JP2004297879A - 拡張フォーマおよびコイル成形方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】相間絶縁紙を自動挿入した場合であっても、十分な相間絶縁性を確保することができる位置へコイルの拡張成形を行うことができる拡張フォーマおよびコイルの成形方法を提供すること。
【解決手段】拡張フォーマ10に、コイルのコイルエンド部に当接して拡張する当接部11と、当接部11から突出した突起部12とを形成し、突起部12は、当接部11のステータコア側端部に設ける。そして、この拡張フォーマ10を、ステータコアの内周面よりも内側に配置し、その状態からステータコアの外周方向へ移動させた後、ステータコアの軸方向であってステータコアから離れる方向へ移動させて、コイルの拡張成形を行う。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステータコアのスロットに挿入されたコイルをステータコアの外周方向へ拡張成形するための拡張フォーマおよびコイルの成形方法に関する。さらに詳細には、十分な相間絶縁性を確保することができる位置へコイルの拡張成形を行うことができる拡張フォーマおよびコイルの成形方法に関するものである。特に、相間絶縁紙を自動挿入してステータを製造する場合に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からステータの製造工程においては、ステータのスロットにコイルを挿入して、その後、スロットに挿入されたコイルのコイルエンド部をステータコアの外周方向へ拡張成形する工程がある。このような工程が必要になるのは、初回のコイル挿入に際しては、スロットには絶縁物以外には何もないので、コイルの挿入が妨げられることはないが、次相のコイルを挿入する際に、既にスロットに挿入されたコイルが邪魔にならないようにするためである。
【0003】
そして、コイルの拡張成形を行う際に、コイルを傷つけてしまうと絶縁不良となってしまうため、コイルに傷をつけないようにコイルを拡張成形する必要がある。そこで、コイルに傷をつけずに拡張成形を行うための方法が色々と提案されている。そのうちの1つとして、例えば、特開平11−27889号公報に開示されたものが挙げられる。この拡張成形方法は、図12に示すように、ステータ(固定子鉄心)のスロットに挿入された固定子コイル101のコイルエンド部の一部を内周側から外周側に押圧する複数個の拡張フォーマ(成形型)100を設け、 複数回に分けて挿入された固定子コイルのうち、最後に挿入された固定子コイルを除く各固定子コイルが挿入される毎に、順次、拡張フォーマ(成形型)100により拡張成形を施して行くようになっている。
【0004】
このように拡張フォーマ(成形型)100を用いて、既にスロットに挿入されたコイルのコイルエンドにおける次のコイルが挿入されるスロット位置に相当するコイルエンド部を、ステータ(固定子鉄心)の内周より外周に向かって放射状に拡開成形することにより、コイルを傷をつけることなく拡張成形することができるようになっている。また、この拡張成形により、次相のコイルを挿入する際に、既にスロットに挿入されたコイルが邪魔にならないようにされている。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−27889号公報(第2〜3頁、第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した特開平11−27889号公報に開示された技術では、スロットに挿入されたコイルのすべてを正常に拡張成形することができないという問題があった。すなわち、図13に示すように数本のコイルが正常に拡張されずに変形してしまうのである。このように正常に拡張成形されずに変形したコイル(以下、「はぐれコイル」という)101aは、相間絶縁紙102を挿入した際に相間絶縁紙102から外れてしまい、次相のコイルと接触しまう。そうなると、相間絶縁性が低下してしまう。
【0007】
また、拡張フォーマ(成形型)100がはぐれコイル101aを踏み潰してしまい、図14に示すように、はぐれコイル101aがコイル拡張成形後にステータコアのスロットを横切るような形で残ってしまう場合もあった。この場合にも、相間絶縁紙102を挿入したときに、相間絶縁紙102からはぐれコイル101aがはみ出すため、次相のコイルと接触して相間絶縁性が低下してしまう。つまり、上記した特開平11−27889号公報に開示された技術では、各相コイル同士が接触してしまって、相間絶縁性を確保することができないおそれがあったのである。
【0008】
特に、このようなことはハイブリッド車駆動用のモータで特に問題となる。なぜなら、ハイブリッド車駆動用のモータは、動作領域が広いために使用電圧が高く、一般のモータよりもモータの絶縁性能に関する規格が厳しいからである。また、ハイブリッド車駆動用のモータは、コスト低減のために高回転化の傾向があり、今後ますます使用電圧が高くなる傾向になるからである。
【0009】
このため、はぐれコイルが発生して相間絶縁が確保できていない場合には、手直しをする必要があった。ここで、手作業により相間絶縁紙を挿入する場合であれば、相間絶縁紙を挿入する際にはぐれコイルの手直しをすればよい。
【0010】
ところが、相間絶縁紙を自動挿入する場合、はぐれコイルが発生すると相関絶縁紙の挿入とは別に手直しを行う必要がある。このため、相関絶縁紙を自動挿入しても、はぐれコイルの手直しを行う必要が生じるため、相関絶縁紙を手作業で挿入する場合と比べて生産効率の変化がほとんどない。これでは、生産効率の向上を図るために相間絶縁紙の自動挿入化を図る意味がなくなってしまう。
【0011】
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、相間絶縁紙を自動挿入した場合であっても、十分な相間絶縁性を確保することができる位置へコイルの拡張成形を行うことができる拡張フォーマおよびコイルの成形方法を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するためになされた本発明に係る拡張フォーマは、ステータコアのスロットに挿入されたコイルのコイルエンド部をステータコアの外周方向へ拡張するための拡張フォーマにおいて、コイルのコイルエンド部に当接して拡張する当接部と、当接部から突出した突起部とを有し、突起部は、当接部のステータコア側端部に設けられていることを特徴とするものである。
【0013】
この拡張フォーマでは、当接部がステータコアのスロットに挿入されたコイルのコイルエンド部に当接する。そして、その状態でコイルの拡張成形が行われる。具体的には、拡張フォーマをステータコアの外周方向へ移動させることによりコイルの拡張成形が行われる。ここで、この拡張フォーマの当接部のステータコア側端部には、突起部が形成されている。このため、拡張フォーマをステータコアの外周方向へ移動させる際に、コイルエンド部が突起部にすくい上げられるようにして、コイルの拡張成形が行われる。したがって、コイル全体が正常に拡張されるので、拡張フォーマがコイルを踏みつぶすこともない。このため、はぐれコイルが発生しない。これにより、コイルの拡張成形後に相間絶縁紙を自動挿入しても、既にスロットに挿入されたコイルと次にスロットに挿入される次相コイルとが接触することがない。したがって、十分な相間絶縁性を確保することができる。
【0014】
本発明に係る拡張フォーマにおいては、突起部は、コイルのコイルエンド部とステータコアとの間に入り込めるように縦断面形状が略三角形に形成されていることが望ましい。
【0015】
このように突起部の縦断面形状を略三角形にすることにより、拡張フォーマをステータコアの外周方向へ移動させる際に、スロットに挿入されたコイルのコイルエンド部を確実にすくい上げることができるからである。その結果として、はぐれコイルの発生を確実に防止することができる。
【0016】
また、本発明に係る拡張フォーマにおいては、突起部と当接部との境界部は、両側端よりも中央が高くなるような凸形状をなしていることが望ましい。
【0017】
こうすることにより、コイルの拡張成形時に拡張フォーマの当接部に当接しているコイルを持ち上げることができる。そして、このようにコイルを持ち上げることができる結果、コイルの拡張成形後に拡張フォーマを取り除いた際に、コイルのスプリングバックによる戻りが生じても、十分な相間絶縁性を確保することができる位置にコイルエンド部を位置させることができる。
【0018】
また、本発明に係る拡張フォーマにおいては、突起部の両側端は、先端に向かって幅が狭くなるように面取りされていることが望ましい。
【0019】
はぐれコイルのうちスロットを横切るようなものは、突起部ですくい上げることができない場合もある。そして、このようなスロットを横切るはぐれコイルは、拡張フォーマの両側端部付近に発生する。このため、拡張フォーマの両側端部を面取りして、内側に切り込むような形状とすることにより、はぐれコイルを踏みつぶさないようにすることができる。そして、はぐれコイル以外のコイルを拡張フォーマで拡張成形することにより、はぐれコイルも面取り部分に沿って持ち上げられる。つまり、はぐれコイルも他のコイルと同様の位置に拡張成形されるのである。はぐれコイルも他のコイルと繋がっているため、他のコイル部分が持ち上げられると、はぐれコイルもそれに引き連れられるようにして移動するからである。
【0020】
また、本発明に係る拡張フォーマにおいては、当接部の反対端にも突起部が形成されていることが望ましい。
【0021】
拡張フォーマにより、スロットに挿入されたコイルのコイルエンド部を持ち上げると、相関絶縁紙を挿入した際にその相間絶縁性を乗り越える場合が生じてしまう。そうすると、相間絶縁性を確保することができなくなってしまう。そこで、拡張フォーマの反対端にも突起部を形成することにより、コイルの拡張成形時にコイルエンド部が持ち上がりすぎないように規制することができる。その結果、コイルエンド部が相間絶縁紙を乗り越えることを確実に防止することができるので、十分な相間絶縁性を確保することができる。
【0022】
上記問題点を解決するためになされた本発明に係るコイルの成形方法は、上記したいずれか1つの拡張フォーマを用いてステータコアの外周方向へ拡張することを特徴とする。
【0023】
このコイルの成形方法では、上記した拡張フォーマのいずれか1つを用いてコイルの拡張成形を行うので、相間絶縁紙を自動挿入した場合であっても、十分な相間絶縁性を確保することができる。
【0024】
本発明に係るコイルの成形方法においては、コイルのコイルエンド部を拡張成形した後に、拡張フォーマをステータコアの軸方向であってステータコアから離れる方向に移動させることが望ましい。
【0025】
このコイルの成形方法では、拡張フォーマをステータコアの外周方向へ移動させて拡張成形した後に、拡張フォーマをステータコアの軸方向であってステーコアから離れる方向に移動させるので、コイルエンド部をより持ち上げることができる。これにより、コイルの拡張成形後に拡張フォーマを取り除いた際に、コイルのスプリングバックによる戻りが生じても、十分な相間絶縁性を確保することができる位置にコイルエンド部を位置させることができる。
【0026】
なお、この成形方法によりコイルの拡張成形を行う場合には、反対端にも突出部を形成した拡張フォーマを使用することが望ましい。上記したように、スロットに挿入されたコイルのコイルエンド部を持ち上げると、相関絶縁紙を挿入した際にその相間絶縁紙を乗り越える場合が生じてしまうため、反対端にも突起部が形成された拡張フォーマを使用することにより、コイルの拡張成形時にコイルエンド部が持ち上がりすぎないように規制することができるからである。
【0027】
また、本発明に係るコイルの成形方法においては、コイル拡張成形前に拡張フォーマをステータコアの内周面よりも内側に配置し、その後、拡張フォーマをステータコアの外周方向に移動させることが望ましい。
【0028】
この拡張成形方法では、拡張フォーマをステータコアの内周面よりも内側から外周方向に移動させるので、コイルを踏みつぶすことなく、確実に突起部ですくい上げることができる。これにより、コイルを十分な相間絶縁性を確保することができる位置へ拡張成形することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の拡張フォーマおよびコイルの成形方法を具体化した最も好適な実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。本実施の形態は、相間絶縁紙が自動挿入されて製造されるステータの製造工程に本発明を適用したものである。
【0030】
そこでまず、本発明を適用して製造されるステータについて、図1および図2を用いて説明する。図1は、ステータ50の概略構成を示す縦断面図である。図2は、ステータコア52の一部(1/4円弧分)を示す図であり、U相コイル51U、およびU相コイル51UとV相コイル51Vとの相間絶縁を行うための相間紙60を挿入した状態を示している。
【0031】
このステータ50は、図1に示すように、U相コイル51U、V相コイル51V、およびW相コイル51Wを備える三相ステータである。このステータ50は、ステータコア52と、ステータコア52に配設される上記した三相のコイル51U,51V,51Wと、各コイルの相間(U相−V相間とV相−W相間)に配設される相間紙60,60とを備える。
【0032】
ここで、ステータコア52は、複数枚の鋼板が積層されて一体的に接着されて形成された円環形状のものである(図2参照)。そして、ステータコア52の内周面には、図2に示すように、各相コイル51U,51V,51Wを配設させるための複数のスロット53が所定の間隔をおいて形成されている。一方、各相のコイル51U,51V,51Wは、エナメル線を巻回して形成されたものである。そして、これら各相のコイル51U,51V,51Wが、相間紙60を介してステータコア52のスロット53に挿入されるようになっている。なお、後述するように、相間紙60が自動挿入されるため、コイルの拡張成形時に、はぐれコイルを発生させないようにすることが必要である。
【0033】
そこで、コイルの拡張成形時に、はぐれコイルが発生しないようにするために以下に説明する拡張フォーマを用いたコイルの拡張成形を行う。まず、本実施の形態に係る拡張フォーマの概略構成を図3に示す。図3は、拡張フォーマを示す斜視図である。この拡張フォーマ10は、図3に示すように、略直方体形状の成形型であり、当接部11と突起部12とを備えている。
【0034】
当接部11は、ステータコアのスロットに挿入されたコイルのうちステータコアからはみ出しているコイルエンド部に当接する箇所である。この当接部11は、コイルと接触するためコイルに傷がつかないように、その表面は鏡面研磨が施されている。突起部12は、図3において当接部11の下端に形成され、コイルの拡張方向(ステータコアの外周方向)に出っ張っている。この突起部12の縦断面形状は、図3に示すように、略三角形である。これにより、コイルを拡張成形する際に、拡張フォーマ10をステータコアの外周方向へ移動させると、突起部12の先端がコイルエンド部とステータコアとの間に入り込み、コイルのコイルエンド部を持ち上げることができるようになっている。
【0035】
上記の構成を有する拡張フォーマ10は、図4に示すように、円周状に配置されて使用される。図4は、拡張フォーマ10の配置位置を示す平面図である。本実施の形態では、8箇所のコイルエンド部を同時に拡張成形するため、8個の拡張フォーマ10が等間隔で配置される。具体的には、拡張フォーマは、コイル拡張成形装置に取り付けられることになる。
【0036】
そこで、コイル拡張成形装置について、図5を用いて簡単に説明する。図5は、コイル拡張成形装置の概略構成を示す正面図である。コイル拡張成形装置には、図5に示すように、拡張フォーマ10を保持するための拡張フォーマ保持部20と、拡張フォーマ保持部20と当接・離間するテーパ部材21とが備わっている。
【0037】
拡張フォーマ保持部20の内側には、図5に示すように、テーパ(図5中下向きに縮径するテーパ)が形成されている。なお、拡張フォーマ保持部20は、8個の拡張フォーマ10を保持することができるよう8個備わっているが、図5には1個のみ示している。そして、これらの拡張フォーマ保持部20は、それぞれが図5中上下方向に移動可能となっている。
【0038】
また、テーパ部材21にも、拡張フォーマ保持部20と同様のテーパが形成されている。そして、このテーパ部材21は、図5中上下方向に移動するようになっている。これにより、テーパ部材21がコイルの拡張成形時には図5中下向きに移動して拡張フォーマ保持部20と当接し、その状態からさらに下向きに移動すると、拡張フォーマ保持部20が外周方向へ移動するようになっている。
【0039】
このコイル拡張成形装置の動作を簡単に説明する。まず、コイルが挿入されたステータコア52が、コイル拡張成形装置に固定される。このとき、ステータコア52の上下には、コイルのコイルエンド部が突出した状態となっている。次に、テーパ部材21が上昇している状態で、拡張フォーマ10が取り付けられた拡張フォーマ保持部20が、ステータコア52の内周面よりも内側に配置される(図4参照)。これにより、拡張フォーマ10をステータコア52の内周面よりも内側から外周方向に移動させることになるので、コイルを踏みつぶすことなく、確実に突起部12ですくい上げることができる。したがって、コイルを十分な相間絶縁性を確保することができる位置へ拡張成形することができる。
【0040】
次に、テーパ部材21を下降させて拡張フォーマ保持部材20のテーパ面に当接させる。そして、その状態からさらにテーパ部材21を下降させる。これにより、拡張フォーマ保持部20がステータコア52の外周方向へ押し出される。このため、拡張フォーマ10も、ステータコア52の外周方向へ移動する。これにより、拡張フォーマ10によるコイルの拡張成形が行われる。このとき、まず、拡張フォーマ10の突起部12がステータコア52とコイルのコイルエンド部に入り込む。続いて、拡張フォーマ10の当接部11がコイルのコイルエンド部に当接する。そして、コイルエンド部の端部が持ち上げられながらコイルエンド部がステータコア52の外周方向へ押し出される。その後、拡張フォーマ10の外周方向への移動が終了すると、拡張フォーマ保持部20を上昇させる。これにより拡張フォーマ10も上昇するので、コイルのコイルエンド部が持ち上げられる。
【0041】
ここで、コイル拡張成形装置における拡張フォーマの動きに着目すると、拡張フォーマ10は、図6に示すように移動してコイルの拡張成形を行う。図6は、拡張フォーマの移動軌跡を説明するための図である。すなわち、まず、拡張フォーマ10は、ステータコア52の内周面よりも内側から外周方向に向かって移動する。そして、外周方向への移動が終了すると、ステータコア52の軸方向であってステータコア52から遠ざかる方向に移動する。このように拡張フォーマ10を移動させてコイルの拡張成形を行うことにより、はぐれコイルの発生を確実に防止することができるとともに、コイルのスプリングバックによる戻りが生じても十分に相間絶縁性を確保することができる位置にコイルエンド部を位置させることができる。
【0042】
次に、上記の構成を有する拡張フォーマを使用してステータ50を組み立てる作業について図7および図8を参照して説明する。図7は、U相コイルの拡張形成が終了した状態を示す図である。図8は、1枚の相間紙60をステータコア52に挿入した後の状態を示す図である。まず、U相コイル51Uがステータコア52のスロット53に挿入される。そして、上記したコイル拡張成形装置によりU相コイル51Uの拡張成形が行われる。このU相コイル51Uのコイルの拡張成形は、拡張フォーマ10によって行われる。
【0043】
具体的には、拡張フォーマ保持部20に保持された拡張フォーマ10が、ステータコア52の内周面よりも内側に配置される。そして、テーパ部材21が下降させられ、拡張フォーマ保持部20がステータコア52の外周方向へ押し出される。これにより、拡張フォーマ10は、ステータコア52の外周方向へ移動させられる。このとき、拡張フォーマ10の突起部12がステータコア52とコイルのコイルエンド部に入り込むので、U相コイル51のコイルエンド部の端部が持ち上げられながらステータコア52の外周方向へ押し出される。その後、拡張フォーマ保持部20を、ステータコア52の軸方向であってステータコア52から遠ざかる方向に移動させる。これにより、拡張フォーマ10もステータコア52の軸方向であってステータコア52から遠ざかる方向に移動させられるので、突起部12により、U相コイル51のコイルエンド部の端部がさらに持ち上げられる。
【0044】
かくして、U相コイル51Uの拡張成形が終了すると、図7に示す状態になる。図7に示すように、本実施の形態に係る拡張フォーマ10を用いて拡張成形することにより、はぐれコイルを発生させることなく正常に拡張成形を行うことができる。
【0045】
そして、U相コイル51Uの拡張成形が終了すると、U−V相間絶縁用の相間紙60がステータコア52に挿入される。この相間紙60の挿入は、図示しない挿入治具を用いて自動的に行われる。すなわち、挿入治具に保持された相間紙60が、ステータコア52の内周側に配置され、挿入治具に保持された相間紙60がステータコア52に挿入されるのである。ここで、U相コイル51Uの拡張成形時にはぐれコイルが発生することなく正常に拡張成形が行われるので、相関紙60を自動挿入しても、U相コイル51Uが相関紙60からはみ出すことがない。その後、順次、相関紙60が自動挿入される。本実施の形態では、U相コイル51Uが挿入されたステータコア52に対して、8枚の相間紙60が挿入される。これにより、ステータコア52の全周に隙間なく相間紙60が配置されてU相コイル51Uが覆い隠される。
【0046】
次いで、V相コイル51Vがステータコア52のスロット53に挿入される。そして、上記したのと同様にして、V相コイル51Vの拡張成形が行われた後に、V相−W相間に配設される相間紙60がステータコア52に自動挿入される。さらにW相コイル51Wがステータコア52に挿入される。その後、最終成形が行われて三相ステータ50が完成する。上記したように、U相コイル51UおよびV相コイル51Vの拡張成形が正常に行われるので、はぐれコイルが発生しないため、相関紙60を自動挿入してステータ50を製造しても、相間絶縁性を十分に確保することができる。
【0047】
ここで、拡張フォーマの変形例について説明する。まず、第1の変形例について説明する。この第1の変形例に係る拡張フォーマの概略構成を図9に示す。図9は、拡張フォーマ10aを示す斜視図である。この拡張フォーマ10aは、図9に示すように、拡張フォーマ10と同様、当接部11と突起部12とを有している。しかしながら、拡張フォーマ10とは異なり、当接部11と突起部12との境界部13が両側端よりも中央が高くなるような凸形状となっている。すなわち、突起部12の上端中央部が盛り上がっているのである。
【0048】
当接部11と突起部11と境界部13をこのような形状にすることにより、拡張フォーマ10aをステータコアの外周方向へ移動させるときに、コイルのコイルエンド部をより持ち上げることができる。そして、このようにコイルを持ち上げることができる結果、コイルの拡張成形後に拡張フォーマを取り除いた際に、コイルのスプリングバックによる戻りが生じても、十分な相間絶縁性を確保することができる位置にコイルエンド部を位置させることができる。
【0049】
次に、第2の変形例について説明する。この第2の変形例に係る拡張フォーマの概略構成を図10に示す。図10は、拡張フォーマ10bを示す斜視図である。この拡張フォーマ10bは、図10に示すように、拡張フォーマ10aとほとんど同様の形状をなし、当接部11と突起部12とを有している。しかしながら、拡張フォーマ10aとは異なり、突起部12の両側端部に面取り部12bが形成されている。この面取り部12aは、突起部12が先端(図10中下端)に向かって幅が狭くなるように面取りされることにより形成されている。
【0050】
このように突起部12の両側端を面取りして面取り部12aを形成することにより、ステータコア52のスロット53を横切るようなはぐれコイルを踏みつぶさない。そして、はぐれコイル以外のコイルを拡張フォーマ10bで拡張成形することにより、はぐれコイルも面取り部12aに沿って持ち上げられる。はぐれコイルも他のコイルと繋がっているため、他のコイル部分が持ち上げられると、はぐれコイルもそれに引き連れられるようにして移動するからである。したがって、はぐれコイルも他のコイルと同様の位置に正常に拡張成形することができる。
【0051】
最後に、第3の変形例について説明する。この第3の変形例に係る拡張フォーマの概略構成を図11に示す。図11は、拡張フォーマ30を示す斜視図である。この拡張フォーマ30は、図11に示すように、拡張フォーマ10と同様、当接部11と突起部12とを有している。しかしながら、拡張フォーマ10とは異なり、突起部12が設けられている反対端にも突起部14が設けられている。つまり、図11において上下両端に突起部12,14が形成されている。
【0052】
このように、突起部12が設けられている反対端にも突起部14を設けることにより、コイルの拡張成形時にコイルエンド部が持ち上がりすぎないように規制することができる。その結果、コイルエンド部が相間紙を乗り越えることを確実に防止することができるので、十分な相間絶縁性を確保することができる。特に、上記したように、拡張フォーマをステータコアの外周方向へ移動させた後、ステータコアから遠ざかる方向へ移動させる場合には、この拡張フォーマ30を用いるとよい。
【0053】
以上、詳細に説明したように実施の形態に係る拡張フォーマ10は、コイルのコイルエンド部に当接して拡張する当接部11と、当接部11から突出した突起部12とを有し、突起部12は、当接部12のステータコア側端部に設けられているので、拡張フォーマ10をステータコアの外周方向へ移動させる際に、コイルエンド部が突起部12にすくい上げられるようにして、コイルの拡張成形が行われる。したがって、コイル全体が正常に拡張されるので、拡張フォーマ10がコイルを踏みつぶすこともない。このため、はぐれコイルが発生しないので、コイルの拡張成形後に相間紙60を自動挿入しても、既にスロット53に挿入されたコイルと次にスロットに挿入される次相コイルとが接触することがない。したがって、十分な相間絶縁性を確保することができる。
【0054】
そして、突起部12は、コイルのコイルエンド部とステータコアとの間に入り込めるように縦断面形状が略三角形に形成されているので、拡張フォーマ10をステータコアの外周方向へ移動させる際に、スロットに挿入されたコイルのコイルエンド部を確実にすくい上げることができる。
【0055】
また、実施の形態に係るコイルの成形方法は、上記した拡張フォーマ10を用いてコイルの拡張成形を行うので、相間紙60を自動挿入した場合であっても、十分な相間絶縁性を確保することができる。
【0056】
また、実施の形態に係るコイルの成形方法では、上記した拡張フォーマ10をステータコアの外周方向に移動させてコイルのコイルエンド部を拡張成形した後に、拡張フォーマ10をステータコアの軸方向であってステータコアから離れる方向に移動させるので、コイルエンド部をより持ち上げることができる。これにより、コイルの拡張成形後に拡張フォーマを取り除いた際に、コイルのスプリングバックによる戻りが生じても、十分な相間絶縁性を確保することができる位置にコイルエンド部を位置させることができる。
【0057】
また、実施の形態に係るコイルの成形方法では、コイル拡張成形前に拡張フォーマ10をステータコアの内周面よりも内側に配置し、その後、拡張フォーマ10をステータコアの外周方向に移動させるので、コイルを踏みつぶすことなく、確実に突起部12ですくい上げることができる。これにより、コイルを十分な相間絶縁性を確保することができる位置へ拡張成形することができる。
【0058】
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。上記した実施の形態では、相関紙60を自動挿入してステータ50を製造する場合に本発明を適用しているが、相関紙を自動挿入せずにステータを製造する場合にも本発明を適用することができる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明した通り本発明に係る拡張フォーマによれば、ステータコアのスロットに挿入されたコイルのコイルエンド部をステータコアの外周方向へ拡張するための拡張フォーマにおいて、コイルのコイルエンド部に当接して拡張する当接部と、当接部から突出した突起部とを有し、突起部は、当接部のステータコア側端部に設けられているので、拡張フォーマをステータコアの外周方向へ移動させる際に、コイルエンド部が突起部にすくい上げられるようにして、コイルの拡張成形が行われる。したがって、コイル全体が正常に拡張されるので、拡張フォーマがコイルを踏みつぶすこともない。このため、はぐれコイルが発生しない。これにより、コイルの拡張成形後に相間絶縁紙を自動挿入しても、既にスロットに挿入されたコイルと次にスロットに挿入される次相コイルとが接触することがない。したがって、十分な相間絶縁性を確保することができる。
【0060】
また、本発明に係るコイルの成形方法は、上記した拡張フォーマを用いてステータコアの外周方向へ拡張するので、相間絶縁紙を自動挿入した場合であっても、十分な相間絶縁性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る拡張フォーマおよび成形方法を用いて製造したステータの概略構成を示す縦断面図である。
【図2】図1のステータの概略構成を示す平面図である。
【図3】実施の形態に係る拡張フォーマの概略構成を示す斜視図である。
【図4】拡張フォーマの配置位置を示す平面図である。
【図5】拡張フォーマが取り付けられるコイル拡張成形装置の概略構成を示す図である。
【図6】拡張フォーマの移動軌跡を説明する図である。
【図7】U相コイルを拡張成形した後のステータコアの状態を示す図である。
【図8】相間紙をステータコアに挿入した後の状態を示す図である。
【図9】拡張フォーマの第1変形例を示す斜視図である。
【図10】拡張フォーマの第2変形例を示す斜視図である。
【図11】拡張フォーマの第3変形例を示す斜視図である。
【図12】従来のコイル成形方法を説明するための図である。
【図13】従来の拡張フォーマの概略構成およびはぐれコイルを示す図である。
【図14】スロットを横切るコイル(はぐれコイル)の様子を示す図である。
【符号の説明】
10 拡張フォーマ
11 当接部
12 突起部
50 ステータ
52 ステータコア
53 スロット
60 相関紙

Claims (8)

  1. ステータコアのスロットに挿入されたコイルのコイルエンド部を前記ステータコアの外周方向へ拡張するための拡張フォーマにおいて、
    前記コイルのコイルエンド部に当接して拡張する当接部と、
    前記当接部から突出した突起部とを有し、
    前記突起部は、前記当接部の前記ステータコア側端部に設けられていることを特徴とする拡張フォーマ。
  2. 請求項1に記載する拡張フォーマにおいて、
    前記突起部は、前記コイルのコイルエンド部と前記ステータコアとの間に入り込めるように縦断面形状が略三角形に形成されていることを特徴する拡張フォーマ。
  3. 請求項1または請求項2に記載する拡張フォーマにおいて、
    前記突起部と前記当接部との境界部は、両側端よりも中央が高くなるような凸形状をなしていることを特徴とする拡張フォーマ。
  4. 請求項1から請求項3に記載するいずれか1つの拡張フォーマにおいて、
    前記突起部の両側端は、先端に向かって幅が狭くなるように面取りされていることを特徴とする拡張フォーマ。
  5. 請求項1から請求項4に記載するいずれか1つの拡張フォーマにおいて、
    前記当接部の反対端にも突起部が形成されていることを特徴とする拡張フォーマ。
  6. ステータコアのスロットに挿入されたコイルのコイルエンド部を、請求項1から請求項5に記載するいずれか1つの拡張フォーマを用いて前記ステータコアの外周方向へ拡張することを特徴とするコイルの成形方法。
  7. 請求項6に記載するコイルの成形方法において、
    前記コイルのコイルエンド部を拡張成形した後に、前記拡張フォーマを前記ステータコアの軸方向であって前記ステータコアから離れる方向に移動させることを特徴とするコイルの成形方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載するコイルの成形方法において、
    コイル拡張成形前に前記拡張フォーマを前記ステータコアの内周面よりも内側に配置し、その後、前記拡張フォーマを前記ステータコアの外周方向に移動させることを特徴とするコイルの成形方法。
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