JP2004293399A - 電源スイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】電源と各種電装機器との電気的接続時に操作キーをロック解除することができ、既存の車両に簡単に適用することができる電源スイッチを提供する。
【解決手段】この電源スイッチ1は、電源と各種電装機器との電気的接続の切換を操作キー9の入力操作によって行うスイッチ部8と、電源と各種電装機器との電気的接続時に操作キー9をロックするキーロック部10と、電源と各種電装機器とが電気的に接続している状態で、キーロック部10によりロックされている操作キー9をロック解除するロック解除部11とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】この電源スイッチ1は、電源と各種電装機器との電気的接続の切換を操作キー9の入力操作によって行うスイッチ部8と、電源と各種電装機器との電気的接続時に操作キー9をロックするキーロック部10と、電源と各種電装機器とが電気的に接続している状態で、キーロック部10によりロックされている操作キー9をロック解除するロック解除部11とを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガソリン車、天然ガス車、アルコール車、水素燃料車、電気モータ車、燃料電池車等の車両に主に用いられる電源スイッチに関し、特に、電源と各種電装機器との電気的接続時に操作キーをロック解除することができる電源スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、夏期に車両を駐車しておくと、車室内の温度は非常に高い状態になる。逆に、冬期に車両を駐車しておいても、車室内の温度は外気と同様に低い状態である。このような車室内の温度が高い又は低い状態で乗車することは、乗員にとって大変な不快になる。また、乗車して直ぐに冷房や暖房を動作させても、車室内はなかなか冷えず、又は暖かくならないため、不快な状態はしばらく続く。
【0003】
そこで、エンジンをアイドル運転にした状態で、冷暖房装置を動作させて車両を駐車することが考えられる(以下、この技術を従来例1という)。
【0004】
また、液体を吸着する吸着剤に蒸発器内の液体を吸着させることによって、車室内に向かう空気を冷却する吸着式冷房手段を備えた車両用冷房補助装置の技術が、特許文献1に提案されている。この従来技術によれば、車両乗車前に、予めエンジンを始動することなく、車室内を冷却、除湿することが可能となる(以下、この技術を従来例2という)。
【0005】
また、赤外線、小電力の無線、自動車電話の通信回線を用いて制御信号を送り、車両のエンジンを遠隔操作によって起動・停止制御を行う技術が、特許文献2に提案されている。この従来技術を用いれば、車両乗車前に、制御信号を送って遠隔操作により車両内の冷暖房装置を予め起動させることも可能となる(以下、この技術を従来例3という)。
【0006】
さらに、回転操作されるキーのキーポジションに応じて電源の供給対象を切り替える車両において、室内を冷房及び又は暖房する室内機構、及び/又は室内で音楽等の娯楽を提供するエンタテイメント装置のみを電源の供給対象に設定するキーポジションを有する車両の技術が、特許文献3に提案されている。この従来技術によれば、停車中に、走行駆動に関わる電源に対して何ら影響を与えることがないので、エンジンの起動に使用するバッテリの電力を消費することはなく、冷暖房を快適に動作させたり、音楽等の娯楽を提供するエンタテイメント装置を快適に動作させることが可能となる(以下、この技術を従来例4という)。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−300015号公報
【特許文献2】
特開平5−195922号公報
【特許文献3】
特開2002−370591号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来例1では、エンジンをアイドル運転にした状態で、冷暖房装置を動作させて車両を駐車する場合、車両内の電源スイッチ(エンジンスイッチ)に挿入された操作キーがロックされている。そのため、乗員は、操作キーを抜くことができないので、操作キーを室内に残した状態で、車両から出ることになる。その結果、駐車中に、車両が第三者に盗まれたり、車両内をいたずらされるなど、セキュリティの面で問題となる。
【0009】
従来例2では、車室内に向かう空気を冷却する吸着式冷房手段を備えた車両用冷房補助装置を新たに設ける必要があるため、車両の製造コストや改良コストが高くなり、車両内の構造も複雑化するという問題がある。
【0010】
従来例3では、車両乗車前に、制御信号を送って遠隔操作により車両内の冷暖房装置を予め起動させる場合、車両内に制御信号を受信する装置や制御信号に基づいて冷暖房装置を制御する装置を新たに設ける必要があるため、車両の製造コストや改良コストが高くなり、車両内の構造も複雑化するという問題がある。
【0011】
従来例4では、停車中に、冷暖房を快適に動作させたり、音楽等の娯楽を提供するエンタテイメント装置を快適に動作させることが可能となるが、車両内の電源スイッチ(エンジンスイッチ)に挿入された操作キーがロックされている。そのため、乗員は、操作キーを抜くことができないので、操作キーを室内に残した状態で、車両から出ることになる。その結果、駐車中に、車両が第三者に盗まれたり、車両内をいたずらされるなど、セキュリティの面で問題となる。
【0012】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電源と各種電装機器との電気的接続時に操作キーをロック解除することができ、既存の車両に簡単に適用することができる電源スイッチを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の電源スイッチは、電源と各種電装機器との電気的接続の切換を操作キーの入力操作によって行うスイッチ手段と、前記電源と各種電装機器との電気的接続時に前記操作キーをロックするキーロック手段と、前記電源と各種電装機器とが電気的に接続している状態で、前記キーロック手段によりロックされている操作キーをロック解除するロック解除手段とを有することを特徴とするものである。
【0014】
前記スイッチ手段は、電源とエンジンとの電気的接続の切換を行ってもよい。
【0015】
前記操作キーは、機械式のキー又は電子式のキーである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1(A)は本発明の第1の実施形態例に係る電源スイッチの構成を示すブロック図、(B)は電源スイッチを示す正面図、図2(A)及び(B)は、電源スイッチのロック解除部による操作キーのロック解除の一例を説明するための説明図、図3は、電源と各種電装機器及びエンジンとの電気的接続を説明するための回路図である。
【0017】
本発明の第1の実施形態例に係る電源スイッチ1は、ガソリン車、天然ガス車、アルコール車、水素燃料車、電気モータ車、燃料電池車等の車両に主に用いられ、図1及び図3に示すように、電源2(バッテリ)と各種電装機器(ドアロック装置3、アクセサリ装置4、エンタテイメント装置5、冷暖房装置6等)及びエンジン7との電気的接続の切換を操作キー9の入力操作によって行うスイッチ部8と、電源2と各種電装機器3〜6及びエンジン7との電気的接続時に操作キー9をロックするキーロック部10と、電源2と各種電装機器3〜6とが電気的に接続している状態で、キーロック部10によりロックされている操作キー9をロック解除するロック解除部11とを有する。
【0018】
操作キー9は、機械式のキーであり、電源スイッチ1に形成された鍵孔1aに差し込み、所定角度のポジションまで回転することにより、各種設定を行うことができる。
【0019】
電源スイッチ1では、図1(B)に示すように、操作キー9の抜き差し動作が可能なポジション(LOC)、ランプ類の点灯等のアクセサリ装置4の動作が可能なポジション(ACC)、カーナビゲーション、オーディオ機器等のエンタテイメント装置5の動作が可能なポジション(ENT)、冷暖房装置6の動作が可能なポジション(CH)、エンジン7が駆動するポジション(ON)、ドアロック装置3の動作が可能なポジション(DOOR)が設定できるようになっている。
【0020】
また、図3に示すように、例えば、冷暖房装置6の動作が可能なポジションに設定すると、ドアロック装置3、アクセサリ装置4、エンタテイメント装置5も同時に動作可能になるような回路構成になっている。ただし、どの装置が動作可能になるかの設定は任意であるので、回路構成は図3に示すものに限定されない。
【0021】
操作キー9の抜き差し動作が可能なポジション(LOC)以外のポジションの場合、キーロック部10により、操作キー9がロックされているので、操作キー9を抜くことができない(図2(A)参照)。
【0022】
そこで、本発明では、ロック解除部11を押圧し、電源2と各種電装機器3〜6とが電気的に接続している状態で、操作キー9のロックを解除することにより、操作キー9を抜くことができる。ロック解除部11は、例えば、キーロック部10の底部との間に取り付けられたスプリング12と、キーロック部10の底部に吸着する電磁石13とを有し、ロック解除部11をON状態にすると電磁石13の作用によりキーロック部10を下方に移動させ、操作キー9のロックを解除して、操作キー9を抜くことができる(図2(B)参照)。この時、電源2と各種電装機器3〜6との電気的接続は維持している。なお、ロック解除部11の構成は、上記のものに限らず、他の構成のものを採用してもよい。
【0023】
本発明の第1の実施形態例によれば、電源2と各種電装機器3〜6とが電気的に接続していても、ロック解除部11により操作キー9をロック解除することができるので、操作キー9を抜くことができる。従って、例えば冷暖房装置6を動作させながら、車両を駐車することができるので、夏期や冬期であっても快適な状態で乗車することができる。
【0024】
また、ロック解除部11により操作キー9を電源スイッチ1から抜くことができるので、駐車中に、車両が盗まれたり、いたずらされることも防止できる。
【0025】
さらに、既存の装置にロック解除部11を設けるだけでよく、特別な装置が不要であるので、構成が簡単であり、車両全体の製造コストや改良コストを低減できる。
【0026】
図4は本発明の第2の実施形態例に係る電源スイッチの構成を示すブロック図である。
【0027】
第2の実施形態例の電源スイッチ14では、IC機能搭載の電子キー(ICカード等)からなる操作キー15が差し込み孔14aに挿入され、操作キー15の入力操作により電源2と各種電装機器3〜6との電気的接続の設定がなされる。
【0028】
スイッチ部8、キーロック部10及びロック解除部11の動作については、第1の実施形態例と同様である。
【0029】
第2の実施形態例においても、ロック解除部11をON状態にし、電源2と各種電装機器3〜6とが電気的に接続している状態で、操作キー15のロックを解除することにより、操作キー15を抜くことができる。
【0030】
本発明は、上記実施の形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、種々の変更が可能である。例えば、エンジン7のような走行系に用いられる電源と、冷暖房装置6等その他の装置に用いられる電源2とが同一系統になっているが、これらを別系統で構成してもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、電源と各種電装機器とが電気的に接続していても、ロック解除部により操作キーをロック解除することができるので、操作キーを抜くことができる。従って、例えば冷暖房装置を動作させながら、車両を駐車することができるので、夏期や冬期であっても快適な状態で乗車することができる。
【0032】
また、操作キーを電源スイッチから抜くことができるので、駐車中に、車両が盗まれたり、いたずらされることも防止できる。
【0033】
さらに、既存の装置にロック解除部を設けるだけでよく、特別な装置が不要であるので、構成が簡単であり、車両全体の製造コストや改良コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施形態例に係る電源スイッチの構成を示すブロック図、(B)はその電源スイッチを示す正面図である。
【図2】(A)及び(B)は、電源スイッチのロック解除部による操作キーのロック解除の一例を説明するための説明図である。
【図3】電源と各種電装機器及びエンジンとの電気的接続を説明するための回路図である。
【図4】本発明の第2の実施形態例に係る電源スイッチの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1:電源スイッチ
2:電源
3:ドアロック装置
4:アクセサリ装置
5:エンタテイメント装置
6:冷暖房装置
7:エンジン
8:スイッチ部
9:操作キー
10:キーロック部
11:ロック解除部
12:スプリング
13:電磁石
14:電源スイッチ
15:操作キー
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガソリン車、天然ガス車、アルコール車、水素燃料車、電気モータ車、燃料電池車等の車両に主に用いられる電源スイッチに関し、特に、電源と各種電装機器との電気的接続時に操作キーをロック解除することができる電源スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、夏期に車両を駐車しておくと、車室内の温度は非常に高い状態になる。逆に、冬期に車両を駐車しておいても、車室内の温度は外気と同様に低い状態である。このような車室内の温度が高い又は低い状態で乗車することは、乗員にとって大変な不快になる。また、乗車して直ぐに冷房や暖房を動作させても、車室内はなかなか冷えず、又は暖かくならないため、不快な状態はしばらく続く。
【0003】
そこで、エンジンをアイドル運転にした状態で、冷暖房装置を動作させて車両を駐車することが考えられる(以下、この技術を従来例1という)。
【0004】
また、液体を吸着する吸着剤に蒸発器内の液体を吸着させることによって、車室内に向かう空気を冷却する吸着式冷房手段を備えた車両用冷房補助装置の技術が、特許文献1に提案されている。この従来技術によれば、車両乗車前に、予めエンジンを始動することなく、車室内を冷却、除湿することが可能となる(以下、この技術を従来例2という)。
【0005】
また、赤外線、小電力の無線、自動車電話の通信回線を用いて制御信号を送り、車両のエンジンを遠隔操作によって起動・停止制御を行う技術が、特許文献2に提案されている。この従来技術を用いれば、車両乗車前に、制御信号を送って遠隔操作により車両内の冷暖房装置を予め起動させることも可能となる(以下、この技術を従来例3という)。
【0006】
さらに、回転操作されるキーのキーポジションに応じて電源の供給対象を切り替える車両において、室内を冷房及び又は暖房する室内機構、及び/又は室内で音楽等の娯楽を提供するエンタテイメント装置のみを電源の供給対象に設定するキーポジションを有する車両の技術が、特許文献3に提案されている。この従来技術によれば、停車中に、走行駆動に関わる電源に対して何ら影響を与えることがないので、エンジンの起動に使用するバッテリの電力を消費することはなく、冷暖房を快適に動作させたり、音楽等の娯楽を提供するエンタテイメント装置を快適に動作させることが可能となる(以下、この技術を従来例4という)。
【0007】
【特許文献1】
特開平7−300015号公報
【特許文献2】
特開平5−195922号公報
【特許文献3】
特開2002−370591号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来例1では、エンジンをアイドル運転にした状態で、冷暖房装置を動作させて車両を駐車する場合、車両内の電源スイッチ(エンジンスイッチ)に挿入された操作キーがロックされている。そのため、乗員は、操作キーを抜くことができないので、操作キーを室内に残した状態で、車両から出ることになる。その結果、駐車中に、車両が第三者に盗まれたり、車両内をいたずらされるなど、セキュリティの面で問題となる。
【0009】
従来例2では、車室内に向かう空気を冷却する吸着式冷房手段を備えた車両用冷房補助装置を新たに設ける必要があるため、車両の製造コストや改良コストが高くなり、車両内の構造も複雑化するという問題がある。
【0010】
従来例3では、車両乗車前に、制御信号を送って遠隔操作により車両内の冷暖房装置を予め起動させる場合、車両内に制御信号を受信する装置や制御信号に基づいて冷暖房装置を制御する装置を新たに設ける必要があるため、車両の製造コストや改良コストが高くなり、車両内の構造も複雑化するという問題がある。
【0011】
従来例4では、停車中に、冷暖房を快適に動作させたり、音楽等の娯楽を提供するエンタテイメント装置を快適に動作させることが可能となるが、車両内の電源スイッチ(エンジンスイッチ)に挿入された操作キーがロックされている。そのため、乗員は、操作キーを抜くことができないので、操作キーを室内に残した状態で、車両から出ることになる。その結果、駐車中に、車両が第三者に盗まれたり、車両内をいたずらされるなど、セキュリティの面で問題となる。
【0012】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電源と各種電装機器との電気的接続時に操作キーをロック解除することができ、既存の車両に簡単に適用することができる電源スイッチを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の電源スイッチは、電源と各種電装機器との電気的接続の切換を操作キーの入力操作によって行うスイッチ手段と、前記電源と各種電装機器との電気的接続時に前記操作キーをロックするキーロック手段と、前記電源と各種電装機器とが電気的に接続している状態で、前記キーロック手段によりロックされている操作キーをロック解除するロック解除手段とを有することを特徴とするものである。
【0014】
前記スイッチ手段は、電源とエンジンとの電気的接続の切換を行ってもよい。
【0015】
前記操作キーは、機械式のキー又は電子式のキーである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1(A)は本発明の第1の実施形態例に係る電源スイッチの構成を示すブロック図、(B)は電源スイッチを示す正面図、図2(A)及び(B)は、電源スイッチのロック解除部による操作キーのロック解除の一例を説明するための説明図、図3は、電源と各種電装機器及びエンジンとの電気的接続を説明するための回路図である。
【0017】
本発明の第1の実施形態例に係る電源スイッチ1は、ガソリン車、天然ガス車、アルコール車、水素燃料車、電気モータ車、燃料電池車等の車両に主に用いられ、図1及び図3に示すように、電源2(バッテリ)と各種電装機器(ドアロック装置3、アクセサリ装置4、エンタテイメント装置5、冷暖房装置6等)及びエンジン7との電気的接続の切換を操作キー9の入力操作によって行うスイッチ部8と、電源2と各種電装機器3〜6及びエンジン7との電気的接続時に操作キー9をロックするキーロック部10と、電源2と各種電装機器3〜6とが電気的に接続している状態で、キーロック部10によりロックされている操作キー9をロック解除するロック解除部11とを有する。
【0018】
操作キー9は、機械式のキーであり、電源スイッチ1に形成された鍵孔1aに差し込み、所定角度のポジションまで回転することにより、各種設定を行うことができる。
【0019】
電源スイッチ1では、図1(B)に示すように、操作キー9の抜き差し動作が可能なポジション(LOC)、ランプ類の点灯等のアクセサリ装置4の動作が可能なポジション(ACC)、カーナビゲーション、オーディオ機器等のエンタテイメント装置5の動作が可能なポジション(ENT)、冷暖房装置6の動作が可能なポジション(CH)、エンジン7が駆動するポジション(ON)、ドアロック装置3の動作が可能なポジション(DOOR)が設定できるようになっている。
【0020】
また、図3に示すように、例えば、冷暖房装置6の動作が可能なポジションに設定すると、ドアロック装置3、アクセサリ装置4、エンタテイメント装置5も同時に動作可能になるような回路構成になっている。ただし、どの装置が動作可能になるかの設定は任意であるので、回路構成は図3に示すものに限定されない。
【0021】
操作キー9の抜き差し動作が可能なポジション(LOC)以外のポジションの場合、キーロック部10により、操作キー9がロックされているので、操作キー9を抜くことができない(図2(A)参照)。
【0022】
そこで、本発明では、ロック解除部11を押圧し、電源2と各種電装機器3〜6とが電気的に接続している状態で、操作キー9のロックを解除することにより、操作キー9を抜くことができる。ロック解除部11は、例えば、キーロック部10の底部との間に取り付けられたスプリング12と、キーロック部10の底部に吸着する電磁石13とを有し、ロック解除部11をON状態にすると電磁石13の作用によりキーロック部10を下方に移動させ、操作キー9のロックを解除して、操作キー9を抜くことができる(図2(B)参照)。この時、電源2と各種電装機器3〜6との電気的接続は維持している。なお、ロック解除部11の構成は、上記のものに限らず、他の構成のものを採用してもよい。
【0023】
本発明の第1の実施形態例によれば、電源2と各種電装機器3〜6とが電気的に接続していても、ロック解除部11により操作キー9をロック解除することができるので、操作キー9を抜くことができる。従って、例えば冷暖房装置6を動作させながら、車両を駐車することができるので、夏期や冬期であっても快適な状態で乗車することができる。
【0024】
また、ロック解除部11により操作キー9を電源スイッチ1から抜くことができるので、駐車中に、車両が盗まれたり、いたずらされることも防止できる。
【0025】
さらに、既存の装置にロック解除部11を設けるだけでよく、特別な装置が不要であるので、構成が簡単であり、車両全体の製造コストや改良コストを低減できる。
【0026】
図4は本発明の第2の実施形態例に係る電源スイッチの構成を示すブロック図である。
【0027】
第2の実施形態例の電源スイッチ14では、IC機能搭載の電子キー(ICカード等)からなる操作キー15が差し込み孔14aに挿入され、操作キー15の入力操作により電源2と各種電装機器3〜6との電気的接続の設定がなされる。
【0028】
スイッチ部8、キーロック部10及びロック解除部11の動作については、第1の実施形態例と同様である。
【0029】
第2の実施形態例においても、ロック解除部11をON状態にし、電源2と各種電装機器3〜6とが電気的に接続している状態で、操作キー15のロックを解除することにより、操作キー15を抜くことができる。
【0030】
本発明は、上記実施の形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、種々の変更が可能である。例えば、エンジン7のような走行系に用いられる電源と、冷暖房装置6等その他の装置に用いられる電源2とが同一系統になっているが、これらを別系統で構成してもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、電源と各種電装機器とが電気的に接続していても、ロック解除部により操作キーをロック解除することができるので、操作キーを抜くことができる。従って、例えば冷暖房装置を動作させながら、車両を駐車することができるので、夏期や冬期であっても快適な状態で乗車することができる。
【0032】
また、操作キーを電源スイッチから抜くことができるので、駐車中に、車両が盗まれたり、いたずらされることも防止できる。
【0033】
さらに、既存の装置にロック解除部を設けるだけでよく、特別な装置が不要であるので、構成が簡単であり、車両全体の製造コストや改良コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施形態例に係る電源スイッチの構成を示すブロック図、(B)はその電源スイッチを示す正面図である。
【図2】(A)及び(B)は、電源スイッチのロック解除部による操作キーのロック解除の一例を説明するための説明図である。
【図3】電源と各種電装機器及びエンジンとの電気的接続を説明するための回路図である。
【図4】本発明の第2の実施形態例に係る電源スイッチの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1:電源スイッチ
2:電源
3:ドアロック装置
4:アクセサリ装置
5:エンタテイメント装置
6:冷暖房装置
7:エンジン
8:スイッチ部
9:操作キー
10:キーロック部
11:ロック解除部
12:スプリング
13:電磁石
14:電源スイッチ
15:操作キー
Claims (4)
- 電源と各種電装機器との電気的接続の切換を操作キーの入力操作によって行うスイッチ手段と、
前記電源と各種電装機器との電気的接続時に前記操作キーをロックするキーロック手段と、
前記電源と各種電装機器とが電気的に接続している状態で、前記キーロック手段によりロックされている操作キーをロック解除するロック解除手段と、
を有することを特徴とする電源スイッチ。 - 前記スイッチ手段は、電源とエンジンとの電気的接続の切換を行うことを特徴とする請求項1に記載の電源スイッチ。
- 前記操作キーは、機械式のキーであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電源スイッチ。
- 前記操作キーは、電子式のキーであることを特徴とする請求項1又は2に記載の電源スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003086389A JP2004293399A (ja) | 2003-03-26 | 2003-03-26 | 電源スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003086389A JP2004293399A (ja) | 2003-03-26 | 2003-03-26 | 電源スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004293399A true JP2004293399A (ja) | 2004-10-21 |
Family
ID=33401061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003086389A Pending JP2004293399A (ja) | 2003-03-26 | 2003-03-26 | 電源スイッチ |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004293399A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006296934A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Fuji Iryoki:Kk | 安全装置を備えた電源ユニット及び電源ユニットを備えたマッサージ機 |
-
2003
- 2003-03-26 JP JP2003086389A patent/JP2004293399A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006296934A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Fuji Iryoki:Kk | 安全装置を備えた電源ユニット及び電源ユニットを備えたマッサージ機 |
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