JP2004293553A - 内燃機関のための空気質量捕捉装置の少なくとも1つの特性曲線を生成する方法 - Google Patents

内燃機関のための空気質量捕捉装置の少なくとも1つの特性曲線を生成する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の吸気領域において脈動する空気流が生じても、空気質量捕捉装置により精確な結果を出せるようにする。
【解決手段】非線形の最適化手法を用いてダイナミックな特性曲線を生成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関のための空気質量捕捉装置の少なくとも1つの特性曲線を生成する方法に関する。
この種の方法は市場において知られている。この方法によれば、内燃機関の吸気領域における流動状態をシミュレートしようとする送風テスト台において、一方には空気質量捕捉装置が、他方には精密な参照センサが設置される。これら両方のセンサの信号が記録される。空気質量捕捉装置の出力信号と参照センサから求められた質量流とから特性曲線が形成され、この特性曲線により内燃機関における吸気領域のジオメトリおよびその働きが信号に及ぼす影響が考慮される。
内燃機関の通常動作中、空気質量捕捉装置の信号はたとえば内燃機関の負荷状態を求めるために用いられる。一般に空気質量捕捉装置として加熱フィルム型空気質量測定器が用いられ、これをHFMセンサとも称する。
テスト台での実験において求められた特性曲線を「スタティックな」特性曲線とも称する。その理由は、この特性曲線はスタティックなつまり定常的な流動条件において作成されるからである。これは内燃機関の制御装置内に格納される。ただし問題は、多くの内燃機関では吸気領域における空気流が定常的ではなく脈動することである。このように脈動する空気流を適正に捕捉するのは、通常の空気質量捕捉装置では実際に使用したときにその原理に起因して難しく、したがって誤った指示が出されることになり、これは流れの脈動の周波数と振幅の関数である。
そして空気質量捕捉装置により求められた空気質量流が実際に内燃機関の燃焼室に入った質量流に相応しないと、たとえば内燃機関のエミッション特性が最適なエミッション特性から隔たってしまう可能性がある。
したがって本発明の課題は、冒頭で述べた形式の方法において、空気流が脈動しても空気質量捕捉装置ができるかぎり精確な結果を出せるようにすることである。
この課題は冒頭で述べた形式の方法において、以下のステップを有する方法によりダイナミックな特性曲線を生成することにより解決される:
a)空気質量捕捉装置の未処理信号を取得するステップを有しており、内燃機関試験台上で種々の動作点において該空気質量捕捉装置に空気質量流を供給し、該空気質量捕捉装置により生成された信号を捕捉し、
b)前記空気質量捕捉装置の未処理信号を、出力特性曲線に対する補間により空気質量流値に換算するステップと、
c)個々の動作点に対し1つの脈動周期の整数倍にわたり該空気質量流値の平均値を形成するステップと、
d)比較空気質量流からの平均空気質量流の偏差に相応する偏差を個々の動作点について計算するステップと、
e)該偏差のマトリックスについて2乗ノルムを計算するステップと、
f)2乗ノルムが最小化される条件に関して最適化されるよう整合された特性曲線を生成するステップと、
g)前記空気質量捕捉装置の未処理信号を、整合された特性曲線に対する補間により空気質量流値に換算するステップと、
h)前記ステップg),c),d),e),f)を繰り返して反復するステップ、
とを有している。
さらに上記の課題は冒頭で述べた形式の方法において、以下のステップを有する方法を用いてダイナミックな特性曲線を生成することにより解決される:
a)空気質量捕捉装置の未処理信号を取得するステップを有しており、内燃機関試験台上で種々の動作点において該空気質量捕捉装置に空気質量流を供給し、該空気質量捕捉装置により生成された信号を捕捉し、
b)内燃機関の個々の動作点について少なくとも1つの完全な脈動周期にわたり前記未処理信号からヒストグラムを生成するステップと、
c)出力特性曲線に対する補間により、等間隔の信号値を空気質量流値に換算するステップと、
d)それぞれ各動作点について前記ヒストグラムを用いて空気質量流値の重み付けられた平均値を形成するステップと、
e)比較空気質量流からの平均空気質量流の偏差に相応する偏差を計算するステップと、
f)該偏差のマトリックスに関して2乗ノルムを計算するステップと、
g)2乗ノルムが最小化される条件に関して最適化されるよう整合された特性曲線を生成するステップと、
h)前記空気質量捕捉装置の未処理信号を、整合された特性曲線に対する補間により空気質量流値に換算するステップと、
i)前記ステップh),d),e),f),g)を繰り返して反復するステップ、
とを有している。
本発明による方法により形成される整合されたダイナミックな特性曲線により、たとえば空気流の脈動が強いときでも、内燃機関の燃焼室に達する実際の空気質量流を空気質量捕捉装置の出力信号から求める際に高い精度が得られる。これにより最終的に、内燃機関の燃費特性およびエミッション特性を改善することができる。それというのも混合気制御をいっそう高い精度で行えるからである。
従来の一般的なスタティックな特性曲線とは異なる整合されたダイナミックな特性曲線によれば、内燃機関の吸気領域におけるダイナミックな流動特性がきわめて良好に考慮される。この目的で、実際の内燃機関試験台において種々の動作点(たとえば回転数および負荷、ここで負荷をたとえばトルクまたは燃焼室平均圧力によって表すことができる)で相応のデータが捕捉され記憶される。この場合、データ捕捉にあたり動作点の適切な選定によって、有利には内燃機関の動作領域全体がカバーされる。
さらにこのような修正された特性曲線は、空気質量捕捉装置の出力信号を処理する制御装置内の補正特性マップの存在とは無関係なものであり、したがってこの種の補正特性マップをまったくもたない制御装置においても本発明による方法を使用することができる。
試験台において複数の規則振動に関して平均値を形成できるようにする目的で、空気質量捕捉装置の信号が参照センサの信号と同じ時間窓で記録される。測定におけるこの高い時間分解能を劣化させてはならない。その理由は、さもないと重要なダイナミックな作用をもはや適正には捕捉できなくなってしまうからである。したがってさしあたり本発明によるこの方法の場合には大きいデータ量が生じる。
2番目に挙げた方法において提案されているヒストグラムを利用することにより、ダイナミックに関連する情報を維持しながらもデータ量を激減させることができる。この場合、個々の動作点について空気質量捕捉装置の完全な信号の代わりに、この信号のヒストグラムだけが記憶される。そして特性曲線最適化中、空気質量捕捉装置の個々の信号値各々が特性曲線に対する補間によって空気質量流に換算されるのではなく、等間隔のヒストグラムチャネルの境界(実際にはその単位はボルト V)が特性曲線に対して補間されたビンニングベクトル(Binning-Vector 単位はたとえばkg/h)に置き換えられるだけである。ここで重要であるのは、ビンニングベクトルのディメンションと等しい決められた数の補間だけしか必要とされないことである。したがって補間の数は測定データ量に依存しない一方、測定精度は測定データの量に従い向上する。
ヒストグラムを利用することにより、データ量をいくつかのオーダだけ低減できるようになる。その結果としてさらに、最適化アルゴリズムが著しく高速に収束するようになる。内燃機関の吸気領域における特性に従い、この方法によってそもそも最適化法の収束が初めて実現される。
従属請求項には本発明の有利な実施形態が示されている。
第1の実施形態によれば、非線形の最適化のためにレベンベルグ・マルカン(Levenberg-Marquardt)法が使用される。この非線形の最適化法は比較的高速に収束し、かつ簡単にプログラミング可能である。しかしこれに対する代案として、遺伝的アルゴリズムあるいは進化的戦略(Evolution Strategy)を最適化のために使用することもできる。
その際、所定数の補間ステップ後に反復を中止することができる。これによって計算の煩雑さがまえもって決められた範囲内に保たれる。
さらにこれに対する代案として、2乗ノルムに対しまえもって定めた値に達したときに反復が中止されるようにしてもよい。この場合には最適化結果の精度がまえもって与えられる。
さらにここで有利であるのは、ランダムに生成された種々のスタティックな特性曲線を初期特性曲線として用いることである。その結果、準最適化の極値の識別が可能となる。これにより最適化結果がさらに改善される。
さらに本発明によれば付随条件に関しても最適化が行われ、これによれば整合された特性曲線の望ましい経過特性が考慮される。このようにしてたとえば、整合された特性曲線の単調な経過特性に対する要求を考慮できるようになる。
次に、図面を参照しながら本発明について詳しく説明する。
図1には、ディーゼルエンジン全体として参照符号10が付されている。内燃機関10には複数のシリンダが含まれているけれども、見やすくするため図1にはそれらのシリンダのうち1つのシリンダだけが描かれている。シリンダは燃焼室12を有しており、そこへ吸気管14および吸気弁16を介して空気が供給される。燃焼室12から排気弁18および排気管20を介して燃焼排気ガスが排出される。吸気管14を通って流れる空気質量流は空気質量捕捉装置24により捕捉され、この実施例ではこれはHFMセンサと呼ばれる加熱フィルム型空気質量測定器である。
さらに空気質量流は、排気管20内に配置された高精度の参照センサ26いわゆる「エアメータ Luftuhr」により捕捉される。燃焼室にはインジェクタ28を介してダイレクトに燃料が導かれ、この場合、燃料は高圧燃料システム30によって供給される。さらにグロー装置32により、燃焼室12内に存在する混合気をコールドスタート時に発火させるのが容易になる。
吸気管14を介して燃焼室12に達する空気質量を求めることは、燃焼室12内の適正な混合気制御のために非常に重要である。したがって空気質量流をHFMセンサ24によりできるかぎり高い精度で捕捉できるようにするのが望ましい。この目的で、HFMセンサ24の出力信号UHFMを対応する空気質量流mと結合する特性曲線が用いられる。図2にはこの種の特性曲線38の一例が示されている。この特性曲線38には複数の補間支持点36が含まれている。この場合、特性曲線38はこれらの補間支持点36の間を補間することによって作成される。構造形式に起因して吸気管14内において、程度の差こそあれ空気の脈動が生じる可能性がある。
HFMセンサにおける熱力学的および空気力学的な作用に起因して、このような空気の脈動により誤った測定結果が生じるおそれおがあり、このような誤った測定結果はこれまで用いられていたスタティックな特性曲線の場合には考慮できなかった。このような誤りを最小限に抑える目的で修正されたダイナミックな特性曲線が用意され、これによれば吸気管14内のダイナミックな流動作用も考慮され、吸気管14を通って燃焼室12に流れ込む空気質量流ができるかぎり精確に再現される。この目的で非線形の最適化法が実行され、次にこれについて図3を参照しながら説明する。
まずはじめに内燃機関10を用いた試験台運転において、HFMセンサ24の未処理信号が様々な回転数ポイント/負荷ポイントにおいて記録される。この実施例ではこれらの信号は15個の異なる回転数と15個の異なる負荷について、60秒の長さおよび0.5ミリ秒の時間分解能で捕捉される。その結果、HFMセンサ24の出力電圧UHFMが15×15×120000のディメンションをもつアレイとして得られる(図3の参照符号40)。
ついでこれらのデータ量は、ダイナミックに関連する情報を維持しながらヒストグラムを求めることにより低減される。この場合、回転数ポイント/負荷ポイントごとに記録された時間に依存する電圧信号U=f(t)(図4の一番上のダイアグラム)が、1つの完全な脈動周期にわたりヒストグラムnreff(U)(図4のまん中のダイアグラム)に変換される。したがって1つのヒストグラムは測定時間t全体にわたる平均すなわちすべての規則変動にわたる平均に相応する一方、このヒストグラムには関連するすべてのダイナミックな情報が含まれる。
その際、電圧UHFMは、一定のステップ幅を用いて等間隔で表される(ここでは0〜5Vの範囲が0.005Vのステップ幅でカバーされる)。したがって結果として得られるアレイnref(図3の参照符号42)はこの実施例では、まだ15×15×1000のディメンションであるにすぎない。これによってデータ量は約180MBから約1.8MBまで2つのオーダだけ低減されたにすぎない。
参照符号54において0〜5Vの電圧値UHFM(ステップ幅0.005V)は2乗補間ないしは平方補間を用いて補間され、52bに示されている特性曲線が形成される。この特性曲線は通常、最初は(「初期推定」"initial guess" 参照符号51)各補間支持点間で間隔ΔU(参照符号52a)を有しており、これは通常のスタティックな特性曲線における各補間支持点(m,U)の間隔に相応する。上述の補間が意味するのは、HFMセンサ24の個々の信号値各々が特性曲線に対する補間によっても空気質量流に換算されるのではなく、むしろ等間隔のヒストグラムチャネル(単位:ボルト V)の境界が特性曲線に対して補間されたビンニングベクトルbinning vector(単位:kg/h)に置き換えられること以外の何ものでもない。この結果は
Figure 2004293553
(参照符号56)である。
ついで参照符号44において各動作点n,PMEごとに空気質量流mHFMに対し重みづけられた平均値が形成される(これは対応するヒストグラムの重心点と一致する)。これによって回転数nと負荷PMEに依存して2次元アレイとして
Figure 2004293553
が得られる(参照符号46)。参照符号48においてそこから相対偏差dm/mが計算され、これは平均空気質量流(ブロック46)と参照センサ26により捕捉された空気質量流mVSとの差を参照センサにより捕捉された空気質量流に相対させたものである(空気質量流mVSは回転数nと負荷PMEとに依存して参照符号49において2次元アレイとして準備される)。ここで述べておくと別の実施例において、精密な参照センサにより捕捉された値の代わりに、実際の空気質量流にできるかぎり厳密に対応する別のやり方で求められた値を使用することもできる。
次に相対偏差dm/mに関するこの行列を符号50において2乗ノルムXが計算され、これはすべての回転数ポイント/負荷ポイントにわたる偏差の2乗の合計に相応する。つまり2乗ノルムXの計算は、2乗された行列成分に関して総和を形成することにより行われる。最適化のゴールはこの数の最小化であり、これによって特性曲線における補間支持点の新たな間隔ΔU(参照符号52a)が得られる。このようにして修正された特性曲線が参照符号52bにおいて得られ、これは相応の新たな補間支持点m(空気質量流)とΔU(電圧)によって表される。
項X′を介して、最適化における付随条件を考慮することができる。つまりこの場合、たとえば特性曲線に対し単調な経過特性が要求される。非単調な経過特性をもつ特性曲線を最適化結果として排除することができる。これは負のΔUのときに大きくなる項X′により考慮することができる。
2乗補間を用いることにより、この新たな特性曲線52が新たな補間支持点として再び等間隔の電圧UHFMに換算され、これはヒストグラム形成におけるビンニングベクトルとして用いられる。これにより特性曲線に従いビンニングベクトルの電圧に対応づけられた新たな
Figure 2004293553
(参照符号56)が得られる。
ステップ54,56,44,46,48,50,52a,52bは補間の目的で、所定数の補間ステップに達するまで繰り返されるかまたは、2乗ノルムXが所定値に達するまで繰り返される。ヒストグラムを用いたデータ低減によって、最適化に必要とされる期間はこの実施例では一般的な計算装置において約30秒にすぎない。データ低減により達成される時間の利点は、存在するデータ量が増えれば増えるほど大きくなる。スタティックな特性曲線に対し、最終的に参照符号52において得られる修正されたダイナミックな特性曲線の精度は、図5のダイアグラムと図6のダイアグラムを比較すれば明らかである。これらのダイアグラムには、相応の特性曲線を用いて求められた空気質量流と実際の空気質量流との相対偏差dm/mが等しい部分の面積ないしは平面が、回転数nおよび負荷に対応する平均圧力PMEに依存して書き込まれている。
ここに示されているように内燃機関10の動作領域全体において、修正されたダイナミックな特性曲線を使用した場合には最大の相対偏差は6%〜10%であるが、広い領域にわたり−2%〜+2%であるにすぎない(図6)。これに対し通常のスタティックな特性曲線を使用した場合には、殊に低い回転数において18%に及ぶ偏差が確認された(図5)。
図7には、上述の方法に対する代案となる実施例の流れが描かれている。この場合、機能的に等価な領域には図3と同じ参照符号が用いられている。また、すでに図3のところで説明した部分については、図7の説明では繰り返し説明しない。
図7に示されている方法と図3で示した方法との相違点は殊に、ここではヒストグラム形成によるデータ低減を行わないことである。その結果、参照符号54において回転数ポイント/負荷ポイントごとに1000個の補間の代わりに、27000000の補間が必要となる(15×15×12000)。したがって最適化のための相応の計算時間は図3に示した方法よりもかなり長くなり(一般的な計算装置では約6時間)、最適化は輻輳的に長くなる。
空気質量捕捉装置を備えた内燃機関を示す図である。
図1の空気質量捕捉装置の典型的な特性曲線を示す図である。 図1の空気質量捕捉装置のために修正されたダイナミックな特性曲線を生成するための方法に関する第1の実施例を示す図である。 ヒストグラムの形成によりデータを低減する様子を説明するダイアグラムである。 スタティックな特性曲線に基づき求められた空気質量流と実際の空気質量流との相対偏差が等しい部分の面積ないしは平面を、図1に示した内燃機関における種々の動作点において書き込んだ図である。 適合されたダイナミックな特性曲線に基づく図5と類似のダイアグラムである。 図1の空気質量捕捉装置のために適合されたダイナミックな特性曲線を生成するための方法の第2に実施例に関して図3と同じようにして示した図である。
符号の説明
10 ディーゼルエンジン
12 燃焼室
14 吸気管
16 吸気弁
18 排気弁
20 排気管
24 空気質量捕捉装置
26 参照センサ
28 インジェクタ
30 高圧燃料システム
32 グロー装置

Claims (8)

  1. 内燃機関のための空気質量捕捉装置(24)の少なくとも1つの特性曲線を生成する方法において、前記空気質量捕捉装置(24)の出力信号(U)が空気質量流(m)と結合され、
    a)空気質量捕捉装置(24)の未処理信号(UHFM)を取得するステップ(40)を有しており、内燃機関試験台上で種々の動作点において該空気質量捕捉装置(24)に空気質量流(m)を供給し、該空気質量捕捉装置(24)により生成された信号を捕捉し、
    b)前記空気質量捕捉装置(24)の未処理信号(UHFM)を、出力特性曲線(52b)に対する補間(54)により空気質量流値(mHFM)に換算するステップと、
    c)個々の動作点(n,PME)に対し1つの脈動周期の整数倍にわたり該空気質量流値(mHFM)の平均値を形成するステップ(44)と、
    d)比較空気質量流からの平均空気質量流の偏差に相応する偏差(dm/m)を個々の動作点(n,PME)について計算するステップ(48)と、
    e)該偏差(dm/m)のマトリックスについて2乗ノルム(X)を計算するステップ(50)と、
    f)2乗ノルム(X)が最小化される条件に関して最適化されるよう整合された特性曲線を生成するステップ(52a,52b)と、
    g)前記空気質量捕捉装置(24)の未処理信号(UHFM)を、整合された特性曲線(52b)に対する補間(54)により空気質量流値(mHFM)に換算するステップと、
    h)前記ステップg),c),d),e),f)を繰り返して反復するステップとを有することを特徴とする、
    内燃機関のための空気質量捕捉装置(24)の少なくとも1つの特性曲線を生成する方法。
  2. 内燃機関のための空気質量捕捉装置(24)の少なくとも1つの特性曲線を生成する方法において、前記空気質量捕捉装置(24)の出力信号(U)が空気質量流(m)と結合され、
    a)空気質量捕捉装置(24)の未処理信号(UHFM)を取得するステップ(40)を有しており、内燃機関試験台上で種々の動作点(n,PME)において該空気質量捕捉装置(24)に空気質量流(m)を供給し、該空気質量捕捉装置(24)により生成された信号を捕捉し、
    b)内燃機関(10)の個々の動作点(n,PME)について少なくとも1つの完全な脈動周期にわたり前記未処理信号(UHFM)からヒストグラムを生成するステップ(42)と、
    c)出力特性曲線(52b)に対する補間(54)により、等間隔の信号値(UHFM)を空気質量流値(mHFM)に換算するステップと、
    d)それぞれ各動作点(n,PME)について前記ヒストグラムを用いて空気質量流値(mHFM)の重み付けられた平均値を形成するステップ(44)と、
    e)比較空気質量流からの平均空気質量流の偏差に相応する偏差(dm/m)を計算するステップ(48)と、
    f)該偏差のマトリックスに関して2乗ノルム(X)を計算するステップ(50)と、
    g)2乗ノルム(X)が最小化される条件に関して最適化されるよう整合された特性曲線(52b)を生成するステップと、
    h)前記空気質量捕捉装置(24)の未処理信号(UHFM)を、整合された特性曲線(52b)に対する補間(54)により空気質量流値(mHFM)に換算するステップと、
    i)前記ステップh),d),e),f),g)を繰り返して反復するステップとを有することを特徴とする、
    内燃機関のための空気質量捕捉装置(24)の少なくとも1つの特性曲線を生成する方法。
  3. 最適化として非線形の最適化たとえばレベンベルグ・マルカン(Levenberg-Marquardt)法を使用する、請求項1または2記載の方法。
  4. 前記反復ステップを所定回数実行後、反復を中止する、請求項1から3のいずれか1項記載の方法。
  5. 2乗ノルム(X)が所定値に達すると前記反復を中止する、請求項1から3のいずれか1項記載の方法。
  6. 内燃機関(10)の負荷領域(PME)および/または回転数領域(n)全体にわたり信号を捕捉する、請求項1から5のいずれか1項記載の方法。
  7. ランダムに生成された種々のスタティックな特性曲線を初期特性曲線として用いる、請求項1から6のいずれか1項記載の方法。
  8. 整合される特性曲線の望ましい経過特性を考慮する付随条件(X)に関しても最適化を行う、請求項1から7のいずれか1項記載の方法。
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