JP2004297493A - デジタルコンテンツ編集システムおよびデジタルコンテンツ編集方法 - Google Patents

デジタルコンテンツ編集システムおよびデジタルコンテンツ編集方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シリーズものであるデジタルコンテンツに対して再生や編集などの処理を簡単に行うことのできるデジタルコンテンツ編集システムを提供する。
【解決手段】外部から供給されたシリーズとして連結可能な複数のデジタルコンテンツをそれぞれ、その連結順位を特定可能な情報を含むシリーズ情報と一緒に記録する記録装置2と、上記シリーズ情報に基づいて、記録装置2にて記録された上記複数のデジタルコンテンツが上記連結順位で仮想的に連結されるように、それぞれのコンテンツの開始と終了の位置を指定するポインタを設定するデータ処理部2とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハードディスクやDVDなどの大容量記録メディアに散在した状態で記録された、音声データや映像データなどのデジタルコンテンツを編集するシステムおよび方法に関する。さらには、本発明は、そのようなデジタルコンテンツを編集するためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
大容量のハードディスクを用いて番組を録画する記録システムが実用化されている。この記録システムは、ビデオテープを用いて番組を録画する場合に比べて録画可能な時間が長いため、多くの番組を録画することが可能である。例えば、容量が40GB程度のハードディスクを用いた場合、画質にもよるが、十数時間〜数十時間の録画が可能である。
【0003】
上記の記録システムで番組を録画する場合、使用者は、番組の順番やジャンルを意識せずに、見たい番組を適当に録画することが多い。そういった場合、録画した番組はハードディスク内に散在することになり、その散在した録画番組から見たい番組を見つけるのは非常に面倒である。そこで、電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)から取得した番組情報を利用して録画番組を整理する機能を有する放送データ録画装置が提案されている(特許文献1参照)。図12に、その放送データ録画装置の概略構成を示す。
【0004】
図12を参照すると、放送データ録画装置は、放送データ受信部10、ネットワークアクセス部12、EPGデータ取得部14、情報管理テーブル生成部16、情報管理テーブル一時記憶部18、放送データ再生部20、放送データ録画部22、表示装置24、情報記録装置26、再生部28、及び情報整理部30からなる。
【0005】
放送データ受信部10は、テレビ放送を受信するものである。受信された放送データには、垂直帰線消去期間の所定の期間にEPGデータが含まれている。EPGデータは、例えばテレビ番組情報放送サービスによって提供されているもので、全国各地域のテレビ番組放送日、開始・終了時間、局チャンネル、番組タイトル、サブタイトル、番組内容、出演者、ジャンル情報という項目のデータが含まれている。ネットワークアクセス部12は、インターネットなどのネットワークにアクセスして、EPGデータをはじめとする各種データを取得することができる。
【0006】
EPGデータ取得部14は、放送データ受信部10で受信された放送データに含まれているEPGデータの解析を行うと共に、映像再生あるいは録画処理の前処理を行う。また、EPGデータ取得部14は、ネットワークアクセス部12を介してネットワーク経由でEPGデータを取得することもできる。
【0007】
情報管理テーブル生成部16は、EPGデータ取得部14で取得されたEPGデータから、記録メディアに保存される放送データ(テレビ番組)を管理するための情報、例えば放送日、タイトル、サブタイトルなどの番組情報を抽出して情報管理テーブルデータを生成する。情報管理テーブル一時記憶部18は、メモリ等で構成されるものであって、情報管理テーブル生成部16で生成されたデータの一時的な保存を行う。
【0008】
放送データ再生部20は、放送データ受信部10によって受信された放送データがEPGデータ取得部14を介して入力されており、この入力された放送データを表示装置24に出力して表示させる(放送データ再生)。
【0009】
放送データ録画部22は、放送データ受信部10によって受信された放送データがEPGデータ取得部14を介して入力されており、この入力された放送データを情報記録装置26に出力して記録させる(録画)。また、放送データ録画部22は、放送データ記録終了後には、情報管理テーブル一時記憶部18に保存されている情報管理テーブルデータからその記録した放送データに関する番組情報を取得して、これを情報管理テーブル形式でその放送データが格納されている記録メディアに一緒に記録させる。
【0010】
情報記録装置26は、ハードディスク、DVD−RAMやビデオテープなどの記録メディア26a、26bに放送データや情報管理テーブルデータを記録するものである。再生部28は、記録メディアに記録された放送データ(録画データ)を取り出して表示装置24に出力して表示させる(録画データ再生)。情報整理部30は、記録メディアに記録された放送データ(録画データ)を整理するものである。
【0011】
上述した放送データ録画装置では、使用者が指定した番組の放送データがその番組情報と一緒に情報記録装置26にて記録メディアに記録される。録画用として大容量メディア(ハードディスク)のみを用いている場合は、通常、放送データは空いている領域に適当に記録されていく。例えば、図13(a)に示すように、大容量メディアAにおいて、連続番組A(第1話)の後に連続番組B(第1話)が記録される、というパターンでそれぞれの番組の第7話までが交互に記録され、さらに、連続番組A(第3話)、連続番組B(第5話)の後にはそれぞれ特別番組A、スポーツAが記録される。これら連続番組A、連続番組B、特別番組AおよびスポーツAの記録に際して、それぞれの番組情報が情報管理テーブル(A)として大容量メディアAに格納される。使用者は、情報管理テーブル(A)を参照することで、録画番組を把握することができる。
【0012】
上記のようにして大容量メディアAに記録された多数の番組の放送データは、情報整理部30によって整理される。具体的には、情報整理部30は、情報管理テーブル(A)を参照して、図13(b)に示すように、連続番組Aの第1話〜第7話と連続番組Bの第1話〜第7話の放送データを大容量メディアAから取り出してそれぞれメディアB、Cに番組情報と一緒に記録する。これにより、メディアBには連続番組Aの第1話〜第7話の放送データとその番組情報である情報管理テーブル(B)が格納され、メディアCには連続番組Aの第1話〜第7話の放送データとその番組情報である情報管理テーブル(B)が格納される。
【0013】
【特許文献1】
特開2001−45418
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の図12に示した放送データ録画装置には、以下のような問題がある。
【0015】
使用者は、例えば図13(b)に示したメディアBに格納された連続番組Aの第1話〜第7話を連続して視聴する場合は、まず、第1話を再生するための入力操作を行って視聴し、次いで、第2話を再生するための入力操作を行って視聴する。残りの第3話〜第7話についても、同様に、各話毎に、再生するための入力操作を行って視聴する。このように、連続番組の各話を連続視聴するには、それぞれの話毎に入力操作が必要とされるため、非常に面倒である。
【0016】
また、CMカットなどの編集処理を行う場合にも、同様に、それぞれの話毎に入力操作が必要とされるため、非常に面倒である。
【0017】
なお、整理された各話を順次読み出して連続再生させることは可能であるが、その場合は、各話に跨って1つのデータとして連続再生するのではなく、単に1話1話が単独で読み出されて再生されるだけであり、どうしても各話の間で途切れを生じる。加えて、各話単独で読み出されるために、早送りや巻き戻しは、1話の再生動作においてしか行うことができず、各話に跨って行うことはできない。
【0018】
本発明の目的は、連続番組などのシリーズものであるデジタルコンテンツに対して再生や編集などの処理を簡単に行うことのできる、デジタルコンテンツ編集システムおよびデジタルコンテンツ編集方法ならびにプログラムを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のデジタルコンテンツ編集システムは、外部から供給されたシリーズとして連結可能な複数のデジタルコンテンツをそれぞれ、その連結順位を特定可能な情報を含むシリーズ情報と一緒に所定の記録メディアに記録する少なくとも1つの記録手段と、前記シリーズ情報に基づいて、前記所定の記録メディアに記録された前記複数のデジタルコンテンツが前記連結順位で仮想的に連結されるように、それぞれのコンテンツの開始と終了の位置を指定するポインタを設定する仮想連結手段とを有することを特徴とする。
【0020】
本発明のデジタルコンテンツ編集方法は、所定の記録メディアを備える記録手段と、該記録手段からデータを読み出して処理するデータ処理手段とを有する情報処理装置において行われるデジタルコンテンツ編集方法であって、前記記録手段が、外部から供給されたシリーズとして連結可能な複数のデジタルコンテンツをそれぞれ、その連結順位を特定可能な情報を含むシリーズ情報と一緒に前記所定の記録メディアに記録するステップと、前記データ処理手段が、前記シリーズ情報に基づいて、前記所定の記録メディアに記録された前記複数のデジタルコンテンツが前記連結順位で仮想的に連結されるように、それぞれのコンテンツの開始と終了の位置を指定するポインタを設定するステップとを含むことを特徴とする。
【0021】
本発明のプログラムは、外部から供給されたシリーズとして連結可能な複数のデジタルコンテンツをそれぞれ、その連結順位を特定可能な情報を含むシリーズ情報と一緒に前記所定の記録メディアに記録する処理と、前記シリーズ情報に基づいて、前記所定の記録メディアに記録された前記複数のデジタルコンテンツが前記連結順位で仮想的に連結されるように、それぞれのコンテンツの開始と終了の位置を指定するポインタを設定する処理とを情報処理装置に実行させることを特徴とする。
【0022】
上述したとおりの本発明のデジタルコンテンツ編集システム、デジタルコンテンツ編集方法およびプログラムによれば、シリーズとして記録された複数のデジタルコンテンツはそれぞれの連結順位で仮想的に連結されるようにポインタが設定される。こうして設定したポインタにしたがって記録メディアから取り出されたデジタルコンテンツは、その仮想的に連結した状態を維持したまま、再生、編集、他の記録メディアへの記録などのデータ処理を行うことが可能である。これにより、例えば、使用者は、1回の入力操作で、シリーズ番組である複数の放送データを連続再生することができ、従来のように放送データ毎に入力操作を行う必要はない。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0024】
(実施形態1)
図1に、本発明の第1の実施形態であるデジタルコンテンツ編集システムの主要部を示す。このデジタルコンテンツ編集システムは、ハードディスクやDVDなどの大容量記録メディアにバラバラに録画されたシリーズ番組(連続番組)の各話の放送データをあたかも1つの放送データとして連続再生できるように連結する編集システムであって、データ処理部1と記録装置2から構成されている。なお、図1には示していないが、放送波を受信して放送データ(デジタル)を取得する機能、その放送データを記録装置2に記録して再生する機能、外部から供給されたEPGデータから番組情報を取得する機能など、番組の録画再生に必要な機能も備えている。これらの機能については、既存の機能、例えば図12に示したような構成を適用できる。
【0025】
記録装置2は、例えばハードディスク装置(HDD)のような大容量記録装置であって、テレビ放送を受信することで取得した放送データ(映像データおよび音声データを含む)をEPGデータから取得した番組情報と関連付けて記録することができる。この記録では、例えば、図2に示すように、「タイトル」、「サブタイトル」、「放送日時(放送曜日、放送時刻)」、「ジャンル」などを含む番組情報2aが放送データ2bの先頭部分に記録される。EPGデータとしては、インターネット3上に公開されているものや放送波に含まれているものを用いることができる。
【0026】
データ処理部1は、記録装置2にて記録されるシリーズ番組の放送データを連結するものであって、シリーズ適合検索部1a、挿入位置判断部1b、ポインタ設定部1c、およびシリーズリスト管理部1dから構成されている。
【0027】
シリーズ適合検索部1aは、記録装置2にて放送データが記録されると、今回記録された放送データに付随する番組情報と過去に記録された放送データに付随する番組情報とから、今回記録された放送データがシリーズ番組であるか否かを判断する。例えば、毎週定刻に放送されている番組であれば、番組情報2aとして付与されている「放送日時(放送曜日、放送時刻)」を参照し、放送曜日および放送時刻が同じかどうかで、シリーズ番組であるか否かを判断することができる。
【0028】
挿入位置判断部1bは、番組情報2a(またはEPGデータ)に基づいて、シリーズ適合検索部1aにてシリーズ番組であると判断された放送データが、そのシリーズ番組のどの位置(どの話)にあたるかを判断する。この判断に基づいて、シリーズ番組として放送データを繋ぎ合せる場合の挿入位置が決定される。例えば、今回記録された番組が第3話である場合は、その第3話の放送データの挿入位置は、すでに記録されている第2話の後になる。また、第3話の前に第4話が記録されていた場合は、第3話の挿入位置は、第2話と第4話の間になる。
【0029】
記録された放送データがシリーズ番組のどの話にあたるかを判断する手法としては、いくつかの方法がある。例えば、番組情報2aとして付与されている「タイトル」に第何話であるかを示す文字情報が含まれている場合には、その文字情報に基づいてどの話にあたるかを判断することができる。「タイトル」に第何話であるかを示す文字情報が含まれていない場合には、EPGデータを参照し、「ジャンル」、「タイトル」および「放送日時(放送曜日、放送時刻)」が同じ番組を過去に遡って検索することで、どの話であるかを判断することができる。
【0030】
ポインタ設定部1cは、挿入位置判断部1bで決定された挿入位置にしたがって、今回記録された放送データをシリーズ番組として繋ぎ合せるためのポインタ情報(アドレス情報)を設定する。具体的には、ポインタ設定部1cは、各話毎に前話の終了ポインタと次話の開始ポインタが格納されるようにしたポインタテーブルを作成し、このテーブル上で、記録された放送データの挿入位置に応じたポインタ情報(アドレス)を設定する。このポインタテーブルは、シリーズ番組毎に作成される。
【0031】
図3に、ポインタテーブルの一例として、過去に記録された第1話および第2話の放送データと今回記録された第3話の放送データとのポインタ情報を含むポインタテーブルを示す。このポインタテーブルには、第1話〜第3話に関する3つの欄が設定されている。第1話の欄には、前話の終了ポインタとして「NULL」が設定され、次話の開始ポインタとして「第2話の開始ポインタ」が設定され、第2話の欄には、前話の終了ポインタとして「第1話の終了ポインタ」が設定され、次話の開始ポインタとして「第3話の開始ポインタ」を設定され、第3話の欄には、前話の終了ポインタとして「第2話の終了ポインタ」が設定されている。なお、この時点では、第3話の欄の次話の開始ポインタは不明であるので、「EOF」とされる。
【0032】
シリーズリスト管理部1dは、記録装置2にて記録されたシリーズ番組のリストを作成し、それを管理するものである。このシリーズリスト管理部1dで作成されるシリーズリストは、シリーズ適合検索部1aでシリーズと判断されたもののリストであって、これまでに記録されているシリーズ番組の各話を特定することができる名称(例えばサブタイトルや「第*話」といった名称)が番組名別に格納される。図4に、シリーズリスト管理部1dで作成管理されるシリーズリストの一例を示す。このシリーズリストの例では、シリーズ番組A〜Cの3つの欄があり、シリーズ番組Aの欄に「第1話」〜「第5話」が格納され、シリーズ番組Bの欄に「第1話」および「第2話」が格納され、シリーズ番組Cの欄に「第1話」〜「第4話」が格納されている。
【0033】
また、シリーズリスト管理部1dは、シリーズ適合検索部1aにてシリーズ番組と判断される度に、作成したシリーズリストの内容を更新する。例えば、シリーズ適合検索部1aにてシリーズ番組と判断された場合で、そのシリーズ番組が新たなシリーズ番組Dである場合は、シリーズリスト管理部1dは、図4に示したシリーズリストにその新たシリーズ番組Dの欄を作成し、そこに該当する話の名称、例えば「第1話」および「第2話」が格納される。通常、新たなシリーズ番組と判断される場合は、必ず過去に1つ以上の話の放送データが記録されている状態にあるので、シリーズリストには、その過去に記録された話と今回記録された話の2つの名称が登録される。また、シリーズ適合検索部1aにてシリーズ番組と判断されたものがすでにシリーズリストに登録されている場合は、シリーズリスト管理部1dは、今回記録された話の名称を該当するシリーズ番組名の欄に追加する。例えば、シリーズ番組Aの第6話の放送データが記録され、シリーズ適合検索部1aにてシリーズ番組Aと判断された場合は、シリーズリスト管理部1dは、シリーズリストのシリーズ番組Aの欄に今回記録された第6話の名称として「第6話」を追加する。
【0034】
次に、本実施形態のデジタル編集システムの動作について説明する。図5に、データ処理部1にて行われる放送データの仮想連結動作の一手順を示す。以下、図1および図5を参照して、仮想連結動作を説明する。
【0035】
記録装置2にて放送データが番組情報と一緒に記録されると(ステップS10)、まず、シリーズ適合検索部1aが、今回記録された放送データの番組情報とこれまでに記録された放送データの番組情報とを比較することで、シリーズ番組であるか否かを判断する(ステップS11)。この判断で「No」となった場合は、次の放送データが記録されるのを待つ。
【0036】
ステップS11の判断で「Yes」となった場合は、挿入位置判断部1bが、該当するシリーズ番組のポインタテーブルがあるかどうかを確認する(ステップS12)。この確認で「Yes」となった場合は、挿入位置判断部1bが、今回記録された放送データの挿入位置(すでに記録されている放送データとの前後関係)を判断するとともに、ポインタ設定部1cが、該当するポインタテーブル上で、今回記録された放送データを挿入位置判断部1bで判断された挿入位置で仮想的に連結するようにポインタ情報を設定する(ステップS13)。具体的には、図3で説明したようなポインタ情報の設定が行われる。
【0037】
ステップS12の確認で「No」となった場合は、今回記録された放送データは新たなシリーズ番組のものであるとして、挿入位置判断部1bが、今回記録された放送データとその新たなシリーズ番組としてすでに記録されている放送データとの挿入位置(前後関係)を判断するとともに、ポインタ設定部1cが、その新たなシリーズ番組に関するポインタテーブルを新規に作成し、このポインタテーブル上で、今回記録された放送データとすでに記録されている放送データを挿入位置判断部1bで判断されたそれぞれの挿入位置で仮想的に連結するようにポインタ情報を設定する(ステップS14)。
【0038】
ステップS13またはステップS14で仮想的な連結が行われると、シリーズリスト管理部1dが、その連結結果に基づいてシリーズリストを作成または更新する(ステップS15)。例えば、ステップS13で、すでにあるシリーズ番組に関する仮想的な連結が行われた場合は、シリーズリスト中の該当するシリーズ番組の欄に今回記録された放送データの名称(例えば「第*話」)が追加される(図4参照)。また、ステップS14で、新たなシリーズ番組に関する仮想的な連結が行われた場合は、シリーズリスト中に、その新たなシリーズ番組の欄が追加されるとともに、その追加した欄に今回記録された放送データおよびすでに記録されていた放送データの名称(例えば「第*話」)が登録される。このステップS15の後は、ステップS10に戻って次の放送データが記録されるのを待つ。
【0039】
次に、上述した仮想連結動作におけるポインタ情報の設定の仕方について具体的な例を以下に2つ挙げる。
【0040】
(1)シリーズ番組の各話が順番どおりに録画される場合:
ここでは、全4話からなるシリーズ番組が最終話まで順番どおりに記録装置2に録画される場合のポインタ情報の設定の仕方を説明する。
【0041】
第1話の放送データが記録装置2に記録された時点では、シリーズであるか否かを判断することはできない。第2話の放送データが記録装置2に記録された時点では、すでに第1話の放送データが記録されているので、これら第1話および第2話の放送データに付与されている番組情報を比較することで、シリーズであると判断することができるとともに、それら放送データの挿入位置を判断することができる。この場合のポインタ情報の設定では、図6(a)に示すように、第1話の欄に、前話の終了ポインタとして「NULL」が設定され、次話の開始ポインタとして「第2話の開始ポインタ」が設定され、第2話の欄に、前話の終了ポインタとして「第1話の終了ポインタ」が設定され、次話の開始ポインタとして「EOF」が設定される。こうして、第1話の放送データと第2話の放送データが仮想的に連結される。
【0042】
第3話の放送データが記録装置2に記録された時点では、すでに第1話および第2話の放送データが記録されているので、これら第1話〜第3話の放送データに付与されている番組情報を比較することで、シリーズであると判断することができるとともに、第3話の放送データの挿入位置を判断することができる。この場合のポインタ情報の設定では、図6(b)に示すように、ポインタテーブルに第3話の欄が追加され、第2話の欄に、次話の開始ポインタとして「第3話の開始ポインタ」が設定され、第3話の欄に、前話の終了ポインタとして「第2話の終了ポインタ」が設定され、次話の開始ポインタとして「EOF」が設定される。こうして、第3話の放送データが第2話の放送データと仮想的に連結される。
【0043】
第4話についても、上記第3話の場合と同様なやり方でポインタ情報が設定される。この結果、ポインタテーブルは、図6(c)に示すように、第1話〜第4話までのそれぞれで、前話の終了ポインタおよび次話の開始ポインタが設定される。こうして第1話〜第4話の放送データが、順番どおりに仮想的に連結される。
【0044】
(2)シリーズ番組の一部の話が後続の話より後に録画される場合:
ここでは、全4話からなるシリーズ番組を録画する場合で、使用者が第3話の録画予約を忘れてしまって、第2話の後に第4話を録画し、再放送された第3話を第4の話の後に録画した場合を説明する。
【0045】
第2話までの動作は、上記(1)で説明したとおりである。第4話の放送データが記録装置2に記録された時点では、すでに第1話および第2話の放送データが記録されているので、これら第1話、第2話、第4話の放送データに付与されている番組情報を比較することで、シリーズであると判断することができるとともに第4話の放送データの挿入位置を判断することができる。この場合のポインタ情報の設定では、図7(a)に示すように、ポインタテーブルに第4話の欄が追加され、第2話の欄に、次話の開始ポインタとして「第4話の開始ポインタ」が設定され、第4話の欄に、前話の終了ポインタとして「第2話の終了ポインタ」が設定され、次話の開始ポインタとして「EOF」が設定される。こうして、第4話の放送データが第2話の放送データと仮想的に連結される。
【0046】
再放送の第3話の放送データが記録装置2に記録された時点では、すでに第1話、第2話および第4話の放送データが記録されているので、これら第1話〜第4話の放送データに付与されている番組情報を比較することで、シリーズであると判断することができるとともに第3話の放送データの挿入位置を判断することができる。この場合は、図7(b)に示すように、第2話と第4話の間に第3話の欄が追加される。第2話の欄の次話の開始ポインタは、「第3話の開始ポインタ」に修正される。第3話の欄は、前話の終了ポインタとして「第2話の終了ポインタ」が設定され、次話の開始ポインタとして「第4話の開始ポインタ」が設定される。第4話の欄の前話の終了ポインタは、「第3話の開始ポインタ」に修正される。こうして、第3話の放送データが、第2話および第4話の放送データの間に挿入される形で仮想的に連結され、結果的に図6(c)に示したものと同様なテーブルとなる。
【0047】
次に、上述のようにして仮想的に連結された放送データを再生する仕組みについて説明する。
【0048】
図8に、再生機能を備えるデジタルコンテンツ編集システムを示す。この編集システムは、図1に示したシステム構成において、再生部4、入力部5、表示部6を追加したものである。入力部5は、リモートコントロールや本システムの一部に設けられた操作パネルである。表示部6は、例えばCRT、液晶ディスプレイなどの表示装置である。データ処理部1は、シリーズリスト管理部1dで作成管理されているシリーズリストの内容を表示部6にて表示させるとともに、ポインタ設定部1cで作成されたポインタテーブルを再生部4に供給する。再生部4は、使用者が入力部5にて行う入力指示に応じて、記録装置2にて記録された放送データを表示部6にて再生するものである。放送データの再生にあたって、再生部4は、データ処理部1から供給されたポインタテーブルを参照することができる。
【0049】
以下、再生動作について具体的に説明する。使用者は、シリーズ番組を再生する場合は、表示部6に表示されたシリーズリストから見たいシリーズを選択する。例えば、図4に示したようなシリーズリストと一緒にカーソルが表示され、使用者は、操作パネル上でボタン操作を行うことにより、表示画面上でそのカーソルを目的のシリーズ名のところに合わせる。この状態で、操作パネル上の再生開始ボタンを押すことで再生動作が開始される。
【0050】
シリーズリストから目的のシリーズが選択され、再生開始ボタンが押されると、再生部4は、選択されたシリーズに関するポインタテーブルをデータ処理部1から取得し、該取得したポインタテーブルに設定されたポインタ情報に従って、記録装置2にて記録された放送データの中から該当する放送データを順次読み出して連続再生する。なお、シリーズが選択された時点で、その選択されたシリーズに関するポインタテーブルに設定された先頭の話(通常は、第1話)の開始アドレスが与えられるものとする。
【0051】
上述した再生部4による連続再生動作において、早送りや巻き戻しなどの操作を行うことができる。この場合は、図9に示すように、第1話〜最終話までの一連の放送データが繋がった状態で各話を跨いで早送り動作および巻き戻し動作が行われる。この場合も、上述した再生動作と同様、各話でそれら動作が途切れることはない。
【0052】
また、図9に示したように第1話〜最終話までの一連の放送データが繋がった状態で、データの編集処理、例えばデータの一部を切り取るCMカットを行うことができる。この場合は、従来各話ごとに行われていたCMカットを1回の処理で行うことが可能である。
【0053】
次に、上述のようにして仮想的に連結された放送データを他の記録メディアに記録する仕組みについて説明する。
【0054】
記録装置2は、図10に示すように、ハードディスクよりなる記録メディア2a’とDVDなどよりなる記録メディア2b’との間で、記録した放送データのコピー(移動)が可能に構成されている。このコピー動作は、図8に示した入力部5にて使用者が入力操作を行うことで実行される。ここでは、記録メディア2a’に記録された放送データを記録メディア2b’にコピーする場合の動作を説明する。
【0055】
使用者は、シリーズ番組をコピーする場合は、表示部6に表示されたシリーズリストから見たいシリーズを選択する。この選択動作は、基本的には上述の再生動作と同様に行われるが、放送データをコピーするにあたってコピー先として記録メディア2b’を指定するといった動作が必要となる。
【0056】
シリーズリストから目的のシリーズが選択され、コピー開始ボタンが押されると、記録装置2は、選択されたシリーズに関するポインタテーブルをデータ処理部1から取得し、該取得したポインタテーブルに設定されたポインタ情報に従って、記録メディア2a’に記録された放送データの中から該当する放送データを順次取り出して記録メディア2b’へコピーする。このコピーの際に、データ処理部1から取得したポインタテーブルを一緒に記録メディア2b’にコピーしてもよい。こうすることで、記録メディア2b’に記録された放送データを再生する際に、一緒に記録されたポインタテーブルを参照することができる。なお、ポインタテーブルを放送データと一緒に記録メディア2b’に記録しない場合は、記録メディア2b’に記録した放送データとデータ処理部で管理されているポインタテーブルを何らかの方法で対応付けておけばよい。
【0057】
上記のようにしてDVDである記録メディア2b’に放送データを記録した場合、その記録メディア2b’は、本システムのような機構を備えている装置において共通に利用することができる。また、データディスクという観点からすれば、本システムのような機構を備えていない装置においても、データのみを取り出して利用することは可能である。ただし、その場合は、各データを仮想的に連結した状態で連続再生することはできない。
【0058】
以上の説明では、放送データが記録される度にポインタ情報が設定されるようになっているが、ある程度の放送データが蓄積された後に、使用者が所定の入力操作を行うことで、その記録された放送データがシリーズ毎に仮想的に連結されるようにすることも可能である。この場合も、基本的な動作は同じである。
【0059】
(他の実施形態)
連結対象であるデジタルコンテンツは放送データに限らず、他のデータ、例えばデジタルビデオカメラで撮影した映像データであってもよい。この場合は、図1に示したシステム構成において、デジタルビデオカメラから映像データ(デジタルコンテンツ)をキャプチャするためのインタフェース部を新たに設ける。
【0060】
記録装置2には、インタフェース部を介して、デジタルビデオカメラからシリーズとして連結可能な複数の映像データ(デジタルコンテンツ)が供給される。記録装置2は、その供給された複数の映像データをそれぞれ、その連結順位を特定可能な情報およびシリーズを特定可能な情報を含むシリーズ情報と一緒に記録する。連結順位およびシリーズを特定可能な情報は、例えば、デジタルビデオカメラによる撮影時に映像データに付与される撮影日時やカメラのID番号、さらにはデジタルビデオカメラから記録装置2に映像データを取り込む際に使用者によって登録される各映像データのタイトルや順位などである。カメラのID番号は、デジタルビデオカメラを本システムに接続した際にこれらの間で送受信されるデータに含まれている。
【0061】
データ処理部1は、記録装置2にて記録された複数の映像データを一緒に記録したシリーズ情報に基づいて仮想的に連結する。この連結動作も、前述の実施形態で説明した連結動作と基本的には同じであるので、ここでは、簡単に動作説明を行う。
【0062】
まず、シリーズ適合検索部1aが、記録装置2にて記録された複数の映像データについて、一緒に記録されたシリーズ情報に基づいて、シリーズであるかどうかの判断を行う。次いで、挿入位置判断部1bが、シリーズ適合検索部1aにてシリーズのものと判断されたデジタルコンテンツについて、一緒に記録されたシリーズ情報に基づいて、そのシリーズにおける挿入位置(映像データの前後関係)を判断する。次いで、ポインタ設定部1cが、シリーズ適合検索部1aにてシリーズのものと判断された映像データが仮想的に連結されるように、それぞれの映像データの開始と終了の位置を指定するポインタを設定する。最後に、シリーズリスト管理部1dがシリーズリストの作成・更新を行う。
【0063】
本他の実施形態の編集システムでは、例えば、図11(a)に示すように、記録装置2のハードディスク2’内に、デジタルビデオカメラから映像データDV−CAP1〜DV−CAP3および放送データである番組A1〜A4、番組C1およびC2が散在する場合がある。この場合でも、シリーズリストから映像データDV−CAP1〜DV−CAP3に関するシリーズを選択実行することで、図11(b)に示すようにハードディスク2’から映像データDV−CAP1〜DV−CAP3が順次取り出されて連続再生される。この場合も、図11(c)に示すように、映像データDV−CAP1〜DV−CAP3が繋がった状態で、データの編集処理、例えばデータの一部(素材)を切り取るカットを行うことができる。データの編集処理としては、カットの他、素材を貼り付けるペーストや複数の素材を1つに合わせるマージなどを行うことができる。いずれの場合も、仮想連結したことで、従来各話ごとに行われていた編集処理を1回の処理で行うことが可能である。
【0064】
以上説明した各実施形態では、放送データや映像データの連結について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、シリーズとして連結可能なデジタルコンテンツであればどのようなデータにも適用することができる。例えば、デジタル放送のラジオ番組(毎週、同じ曜日の同じ時刻に放送されているものなど)をデジタルコンテンツとして取り込んで連結させることも可能である。また、静止画のデータでも、シリーズとして複数のファイルに格納する場合は、各ファイルを仮想的に連結することができる。
【0065】
また、各実施形態で説明したシステムでは、記録装置2は1台のHDDよりなっているが、この記録装置2として複数台のHDDを用いることができる。この場合は、各HDDはそれぞれデータ処理部1に接続され、データ処理部1が、それらHDDに記録された一連のデジタルコンテンツを仮想的に連結する。例えば、第1および第2のHDDを有する場合で、第1のHDDにシリーズAの映像データDV−CAP1〜DV−CAP3が記録され、第2のHDDにシリーズAの映像データDV−CAP4〜DV−CAP6が記録されている場合は、データ処理部1は、映像データDV−CAP1〜DV−CAP3と映像データDV−CAP4〜DV−CAP6とを全体として仮想的に連結する。こうすることで、映像データDV−CAP1〜DV−CAP6をあたかも1つの映像データとして連続再生することができる。
【0066】
上記のように複数のHDDに分散してデジタルコンテンツを記録する場合は、使用者は、任意のHDDにデジタルコンテンツを記録させることができる。よって、1つのHDDに放送データを記録しながら他のHDDで映像データを記録することができ、これにより利便性が格段に向上する。このようなシステムは、例えばLAN(Local Area Network)に代表される企業内ネットワークにより実現可能である。
【0067】
上述した各実施形態において、仮想的に連結したデジタルコンテンツに対して、各デジタルコンテンツの切れ目または任意の位置にブックマークなどの識別情報を貼り付けることができる。各デジタルコンテンツの切れ目に識別情報を設けることで、その識別情報に基づいて所望のデジタルコンテンツの頭にワンタッチでジャンプすることができる(頭出し)。この頭出し処理は、例えば、使用者がシリーズリスト中から所望のデジタルコンテンツを指定することで実行される。
【0068】
以上説明した各実施形態のデジタルコンテンツ編集システムにおける動作は、基本的にはプログラムによって実行されるものである。データ処理部および記録装置から構成される部分は、基本的にはコンピュータと記憶装置から構成されるものであって、記憶装置に予め格納されたプログラムをコンピュータが実行することで上述したデジタルコンテンツ編集システムの動作が実現される。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、大容量記録メディアに散在する状態で記録された、一連のシリーズのデジタルコンテンツを、仮想的に連結した状態で連続再生、連続編集、他の記録装置への連続記録などを行うことができるので、使用者に対する利便性が従来に比べて格段に向上する。
【0070】
また、連続再生を可能としたことで、効率良く視聴することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるデジタルコンテンツ編集システムの主要部を示すブロック図である。
【図2】番組情報を含む放送データのフォーマットの一例を示す図である。
【図3】図1に示したデジタルコンテンツ編集システムにおいて用いられるポインタテーブルの一例を示す図である。
【図4】図1に示したデジタルコンテンツ編集システムにおいて用いられるシリーズリストの一例を示す図である。
【図5】図1に示したデジタルコンテンツ編集システムにおいて行われる仮想連結動作の一手順を示すフローチャート図である。
【図6】(a)〜(c)は、図1に示したデジタルコンテンツ編集システムにおいて行われるポインタ設定を説明するための図である。
【図7】(a)および(b)は、図1に示したデジタルコンテンツ編集システムにおいて行われるポインタ設定を説明するための図である。
【図8】図1にデジタルコンテンツ編集システムにおいて再生機能を備えるシステムを示すブロック図である。
【図9】図1に示したデジタルコンテンツ編集システムにおいて行われる早送りおよび巻き戻しを説明するための模式図である。
【図10】図1に示したデジタルコンテンツ編集システムの記録装置の他の形態を示すブロック図である。
【図11】(a)〜(c)は、本発明の他の実施形態のデジタルコンテンツ編集システムの動作を説明するための模式図である。
【図12】従来の放送データ録画装置の概略構成を示すブロック図である。
【図13】(a)および(b)は、図12に示した放送データ録画装置の動作を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1 データ処理部
1a シリーズ適合検索部
1b 挿入位置判断部
1c ポインタ設定部
1d シリーズリスト管理部
2 記録装置
2’ ハードディスク
2a 番組情報
2a’、2b’ 記録メディア
2b 放送データ
3 インターネット
4 再生部
5 入力部

Claims (16)

  1. 外部から供給されたシリーズとして連結可能な複数のデジタルコンテンツをそれぞれ、その連結順位を特定可能な情報を含むシリーズ情報と一緒に所定の記録メディアに記録する少なくとも1つの記録手段と、
    前記シリーズ情報に基づいて、前記所定の記録メディアに記録された前記複数のデジタルコンテンツが前記連結順位で仮想的に連結されるように、それぞれのコンテンツの開始と終了の位置を指定するポインタを設定するデータ処理手段とを有することを特徴とするデジタルコンテンツ編集システム。
  2. 前記シリーズ情報は、シリーズを特定可能な情報をさらに含み、
    前記データ処理手段は、
    前記シリーズを特定可能な情報に基づいて、前記所定の記録メディアに記録されたデジタルコンテンツがシリーズのものであるかどうかを判断するシリーズ判断手段と、
    前記連結順位を特定可能な情報に基づいて、前記シリーズ判断手段にてシリーズのものと判断されたデジタルコンテンツについてそのシリーズにおける挿入位置を判断する挿入位置判断手段と、
    前記シリーズ判断手段にてシリーズのものと判断されたデジタルコンテンツが前記挿入位置判断手段で判断された挿入位置にしたがって仮想的に連結されるように、それぞれのコンテンツの開始と終了の位置を指定するポインタを設定するポインタ設定手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のデジタルコンテンツ編集システム。
  3. 表示手段をさらに有し、
    前記データ処理手段は、前記シリーズ判断手段にてシリーズであると判断されたデジタルコンテンツについてそのシリーズ名を含むシリーズリストを作成して前記表示手段に表示させるシリーズリスト管理手段をさらに有することを特徴とする請求項2に記載のデジタルコンテンツ編集システム。
  4. 前記表示手段に表示されたシリーズリストの中から所望のシリーズを選択するための入力手段と、
    前記入力手段にて選択されたシリーズについて、前記ポインタ設定手段にて設定されたポインタにしたがって、前記所定の記録メディアに記録されたデジタルコンテンツの中から連結可能な複数のデジタルコンテンツを取り出して連続再生する再生手段をさらに有することを特徴とする請求項3に記載のデジタルコンテンツ編集システム。
  5. 前記再生手段は、前記取り出した連結可能な複数のデジタルコンテンツを前記仮想的に連結された状態で早送りまたは巻き戻しの処理を行うことを特徴とする請求項4に記載のデジタルコンテンツ編集システム。
  6. 前記表示手段に表示されたシリーズリストの中から所望のシリーズを選択するための入力手段と、
    前記記録手段は、前記入力手段にて選択されたシリーズについて、前記ポインタ設定手段にて設定されたポインタにしたがって、前記所定の記録メディアに記録されたデジタルコンテンツの中から連結可能な複数のデジタルコンテンツを取り出して他の記録メディアに記録することを特徴とする請求項3に記載のデジタルコンテンツ編集システム。
  7. 前記表示手段に表示されたシリーズリストの中から所望のシリーズを選択するための入力手段と、
    前記入力手段にて選択されたシリーズについて、前記ポインタ設定手段にて設定されたポインタにしたがって、前記所定の記録メディアに記録されたデジタルコンテンツの中から連結可能な複数のデジタルコンテンツを取り出して仮想的に連結された状態で編集する編集手段をさらに有することを特徴とする請求項3に記載のデジタルコンテンツ編集システム。
  8. 前記記録手段を複数有し、各記録手段に前記シリーズとして連結可能な複数のデジタルコンテンツが分散して記録されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のデジタルコンテンツ編集システム。
  9. 前記シリーズとして連結可能な複数のデジタルコンテンツは、放送波より取得したシリーズ番組を構成する複数の放送データであり、
    前記シリーズ情報は、前記シリーズ番組および前記複数の放送データの連結順位を特定可能な情報を含むことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のデジタルコンテンツ編集システム。
  10. 前記シリーズとして連結可能な複数のデジタルコンテンツは、外部装置からシリーズとして取り込まれた一連の映像データであり、
    前記シリーズ情報は、前記一連の映像データの連結順位およびシリーズを特定可能な情報を含むことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のデジタルコンテンツ編集システム。
  11. 所定の記録メディアを備える記録手段と、該記録手段からデータを読み出して処理するデータ処理手段とを有する情報処理装置において行われるデジタルコンテンツ編集方法であって、
    前記記録手段が、外部から供給されたシリーズとして連結可能な複数のデジタルコンテンツをそれぞれ、その連結順位を特定可能な情報を含むシリーズ情報と一緒に前記所定の記録メディアに記録するステップと、
    前記データ処理手段が、前記シリーズ情報に基づいて、前記所定の記録メディアに記録された前記複数のデジタルコンテンツが前記連結順位で仮想的に連結されるように、それぞれのコンテンツの開始と終了の位置を指定するポインタを設定するステップとを含むことを特徴とするデジタルコンテンツ編集方法。
  12. 情報処理装置は再生手段を有し、
    前記再生手段が、前記データ処理手段にて設定されたポインタにしたがって、前記所定の記録メディアに記録されたデジタルコンテンツの中から前記シリーズとして連結可能な複数のデジタルコンテンツを取り出して連続再生するステップをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載のデジタルコンテンツ編集方法。
  13. 前記再生手段が、前記取り出した連結可能な複数のデジタルコンテンツを前記仮想的に連結された状態で早送りまたは巻き戻しの処理を行うステップをさらに含むことを特徴とする請求項12に記載のデジタルコンテンツ編集方法。
  14. 前記記録手段が、前記データ処理手段にて設定されたポインタにしたがって、前記所定の記録メディアに記録されたデジタルコンテンツの中から前記シリーズとして連結可能な複数のデジタルコンテンツを取り出して他の記録メディアに記録するステップをさらに含むことを特徴とする請求項11ないし13のいずれか1項に記載のデジタルコンテンツ編集方法。
  15. 情報処理装置は編集手段を有し、
    前記編集手段が、前記シリーズとして連結可能な複数のデジタルコンテンツを前記仮想的に連結された状態で編集するステップをさらに含むことを特徴とする請求項11ないし13のいずれか1項に記載のデジタルコンテンツ編集システム。
  16. 外部から供給されたシリーズとして連結可能な複数のデジタルコンテンツをそれぞれ、その連結順位を特定可能な情報を含むシリーズ情報と一緒に前記所定の記録メディアに記録する処理と、
    前記シリーズ情報に基づいて、前記所定の記録メディアに記録された前記複数のデジタルコンテンツが前記連結順位で仮想的に連結されるように、それぞれのコンテンツの開始と終了の位置を指定するポインタを設定する処理とを情報処理装置に実行させることを特徴とするプログラム。
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