定値であるものとしたが、時間とともに減少するものとしてもよい。プリンタは、長期間使用しない場合にも損耗する場合があるからである。こうすることによって、未使用の時間を考慮してプリンタの損耗率を算出することができる。
【0036】
算出部27は、総ドット数記憶部23と、総ページ数記憶部25とを参照して、先に説明したように、印刷密度を算出する。また、算出部27は、総ドット数記憶部23と、寿命値記憶部26とを参照して、先に説明したように、損耗率を算出する。
【0037】
表示部30は、算出部27によって算出された印刷密度および損耗率を、液晶パネルLCD1によって表示する。こうすることによって、ユーザは、各パラメータ値を容易に視認することができる。
【0038】
送信部40は、算出部27で算出された印刷密度および損耗率を、管理者のパーソナルコンピュータPC1に送信する。本実施例では、送信部40は、印刷ジョブごとに、印刷密度および損耗率の送信を行うものとした。
【0039】
C.パラメータ値表示処理:
図3は、パラメータ値表示処理の流れを示すフローチャートである。プリンタPRT1のCPUが実行する処理である。CPUは、まず、入力部10によって、印刷ジョブを取得する(ステップS100)。印刷ジョブの内容を解析して、印刷用紙のサイズを判定し(ステップS110)、印刷を実行する(ステップS120)。
【0040】
このとき、ドット数カウント部22によって、形成したドット数をカウントし(ステップS122)、総ドット数記憶部23によって累算して記憶する。また、ページ数カウント部24によって、印刷を実行した印刷用紙の枚数をカウントし(ステップS124)、総ページ数記憶部25によって累算して記憶する。
【0041】
印刷が終了すると、CPUは、算出部27によって、先に説明したように、印刷密度および損耗率の算出を行う(ステップS130)。そして、液晶パネルLCD1に表示するとともに管理者のパーソナルコンピュータPC1に送信する(ステップS140)。
【0042】
以上説明した本実施例のプリンタによれば、形成した総ドット数および総ページ数に基づいて、プリンタが備える部品の損耗度を評価することができるので、プリンタの損耗度の管理を精度よく行うことができる。また、プリンタが自立的に印刷密度や、損耗率を算出するため、パーソナルコンピュータでは、プリンタの損耗度を管理するための特別な処理を行う必要がない。
【0043】
D.変形例:
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形例が可能である。
【0044】
D1.変形例1:
上記実施例では、印刷密度および損耗率によって、プリンタPRT1の損耗度の管理を行うものとしたが、いずれか一方であってもよい。また、プリンタPRT1の損耗度の管理に、総ドット数に基づいた他のパラメータを用いるようにしてもよい。ドット数やページ数をパラメータ値として用いてもよい。
【0045】
D2.変形例2:
上記実施例では、ページ数カウント部24は、A4サイズの印刷用紙を基準として印刷用紙の枚数をカウントするものとしたが、サイズごとにカウントするようにしてもよい。この場合、ドット数カウント部22は、サイズごとにドット数をカウントし、算出部27は、サイズごとに印刷密度を算出するようにしてもよい。
【0046】
D3.変形例3:
上記実施例では、プリンタPRT1は、表示部30と送信部40とを備えているが、いずれか一方を備えるようにしてもよい。
【0047】
D4.変形例4:
上記実施例では、送信部40は、印刷ジョブごとに、印刷密度および損耗率の送信を行うものとしたが、これに限られない。例えば、プリンタPRT1が備えるハードディスクに、これらを随時更新して記憶しておき、定期的に送信するようにしてもよい。また、パーソナルコンピュータPC1からの送信要求に応じて、送信するようにしてもよい。こうすることによって、ネットワークのトラフィックを軽減することができる。
【0048】
D5.変形例5:
上記実施例では、プリンタPRT1,PRT2が管理者のパーソナルコンピュータPC1に印刷密度を送信し、パーソナルコンピュータPC1で管理を行うものとしたが、これに限られない。例えば、プリンタPRT1とプリンタPRT2とが、直接あるいはパーソナルコンピュータPC1を介して、印刷密度のやり取りを行い、両者間の印刷密度の差を評価して液晶パネルLCD1,LCD2に表示するようにしてもよい。
【0049】
D6.変形例6:
上記実施例では、本発明の印刷装置をネットワークプリンタに適用した例を示したが、ローカルプリンタに適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置を適用した一実施例としての印刷システムの概略構成を示す説明図である。
【図2】プリンタPRT1の概略構成を示す説明図である。
【図3】パラメータ値表示処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…入力部
20…印刷処理部
22…ドット数カウント部
23…総ドット数記憶部
24…ページ数カウント部
25…総ページ数記憶部
26…寿命値記憶部
27…算出部
30…表示部
40…送信部
LAN…ローカル・エリア・ネットワーク
LCD1,LCD2…液晶パネル
PC1〜PC5…パーソナルコンピュータ
PRT1,PRT2…ネットワークプリンタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置の損耗度の管理に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクジェットプリンタやページプリンタなど、印刷媒体上にドットを形成することによって印刷を行う印刷装置が普及している。このような印刷装置について、印刷機構の部品の交換などのメンテナンスは、印刷枚数に基づいて行われることが多かった。また、多数のユーザが複数のプリンタを使用する場合、全ての印刷装置の使用頻度が同一になるように、すなわち、印刷装置の損耗度合いが同じになるように、印刷枚数に基づいて、設置位置をローテーションする場合もあった。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−361981号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、印刷装置の損耗度合いは、必ずしも印刷枚数に依存するものではなく、印刷枚数は単なる目安でしかなかった。このため、印刷装置の損耗度合いを正確に管理することができなかった。
【0005】
印刷装置の稼動状況を管理する技術の1つとして、特許文献1には、投入されたジョブごとに用紙数および出力ドット数を検出して、消費コストを算出する印刷装置に関する技術が記載されている。
【0006】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、印刷装置の損耗度の管理を、精度よく行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明では、以下の構成を採用した。
本発明の第1の印刷装置は、
印刷媒体上にドットを形成することによって印刷を行う印刷装置であって、
初期状態から、前記印刷に使用された累積ドット数をカウントする累積ドット数カウント部と、
前記累積ドット数に基づいて、前記印刷装置が備える部品の損耗度に関連する所定のパラメータ値を算出する算出部と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
例えば、印刷装置の紙送り機構の部品は、一般に、印刷枚数に依存して損耗するが、レーザプリンタの感光ドラムのように、ドット形成のための部品の損耗は、印刷枚数よりも印刷したドット数に依存する場合がある。このような場合、本発明によって、印刷装置の損耗度の管理を精度よく行うことができる。
【0009】
また、ドットの数は、印刷装置で印刷処理を開始する段階にならないと分からないため、印刷ジョブを出力したクライアントや印刷装置を管理する管理サーバでは、正確な管理を行うことはできない。本発明では、印刷装置が自立的にドット数をカウントして、パラメータ値を算出するため、管理サーバを不要としたり、管理サーバの負荷を軽減したりすることができる。
【0010】
なお、「初期状態から」とは、例えば、印刷装置の利用開始時からとすることができる。また、部品交換時などにカウンタ値をリセット可能とし、リセット時からとしてもよい。パラメータは、累積ドット数に基づいて、部品の損耗度を評価可能なものであれば、任意に設定可能である。累積ドット数自体をパラメータとして用いてもよい。
【0011】
上記印刷装置において、さらに、
初期状態から、前記印刷が行われた印刷媒体の累積枚数をカウントする累積枚数カウント部を備え、
前記算出部は、前記累積ドット数と前記累積枚数とに基づいて、前記パラメータ値を算出するようにしてもよい。
【0012】
印刷装置には、印刷したドット数に無関係に、印刷した枚数に応じて損耗が生じる部品や、ドット数に依存して損耗が生じる部品が混在する。本発明では、これらの双方について、損耗度の管理精度を向上させることができる。
【0013】
なお、上記印刷装置において、
前記パラメータ値は、例えば、前記印刷媒体における印刷領域の設定に関わらず、該印刷媒体のサイズに応じて定まる形成可能な最大ドット数に対する、形成されたドット数の割合を表す印刷密度であるものとすることができる。
【0014】
印刷密度によって、印刷装置の使用態様を推測し、部品の損耗度の管理を行うことができる。たとえば、印刷密度が高ければ、画像の印刷頻度が高いことを推測することができるし、印刷密度が低ければ、隙間の多い文章の印刷頻度が高いことを推測することができる。本発明は、印刷密度によって寿命が異なる部品の損耗度の評価に有効である。
【0015】
本発明の印刷装置において、さらに、
前記部品の寿命を表す所定の寿命値を記憶する寿命値記憶部を備え、
前記算出部は、前記寿命値と前記累積ドット数とに基づいて、前記パラメータ値を算出するようにすることができる。
【0016】
例えば、寿命値は、部品を交換するまでの期間や、部品を交換するまでの形成可能ドット数とすることができる。後者の場合、パラメータとして、(累積ドット数)/(形成可能ドット数)で定義される損耗率を用いたり、(形成可能ドット数)−(累積ドット数)で定義される残りドット数を用いたりすることができる。損耗率や残りドット数によって、部品交換までに印刷装置をどの程度使用できるかを推測することができる。本発明によっても、部品の損耗度の管理を行うことができる。
【0017】
なお、本発明の印刷装置において、累積枚数カウント部を備える場合には、算出部は、前記寿命値と前記累積ドット数と前記累積枚数とに基づいて、前記パラメータ値を算出するようにすることができる。
【0018】
また、本発明の印刷装置において、さらに、
前記パラメータ値を表示する表示部を備えるようにしてもよい。
【0019】
こうすることによって、部品の損耗度を容易に視認することができる。
【0020】
また、本発明の印刷装置において、さらに、
前記パラメータ値を、該印刷装置を管理するための所定の情報処理装置に送信する送信部を備えるようにしてもよい。
【0021】
こうすることによって、情報処理装置で、印刷装置の損耗度を管理することができる。このような態様は、情報処理装置が複数の印刷装置の損耗度を一元的に管理する場合に、特に有効である。情報処理装置を印刷装置として、印刷装置同士で通信を行い、他の印刷装置からパラメータ値を取得するようにしてもよい。
【0022】
本発明は、上述の印刷装置としての構成の他、印刷装置の制御方法の発明として構成することもできる。また、これらを実現するコンピュータプログラム、およびそのプログラムを記録した記録媒体、そのプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号など種々の態様で実現することが可能である。なお、それぞれの態様において、先に示した種々の付加的要素を適用することが可能である。
【0023】
本発明をコンピュータプログラムまたはそのプログラムを記録した記録媒体等として構成する場合には、印刷装置の動作を制御するプログラム全体として構成するものとしてもよいし、本発明の機能を果たす部分のみを構成するものとしてもよい。また、記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置などコンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用できる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき以下の順序で説明する。A.印刷システムの構成:
B.プリンタ:
C.パラメータ値表示処理:
D.変形例:
【0025】
A.印刷システムの構成:
図1は、本発明の印刷装置を適用した一実施例としての印刷システムの概略構成を示す説明図である。この印刷システムは、2台のネットワークプリンタ(以下、単にプリンタと呼ぶ)PRT1,PRT2と、パーソナルコンピュータPC1〜PC5とを備えている。これらは、ローカル・エリア・ネットワークLANを介して接続されている。本実施例では、2台のプリンタPRT1,PRT2、および5台のパーソナルコンピュータPC1〜PC5を示したが、各装置の台数は、これに限られない。
【0026】
各パーソナルコンピュータPC1〜PC5には、文書作成プログラム等のアプリケーションプログラムや、プリンタPRT1,PRT2の動作を制御するためのプリンタドライバなどがインストールされている。パーソナルコンピュータPC1は、プリンタPRT1,PRT2の管理者が利用するものであり、このパーソナルコンピュータPC1には、プリンタPRT1,PRT2の故障などを管理するためのアプリケーションプログラムもインストールされている。図中に破線で示したように、本実施例では、パーソナルコンピュータPC1,PC2の印刷ジョブは、プリンタPRT1に出力され、パーソナルコンピュータPC3,PC4,PC5の印刷ジョブは、プリンタPRT2に出力されるものとした。
【0027】
プリンタPRT1,PRT2は、後述するように、印刷の実行ごとに、プリンタPRT1,PRT2の損耗度に関連するパラメータ値を算出する。さらに、プリンタPRT1,PRT2は、図中に一点鎖線で示したように、管理者のパーソナルコンピュータPC1に、パラメータ値を送信する。また、プリンタPRT1,PRT2は、それぞれ液晶パネルLCD1,LCD2を備えており、パラメータ値を表示する機能も有している。管理者や他のユーザは、このパラメータ値によって、プリンタPRT1,PRT2の損耗度を判断して、部品の交換を行ったり、それぞれの損耗度に基づいて、プリンタPRT1とプリンタPRT2との設置場所の入れ替えを行ったりすることができる。また、管理者のパーソナルコンピュータPC1で、2台のプリンタPRT1,PRT2の損耗度を一元的に管理することができる。
【0028】
B.プリンタ:
本実施例では、2台のプリンタPRT1,PRT2は、同じものとした。プリンタPRT1は、CPU、RAM、ROMなどを備えるコンピュータや、パラメータ値などを記憶するためのハードディスクや、印刷用紙の供給および排出を行う紙送り機構や、印刷用紙上にドットを形成して印刷を実行する印刷機構などを備えている。
【0029】
図2は、プリンタPRT1の概略構成を示す説明図である。プリンタPRT1は、図示した各機能ブロックを備えている。これらは、ソフトウェア的に構成されている。
【0030】
入力部10は、パーソナルコンピュータPC1,PC2から印刷ジョブを入力する。この印刷ジョブには、印刷ジョブを出力したパーソナルコンピュータの名前や、印刷用紙のサイズや、両面印刷、片面印刷などの印刷モードの設定などの情報が含まれており、印刷処理部20は、印刷ジョブの内容を解析し、印刷処理を実行する。
【0031】
ドット数カウント部22は、印刷ジョブごとに、印刷用紙上に形成したドット数をカウントする。総ドット数記憶部23は、初期状態から印刷用紙上に形成したドットの総数を累算して記憶する。総ドット数記憶部23が記憶するドットの総数は、印刷機構の部品交換時などにリセット可能である。ドット数カウント部22と、総ドット数記憶部とは、本発明の累積ドット数カウント部に相当する。
【0032】
ページ数カウント部24は、印刷ジョブごとに、印刷を実行した印刷用紙の枚数をカウントする。本実施例では、ページ数カウント部24は、A4サイズを基準として、印刷用紙の枚数をカウントするものとした。すなわち、ページ数カウント部24は、印刷用紙のサイズがA4サイズであれば、1枚の印刷を行うごとに、1枚とカウントし、A3サイズであれば、1枚の印刷を行うごとに、2枚とカウントする。このように印刷用紙のカウントを行うのは、後に全体的な印刷密度の算出を行うためである。印刷密度とは、印刷用紙に形成可能な最大ドット数に対する、形成されたドット数の割合を示す値である。印刷用紙に形成可能な最大ドット数は、印刷用紙のサイズによって異なる。総ページ数記憶部25は、初期状態から印刷を実行した印刷用紙の総数を累算して記憶する。総ページ数記憶部25が記憶する印刷用紙の総数は、リセット可能である。ページ数カウント部24と、総ページ数記憶部25とは、本発明の累積枚数カウント部に相当する。
【0033】
印刷密度の算出方法は、以下の通りである。ここでは、説明を簡単にするために、A3サイズの印刷用紙に形成可能な最大ドット数は、A4サイズの印刷用紙に形成可能な最大ドット数の2倍であるものとする。印刷用紙の総数をA、印刷用紙1枚に形成可能な最大ドット数をB、形成された総ドット数をCとすると、印刷密度Dは、D=C/(A・B)×100(%)で表される。この印刷密度によって、プリンタPRT1の使用態様を推測することができる。たとえば、印刷密度が高ければ、画像の印刷頻度が高いことを推測することができるし、印刷密度が低ければ、隙間の多い文章の印刷頻度が高いことを推測することができる。
【0034】
寿命値記憶部26は、プリンタPRT1の部品の損耗率を算出するために用いられ、部品の寿命を表す寿命値を記憶する。本実施例では、寿命値として、初期状態から印刷機構の部品交換までの形成可能ドット数を記憶するものとした。また、本実施例では、寿命値は、初期状態から一定値であるものとした。ここで、形成された総ドット数をC、形成可能ドット数をNとするとき、損耗率Lは、L=C/N×100(%)と定義する。この損耗率によって、部品交換までに、プリンタPRT1を後どの程度使用できるかを推測することができる。
【0035】
なお、本実施例では、寿命値は、初期状態から一定値であるものとしたが、時間とともに減少するものとしてもよい。プリンタは、長期間使用しない場合にも損耗する場合があるからである。こうすることによって、未使用の時間を考慮してプリンタの損耗率を算出することができる。
【0036】
算出部27は、総ドット数記憶部23と、総ページ数記憶部25とを参照して、先に説明したように、印刷密度を算出する。また、算出部27は、総ドット数記憶部23と、寿命値記憶部26とを参照して、先に説明したように、損耗率を算出する。
【0037】
表示部30は、算出部27によって算出された印刷密度および損耗率を、液晶パネルLCD1によって表示する。こうすることによって、ユーザは、各パラメータ値を容易に視認することができる。
【0038】
送信部40は、算出部27で算出された印刷密度および損耗率を、管理者のパーソナルコンピュータPC1に送信する。本実施例では、送信部40は、印刷ジョブごとに、印刷密度および損耗率の送信を行うものとした。
【0039】
C.パラメータ値表示処理:
図3は、パラメータ値表示処理の流れを示すフローチャートである。プリンタPRT1のCPUが実行する処理である。CPUは、まず、入力部10によって、印刷ジョブを取得する(ステップS100)。印刷ジョブの内容を解析して、印刷用紙のサイズを判定し(ステップS110)、印刷を実行する(ステップS120)。
【0040】
このとき、ドット数カウント部22によって、形成したドット数をカウントし(ステップS122)、総ドット数記憶部23によって累算して記憶する。また、ページ数カウント部24によって、印刷を実行した印刷用紙の枚数をカウントし(ステップS124)、総ページ数記憶部25によって累算して記憶する。
【0041】
印刷が終了すると、CPUは、算出部27によって、先に説明したように、印刷密度および損耗率の算出を行う(ステップS130)。そして、液晶パネルLCD1に表示するとともに管理者のパーソナルコンピュータPC1に送信する(ステップS140)。
【0042】
以上説明した本実施例のプリンタによれば、形成した総ドット数および総ページ数に基づいて、プリンタが備える部品の損耗度を評価することができるので、プリンタの損耗度の管理を精度よく行うことができる。また、プリンタが自立的に印刷密度や、損耗率を算出するため、パーソナルコンピュータでは、プリンタの損耗度を管理するための特別な処理を行う必要がない。
【0043】
D.変形例:
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形例が可能である。
【0044】
D1.変形例1:
上記実施例では、印刷密度および損耗率によって、プリンタPRT1の損耗度の管理を行うものとしたが、いずれか一方であってもよい。また、プリンタPRT1の損耗度の管理に、総ドット数に基づいた他のパラメータを用いるようにしてもよい。ドット数やページ数をパラメータ値として用いてもよい。
【0045】
D2.変形例2:
上記実施例では、ページ数カウント部24は、A4サイズの印刷用紙を基準として印刷用紙の枚数をカウントするものとしたが、サイズごとにカウントするようにしてもよい。この場合、ドット数カウント部22は、サイズごとにドット数をカウントし、算出部27は、サイズごとに印刷密度を算出するようにしてもよい。
【0046】
D3.変形例3:
上記実施例では、プリンタPRT1は、表示部30と送信部40とを備えているが、いずれか一方を備えるようにしてもよい。
【0047】
D4.変形例4:
上記実施例では、送信部40は、印刷ジョブごとに、印刷密度および損耗率の送信を行うものとしたが、これに限られない。例えば、プリンタPRT1が備えるハードディスクに、これらを随時更新して記憶しておき、定期的に送信するようにしてもよい。また、パーソナルコンピュータPC1からの送信要求に応じて、送信するようにしてもよい。こうすることによって、ネットワークのトラフィックを軽減することができる。
【0048】
D5.変形例5:
上記実施例では、プリンタPRT1,PRT2が管理者のパーソナルコンピュータPC1に印刷密度を送信し、パーソナルコンピュータPC1で管理を行うものとしたが、これに限られない。例えば、プリンタPRT1とプリンタPRT2とが、直接あるいはパーソナルコンピュータPC1を介して、印刷密度のやり取りを行い、両者間の印刷密度の差を評価して液晶パネルLCD1,LCD2に表示するようにしてもよい。
【0049】
D6.変形例6:
上記実施例では、本発明の印刷装置をネットワークプリンタに適用した例を示したが、ローカルプリンタに適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置を適用した一実施例としての印刷システムの概略構成を示す説明図である。
【図2】プリンタPRT1の概略構成を示す説明図である。
【図3】パラメータ値表示処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…入力部
20…印刷処理部
22…ドット数カウント部
23…総ドット数記憶部
24…ページ数カウント部
25…総ページ数記憶部
26…寿命値記憶部
27…算出部
30…表示部
40…送信部
LAN…ローカル・エリア・ネットワーク
LCD1,LCD2…液晶パネル
PC1〜PC5…パーソナルコンピュータ
PRT1,PRT2…ネットワークプリンタ
Claims (9)
- 印刷媒体上にドットを形成することによって印刷を行う印刷装置であって、
初期状態から、前記印刷に使用された累積ドット数をカウントする累積ドット数カウント部と、
前記累積ドット数に基づいて、前記印刷装置が備える部品の損耗度に関連する所定のパラメータ値を算出する算出部と、
を備える印刷装置。 - 請求項1記載の印刷装置であって、さらに、
初期状態から、前記印刷が行われた印刷媒体の累積枚数をカウントする累積枚数カウント部を備え、
前記算出部は、前記累積ドット数と前記累積枚数とに基づいて、前記パラメータ値を算出する、
印刷装置。 - 請求項3記載の印刷装置であって、
前記パラメータ値は、前記印刷媒体における印刷領域の設定に関わらず、該印刷媒体のサイズに応じて定まる形成可能な最大ドット数に対する、形成されたドット数の割合を表す印刷密度である、
印刷装置。 - 請求項1記載の印刷装置であって、さらに、
前記部品の寿命を表す所定の寿命値を記憶する寿命値記憶部を備え、
前記算出部は、前記寿命値と前記累積ドット数とに基づいて、前記パラメータ値を算出する、
印刷装置。 - 請求項1記載の印刷装置であって、さらに、
前記パラメータ値を表示する表示部を備える、
印刷装置。 - 請求項1記載の印刷装置であって、さらに、
前記パラメータ値を、該印刷装置を管理するための所定の情報処理装置に送信する送信部を備える、
印刷装置。 - 印刷媒体上にドットを形成することによって印刷を行う印刷装置を制御する制御方法であって、
(a)初期状態から、前記印刷に使用された累積ドット数をカウントする工程と、
(b)前記累積ドット数に基づいて、前記印刷装置が備える部品の損耗度に関連する所定のパラメータ値を算出する工程と、
を備える制御方法。 - 印刷媒体上にドットを形成することによって印刷を行う印刷装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、
初期状態から、前記印刷に使用された累積ドット数をカウントする機能と、
前記累積ドット数に基づいて、前記印刷装置が備える部品の損耗度に関連する所定のパラメータ値を算出する機能と、
をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。 - 請求項8記載のコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能に記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003093637A JP2004299194A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | 印刷装置の損耗度の管理 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003093637A JP2004299194A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | 印刷装置の損耗度の管理 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004299194A true JP2004299194A (ja) | 2004-10-28 |
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ID=33406379
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003093637A Pending JP2004299194A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | 印刷装置の損耗度の管理 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004299194A (ja) |
-
2003
- 2003-03-31 JP JP2003093637A patent/JP2004299194A/ja active Pending
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