JP2004295496A - 料金収受用車載装置及びicカード抜き忘れ防止方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】車両用のナビゲーション装置12の位置情報を用い、残りのルート上に有料道路が存在しないことを判断してICカード8を使用する可能性がないことを予測し、その時にICカード8が車載器7に装着されていた際に抜き忘れを防止する案内等を発するようにし、乗員はICカード8の使用の有無を予測し、現金やクレジットカードに相当する情報を含んでいるICカード8の抜き忘れを、降車直前のみではなく前もって適切なタイミングで乗員に報知する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、有料道路等での料金収受を無線通信により実現するに料金収受システムにおける車載装置に関する。
【0002】
また、本発明は、有料道路等での料金収受を無線通信により実現するに料金収受システムにおける車載装置のICカード抜き忘れ防止方法に関する。
【0003】
【従来の技術】
有料道路の料金所での渋滞緩和を目的として、料金収受を無線通信により実現する料金収受システムとしてのノンストップ料金収受(ETC:Electronic Toll Collection)システムが実用化されている。ETCシステムにおいては、料金所に設置された路側装置と車両に搭載され車両情報が記憶された車載装置との間で無線通信を行い、車両を特定して通行料金を徴収するようになっている。
【0004】
車載装置には個人情報等が記憶されたICカードが装着され、例えば、ICカードに記憶された残額から通行料金が減額されたり、ICカードの所有者の口座から料金の徴収が行われたりする。
【0005】
ETCシステムにおいては、個人情報等が記憶されたICカードを車載装置に装着することで該当者に対する適正な通行料金の徴収を行っている。ICカードは、クレジット機能、キャッシング機能等有価カードとしての機能を有している。ICカードが有価カードであるにも拘らず乗員はICカードを車載装置に装着したまま車両から離れる場合があり、ICカードが盗難されて不正使用されることが考えられる。
【0006】
そこで、従来から、ICカードを車載装置に装着したまま車両から離れようとした場合に乗員に警告を行って、ICカードの抜き忘れをなくすようにした技術が種々提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−14500号公報
【特許文献2】
特開2001−311260号公報
【0008】
従来の技術では、ACC電源がOFF状態とされた時にICカードが装着されていた場合に警報を発して抜き忘れを知らせたり、乗員の降車を検知した時にICカードが装着されていた場合に警報を発して抜き忘れを知らせるようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、いずれの警報も乗員が降車する直前もしくは乗員が降車した直後、即ち、降車時に発せられるため、警報のタイミングが必ずしも適切であるとはいえないものであった。
【0010】
また、ACC電源がOFF状態とされた時に警報を発する場合、エンジンの始動時(降車時ではない時)にもICカードが装着されていた場合に警報を発してしまう。即ち、クランキング時はACC電源がOFF状態でバッテリ電源がON状態となるため、ICカードが装着されていると、エンジンの始動の都度に警報が発せられてしまい、乗員に煩わしさを与えてしまう。
【0011】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、ICカードの抜き忘れを適切なタイミングで発することができ、また、誤警報が発せられる虞がない料金収受システムにおける車載装置を提供することを目的とする。
【0012】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、ICカードの抜き忘れを適切なタイミングで発することができ、また、誤警報が発せられる虞がない料金収受システムにおける車載装置のICカード抜き忘れ防止方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に係る料金収受用車載装置は、
道路に設置された路側装置と車両との間で通信を行いICカードを利用して料金収受を行う料金収受システムにおける車載装置であって、
前記ICカードの情報を検出するカード検出手段と、
道路地図情報を記憶した地図情報記憶手段と、
自車位置を検出する自車位置検出手段と、
前記地図情報記憶手段及び前記自車位置検出手段の情報に基づいて目的地までのルートに前記路側装置がないと判断された際に前記カード検出手段により前記ICカードの存在を確認する制御手段と、
前記制御手段によりICカードの存在が確認された際に乗員にICカードの存在を知らせるために作動される報知手段と
を備えたことを特徴とする。
【0014】
請求項2に係る料金収受用車載装置は、請求項1に記載の料金収受用車載装置において、
前記制御手段は、目的地までの距離に応じて報知手段を作動させる
ことを特徴とする。
【0015】
上記目的を達成するための請求項3に係る料金収受用車載装置は、道路に設置された路側装置と車両との間で通信を行いICカードを利用して料金収受を行う料金収受システムにおける車載装置であって、
前記ICカードの情報を検出するカード検出手段と、
道路情報を記憶した地図情報記憶手段と、
自車位置を検出する自車位置検出手段と、
前記地図情報記憶手段及び前記自車位置検出手段の情報に基づいて目的地までの距離が所定距離以下になったと判断された際に前記ICカードの存在を確認する制御手段と、
前記制御手段により前記ICカードの存在が確認された際に乗員に前記ICカードの存在を知らせる報知手段と
を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項4に係る料金収受用車載装置は、請求項2もしくは請求項3に記載の料金収受用車載装置において、
前記所定距離は、道路の種別に応じて設定されていることを特徴とする。
【0017】
道路の種別として、高速道路、一般道路があり、所定距離は高速道路、一般道路の順で長く設定されている。
【0018】
上記目的を達成するための請求項5に係るICカード抜き忘れ防止方法は、車両用ナビゲーションシステムの情報に基づいて目的地までのルートに料金収受のための路側装置が存在しないと判断されたときに、ICカードが車載装置に装着されていた場合にICカードの装着を乗員に報知することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1には本発明の一実施形態例に係る車載装置を含む料金収受システムの概略構成、図2には車載装置の概略ブロック構成、図3にはICカード抜き忘れ防止方法の制御フローチャートを示してある。
【0020】
本実施形態例では、車両用ナビゲーション装置の位置情報を用い、目的地までのルートにおいて、ICカードを使用する可能性がないことを予測し、その時にICカードが車載装置に装着されていた際に抜き忘れを防止する案内等を発するようにしたものである。
【0021】
これにより、乗員はICカードの使用の有無を予測することができ、現金やクレジットカードに相当する情報を含んでいるICカードの抜き忘れを、降車直前のみではなく前もって適切なタイミングで乗員に報知することができる。従って、適切なタイミングでの抜き忘れの報知により、乗員に煩わしさを与えることなく駐車時の抜き忘れによるICカードの盗難を防止することが可能になる。
【0022】
図1に基づいて料金収受システムの概略を説明する。
【0023】
図に示すように、有料道路の料金所において、通路1には車両検知装置2が設置されると共に、ガントリ3が設置されている。ガントリ3には車両検知装置2で車両4を検知した際に車両4との間で通信を行う路側アンテナ5が設置されている。ガントリ3の後方にはゲート6が設置されている。
【0024】
車両4には路側アンテナ5と無線通信が可能な車載器7(カード検出手段)が搭載され、車載器7には車種情報等が記憶されている。車載器7には残額情報や口座情報等の個人情報等が記憶されたETC(IC)カード8が装着され、路側アンテナ5と車載器7との無線通信により情報のやり取りが行われる。所望の情報のやり取りが完了するとゲート6が開いて車両4のノンストップでの通過が許可される。
【0025】
例えば、料金所が入口であった場合、路側アンテナ5と車載器7との情報のやり取りによりICカード8に入口情報が書き込まれてゲート6が開くようになっている。料金所が出口であった場合、路側アンテナ5と車載器7との情報のやり取りによりICカード8に記憶された入口情報に基づいてICカードに記憶された残額から通行料金が減額されたり、ICカードの所有者の口座から料金の徴収が行われる。
【0026】
一方、車両4には、地図情報が記憶されて表示機能を有すると共に、衛星11からの電波を受信して自車位置を検出するナビゲーション装置12が搭載され、ナビゲーション装置12により、自車の走行位置を地図上に表示したり目的地までの最短距離ルートや最短時間ルートを表示することができる。
【0027】
図2乃至図3に基づいて上述した料金収受用車載装置におけるICカード8の抜き忘れ防止について説明する。
【0028】
図2に示すように、ナビゲーション装置12には、衛星11からの電波を受信して自車位置を検出する位置検出器14(自車位置検出手段)が備えられると共に、CD−ROM等に記憶された地図(情報)データを出力する地図データ記憶装置15が備えられ、乗員が目的地を設定すると位置検出器14の現在位置情報及び地図データ記憶装置15の道路地図情報に基づいて目的地までのルートを設定し、ルートに沿って表示や音声により誘導案内する機能が備えられている。また、車載器7にはICカード8の装着情報が検出されるICカード検出器16が備えられている。
【0029】
位置検出器14及び地図データ記憶装置15及びICカード検出器16の情報は制御手段としての制御回路17に入力される。制御回路17では、位置検出器14及び地図データ記憶装置15の情報に基づいて設定された目的地までのルートにおける料金収受のための路側装置の存在が判断される。また、制御回路17では、ICカード検出器16の情報に基づいてICカード8の装着情報(存在)が検出される。
【0030】
料金収受のための路側装置は、高速道路等の自動車専用道路における料金所が該当するが、地図データに情報があれば、ルート近傍における料金収受用車載装置を用いて商品の決済を行う商店(ガソリンスタンドやドライブスルーの飲食店等)も含めた路側装置も適用することができる。以下の実施形態例では、料金収受のための路側装置としては、高速道路等の自動車専用道路における料金所を想定して説明してある。
【0031】
位置検出器14及び地図データ記憶装置15の情報に基づいて目的地までのルートに料金収受のための路側装置が存在しないと判断された時、即ち、目的地までICカード8を使用する可能性がないと予測された時、ICカード8の存在が確認されると、制御回路17からは報知手段としての音声発生装置21及び表示装置22に動作指令が出力される。
【0032】
音声発生装置21及び表示装置22では、有料道路後のICカード抜き忘れ防止の案内を実施する。即ち、目的地までICカード8を使用する可能性がない旨及びICカード8の抜き外しを促す情報が報知される。例えば、「目的地までのルートに有料道路はありませんので、停車時にはICカードを抜き取りください」といった内容を音声で発話すると共に、文字等で表示する。
【0033】
また、制御回路17には、目的地までの距離が所定距離以下になった時にICカード8の存在が確認されると、音声発生装置21及び表示装置22に動作指令を出力する機能が備えられている。そして、動作指令を出力する目的地までの所定距離は、高速道路、一般道路といった道路の種別に応じて設定され、一般道路での距離よりも高速道路での距離が長く設定されている。
【0034】
例えば、所定距離以下とは、設定された目的地までの道なりの距離、又は目的地までの直線距離を利用する。具体的距離は任意に設定可能であり、例えば、所定距離を高速道路で100m、一般道路で50mに設定する。
【0035】
音声発生装置21及び表示装置22では、目的地接近時のICカード抜き忘れ防止の案内を実施する。即ち、目的地までの距離が所定距離以下である旨及びICカード8の抜き外しを促す情報が報知される。例えば、「目的地までXmです。ICカードが挿入されていますので抜き忘れにはご注意ください」といった内容を音声で発話すると共に、文字等で表示する。
【0036】
目的地までの距離が所定距離以下になった時にICカード8の抜き外しを促す報知を行うことで、目的地到着案内とICカード8の抜き忘れ防止の案内とを同じタイミングで行うことができる。
【0037】
図3に基づいてICカード8の抜き忘れ防止の具体的な制御の流れを説明する。
【0038】
図に示すように、ステップS1で目的地までのルート(誘導経路)が探索され、ステップS2でルート上に有料道路があるか否かが判断される。ステップS2でルート上に有料道路があると判断された場合、ステップS3に移行して探索されたルートに沿って誘導を行う。ステップS4で有料道路を通過したことが検知されると、目的地までの残りルートに有料道路がないか否かがステップS5で判断される。
【0039】
ステップS5で目的地までの残りルートに有料道路がないと判断された場合、ICカード8が挿入されているか否かがステップS6で判断される。ステップS6でICカード8が挿入されていると判断された場合、ステップS7で有料道路後のICカード抜き忘れの案内を表示・発話する。
【0040】
ステップS5で目的地までの残りルートに有料道路があると判断された場合、及び、ステップS6でICカード8が挿入されていないと判断された場合、ステップS3に移行して探索されたルートに沿って誘導を行う処理を継続する。
【0041】
有料道路後のICカード抜き忘れの案内は、例えば、「目的地までのルートに有料道路はありませんので、停車時にはICカードを抜き取りください」といった内容を音声で発話すると共に、文字等で表示する。尚、有料道路後のICカード抜き忘れの案内は、目的地までの距離に拘らず行われるため、運転の妨げにならない最低限の簡易な報知とすることが好ましい。
【0042】
ステップS7で有料道路後のICカード抜き忘れの案内を表示・発話した後、ステップS8に移行してステップS8で目的地までの距離が所定距離であるXmであることが検知されると、ステップS9でICカード8が挿入されているか否かが判断される。また、ステップS2でルート上に有料道路がないと判断された場合、ステップS8に移行してステップS8で目的地までの距離が所定距離であるXmであることが検知されると、ステップS9でICカード8が挿入されているか否かが判断される。
【0043】
ステップS9でICカード8が挿入されていると判断された場合、ステップS10で目的地接近のICカード抜き忘れの案内を表示・発話する。ステップS9でICカード8が挿入されていないと判断された場合、ステップS8の処理に移行して目的地までの距離がXmとなった時にICカード8が再度挿入されてもICカード抜き忘れの案内を表示・発話できるようにする。
【0044】
目的地接近時のICカード抜き忘れ防止の案内は、目的地までの距離が所定距離以下である旨及びICカード8の抜き外しを促す情報が報知される。例えば、「目的地までXmです。ICカードが挿入されていますので抜き忘れにはご注意ください」といった内容を音声で発話すると共に、文字等で表示する。尚、目的地接近時のICカード抜き忘れ防止の案内は、目的地までの距離が所定距離以下になった後、目的地点に近づくに従って段階的に種類を変える等することも可能である。
【0045】
上述した実施形態例では、残りのルート上に有料道路が存在しないことを判断した後に目的地接近時のICカード抜き忘れの判断の処理を実行するようにしたが、残りのルート上に有料道路が存在しないことを判断する処理を省略して目的地までの距離だけによりICカード抜き忘れの判断の処理を実行することも可能である。
【0046】
本実施形態例では、車両用のナビゲーション装置12の位置情報を用い、残りのルート上に有料道路が存在しないことを判断してICカード8を使用する可能性がないことを予測し、その時にICカード8が車載器7に装着されていた際に抜き忘れを防止する案内等を発するようにしたので、乗員はICカード8の使用の有無を予測することができ、現金やクレジットカードに相当する情報を含んでいるICカード8の抜き忘れを、降車直前のみではなく前もって適切なタイミングで乗員に報知することができる。
【0047】
目的地までの距離が所定距離以下になった時にICカード8の抜き外しを促す報知を行うことで、目的地到着案内とICカード8の抜き忘れ防止の案内とを同じタイミングで行うことができる。
【0048】
このため、ICカードの抜き忘れを適切なタイミングで発することができ、また、誤警報が発せられる虞がない料金収受システムにおける車載装置及びICカード抜き忘れ防止方法とすることができる。
【0049】
従って、適切なタイミングでの抜き忘れの報知により、乗員に煩わしさを与えることなく駐車時の抜き忘れによるICカードの盗難を防止することが可能になる。
【0050】
なお、目的地までの距離に応じて、報知内容を段階的に変更してもよい。例えば、目的地までの距離がX1mの場合にはディスプレイに文字表示のみを行い、目的地までの距離がX1mより近いX2mになった場合には表示と共に音声で発話すると、目的地までの距離が遠い場合には運転者を煩わせることなく報知できると共に、目的地が近くなった場合には確実に運転者にICカードの抜き忘れ防止の報知が可能となる。
【0051】
【発明の効果】
請求項1に係る料金収受用車載装置は、
道路に設置された路側装置と車両との間で通信を行いICカードを利用して料金収受を行う料金収受システムにおける車載装置であって、
前記ICカードの情報を検出するカード検出手段と、
道路地図情報を記憶した地図情報記憶手段と、
自車位置を検出する自車位置検出手段と、
前記地図情報記憶手段及び前記自車位置検出手段の情報に基づいて目的地までのルートに前記路側装置がないと判断された際に前記カード検出手段により前記ICカードの存在を確認する制御手段と、
前記制御手段によりICカードの存在が確認された際に乗員にICカードの存在を知らせるために作動される報知手段と
を備えたので、
ICカードの抜き忘れを適切なタイミングで発することができ、また、誤警報が発せられる虞がない料金収受システムにおける車載装置とすることができる。
【0052】
従って、適切なタイミングでの抜き忘れの報知により、乗員に煩わしさを与えることなく駐車時の抜き忘れによるICカードの盗難を防止することが可能になる。
【0053】
請求項2に係る料金収受用車載装置は、
請求項1に記載の料金収受用車載装置において、
前記制御手段は、目的地までの距離に応じて報知手段を作動させる
ようにしたので、
目的地到着案内とICカードの抜き忘れ防止の案内とを同じタイミングで行うことができる。
【0054】
請求項3に係る料金収受用車載装置は、
道路に設置された路側装置と車両との間で通信を行いICカードを利用して料金収受を行う料金収受システムにおける車載装置であって、
前記ICカードの情報を検出するカード検出手段と、
道路情報を記憶した地図情報記憶手段と、
自車位置を検出する自車位置検出手段と、
前記地図情報記憶手段及び前記自車位置検出手段の情報に基づいて目的地までの距離が所定距離以下になったと判断された際に前記ICカードの存在を確認する制御手段と、
前記制御手段により前記ICカードの存在が確認された際に乗員に前記ICカードの存在を知らせる報知手段と
を備えたので、
ICカードの抜き忘れを目的地到着案内と同時に適切なタイミングで発することができ、また、誤警報が発せられる虞がない料金収受システムにおける車載装置とすることができる。
【0055】
従って、適切なタイミングでの抜き忘れの報知により、乗員に煩わしさを与えることなく駐車時の抜き忘れによるICカードの盗難を防止することが可能になる。
【0056】
請求項4に係る料金収受用車載装置は、
請求項2もしくは請求項3に記載の料金収受用車載装置において、
前記所定距離は、道路の種別に応じて設定されているので、
ICカードの存在を確認するための所定距離以下の判断を的確に行うことができる。
【0057】
請求項5に係るICカード抜き忘れ防止方法は、
車両用ナビゲーションシステムの情報に基づいて目的地までのルートに料金収受のための路側装置が存在しないと判断されたときに、ICカードが車載装置に装着されていた場合にICカードの装着を乗員に報知するようにしたので、
ICカードの抜き忘れを適切なタイミングで発することができ、また、誤警報が発せられる虞がない料金収受システムにおける車載装置のICカード抜き忘れ防止方法とすることができる。
【0058】
従って、適切なタイミングでの抜き忘れの報知により、乗員に煩わしさを与えることなく駐車時の抜き忘れによるICカードの盗難を防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る車載装置を含む料金収受システムの概略構成図。
【図2】車載装置の概略ブロック構成図。
【図3】ICカード抜き忘れ防止方法の制御フローチャート。
【符号の説明】
1 通路
2 車両検出器
3 ガントリ
4 車両
5 路側アンテナ
6 ゲート
7 車載器
8 ICカード
11 衛星
12 ナビゲーション装置
14 位置検出器
15 地図データ記憶装置
16 ICカード検出器
17 制御回路
21 音声発生装置
22 表示装置
31 目的地設定地点
32 ルート上目的地
Claims (5)
- 道路に設置された路側装置と車両との間で通信を行いICカードを利用して料金収受を行う料金収受システムにおける車載装置であって、
前記ICカードの情報を検出するカード検出手段と、
道路地図情報を記憶した地図情報記憶手段と、
自車位置を検出する自車位置検出手段と、
前記地図情報記憶手段及び前記自車位置検出手段の情報に基づいて目的地までのルートに前記路側装置がないと判断された際に前記カード検出手段により前記ICカードの存在を確認する制御手段と、
前記制御手段によりICカードの存在が確認された際に乗員にICカードの存在を知らせるために作動される報知手段と
を備えたことを特徴とする料金収受用車載装置。 - 請求項1に記載の料金収受用車載装置において、
前記制御手段は、目的地までの距離に応じて報知手段を作動させる
ことを特徴とする料金収受用車載装置。 - 道路に設置された路側装置と車両との間で通信を行いICカードを利用して料金収受を行う料金収受システムにおける車載装置であって、前記ICカードの情報を検出するカード検出手段と、
道路情報を記憶した地図情報記憶手段と、
自車位置を検出する自車位置検出手段と、
前記地図情報記憶手段及び前記自車位置検出手段の情報に基づいて目的地までの距離が所定距離以下になったと判断された際に前記ICカードの存在を確認する制御手段と、
前記制御手段により前記ICカードの存在が確認された際に乗員に前記ICカードの存在を知らせる報知手段と
を備えたことを特徴とする料金収受用車載装置。 - 請求項2もしくは請求項3に記載の料金収受用車載装置において、
前記所定距離は、道路の種別に応じて設定されていることを特徴とする料金収受用車載装置。 - 車両用ナビゲーションシステムの情報に基づいて目的地までのルートに料金収受のための路側装置が存在しないと判断されたときに、ICカードが車載装置に装着されていた場合にICカードの装着を乗員に報知することを特徴とするICカード抜き忘れ防止方法。
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- 2003-03-27 JP JP2003087201A patent/JP4107127B2/ja not_active Expired - Lifetime
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