JP2004295253A - 料金所車線運用システム - Google Patents
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Abstract
【課題】有料道路を走行中のいわゆるETC搭載車両とETC非搭載車両の数と割合を予測してそれぞれを誘導する車線の割合や数を変更する。
【解決手段】車両管理手段1はETC搭載車両11a、ETC非搭載車両11bと、それぞれの入場側料金所12a、12bにおける入場時刻及び退場側料金所12cにおける退場時刻を管理し、データ収集手段2は車両管理手段により管理されたデータに基づいてETC搭載車両、ETC非搭載車両毎に入場側料金所から退場側料金所までの所要時間を集計する。計算手段3はETC搭載車両、ETC非搭載車両の所要時間に基づいて退場側料金所におけるETC搭載車両、ETC非搭載車両の数や割合を予測し、車線表示手段5はETC搭載車両、ETC非搭載車両の車線の割合や数を変更して表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】車両管理手段1はETC搭載車両11a、ETC非搭載車両11bと、それぞれの入場側料金所12a、12bにおける入場時刻及び退場側料金所12cにおける退場時刻を管理し、データ収集手段2は車両管理手段により管理されたデータに基づいてETC搭載車両、ETC非搭載車両毎に入場側料金所から退場側料金所までの所要時間を集計する。計算手段3はETC搭載車両、ETC非搭載車両の所要時間に基づいて退場側料金所におけるETC搭載車両、ETC非搭載車両の数や割合を予測し、車線表示手段5はETC搭載車両、ETC非搭載車両の車線の割合や数を変更して表示する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有料道路の料金所を通過するいわゆるETC搭載車両とETC非搭載車両の数や割合に応じて、それぞれを誘導する車線の割合や数を変更するための料金所車線運用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、有料道路料金所での料金収受は、各車線に設置のブースにて係員が運転手から現金又はプリペイドカードなどの受け取りによる手作業での精算が行われている。また、近年では、ノンストップ料金収受(ETC)システムが導入され始めている。このETCシステムによれば、運転手は、ブースでいったん停止することなく料金所を通過できるため、渋滞遅延の回避が期待されるが、現状では、すべての車両にETC車載機が装備されておらず、料金所でもETC用車線、非ETC用車線、及び混在車線が用意されている。そこで、料金所を通過するETC搭載車両とETC非搭載車両を効率的に通過させるためにこれらの車線の数や割合を適応的に切り換える必要がある。
【0003】
従来例として、特許文献1によると、有料道路に設置された料金所に進入する車両を、無線通信により通行料金を自動的に収受する第1の車両と、それ以外の方法で通行料金を支払う第2の車両とに分け、それぞれの車両に対して前記料金所に設置された複数の車線で料金収受を行う料金収受システムにおいて、前記複数の車線にて料金収受された結果のデータを所定時間毎に集計し、前記料金所を利用する前記第1の車両及び第2の車両の割合を計算する計算手段と、前記計算手段により計算された結果に基づいて、前記複数の車線それぞれの運用形態を変更する運用形態変更手段と、前記運用形態変更手段により変更された各車線毎に運用形態の表示を行う車線表示手段と、前記料金所に進入する車両と無線通信を行い、前記車両を前記第1の車両と前記第2の車両とのいずれか一方の車種に識別する進入車両識別手段と、前記進入車両識別手段により識別された車種に適応する運用形態の車線へ前記車両を誘導する表示を行う誘導表示手段とを設けた構成の料金収受システムが提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−143110号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、渋滞は単位時間当りの走行車両数が多いために引き起こされていることを考えると、有料道路を走行中の車両数を把握して有料道路から退場して料金所へ流入する車両を予測することは渋滞を回避する上で有効である。しかしながら、上記従来のシステムでは、退場する当該料金所で料金収受された過去の実績のみを基準に渋滞予測をしているため、当日の料金所の渋滞状況予測が不十分であり、渋滞の緩和、解消といった効果が十分期待できないという問題点がある。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、有料道路を走行中の、いわゆるETC搭載車両とETC非搭載車両の数と割合に応じて、それぞれを誘導する車線の割合や数を変更することができる優れた料金所車線運用システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、手払いの料金収受を行う第1グループの車両及び自動料金収受を行う第2グループの車両の入場側料金所における入場時刻及び退場側料金所における退場時刻を管理する車両管理手段と、
前記車両管理手段により管理された前記第1グループ及び第2グループの車両と、その入場時刻及び退場時刻に基づいて前記第1グループ及び第2グループの車両毎に入場側料金所から退場側料金所までの所要時間を集計する集計手段と、前記集計手段により集計された前記第1グループ及び第2グループの車両の所
要時間に基づいて退場側料金所における前記第1グループ及び第2グループの車両の通過数及びその割合を予測する予測手段と、
前記予測手段により予測された前記第1グループ及び第2グループの車両の通過数及びその割合に基づいて退場側料金所における第1グループ及び第2グループの車両の車線の割合及び/又は数を変更して表示する手段とを、
備えたことを特徴とする。
この構成により、有料道路を走行中のいわゆるETC搭載車両とETC非搭載車両の数と割合を予測して、それぞれを誘導する車線の割合や数を変更することができる。
【0008】
また、前記集計手段は、退場側料金所における第1グループ及び第2グループの車両の利用頻度を入場側料金所単位で集計するよう構成されている。
この構成により、従来であればどの料金所で退場するかわからない車両でも退場する料金所を予測することができる。またこのとき、入場した料金所ごとに使用頻度を集計するため、料金所全体で集計するよりも正確に予測することができる。
【0009】
また、前記車両管理手段は、第2グループの車両が入場側料金所を通過する際に、退場側料金所の名称を前記第2グループの車両のETC車載機から無線通信により受信するよう構成されている。
この構成により、車両が料金所に入場するときに、退場する料金所の名称をあらかじめ認識することができるため、退場する料金所の渋滞状況をより正確に予測することができる。
【0010】
また、前記退場側料金所の名称は、前記第2グループの車両に搭載されているナビゲーションが検索した目的地までのルート情報の中から検索して前記ETC車載機から送信するよう構成されている。
この構成により、運転者に負担を強いることなく退場側料金所の名称を認識することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る料金所車線運用システムの一実施の形態を示す構成図、図2は図1の料金所車線運用システムの処理を示す説明図である。
【0012】
以下、本発明の実施の形態について図1、図2を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、本発明の実施の形態の料金所車線運用システムは、車両管理手段1と、データ収集手段2と、計算手段3と、運用形態変更手段4と、車線表示手段5から構成されている。
【0013】
車両管理手段1は、ETC搭載車両については、そのETC車載機から入場側料金所及び退場側料金所において車両の通過を検知して車両数を把握し、このとき、ETC車載機からは無線通信にて車両IDを確認する。また、入場側料金所を通過する際に、予定されている退場側料金所の名称をETC車載機から無線通信により受信し、このとき、ETC搭載車両に搭載されているナビゲーションが検索した目的地までのルート情報の中から検索してETC車載機から送信する。
【0014】
ETC非搭載車両に対しては入場側料金所において通行券を発行する。この通行券には通行券ID番号、入場側料金所ID、発行時刻(入場側料金所の入場時刻)などが記録され、車両管理手段1は、退場側料金所において戻された通行券の記録データとそのときの時刻(退場側料金所の退場時刻)を管理する。なお、ETC非搭載車両を第1グループの車両とし、ETC搭載車両を第2グループの車両とする。
【0015】
データ収集手段2は、車両管理手段1により管理された、ETC搭載車両のETC車載機からのデータと、ETC非搭載車両から回収された通行券のデータを基に、ETC搭載車両及びETC非搭載車両の各料金所間の所要時間及び料金所の利用頻度を集計している。計算手段3は車両管理手段1により管理されたデータと、データ収集手段2により収集されたデータを基に、退場側料金所におけるETC搭載車両及びETC非搭載車両の通過数及びその割合を予測する。
【0016】
運用形態変更手段4は、計算手段3により予測されたETC搭載車両及びETC非搭載車両の通過数及びその割合に基づいて退場側料金所におけるETC搭載車両及びETC非搭載車両の車線の割合や数を変更する。車線表示手段5は、運用形態変更手段4により変更された車線ごとに運用形態の表示を行う。
【0017】
図2は、本発明を適用した有料道路の様子を示した図であり、ETC搭載車両11a、ETC非搭載車両11bと、料金所12a、12b、12cが示されている。上記のように構成された本発明の実施の形態における料金所車線運用システムの動作を説明する。ETC搭載車両11aは料金所12aより入場し、有料道路を走行して料金所12cにて退場する。ETC非搭載車両11bは料金所12bより入場し、有料道路を走行して料金所12cより退場する。
【0018】
車両管理手段1は、ETC搭載車両11aが料金所12aに入場した際に無線通信を介してETC搭載車両11aのETC車載機から車両IDを受信し、その時点での入場時刻及び入場料金所12aの名称を記録しておく。同時にETC搭載車両11aが退場する料金所12cの名称も受信可能であれば記憶しておく。ETC搭載車両11aが料金所12cを退場する際には、入場時と同様にETC車載機から車両IDを受信してその時点での退場時刻及び退場側料金所名称を記録しておく。
【0019】
ETC非搭載車両11bが料金所12bに入場した際には、通行券を発行する。この通行券にはID番号と、発行時刻(すなわち入場時刻)と入場側料金所名称が記録されている。ETC非搭載車両11bが料金所12cを退場する際には、通行券を回収し退場時刻及び退場料金所12cの名称を記憶しておく。
【0020】
データ収集手段2は、車両管理手段1よりの車両ID及びID番号、車両ごとの入場及び退場料金所12a〜12cの名称、入場及び退場時刻を基に、各料金所間の移動にかかる所要時間を蓄積している。また、入場した車両がどの料金所を利用して退場するかという料金所利用頻度情報を蓄積している。これは入場した車両のうち退場側料金所名称がわからない車両に対して利用される。
【0021】
計算手段3は、各料金所12a〜12cにおいて単位時間ごとに流入してくる車両数及びETC搭載車両11aとETC非搭載車両11bの割合を予測している。車両管理手段1よりETC搭載車両11aが料金所12aに入場した時刻及び退場料金所12cの名称を受け取った場合には、データ収集手段2からの料金所12cまでの所要時間を基に到達予定時刻を計算し、前記到達予定時刻での料金所12cに流入する車両予測数に加える。
【0022】
車両管理手段1よりETC非搭載車両11bの入場時刻を受け取った場合には、データ収集手段2からの各料金所までの所要時間及び利用頻度情報を基に、到達予定時刻及び利用頻度を計算し、上記到達予定時刻及び利用頻度情報に基づいて、上記到達予定時刻での各料金所に流入する車両予測数に加える。このとき、車両管理手段1よりETC非搭載車両11bが途中の料金所で退場したことが確認された場合には、ETC非搭載車両11bに関連する予測データを除外する。
【0023】
運用形態変更手段4は、計算手段3の予測に基づいて、料金所の複数のETC用車線及び非ETC用車線の運用を変更する。車線表示手段5は、運用形態変更手段4により変更された運用形態を運転者に対して表示する。
【0024】
このように、本発明の実施の形態によれば、あらかじめ料金所へ流入する車両情報を予測して車線の運行状態を変化させるため、渋滞を回避し最適な交通量を実現する。結果として運転者に利便性の向上を与えることができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、有料道路を走行中のいわゆるETC搭載車両(第2グループの車両)とETC非搭載車両(第1グループの車両)の数と割合を予測してそれぞれを誘導する車線の割合や数を変更することができる。
また、従来であればどの料金所で退場するかわからない車両でも退場する料金所を予測することができる。
さらに、車両が料金所に入場するときにあらかじめ退場する料金所名称を認識することができるため、より正確に料金所の渋滞状況を予測することができる。また、退場する料金所の名称の伝達を運転者に負担を強いることなく取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る料金所車線運用システムの一実施の形態を示す構成図
【図2】図1の料金所車線運用システムの処理を示す説明図
【符号の説明】
1 車両管理手段
2 データ収集手段
3 計算手段
4 運用形態変更手段
5 車線表示手段
11a ETC搭載車両
11b ETC非搭載車両
12a,12b,12c 料金所
【発明の属する技術分野】
本発明は、有料道路の料金所を通過するいわゆるETC搭載車両とETC非搭載車両の数や割合に応じて、それぞれを誘導する車線の割合や数を変更するための料金所車線運用システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、有料道路料金所での料金収受は、各車線に設置のブースにて係員が運転手から現金又はプリペイドカードなどの受け取りによる手作業での精算が行われている。また、近年では、ノンストップ料金収受(ETC)システムが導入され始めている。このETCシステムによれば、運転手は、ブースでいったん停止することなく料金所を通過できるため、渋滞遅延の回避が期待されるが、現状では、すべての車両にETC車載機が装備されておらず、料金所でもETC用車線、非ETC用車線、及び混在車線が用意されている。そこで、料金所を通過するETC搭載車両とETC非搭載車両を効率的に通過させるためにこれらの車線の数や割合を適応的に切り換える必要がある。
【0003】
従来例として、特許文献1によると、有料道路に設置された料金所に進入する車両を、無線通信により通行料金を自動的に収受する第1の車両と、それ以外の方法で通行料金を支払う第2の車両とに分け、それぞれの車両に対して前記料金所に設置された複数の車線で料金収受を行う料金収受システムにおいて、前記複数の車線にて料金収受された結果のデータを所定時間毎に集計し、前記料金所を利用する前記第1の車両及び第2の車両の割合を計算する計算手段と、前記計算手段により計算された結果に基づいて、前記複数の車線それぞれの運用形態を変更する運用形態変更手段と、前記運用形態変更手段により変更された各車線毎に運用形態の表示を行う車線表示手段と、前記料金所に進入する車両と無線通信を行い、前記車両を前記第1の車両と前記第2の車両とのいずれか一方の車種に識別する進入車両識別手段と、前記進入車両識別手段により識別された車種に適応する運用形態の車線へ前記車両を誘導する表示を行う誘導表示手段とを設けた構成の料金収受システムが提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−143110号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、渋滞は単位時間当りの走行車両数が多いために引き起こされていることを考えると、有料道路を走行中の車両数を把握して有料道路から退場して料金所へ流入する車両を予測することは渋滞を回避する上で有効である。しかしながら、上記従来のシステムでは、退場する当該料金所で料金収受された過去の実績のみを基準に渋滞予測をしているため、当日の料金所の渋滞状況予測が不十分であり、渋滞の緩和、解消といった効果が十分期待できないという問題点がある。
【0006】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、有料道路を走行中の、いわゆるETC搭載車両とETC非搭載車両の数と割合に応じて、それぞれを誘導する車線の割合や数を変更することができる優れた料金所車線運用システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、手払いの料金収受を行う第1グループの車両及び自動料金収受を行う第2グループの車両の入場側料金所における入場時刻及び退場側料金所における退場時刻を管理する車両管理手段と、
前記車両管理手段により管理された前記第1グループ及び第2グループの車両と、その入場時刻及び退場時刻に基づいて前記第1グループ及び第2グループの車両毎に入場側料金所から退場側料金所までの所要時間を集計する集計手段と、前記集計手段により集計された前記第1グループ及び第2グループの車両の所
要時間に基づいて退場側料金所における前記第1グループ及び第2グループの車両の通過数及びその割合を予測する予測手段と、
前記予測手段により予測された前記第1グループ及び第2グループの車両の通過数及びその割合に基づいて退場側料金所における第1グループ及び第2グループの車両の車線の割合及び/又は数を変更して表示する手段とを、
備えたことを特徴とする。
この構成により、有料道路を走行中のいわゆるETC搭載車両とETC非搭載車両の数と割合を予測して、それぞれを誘導する車線の割合や数を変更することができる。
【0008】
また、前記集計手段は、退場側料金所における第1グループ及び第2グループの車両の利用頻度を入場側料金所単位で集計するよう構成されている。
この構成により、従来であればどの料金所で退場するかわからない車両でも退場する料金所を予測することができる。またこのとき、入場した料金所ごとに使用頻度を集計するため、料金所全体で集計するよりも正確に予測することができる。
【0009】
また、前記車両管理手段は、第2グループの車両が入場側料金所を通過する際に、退場側料金所の名称を前記第2グループの車両のETC車載機から無線通信により受信するよう構成されている。
この構成により、車両が料金所に入場するときに、退場する料金所の名称をあらかじめ認識することができるため、退場する料金所の渋滞状況をより正確に予測することができる。
【0010】
また、前記退場側料金所の名称は、前記第2グループの車両に搭載されているナビゲーションが検索した目的地までのルート情報の中から検索して前記ETC車載機から送信するよう構成されている。
この構成により、運転者に負担を強いることなく退場側料金所の名称を認識することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る料金所車線運用システムの一実施の形態を示す構成図、図2は図1の料金所車線運用システムの処理を示す説明図である。
【0012】
以下、本発明の実施の形態について図1、図2を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、本発明の実施の形態の料金所車線運用システムは、車両管理手段1と、データ収集手段2と、計算手段3と、運用形態変更手段4と、車線表示手段5から構成されている。
【0013】
車両管理手段1は、ETC搭載車両については、そのETC車載機から入場側料金所及び退場側料金所において車両の通過を検知して車両数を把握し、このとき、ETC車載機からは無線通信にて車両IDを確認する。また、入場側料金所を通過する際に、予定されている退場側料金所の名称をETC車載機から無線通信により受信し、このとき、ETC搭載車両に搭載されているナビゲーションが検索した目的地までのルート情報の中から検索してETC車載機から送信する。
【0014】
ETC非搭載車両に対しては入場側料金所において通行券を発行する。この通行券には通行券ID番号、入場側料金所ID、発行時刻(入場側料金所の入場時刻)などが記録され、車両管理手段1は、退場側料金所において戻された通行券の記録データとそのときの時刻(退場側料金所の退場時刻)を管理する。なお、ETC非搭載車両を第1グループの車両とし、ETC搭載車両を第2グループの車両とする。
【0015】
データ収集手段2は、車両管理手段1により管理された、ETC搭載車両のETC車載機からのデータと、ETC非搭載車両から回収された通行券のデータを基に、ETC搭載車両及びETC非搭載車両の各料金所間の所要時間及び料金所の利用頻度を集計している。計算手段3は車両管理手段1により管理されたデータと、データ収集手段2により収集されたデータを基に、退場側料金所におけるETC搭載車両及びETC非搭載車両の通過数及びその割合を予測する。
【0016】
運用形態変更手段4は、計算手段3により予測されたETC搭載車両及びETC非搭載車両の通過数及びその割合に基づいて退場側料金所におけるETC搭載車両及びETC非搭載車両の車線の割合や数を変更する。車線表示手段5は、運用形態変更手段4により変更された車線ごとに運用形態の表示を行う。
【0017】
図2は、本発明を適用した有料道路の様子を示した図であり、ETC搭載車両11a、ETC非搭載車両11bと、料金所12a、12b、12cが示されている。上記のように構成された本発明の実施の形態における料金所車線運用システムの動作を説明する。ETC搭載車両11aは料金所12aより入場し、有料道路を走行して料金所12cにて退場する。ETC非搭載車両11bは料金所12bより入場し、有料道路を走行して料金所12cより退場する。
【0018】
車両管理手段1は、ETC搭載車両11aが料金所12aに入場した際に無線通信を介してETC搭載車両11aのETC車載機から車両IDを受信し、その時点での入場時刻及び入場料金所12aの名称を記録しておく。同時にETC搭載車両11aが退場する料金所12cの名称も受信可能であれば記憶しておく。ETC搭載車両11aが料金所12cを退場する際には、入場時と同様にETC車載機から車両IDを受信してその時点での退場時刻及び退場側料金所名称を記録しておく。
【0019】
ETC非搭載車両11bが料金所12bに入場した際には、通行券を発行する。この通行券にはID番号と、発行時刻(すなわち入場時刻)と入場側料金所名称が記録されている。ETC非搭載車両11bが料金所12cを退場する際には、通行券を回収し退場時刻及び退場料金所12cの名称を記憶しておく。
【0020】
データ収集手段2は、車両管理手段1よりの車両ID及びID番号、車両ごとの入場及び退場料金所12a〜12cの名称、入場及び退場時刻を基に、各料金所間の移動にかかる所要時間を蓄積している。また、入場した車両がどの料金所を利用して退場するかという料金所利用頻度情報を蓄積している。これは入場した車両のうち退場側料金所名称がわからない車両に対して利用される。
【0021】
計算手段3は、各料金所12a〜12cにおいて単位時間ごとに流入してくる車両数及びETC搭載車両11aとETC非搭載車両11bの割合を予測している。車両管理手段1よりETC搭載車両11aが料金所12aに入場した時刻及び退場料金所12cの名称を受け取った場合には、データ収集手段2からの料金所12cまでの所要時間を基に到達予定時刻を計算し、前記到達予定時刻での料金所12cに流入する車両予測数に加える。
【0022】
車両管理手段1よりETC非搭載車両11bの入場時刻を受け取った場合には、データ収集手段2からの各料金所までの所要時間及び利用頻度情報を基に、到達予定時刻及び利用頻度を計算し、上記到達予定時刻及び利用頻度情報に基づいて、上記到達予定時刻での各料金所に流入する車両予測数に加える。このとき、車両管理手段1よりETC非搭載車両11bが途中の料金所で退場したことが確認された場合には、ETC非搭載車両11bに関連する予測データを除外する。
【0023】
運用形態変更手段4は、計算手段3の予測に基づいて、料金所の複数のETC用車線及び非ETC用車線の運用を変更する。車線表示手段5は、運用形態変更手段4により変更された運用形態を運転者に対して表示する。
【0024】
このように、本発明の実施の形態によれば、あらかじめ料金所へ流入する車両情報を予測して車線の運行状態を変化させるため、渋滞を回避し最適な交通量を実現する。結果として運転者に利便性の向上を与えることができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、有料道路を走行中のいわゆるETC搭載車両(第2グループの車両)とETC非搭載車両(第1グループの車両)の数と割合を予測してそれぞれを誘導する車線の割合や数を変更することができる。
また、従来であればどの料金所で退場するかわからない車両でも退場する料金所を予測することができる。
さらに、車両が料金所に入場するときにあらかじめ退場する料金所名称を認識することができるため、より正確に料金所の渋滞状況を予測することができる。また、退場する料金所の名称の伝達を運転者に負担を強いることなく取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る料金所車線運用システムの一実施の形態を示す構成図
【図2】図1の料金所車線運用システムの処理を示す説明図
【符号の説明】
1 車両管理手段
2 データ収集手段
3 計算手段
4 運用形態変更手段
5 車線表示手段
11a ETC搭載車両
11b ETC非搭載車両
12a,12b,12c 料金所
Claims (4)
- 手払いの料金収受を行う第1グループの車両及び自動料金収受を行う第2グループの車両の入場側料金所における入場時刻及び退場側料金所における退場時刻を管理する車両管理手段と、
前記車両管理手段により管理された前記第1グループ及び第2グループの車両と、その入場時刻及び退場時刻に基づいて前記第1グループ及び第2グループの車両毎に入場側料金所から退場側料金所までの所要時間を集計する集計手段と、
前記集計手段により集計された前記第1グループ及び第2グループの車両の所要時間に基づいて退場側料金所における前記第1グループ及び第2グループの車両の通過数及びその割合を予測する予測手段と、
前記予測手段により予測された前記第1グループ及び第2グループの車両の通過数及びその割合に基づいて退場側料金所における第1グループ及び第2グループの車両の車線の割合及び/又は数を変更して表示する手段とを、
備えた料金所車線運用システム。 - 前記集計手段は、退場側料金所における前記第1グループ及び第2グループの車両の利用頻度を入場側料金所単位で集計するよう構成された請求項1に記載の料金所車線運用システム。
- 前記車両管理手段は、前記第2グループの車両が入場側料金所を通過する際に、退場予定の退場側料金所の名称を前記第2グループの車両のETC車載機から無線通信により受信するよう構成された請求項1又は2に記載の料金所車線運用システム。
- 前記退場側料金所の名称は、前記第2グループの車両に搭載されているナビゲーションが検索した目的地までのルート情報の中から検索して前記ETC車載機から送信するよう構成された請求項3に記載の料金所車線運用システム。
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JP2003083708A JP2004295253A (ja) | 2003-03-25 | 2003-03-25 | 料金所車線運用システム |
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JP2003083708A JP2004295253A (ja) | 2003-03-25 | 2003-03-25 | 料金所車線運用システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004295253A true JP2004295253A (ja) | 2004-10-21 |
Family
ID=33399099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003083708A Withdrawn JP2004295253A (ja) | 2003-03-25 | 2003-03-25 | 料金所車線運用システム |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10997537B2 (en) | 2017-12-28 | 2021-05-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, system, method, and non-transitory computer-readable storage medium for adjusting a number of workers in a workshop |
CN115083155A (zh) * | 2022-06-14 | 2022-09-20 | 四川交通职业技术学院 | 一种高速公路收费站应有etc车道数测算方法 |
CN115083158A (zh) * | 2022-06-14 | 2022-09-20 | 四川交通职业技术学院 | 一种高速公路收费站应有混合车道数测算方法 |
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2003
- 2003-03-25 JP JP2003083708A patent/JP2004295253A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10997537B2 (en) | 2017-12-28 | 2021-05-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing apparatus, system, method, and non-transitory computer-readable storage medium for adjusting a number of workers in a workshop |
CN115083155A (zh) * | 2022-06-14 | 2022-09-20 | 四川交通职业技术学院 | 一种高速公路收费站应有etc车道数测算方法 |
CN115083158A (zh) * | 2022-06-14 | 2022-09-20 | 四川交通职业技术学院 | 一种高速公路收费站应有混合车道数测算方法 |
CN115083155B (zh) * | 2022-06-14 | 2023-06-27 | 四川交通职业技术学院 | 一种高速公路收费站应有etc车道数测算方法 |
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