JP2004293495A - 建設機械のマフラー取り付け装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マフラー本体を固定する締結手段を強く締め付けてもマフラー本体が変形することがない建設機械のマフラーの取り付け装置を提供する。
【解決手段】エンジン20から排出される排気ガス中の騒音を消音するマフラー本体27内に設けられた隔壁27d部分を、下方と側方の少なくても2方より支持する支持手段30と、マフラー本体27を側方より支持する支持手段30の取り付け部30aにマフラー本体27を締結する締結手段33とから構成したことから、締結手段33によりマフラー本体27を締め付けた際、マフラー本体27内に設けられた隔壁27dにより強度が高くなった部分を支持する支持手段30により締め付け力が担持されるため、締結手段33によりマフラー本体27を強く締めつけてもマフラー本体27が変形することがない。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建設機械に搭載されたエンジンの排気音を消音するマフラーの取り付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来油圧ショベルのような建設機械には、動力用のエンジンが車体に搭載されており、このエンジンより排出される排気ガスは、マフラーにより消音された後大気へ放出されている。
また建設機械のように排気量の多いエンジンが搭載された車両では、排気音を消音するマフラーも大型となるため、従来ではエンジン室内に収容されたエンジンの上部等にブラケットを介してマフラー本体を取り付けることが多い(例えば特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−28266号公報(図2)
【0004】
前記特許文献1に記載されたエンジン冷却装置では、エンジン室内に収容されたエンジンの上部にブラケットを設置して、このブラケット上にマフラーを取り付けた構造となっている。
一方別のマフラーの取り付け装置としては、例えば図6及び図7に示すものが公知である。
【0005】
マフラー取り付け装置では、車体に搭載されたエンジンaの端部にブラケットbが固着されている。
ブラケットbの上部には、マフラー本体cの外周面とほぼ同じ曲率の受け座dにマフラー本体cが上方より載置されている。
またマフラー本体cの外周部には、例えば2本のUボルトeが上方より嵌合されていて、各Uボルトeの先端は、受け座dより水平方向に突設された取り付け板fに予め穿設された取り付け孔gに嵌挿されており、先端部に螺装されたナットhを締め付けることにより、マフラー本体cがブラケットbに強固に固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前記特許文献1や、図6及び図7に記載された従来のマフラーは、何れもマフラー本体cが金属よりなる筒体i内を複数の膨張室jに区画する隔壁kが設けられており、マフラー本体cをエンジンaに固定しているブラケットbは、図7に示すようにマフラー本体c内に設けられた隔壁kより中央部側を下方より支持する構造となっている。
このためUボルトeの先端に螺装されたナットhを強く締め付けた場合筒体iが変形するため、ナットhを余り強く締め付けることができないが、ナットhの締め付けが弱いと、エンジンaの振動によりマフラー本体cがガタついたり、ナットhが緩んでマフラー本体cの取り付けが不完全となる問題が生じる。
【0007】
またマフラー本体cの自重がブラケットbの支持部に集中したり、建設機械の走行中や作業中にマフラー本体cに過大な慣性が作用するため、ブラケットbの支持部に当接する筒体iが局部的に凹入し、その結果Uボルトeの締結力が低下して、マフラー本体cの取り付け部にガタが発生する等の問題もある。
さらに下向きに取り付けられたUボルトeの先端に螺装されたナットhを図6に示すように工具pを使用て締め付けたり、緩めたりする際、マフラー本体cに接続された排気管mや、マフラー本体cの側方を覆うマフラーカバーn等が邪魔になって、ナットhを締め付けたり、緩める作業が苦渋作業となり、作業性が悪い等の問題もある。
【0008】
本発明はかかる従来の問題を改善するためになされたもので、マフラー本体を固定する締結手段を強く締め付けてもマフラー本体が変形することがない建設機械のマフラーの取り付け装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため本発明の建設機械のマフラー取り付け装置は、エンジンから排出される排気ガス中の騒音を消音するマフラー本体を取り付ける建設機械のマフラー取り付け装置であって、マフラー本体内に設けられた隔壁部分を下方と側方の少なくても2方より支持する支持手段と、マフラー本体を側方より支持する支持手段の取り付け部にマフラー本体を締結する締結手段とから構成したものである。
【0010】
前記構成により、締結手段によりマフラー本体を締め付けた際、マフラー本体内に設けられた隔壁により強度が高くなった部分を支持する支持手段により締め付け力が担持されるため、締結手段によりマフラー本体を強く締結してもマフラー本体が変形することがなく、これによってマフラー本体を支持手段に強固に固定することができるため、走行中や作業中に振動や慣性がマフラー本体に加わっても、マフラー本体がガタついたり、取り付けが不完全になることがない。
また締結手段の側方で締結手段を締め付けたり、緩めたりできるため、エンジンの周辺に設置された排気管やマフラーカバー等に邪魔されることなくマフラーの取り付けや取り外しが行えるため、従来の取り付け装置に比べて作業性が一段と向上する。
【0011】
前記目的を達成するため本発明の建設機械のマフラー取り付け装置は、支持手段を、取り付け部とマフラー本体を下方より支持する支持部とから構成し、かつ取り付け部をエンジンに固着すると共に、取り付け部及び支持部にマフラー本体の外周面が当接するように支持手段にマフラー本体を締結したものである。
【0012】
前記構成により、マフラー本体を締結する際の締結力を取り付け部が、そしてマフラー本体の自重や重力方向の荷重を支持部が分担して支持するため、マフラー本体をより確実に支持手段に取り付けることができると共に、金属板を折り曲げ成形することにより支持部材を製作することができるため、支持手段が安価に得られるようになる。
【0013】
前記目的を達成するため本発明の建設機械のマフラー取り付け装置は、支持部のマフラー本体と当接する面に、マフラー本体の外周面に面接触するマフラー受け部を形成したものである。
【0014】
前記構成により、マフラー受け部がマフラー本体の外周面に面接触するため、締結力や荷重を分散して支持することができる上、マフラー受け部により支持部の剛性が上がるため、支持手段を構成する板材の肉厚を低減でき、これによって支持部材の軽量化及びコストの削減が図れるようになる。
【0015】
前記目的を達成するため本発明の建設機械のマフラー取り付け装置は、自走自在な下部走行体上に、車体フレームを有する上部旋回体を旋回自在に設け、かつ車体フレームの前部中央部に作業機を、また前部左側に運転室を、そして後部に動力用のエンジンを収容したエンジン室を設置した油圧ショベルよりなる建設機械のマフラー取り付け装置であって、エンジンから排出される排気ガス中の騒音を消音するマフラー本体と、マフラー本体内に設けられた隔壁部分を下方と側方の少なくても2方より支持する支持部及び取り付け部を有し、かつ取り付け部がエンジンにほぼ垂直に取り付けられた支持手段と、マフラー本体の外周面に側方より嵌合され、かつ先端部に設けられたねじ部が取り付け部に穿設された取り付け孔に挿入された複数のUボルト及びねじ部に螺装されたナットからなる締結手段とから構成したものである。
【0016】
前記構成により、締結手段によりマフラー本体を締め付けた際、マフラー本体内に設けられた隔壁により強度が高くなった部分を支持する支持手段により締め付け力が担持されるため、締結手段によりマフラー本体を強く締結してもマフラー本体が変形することがなく、これによってマフラー本体を支持手段に強固に固定することができるため、走行中や作業中に振動や慣性がマフラー本体に加わっても、マフラー本体がガタついたり、取り付けが不完全になることがない。
また締結手段の側方で締結手段を締め付けたり、緩めたりできるため、エンジンの周辺に設置された排気管やマフラーカバー等に邪魔されることなくマフラーの取り付けや取り外しが行えるため、従来の取り付け装置に比べて作業性が一段と向上すると共に、支持手段の取り付け部が断熱壁になってマフラー本体側の熱がエンジン側へ伝播するのを遮断するため、エンジンが過熱するのを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明を油圧ショベルに実施した実施の形態を、図面を参照して詳述する。
図1は油圧ショベルの側面図、図2はエンジン室付近の斜視図、図3はエンジン室内に設置されたエンジンの斜視図、図4は同側面図、図5はマフラー取り付け装置の正面図である。
図1に示す油圧ショベルは、自走自在な下部走行体1と、下部走行体1上に旋回自在に設置された上部旋回体2とよりなる。
下部走行体1は、センタフレーム3aと、その両側に互に平行するよう設けられた一対のサイドフレーム3bとよりなるトラックフレーム3を有していて、各サイドフレーム3bの一端側にはアイドラ4が前後移動自在に支承されており、他端側には油圧モータよりなる走行モータ5により回転駆動されるスプロケット6が設けられている。
【0018】
アイドラ4とスプロケット6の間には無端状の履帯7が捲装されていて、この履帯7をスプロケット6で駆動することにより、下部走行体1が自走できるようになっていると共に、サイドフレーム3bの上下部には、複数の転輪8が回転自在に支承されている。
トラックフレーム3のセンタフレーム3a上に旋回自在に設置された上部旋回体2は、底部が車体フレーム10により構成されていて、この車体フレーム10に作業機11が装着されている。
【0019】
作業機11は図1に示すように、基端が車体フレーム10に枢着され、かつブームシリンダ13により起伏自在なブーム12と、ブーム12の先端に基端側が枢着され、かつアームシリンダ14により回動自在なアーム15と、アーム15の先端に枢着され、かつバケットシリンダ16により回動自在なバケット17とより構成されている。
車体フレーム10の前部には、作業機11の側方に位置して運転室18が設置され、車体フレーム10の後部には、ボンネットカバー19aにより覆われたエンジン室19が設置されていて、このエンジン室19内に動力用のエンジン20が収容されており、車体フレーム10の後端にはカウンタウエイト21が取り付けられている。
【0020】
エンジン室19内に収容されたエンジン20の前部には、冷却ファン23と、冷却ファン23の周囲を囲むように設けられたファンシュラウド24が設置されており、エンジン20の上部には、エンジン20を過給する遠心過給機25が設置されている。
遠心過給機25は、エンジン20の排気ガスにより回転されるタービン25aと、タービン25aにより駆動されるブロワ25bより構成されていて、ブロワ25bより吐出された空気によりエンジン20が過給されるようになっており、タービン25aより吐出された排気ガスは、排気管26を経てマフラー本体27へ排出されるようになっている。
【0021】
マフラー本体27は、エンジン20の出力側に設置された油圧ポンプよりなる油圧発生手段28の上方に設置された支持手段30上に載置されている。
支持手段30は、エンジン20の出力側端面に固着具36によりほぼ垂直に取り付けられた取り付け部30aと、取り付け部30aの両側をほぼ直角に折り曲げることにより形成された支持部30bよりなり、金属板を成形することにより形成されている。
取り付け部30aより折り曲げ形成された支持部30bは、図4に示すように取り付け部30aを底辺とするほぼ三角形状となっていて、マフラー本体27の外周面とほぼ同じ曲率の円弧により形成された上縁部には、上縁部を外側に折り曲げることによりマフラー受け部30cが形成されており、このマフラー受け部30cの上面がマフラー本体27の外周面に密着して、マフラー本体27の重力方向の荷重と、マフラー本体27を締結した際の荷重を支持するようになっている。
【0022】
マフラー本体27は図3に示すように、金属よりなる筒体27aと、筒体27aの両端面を閉鎖する端板27b及び筒体27a内を複数の膨張室27cに区画する複数の隔壁27dよりなり、図5に示すように筒体27aの両端側に設けられた隔壁27dが支持部材30のマフラー受け部30c上に位置するように予め支持部材30が製作されている。マフラー本体27の一端側には、遠心過給機25より吐出された排気ガスをマフラー本体27に導入する排気管26が貫通するよう接続されており、マフラー本体27を貫通した排気管26の先端は蓋体26aにより閉鎖されていると共に、マフラー本体27内の排気管26には、多数の排気孔(図示せず)が開口されている。
またマフラー本体27の他端側には、上部外周に排気筒31が上下に貫通するよう設けられていて、マフラー本体27内で消音された排気ガスは、この排気筒31の上端より大気へ排出されるようになっており、排気筒31の下端は蓋体31aにより閉鎖されている。
【0023】
一方支持手段30により支持されたマフラー本体27は、締結手段33により支持手段30に締結されている
締結手段33は、例えば一対のUボルトにより形成されていて、マフラー本体27の側方よりマフラー本体27の外周部に図3に示すように嵌合されており、各締結手段33の先端は支持手段30の取り付け部30aに穿設された取り付け孔30dに側方より嵌挿されている。
支持手段30の取り付け部30a上端側は、図4に示すようにマフラー本体27の外周面に沿って斜めに屈曲されていて、支持部30bの上縁を折り曲げることにより形成されたマフラー受け部30cとで、マフラー本体27の外周のほぼ半周に亘って当接されていて、締結手段33によりマフラー本体27に加えられる締結力を支持するようになっている。
【0024】
また締結手段33の上部側は、下部側より短くなっていて、取り付け部30aの上端部に穿設された取り付け孔30dに挿入した後、ねじ部33aにナット34が螺装されており、下部側は取り付け部30aのほぼ中間部に穿設された取り付け孔30dに挿入した後、ねじ部33aにナット33bがダブルで螺合されている。
【0025】
次に前記構成されたマフラー取り付け装置の作用を説明する。
エンジン室19に設置されたエンジン20にマフラー本体27を取り付けるに当たっては、予めエンジン20の出力側端面に支持手段30の取り付け部30aの下部を固着具36により固着する。次に支持手段30のマフラー受け部30cにマフラー本体27を載置したら、マフラー本体27の外周部に締結手段33を側方より嵌合し、締結手段33の先端を取り付け部30aに穿設された取り付け孔30dに挿入して、ねじ部33aにナット33bを螺装し、マフラー本体27を仮り止めする。
【0026】
そしてこの状態でマフラー本体27の外周面より穿設された排気管26を遠心過給機25のタービン25a側に接続したら、図4に示すように工具34を使用してナット33bを締め付けることにより、締結手段33を本締めする。
これによってマフラー本体27のほぼ半周が支持手段30の取り付け部30aとマフラー受け部30cに圧接されて、締結手段33によりマフラー本体27に加えられた締結力を支持するため、支持手段30に対してマフラー本体27を強固に固定することができると共に、マフラー本体27内に設けられた隔壁27d部分が支持手段30の支持部30bにより支持されるため、マフラー本体27の自重や、建設機械の走行中または作業中にマフラー本体27に加わる振動や慣性によりマフラー本体27が変形するのを未然に防止できるようになる。
またエンジン20にほぼ垂直に取り付けられた支持手段30の取り付け部30aの側方より締結手段33のナット33bを締め付けたり、緩めることができるため、エンジン20の周辺部に設置された排気管26やマフラーカバー35に邪魔されることなくマフラー本体27の着脱が行えるようになり、これによって作業性が一段と向上する。
【0027】
なお前記実施の形態では、支持手段30をエンジン20に直接取り付けた場合について説明したが、エンジン20の近傍に支持手段30を設置して、この支持手段30に締結手段33によりマフラー本体27を取り付けるようにしてもよいと共に、締結手段33にUボルトを使用したが、マフラー本体27を締結できるものであればUボルト以外の締結手段33、例えばバンドやワイヤ等を使用しても勿論よい。
また油圧ショベルに実施した例について説明したが、エンジン20の排気音を消音するマフラーが搭載されている建設機械全般に適用できるものである。
【0028】
【発明の効果】
本発明は以上詳述したように、エンジンから排出される排気ガス中の騒音を消音するマフラー本体内に設けられた隔壁部分を、下方と側方の少なくても2方より支持する支持手段と、マフラー本体を側方より支持する支持手段の取り付け部にマフラー本体を締結する締結手段とから構成したことから、締結手段によりマフラー本体を締め付けた際、マフラー本体内に設けられた隔壁により強度が高くなった部分を支持する支持手段により締め付け力が担持されるため、締結手段によりマフラー本体を強く締結してもマフラー本体が変形することがなく、これによってマフラー本体を支持手段に強固に固定することができる。したがって走行中や作業中に振動や慣性がマフラー本体に加わっても、マフラー本体を安定的に支持手段に支持することができる。
【0029】
また締結手段の側方で締結手段を締め付けたり、緩めたりできるため、エンジンの周辺に設置された排気管やマフラーカバー等に邪魔されることなくマフラーの取り付けや取り外しが行えるため、従来の取り付け装置に比べて作業性が一段と向上すると共に、支持手段を、取り付け部とマフラー本体を下方より支持する支持部とから構成し、かつ取り付け部をエンジンに固着すると共に、取り付け部及び支持部にマフラー本体の外周面が当接するように支持手段にマフラー本体を締結したことから、マフラー本体を締結する際の締結力を取り付け部が、そしてマフラー本体の自重や重力方向の荷重を支持部が分担して支持するため、マフラー本体をより確実に支持手段に取り付けることができると共に、金属板を折り曲げ成形することにより支持部材を製作することができるため、支持手段が安価に得られるようになる。
【0030】
さらに支持部のマフラー本体と当接する面に、マフラー本体の外周面に面接触するマフラー受け部を形成したことから、マフラー受け部がマフラー本体の外周面に面接触するため、締結力や荷重を分散して支持することができる上、マフラー受け部により支持部の剛性が上がるため、支持手段を構成する板材の肉厚を低減でき、これによって支持手段の軽量化及びコストの削減が図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態になる建設機械のマフラー取り付け装置を採用した油圧ショベルの側面図である。
【図2】本発明の実施の形態になる建設機械のマフラー取り付け装置を採用した油圧ショベルの上部旋回体を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態になる建設機械のマフラー取り付け装置によりエンジンに取り付けられたマフラー本体の斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態になる建設機械のマフラー取り付け装置によりエンジンに取り付けられたマフラー本体の側面図である。
【図5】本発明の実施の形態になる建設機械のマフラー取り付け装置を示す正面図である。
【図6】従来の建設機械のマフラー取り付け装置を示す側面図である。
【図7】従来の建設機械のマフラー取り付け装置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体
2 上部旋回体
10 車体フレーム
11 作業機
18 運転室
19 エンジン室
20 エンジン
27 マフラー本体
27d 隔壁
30 支持手段
30a 取り付け部
30b 支持部
33 締結手段
33aねじ部
33b ナット

Claims (4)

  1. エンジンから排出される排気ガス中の騒音を消音するマフラー本体を取り付ける建設機械のマフラー取り付け装置であって、前記マフラー本体内に設けられた隔壁部分を下方と側方の少なくても2方より支持する支持手段と、前記マフラー本体を側方より支持する前記支持手段の取り付け部に前記マフラー本体を締結する締結手段とを具備したことを特徴とする建設機械のマフラー取り付け装置。
  2. 前記支持手段を、前記取り付け部と前記マフラー本体を下方より支持する支持部とから構成し、かつ前記取り付け部を前記エンジンに固着すると共に、前記取り付け部及び前記支持部に前記マフラー本体の外周面が当接するように前記支持手段に前記マフラー本体を締結してなる請求項1に記載の建設機械のマフラー取り付け装置。
  3. 前記支持部の前記マフラー本体と当接する面に、前記マフラー本体の外周面に面接触するマフラー受け部を形成してなる請求項1または2に記載の建設機械のマフラー取り付け装置。
  4. 自走自在な下部走行体上に、車体フレームを有する上部旋回体を旋回自在に設け、かつ前記車体フレームの前部中央部に作業機を、また前部左側に運転室を、そして後部に動力用のエンジンを収容したエンジン室を設置した油圧ショベルよりなる建設機械のマフラー取り付け装置であって、エンジンから排出される排気ガス中の騒音を消音するマフラー本体と、前記マフラー本体内に設けられた隔壁部分を下方と側方の少なくても2方より支持する支持部及び取り付け部を有し、かつ前記取り付け部が前記エンジンにほぼ垂直に取り付けられた支持手段と、前記マフラー本体の外周面に側方より嵌合され、かつ先端部に設けられたねじ部が前記取り付け部に穿設された取り付け孔に挿入された複数のUボルト及び前記ねじ部に螺装されたナットからなる締結手段とを具備したことを特徴とする建設機械のマフラー取り付け装置。
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