JP2004299204A - 印刷装置、印刷装置の制御方法および印刷装置を制御するためのコンピュータプログラム - Google Patents

印刷装置、印刷装置の制御方法および印刷装置を制御するためのコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】クライアントに接続された印刷装置において消耗品を効率的に利用する。
【解決手段】印刷システム100は、複数のクライアントCLと印刷装置PTによって構成される。クライアントからは印刷ジョブが印刷装置PTに送信され、印刷装置PTは、この印刷ジョブに基づき印刷を実行する。このとき、印刷装置PTは、片面印刷/両面印刷の印刷モード毎に印刷したページ数をカウントして履歴データベースDBに記録する。印刷処理終了後、両面印刷利用率Rが所定値以下となった場合には、クライアントに対して、より両面印刷機能を利用するよう注意メッセージを出力する。こうすることによって、消耗品の節約を図ることが可能となる。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置に関し、特に、消耗品を効率よく利用するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、オフィスのネットワーク化が進み、1台の印刷装置を複数のクライアントで共有する利用形態が広まっている。各クライアントは、片面印刷/両面印刷を指定する印刷モードや用紙サイズを指定し、印刷ジョブを印刷装置に送信している。印刷装置は、各クライアントから送信された印刷ジョブをスプールし、所定の順序で印刷を行っている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−63014号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような利用形態では、例えば、両面印刷機能を多く利用するクライアントや、片面印刷ばかりを行なうクライアント、主にテキストデータの印刷を行なうクライアントや、画像データばかりを印刷するクライアントなど、各クライアントは、様々な印刷態様で印刷装置を利用している。そのため、クライアントによってはインクやトナーといった印刷材や用紙を他のクライアントに比べて無駄に多く消費している場合があった。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、クライアントに接続された印刷装置において消耗品を効率的に利用することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記課題を解決するため、本発明を次のように構成した。すなわち、
クライアントに接続された印刷装置であって、
前記クライアントから印刷ジョブを入力する入力部と、
前記印刷ジョブに基づき所定の印刷態様により実行された印刷の履歴情報を記憶する記憶部と、
前記履歴情報から前記印刷態様による印刷頻度を求める頻度算出部と、
所定のタイミングで前記印刷頻度に関する情報を出力する出力部と、
を備えることを要旨とする。
【0007】
かかる構成の印刷装置によれば、所定の印刷態様によって印刷された頻度に関する情報が自発的に出力される。従って、印刷装置を使用する各ユーザや印刷装置の管理者は、印刷装置の利用態様を容易に知ることが可能となり、より効率的に消耗品を利用するよう努めることができる。印刷頻度に関する情報とは、例えば、その頻度の具体的な値やその頻度が多いか少ないかといった情報、その頻度が多いためもっと少なくなるような印刷態様で印刷すべきであるといった注意メッセージ等である。
【0008】
前記所定の印刷態様とは、片面印刷および両面印刷の少なくとも一方の印刷態様とすることができる。こうすることにより、両面印刷機能を活用することにより用紙を節約するようユーザに注意を喚起することができる。
【0009】
その他、例えば、印刷材の使用量が許容範囲外となる印刷態様や、複数ページを1ページ内に収めて印刷を行う割付印刷などの印刷態様による印刷頻度を求めてもよい。これらの頻度を求めることによっても、消耗品を効率的に利用するようユーザに注意を与えることができる。
【0010】
また、前記所定のタイミングとは、例えば、前記印刷頻度が所定の割合となった場合とすることができる。こうすることにより、注意の喚起が必要になったときだけに印刷頻度に関する情報を出力することが可能となる。
【0011】
前記印刷頻度に関する情報は、例えば、印刷装置に設けられた表示部、印刷装置の管理用のコンピュータ、プリントサーバ、印刷用紙などに出力することができる。そのほか、例えば、前記クライアントに対して出力するものとしてもよい。このように、クライアントに対して出力するものとすれば、そのクライアントを利用するユーザは、自分の印刷装置の利用態様を容易に把握することができる。
【0012】
上記構成の印刷装置において、前記入力部は、前記印刷ジョブを複数のクライアントから入力し、前記頻度算出部は、該複数のクライアント毎に前記印刷頻度を求めるものとしてもよい。こうすることにより、クライアント毎に印刷頻度に関する情報を出力することが可能になる。
【0013】
本発明において、上述した種々の態様は、適宜、組み合わせたり、一部を省略したりして適用することができる。また、本発明は、上述した印刷装置としての構成以外にも、例えば、コンピュータによる印刷装置の制御方法や、印刷装置を制御するためのコンピュータプログラム、かかるコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体等としても構成することができる。いずれの構成においても、上述した各態様を適宜、適用可能である。コンピュータが読み取り可能な記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクやCD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ハードディスク等の種々の媒体を利用することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について実施例に基づき次の順序で説明する。
A.印刷システム:
B.印刷装置のソフトウェア構成:
C.注意メッセージ出力処理:
D.変形例:
【0015】
A.印刷システム:
図1は、実施例としての印刷装置PTを含む印刷システム100の説明図である。印刷システム100は、印刷装置PTと、クライアントCL1〜CL4(以下、まとめてクライアントCLと記載する。)がLANにより接続されることにより構成される。ここでは、クライアントを4台示したが、その数は特に限定されない。本実施例の印刷システム100は、クライアントCLから印刷ジョブを受信した印刷装置PTが、両面印刷機能の利用頻度等に応じてクライアントCLに注意メッセージを出力するシステムである。
【0016】
クライアントCLは、パーソナルコンピュータであり、CPUやRAM、ハードディスクを備えている。ハードディスクには、文書編集プログラム等のアプリケーションやオペレーティングシステムがインストールされている。また、印刷装置PTによって印刷を行なうためのプリンタドライバがインストールされている。
【0017】
図の下部には印刷装置PTのハードウェア構成を示した。印刷装置PTは、両面印刷機能を備えたネットワークプリンタである。印刷装置PTは、CPU201やROM202、RAM203からなるコンピュータ200、印刷機構210、NIC220、ハードディスク230を備えている。ROM202には、印刷装置PTの制御を行うための制御プログラムが記録されており、CPU201は、RAM203をワークエリアとして用いることにより、このプログラムを実行する。印刷機構210は、両面印刷ユニットを備え、CPU201からの指示に従い印刷用紙に実際に印刷を行なう機構である。NIC220は、ネットワークインターフェースコントローラであり、クライアントCLとの通信制御を行う。
【0018】
本実施例の印刷装置PTは、クライアントCLから受信した印刷ジョブの履歴や各種統計情報を記憶するため、ハードディスク230を備えるものとした。これらの情報はRAM203に記憶するものとしてもよいが、RAM203では電源切断時に記録が消去されてしまうため、ハードディスク等の記憶媒体を用いることが好ましい。もちろん、ハードディスクに限らず、フレキシブルディスクや光磁気ディスク、EEPROMなどを用いるものとしてもよい。
【0019】
本実施例では、クライアントCLと印刷装置PTとは、TCP/IPにより通信を行うものとした。クライアントCLにインストールされたプリンタドライバが印刷装置PTを制御するための印刷制御コードとしては、LPD/LPR、ESC/P、ESC/Page、POSTSCRIPT(登録商標)など種々のコードを利用することができる。
【0020】
B.印刷装置のソフトウェア構成:
図2は、印刷装置PTのROM202に記録された制御プログラムのブロック図である。制御プログラムは、図示するように、印刷ジョブ入力部10、印刷処理部20、印刷履歴記憶部30、印刷頻度算出部40、メッセージ出力部50を備えている。
【0021】
印刷ジョブ入力部10は、クライアントCLから印刷ジョブを入力する。図3は、印刷ジョブのデータ構造の概略を示す説明図である。図示するように、印刷ジョブは、大きく分けて制御データと印刷データによって構成されている。制御データには、その印刷ジョブを送信したクライアント名や、片面印刷/両面印刷を指定するための印刷モード、複数ページを1ページ内に収めて印刷するための割付モード、用紙サイズ等を指定するための情報などが記録されている。これらの情報はクライアントCLにインストールされたプリンタドライバによって記録される。印刷データには、印刷する文書や画像などの実体が記録されている。なお、以下では説明の簡単のために、用紙サイズの指定はないものとする。
【0022】
次に、図2の印刷処理部20は、印刷ジョブ入力部10により入力した印刷ジョブに基づき印刷処理を実行する。具体的には、印刷データをドットの集合に展開し、そのドットに該当する用紙の位置にインクを吐出したりトナーを転写することで印刷を行なう。このとき、印刷処理部20は、印刷を行なったページ数やドット数をカウントする。ページ数のカウントは、印刷モード毎に行なう。つまり、両面印刷モードにより何ページ印刷されたか、もしくは、片面印刷モードにより何ページ印刷されたかをカウントする。
【0023】
ページ数のカウント方法は、種々の方法を適用することができる。そのため、印刷装置PTに対して所定の操作を行うことにより、複数のカウントモードの中から所望のカウントモードを選択可能なものとしてもよい。こうすることにより、厳密なカウントや大まかなカウントを行うことができる。以下にカウントモードの具体例を挙げる。
【0024】
(1)標準モード:
標準モードでは、単純に印刷モード毎のカウントを行う。すなわち、印刷処理部20は、印刷ジョブを入力して、その制御コードに設定された印刷モードを判定する。そして、その印刷モードにより何ページ印刷を行ったかをカウントする。
【0025】
(2)1ページ印刷除外モード:
印刷したページが1ページ以内であれば、それが両面印刷モードによって印刷されたとしても片面印刷モードによって印刷されたとしても、消費する用紙は1枚である。そのため、このようなカウント結果を後述する両面印刷利用率Rの算出に反映させることはユーザにとって酷である。そこで、かかる1ページ印刷除外モードでは次のようにカウントを行う。すなわち、印刷処理部20は、印刷ジョブを入力して、その制御データに設定された印刷モードを判定する。そして、印刷したページのカウントを行った結果、1ページ以下であれば、印刷モードの判定結果にかかわらず、そのカウント結果を履歴データベースDBに記録しないものとする。なお、実際に印刷を行ったページ数とカウント数とを同数に保つために、両面印刷モードと片面印刷モードの両者について0.5ページずつ印刷を行ったものとして履歴データベースDBに記録するものとしてもよい。
【0026】
(3)2in1両面カウントモード:
2ページ分の印刷を縮小して1ページ内に収めて印刷する2in1モードによる割付印刷時には、片面印刷モードによる印刷であっても、両面印刷モードで印刷を行なったものとしてカウントしてもよい。用紙節約という観点から見れば、割付をせずに両面印刷モードによって1枚印刷するのと同様の効果があるからである。そのため、かかる2in1両面カウントモードでは次のようにカウントを行う。すなわち、印刷処理部20は、印刷ジョブを入力して、その制御データに設定された印刷モードと割付モードとを判定する。その結果、印刷モードが片面印刷であり、割付モードが2in1モードである場合には、両面印刷モードによる印刷であるものとしてカウントを行う。カウントは、実際に印刷したページ数ではなく、割付け前のページ数に基づいて行う。
【0027】
印刷処理部20は、以上に挙げたカウント方法に限定されず、種々の方法によりカウントを行うことができる。また、複数のモードを適宜組み合わせてカウントを行うものとしてもよい。なお、以下では、特に記載しない限り標準モードによってカウントを行うものとして説明する。
【0028】
印刷履歴記憶部30は、印刷処理部20にて実行した印刷の履歴情報、すなわち、カウントしたページ数やドット数をハードディスク230に保持された履歴データベースDBに記録する。図4は、履歴データベースDBのデータ構造を示す説明図である。図示するようには、履歴データベースDBには、印刷ジョブの送信元であるクライアント毎に、両面印刷モードにより印刷されたページ数の総計A、片面印刷モードにより印刷されたページ数の総計B、ドット数の総計Cが記録されるものとした。両面印刷利用率Rと印刷材利用率Dについては後述の処理により記録される。
【0029】
図2の印刷頻度算出部40は、図4で示した履歴データベースDBを参照して、次式により両面印刷機能の利用率Rを算出する。こうして得られた値は履歴データベースDBに記録を行う。
両面印刷利用率R(%)=(A/(A+B))*100;
【0030】
印刷頻度算出部40は、印刷材の利用率Dについても履歴データベースDBを参照して次式により算出する。1ページあたりの平均ドット数Nは、C/(A+B)として表されるから、1ページあたりに印刷可能な最大ドット数をMとすると、
印刷材利用率D(%)=(N/M)*100;
となる。印刷頻度算出部40は、こうして得られた値を履歴データベースDBに記録する。
【0031】
メッセージ出力部50は、印刷頻度算出部40による両面印刷利用率Rの算出の結果、その値が所定値以下となったクライアントCLに対して注意メッセージを出力する。注意メッセージは、クライアントCLにインストールされたプリンタドライバやユーティリティソフトウェアを介してクライアントCLの画面上に表示される。なお、所定値とは、例えば、30%や50%などの定数とすることができる。また、例えば、両面印刷利用率Rの平均値や標準偏差、分散などを求め、これらの演算結果に基づいて所定値を動的に変更するものとしてもよい。こうすることにより、例えば、両面印刷利用率Rが各クライアントの平均値以下となった場合に、注意メッセージを出力するといった態様が可能となる。
【0032】
図5は、両面印刷利用率Rが所定値以下となった場合に出力される注意メッセージの種々の表示例を示す説明図である。図5(a)は、両面印刷利用率Rと、「用紙節約のため、もっと両面印刷機能を活用しましょう。」というメッセージを表示する注意メッセージである。図5(b)は、片面印刷利用率と、「両面印刷機能を使用すれば印刷用紙を節約することができます。」というメッセージを表示する注意メッセージである。これらのように、具体的に両面印刷や片面印刷の頻度を表示するものとしてもよいが、図5(c)のように、「プリンタの両面印刷機能をご存知ですか?両面印刷機能を使用することにより印刷用紙を節約することができます。」といった表示を行なうことにより、クライアントに対して暗に両面印刷機能を活用していないことを知らせるものとしてもよい。
【0033】
更に、メッセージ出力部50は、印刷頻度算出部40により算出された印刷材利用率Dが、所定の許容範囲外となるクライアントに対しても注意メッセージを出力する。標準的には、1ページあたりの印刷材の利用率は5%〜7%である。そこで、仮に許容範囲を3%〜10%とすると、この許容範囲を下回るクライアントは、1ページ内に印刷する内容が少なく、用紙を無駄に消費している可能性が高い。従って、このようなクライアントに対しては、「もっと行間をつめて印刷しましょう。」「もっとフォントを小さくしましょう。」などといったメッセージを出力することにより、用紙の節約を図るよう注意を喚起することができる。一方、許容範囲を上回るクライアントは、画像などを大量に印刷し、無駄に印刷材を消費している可能性が高い。そこで、このようなクライアントに対しては、「画像を多く印刷していませんか?画像の印刷は大量にトナーを消費します。」といったメッセージを出力することにより、印刷材を節約するよう注意を喚起することができる。
【0034】
本実施例では、注意メッセージをクライアントCLの画面上に表示するものとしたが、例えば、印刷装置PTの操作パネルに備えられた液晶表示部に表示するものとしてもよい。また、定期的に、例えば、週に1回や月に1回といった頻度で印刷して出力してもよい。このような場合には、注意メッセージにクライアント名を付加して出力を行なう。不特定のユーザが閲覧可能であるからである。また、プリントサーバを介して印刷装置PTがクライアントCLと接続されている場合には、プリントサーバに対してクライアント名を付加した注意メッセージを出力するものとしてもよい。こうすることによりプリントサーバの管理者は、消耗品を節約していないユーザを把握することができる。
【0035】
以上、制御プログラムを構成する各機能部について説明したが、これらの一部または全部は、ハードウェアによって実現するものとしてもよい。
【0036】
C.注意メッセージ出力処理:
図6は、注意メッセージを出力する処理のフローチャートである。かかる処理は、印刷装置PTのCPU201が上述した制御プログラムに従って実行する処理である。
【0037】
まず、CPU201は、クライアントCLから印刷ジョブを入力する(ステップS10)と、クライアント名や印刷モード、割付モードを判定するために制御コードを解析する(ステップS11)。そして、上述した方法でページ数やドット数をカウントしつつ印刷機構210を用いて印刷処理を行う(ステップS12)。印刷処理が終了すると、カウントしたページ数やドット数を履歴データベースDBに記録する(ステップS13)。
【0038】
次に、CPU201は、履歴データベースDBを参照して、両面印刷利用率Rおよび印刷材利用率Dを算出する(ステップS14)。そして、両面印刷利用率Rが所定値よりも低いか、または、印刷材利用率Dが許容範囲外であるか、を判定する(ステップS15)。これらの条件を満たす場合(ステップS15:Yes)には、クライアントCLを特定してその条件に該当する注意メッセージを出力する(ステップS16)。条件を満たさない場合(ステップS15:No)には、そのまま処理を終了する。
【0039】
以上で説明した処理を実行することにより、印刷装置PTは、両面印刷機能の利用頻度や印刷材の使用量に応じてクライアントCLに対して消耗品の節約を図るよう注意を喚起することが可能になる。
【0040】
D.変形例:
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこのような実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができる。例えば、以下のような変形が可能である。
【0041】
(1)上記実施例では、印刷ジョブを入力した際に、注意メッセージを出力するか否かを判定するものとした。しかし、予め定められた期間毎にCPU201が履歴データベースDBを参照してこの判定を行なうものとしてもよい。
【0042】
(2)履歴データベースDBには、割付印刷によって印刷を行なったページ数を記録するものとしてもよい。こうすることにより、割付印刷の頻度が少ないクライアントに対して注意メッセージを出力することができる。
【0043】
(3)履歴データベースDBには、1ページ当たりの印刷材使用量が許容範囲外となったページ数を記録するものとしてもよい。これは、印刷処理部20が、1ページ印刷する毎に、ページ内に印刷したドット数が許容範囲内に収まったかどうかを判定することによりカウントすることができる。かかるページ数の割合が総ページ数に対して所定値以上になれば、印刷材または用紙のどちらかが無駄に消費されていることがわかる。
【0044】
(4)印刷材利用率Dについては、ドット数の総計Cではなく、印刷ジョブ毎にカウントしたドット数を用いて求めてもよい。こうすることにより、1回の印刷毎に、利用した印刷材が多いか少ないかを判定することができる。
【0045】
(5)実施例では、ネットワーク接続型の印刷システムについて説明したが、クライアントと印刷装置とを1対1で接続するローカル接続型の印刷システムについても上述した印刷装置PTを適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷装置PTを含む印刷システム100の説明図。
【図2】制御プログラムのブロック図。
【図3】印刷ジョブのデータ構造の概略を示す説明図。
【図4】履歴データベースDBのデータ構造を示す説明図。
【図5】注意メッセージの種々の表示例を示す説明図。
【図6】注意メッセージ出力処理のフローチャート。
【符号の説明】
10…印刷ジョブ入力部
20…印刷処理部
30…印刷履歴記憶部
40…印刷頻度算出部
50…メッセージ出力部
100…印刷システム
200…コンピュータ
201…CPU
202…RAM
203…ROM
210…印刷機構
220…NIC
230…ハードディスク
CL1〜CL4…クライアント
DB…履歴データベース
PT…印刷装置

Claims (8)

  1. クライアントに接続された印刷装置であって、
    前記クライアントから印刷ジョブを入力する入力部と、
    前記印刷ジョブに基づき所定の印刷態様により実行された印刷の履歴情報を記憶する記憶部と、
    前記履歴情報から前記印刷態様による印刷頻度を求める頻度算出部と、
    所定のタイミングで前記印刷頻度に関する情報を出力する出力部と、
    を備える印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記所定の印刷態様とは、片面印刷および両面印刷の少なくとも一方の印刷態様である、印刷装置。
  3. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記所定のタイミングとは、前記印刷頻度が所定の割合となった場合である、印刷装置。
  4. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記出力部は、前記クライアントに前記印刷頻度に関する情報を出力する、印刷装置。
  5. 請求項1に記載の印刷装置であって、
    前記入力部は、前記印刷ジョブを複数のクライアントから入力し、
    前記頻度算出部は、該複数のクライアント毎に前記印刷頻度を求める、印刷装置。
  6. クライアントに接続された印刷装置の制御方法であって、
    前記クライアントから印刷ジョブを入力する工程と、
    前記印刷ジョブに基づき所定の印刷態様により実行された印刷の履歴情報を記憶する工程と、
    前記履歴情報から前記印刷態様による印刷頻度を求める工程と、
    所定のタイミングで前記印刷頻度に関する情報を出力する工程と、
    を含む制御方法。
  7. クライアントに接続された印刷装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、
    前記クライアントから印刷ジョブを入力する機能と、
    前記印刷ジョブに基づき所定の印刷態様により実行された印刷の履歴情報を記憶する機能と、
    前記履歴情報から前記印刷態様による印刷頻度を求める機能と、
    所定のタイミングで前記印刷頻度に関する情報を出力する機能と、
    をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム。
  8. 請求項7に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010115907A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Oki Data Corp 印刷制御装置
JP2011158847A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Oki Data Corp 画像形成装置及び画像形成システム
WO2018209540A1 (zh) * 2017-05-15 2018-11-22 深圳市永恒丰科技有限公司 文件打印的处理方法和系统

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