JP2004298365A - 遊技媒体及び遊技媒体の管理システム - Google Patents

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JP2004298365A JP2003094381A JP2003094381A JP2004298365A JP 2004298365 A JP2004298365 A JP 2004298365A JP 2003094381 A JP2003094381 A JP 2003094381A JP 2003094381 A JP2003094381 A JP 2003094381A JP 2004298365 A JP2004298365 A JP 2004298365A
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Abstract

【課題】遊技媒体に関する不正行為を有効に取り締まることを可能とする遊技媒体及び遊技媒体の管理システムの提供を目的とする。
【解決手段】管理システム1は、ミューチップ20を備えたパチンコ玉10と、このパチンコ玉10が通過する際、ミューチップ20のID番号を受信する貸出し装置31及び払出し装置54と、パチンコ玉10が通過する際、ミューチップ20のID番号を受信する回収装置53及び遊技媒体計数機40と、貸出し装置31及び払出し装置54から、これらの装置を通過したパチンコ玉10のID番号を入力し記憶するとともに、該ID番号以外のパチンコ玉10のID番号を回収装置53又は遊技媒体計数機40から入力すると、警報を発する集中管理装置60と、を具備した構成としてある。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技媒体及び遊技媒体の管理システムに関し、特に、ID番号を発信するミューチップが取り付けられた遊技媒体,及び,各遊技媒体のID番号を管理することにより、容易に不正行為を取り締まることのできる遊技媒体の管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ台やスロットマシン等の遊技機が設置された遊技場では、一般的に、遊技者が、現金と引き換えにパチンコ玉やメダル等の遊技媒体を遊技場から貸し出してもらい、この貸し出してもらった遊技媒体で遊技し、遊技終了後に獲得した遊技媒体を景品と交換するシステムとなっている。
また、遊技媒体には、どこの遊技場の遊技媒体かを目視により識別することができるように、その遊技場のマークが刻印されている。
【0003】
ところで、上記遊技媒体は、遊技場が用意した景品と交換することができ、金銭的価値を有している。
このため、遊技媒体に関する不正行為を防止する管理システムが様々提案されている。
【0004】
たとえば、遊技媒体の偽造防止に際して、遊技媒体に特有の金属材質を使用して製造することにより、仮に外観を類似形成しても、材質が異なることから既存のメダル材質を明瞭に区別して排除できるため、偽造要点が絞れず、この結果、不正計画者に対する不正な心理を完全に解消できる偽造防止機能を持たせた遊技店舗システムおよび遊技媒体を提供する技術がある(例えば、特許文献1参照。)。
この技術は、遊技店舗に備えられる遊技機や計数機に使用される遊技媒体が自店舗発行媒体か否かを監視する遊技店舗システムであって、遊技媒体を特有の材質で製造し、この遊技媒体の特有の材質を識別する材質センサを自店舗の遊技機または/および計数機に備えたことを特徴としている。
【0005】
また、遊技媒体の管理を行うことにより、不正を未然に防ぐことができるようにした遊技場における遊技媒体の管理システムの技術がある(例えば、特許文献2参照。)。
この技術は、遊技機と、この遊技機から出る遊技媒体を収容する収容箱と、収容箱内の遊技媒体の計数を行う計数機とを備えた遊技場における管理システムである。収容箱に取り付けられた識別子と、この識別子を読み込む遊技機側リード部と、遊技機側リード部で読み込まれた識別子と収容箱に出した遊技媒体の出量情報とを記憶する出量情報記憶部と、収容箱の識別子を読み込む計数機側リード部と、計数機側リード部で読み込んだ識別子と出量情報記憶部に記憶された識別子との照合を行い同じ識別子を持つ収容箱の出量情報を呼び出す出量情報呼出部と、計数機での遊技媒体の計数結果と出量情報呼出部で呼び出された出量情報とを比較する比較部とを備えた構成としてある。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−224746号公報 (第1,2頁、第1図)
【特許文献2】
特開平11−128522号公報 (第1,2頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遊技者は、少量であれば他店の遊技媒体を容易に持ち込むことができ、遊技場の店員に気づかれることなく、他店の遊技媒体で遊技することができる。すなわち、遊技場は、遊技者が他店の遊技媒体を持ち込んで遊技することを禁止しているものの、他店の遊技媒体を容易に識別することができないので、かかる不正行為の現場を押させて注意するといった、効果的な指導を行なうことができないといった問題があった。
【0008】
また、混入された他店の遊技媒体を選別することは、刻印されたマークが異なっているので可能ではあるものの、一見してマークを識別することは容易でなく、かつ、遊技媒体の数量が大量であることから、人間が選別したのでは効率が悪く現実的でないといった問題があった。
さらに、スロットマシンにおけるメダルは、一枚当たりの価値が高く、かつ、金属板をプレス加工することにより、容易に製造することができることから、偽造されやすいが、このような偽造遊技媒体が遊技機から払い出されると、遊技者に不快感を与えるとともに、遊技場の信頼が損なわれるといった問題があった。
【0009】
また、より悪質な不正行為としては、たとえば、遊技場の遊技媒体タンク等から遊技媒体を大量に盗み出し、盗んだ遊技媒体を計数してもらい、景品と交換するといった行為もある。この際、計数してもらう遊技媒体が、遊技場の遊技媒体であることから、遊技場の店員は、盗み出された遊技媒体であることを認識することができない。
すなわち、盗まれた遊技媒体であるか否かを識別することができないので、このような悪質な不正行為を、有効に取り締まることができないといった問題があった。
【0010】
本発明は、上述した従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、遊技媒体に関する不正行為を有効に取り締まることを可能とする遊技媒体及び遊技媒体の管理システムの提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の請求項1記載の遊技媒体は、貸出し装置から貸し出され又は遊技機の払出し装置から払い出されたことを識別する識別手段を備えた構成としてある。
このような識別手段を備えることにより、遊技媒体タンク等から盗まれた遊技媒体であるか否かを識別することができ、店員が盗み出された遊技媒体であることを認識することができるので、遊技媒体を盗むといった悪質な不正行為を有効に取り締まることができる。
【0012】
また、本発明の請求項2記載の遊技媒体は、前記識別手段を、ミューチップとした構成としてある。
このようにすると、各遊技媒体にID番号を付与することができるので、このID番号を管理することにより、遊技媒体の盗難,偽造遊技媒体や他店の遊技媒体の使用といった不正行為を効果的に防止することができる。
【0013】
また、本発明の請求項3記載の遊技媒体は、前記ミューチップを、前記遊技媒体の切欠に収納した構成としてある。
このようにすると、ミューチップが遊技媒体により保護されるので、破損するといった不具合を回避することができる。
【0014】
また、本発明の請求項4記載の遊技媒体の管理システムは、識別手段を備えた遊技媒体と、この遊技媒体が通過する際、前記識別手段の識別情報を入力する貸出し装置及び遊技機の払出し装置と、前記遊技媒体が通過する際、前記識別手段の識別情報を入力する前記遊技機の回収装置及び遊技媒体計数機と、前記貸出し装置及び遊技機の払出し装置から、これらの装置を通過した前記遊技媒体の識別情報を入力し記憶するとともに、該記憶された識別情報以外の前記遊技媒体の識別情報を前記回収装置又は遊技媒体計数機から入力すると,又は,遊技媒体が通過した際、前記回収装置又は遊技媒体計数機から前記識別情報を入力しないと、警報を発する集中管理装置と、を具備した構成としてある。
このようにすると、貸出し装置から貸し出された遊技媒体及び遊技機の払出し装置から払いだされた遊技媒体以外の遊技媒体、すなわち、遊技媒体タンク等から盗まれた遊技媒体,遊技者が持ち込んだ偽造遊技媒体,他店の遊技媒体等が、景品交換のために計数されたり、遊技機に使用されていることを知ることができるので、このような不正行為を効果的に取り締まることができる。
【0015】
また、本発明の請求項5記載の遊技媒体の管理システムは、識別手段を備えた遊技媒体と、この遊技媒体が通過する際、前記識別手段に識別情報を書き込む貸出し装置及び遊技機の払出し装置と、前記遊技媒体が通過する際、前記識別手段の識別情報を読み取る前記遊技機の回収装置及び遊技媒体計数機と、前記読み取られた識別情報が前記書き込まれた識別情報と一致するか否かを判断し、一致しないとき警報を発する警報手段と、を具備した構成としてある。
このようにしても、貸出し装置から貸し出された遊技媒体及び遊技機の払出し装置から払いだされた遊技媒体以外の遊技媒体が、景品交換のために計数されたり、遊技機に使用されていることを知ることができるので、このような不正行為を効果的に取り締まることができる。
【0016】
また、本発明の請求項6記載の遊技媒体の管理システムは、前記回収装置及び/又は遊技媒体計数機が、前記識別情報を出力しない遊技媒体を選別する選別手段を備えた構成としてある。
このようにすると、多数の遊技媒体の中から、他店の遊技媒体又は偽造された遊技媒体を効率よく選別することができる。
なお、識別情報を出力しない遊技媒体として、他店の遊技媒体や偽造された遊技媒体等が挙げられる。
【0017】
また、本発明の請求項7記載の遊技媒体の管理システムは、前記遊技媒体計数機が、前記貸出し装置又は遊技機の払出し装置を通過していない遊技媒体を計数する構成としてある。
このようにすると、不正行為のレベル、たとえば、他店の遊技媒体が数個混入した程度の見逃してもよい不正行為なのか、計数している遊技媒体の全てが盗まれた遊技媒体であるといった極めて悪質な不正行為なのかを容易に判断することができる。
【0018】
また、本発明の請求項8記載の遊技媒体の管理システムは、前記識別手段をミューチップとし、このミューチップが、識別情報として、ID番号を発信する構成としてある。
このようにすると、各遊技媒体にID番号を付与することができるので、このID番号を管理することにより、効率よく遊技媒体を管理することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の遊技媒体及び遊技媒体の管理システムの好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下に説明する各実施形態においては、遊技媒体としてパチンコ玉を使用した場合について説明するが、本発明の対象となる遊技媒体は、パチンコ玉に限定されるものではなく、たとえば、スロットマシンにおけるメダルなどでもよい。
【0020】
[遊技媒体]
図1は、本発明にかかる遊技媒体の概略図であり、(a)は正面図を、(b)はA−A断面図を示している。
同図において、遊技媒体であるパチンコ玉10は、表面にミューチップ20及び外部アンテナ21を収納する深さ方向に円弧状の切欠11が設けられている。
【0021】
この切欠11は、ミューチップ20及び外部アンテナ21の大きさにより決定され、たとえば、矩形薄板状のミューチップ20の大きさが約0.4mm×0.4mm×0.06mm(縦×横×厚さ)であり、外部アンテナ21の長さが約3mmであるときは、開口部の長さ約4mm,幅約0.1mm,平均深さ約0.8mmの切欠11が設けられる。
このように、ミューチップ20を切欠11に完全に挟み込むように収納することにより、パチンコ玉10が使用されても、ミューチップ20及び外部アンテナ21がパチンコ玉10により保護されるので、破損するといった不具合を防止することができる。また、切欠11の幅を細くすることにより、切欠11がパチンコ玉10の真球度に及ぼす悪影響を低減することができる。
【0022】
また、好ましくは、ミューチップ20及び外部アンテナ21を、接着剤12を用いて、切欠11の内面に接着するとよく、このようにすると、ミューチップ20及び外部アンテナ21を強固に切欠11内部に収納することができる。
なお、ミューチップ20を収納する切欠11の形状は、上記形状に限定されるものではなく、ミューチップ20や外部アンテナ21の形状に応じて、様々な形状とすることができる。
また、ミューチップ20として、あらかじめ外部アンテナが取り付けられたインレット(外部アンテナ付きミューチップ)を用いることもできる。
【0023】
また、本実施形態のパチンコ玉10は、遊技場のパチンコ玉の貸出し装置から貸し出され又はパチンコ台の払出し装置から払い出されたことを識別する識別手段として、ミューチップ20を用いている。
このミューチップ20は、通常、読み取り専用機能を有し、製造時に設定される128ビットのユニークIDが設定される。また、ミューチップ20は、周波数2.45GHz、最大距離約30cm(外部アンテナ付)で、電池無しで動作する受動型としてある。
ただし、ミューチップ20の機能は、上記機能に限定されるものではなく、たとえば、書き込み機能を有してもよい。
【0024】
このように、本実施形態のパチンコ玉10によれば、ミューチップ20が各パチンコ玉10のID番号を発信するので、このID番号を後述するように管理することができる。そして、遊技場の店員は、遊技媒体タンク等から盗まれたパチンコ玉10であるか否かを容易に認識することができるので、パチンコ玉10を盗むといった悪質な不正行為を有効に取り締まることができる。また、偽造遊技媒体や他店の遊技媒体の使用といった不正行為をも効果的に防止することができる。
【0025】
なお、本実施形態のパチンコ玉10は、識別手段として、ミューチップ20を使用しているが、識別手段はミューチップ20に限定されるものではなく、たとえば、紫外線に反応する塗料等を用いてもよい。すなわち、遊技媒体の貸出し装置や遊技機の払出し装置が、上記塗料で数字や図柄などを遊技媒体に印刷し、遊技媒体計数機が上記数字や図柄を認識するとともに、認識後の数字や図柄を消去する構成としてもよい。
このようにすると、遊技媒体計数機が、適法に遊技媒体タンク等から貸し出されたり払い出された遊技媒体であることを確認しながら計数するので、たとえば、遊技媒体タンク等から遊技媒体を盗むといった不正行為を効率よく取り締まることができる。
【0026】
[遊技媒体の管理システム]
図2は、本発明にかかる遊技媒体の管理システムにおける、遊技媒体の流れ及び遊技媒体のID番号情報の流れを説明するための概略ブロック図を示している。
同図において、遊技媒体の管理システム1(適宜、管理システム1と略称する。)は、ミューチップ20が内蔵されたパチンコ玉10と、遊技媒体タンク30と、パチンコ玉10の貸出し装置31と、パチンコ台50と、遊技媒体計数機40と、集中管理装置60とからなっている。
【0027】
遊技媒体タンク30は、通常、パチンコ玉10を蓄えるタンクをいうが、本実施形態では、遊技者が勝手に触れることができない状態で、パチンコ玉10を溜めたり移動させる装置等を含むものとしてある。
なお、同図において、遊技者が管理するパチンコ玉10の流れを、太い一点鎖線の矢印で示してあり、遊技場が管理するパチンコ玉10の流れを、太い実線の矢印で示してある。
【0028】
貸出し装置31は、現金やプリペードカードを入れると、パチンコ玉10を遊技者に貸し出す装置であり、遊技媒体タンク30内のパチンコ玉10が貸し出される。
また、貸出し装置31は、パチンコ玉10を貸し出すとき、通過するパチンコ玉10のID番号を受信し、これらのID番号を集中管理装置60に出力する。そして、集中管理装置60は、どこの貸出し装置31から、いかなるID番号のパチンコ玉10が貸し出されたかを記憶する。
なお、貸出し装置31を通過して遊技者に貸し出されたパチンコ玉10は、遊技場の管理を離れ、遊技者が管理することとなる。
【0029】
パチンコ台50は、パチンコ玉10の投入部51と、操作ハンドル52と、パチンコ玉10を回収する回収装置53と、入賞することによりパチンコ玉10が払い出される払出し装置54とからなっている。
遊技者は、貸し出されたパチンコ玉10を投入部51から投入し、操作ハンドル52を操作し、パチンコ玉10を打ち出して遊技を開始する。打ち出されたパチンコ玉10は、入賞したか否かにかかわらず、回収装置53を通過して遊技媒体タンク30に回収される。
【0030】
この回収装置53は、パチンコ玉10を回収するとき、通過するパチンコ玉10のID番号を受信し、これらのID番号を集中管理装置60に出力する。
そして、集中管理装置60は、どのパチンコ台50の回収装置53から、いかなるID番号のパチンコ玉10が回収されたかを入力する。
【0031】
また、払出し装置54は、打ち出されたパチンコ玉10が入賞すると、入賞内容に応じて、遊技媒体タンク30からパチンコ玉10を払い出す構成としてある。
この払出し装置54は、パチンコ玉10を払い出すとき、通過するパチンコ玉10のID番号を受信し、これらのID番号を集中管理装置60に出力する。そして、集中管理装置60は、どのパチンコ台50の払出し装置54から、いかなるID番号のパチンコ玉10が払い出されたかを入力し記録する。
【0032】
遊技媒体計数機40は、遊技を終了した遊技者が獲得したパチンコ玉10を景品と交換するために計数する機器である。
この遊技媒体計数機40は、パチンコ玉10を計数するとき、計数するとともに、通過するパチンコ玉10のID番号を受信し、これらのID番号を集中管理装置60に出力する。そして、集中管理装置60は、どの遊技媒体計数機40から、いかなるID番号のパチンコ玉10が回収されたかを入力する。
【0033】
集中管理装置60は、通常、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置が使用され、貸出し装置31から、貸出し装置31を通過したパチンコ玉10のID番号,及び,払出し装置54から、払出し装置54を通過したパチンコ玉10のID番号を入力し記憶装置にID番号を記録する。
また、集中管理装置60は、回収装置53から、回収装置53を通過したパチンコ玉10のID番号,及び,遊技媒体計数機40から、遊技媒体計数機40を通過したパチンコ玉10のID番号を入力し、記憶装置から記憶してあるID番号を消去する。
すなわち、集中管理装置60は、記憶装置が、遊技者に貸し出したパチンコ玉10と遊技者に払い出したパチンコ玉10のID番号を記憶していて、回収装置53や遊技媒体計数機40からパチンコ玉10を回収すると、記憶していたパチンコ玉10のID番号リストから、回収したパチンコ玉10のID番号を消去する。したがって、記憶装置に消去されずに残っているID番号のパチンコ玉10が、遊技場が遊技者に提供しているパチンコ玉10である。
【0034】
このように、遊技者が取り扱うことができるパチンコ玉10は、貸出し装置31から貸し出されたパチンコ玉10か、払出し装置54から払い出されたパチンコ玉10である。
これに反し、遊技者が、偽のパチンコ玉(たとえば、他店のパチンコ玉や偽造したパチンコ玉)を持ち込んでパチンコ台50に使用すると、このパチンコ玉が回収装置53を通過しても、ID番号を発信しないので、この情報を入力した集中管理装置60は、警報装置61に警報信号を出力し、遊技場の店員にパチンコ玉10の不正使用行為が行なわれていることを知らせることができる。また、遊技者が、他店のパチンコ玉や偽造したパチンコ玉を持ち込んで、遊技媒体計数機40に投入すると、このパチンコ玉が遊技媒体計数機40を通過しても、ID番号を発信しないので、同様に、集中管理装置60は、警報装置61に警報信号を出力し、遊技場の店員にパチンコ玉10の不正使用行為が行なわれていることを知らせることができる。
【0035】
ここで、好ましくは、回収装置53及び/又は遊技媒体計数機40が、他店のパチンコ玉や偽造されたパチンコ玉、すなわち、この遊技場のパチンコ玉10が発信するID番号を発信しないパチンコ玉を選別する選別手段を備えた構成とするとよい。このようにすると、遊技媒体タンク30にパチンコ玉10に他店のパチンコ玉や偽造されたパチンコ玉が混入されるのを防止できるとともに、効率よく選別することができる。また、他店のパチンコ玉や偽造されたパチンコ玉が遊技場から排除されるので、パチンコ台50から他店のパチンコ玉が払い出されるといった不具合を防止でき、遊技場の信頼を高めることができる。
【0036】
また、遊技者が、貸出し装置31又は払出し装置54を通過していないパチンコ玉10、すなわち、遊技媒体タンク30から盗み出したパチンコ玉10を遊技媒体計数機40に投入すると、遊技媒体計数機40から集中管理装置60の記憶装置に記憶されていないID番号が出力される。
このようなID番号情報を入力した集中管理装置60は、警報装置61に警報信号を出力し、遊技場の店員にパチンコ玉10の盗難行為が行なわれていることを知らせることができる。
【0037】
ただし、このパチンコ玉10の盗難行為は、極めて悪質であることから、疑われた遊技者がパチンコ玉10を盗んでいなかった場合には、この遊技者に多大な迷惑をかけることになるので、慎重に判断する必要がある。
すなわち、数個もしくは数十個のパチンコ玉10のID番号が記憶装置に記憶されていないからといって、この遊技者がそのパチンコ玉10を盗んだと決め付け、いきなり大きな警報音を発したりするのは好ましくない。
【0038】
このため、好ましくは、遊技媒体計数機40が、貸出し装置31及び遊技機の払出し装置54を通過していないパチンコ玉10を計数するとよい。
このようにすると、遊技場の店員が、不正行為のレベル、たとえば、他店のパチンコ玉10が数個混入した程度の見逃してもよい不正行為なのか、パチンコ玉10の全てが盗まれたパチンコ玉10や偽造されたパチンコ玉であるといった極めて悪質な不正行為なのかを容易に判断することができ、不正行為に応じて適切に対応することができる。
【0039】
上述したように、本実施形態の遊技媒体の管理システム1によれば、ミューチップ20により各パチンコ玉10にID番号を付与することができるので、このID番号を管理することにより、パチンコ玉10の盗難,偽造パチンコ玉や他店のパチンコ玉の使用といった不正行為を効果的に防止することができる。
また、この管理システム1によれば、パチンコ玉10に関する不正行為をほぼリアルタイムで認識することができるので、有効に取り締まることができる。
【0040】
また、本発明の遊技媒体の管理システムは、上記実施形態に限定されるものではなく、たとえば、識別手段として、書き込み及び読み取り機能を有するミューチップ20を使用し、貸出し装置31及び払出し装置54がパチンコ玉10を遊技者に供給する際、ミューチップ20に識別情報として、たとえば、毎日変更される暗証番号を書き込み、回収装置53及び遊技媒体計数機40がパチンコ玉10を遊技者から回収する際、書き込まれた暗証番号を読み取り、警報手段が読み取られた識別情報が書き込まれた識別情報と一致するか否かを判断し、一致しないとき警報を発する構成としてもよい。
【0041】
このようにすると、たとえば、遊技者が正当に入手したパチンコ玉10を持ち帰り、後日、遊技場で使用するといった不正行為を効率よく取り締まることができる。
なお、暗証番号を読み取れないときは、他店のパチンコ玉又は偽造パチンコ玉が使用されたものとして、警報を発することもできる。
また、警報手段を回収装置53及び遊技媒体計数機40に設けることにより、集中管理装置60を使用しなくてもすむので、設備費のコストダウンを図ることができる。
【0042】
以上、本発明について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
たとえば、遊技媒体は、パチンコ玉に限定されるものではなく、スロットマシンで使用されるメダル,カジノにおけるチップ,その他遊技機や遊技等で使用される遊技媒体に広く適用することができる。
また、警報装置61は、音声による警報に限定されるものではなく、たとえば、ランプの光などを利用して警報を発してもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の遊技媒体及び遊技媒体の管理システムによれば、遊技者が持ち込んだ他店の遊技媒体や偽造遊技媒体を容易に識別することができるので、かかる不正行為の現場を押させて注意するといった、効果的な指導を行なうことができる。
また、他店の遊技媒体や偽造遊技媒体を容易に識別することができるので、遊技機の回収装置や遊技媒体計数機を用いて、効率よく選別することができ、遊技者に不快感を与えたり、遊技場の信頼が損なわれるといった不具合を回避することができる。
【0044】
さらに、遊技場の遊技媒体タンク等から遊技媒体を大量に盗み出し、盗んだ遊技媒体を景品と交換するといった悪質な不正行為に対しては、盗まれた遊技媒体であるか否かを容易に識別することができるので、有効に取り締まることができる。
また、ミューチップを、遊技媒体の切欠に収納することにより、ミューチップが遊技媒体により保護されるので、破損するといった不具合を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかる遊技媒体の概略図であり、(a)は正面図を、(b)はA−A断面図を示している。
【図2】図2は、本発明にかかる遊技媒体の管理システムにおける、遊技媒体の流れ及び遊技媒体のID番号情報の流れを説明するための概略ブロック図を示している。
【符号の説明】
1 遊技媒体の管理システム
10 パチンコ玉
11 切欠
12 接着剤
20 ミューチップ
21 外部アンテナ
30 遊技媒体タンク
31 貸出し装置
40 遊技媒体計数機
50 パチンコ台
51 投入部
52 操作ハンドル
53 回収装置
54 払出し装置
60 集中管理装置
61 警報装置

Claims (8)

  1. 貸出し装置から貸し出され又は遊技機の払出し装置から払い出されたことを識別する識別手段を備えたことを特徴とする遊技媒体。
  2. 前記識別手段を、ミューチップとしたことを特徴とする請求項1記載の遊技媒体。
  3. 前記ミューチップを、前記遊技媒体の切欠に収納したことを特徴とする請求項2記載の遊技媒体。
  4. 識別手段を備えた遊技媒体と、
    この遊技媒体が通過する際、前記識別手段の識別情報を入力する貸出し装置及び遊技機の払出し装置と、
    前記遊技媒体が通過する際、前記識別手段の識別情報を入力する前記遊技機の回収装置及び遊技媒体計数機と、
    前記貸出し装置及び遊技機の払出し装置から、これらの装置を通過した前記遊技媒体の識別情報を入力し記憶するとともに、該記憶された識別情報以外の前記遊技媒体の識別情報を前記回収装置又は遊技媒体計数機から入力すると,又は,遊技媒体が通過した際、前記回収装置又は遊技媒体計数機から前記識別情報を入力しないと、警報を発する集中管理装置と、を具備したことを特徴とする遊技媒体の管理システム。
  5. 識別手段を備えた遊技媒体と、
    この遊技媒体が通過する際、前記識別手段に識別情報を書き込む貸出し装置及び遊技機の払出し装置と、
    前記遊技媒体が通過する際、前記識別手段の識別情報を読み取る前記遊技機の回収装置及び遊技媒体計数機と、
    前記読み取られた識別情報が前記書き込まれた識別情報と一致するか否かを判断し、一致しないとき警報を発する警報手段と、を具備したことを特徴とする遊技媒体の管理システム。
  6. 前記回収装置及び/又は遊技媒体計数機が、前記識別情報を出力しない遊技媒体を選別する選別手段を備えたことを特徴とする請求項4又は5記載の遊技媒体の管理システム。
  7. 前記遊技媒体計数機が、前記貸出し装置又は遊技機の払出し装置を通過していない遊技媒体を計数することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の遊技媒体の管理システム。
  8. 前記識別手段をミューチップとしたことを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の遊技媒体の管理システム。
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JP2012100987A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Japan Network System Kk 遊技球、遊技機、及び不正な遊技球の回収方法

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