JP2004297173A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】主要被写体に対するケラレの影響を小さくすることが可能な画像処理装置及び方法を提供する。
【解決手段】記録紙に画像を記録する前に、原稿画像70と記録紙の縦横比の差を算出する。この縦横比の差が、5%以内の場合は、縦横等倍の拡縮率を算出して、この拡縮率に基づいて、原稿画像70の画像データに対して画像処理を行い、拡縮処理後の画像71を得る。縦横比の差が、5%より大きい場合には、記録紙に余白が発生しないように、縦方向と横方向の拡縮率をそれぞれ算出して、この拡縮率に基づいて、原稿画像70の画像データに対して拡縮処理を行い、拡縮処理後の画像72を得る。また、拡縮率は、画像の主要被写体よりも周辺部の方が大きくなるように、画像の領域毎に設定されており、主要被写体のケラレの影響が小さくされている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像記録前に記録紙サイズに合わせて画像を拡縮処理する画像処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ネガフイルムを使用せずに、写真プリントから写真プリントの複製を作成するサービス(プリントtoプリントサービス)が普及している。通常、写真現像所で使用されるプリンタプロセッサなどの写真プリンタは、写真プリンタ毎に処理可能な記録紙サイズが決まっている。従って、記録紙サイズに合わせて、画像(原稿)の拡縮率を決定するため、原稿のサイズによっては余白又はケラレ量が大きくなってしまう。原稿と同じ呼称サイズ(例えば、Lサイズ)のプリントサイズに複製する場合であっても、現像所によって実際のプリントサイズが少しではあるが異なるので、余白またはケラレが発生することがある。また、記録メディアに記録された画像データをプリンタに設定されている記録紙サイズに合わせてプリントする場合にも、余白またはケラレが発生するという同様の問題がある。ネガフイルムから写真プリントを作成する場合には、写っている画像が判別しにくいので、ケラレ量の大小はあまり目立たなかったが、プリントtoプリントサービス等の場合には、違いが容易に分かるため、余白又はケラレをなくす必要がある。原稿と記録紙のサイズが同じ場合には、等倍にして記録すれば良い。しかし、この場合でも記録紙の若干の位置ズレによる余白が発生するという問題があった。
【0003】
このような問題を解決するために、記録紙サイズよりも大きくなるように縦横等倍に原稿を拡縮して、記録紙よりも若干広い範囲に露光することにより余白を発生させない程度にケラレ量を小さくする技術が知られている(例えば、特許文献1)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−073136号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載の画像記録装置では、原稿を縦横等倍に拡縮して画像記録を行うため、集合写真等の画像の場合、画像の周辺部ではあるが重要な被写体(人物)がケラレてしまうという問題があった。また、原稿サイズと異なる縦横比の記録紙を使用する場合には、適用できない。さらに、記録紙のサイズは、多種多様であり、全てのサイズに対応する記録紙を画像記録装置に備えることは困難である。
【0006】
本発明は、画像記録時に、主要被写体に対するケラレの影響を小さくすることが可能な画像処理装置及び方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、記録紙に画像を記録する画像記録装置に搭載され、画像記録前に前記記録紙のサイズに基づいて前記画像に拡縮処理等の画像処理を行う画像処理装置において、画像における主要被写体のケラレの影響を小さくするために、画像中心部よりも周辺部の拡縮率が大きくなるように画像の領域毎に拡縮率を決定する決定手段と、この決定手段により決定された拡縮率に基づいて、画像を拡縮する拡縮手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】
また、前述の決定手段は、記録紙と画像の縦横比の差に基づいて、記録紙に余白が発生しないように、縦方向と横方向の拡縮率をそれぞれ別個に決定することを特徴とするものである。
【0009】
さらに、前述の決定手段は、画像と記録紙との縦横比の差が一定比率、例えば5%以内の場合には、縦方向と横方向の拡縮率を一致させ、縦横比の差が5%より大きい場合には、記録紙に余白が発生する方向の拡縮率を大きくすることを特徴とするものである。なお、一定比率は10%以内でも良いが、5%以内がより好ましい。
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の画像処理方法は、記録紙に画像を記録する前に行う画像処理方法であり、画像における主要被写体のケラレの影響を小さくするために、画像中心部よりも周辺部の拡縮率が大きくなるように、画像の領域毎に拡縮率を決定し、この拡縮率に基づいて画像の拡縮処理を行うことを特徴とする。
【0011】
また、前述の拡縮処理は、記録紙と画像の縦横比の差に基づいて、記録紙に余白が発生しないように、縦方向と横方向の拡縮率をそれぞれ決定し、この拡縮率に基づいて画像の拡縮処理を行うことを特徴とする。
【0012】
さらに、前述の拡縮処理は、記録紙と画像の縦横比の差が一定比率、例えば5%以内の場合には、縦方向と横方向の拡縮率を一致させ、縦横比の差が5%より大きい場合には、記録紙に余白が発生する方向の拡縮率を大きくすることを特徴とする。なお、一定比率は10%以内でも良いが、5%以内がより好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明の画像処理装置を実施したプリンタプロセッサの概略構成を示す。プリンタプロセッサ10は、プリンタ部11と、プロセッサ部12と、プリンタ部11及びプロセッサ部12の各部の制御を行うシステムコントローラ13と、画像処理装置14と、スキャナ15とで構成されている。このシステムコントローラ13には、各部を制御するために必要な制御プログラムが記憶されたメモリ13aが設けられている。システムコントローラ13は、このプログラムに基づいて各種処理を実行する。
【0014】
プリンタ部11は、2つのマガジン16、カッタ17、裏印字部18、露光部19、振り分け部20から構成される。マガジン16にセットされた帯状の2つの記録紙21は、異種幅の記録紙であり選択的に給紙される。カッタ17によりプリントサイズに応じて切断され、カットシート状の記録紙21aとなる。この記録紙21aは、図中2点鎖線で示す搬送経路22に沿って露光部19に向けて搬送され、その途中で裏印字部18によってコマ番号や補正データなどの印字が行われる。そして、露光部19で画像データに基づいた画像が記録紙21aの受光面に露光記録される。その後、露光済みの記録紙21aは、振り分け部20によって2列に配置され、乳剤面を上側、支持体を下側にしてプロセッサ部12に搬送される。
【0015】
プロセッサ部12は、現像処理装置23、乾燥装置24、ソータ部25から構成される。現像処理装置23には、搬送経路22の上流側(図中左側)から順に、現像槽26と、漂白定着槽27と、水洗槽28とが設けられている。現像槽26には現像液が、漂白定着槽27には漂白定着液が所定量貯留されている。水洗槽28は、第1水洗槽28a、第2水洗槽28b、第3水洗槽28c、および第4水洗槽28dからなり、それぞれに水洗液が所定量貯留されている。
【0016】
露光済みの記録紙21aは、現像処理装置23にて現像、漂白定着、および水洗処理され、乾燥装置24で乾燥される。乾燥後の記録紙21aは、ソータ部25によりプリント注文毎に仕分けされて排紙される。
【0017】
図2は、画像処理装置14の電気的構成を示すブロック図である。画像処理装置14は、画像処理装置14全体を制御するCPU50と、暗補正や明補正等の補正を行う前処理部51と、Log変換部52と、フレームメモリ53と、拡縮率決定部54と、拡縮処理部55と、画像補正部56と、階調変換部57と、プリントデータ変換部58と、制御プログラムが記憶されているROM59と、CPUの作業用データを一時的に記憶するRAM60と、ボタン等で構成されユーザにより操作される操作部61と、画像や設定画面等を表示する表示部62とで構成されている。
【0018】
CPU50は、データバス63を介して画像処理装置14内の各ブロックに接続されており、ROM59に記憶されている制御プログラムに基づいて、画像処理装置14内の各部を制御する。また、CPU50は、図示せぬインターフェースを介してシステムコントローラ13と接続されており、各種データの送受信を行う。スキャナ15は、前処理部51と拡縮率決定部54に接続されている。スキャナ15は、原稿画像である写真プリントから画像データを取得して、画像データを前処理部51に出力する。また、スキャナ15には、原稿画像のサイズを検出する機能があり、原稿有無センサと原稿搬送量とから原稿長を算出し、読取センサの原稿読取範囲から原稿幅を算出する。スキャナ15は、算出した原稿画像のサイズに関するデータを拡縮率決定部54に出力する。また、拡縮率決定部54は、CPU50を介して、プリンタプロセッサ10にセットされている記録紙21のサイズのデータをシステムコントローラ13から取得する。拡縮率決定部51は、原稿画像と記録紙のサイズに関するデータに基づいて、拡縮率を算出する。
【0019】
前処理部51は、受信した画像データに対して暗補正、明補正、及びシェーディング補正等の補正を行ってLog変換部52に出力する。Log変換部52は、ルックアップテーブル(以下LUT)を参照することにより、取得したRGBの画像データに対して輝度濃度変換を行い、濃度データとしフレームメモリ53に出力する。このフレームメモリ53には、1フレーム分の画像データが書き込まれる。
【0020】
拡縮処理部55は、画像データをフレームメモリ53から取得し、さらに、拡縮率決定部54から拡縮率データを取得して、この拡縮率データに基づき、画像データに対して拡縮処理を実行する。その後、拡縮処理された画像データは、画像補正部56に送信される。画像補正部56は、拡縮処理された画像データに対して、シャープネス補正、ノイズ除去等の補正を施して階調変換部57に出力する。
【0021】
階調変換部57は、画像補正部56から画像データを取得する。階調変換部57は、LUTを参照することにより、取得した画像データに対して階調変換を行い、プリントデータ変換部58に画像データを出力する。プリントデータ変換部58は、階調変換部57から画像データを取得して、LUTに基づいてプリントデータに変換を行う。このプリントデータ変換部58は、プリンタプロセッサ10内のシステムコントローラ13に接続されており、変換されたプリントデータをシステムコントローラ13に出力する。
【0022】
次に、拡縮率決定部54の処理について説明を行う。図3は、画像の拡縮処理を説明する説明図である。拡縮処理を行う場合には、拡縮率Mにて均等な拡縮処理を行い、次に画像領域毎の拡縮率mにて拡縮処理を行う。なお、拡縮処理は、2段階に分けて説明を行うが、一回の処理で実施しても良い。
【0023】
本実施形態においては、横方向(図中左右方向)の拡縮処理について説明を行う。最初に、横幅寸法がLの原稿の画像70を拡縮率Mにて、均等な拡縮処理を行う。この拡縮処理にて得られた画像71の横幅寸法をLとする。この画像71を左右に2分割する。これにより得られた領域をさらにn分割した領域の幅をDLとする。さらに、この画像71を拡縮率mにて拡縮処理して得られた画像72の横幅寸法をL’とする。
【0024】
この拡縮率mは、画像の横方向のトータル拡縮倍率である。横方向にn分割した領域毎の倍率をmi (i=1〜n),倍率修正用の基準係数をk,n分割した領域毎の倍率変化寄与率を定める係数を倍率係数Ci (i=1〜n)とすると、mi は[式1]で求められる。
【0025】
[式1] mi =1+kCi
【0026】
また、縦横比均等な拡縮処理をされた画像71の横方向の幅寸法はLである。この画像を2等分した値であるL/2をn分割した領域幅がDLであるので、L/2は[式2]で表せる。
【0027】
[式2] L/2=DL×n
【0028】
さらに、拡縮率mによる拡縮処理後の画像72の横方向の幅寸法L’は、[式1]及び[式2]より、[式3]で表せる。
【0029】
Figure 2004297173
【0030】
また、拡縮率mは、LとL’の比であるので、[式4]で表せる。
【0031】
[式4] m=L’/L=1+k(C+C+・・・・・・+C)/n
【0032】
また、この[式4]をkについて解くと、[式5]で表せる。
【0033】
[式5] k=n(m−1)/(C+C+・・・・・・+C
【0034】
画像の主要被写体の位置・大きさ・種類、背景等の様々なパターンに対応するように、分割数n、倍率係数Ciを決定する。この倍率係数Ciは、例えば、図4(A)に示すように、画像中心から画像周辺に行くに従って漸増するようなパターンでも良いし、図4(B)に示すように、画像中心から一定間隔離れた領域までは拡縮処理を行わずに、その領域よりも周辺の領域に倍率係数Ciを設定して、周辺に行くに従って倍率係数Ciが漸増するようなパターンでも良い。このような、分割数n、倍率係数Ciの値を用いて、[式5]からkを算出し、領域毎の倍率miを決定する。この倍率miは、主要被写体が人物である場合、左右均等とし、風景である場合は、どちらでも良い。
【0035】
本実施形態においては、横方向の拡縮処理について説明を行ったが、縦方向の拡縮処理についても同様であるので説明を省略する。また、画像の拡縮処理を実行した時に、拡縮処理した画像が記録紙サイズよりも数%大きくなるようにするのが好ましい。これにより、記録紙ズレ等により発生する余白の発生を防止することができる。
【0036】
さらに、この拡縮率mによる拡縮処理では、画像中心部(主要被写体)よりも画像周辺部の方が拡縮率を大きくしているので、主要被写体よりも周辺のあまり重要でない部分がより大きく拡縮されてケラレるので、ケラレによる画像情報の低下を少なくすることが可能であり、画像品質の低下を防止できる。
【0037】
以上のように説明したプリンタプロセッサ10の作用について説明を行う。操作者は、原稿である写真プリントをスキャナ15にセットする。スキャナ15は、この写真プリントから画像データと原稿サイズを取得し、画像データを前処理部51に出力し、原稿サイズを拡縮率決定部54に出力する。前処理部51は、取得した画像データに対して、暗補正・明補正等を行ってLog変換部52に送信する。Log変換部は、画像データに対して、輝度濃度変換等の処理を実行してフレームメモリ53に1フレーム分の画像データを書き込む。その後、画像データは、拡縮処理部55に送信される。
【0038】
拡縮率決定部55は、前述したように、取得した原稿の縦横比に基づいて、プリンタプロセッサにセットされている記録紙21から最適なサイズの記録紙を選択する。その後、選択された記録紙21aの縦横比と原稿画像70の縦横比の差に基づいて、記録紙21aに余白が発生しないように拡縮率を決定する。この時、縦横比の差が5%以内の場合には、縦方向と横方向との倍率が等しくなるように拡縮率を決定し、5%よりも大きい場合には、記録紙21aに余白が発生しないように、縦方向の拡縮率と横方向の拡縮率をそれぞれ決定する。また、拡縮率は、画像中央部よりも画像周辺部の方が拡縮率が大きくなるように、画像の位置毎に拡縮率を変化させる。
【0039】
このように決定された拡縮率は、拡縮処理部55に出力される。拡縮処理部55は、この拡縮率に基づいて拡縮処理を行い、拡縮処理された画像データを画像補正部56に送信する。画像補正部56は、拡縮処理された画像データに対して、シャープネス補正、ノイズ除去等の補正を行って階調変換部57に出力する。その後、階調変換部57で階調変換される。CPU50は、階調変換された画像データを表示部に表示される。
【0040】
操作者は、この表示画像を見て仕上がり状態を判断する。操作者が、仕上がり状態を「不良」と判断した場合には、操作者が、操作部を操作して拡縮率の数値指定や、位置指定を行い、このデータが拡縮処理部に送信されて再び拡縮処理を実行させる。操作者が仕上がり状態を「良」と判断した場合には、操作者が、操作部を操作して画像記録処理を実行させる。
【0041】
その後、画像データは、プリントデータ変換部58に送信され、プリントデータに変換されてプリンタプロセッサ内のシステムコントローラ13に出力する。システムコントローラは、プリンタプロセッサ内の各部を制御して画像を記録して処理を終了する。
【0042】
なお、表示部に画像を1パターン表示させて、操作者が仕上がり状態を判断するように説明したが、主要被写体の位置・大きさ・種類、背景等に対応するように、複数の拡縮パターンを設け、拡縮パターンの異なる複数の画像を表示部に表示しても良い。この場合は、操作者が複数の画像から最適な画像を選択できるため有効である。
【0043】
また、本実施形態においては、写真プリントをスキャナ15で読取って、写真プリントの複製を作成する場合について説明を行っているが、これに限るものではなく、例えば、ネガフイルムやポジフイルムを読取って写真プリントを作成しても良い。また、デジタルカメラ等で撮影した画像データをプリントしても良い。この場合は、図1に示すスキャナ15の代わりに、図6に示すような画像読取装置80を設け、この画像読取装置80が、画像データが記憶されているメモリカード等からデータ読取部81を介して画像データと画像データのサイズとを取得するようにすれば良い。そして、画像データをLog変換部52に出力し、画像データのサイズを拡縮率決定部54に出力する。また、プリントサイズ指定部82により、プリントサイズを指定し、このプリントサイズのデータを拡縮率決定部54に出力する。
【0044】
さらに、本実施形態においては、画像処理装置14にて画像処理を行ったが、この画像処理装置14を設けずに、プリンタプロセッサ10に設けられたシステムコントローラ13が、プログラムでこの画像処理を実行するようにしても良い。この場合は、このプログラムをシステムコントローラ13内のメモリ13aに記憶させれば良い。
【0045】
また、本実施形態においては、本発明の画像処理装置及び方法をプリンタプロセッサに適用して説明したが、これに限るものではなく、例えば、インクジェットプリンタ、感熱プリンタ等にも適用可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上のように、本発明の画像処理装置及び方法によれば、原稿画像の画像中心部よりも周辺部の拡縮率を大きくしたので、主要被写体のケラレの影響を小さくできるため、画像品質の低下を防止できる。また、拡縮率を縦方向と横方向に別々に設定して拡縮処理を行うため、原稿画像と記録紙の縦横比が異なる場合であっても、余白を発生させず、且つケラレの影響を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリンタプロセッサの構成を示す概略図である。
【図2】画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】画像の拡縮処理を説明する説明図である。
【図4】倍率係数Ciの変化パターンを示すグラフである。
【図5】プリント処理を説明するフローチャートである。
【図6】画像読取装置を用いた時の画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ
13 システムコントローラ
14 画像処理装置
15 スキャナ
21 記録紙
50 CPU
54 拡縮率決定部
55 拡縮処理部
61 操作部
62 表示部
70 原稿画像
71,72 画像
80 画像読取装置

Claims (6)

  1. 記録紙に画像を記録する画像記録装置に搭載され、画像記録前に前記記録紙のサイズに基づいて前記画像に拡縮処理等の画像処理を行う画像処理装置において、
    前記画像の中心部よりも周辺部の拡縮率が大きくなるように前記画像の領域毎に拡縮率を決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された拡縮率に基づいて、前記画像を拡縮する拡縮手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記決定手段は、前記記録紙と前記画像の縦横比の差に基づいて、前記記録紙に余白が発生しないように、縦方向と横方向の拡縮率をそれぞれ決定することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記決定手段は、前記縦横比の差が一定比率以内の場合には、縦方向と横方向の拡縮率を一致させ、前記縦横比の差が一定比率より大きい場合には、前記記録紙に余白が発生する方向の拡縮率を大きくすることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 記録紙に画像を記録する前に行う画像処理方法において、
    前記画像の中心部よりも周辺部の拡縮率が大きくなるように、前記画像の領域毎に拡縮率を決定し、この拡縮率に基づいて前記画像の拡縮処理を行うことを特徴とする画像処理方法。
  5. 前記拡縮処理は、前記記録紙と前記画像の縦横比の差に基づいて、前記記録紙に余白が発生しないように、縦方向と横方向の拡縮率をそれぞれ決定し、この拡縮率に基づいて前記画像の拡縮処理を行うことを特徴とする請求項4記載の画像処理方法。
  6. 前記拡縮処理は、前記縦横比の差が一定比率以内の場合には、縦方向と横方向の拡縮率を一致させ、前記縦横比の差が一定比率より大きい場合には、前記記録紙に余白が発生する方向の拡縮率を大きくすることを特徴とする請求項5記載の画像処理方法。
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JP2010178246A (ja) * 2009-02-02 2010-08-12 Nikon Corp 画像処理装置及び画像処理プログラム

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