JP2004298292A - 車椅子用昇降装置 - Google Patents

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JP2004298292A
JP2004298292A JP2003093039A JP2003093039A JP2004298292A JP 2004298292 A JP2004298292 A JP 2004298292A JP 2003093039 A JP2003093039 A JP 2003093039A JP 2003093039 A JP2003093039 A JP 2003093039A JP 2004298292 A JP2004298292 A JP 2004298292A
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Hiroshi Hamanaka
洋 浜中
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Abstract

【課題】高齢者あるいは下肢障害を持つ人が、車椅子から降りること無く自力で階段を昇降することができ、尚且つ既設の階段への設置が容易で安価な、主に家庭で使用される車椅子用昇降装置を提供する。
【解決手段】階段又は斜面に沿って設けられたガイドレールと、このガイドレールに案内され昇降する車椅子の載置を可能とした荷台から構成され、この荷台に設置したハンドルの回転を昇降動作の駆動力とした車椅子用昇降装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、高齢者や下肢障害者など、足や腰が不自由で車椅子を移動手段としている人が、階段等の自力で通行することが困難な場所で、車椅子に乗ったままでその階段を昇降する場合に用いられる車椅子用昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高齢あるいは下肢障害で自力での歩行が困難な人にとって、車椅子は移動の手段として必要である。しかし、階段あるいは、急な斜面の昇り降りには介護者を必要とし、車椅子使用者、介護者双方にとって、体力的及び精神的に大きな負担である。
【0003】
このため、人が乗った車椅子を載せて階段を昇降する装置が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。あるいは、階段の壁面等にレールを設け、レールに沿って椅子を昇降させる装置等が考案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
しかし、これらの装置にも下記に示すような問題点がある。まず、人が乗った車椅子を載せて階段を昇降する装置は、公共施設等には適しているが、設置場所の制限が有り、大掛かりな取付工事が必要となる。さらに、経済的に大きな負担であることから家庭での使用には適していない。
【0005】
さらに、階段の壁面等にレールを設け、レールに沿って椅子を昇降させる装置については、車椅子から装置に付属した椅子への乗り換えが必要であり、使用者にとっては体力的に負担となるうえ、介護者がいない場合の乗り換え動作は危険を伴うものである。また、装置本体及び工事費用が高く、経済的に大きな負担となっている。
【0006】
【特許文献1】
特開平8―113444号公報
【特許文献2】
特開2001−253666公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
高齢者や下肢障害を持つ人が、車椅子から降りること無く自力で階段を昇降することができ、尚且つ既設の階段への設置が容易で安価な、主に家庭で使用される車椅子用昇降装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
階段の傾斜に沿って左右2本づつ、合計4本のガイドレールを設置しており、その内片側1本づつ、即ち2本のガイドレールには、長手方向に連続してチェーンを設置している。
【0009】
また、それぞれのガイドレールは、階段の傾斜に沿った傾斜部分、及び階段上部に水平に伸びる水平部分により構成されている。さらに、これらの4本のガイドレールは、上端及び下端部で連結され一体型となっており、以下これをレールユニットという。
【0010】
車椅子を載置する荷台には、左右に2個づつのガイドローラーを設置しており、それぞれのガイドローラーはガイドレール内を通過し、尚且つ荷台を床面に対して水平に保つ位置に配置している。
【0011】
レールユニットの内、チェーンを設置した2本のガイドレールに対応したガイドローラーには、このガイドローラーと回転軸を同一としたスプロケットをチェーンに噛み合う位置に固定している。
【0012】
このスプロケットの内片側の1個には回転軸を同一とするスプロケットを隣接した位置に固定し、さらに、チェーンにより荷台上に設置した減速機の出力側軸のスプロケットと連結してある。
【0013】
即ち、減速機の出力側軸の回転は、ガイドレールに設置したチェーン上のスプロケットに伝達する。
【0014】
減速機の入力側軸には出力側軸と同様にスプロケットを設置し、さらに、この入力側軸のスプロケットは、回転式ハンドルと回転軸を同一とするスプロケットとチェーンにより連結してある。即ち、回転式ハンドルの回転はチェーンにより減速機の入力側軸に伝達する。
【0015】
車椅子を載置する荷台には、車椅子乗降用及び昇降時落下防止用の可動式スロープを設置している。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を実施例に基づき、この発明をより具体的に説明する。
【0017】
図1に示すように、階段に沿って設けられたガイドレール31a、31b、32a、32bと、このガイドレール31a、31b、32a、32bに案内されて昇降する車椅子1を載置する荷台2とを備えている。
【0018】
階段下部から上部への上昇時の動作について説明する。階段下部に配置した荷台2に車椅子1が乗り込む場合には、図2に示すように、荷台2の前後に設けた可動式のスロープ9を床面に接するように倒し、荷台2と床面に生じる段差を緩やかな斜面とし、車椅子使用者は介護者を必要とせず荷台2への乗り込みを可能としている。
【0019】
車椅子使用者は、荷台上で可動式スロープ9を荷台2に備えたレバー10により起立させる。荷台2の前後に設けた可動式スロープ9はシャフト14によりレバー10と連結しており、前後の可動式スロープ9は、レバー10により同時に操作することができる。この可動式スロープ9を起立させることにより昇降時に車椅子1が荷台2から落下しない機能を持たせている。即ち、可動式スロープ9は、車椅子1の乗り降りと荷台2からの落下防止の2点の機能を持つものである。
【0020】
荷台上には、上昇用及び下降用のハンドル12、13を備えている。夫々のハンドルは垂直に立てた柱15に、旋回可能に固定したアーム11の先端に装着している。即ち、図3に示すように、ハンドルはアーム11を旋回することにより、使用者が昇降操作を行う時にはハンドルを使用位置へ、又車椅子1を乗り降りさせるときには不使用位置へ移動させる機能を持っている。
【0021】
車椅子使用者が、荷台上で可動式スロープ9を起立させた後、上昇用ハンドル12を使用位置に移動し、この上昇用ハンドル12を任意方向に回転すると図4に示すアーム11及び柱15の内部に設置したスプロケット64、65、66、67及びチェーン43、44を介して、ウォームギアを内蔵した減速機7の入力側軸7aを回転させる。この減速機7の入力側軸7aの回転は、任意の比率で減速されスプロケット63を装着した出力側軸7bを回転させる。
【0022】
図5に示すように減速機7の出力側軸7bに装着したスプロケット63は、荷台2の内部を昇降方向に対して左右に貫通する位置に設置した駆動軸8に装着したスプロケット62と、チェーン42を介し連結している。さらに、この駆動軸8には、左右両側に駆動用のスプロケット61a、61bを装着しており、減速機7の出力側軸7bの回転は、この駆動用のスプロケット61a、61bに伝達される。
【0023】
駆動用スプロケット61a、61bは、それぞれ左右のガイドレール32a、32bに設置したチェーン41a、41b上を回転する。即ち、使用者による上昇用ハンドル12の回転力が荷台2をガイドレール31a、31b、32a、32bに沿って上昇させる駆動力となる。この場合、駆動用スプロケット61a、61bを平歯車に、チェーン41a、41bをラックギヤにそれぞれ置き換えても同様の動作となる。
【0024】
上記の駆動用スプロケット61a、61bの外側、即ち駆動軸8の両端に各1個のガイドローラー52a、52bと、さらに駆動軸8に対して昇降方向、及び垂直方向に任意の間隔を持ち、尚且つ左右対称の位置に各1個のガイドローラー51a、51bを装着している。即ち、荷台2には左右対称な位置に合計4個のガイドローラー51a、51b、52a、52bを備え、それぞれ順にガイドレール31a、31b、32a、32bに対応し、荷台の前後方向及び左右方向の水平を保っている。
【0025】
一方、ガイドレール31a、31b、32a、32bは荷台2に装着したガイドローラー51a、51b、52a、52bの荷重を受け、且つ荷台2を常に水平に保つ配置としている。即ち、図6に示すように、ガイドレール31a、31b、32a、32bは荷台が昇降する時、前後左右に水平を保ち移動するガイドローラー51a、51b、52a、52bの軌道に沿って配置している。このガイドレール31a、31b、32a、32bとガイドローラー51a、51b、52a、52bの位置関係は、荷台2が傾斜部分を移動する場合のみならず、水平部分の移動時においても同様で、荷台2はレールユニット上では常に床面に対して水平を保っている。
【0026】
このように車椅子1を載置した荷台2は階段下部からガイドレール31a、31b、32a、32bの傾斜部分に沿って上昇し、さらに階段上部の水平部分を前進しガイドレール31a、31b、32a、32bの終端に到達する。ここで車椅子使用者は、上昇用ハンドル12を装着したアーム11を旋回し、車椅子1の進路を確保した後、可動式のスロープ9を倒し荷台2から降りる。
【0027】
この時荷台2は、階段上部の水平部分にある為、健常者の階段使用の妨げになる事は無い。即ち、車椅子用昇降装置を設置した場合も車椅子使用者、及び健常者が階段を共用できる。
【0028】
次に、階段上部から階段下部への下降時の動作について説明する。下降時は、上昇時動作の手順の逆操作となる。荷台2の前後に設置した可動式スロープ9を階段上部の床面に接するように倒し、上昇時と同様に車椅子使用者は荷台2へ乗り込み、その後落下防止の為、可動式スロープ9を起立させる。
【0029】
車椅子使用者は、下降用ハンドル13を使用位置に移動し、このハンドルを任意方向に回転させる。上昇時と同様に、このハンドルの回転が駆動力となり、車椅子1を載置した荷台2はガイドレール31a、31b、32a、32bに沿って階段下部側に移動する。
【0030】
階段下部の所定位置に到達した後、下降用ハンドル13をアーム11の旋回により移動させ、車椅子1の進路を確保し、可動式スロープ9を倒し荷台2から降りる。
【0031】
なお、図示しないが、この車椅子用昇降機は、減速機7の入力側軸7aに正逆回転可能なモーターを取りつけることにより、容易に電動式の車椅子用昇降機となる。また、モーターの電源を充電式電池とすることにより、電気工事を必要とせず設置できる。
【0032】
この発明は上記発明の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨内で設計変更が可能である。
【0033】
【発明の効果】
以上の記載より明らかなように、車椅子使用者は車椅子から降りることなく、自力で階段を昇降することができ、昇降装置の設置も容易である。さらに、昇降装置を設置した階段は、車椅子使用者及び健常者が共用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す、車椅子用昇降装置の側面図である。
【図2】本発明の実施例を示す、可動式スロープとレバーの構造を示す部分側面図である。
【図3】本発明の実施例を示す、上昇用ハンドル、アーム及び柱の構造を示す部分背面図である。
【図4】本発明の実施例を示す、アーム及び柱内部の構造を示す部分断面図である。
【図5】本発明の実施例を示す、ガイドレールとガイドローラーの構造を示す部分背面図である。
【図6】本発明の実施例を示す、ガイドレールとガイドローラーの配置を示す部分側面図である。
【符号の説明】
1 車椅子
2 荷台
31a、31b、32a、32b ガイドレール
41a、41b、42、43、44 チェーン
51a、51b、52a、52b ガイドローラー
61a、61b、62、63 スプロケット
64、65、66、67 スプロケット
7 減速機
7a 入力側軸
7b 出力側軸
8 駆動軸
9 可動式スロ−プ
10 レバー
11 アーム
12 上昇用ハンドル
13 下降用ハンドル
14 シャフト
15 柱

Claims (1)

  1. 階段又は斜面に沿って設けられたガイドレールと、このガイドレールに案内され昇降する車椅子の載置を可能とした荷台から構成され、この荷台に設置したハンドルの回転を昇降動作の駆動力とした車椅子用昇降装置。
JP2003093039A 2003-03-31 2003-03-31 車椅子用昇降装置 Pending JP2004298292A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007145546A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Liftup Aps 昇降システム
JP2018079297A (ja) * 2016-11-07 2018-05-24 有限会社オクノ 階段昇降装置

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