JP4600891B2 - Av装置、及びav装置における放送録画方法 - Google Patents

Av装置、及びav装置における放送録画方法 Download PDF

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Description

本発明は、放送に含まれるAV(オーディオ・ビジュアル)コンテンツを効率的に記録するための技術に関する。
従来から、放送に含まれるAVコンテンツ(放送番組など)を効率的に予約録画するための技術が様々提供されている。例えば、予約録画用データを含むデジタルの番組表、いわゆる「電子番組表」をネットワーク上のサーバ装置からダウンロードして取得したり、デジタル放送波に含まれるデータ情報として取得したりして、その電子番組表の中から所望の放送番組を選択することで簡単に予約録画を行うことができる。
また、特許文献1には、例えば「ニュース」というキーワードを録画機器に登録するだけで、録画機器自身が前記「電子番組表」から登録キーワードに関連する放送番組を検索し、検索結果を電子番組表に反映させるとともに自動的に予約録画を行う技術が開示されている。
2006−005541号公報
しかし、上記電子番組表に含まれる予約録画用データは、例えば「ニュース番組A」や「クイズ番組B」といった具合に放送番組単位であるため、以下のような予約録画が簡単にはできない、という課題がある。つまり放送番組は、例えばニュース番組Aであれば「今日のヘッドラインニュース」、「特集コーナー」、「スポーツニュース」、「ビジネスニュース」、そして「お天気コーナー」と言った具合に、複数のコーナーなどで構成されている。そして場合によっては、ユーザーが録画を所望するのは「特集コーナー」のみ、といった具合にAVコンテンツ中の一部分のみの録画を希望するケースもあり得る。
そして、このような場合に予約録画を行う方法としては、例えばユーザーがリモコンなどを操作し、特集コーナーの開始時刻などを手動で指定入力する、といった具合の原始的な予約録画方法が挙げられる。あるいは電子番組表を利用しニュース番組全部を予約録画し、その後で録画データの編集を行う、という方法が挙げられる。しかし、いずれの方法にせよ無駄な手間を必要とする、ということである。
以上の課題を解決するために、本発明は、一例として以下のようなAV装置を提供する。すなわち、放送番組は、同一番組などであれば、通常そのコーナー構成やコーナー進行スケジュールはほぼ同じであることが多い。そこで本発明のAV装置は、記録済又は受信中のAVコンテンツを例えばディスプレイなどに出力する。そしてそのディスプレイ表示を見ながらユーザーがリモコンなどを操作し入力したリモコンパルス信号(識別情報取得命令)の受付タイミングに応じ、例えばニュース番組Aの開始後25分時点から40分時点まで、と言った具合にAVコンテンツの特定部分の録画位置を指定する識別情報を取得する。
そして本発明のAV装置は、その識別情報の取得以降にそのニュース番組Aが放送されるかなどを、例えば電子番組表などを利用し判断し、放送される場合には取得した識別情報で示される指定録画位置からの予約録画情報を生成する、などの処理を行う。あるいはAVコンテンツの特定部分の録画位置を指定する識別情報として時間情報ではなく画像情報を取得し、受信中の放送画像とのパターンマッチングによってリアルタイムに録画位置の判断を行う、などの処理を行う。
このように、本発明では、出力中のAVコンテンツと、AVコンテンツの特定部分の録画位置を指定する識別情報の取得命令を受付けたタイミングとを関連付けて処理することで、例えば次回以降の放送など所定の関係を有する他のAVコンテンツの特定部分の予約録画処理などに識別情報を自動的に適用することができるAV装置を提供する。
そして上記処理を行うため本発明のAV装置は、例えばAVコンテンツを含む放送を受信する放送受信部と、受信中AVコンテンツ又は記録済AVコンテンツを出力するAVコンテンツ出力部と、出力中AVコンテンツに関連付けてAVコンテンツ全体中におけるAVコンテンツ部分の位置を識別するための識別情報を取得する命令である識別情報取得命令の入力を受付ける受付部と、識別情報取得命令の受付けタイミングに応じて出力されているAVコンテンツ部分の識別情報を出力中AVコンテンツに関連付けて取得し保持する識別情報取得保持部と、識別情報が関連付けられたAVコンテンツと所定の関係を有する他のAVコンテンツに、前記保持されている識別情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるか判断する判断部と、を有する構成をとる。
また、このようなAV装置における放送録画方法は、例えばAVコンテンツを含む放送を受信する放送受信ステップと、受信中AVコンテンツ又は記録済AVコンテンツを出力するAVコンテンツ出力ステップと、出力中AVコンテンツに関連付けてAVコンテンツ全体中におけるAVコンテンツ部分の位置を識別するための識別情報を取得する命令である識別情報取得命令の入力を受付ける受付ステップと、識別情報取得命令の受付けタイミングに応じて出力されているAVコンテンツ部分の識別情報を、出力中AVコンテンツに関連付けて保持するために取得する識別情報取得保持ステップと、識別情報が関連付けられたAVコンテンツと所定の関係を有する他のAVコンテンツに、前記保持されている識別情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるか判断する判断ステップと、を計算機に実行させる構成をとる。
以上のような構成をとる本発明のAV装置、及びAV装置における放送録画方法によって、ユーザーはリモコンなどを操作し、ディスプレイなどに出力されているAVコンテンツに関して所望の録画位置の指定入力、すなわち識別情報取得命令の入力を一度行うだけで、手間を掛けることなく簡単に放送番組単位以外の予約録画を実行することができる。
また、放送番組中などの所望の部分だけを簡単に予約録画できるので、不必要な録画データが蓄積されることを抑えることができる。そのため録画データの容量を抑えることができ、AV装置の記憶容量を無駄に消費せずに済む、という効果も奏する。また、番組単位で録画を行うことにより生じる無駄な編集作業を省くこともできるので、例えばいわゆる「コピーワンス」などのデータの編集中にシステムダウンなどが発生し、データそのものが消失してしまう、などの編集作業に伴うリスクを回避することができる、という効果も奏する。
なお「放送」とは、デジタル/アナログ放送の種別は問わず、また、地上波放送やケーブル放送の他、CS(コミュニケーション・サテライト)放送やBS(ブロードキャスティング・サテライト)放送などの衛星放送も含む。また、テレビ放送のほか、ラジオ放送やインターネット放送なども含む。また「AVコンテンツ」とは、前記放送によって配信されるオーディオ、又は/及びビジュアルで表現されたコンテンツをいい、CMやデータ放送などのコンテンツも含む。
以下に、図を用いて本発明の実施の形態を説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施しうる。
なお、実施例1は、主に請求項1、2、8、9について説明する。また、実施例2は、主に請求項3、10について説明する。また、実施例3は、主に請求項4、11について説明する。また、実施例4は、主に請求項5、12について説明する。また、実施例5は、主に請求項6、13について説明する。また、実施例6は、主に請求項7、14について説明する。
≪実施例1≫
<概要>
図1は、放送に含まれるAVコンテンツである「ニュースA」のタイムテーブルの一例を表し、本実施例のAV装置におけるAVコンテンツ部分の録画予約処理の一例を説明するための概念図である。この図にあるように、「ニュースA」は、11:00からスタートするAVコンテンツであって、まず11:00から11:25まで「今日のヘッドラインニュース」が放送される。続いて、11:25から11:40まで「特集コーナー」が放送される。そして、11:40から11:55までスポーツが放送され、11:55分から12:00までその他のお天気や為替相場情報などが放映される、といった放送スケジュールとなっている。
ここで、ユーザーは、このニュースAの全てではなく、図中αで示す「特集コーナー」のみを録画したいと考えている。そこで、ユーザーは以下のような構成を有する本実施例のAV装置を利用することで、「11:20」や「11:45」といったその特集コーナーの開始/終了時刻を手動入力する、あるいはニュースAの全編録画後にカット編集する、などの手間を掛けることなく、簡単にニュースAの「特集コーナー」のみを録画することができる。
<機能的構成>
図2は、本実施例のAV装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「AV装置」(0200)は、「放送受信部」(0201)と、「AVコンテンツ出力部」(0202)と、「受付部」(0203)と、「識別情報取得保持部」(0204)と、「判断部」(0205)と、を有する。
なお、以下に記載するAV装置の機能ブロックは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの両方として実現され得る。具体的には、コンピュータを利用するものであれば、CPUや主メモリ、バス、あるいは二次記録媒体(ハードディスクや不揮発性メモリ、CD−ROMやDVD−ROMなどの記憶メディアとそれらメディアの読取ドライブなど)、印刷機器や表示装置、その他の外部周辺装置などのハードウェア構成部やその外部周辺機器用のI/Oポート、それらハードウェアを制御するためのドライバプログラムやその他アプリケーションプログラム、情報入力に利用されるユーザーインターフェースなどが挙げられる。
またこれらハードウェアやソフトウェアは、主メモリ上に展開したプログラムをCPUで演算処理したり、メモリやハードディスク上に保持されているデータや、インターフェースを介して入力されたデータなどを加工、蓄積、出力処理したり、あるいは各ハードウェア構成部の制御を行ったりするために利用される。また、この発明は装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
「放送受信部」(0201)は、AVコンテンツを含む放送を受信する機能を有する。前述のとおり、「放送」とは、デジタルやアナログの地上波テレビ放送や衛星放送、ラジオ放送、あるいはインターネット放送などが挙げられる。したがって、この放送受信部は、ハードウェア的には、例えば各種放送受信用の「チューナー」や、ネットワーク接続用の「LANポート」などで実現されると良い。
そして本実施例のAV装置は、この放送受信部で受信した放送に含まれるAVコンテンツを、以下の「AVコンテンツ出力部」である例えば「ディスプレイ」などに出力する。ユーザーはその出力(表示)されたAVコンテンツを確認しながら、そのAVコンテンツ中で次回以降の予約録画を所望する部分の指定を行う。なお、上記AVコンテンツの出力に関しては、図2に示すように、この「放送受信部」で受信したデータをほぼ遅延なくディスプレイなどの「AVコンテンツ出力部」に出力する構成としても良い。あるいは、AV装置が別途不揮発性メモリやHDD、DVDメディアなどの「記録部」を有し、その記録部にいったんAVコンテンツを記録してから「AVコンテンツ出力部」に出力する構成としても良い。
「AVコンテンツ出力部」(0202)は、受信中AVコンテンツ又は記録済AVコンテンツを出力する機能を有する。「受信中AVコンテンツ」とは、「放送受信部」にて受信中の放送に含まれるAVコンテンツをいい、前述のように、その受信からほぼ遅延無くAVコンテンツ出力部にて出力されることになるAVコンテンツである。また「記録済AVコンテンツ」とは、前述のようにいったん不揮発性メモリやHDD、DVDメディアなどの二次記録媒体で構成された「記録部」に記録されたAVコンテンツをいう。
そして、AVコンテンツ出力部では、このような受信中AVコンテンツ又は記録済AVコンテンツを、例えばディスプレイやスピーカー、あるいはその他出力装置に対して出力する、と言う具合である。なお、本実施例の説明では、「ディスプレイ」にAVコンテンツを出力する形態を例に挙げ説明するが、もちろんAVコンテンツの出力先はそれに限定されるものではない。また、その出力形態に関しても、本実施例の説明では映像再生を例に挙げ説明するが、それ以外にも、例えば再生位置と関連付けられたサムネイル表示による出力などであっても構わない。
「受付部」(0203)は、出力中AVコンテンツに関連付けて識別情報を取得する命令である識別情報取得命令の入力を受付ける機能を有する。「識別情報」とは、AVコンテンツ全体中におけるAVコンテンツ部分の位置を識別するための情報をいう。また「AVコンテンツ部分」とは、AVコンテンツを構成する所定の部分をいい、例えばAVコンテンツであるニュースAのコーナーの一つである「特集コーナー」やその他コーナー、あるいはCMなどが挙げられる。ただし、このAVコンテンツ部分は、例に挙げたようなコーナー単位などである必要は無い。
また、この受付部は、図2には図示していない「識別開始終了点受付手段」をその構成要件として備えていても良い。この「識別開始終了点受付手段」では、識別情報取得命令として、識別情報を取得するAVコンテンツ中の識別開始点と、識別終了点を示すタイミング情報を受付けるための機能を有する。
そして「識別情報」は、識別情報取得命令がこのような識別開始点と識別終了点を示すタイミング情報であれば、例えば、「25分03秒時点から40分時点まで」と言った具合に、AVコンテンツの再生開始を基準として、AVコンテンツ全体の中で相対的に前記AVコンテンツ部分の再生開始時刻と再生終了時刻を示す情報が挙げられる。あるいは、「11時25分から11時40分まで」と言った具合に、絶対的に前記AVコンテンツ部分の開始時刻や終了時刻を示す時刻情報も挙げられる。また、このような時刻情報の他にも、識別情報としては例えば番組開始からのフレーム数なども挙げられる。あるいは実施例3で後述するように前記AVコンテンツ部分の開始シーンや終了シーンとなる画像情報、あるいは音声情報なども挙げられる。
そして、この受付部は、例えば、リモコンや操作パネル、あるいはGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)などで実現されると良い。そして、ユーザーが所定のボタンを押下することなどで入力された識別情報取得命令を受付ける、と言う具合である。なお、このようにして受付けられた識別情報取得命令に応じて取得される識別情報の詳細については、次の「識別情報取得保持部」の説明において記載する。
また「出力中AVコンテンツ」とは、「AVコンテンツ出力部」から出力されているAVコンテンツをいう。「出力中AVコンテンツに関連付けて識別情報を取得」とは、例えばその出力中AVコンテンツを識別するための「放送チャンネル/開始時刻」や「番組名」などのAVコンテンツ識別情報を取得し、そのAVコンテンツ識別情報などを識別情報と関連付けて取得する処理などが挙げられる。
図3は、受付部での識別情報取得命令の受付の一例を説明するための概念図である。この図にあるように、受信中AVコンテンツ又は記録済AVコンテンツが、AVコンテンツ出力部の処理により例えばディスプレイに出力されている。ユーザーはこの出力中AVコンテンツをディスプレイで確認しながら、例えば「特集コーナー」がディスプレイに出力表示されたタイミングで、受付部であるリモコンの所定のボタンを押下する。するとボタン押下により出力されるリモコンパルス信号が、AV装置にて識別情報取得命令として受付けられる、と言う具合である。そして次の「識別情報取得保持部」にて後述するように、本発明では、この識別情報取得命令の取得されたタイミングに応じて、AVコンテンツと関連付けた識別情報の取得、保持が行われることを特徴とする。
「識別情報取得保持部」(0204)は、識別情報取得命令の受付けタイミングに応じて出力されているAVコンテンツ部分の識別情報を、出力中AVコンテンツに関連付けて取得し保持する機能を有する。この識別情報取得保持部は、受付部にて受付けられた識別情報取得命令に応じた識別情報の取得処理や生成処理などを行うCPUおよび主メモリと、その識別情報を保持する不揮発性メモリやHDD、DVDメディアなどの二次記録媒体などで実現されると良い。
図4は、この識別情報取得保持部での出力中AVコンテンツに関連付けた識別情報の取得、保持の一例を説明するための概念図である。この図4(a)にあるように、識別情報として、例えば前記AVコンテンツ部分である「特集コーナー」の開始時刻「11:25」や、終了時刻「11:40」が取得される。なお、このAVコンテンツ部分の開始時刻や終了時刻の取得は、例えば以下のようにして実行する方法が挙げられる。図3に示すように、ディスプレイに「特集コーナー」が出力表示されたタイミングでユーザーによりリモコンの所定のボタンが押下される。するとその押下を前記受付部にて受付けたAV装置は、その出力中AVコンテンツが受信中AVコンテンツであるならば、内蔵時計から、そのボタンが押下された時刻情報「11:25」を識別情報の一つとして取得する、という具合である。
あるいはその出力中AVコンテンツが記録済AVコンテンツであるならば、AV装置に内蔵された再生時間カウンターや、記録済AVコンテンツのパケットヘッダに含まれるPTS(プレゼンテーション・タイム・スタンプ)やDTS(デコーディング・タイム・スタンプ)などの時間情報から、コンテンツの再生開始時点からの時間、例えば「25分03秒(後)」を取得する方法も挙げられる。そして、記録済AVコンテンツのストリームヘッダに含まれる記録開始時刻情報「11:00」などから、CPUの演算処理により識別情報である「11:25」を算出、取得する、という具合である。
また、ここで上記識別情報を出力中AVコンテンツと関連付けるために、例えば出力中のAVコンテンツ識別情報の取得処理も行われる。この取得は、例えば、出力中AVコンテンツが受信中AVコンテンツであれば、放送受信部である「チューナー」にてチューニングされているチャンネル識別情報及び内蔵時計で示される現在時刻情報の取得によって行う方法が挙げられる。あるいはデジタル放送波のデータヘッダに含まれる番組識別情報の取得によって行われても良い。また、出力中AVコンテンツが記録済AVコンテンツであれば、記録時にデータヘッダに書き込まれたチャンネル識別情報と記録開始時刻情報などの取得によって行う方法が挙げられる。
そして、上記のように関連付けて取得された識別情報であるAVコンテンツ部分の開始時刻や終了時刻などと、AVコンテンツ識別情報である番組名などから、後述するように次の判断部にて、以降の同じ時間帯にその番組が放送されるか否かなどの判断処理が実行される。そしてその判断の結果、以降の同じ時間帯にその番組が放送されていれば所定の関係を有するとして、例えば実施例5で後述するように取得保持した識別情報を利用してAVコンテンツ部分の予約録画処理を実行する、と言う具合である。
また詳細は実施例3にて後述するが、図4(b)に示すように識別情報として「画像情報」を取得しても良い。この画像情報は、例えば図3のリモコンボタンが押下されるなどして識別情報取得命令が受付けられたタイミングにディスプレイに出力されているシーンの画像情報である。そして、この画像情報を識別情報とする録画処理に関しては、次の判断部にて、放送受信部で受信中のAVコンテンツに対し、取得保持した識別情報である画像情報とのマッチング処理などを行うことで、同じ画像のシーンがあれば録画処理を開始するよう構成すると良い。
また、識別情報として「音声情報」を取得しても良い。これはラジオなどの音声放送のオーディオコンテンツにおける識別情報としてのほか、例えば「番組内のコーナーの始まり/終わりのジングル」と言った具合にテレビ放送などのAVコンテンツ部分の識別情報としても利用できる。そして音声情報で示される音声波形を利用したマッチング処理を次の判断部にて行うことで、例えば同じコーナージングルが検出されれば、画像情報と同様に、受信部で受信中のAVコンテンツに関し録画処理を開始するよう構成すると良い。
このように、本発明では、出力中のAVコンテンツと、識別情報の取得命令を受付けたタイミングと、を関連付けて処理することを特徴とする。したがって、AVコンテンツの出力と、例えばAVコンテンツ部分の録画予約などに利用する識別情報の取得命令の受付をリンクさせ同時に処理することができる。これにより、従来のような手間、すなわちAVコンテンツを一度視聴し、所望の例えば「今日の特集」コーナーの放送時間(開始/終了時刻)を確認した後、予約録画画面にてその放送時間を入力する、などの手間を取らずに予約録画処理を行うことができる。
「判断部」(0205)は、識別情報が関連付けられたAVコンテンツと所定の関係を有する他のAVコンテンツに、前記保持されている識別情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるか判断する機能を有する。「識別情報が関連付けられたAVコンテンツと所定の関係を有する他のAVコンテンツ」とは、上記のように、例えば週/日単位で連続放送されているニュース番組、バラエティ番組、連続ドラマなどの次回以降のAVコンテンツ、再放送のAVコンテンツなどが挙げられる。そして判断部にて、上記のような他のAVコンテンツにおいて識別情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるか判断する、と言う具合である。つまり、前述のように所定期間単位で繰り返し放送されるAVコンテンツであれば、そのタイムテーブルや進行スケジュールは同じであることが多い。そこで、この判断部において、前記取得した識別情報を利用した予約録画が、タイムスケジュールが同じであるため適用可能な他のAVコンテンツがあるか判断する、と言うことである。
この判断処理は、例えば電子番組表の番組情報を利用して実行する方法が挙げられる。つまり、AVコンテンツ識別情報をキーとして電子番組表を検索し、該当する番組の放送時間帯に識別情報で示される開始/終了時刻が含まれているか否かを判断することで実行することができる。そして、該当番組の放送時間帯に識別情報の開始/終了時刻を含んでいる場合、その識別情報で示される開始/終了時刻の予約録画情報を生成し、録画を行う、と言う具合である。
図5は、上記判断を行うために利用する1番組単位での番組情報の一例を表す概念図である。この図にあるように、1番組単位での番組情報には、「番組名」や「放送チャンネル」、「放送開始/終了時刻」などが含まれたており、これらが複数集まることで、1日分などの電子番組表が構成される。そこで、前述のように受付部にて入力受付と関連付けて取得されたAVコンテンツ識別情報「ニュースA」やチャンネル識別情報「11ch」をキーとして、その電子番組表を検索する。そして、その検索の結果、図5にあるような次の日以降などに放送される「ニュースA」に関する電子番組表情報を取得することができる。
また、ここで、前述のように識別情報取得保持部で取得保持されている識別情報、例えば「11:25」、「11:40」から、次の日以降に放送されるニュースAにおいて、その識別情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるか、つまりニュースAの放送時間帯は、識別情報で示される「11:25」から「11:40」までの時間帯を含んでいるか、を判断する。すると、図5の電子番組表情報「開始時刻」が「11:00」であり、「終了時刻」が「12:00」であることから、ニュースAの放送時間帯は、識別情報で示される時間帯を含んでいると判断することができる。
そしてAV装置では、実施例5にて後述するように、その保持している識別情報「11:25」と「11:40」と、また例えばAVコンテンツ識別情報「ニュースA」と電子番組表情報から取得可能なチャンネル識別情報「11ch」と、を利用して予約録画情報を生成し、予約録画処理を行う、と言う具合である。あるいは所定の関係を有するAVコンテンツの全部を録画するとともに、識別情報を利用して生成されたチャプタ情報をその録画データに付加する、などの処理を行っても良い。
また、この判断部では、音声情報や実施例3にて後述するように画像情報をその識別情報として、受信中AVコンテンツを構成する音声情報や画像情報と、識別情報とのパターンマッチングによりその判断を行っても良い。
このようにして、本実施例のAV装置は、AVコンテンツの出力中に識別情報取得命令の入力受付を一度行うだけで、出力中のAVコンテンツとリンクした識別情報の取得を行うことができる。したがって、放送番組単位以外の予約録画を、ユーザーは面倒な手間を掛けることなく簡単に実行することができる。
<ハードウェア的構成>
図6は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、AV装置における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して各構成要件での処理におけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、AV装置は、各種演算処理を行う「CPU(中央演算装置)」(0601)と、「主メモリ」(0602)と、を有している。また、この「CPU」と「主メモリ」によって判断部や識別情報取得(保持)部を実現することができる。
また、このAV装置は、放送受信部である「チューナー」(0603)と、AVコンテンツ出力部である「I/O(インプット/アウトプット)」(0604)や「ディスプレイ」(0605)と、受付部である「リモコン受光ユニット」(0606)と、を備えている。また、受信した放送に含まれるAVコンテンツを記録するための「HDD」(0607)や、電子番組表を取得するための「ネットワーク接続回路」(0608)も備えている。そしてそれらが「システムバス」などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。
また「主メモリ」は、各種処理を行うためのプログラムをCPUに実行させるために読み出すと同時に、図示していないがそのプログラムの作業領域でもあるワーク領域を提供する。また、この「主メモリ」や「HDD」にはそれぞれ複数のアドレスが割り当てられており、「CPU」で実行されるプログラムは、そのドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、各種処理を行うことが可能になっている。
(放送受信部の処理) ここで、まずリモコンなどの操作により「チューナー」の同調制御が実行され、所定の放送チャンネルの放送が受信される。またここでは「チューナー」で受信された放送に含まれるAVコンテンツAが通常の録画処理によって「HDD」のアドレス1に記録される。なお、このとき電子番組表情報から取得されたAVコンテンツ識別情報(例えば「ニュースA」など)や、「チューナー」のチャンネル識別情報、図示しない内蔵時計での録画開始時刻/終了時刻情報などがコンテンツAのストリームヘッダに記録される。
(AVコンテンツ出力部の処理) 続いて、AVコンテンツ部分の録画を行うための識別情報(例えばそのAVコンテンツ部分の開始時刻情報や終了時刻情報など)を取得するために、HDDのアドレスAに保持されているコンテンツAが再生され、「ディスプレイ」に出力される。
(受付部の処理) ユーザーは「ディスプレイ」に出力表示されているコンテンツAの映像を見ながら、録画したいAVコンテンツ部分(例えばニュースAの「特集コーナー」など)が出力表示されたタイミングで「リモコン」の所定のボタンを押下する。するとその「リモコン」から、識別情報取得命令を示すリモコンパルスが発信され、AV装置の「リモコン受光ユニット」が受信する。そして「リモコン受光ユニット」では、そのリモコンパルスを復調し、「主メモリ」のアドレス1に識別情報取得命令として格納する。
(識別情報取得保持部の処理) 「主メモリ」に識別情報取得命令が格納されると、「CPU」によってプログラムが実行される。そこで、まず「リモコン受光ユニット」にて識別情報取得命令を受付けた時点のコンテンツAの再生経過時間「25分03秒」が、図示しない再生時間カウンターから取得され、「主メモリ」のアドレス2に格納される。また、それとともにこのコンテンツAの前記ヘッダ情報を「HDD」から読出し、「主メモリ」のアドレス3に格納する。
また図示を省略しているが、録画したいAVコンテンツ部分の出力表示が終了したタイミングで、ユーザーによって「リモコン」の別のボタンが押下され、AVコンテンツ部分の終了を示す再生経過時間「40分00秒」なども取得される。このようにしてユーザーが録画を所望するAVコンテンツ部分を録画するために必要な情報が取得され、例えばEEPROMなどの記憶手段にそれら情報が記憶される。
(判断部の処理) 続いてAV装置では、これら情報を利用して識別情報、AVコンテンツ部分(ここでは特集コーナー)の開始時刻/終了時刻情報、を算出し、そのAVコンテンツ部分のみを予約録画するための録画予約情報の生成処理を行う。そのために、「主メモリ」のアドレス2に格納されている再生経過時間「25分03秒」と、アドレス3に格納されているコンテンツAのヘッダ情報で示される録画開始時刻情報「11:00」と、から「CPU」の演算処理によってAVコンテンツ部分(特集コーナー)の開始時刻情報である「11:25分(03秒)」を算出する。また、同様にして、「CPU」の演算処理によってAVコンテンツ部分の終了時刻情報である「11:40分(00秒)」を算出する。そして、このAVコンテンツ部分の開始/終了時刻を「主メモリ」のアドレス4に格納する。
そして、判断処理を行うため、「ネットワーク接続回路」にて取得した電子番組表を「主メモリ」のアドレス5に格納する。そして、その電子番組表の中から、「主メモリ」のアドレス3に格納されているコンテンツAのヘッダ情報で示されるAVコンテンツ識別情報(例えば「ニュースA」)を検索キーとして、「CPU」の論理演算処理により該当する「ニュースA」に関する電子番組表情報が抽出される。そして、図5に示すように抽出した電子番組表情報に含まれるそのニュースAの「開始時刻」と「終了時刻」と、「主メモリ」のアドレス4に格納されているAVコンテンツ部分の「開始/終了時刻」と、を用いた「CPU」の論理演算処理によりニュースAの放送時間帯は、識別情報で示されるAVコンテンツ部分の時間帯を含んでいるか否かの判断処理を行う。
そして、その論理演算の結果、識別情報で示されるAVコンテンツ部分の時間帯を含んでいると判断される場合には、「主メモリ」のアドレス4に格納されているAVコンテンツ部分の「開始/終了時刻」や、アドレス3に格納されているコンテンツAのヘッダ情報で示される「チャンネル識別情報」などを用いて「録画予約情報」が生成され、「主メモリ」のアドレス5に格納される、と言う具合である。そして、その録画予約情報を利用してこのAV装置において録画予約処理が実行され、ユーザーが所望するAVコンテンツ部分の録画が簡単に実行される、と言う具合である。
なお、上記説明したAVコンテンツにおける録画予約処理はあくまで一例であり、例えば識別情報取得命令を受付ける際に「ディスプレイ」に出力されているコンテンツAは、「HDD」に記録されているデータではなく、「チューナー」にて受信しているAVコンテンツであっても構わない。また、その場合は、図示しない内蔵時計から識別情報取得命令を受付けた時刻を識別情報として取得する構成としても良い。また、実施例3にて後述するように、識別情報として「ディスプレイ」に出力中の画像情報や、あるいはスピーカーに出力中の音声情報などを取得しても良い。
<処理の流れ>
図7は、本実施例のAV装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、チューナーなどでAVコンテンツを含む放送を受信する(ステップS0701)。そして、その受信したAVコンテンツをそのまま受信中AVコンテンツとして例えばディスプレイなどに出力する。あるいは受信したAVコンテンツをいったんHDDなどに記録し、記録済AVコンテンツとして出力する(ステップS0702)。そして、その出力中AVコンテンツと関連付けて識別情報を取得するための識別情報取得命令の入力受付を開始する(ステップS0703)。
ここで、このAVコンテンツの出力中(ステップS0704)に、例えばユーザーがその出力中AVコンテンツをディスプレイなどで確認し、録画を所望するAVコンテンツ部分の出力中に識別情報取得命令を入力すると、AV装置にて、例えば識別開始点と識別終了点を示すタイミング情報の識別情報取得命令の入力が受付けられる(ステップS0705)。そして、その識別情報取得命令の入力が受付けられたタイミングに応じ、出力中AVコンテンツと関連付けて、例えばそのAVコンテンツ部分の開始/終了時刻情報などが識別情報として取得され、HDDなどに記録、保持される(ステップS0706)。
続いて、CPUなどの論理演算処理により、前記関連付けられたAVコンテンツと所定の関係を有する他のAVコンテンツに、前記保持されている識別情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるか、が判断される(ステップS0707)。そしてその判断の結果が前記出力がなされるとの判断結果である場合には、例えば録画予約情報などが生成され、AVコンテンツ部分の予約録画処理が実行される。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例のAV装置によって、ユーザーはリモコンなどを操作し、ディスプレイなどに出力されているAVコンテンツに関して識別情報取得命令の入力を一度行うだけで、放送番組単位以外の予約録画でも手間を掛けることなく簡単に実行することができる。
≪実施例2≫
<概要>
本実施例は、実施例1を基本とし、AVコンテンツ部分の位置を示す識別情報として、例えば図3のリモコンボタンが押下されたタイミングに応じた時間情報を取得することを特徴とするAV装置である。したがって、本実施例のAV装置はその時間情報を利用して正確な録画予約処理を行うことができる。
<機能的構成>
図8は、本実施例のAV装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「AV装置」(0800)は、実施例1を基本として、「放送受信部」(0801)と、「AVコンテンツ出力部」(0802)と、「受付部」(0803)と、「識別情報取得保持部」(0804)と、「判断部」(0805)と、を有する。なお、これら「放送受信部」と、「AVコンテンツ出力部」と、「受付部」と、「識別情報取得保持部」と、「判断部」は、前記実施例にて記載済みであるのでその説明は省略する。そして、本実施例のAV装置の特徴点は、識別情報取得保持部が、さらに「時間情報取得保持手段」(0806)を有している点である。
「時間情報取得保持手段」(0806)は、識別情報として、識別情報取得命令を受付けたタイミングに応じた時間情報を取得、保持する機能を有する。図9は、時間情報取得保持手段で取得された識別情報の一例を説明するための図である。この図にあるように、識別情報として「コーナー開始時刻・11:25」や「コーナー終了時刻・11:40」などを取得する、という具合である。あるいは「再生開始25分後から15分間」といった具合の時間情報も挙げられる。
<処理の流れ>
図10は、本実施例のAV装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、チューナーなどでAVコンテンツを含む放送を受信する(ステップS1001)。そして、その受信したAVコンテンツをそのまま受信中AVコンテンツとして例えばディスプレイなどに出力する。あるいは受信したAVコンテンツをいったんHDDなどに記録し、記録済AVコンテンツとして出力する(ステップS1002)。そして、その出力中AVコンテンツと関連付けて識別情報を取得するための識別情報取得命令の入力受付を開始する(ステップS1003)。
ここで、このAVコンテンツの出力中(ステップS1004)に、例えばユーザーがその出力中AVコンテンツをディスプレイなどで確認し、録画を所望するAVコンテンツ部分の出力中に識別情報取得命令を入力すると、AV装置にて識別情報取得命令の入力が受付けられる(ステップS1005)。そして、その識別情報取得命令の入力が受付けられたタイミングに応じ、出力中AVコンテンツと関連付けて、識別情報として時間情報が取得され、HDDなどに保持される(ステップS1006)。
続いて、CPUなどの論理演算処理により、前記関連付けられたAVコンテンツ所定の関係を有する他のAVコンテンツに、前記保持されている識別情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるか、が判断される(ステップS1007)。そしてその判断の結果が前記出力がなされるとの判断結果である場合には、例えば録画予約情報などが生成され、AVコンテンツ部分の予約録画処理が実行される。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例のAV装置によって、ユーザーからの識別情報の入力で示されるAVコンテンツ部分の記録処理を、時間情報を利用して正確に行うことができる。
≪実施例3≫
<概要>
本実施例は、実施例1を基本とし、AVコンテンツ部分の位置を示す識別情報として、例えば図3のリモコンボタンが押下されたタイミングにて出力されている画像情報を取得保持することを特徴とするAV装置である。通常AVコンテンツにおいて、例えば同一のコーナータイトルやアイキャッチなどであれば、その画像は同じような構成であることが多い。そこで、このような場合にはAVコンテンツ部分の識別情報として画像情報を利用する、ということである。
図11は、本実施例のAV装置による録画処理の一例を説明するための概念図である。この図11(a)にあるように、例えば実施例1で説明したようにユーザーのリモコン操作などによる識別情報取得命令の入力受付に応じて、ニュースAのAVコンテンツ部分「今日の特集」の開始時(及び終了時)の画像情報が識別情報として取得保持された。するとAV装置は、その後日に放送受信部にて受信し出力中の「ニュースA」と、取得保持している画像情報とのパターンマッチング処理を行う。そしてそのマッチング率が所定値以上であれば、ユーザーが録画を所望する「今日の特集」の出力が開始される、と想定されるので、本実施例のAV装置では受信中のAVコンテンツ部分の録画処理を開始する、と言う具合である。
<機能的構成>
図12は、本実施例のAV装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「AV装置」(1200)は、実施例1を基本として、「放送受信部」(1201)と、「AVコンテンツ出力部」(1202)と、「受付部」(1203)と、「識別情報取得保持部」(1204)と、「判断部」(1205)と、を有する。なお、これら「放送受信部」と、「AVコンテンツ出力部」と、「受付部」と、「識別情報取得保持部」と、「判断部」は、前記実施例にて記載済みであるのでその説明は省略する。そして、本実施例のAV装置の特徴点は、識別情報取得保持部が、さらに「画像識別情報取得保持手段」(1206)を有している点である。
「画像識別情報取得保持手段」(1206)は、識別情報として、識別情報取得命令を受付けたタイミングに応じて出力中のAVコンテンツ中の画像情報を取得保持する機能を有する。なお、ここで取得される画像情報は、例えば識別情報取得命令を受付けたタイミングに応じた1のフレームのみの画像情報でも良いし、数フレームにおける複数の画像情報を取得して、後のAVコンテンツ部分の録画処理開始の判断における判断精度を高めるよう構成しても良い。
そして、このように画像情報を識別情報として利用することで時間情報に依存しない録画処理が可能となり、例えば、従来の電子番組表などでは対応することが困難な突然のスポーツ延長後のAVコンテンツやニュース速報などの緊急AVコンテンツ、あるいは電子番組表に掲載されないミニAVコンテンツやゲリラ放送のAVコンテンツなどにおけるAVコンテンツ部分の録画に対応することができる。
また、この画像情報を識別情報とした判断部での判断処理においては、例えば閾値を設定しマッチング処理の結果のマッチング率が所定の閾値以上を示せば、ユーザーが識別情報取得命令を入力した際に出力されていたAVコンテンツ部分を受信中AVコンテンツが含んでいると判断し録画を開始する、と言う具合の処理を行っても良い。
<ハードウェア的構成>
図13は、上記機能的な各構成要件をハードウェアとして実現した際の、AV装置における構成の一例を表す概略図である。この図を利用して識別情報として画像情報を利用した録画処理などにおけるそれぞれのハードウェア構成部の働きについて説明する。この図にあるように、AV装置は、実施例1で説明したものと同様に判断部や識別情報取得(保持)部である「CPU」(1301)や「主メモリ」(1302)と、放送受信部である「チューナー」(1303)と、AVコンテンツ出力部である「I/O」(1304)や「ディスプレイ」(1305)と、受付部である「リモコン受光ユニット」(1306)と、を備えている。また、AVコンテンツやAVコンテンツ部分を記録保持するための「HDD」(1307)も備えている。そして本実施例のAV装置は「CPU」や「主メモリ」などが、さらに画像識別情報取得保持手段の機能も実現することを特徴とする。
ここで、実施例1で説明したものと同様の各ハードウェア構成部の処理により、まず「HDD」のアドレス1に記録されている録画済AVコンテンツや、あるいは「チューナー」にて受信した放送に含まれるAVコンテンツが「ディスプレイ」に出力される。そしてその「ディスプレイ」に出力表示中に「リモコン受光ユニット」にてユーザーのリモコン操作により入力された識別情報取得命令を受付ける。
(画像識別情報取得保持手段の処理) この識別情報取得命令を受け、「CPU」は、「ディスプレイ」に出力するフレーム(画像)を保持している、図示しない「ビデオメモリ」上の画像情報を取得するための命令を送出する。それにより、識別情報取得命令の受付タイミングでディスプレイに出力される画像情報を、AVコンテンツ部分の開始位置を示す識別情報として取得することができる。そして、その画像情報を図示しない「EEPROM」などに格納する。また、実施例1同様に、図示しないがAVコンテンツ部分の終了位置を示す画像情報も同様にして取得し「EEPROM」などに格納する。
また、この際、ディスプレイにて出力中のAVコンテンツのヘッダ情報などから、そのAVコンテンツの放送チャンネル識別情報などを取得しても良い。そしてそのチャンネル識別情報を利用して、マッチング処理を行う対象となる放送番組の受信チャンネルを特定することで、マッチング処理負荷を抑えるよう構成しても良い。
(判断部の処理) 続いてAV装置では、該当AVコンテンツの放送時間帯情報などから自動的に生成された予約マッチング処理情報や、「リモコン受光ユニット」でのマッチング処理開始命令の受付などに応じて、AVコンテンツ部分のみを録画するための画像マッチング処理を開始する。そのために、まず上記のように「EEPROM」などに格納された画像情報を「主メモリ」のアドレス1に読み出す。そして、「チューナー」にて受信され「ディスプレイ」などに出力されている出力AVコンテンツを、「主メモリ」のアドレス2に所定フレーム単位で読み出す。そして、「CPU」の論理演算処理により、「主メモリ」のアドレス1とアドレス2に格納されている画像(フレーム)情報のマッチング率の算出処理が実行される。
そして、「CPU」の比較演算処理により、算出されたマッチング率が所定の閾値以上であるか否かの判断処理が実行される。そして「主メモリ」のアドレス3に格納されたその判断結果が、「マッチング率が所定の閾値以上」である旨の判断結果であれば、「CPU」は録画開始命令を生成し、「主メモリ」のアドレス4に格納する。そして、その録画開始命令を送出し、図示しないAV装置の録画回路によって、「チューナー」にて受信中の放送に含まれるAVコンテンツの録画処理が開始される。そして、録画開始のマッチング判断処理と同様にして録画終了のマッチング判断処理が実行され、画像情報を識別情報とするAVコンテンツ部分の録画処理が実行される、と言う具合である。
<処理の流れ>
図14は、本実施例のAV装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、チューナーなどでAVコンテンツを含む放送を受信する(ステップS1401)。そして、その受信したAVコンテンツをそのまま受信中AVコンテンツとして例えばディスプレイなどに出力する。あるいは受信したAVコンテンツをいったんHDDなどに記録し出力する(ステップS1402)。そして、その出力中AVコンテンツと関連付けて識別情報を取得するための識別情報取得命令の入力受付を開始する(ステップS1403)。
ここで、このAVコンテンツの出力中(ステップS1404)に、例えばユーザーがその出力中AVコンテンツをディスプレイなどで確認し、録画を所望するAVコンテンツ部分の出力中に識別情報取得命令を入力すると、AV装置にて識別情報取得命令の入力が受付けられる(ステップS1405)。そして、その識別情報取得命令の入力が受付けられたタイミングに応じ、出力中AVコンテンツと関連付けて、識別情報として画像情報とが取得され、HDDなどに保持される(ステップS1406)。
続いて、CPUなどの論理演算処理により、前記関連付けられたAVコンテンツと所定の関係を有する、例えば現在受信中の他のAVコンテンツに、前記保持されている識別情報である画像情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるか、が判断される(ステップS1007)。そしてその判断の結果が前記出力がなされるとの判断結果である場合には、録画開始命令などが生成され、チューナーなどで受信中のAVコンテンツ部分の録画処理が開始される。
<効果の簡単な説明>
以上のように、本実施例のAV装置によって、画像情報を記録開始/終了の識別情報としたAVコンテンツ部分の記録処理を実行することができる。したがって、例えば、従来の電子番組表などでは対応することが困難な突然のスポーツ延長後のAVコンテンツや緊急AVコンテンツ、あるいは電子番組表に掲載されないミニAVコンテンツやゲリラ放送のAVコンテンツなどにおけるAVコンテンツ部分の録画に対応することができる。
≪実施例4≫
<概要>
本実施例は上記実施例を基本として、通常のAVコンテンツ閲覧モードとは異なる以下のような「所定の入力モード」を備えていることを特徴とするAV装置である。
図15は、本実施例のAV装置における所定の入力モードの一例を説明するための概念図である。この図にあるように、録画済AVコンテンツである「ニュースA」のヘッドラインニュースがディスプレイに出力されている間は、リモコンの早送り操作などにより早送りが実行されている。その後、ディスプレイに「今日の特集」のコーナーが表示されると、今度は通常再生ボタンが押下されるなどして通常再生が実行される。そして、「今日の特集」のコーナーが終了すると、再び早送りボタンが押下され早送りが実行される。
このように「所定の入力モード」において早送りされているシーン(AVコンテンツ部分)に関してはユーザーは視聴する気が無いため次回以降録画する必要が無いと想定される。一方、通常再生されているシーンに関しては、ユーザーが興味を持って視聴しているとして次回以降も録画する必要があると想定される。そこで本実施例のAV装置ではその通常再生されているAVコンテンツ部分の識別情報を取得する、と言う具合である。すなわち、通常再生命令や早送り命令などを識別情報取得命令として受付けることを本実施例では特徴としている。
<機能的構成>
図16は、本実施例のAV装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「AV装置」(1600)は、実施例1を基本として、「放送受信部」(1601)と、「AVコンテンツ出力部」(1602)と、「受付部」(1603)と、「識別情報取得保持部」(1604)と、「判断部」(1605)と、を有する。なお、これら「放送受信部」と、「AVコンテンツ出力部」と、「受付部」と、「識別情報取得保持部」と、「判断部」は、前記実施例にて記載済みであるのでその説明は省略する。また、実施例2や実施例3を基本として、さらに「時間情報取得保持手段」や「画像識別情報取得保持手段」などを有していても良い。そして、本実施例のAV装置の特徴点は、受付部が、さらに「再生命令解釈受付手段」(1606)を有している点である。
「再生命令解釈受付手段」(1606)は、AVコンテンツ出力部(1602)に対して利用者が所定の入力モードで入力した再生命令を識別情報取得命令として解釈して受付ける機能を有する。「所定の入力モード」とは、再生命令の受付が識別情報取得命令の受付となるモードをいい、例えば通常再生モードとは別にそのためのプログラムが用意され、リモコン操作などによって、AV装置が所定の入力モードとなるよう構成されていても良い。
「再生命令」とは、AVコンテンツの再生に関する命令をいい、例えば通常再生、早送り、巻き戻し、一時停止などの命令が挙げられる。そして、前述のように、出力中AVコンテンツ中の通常再生している部分に関しては次回以降録画するAVコンテンツ部分と想定され、一方、早送りされているシーンに関しては次回以降録画する必要の無い部分であると想定される。そこで、本実施例のAV装置では、再生ボタンや早送り/巻戻しボタン、一時停止ボタンなどの押下によって入力されたこれら再生命令を解釈し、識別情報取得命令として受付ける、と言う具合である。
なお、この再生命令の解釈においては、例えば早送り状態から通常再生命令を受付けた場合など、(利用者が次回以降の録画を希望する)AVコンテンツ部分の冒頭シーンと、その通常再生命令を受付けた際のシーンとでタイムラグが発生する可能性もある。そのようなケースを想定し、マージンを取って再生命令の受付タイミングを識別情報取得命令の受付タイミングと解釈しても良い。
このようにして本実施例では、所定の入力モードで受付けた再生命令により識別情報が取得される。そしてその識別情報を利用して、前述のように録画予約情報を生成し、予約録画処理を実行しても良い。あるいは、識別情報と関連付けてその解釈された再生命令の内容を示す情報も取得保持しておいても良い。それにより、例えば別の日に全部分を録画した「ニュースA」の再生時に、自動的に所定の入力モードで受付けたものと同様の早送りや通常再生での出力制御を行うことができる。
<処理の流れ>
図17は、本実施例のAV装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、チューナーなど似てAVコンテンツを含む放送を受信する(ステップS1701)。そして、受信したAVコンテンツをいったんHDDなどに記録し、記録済AVコンテンツとして例えばディスプレイなどに出力する(ステップS1702)。そして、所定の入力モードにて、識別情報取得命令として解釈される再生命令の入力受付を開始する(ステップS1703)。
ここで、このAVコンテンツの出力中(ステップS1704)に、例えばユーザーがその出力中AVコンテンツをディスプレイなどで確認し、録画を所望しない部分に関しては早送り命令を入力し、録画を所望するAVコンテンツ部分の出力が開始されると通常再生命令を入力する。するとAV装置にてこれら再生命令の入力が受付けられ(ステップS1705)、再生命令が識別情報取得命令として解釈される。そして、その識別情報取得命令の受付タイミングに応じ、出力中AVコンテンツと関連付けて、識別情報として時刻情報や画像情報などが取得され、HDDなどに保持される(ステップS1706)。
続いて、CPUなどの論理演算処理により、前記関連付けられたAVコンテンツと所定の関係を有する、例えば現在受信中の他のAVコンテンツに、前記保持されている識別情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるか、が判断される(ステップS1707)。そしてその判断の結果が前記出力がなされるとの判断結果である場合には、録画開始命令などが生成され、AVコンテンツ部分の録画処理が開始される。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例のAV装置では、出力中のAVコンテンツに対する再生、早送り/巻戻し、一時停止などの再生操作によって識別情報を取得することができる。したがって、利用者による識別情報取得命令の入力を簡単にすることができる。
≪実施例5≫
<概要>
本実施例は上記実施例を基本として、さらに録画実行部を備えることを特徴とするAV装置である。この録画実行部では、上記実施例で説明したようにして取得された識別情報で識別される位置からAVコンテンツ部分を録画する、と言う具合である。
<機能的構成>
図18は、本実施例のAV装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「AV装置」(1800)は、実施例1を基本として、「放送受信部」(1801)と、「AVコンテンツ出力部」(1802)と、「受付部」(1803)と、「識別情報取得保持部」(1804)と、「判断部」(1805)と、を有する。なお、これら「放送受信部」と、「AVコンテンツ出力部」と、「受付部」と、「識別情報取得保持部」と、「判断部」は、前記実施例にて記載済みであるのでその説明は省略する。また、実施例2や実施例3、実施例4を基本として、さらに「時間情報取得保持手段」や「画像識別情報取得保持手段」、「再生命令解釈受付手段」などを有していても良い。そして、本実施例のAV装置の特徴点は、さらに「録画実行部」(1806)を有している点である。
「録画実行部」(1806)は、判断部の判断結果が識別情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるとの判断結果である場合に、その識別情報で識別される位置からAVコンテンツ部分を録画する機能を有する。なお、この録画実行部での録画は、例えばラジオ放送のAVコンテンツであれば録音なども含む処理である。
また、この録画実行部は、例えば「シリーズ識別情報」として、日や週単位などで放送されているAVコンテンツを同一のシリーズとして識別するための番組名やシリーズ名などを取得しても良い。それによって日単位や週単位で繰り返し放送されているAVコンテンツ内のAVコンテンツ部分の録画も自動的に行うことができる。
そして録画実行部は、このシリーズ識別情報や、上記実施例で説明したように識別情報に応じて生成された予約録画情報によりその録画処理を自動で実行する。あるいは画像情報を利用して受信中のAVコンテンツに対してリアルタイムで判断し生成された録画情報により録画処理を実行するよう構成されていても良い。
<処理の流れ>
図19は、本実施例のAV装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、チューナーなどでAVコンテンツを含む放送を受信する(ステップS1901)。そして、受信したAVコンテンツをディスプレイに出力したり、あるいはいったんHDDなどに記録した記録済AVコンテンツを出力したりする(ステップS1902)。そして、その出力中AVコンテンツと関連付けて識別情報を取得するための識別情報取得命令の入力受付を開始する(ステップS1903)。
ここで、このAVコンテンツの出力中(ステップS1904)に、例えばユーザーがその出力中AVコンテンツをディスプレイなどで確認し、録画を所望するAVコンテンツ部分の出力中に識別情報取得命令を入力すると、AV装置にて識別情報取得命令の入力が受付けられる(ステップS1905)。そして、その識別情報取得命令の入力受付タイミングに応じ、出力中AVコンテンツと関連付けて、例えばそのAVコンテンツ部分の開始/終了時刻情報などが識別情報として取得され、HDDなどに保持される(ステップS1906)。
続いて、CPUなどの論理演算処理により、前記関連付けられたAVコンテンツと所定の関係を有する他のAVコンテンツに、前記保持されている識別情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるか、が判断される(ステップS1907)。そしてその判断の結果が前記出力がなされるとの判断結果である場合には、識別情報で識別される位置からのAVコンテンツ部分の録画処理が実行される(ステップS1908)。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例のAV装置によって、識別情報に応じた予約録画処理や、画像情報を識別情報として利用したリアルタイムの録画処理を実行することができる。
≪実施例6≫
<概要>
本実施例は、実施例5を基本として、一のAVコンテンツに関して複数の部分を録画するよう識別情報が取得された場合に、録画されたその複数のAVコンテンツ部分のデータを結合する機能を備えていることを特徴とする。
図20は、本実施例のAV装置における録画データの結合処理の一例について説明するための概念図である。この図にあるように、例えば「ニュースA」内の「今日の特集」コーナーは前編αと後編βと、と言う具合に放送時間帯が分かれて含まれている。すると、本実施例のAV装置は、上記実施例で説明したように取得した識別情報を利用してこの前編αと後編βとを録画した場合に、その録画データを結合する処理を行う、と言う具合である。
<機能的構成>
図21は、本実施例のAV装置における機能ブロックの一例を表す図である。この図にあるように、本実施例の「AV装置」(2100)は、実施例5を基本として、「放送受信部」(2101)と、「AVコンテンツ出力部」(2102)と、「受付部」(2103)と、「識別情報取得保持部」(2104)と、「判断部」(2105)と、「録画実行部」(2106)と、を有する。なお、これら「放送受信部」と、「AVコンテンツ出力部」と、「受付部」と、「識別情報取得保持部」と、「判断部」と、「録画実行部」は、前記実施例にて記載済みであるのでその説明は省略する。また前述のように図示していない「時間情報取得保持手段」や「画像識別情報取得保持手段」、「再生命令解釈受付手段」などを有していても良い。そして、本実施例のAV装置の特徴点は、判断部がさらに「複数判断手段」(2107)を有し、録画実行部がさらに「結合手段」(2108)を有している点である。
「複数判断手段」(2107)は、一の他のAVコンテンツに関して出力される前記他のAVコンテンツ部分が複数か判断する機能を有する。この複数判断手段は、例えば「CPU」や「主メモリ」などの演算装置によって実現することができる。
「結合手段」(2108)は、複数判断手段(2107)での判断結果が複数であるとの判断結果である場合に、録画した複数の他のAVコンテンツ部分の一部又は全部を結合する機能を有する。なお、この結合処理は、例えば複数のデータファイルの動画や音声のヘッダデータを書き換えるなどの処理により実行する方法が挙げられる。あるいは、データ管理上、複数のデータを一のデータとして管理する処理なども挙げられる。また、これら結合処理の際、これら複数の部分データの記録媒体上での記録位置を適宜並び替えるいわゆる「最適化処理」を行っても構わない。
このように、一のAVコンテンツに関する複数の部分データを結合することで録画データの管理が容易になる。
<処理の流れ>
図22は、本実施例のAV装置における処理の流れの一例を表すフローチャートである。なお、以下に示すステップは、媒体に記録され計算機を制御するためのプログラムを構成する処理ステップであっても構わない。この図にあるように、まず、チューナーなどでAVコンテンツを含む放送を受信する(ステップS2201)。そして、受信したAVコンテンツをディスプレイに出力したり、あるいはいったんHDDなどに記録した記録済AVコンテンツを出力したりする(ステップS2202)。そして、その出力中AVコンテンツと関連付けて識別情報を取得するための識別情報取得命令の入力受付を開始する(ステップS2203)。
ここで、このAVコンテンツの出力中(ステップS2204)に、例えばユーザーがその出力中AVコンテンツをディスプレイなどで確認し、録画を所望するAVコンテンツ部分の出力中に識別情報取得命令を入力すると、AV装置にて識別情報取得命令の入力が受付けられる(ステップS2205)。そして、その識別情報取得命令の入力受付タイミングに応じ、出力中AVコンテンツと関連付けて、例えばそのAVコンテンツ部分の開始/終了時刻情報などが識別情報として取得され、HDDなどに保持される(ステップS2206)。
続いて、CPUなどの論理演算処理により、前記関連付けられたAVコンテンツと所定の関係を有する一の他のAVコンテンツに、前記保持されている識別情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が複数あるか、が判断される(ステップS2207)。そしてその判断の結果、複数あるとの判断結果である場合には、識別情報で識別される位置からの複数のAVコンテンツ部分の録画処理が実行され、その一部または全部が結合される(ステップS2208)。
<効果の簡単な説明>
以上のように本実施例のAV装置によって、一のAVコンテンツに関して複数の部分を録画するよう識別情報が取得された場合に、録画されたその複数のAVコンテンツ部分のデータを結合することができる。したがって、その録画データの管理を容易にすることができる。
実施例1のAV装置におけるAVコンテンツの録画予約処理の一例を説明するための概念図 実施例1のAV装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例1のAV装置の受付部での識別情報取得命令の受付の一例を説明するための概念図 実施例1のAV装置の識別情報取得保持部で取得、保持される識別情報の一例を説明するための概念図 実施例1のAV装置の判断部での判断を行うために利用する電子番組表情報の一例を表す概念図 実施例1のAV装置におけるハードウェア構成の一例を表す概略図 実施例1のAV装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例2のAV装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例2のAV装置の時間情報取得保持手段で取得された識別情報の一例を説明するための図 実施例2のAV装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例3のAV装置による録画処理の一例を説明するための概念図 実施例3のAV装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例3のAV装置におけるハードウェア構成の一例を表す概略図 実施例3のAV装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例4のAV装置における所定の入力モードの一例を説明するための概念図 実施例4のAV装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例4のAV装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例5のAV装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例5のAV装置における処理の流れの一例を表すフローチャート 実施例6のAV装置における録画データの結合処理の一例について説明するための概念図 実施例6のAV装置における機能ブロックの一例を表す図 実施例6のAV装置における処理の流れの一例を表すフローチャート
符号の説明
0200 AV装置
0201 放送受信部
0202 AVコンテンツ出力部
0203 受付部
0204 識別情報取得保持部
0205 判断部

Claims (8)

  1. AVコンテンツを含む放送を受信する放送受信部と、
    受信中AVコンテンツ又は記録済AVコンテンツを出力するAVコンテンツ出力部と、
    出力中AVコンテンツに関連付けてAVコンテンツ全体中におけるAVコンテンツ部分の位置を識別するための識別情報を取得する命令である識別情報取得命令の入力を受付ける受付部と、
    識別情報取得命令の受付けタイミングに応じて出力されているAVコンテンツ部分の識別情報として、識別情報取得命令を受付けたタイミングに応じた時間情報を出力中AVコンテンツの識別情報であるAVコンテンツ識別情報に関連付けて取得し保持する識別情報取得保持部と、
    AVコンテンツ部分の識別情報である時間情報が関連付けられたAVコンテンツと所定の関係を有する他のAVコンテンツに、前記保持されているAVコンテンツ識別情報及び時間情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるか電子番組表を検索し判断する判断部と、
    前記判断部の判断結果が識別情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるとの判断結果である場合に、その識別情報で識別される位置からAVコンテンツ部分を録画する録画実行部と、を有し、
    前記判断部は、一の他のAVコンテンツに関して出力される前記他のAVコンテンツ部分が複数か判断する複数判断手段を有し、
    前記録画実行部は、前記複数判断手段での判断結果が複数であるとの判断結果である場合に、録画した複数の他のAVコンテンツ部分の一部又は全部を結合する結合手段をさらに有するAV装置。
  2. AVコンテンツを含む放送を受信する放送受信部と、
    受信中AVコンテンツ又は記録済AVコンテンツを出力するAVコンテンツ出力部と、
    出力中AVコンテンツに関連付けてAVコンテンツ全体中におけるAVコンテンツ部分の位置を識別するための識別情報を取得する命令である識別情報取得命令の入力を受付ける受付部と、
    識別情報取得命令の受付けタイミングに応じて出力されているAVコンテンツ部分の識別情報として、識別情報取得命令を受付けたタイミングに応じて出力中のAVコンテンツ中の画像情報又は音声情報を出力中AVコンテンツに関連付けて取得し保持する識別情報取得保持部と、
    AVコンテンツ部分の識別情報である画像情報又は音声情報が関連付けられたAVコンテンツと所定の関係を有する他のAVコンテンツに、前記保持されている画像情報又は音声情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるか前記他のAVコンテンツの画像情報又は音声情報と前記保持されている画像情報又は音声情報のパターンマッチング処理によって判断する判断部と、
    前記判断部の判断結果が識別情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるとの判断結果である場合に、その識別情報で識別される位置からAVコンテンツ部分を録画する録画実行部と、を有し、
    前記判断部は、一の他のAVコンテンツに関して出力される前記他のAVコンテンツ部分が複数か判断する複数判断手段を有し、
    前記録画実行部は、前記複数判断手段での判断結果が複数であるとの判断結果である場合に、録画した複数の他のAVコンテンツ部分の一部又は全部を結合する結合手段をさらに有するAV装置。
  3. 受付部は、識別情報取得命令として、識別情報を取得するAVコンテンツ中の識別開始点と、識別終了点を示すタイミング情報を受付けるための識別開始終了点受付手段を有する請求項1又は2に記載のAV装置。
  4. 前記受付部は、AVコンテンツ出力部に対して利用者が所定の入力モードで入力した通常再生、早送り、巻き戻し、一時停止などの再生命令を識別情報取得命令として解釈して受付ける再生命令解釈受付手段をさらに有する請求項1からのいずれか一に記載のAV装置。
  5. AVコンテンツを含む放送を受信する放送受信ステップと、
    受信中AVコンテンツ又は記録済AVコンテンツを出力するAVコンテンツ出力ステップと、
    出力中AVコンテンツに関連付けてAVコンテンツ全体中におけるAVコンテンツ部分の位置を識別するための識別情報を取得する命令である識別情報取得命令の入力を受付ける受付ステップと、
    識別情報取得命令の受付けタイミングに応じて出力されているAVコンテンツ部分の識別情報として、識別情報取得命令を受付けたタイミングに応じた時間情報を出力中AVコンテンツの識別情報であるAVコンテンツ識別情報に関連付けて取得し保持する識別情報取得保持ステップと、
    AVコンテンツ部分の識別情報である時間情報が関連付けられたAVコンテンツと所定の関係を有する他のAVコンテンツに、前記保持されているAVコンテンツ識別情報及び時間情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるか電子番組表を検索し判断する判断ステップと、
    前記判断ステップでの判断結果が識別情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるとの判断結果である場合に、その識別情報で識別される位置からAVコンテンツ部分を録画する録画実行ステップを計算機に実行させるとともに、
    前記判断ステップは、さらに、一の他のAVコンテンツに関して出力される前記他のAVコンテンツ部分が複数か判断する複数判断ステップを含み、
    前記録画実行ステップは、前記判断結果が複数であるとの判断結果である場合に、さらに、録画した複数の他のAVコンテンツ部分の一部又は全部を結合する結合ステップを含むAV装置における放送録画方法。
  6. AVコンテンツを含む放送を受信する放送受信ステップと、
    受信中AVコンテンツ又は記録済AVコンテンツを出力するAVコンテンツ出力ステップと、
    出力中AVコンテンツに関連付けてAVコンテンツ全体中におけるAVコンテンツ部分の位置を識別するための識別情報を取得する命令である識別情報取得命令の入力を受付ける受付ステップと、
    識別情報取得命令の受付けタイミングに応じて出力されているAVコンテンツ部分の識別情報として、識別情報取得命令を受付けたタイミングに応じて出力中のAVコンテンツ中の画像情報又は音声情報を出力中AVコンテンツに関連付けて取得し保持する識別情報取得保持ステップと、
    AVコンテンツ部分の識別情報である画像情報又は音声情報が関連付けられたAVコンテンツと所定の関係を有する他のAVコンテンツに、前記保持されている画像情報又は音声情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるか前記他のAVコンテンツの画像情報又は音声情報と前記保持されている画像情報又は音声情報のパターンマッチング処理によって判断する判断ステップと、
    前記判断ステップでの判断結果が識別情報で識別可能な他のAVコンテンツ部分が出力されるとの判断結果である場合に、その識別情報で識別される位置からAVコンテンツ部分を録画する録画実行ステップを計算機に実行させるとともに、
    前記判断ステップは、さらに、一の他のAVコンテンツに関して出力される前記他のAVコンテンツ部分が複数か判断する複数判断ステップを含み、
    前記録画実行ステップは、前記判断結果が複数であるとの判断結果である場合に、さらに、録画した複数の他のAVコンテンツ部分の一部又は全部を結合する結合ステップを含むAV装置における放送録画方法。
  7. 受付部は、識別情報取得命令として、識別情報を取得するAVコンテンツ中の識別開始点と、識別終了点を示すタイミング情報を受付けるための識別開始終了点受付手段を有する請求項5又は6に記載のAV装置における放送録画方法。
  8. 前記受付ステップは、AVコンテンツ出力ステップにて出力される出力中AVコンテンツに対して、利用者が所定の入力モードで入力した通常再生、早送り、巻き戻し、一時停止などの再生命令を解釈して識別情報取得命令を受付ける再生命令解釈受付ステップを含む請求項5から7のいずれか一に記載のAV装置における放送録画方法。
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